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雨上がりの七瀬くん

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  1. 1 : : 2015/12/13(日) 14:52:42
    初めましての方もおひさしぶりの方も
    こんにちは!夏月と申します。
    今回は不良と女の子の話を書きました。

    注意事項↓↓
    ・過去に似たような作品があったら申し訳ありません。
    ・荒らしはやめていただけると嬉しいです…

    下手な文書ですがお願いしまーす
  2. 2 : : 2015/12/13(日) 14:54:41












    私に告白したのは、学校一の不良でした。








  3. 3 : : 2015/12/13(日) 14:55:34



    七瀬 楓


    うちの学年…いや、うちの学校で知らない人は多分いない。

    肩までかかる長い髪を真っ赤に染めて輪ゴムでくくっている。

    ワイシャツのボタンは常に前回で、校則で禁止のタンクトップをしたにきている。

    耳にはたくさんのピアス。上履きなんてはかず、校内をスリッパで歩く。


    週に平均で3、4回学校にふらっと来る。

    少ない時は一週間一度も来ない。

    多い時は毎日来る時もある。気まぐれな猫みたいだ。

    学校に来ても授業に顔を出さず、屋上で寝てたり、体育館裏でタバコを吸っている…らしい。


    不良なのはみためだけじゃなくて、中身も。

    ケンカがめちゃくちゃ強くて、私も実際七瀬くんが他校の不良をボコボコにしているところを沢山みて来た。

    その光景は恐怖として脳に焼き付いている。

    噂だと、大麻を吸っているとか、ヤクザと関わっているとか、ブラックな噂は尽きない。
  4. 4 : : 2015/12/13(日) 15:15:57



    そんな七瀬くんに呼び出された。


    しかも体育館裏に。



    これはいわゆるお礼参り…



    (……どうしよう……私なんかしちゃったのかな……)


    もちろん私は七瀬くんと話したことも関わったこともない。

    不良というわけでもない、

    心の中は不安でいっぱいだ。体育館裏に行った途端殴られたらどうしよう……


    行かないっていう手もあったけど、なんでこなかったんだって後日倍に返される方が怖い。


    私は遅刻しないよう、急いで体育館に向かった。
  5. 5 : : 2015/12/13(日) 19:51:29
    体育館にはすでに七瀬くんが来ていた。

    俺を待たせんじゃねぇって殴られるかと心配したけどそれはなかったのでとりあえず安心した。


    「...................」


    七瀬くんは私が来たのに気づいたみたいだったけど、なにも言わない。


    「..............................」


    七瀬くんは自分から呼び出しておいてなにも話さない。

    …これって私から話さなきゃいけない感じなのか?


    「……えっと…」


    「なにか…ごよう……ですか?」


    すると七瀬くんがこっちを向いた。目つきが怖い。


    「………...............」


    七瀬くんが私をガン見している。

    私も負けないように目をそらさないようにしたけど…


    すると七瀬くんがようやく口を開いた。
  6. 7 : : 2015/12/15(火) 21:51:04
    「..............................です。」

    ...............えっ?death?

    し、ししし…死ねってこと?!

    やっぱ七瀬くん怒ってる…?お礼参り?



    すると、七瀬くんは私に意味が伝わってないことを察して、もう一度低くかすれた声で言った。







    「..........好き…です。俺と付き合ってください.........」
  7. 11 : : 2015/12/17(木) 21:00:26













    ........................................え?


    目の前には顔を真っ赤にしてうつむいている七瀬くんがいる。


    七瀬くんの反応を見る限り嘘告というわけでもなさそうだ。


    「..............................」


    告白されたのは人生で初めてだ。

    多分、七瀬くんも。

    自分から告白したのは初めてだろう。


    私はもう一度七瀬くんをみた。

    そして、返事を.........した。






    「ごめんなさい。」




  8. 12 : : 2015/12/19(土) 16:08:35
    「…私七瀬くんとは付き合えません」


    七瀬くんの顔は見えない。

    前髪で隠れてしまっている。


    すると突然七瀬くんが聞いてた。


    「........断った…理由って、やっぱ俺が不良…だからっすか?」


    「あっ、いえ!そういうわけじゃ…ないんですけど…」


    そういうわけじゃ…ないんだけど…


    私はもう一度七瀬くんが他校の不良を殴っているところを思い出した。


    「………髪、染めてても…制服ちゃんと来てなくても…それはいいんです。」


    別に学校サボっていることも、目立つことが嫌なわけでもない。

    ただ.......



    「……けど…人はを殴ったり、蹴ったりして…傷つけることが…私は嫌で…怖くて…」


    「だから…七瀬くんとは付き合えません」
  9. 13 : : 2015/12/21(月) 20:24:04
    「..............................」


    また、さっきのような沈黙が続く。


    私はどうしていいのかわからず、ただ七瀬くんを見ていた。

    七瀬くんも黙っている。


    今は梅雨の時期で毎日雨だ。

    でも今日はめずらしく晴れていて気持ちいい。

    グランドで練習する運動部も久しぶりに練習できて晴れ晴れした顔をしている。

    でも私はどうしてもそんな晴れ晴れした気持ちにはなれない。


    「...............あの、」


    「う…うぇ?!」


    七瀬くんがあんまりにも突然口を開くから、変な声がでてしまった。


    「あ…なんですか?」

    ついさっきふった人になんですかって変な感じだけど……


    七瀬がおもむろに口を開いた。




    「……俺、あんたが認めるようなちゃんとしたやつになって、出直します。」


    「...............っえ?」




    「あなたがこいつとなら付き合えるって思えるようなちゃんとした男になってまた、あんたに告白します。」

    「だから……俺に一週間ください。」




    「一週間で変わって見せます。」











  10. 16 : : 2015/12/24(木) 21:10:19
    それが2日前の出来事。

    七瀬くんは私に認めてもらうために一週間で変わると言った。

    でも今のところ七瀬くんに変わったところはない。

    というか学校に来ていない。


    一週間で変わるっいうあの言葉はあの場をやり過ごすための言い訳…っていうか負け惜しみ…だったのかな?


    なーんて思いながら廊下を歩いていたら窓から外を見ている男子生徒の話し声が聞こえた。


    「なぁ、なんか今頃登校してるやつがいるぜ?」


    「え?マジかよwもーすぐ4時間目始まる頃に?」


    「つーかあれ、誰?あんなやつ学校にいたっけ?」


    「……あれ、七瀬じゃね?」


    ピクン、と体が反応したのが自分でもわかった。

    こっそり男子生徒の会話に耳をすませる。


    「うお!マジだ!あの赤い髪は七瀬だ。」




    「あいつ…めっちゃ髪切ってるじゃん」


    「一瞬誰かわかんなかったw」



    …………...............


    男子生徒の会話を聞き終えて窓から外を見てみた。


    そこには、肩までかかるほど長かった髪をバッサリと切った七瀬くんの姿があった。
  11. 17 : : 2016/01/06(水) 22:34:11



    「..............................」


    本気、だったんだ…

    私のために変わるっていうのは……


    窓の外には先生に褒められている七瀬くんがいた。

    前々から髪を切れ、と言われても無視していたあの七瀬くんがついに髪を切ったときいて沢山の先生が七瀬を褒めていた。


    そんな中七瀬くんは少し恥ずかしそうにはにかんでいるのだった。
  12. 18 : : 2016/01/09(土) 21:41:17

    その日を境に七瀬くんは変わっていった。


    遅刻はするけど、ちゃんと午前中には絶対来るようになった。

    授業にもちょくちょく顔を出すようになり、わからないなりに一生懸命勉強していた。

    制服もちゃんと第一ボタンまでしめて、上履きを履くようになった。


    そんなこともあり、周囲の七瀬くんを見る目も変わっていった。


    「七瀬って結構イケメンだったんだねw前髪長くて気づかなかったw」


    「それな!ってか何気に運動できるし、勉強頑張ってるし、結構いいやつかも」




    そんな会話を聞いてどこか嬉しい、と思っている自分がいた。


    (……なんで…?)

  13. 19 : : 2016/01/10(日) 20:12:13
    七瀬くんはついに、自分の自慢の赤髪を黒く染めた。


    それによって女子の人気が急激にあがり、運動部の男子からも部活に勧誘されているところをみた。


    七瀬くんはどんどんいい方に変わっていった。



    廊下ですれちがったとき、七瀬くんに声をかけられた。


    「言ったでしょ、俺、変わるって。」


    「………!」


    七瀬くんは自信に満ちた声で宣言した。


    「俺、本気ですから。見てて下さい。」
  14. 20 : : 2016/01/10(日) 20:12:41



    七瀬くんが宣言した一週間まであと2日

  15. 21 : : 2016/01/15(金) 21:06:47
    今日は小雨が降っている。

    いつも通りの梅雨の1日になるはずだった。



    廊下でいつかの男子生徒二人が話している。



    「あれ、やばくね?」


    「なにが?七瀬が男子と喋ってるだけじゃん。」


    「……いや、あいつらの格好ばり不良だし、なんかムードが険悪じゃん。」


    「ホントだ……うわ!殴った!ガチなケンカじゃん…」



    …………………


    ……七瀬君…喧嘩…してるの?

    いや…七瀬君は変わるって言ってた。


    もう喧嘩なんてするはず…
  16. 22 : : 2016/01/18(月) 23:15:32
    窓から外を見てみると、確かに七瀬君はいわゆる不良…と対人していた。

    相手の不良は5人よってたかって七瀬君に殴りかかっている。


    ただ…何故か違和感を感じる…


    ……………!


    そうか……七瀬君は不良の攻撃をよけるだけで相手を殴ってはいない。



    『俺、本気ですから。』


    七瀬君の言葉が頭の中で蘇った。
  17. 23 : : 2016/01/20(水) 21:03:16
    七瀬君達の喧嘩を見に、だんだん人が集まってきた。

    けど、たくさんいる人の中で喧嘩を止めようとする人も先生を呼ぼうとする人もいない。

    皆眺めて面白がっているだけだ。


    「七瀬すげー!5人からの攻撃全部よけてる」


    「ホントだwすげー」


    そんな七瀬君も限界がきた。


    敵の攻撃を避けようとした瞬間、足を捻って体制を崩した。


    それを機に、不良たちがいっせいに七瀬君に殴りかかった。
  18. 24 : : 2016/01/25(月) 09:32:17
    七瀬君は倒れて体制が立て直せなく、殴られるがままだ。


    「うわ、殴られてる?!七瀬」


    「ヤバい…血でてる…」


    七瀬君は不良に殴られ、ボロボロになっている。


    でも七瀬君はやり返さない。

    七瀬君は多分やり返そうと思えばやり返せるはずだ。


    けど、七瀬君は不良たちを殴ろうとはしない。


    (私の言ったこと…守ろうとしてる…!)


    私の言ったことのせいて…七瀬君は…今…不良たちに殴られている。



    七瀬君は見るに耐えないくらいボロボロになっている。

    さすがのギャラリーも心配になっていた。


    「七瀬……大丈夫か?」


    「……ヤバ…先生呼んだ方が…」


    「先生達今日職員会議で全員いないんじゃん」



    こんな遠くから見てもわかる。

    七瀬はボロボロだ。


    不良たちの話し声が聞こえる。


    「お…おい、ヤバくねぇか?死んじまうよ…」


    「…っ、ビビんな!そんな簡単に死なねぇよ!それに俺らの仲間がやられたのに比べればまだまだだよ!」
  19. 25 : : 2016/01/28(木) 22:51:23
    「……………」


    頭の中で七瀬くんの一週間が思い出されていた。


    髪を切って、先生に褒められて、少し照れ臭そうにはにかんでた七瀬くん。

    初めて体育の授業にでて一生懸命ボールを追いかけていた七瀬くん。

    変わって見せる。そう私に宣言した七瀬くん。



    真っ赤になって私に想いを伝えてくれた七瀬くん。



    そうだったんだ…

    もうとっくに…私は…






    七瀬くんのこと___________



















  20. 28 : : 2016/02/01(月) 23:01:19




























































    「………七瀬くん!」
  21. 29 : : 2016/02/01(月) 23:34:53
    突然聞こえた大きな声に周りのギャラリーや、七瀬くんを囲んでいた不良達が一瞬静まった。


    その二秒後周りの人たちが一斉に私を見た。

    こんなにたくさんの人に、しかも好奇の目で見られるのは初めてで、恥ずかしくてそこから逃げたくなった。


    固まっていたギャラリー達も次第にざわついて、あれ、誰?なんて声も聞こえてきた。

    でも、そんなの気にしない、

    七瀬くんが負った痛みに比べれば軽いものだ。


    「七瀬くん…やり返していいよ!私のことは気にしないで…!」
  22. 30 : : 2016/02/07(日) 13:38:17
    七瀬くんはハッとして、声の主を探している。

    私に気づくと、びっくりしたような目で私を見つめた。




    「なっ…七瀬くん…やり返していいから…だから…これで最後にして」



    「!!……………」


    七瀬くんはボロボロの顔で一瞬ポカンとした後、理解した、というように私に向かって頷いて見せた
  23. 31 : : 2016/02/11(木) 17:14:26
















    _________________

    _____________

    ______




    さっきまで降っていた小雨が少し止みそうになっている。


    あんなに大勢いたギャラリーも今は誰1人いない。

    ここにいるのは私と七瀬くんだけだ。
  24. 32 : : 2016/02/13(土) 15:10:05
    あれから七瀬くんはすごかった。


    あんなにボロボロだったのにもかかわらず、不良達を倒していった。


    でも、殴ったのは1人だけで、七瀬くんが本気になったとわかった不良達はすぐに逃げてしまった。




    「……………………」


    七瀬君は、壁にもたれて座ったまま、下を向いている。

    私は持っていた傘を七瀬君の頭上にさした。


    「………………!」


    七瀬君は、私に気づくと優しく微笑んだ。
  25. 40 : : 2016/02/25(木) 22:43:18
    しばらくの沈黙が続いた。

    私は今まで沈黙が続くと、気まずくなり、何か言わないとって焦っていた。


    でも、今、私と七瀬くんの間に流れている沈黙はどこか心地のいい、勝利の余韻に浸ってるようなそんな静けさだった。
  26. 41 : : 2016/02/28(日) 22:53:54
    そんな沈黙を破ったのは私の声だった。


    「…………七瀬くん」


    七瀬くんはゆっくりと顔を起こして透き通った綺麗な優しい目で私を見た。


    「私ね、ずっと不思議だったの…なんで、七瀬くんみたいな……派手な人が、喋ったこともない地味な私なんかを好きになったんだろう…って」


    「こんなこと聞くのはあれだけど…なんで、私なんかを…好きになったのかな…」
  27. 44 : : 2016/03/02(水) 16:46:07
    七瀬くんは何度か瞬きをした後、優しく語り出した。


    「あれは、雨の日でした。初めてあんたに会った日…」








    _____________
    _________
    _______





  28. 47 : : 2016/03/08(火) 21:39:34
    はぁ…はぁ……


    (くっそ…なんでこうなった…)


    (なんで………)










    あの日、俺はまだ何人かの仲間とも呼べないような奴らと喧嘩に明け暮れてたんだ。


    親が離婚して、俺を引き取った血のつながってない親父がアル中で死んで。

    学校も友達も部活もなにもかも嫌いになって、


    誰にも認めてもらえないから、自分が強いって誰かに証明したくて、意味のない暴力で満足感を得ようとしてたんだ…
  29. 48 : : 2016/03/13(日) 13:56:55
    あの雨の日、俺らはいつもみたいにどっかの高校のヤンキーに喧嘩売っていた。

    だいたい勝ってたけど、その日の奴らはヤバかった。


    きっとああいう奴らを本物って言うんだと思う。

    俺たちがやっていた喧嘩の類は所詮この社会にいられなくなった奴らが誰かに見てもらいたくて悪あがきをしていた『不良のまねごと』だったんだ。

    その日は改めてそれを思い知らされた。


    数は俺らの方が断然多いのに、皆ボロボロだった。


    相手がヤバいとわかった途端、他の奴らは皆逃げた。








    俺を置き去りにして
  30. 49 : : 2016/03/17(木) 21:33:35
    _______________
    ____________
    _______


    気分は最悪とか絶望だった。


    頭をよぎるのは俺をおいて逃げた奴らと俺をゴミ見たいにみる相手の顔。

    一応、信頼してたし仲いいって仲間だって思ってた。


    でも、裏切られた。


    裏切られるのは何度目だろうか。何度経験してもちっともなれない。


    母親が自殺して、クソ親父はアル中で死んで仲間だと思ってた奴らには簡単に裏切られ、


    もう生きてる意味なんてない、もう






    死にたかった
  31. 52 : : 2016/04/04(月) 22:58:28
    そんな風に思いながら、今みたいに壁にもたれかかって座ってた。

    身体中痛くて、まばたきするのも辛かった。


    その日は雨が降っていて、雨が体にあたって痛い。

    通行人がチラチラ好奇の目で俺を見下している。

    どうせ社会のゴミとでも思われてるんだろう。

    「痛そう」とか「可哀想に」「自業自得だろ」って言うやつは沢山いたけど、助けようとする人はいなかったし、助けてくれる人が現れるとも思ってなかった。


    もう何もかもがどうでも良かった。


    このまま凍死でもすればいいなんて思ってた。
  32. 57 : : 2016/04/06(水) 20:34:04
    そんなことを思っている時だった。


    突然、不意にさっきまで降ってた雨が止んだ。


    いや、俺の周りだけ止んでる。


    眼を開けて、上を見るとウサギのイラストが描かれた傘が俺の上にさしてあった。


    もう一度前をむくと俺と同じ学校の制服を着た女が傘もささず走って行くのが見えた。

    手にはやっぱりうさぎの絵の書いてある絆創膏がおいてあった。
  33. 58 : : 2016/04/09(土) 22:33:54
    ______________
    __________
    _____


    「どうしてもお礼が言いたかった。」


    「俺はその後傘の持ち主を探しまくった。生徒、先生、用務員のおっさんなんかにもあたって…そして、」


    「ようやく見つけた。」
  34. 59 : : 2016/05/12(木) 20:51:16
    「…………そんな…」


    言葉が…出てこない…

    あの時、本当は見ないふりをして帰りたかった。

    関わらないようにしようとして、その場を去ろうとした。
  35. 64 : : 2016/08/21(日) 14:01:12
    「……………」

    声が…出なかった。


    あの日、私は傷を直してあげることも声をかけることもしなかった。


    ただ、傘をさしたそれだけ…それだけのことなのに…

    七瀬くんはずっとそれを覚えていて、自分を変えてまで…私を好きでいてくれた。

    「………ごめん…ごめんなさい…」


    涙が…止まらなかった。

    七瀬くんは困ったように笑った。


    「…なんで謝ってんすか…もう」

    そして、どこから持ち出したのか、ウサギの柄の傘と絆創膏を私に差し出した。


    「コレ…返すの遅くなっちゃったけど…ありがとう」

    「ううん…ありがと。」

    「えっと…その、」

    「あの……俺、頭悪いし、見ての通り喧嘩しかできない不良だし、いいとこ全然ないこんな俺だけど…」


    「幸せにするから。ぜってー。」






    「だから…俺と___________












  36. 65 : : 2016/08/21(日) 14:06:23
    終わりです。
    変な終わり方ですみません。

    コメントは読みやすいように非表示にさせていただきます。
    たくさんのコメントありがとうございました。

    最後まで読んでいただき本当にありがとうございました!
  37. 66 : : 2020/10/23(金) 17:31:03
    ⚠️謝罪・反省・引退宣言⚠️

    ⚠️害悪ユーザーアンチを煽る登録ユーザー⚠️

    ⚠️prototype(@prototype)⚠️
    http://www.ssnote.net/users/prototype

    ⚠️発端のグループ⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2432

    71 : prototype : 2020/10/23(金) 16:30:36 このユーザーのレスのみ表示する
    気をつける
    なんかだいぶ他のとこにも流れてるっぽいから手遅れだと思うが申し訳ない
    取り敢えず此処には来ない様にするわ
    迷惑かけた

    75 : prototype : 2020/10/23(金) 16:32:53 このユーザーのレスのみ表示する
    いや,このスレは消さずに置いとく
    雑談とかにでも使ってーな
    ssnoteには来ない,またこういう事したら元も子もないしな


    76 : prototype : 2020/10/23(金) 16:33:28 このユーザーのレスのみ表示する
    単純に気になったけど垢消ししたらグループも消えるっけ?


    82 : prototype : 2020/10/23(金) 16:35:49 このユーザーのレスのみ表示する
    おっけ,じゃあ垢だけ消すけど…
    バグで復活するってマジ?こわ
    あーその辺は大丈夫,俺この数年間此処の存在完全に忘れてたし



    83 : prototype : 2020/10/23(金) 16:37:25 このユーザーのレスのみ表示する
    害悪ユーザー時々戻ってくるのやだなw
    まぁまぁ今回の件噛み締めて成長に繋げるわ,有難うな



    84 : prototype : 2020/10/23(金) 16:39:38 このユーザーのレスのみ表示する
    ホント今回お騒がせしました!

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