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護るためにafter(現パロ)

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  1. 1 : : 2015/11/24(火) 22:00:24
    一応、エピローグのようなものを書き下ろしました

    あまり期待はしないでください

    前作よりも、ものすごく駄作です

    短文です

    それでもよろしければどうぞ

    消すかもしれません


    前作:護るために(現パロ)

    http://www.ssnote.net/archives/40123
  2. 2 : : 2015/11/24(火) 22:01:05
    エレンが目覚めてから数日後

    コンコン

    エレン「はい」

    ???「失礼するぞ」

    エレン「!リヴァイさん。どうしてここに?」

    リヴァイ「見舞いにな」

    エレン「・・・」

    リヴァイ「その前に、謝っておく。俺がついていながら、お前に大怪我を負わせてしまって、すまなかった。俺が選択を誤らなければ、こんなことには・・・」

    エレン「謝らないでください。あなたはいつも言ってるじゃないですか、誰にも結果は分からないと。俺は、あの時のリヴァイさんの判断は間違ってなかったと思いますよ。もし、エルヴィンさん達が来る前に、突入していたら、ヒストリアが危なかった。ミカサ達が頑張ってくれたから、ヒストリアを無事、救い出すことができたんです。俺のケガなんて、オマケなようなものですよ。気にしないでください」ニコッ

    リヴァイ「それに、ミカサの事も、本当に申し訳なかった」

    エレン「それももういいですよ。済んだことですし、俺はもう許してますから。ミカサだって辛かったと思いますから」

    リヴァイ「お前・・・本当にすまなかったな・・・そして、ありがとう」

    エレン「そういえば、ミカサ達は大丈夫だったんですか?」

    リヴァイ「ああ。お前ほどではないが、ミカサも、ライナーも、ベルトルトも無事だ。それに加勢した奴らもな」

    エレン「そうですか。良かった」

    リヴァイ「ただ」

    エレン「ただ?」

    リヴァイ「主犯のアルミン・アルレルトは最後まで抵抗しようとしたため、射殺された。公には交通事故と言うことで処理されている」

    エレン「!そう、ですか・・・」シュン

    リヴァイ「あいつは、知らなかったでは済まされないことをしたからな。それに、エレン。お前の件もな」

    エレン「・・・」

    リヴァイ「他の奴等も、それなりの刑を受けるだろう。殺人未遂、暴行、拉致監禁等どれも軽くない罪だ」

    エレン「・・・」

    リヴァイ「それと、ミカサ達ならここに入院している。お前が眠っている間、何度か様子を見に行ったと言っていたからな」

    エレン「そうですか・・・」

    リヴァイ「エレン、お前が責任を感じることは無い。いずれにしろ、アルレルトは殺されていた。ヒストリアお嬢様を拉致監禁したのだからな」

    エレン「ですが、俺がいなければ、こんなことにはならなかった・・・」

    リヴァイ「そうかもしれねぇし、そうじゃねぇかもしれねぇ。たとえお前がいなかったとしても、別の誰かがお前と同じ仕打ちを受けていた可能性もある。お前がいようがいまいが結果は変わらねぇ、と俺は思うがな」

    エレン「・・・」

    リヴァイ「それに、たられば、は存在しねぇ。お前は実際に存在し、もう起こっちまってるんだからな。あと、お前がいたおかげで、ヒストリアお嬢様を救えたんだ。俺はお前の護衛に失敗して、お嬢様に大目玉をくらったがな」

    エレン「俺の護衛って?どういうことですか?」

    リヴァイ「カロライナ夫妻が、お前が前、大怪我をして入院した後、レイス家を訪ねてきた。その時、エレンの護衛と学校の転校、新たな住処を頼まれたんだ」

    エレン「!そう、だったんですか・・・だから、俺の引っ越し先はリヴァイさんのところだったんですね?」

    リヴァイ「そういうことだ。まあ、お前の退院もだいぶ先の話だ。さっさと体を治せ。待っているぞ」

    エレン「ありがとうございます。あの、1つお願いがあるんですが?」

    リヴァイ「何だ?言ってみろ」

    エレン「ヒストリアを何とかしてください」

    リヴァイ「?お嬢様がどうかしたか?」

    エレン「夜な夜な俺のベッドに潜り込もうとしてくるんですよ。その度にナースコール鳴らして看護師さんに連れ出してもらうんですけどね」

    リヴァイ「全く、お嬢様にも困ったものだ。何とか手は打っておこう」

    エレン「ありがとうございます」
  3. 3 : : 2015/11/24(火) 22:01:26
    あの事件から半年後

    シーナ国立総合病院

    エレン「ふー、やっと退院か・・・長かったな」

    ハンジ「エレン。退院おめでとう。でも、油断は禁物だよ。次入院するようなケガを負ったら」

    エレン「死ぬんでしょ?分かってますよ。大丈夫です。もうそんな無茶はしませんから」

    リヴァイ「それはどうだろうな?」

    エレン「リヴァイさん!来てたんですか?」

    リヴァイ「お前が退院するとそこの糞メガネに聞いてな。迎えに来た」

    エレン「あっ!そうでしたね。俺、リヴァイさんの所にお世話になる予定でしたもんね?」

    リヴァイ「忘れてたのか?全く・・・まあぁいい。さっさと行くぞ」


    リヴァイ宅

    リヴァイ「今日からここがお前の家になる。くれぐれも汚すなよ?いいな?」ゴゴゴゴゴ

    エレン「は、はい・・・(この人の潔癖症、何とかならないのかな)」ハァ

    ???「リヴァイさん、今お帰りですか?」

    リヴァイ「ペトラ、新しいルームメイトだ」

    エレン「エレン・イェーガーです。よろしくお願いします」

    ペトラ「エレン君?・・・ああ!あの時の!元気になって良かったね!お姉さん心配してたんだぞ」ダキッ

    エレン「!ちょっ!何やってんですか!離れてください!」ジタバタ

    ペトラ「えーいいじゃない~」ギュー ニヤニヤ

    リヴァイ「・・・(これはフリーダお嬢様に報告したら・・・死ぬな?俺・・・)」

    エレン「ペトラさん」ジタバタ

    ペトラ「ふふふふふ」ギュー ニヤニヤ

    リヴァイ「ペトラ、職を失いたくなかったら、その辺にしておけ」

    ペトラ「えぇぇぇぇ!もう少し位いいじゃないですか!」ギュー

    リヴァイ「フリーダ様のお耳に入りでもしたら・・・確実に首が飛ぶぞ」

    ペトラ「そうなったら、エレン君に養ってもらうから心配いりません」ギュー

    エレン「俺は、ペトラさんを面倒見る気なんてないですよ」

    ペトラ「大丈夫。その気にさせてあげればいい事でしょ?」ギュー ニヤニヤ

    エレン「勘弁してください・・・」

    リヴァイ「そうか・・・では、ペトラの訓練量を倍に増やすか・・・」

    ペトラ「!リ、リヴァイさん!そ、それだけはご容赦を!」バッ

    リヴァイ「いや、これはすでに決定事項だ。今後もこのようなことがあった場合、さらに倍にしていく。分かったな?」ゴゴゴゴゴ

    ペトラ「そ、そんな~・・・私の楽しみがぁぁぁ!」シクシク

    リヴァイ「エレン、そういえば高校はどうするんだ?きちんと進級できるのか?」

    エレン「・・・無理そうですね・・・でも、問題はありません。ハンジさん立会いの下、入院中に高等学校卒業程度認定試験を受けましたから」

    リヴァイ「そうか。で、合格したのか?」

    エレン「ええ。ですので、このまま大学を受験しようと思っています」

    リヴァイ「どこへ行くつもりだ?」

    エレン「国外の医大を受けようと思ってます」

    リヴァイ「!そうか・・・そうなると、お嬢様たちが心配だな」

    エレン「・・・ええ。でも、俺の夢への第一歩ですから」

    リヴァイ「そうか」

    エレン「俺は、父さんを超える医者になりたいから・・・だから先ず、そこで学んで、しっかり技術を身に付けたいんです」

    ペトラ「えー!エレン君、外国行っちゃうの?お姉さんもついて行っちゃダメ?」ウワメヅカイ

    エレン「フリーダなら、きっと分かってくれます。まあ皆、俺に愛想つかすと思いますけど」

    リヴァイ「・・・どうだろうな?」

    ペトラ「私は何年経とうとエレン君の事、待ってるからね!」

    リヴァイ「エレン。高校はどうするんだ?」

    エレン「一応行きますよ。せっかく転校したんです。ちょっとでも行こうと思います」

    リヴァイ「まあ、頑張れよ。・・・いろいろと」

    ペトラ「無視しないでよぉぉぉぉ!」

  4. 4 : : 2015/11/24(火) 22:02:48

    数か月後

    カロライナ家

    ミーナ「エレーン!久しぶり!元気してた?」ダキッ

    エレン「ああ。体の方はもう、大丈夫だ。ハンジさんからも、通院は一か月に一度でいいと言われたよ」

    アニ「そうかい。それなら、私達と会える時間が増えるじゃないか」

    エレン「・・・そう、だな」

    アニ「?なにかあるのかい?」

    エレン「・・・お前達は、将来、どうするか決めたか?」

    ミーナ「う~ん。難しいこと言うね?エレンのお嫁さんは確定だけど・・・とりあえず、高校卒業したら、大学に進学かな」

    アニ「私は看護学校に行こうと思ってる」

    ミーナ「えー!アニ、看護師さんになるの!?」

    アニ「何?意外かい?」

    ミーナ「うん、まあ」

    アニ「傷つくよ・・・」

    エレン「どうして、看護師に?」

    アニ「あんた見てたらさ、人を助ける仕事をしてみたくなっただけさ。だからと言って、医者はちょっと難しいからね。看護師ならなんとかなりそうだから」

    エレン「そうか。頑張れよ。きっと、いい看護師さんになるよ」

    アニ「あ、ありがとう」///

    エレン「ミーナは進学で、アニは看護師か」

    ミーナ「いいな~。なりたいものがあって。私なんて、まだ何も見つけられてないよ」

    アニ「そう言うエレンはどうなのさ?」

    エレン「俺は医者になる。昔からそれは変わらない。父さんを超える医者に。だから、あと数か月したら、お前達とはしばらく会えない」

    ミーアニ「え?」

    エレン「国外の大学に行くことになったんだ。来年から」

    アニ「な、何で?高校は?卒業してないじゃないか?」

    エレン「高等学校卒業程度認定試験を受けて、合格した。だから今の俺は、高校卒業者と同じ資格を有している」

    ミーナ「で、でも、何で国外なの?国内じゃダメなの?」ウルウル

    エレン「俺が合格した大学は、医科大学の最高峰だ。そこで、最高の医療を学びたいんだ。父さんを超えるためにも」

    アニ「・・・」

    ミーナ「エレンの夢だもんね・・・お父さんを超えることは・・・頑張ってね。でも、絶対に帰って来てよ!じゃないと、私・・・」ポロポロ


  5. 5 : : 2015/11/24(火) 22:03:05

    エレン「大丈夫だ。帰って来るさ。またここに。嫁を連れて」ニヤ

    ミーアニ「!」

    ミーナ「エレン、そんなことしたら」ゴゴゴゴ

    アニ「分かってんだろうね?」ゴゴゴゴゴ

    エレン「ちょ、ちょっとした冗談じゃないか」アセアセ

    ミーナ「アニ、制裁が必要だと、私は思うんだけど」ゴゴゴゴゴ

    アニ「奇遇だね。私もそう思ってたところさ」ゴゴゴゴゴ

    エレン「アニさん。ミーナさん・・・」アセダラダラ

    アニ「エレン・・・落ちて」

    スパーン

    エレン「ぎゃー」ドサ

    ミーナ「・・・この隙に・・・エレンの拇印をここに押して、っと」

    アニ「ミーナ、何やってんだい?」ジトー

    ミーナ「!な、何でもないよ」サッ アセアセ

    アニ「今、後ろに隠したものは何だい?」ジトー

    ミーナ「な、何も隠してないよ」アセダラダラ

    アニ「なら、両手をこっちに向けられるよね?」

    ミーナ「・・・」アセダラダラ

    エレン「お前は何ちゅうとこしてるんだ」スッ

    ミーナ「!エ、エレン!ダメ!返して!」

    アニ「!婚姻届!?」

    エレン「・・・」ビリビリ

    エレン「ミーナ、これ、どうするつもりだった?」

    ミーナ「うう、酷いよエレン・・・せっかく結婚できると思ったのに・・・」

    エレン「はぁ・・・俺は結婚できない」

    ミーナ「・・・やっぱり、フリーダがいいの?フリーダじゃなきゃダメなの?ねぇ?エレン・・・」ウルウル

    アニ「・・・」

    エレン「・・・ミーナ。俺はお前の事、好きだ」

    ミーナ「!な、なら」

    エレン「だがな、年齢的に無理だろ?」

    ミーアニ「あっ!」

    ミーナ「じゃ、じゃあ、エレンが無事帰ってきたら、私と結婚してくれるってこと?」

    エレアニ「なんでそうなる」ペシッ

    ミーナ「い、痛い」アタマサスサス

    アニ「で、実際のところどうなんだい?」

    エレン「まだ、誰にするのか答えは出ていない。でも、俺が大学に行けば10年近くはこっちには帰ってこない」

    ミーアニ「!10年!?」

    エレン「卒業までに6年。そこから、どこかの病院で数年働こうと思っている。それからこっちに帰ってくるから、10年近くはかかるかな」

    ミーアニ「・・・」

    アニ「私が最短で看護師になれたとしても、今から3年・・・」

    ミーナ「大学卒業が今から5年後・・・エレンに会えるのは、それにさらに5年・・・」

    エレン「それでもお前達は俺を待つことができるのか?選ばれないかもしれないのに」

    ミーアニ「・・・」

    ミーナ「・・・私は、待つよ」

    エレアニ「!」

    ミーナ「私はエレンを諦めたくないもん!エレンが好きな気持ちは!エレンを想っている気持ちは誰にも負けない!だから、私は何年だってエレンを待つ!」

    エレン「ミーナ・・・」

    アニ「全く、あんたはホント分かってないね。私も待ってるから。いい?絶対浮気なんかするんじゃないよ!?もししたら、嫌というほど蹴り飛ばすからね」

    エレン「分かった。2人ともありがとう」ダキッ ギュー

    ミーアニ「!」カァァァァァ
  6. 6 : : 2015/11/24(火) 22:03:19
    翌日

    レイス家

    リヴァイ「エレン、覚悟はいいな?」

    エレン「はい。行くまでには言わなければいけませんので」

    リヴァイ「エレン、俺はお前を助けには入れないからな」

    エレン「分かってます。大丈夫ですよ」

    リヴァイ「そうか・・・ところで、お前、フリーダお嬢様とヒストリアお嬢様、どちらを選ぶんだ?やっぱり、婚約者のフリーダお嬢様か?」

    エレン「どちらかと問われれば、フリーダですね。ヒストリアは妹にしか見えないんですよ。本人が聞いたら怒りそうですが」ハハハ

    リヴァイ「だろうな。ヒストリアお嬢様もかわいそうなものだ。勇気を出してエレンにファーストキスを捧げたと言うのにな」フッ

    エレン「リヴァイさん・・・勘弁してください・・・」

    ???「よう!エレンじゃねぇか?久しぶりだな?元気にしてたのかよ?」

    エレン「ユミル、久しぶりだな。見ての通りだ」

    ユミル「ヒストリアに会いに来たのか?」

    エレン「いや、正確には2人にな」

    ユミル「!・・・そうか、なら私が案内してやる。リヴァイさんもあの2人には会いたくねぇだろ?」

    リヴァイ「・・・出来ることならな・・・しかし、今回はこいつを連れて行かなければならんからな・・・」

    ユミル「リヴァイさんも大変なこって。じゃ、こっちだ。付いてきな。2人は今、旦那様と一緒にいるからな」

    エレン「・・・(うわぁ・・・会いたくねぇ)」
  7. 7 : : 2015/11/24(火) 22:03:42

    ???「おお!エレン君!リヴァイ!よく来てくれた」

    フリヒス「エレン!」ダキッ

    エレン「フリーダ、ヒストリア、それとロッド小父さん、お久しぶりです」

    リヴァイ「ロッド様。私はこれで、失礼させていただきます」

    ロッド「うむ。ご苦労だった。下がっていい」

    フリヒス「エレ~ン」ギュー

    ロッド「やっとフリーダと結婚してくれる気になったのかね?」

    フリーダ「やだ、お父様ったら」ポッ

    ヒストリア「エレンが結婚するのは私ですよ!?お父様!」

    ロッド「むむ・・・ヒストリアまでもか・・・これはエレン君には責任を取ってもらわねば」ニヤニヤ

    エレン「はぁ・・・」

    フリーダ「ヒストリア、あなたはエレンを諦めなさい。エレンは私の婚約者ですよ!?」

    ヒストリア「エレン本人の同意のない約束なんて無効よ!エレンは私が幸せにするんだから」

    フリヒス「むむむむむ」バチバチバチ

    ロッド「エレン君はどちらと結婚してくれるのかね?私としてはどちらでも構わないが」

    フリヒス「お父様!」

    エレン「・・・今日はそのことで、お邪魔したわけじゃないんですよ」

    ロッド「!・・・あの件かね?」

    エレン「はい」

    フリーダ「あの件?」

    エレン「フリーダ、ヒストリア、聞いて欲しい」

    フリーダ「はい」

    ヒストリア「うん」

    エレン「俺は、4月から国外の医大に進学することが決まった」

    フリヒス「!」

    フリーダ「ど、どういうことですか?」

    エレン「長期間入院していたために、このまま高校に行っても進級できなかったんだ。それで高等学校卒業程度認定試験を受けて、合格し、高校卒業者と同じ資格を持った。それで、俺は、自分の夢を実現するために、国外の医大を受けて合格した」

    フリーダ「国外の医大ということは・・・そうやすやすとは会えませんね・・・卒業までに6年・・・長いですね・・・」

    エレン「いや、俺は10年くらい帰ってこないつもりだ」

    フリーダ「な、なぜです!?」

    エレン「卒業出来たら、第一線で鍛えたいんだ。だから、どこかの病院で自分の腕を鍛えようと思っている」

    フリーダ「そ、そんな・・・」

    ヒストリア「エレン。どうして?エレンの夢って何?そこじゃないと実現できないの?」

    エレン「俺の夢、それは俺の父さんを超える医者になることだ。俺の受けた医大は最高の医療が学べるところだ。父さんを超えるためにも、先ずはそこで知識と技術を身に付け、どこかの病院で技術を磨き、ここに帰ってくるつもりだ」

    ヒストリア「そうなんだ・・・夢か・・・エレンってすごいね?そんな立派な夢があって・・・私なんて・・・」

    エレン「そう落ち込むことは無い。まだ、時間はあるんだ。自分がなりたいもの。成したい事をゆっくり探して行けばいいんだ。焦る必要はない」

    ヒストリア「うん。ありがとう」ニコッ
  8. 8 : : 2015/11/24(火) 22:03:57
    フリーダ「・・・エレンの夢・・・私は応援したい・・・でも、またエレンと10年も会えないのなんて、私は耐えられません・・・だから、エレン。私もついて行ってはダメでしょうか?もう、エレンと離れたくない!」ポロポロ

    エレン「フリーダ・・・本当はついてきて欲しい」

    フリーダ「じゃ、じゃあ」

    エレン「でも、ダメだ」

    フリーダ「な、なぜです?」ウル

    エレン「何かあった時、君に甘えてしまいそうだからな。これは俺の夢だ。君を巻き込む訳にはいかない」

    ロッド「エレン君、それは違うぞ」

    エレン「何がです?」

    ロッド「辛い事、悲しい事があったら甘えればいいんだ。甘えた分だけまた強くなればいい。もし、そのような支えが無ければ、人は生きてはいけないよ。人は互いに支え合って生きているんだから。だから、甘えることは何も、悪い事じゃない。甘えすぎるのはどうかと思うがね」

    エレン「し、しかし」

    フリーダ「エレン、私の事、迷惑ですか?」ウルウル

    エレン「そんな訳、無いだろ。でも・・・それでも、俺は・・・」

    フリーダ「エレン、お願いです。私はもう、後悔はしたくない。エレンがいなくなってしまうと言う恐怖を味わいたくはないのです。もし、エレンに次何かあったら、私は耐えられません。エレンは私の全てですから・・・お願いです・・・どうか、私も、連れて行ってください」ポロポロ

    エレン「フリーダ・・・俺なんかでいいのか?俺よりもっといい奴なんてたくさんいるだろ?」

    フリーダ「私にはエレンが一番です。私はエレンだから好きになったの。婚約したの。・・・他の方は皆、お父様の財産目当て・・・でもエレンはそんなこと関係なく、私と接してくれた。私を見てくれた。エレンだけだった、そんなことをしてくれたのは・・・」

    エレン「・・・」

    フリーダ「それだけに、私は悔しかった。エレンが虐められていたと聞いた時は。なぜエレンが本当に支えを必要としている時に私がすぐそばにいてあげられなかったのかと。もう嫌なんです!エレンが私の知らないところで傷つくのは。もし、エレンが傷ついたのなら、私が支え癒してあげたい。もう後悔はしたくないの。私はエレンの傍にいたい。私はエレンなしじゃ生きて行けない。だからお願いエレン。私も連れてって。お願い」ポロポロ

    エレン「フリーダ・・・ありがとう。俺の為に泣いてくれて・・・俺、フリーダと婚約できて良かった・・・俺はやっぱり、フリーダの事が好きだ・・・でも、だからこそ、俺は思うんだ。本当に俺はフリーダの隣にいてもいいのかと・・・俺の存在がフリーダを苦しめるだけなんじゃないかと」

    フリーダ「そんなことないわよ。私はエレンのおかげでこうして、笑ってられるの。どれだけエレンに救われたことか。エレンがいない方がよっぽど私には辛い。傍にいられるだけで、私は幸せなんです」

    エレン「フリーダ・・・」

    フリーダ「だから、私も連れて行ってはくれませんか?」ウルウル

    エレン「フリーダ、これは俺のわがままだ。1人で、行かせてはくれないか?必ずここへ帰ってくるから」

    フリーダ「・・・なら、約束してください」

    エレン「何だい?」

    フリーダ「帰ってきたら、私と結婚してくれると・・・ダメですか?」

    エレン「俺は・・・!」

    フリーダ「・・・エレン・・・」ウルウル
  9. 9 : : 2015/11/24(火) 22:04:11
    学校

    ミーナ「アニ!一緒に帰ろう!?」

    アニ「はぁ・・・もっと静かに誘いに来れないのかい?」

    ミーナ「だってぇ」

    アニ「ほら、ぼさっとしてないでさっさと行くよ?」テクテク

    ミーナ「あ!ちょっと待ってよ!」


    帰り道

    ミーナ「ねえアニ」

    アニ「何だい?」

    ミーナ「アニは看護師さんになるんだよね?」

    アニ「そのつもりだったけどね。やめた」

    ミーナ「え!どうして?」

    アニ「あいつと同じ医者を目指そうかと思ってね。私の成績なら頑張れば医大に行けそうだからね」

    ミーナ「そうなんだ・・・アニはすごいね。私は何も無いんだよね。やりたい事ってさ・・・」

    アニ「あんたは普通だよ。やりたい事がある方が稀だと思うけど?」

    ミーナ「そ、そうかなぁ・・・」

    アニ「そうさ。大学に行ってやりたい事見つければいいと思うよ。それが普通だと思うからさ」

    ミーナ「そうだね・・・大学に行って頑張って見つけないとね。よぉし!頑張るぞ!」

    アニ「頑張んな。あんたなら、すぐに見つかるさ」

    ミーナ「そうだね。エレンにふさわしいお嫁さんにならいといけないもんね」

    アニ「何言ってんだい!」バシッ

    ミーナ「痛い!アニ・・・痛いよ」ウルウル

    アニ「エレンの妻になるのは私だよ」

    ???「ミーナ!」
  10. 10 : : 2015/11/24(火) 22:04:21
    レイス家

    ヒストリア「お姉ちゃん、エレン、行かせてよかったの?」

    フリーダ「ええ。エレンが幸せなら、私はそれでいいんです・・・でも、今だけは、今だけは・・・」ポロポロ

    数分前

    ――
    ――――

    フリーダ「エレン?どうしました?」

    エレン「・・・!」

    フリーダ「エレン?」

    エレン「フリーダ・・・ごめん!俺、お前とは結婚できない!」

    フリーダ「!な、なぜですか?」

    エレン「・・・あいつの・・・寂びそうな顔を見たくないんだ。俺と一緒に笑って居て欲しいんだ」

    フリーダ「で、でも、エレンは私の婚約sh」

    エレン「分かってる!でも、俺は・・・フリーダ。俺はお前の事は好きだ」

    フリーダ「な、なら!」

    エレン「好きだが、お前よりもあいつの方が好きなんだよ。だから・・・ごめん、フリーダ。婚約は破棄させてくれ」ダッ

    フリーダ「エレン・・・行かないで・・・」ポロポロ

    ――――
    ――


    ヒストリア「お姉ちゃんはリタイアっと。私は、エレンをどうやって奪うか考えないと」

    フリーダ「いつ、私が諦めるって言いました?私はエレン以外と結婚するつもりは無いわ。必ずエレンを奪い返して見せる」

    ロッド「だが、エレン君の意思を変えるのは大変だぞ?あの子は相当な頑固者だからな」

    フリーダ「大丈夫です。私に策があります。お父様にも協力していただきます。よろしいですね?」

    ロッド「・・・(すまない。エレン君。私は娘には勝てない)私に出来ることなら何でもしよう」

    フリーダ「では、用意して欲しいものがございます(エレン、逃がしませんよ。私はどんなことをしてでもあなたの隣にいて見せます)」
  11. 11 : : 2015/11/24(火) 22:04:35

    公園前

    ???「はぁはぁ・・・ミーナ!」

    ミーナ「?エレン、どうしたの?そんなに慌てて、はっ!もしかして私に会いに来てくれたのかな?ついに愛の告白?」

    アニ「調子に乗るな!」ペシ

    ミーナ「アニ・・・痛い」アタマサスサス

    エレン「ミーナ」ダキッ

    ミーナ「え?エレン?ど、どうしたの?」ドキドキ

    エレン「ミーナ。お前に言いたい事がある」

    ミーナ「う、うん」ドキドキ

    エレン「ミーナ、俺、お前の事が好きだ。だから、俺がこっちに帰ってきたら、結婚してくれないか?」

    アニミー「!」

    ミーナ「!エ、エレン?どうしたの?大丈夫?」

    アニ「エレン、ちょっとどうしたんだい?冗談も程々にしときなよ?」

    エレン「大丈夫だ。問題ない。俺は正常だ」

    ミーナ「嘘?」

    エレン「嘘でも夢でもない。ミーナは俺と結婚するのは嫌か?」

    ミーナ「で、でも私、フリーダみたいに美人じゃないし、クリスタみたいにかわいくないし、アニみたいにスタイルも良くないよ?」

    エレン「俺は、お前がいいんだ。美人じゃなくても、かわいくなくても別にいい」

    ミーナ「スタイルが良くないのはダメなんだね?」

    エレン「ミーナはスタイル、いい方だと思うぞ?」

    ミーナ「え?」

    エレン「別に美人だから、かわいいから、スタイルがいいから人を好きになる訳じゃない。俺はミーナだから好きになったんだ。フリーダに、結婚してくれって言われたとき、フリーダとなら結婚してもいいかなと思ったんだ」

    ミーナ「じゃ、じゃあ何で?」ドキドキ

    エレン「お前が悲しそうに笑っている顔が浮かんだんだ。俺はお前にはそんな顔をしてほしくないと思った。出来ることなら、いつまでも傍で笑ってほしいと思ったんだ。俺もいつまでもお前と笑っていたい。だから、俺はお前を選んだ。フリーダもアニも確かに好きだ。だが、それ以上にミーナ、俺はお前が好きだ。お前を絶対に幸せにして見せる。だから俺がこっちに戻ってきたら、結婚してくれないか?」

    ミーナ「・・・」ツー ポロポロ

    エレン「!ちょっ!ミーナ!?」アワアワ

    ミーナ「エレン、私、すごくうれしい。本当なんだよね?夢じゃないんだよね?エレンは私を選んでくれたんだよね?」

    エレン「ああ。ミーナ、結婚しよ?」

    ミーナ「うん。エレン、よろしくね」

    アニ「・・・(なんとなく、こうなる予感はしてたけどさ・・・)」

    エレン「ミーナ」

    エレンがミーナに呼びかけると

    ミーナ「?」チュッ

    ミーナにキスをした

    ミーナ「!エ、エレン・・・」///

    アニ「あんたらさ」

    エレミー「!」

    エレン「ア、アニ・・・いたのか?」

    ミーナ「(うれしすぎて、完全に忘れてたよ)」

    アニ「まあ、私はあんたが誰を選ぼうと、どうでもいいけどさ。2人とも、覚悟しておいた方がいいよ?」

    エレン「?何をだ?」

    ミーナ「な、何かな?」

    アニ「ここからが、第2ラウンドの始まりってことさ。ミーナ、油断してると、エレンは私が奪うからね」

    ミーナ「だ、ダメなんだからね。絶対にエレンはあげないんだから」

    アニ「ミーナ、ひとまずあんたは賭けに勝った。・・・でも、私が賭けたのはここからだよ」チュッ

    アニはそう言うと、エレンの唇を奪った

    エレン「!(ア、アニが・・・俺に)」

    ミーナ「ア、アニ!?」

    アニ「ふふ。私のファーストキスさ。これがあんたへの宣戦布告だよ。必ず奪って見せるから。エレンも覚悟しておきな」

    ミーナ「エ、エレン。私はエレンの事信じてもいいんだよね?」ウルウル

    エレン「心配するな。俺はお前と結婚するんだからな」ダキッ

    ミーナ「う、うん」カァァァァ

    アニ「ミーナ、分かってると思うけど」

    ミーナ「わ、わかってるよ・・・」シュン

    ミーナ「約束は破らないよ・・・」ボソ

    エレン「?」
  12. 12 : : 2015/11/24(火) 22:05:06

    それから数週間後


    空港

    エレンは今、出国するために空港にいた

    ミーナ父「エレン君。本当に行ってしまうのかい?」

    エレン「はい。今までお世話になりました」

    ミーナ母「エレン君がいなくなると、寂しくなるわね」

    ミーナ父「ミーナ達には何か言ってきたのかい?」

    エレン「手紙を、残してきました」

    ミーナ父「エレン君、君ってやつは・・・しばらく会えなくなると言うのに、会ってあげなかったのかい?」

    エレン「ミーナには会って直接渡してきましたよ。指輪と一緒にね」

    ミーナ父「他の子には会ってこなかったのかい?」

    エレン「え?まあ・・・何されるか分かりませんから」

    ミーナ父「あ・・・まあ・・・そうだね」アセダラダラ

    ミーナ母「エレン君。なるべく早く帰ってきなさい。ミーナが待ってるわ」ダキッ

    エレン「俺の夢ですから。何年かかろうとも、それを実現して帰ってきますよ。多分十年は帰って来れません。でも、必ずミーナの所に帰ってきます」

    ミーナ母「早く帰ってきなさいよ。私達も早く孫の顔が見たいもの」

    エレン「ぶっ!何を突然言い出すんですか!?」カァァァァ

    ミーナ母「ふふ。いいじゃない?ミーナと結婚してくれるんでしょ?」

    エレン「ま、まあ」テレテレ

    ミーナ母「だからっていい!?浮気なんかしちゃダメよ?ミーナを泣かしたら許さないんだから!いい!?」

    エレン「分かってますよ。そんな心配はいりません。絶対にミーナを悲しませたりなんてしませんので・・・でも、もしも時は、帰ってきませんので、あしからず」アセダラダラ

    ミーナ父「・・・エレン君。レイス財団って知ってるかい?」トオイメ

    エレン「・・・」アセダラダラ

    ミーナ父「きっと総力を挙げて、君を探し出すだろうね」トオイメ

    エレン「・・・あの親父さんならやりかねませんね・・・なんたって、娘には甘い人ですから・・・はあ、大丈夫ですよ。ちゃんと帰ってきます。では、そろそろ時間ですから、俺は行きますね。それでは・・・いってきます」

    ミーナ父・母「いってらっしゃい。エレン君!」


    エレンは自分の夢を叶える為、新たな地へと旅立った


    おわり
  13. 13 : : 2015/11/27(金) 17:05:22
    続き期待です
  14. 14 : : 2015/12/06(日) 14:15:39
    できればこの先の続きとか読みたいです
  15. 15 : : 2016/08/19(金) 08:48:24
    僕も見たいです
  16. 16 : : 2017/06/22(木) 19:23:46
    続きお願いします!
  17. 17 : : 2017/07/12(水) 15:52:08
    お願いします
  18. 18 : : 2017/10/14(土) 22:20:19
    お願いいたします
  19. 19 : : 2022/03/19(土) 23:05:36
    クズミn,,,じゃないえーと,,,,アルミンはなんでエレンをいじめたの?
  20. 20 : : 2022/03/29(火) 09:17:21
    面白かったです。

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