のび太「死ぬか」
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- 1 : 2015/11/23(月) 03:24:06 :
- クソssです
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- 2 : 2015/11/23(月) 03:38:50 :
- 期待
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- 3 : 2015/11/23(月) 03:53:28 :
- 僕の名前は野比のび太
冴えない只の高校生だ
公立の向井木高校という偏差値11のヤンキー高校に通っている―――というのも僕の頭が悪いせいなのだが
そして頭が悪いというだけではなくこの様に…
不良『ねぇのび太君…おかねくんねえかなぁ?イヒヒ』
虐められてすらいる
正直きつい
死にたい
というか―――――――何故死ぬ権利が人間の常套手段として使用できないのかが非常に疑問であり、それ故アダムとイヴ(エヴァ)を恨みたい。心の底から。あいつらのせいで神は人間を見捨てたのだから
まぁこんなこと思案してても意味ないし先ずは行動を起こすか。
のび太「…ご、ごごごごご、ごめん…今お金持ってない…」
不良「あぁ!!?もう一度言ってみろやクソ野郎!!!」
のび太「んひぃ!!!!???」ジョロロロロ
不良「うわきったねー!!!消えろカス!!!」
のび太「あがッ」バキ
不良「ペッ、明日金貰いに来るから用意しとけよ!!」
のび太「…はぁ」
とまあ、そんなこんなで面倒極まりない人生を送っているのである…はは、自虐的だなぁ僕。取り敢えず家に帰ろう…
自宅
のび太「…ただいま」
のび助「…ちっ」
玉子「…あっ!!あー!!!もう!!!のび太てめえが来たから不動明王失敗したじゃねえか!!!どーしてくれんだよこのクソガキ!!!早く死ね!!!」ガンッ
バキッ
あ、折れた。此れ確実に折れたぞ。上腕二頭筋から指の所の骨まで一気に粉砕カーニバルじゃん。痛いなあ痛いなあ痛いなあ。
のび太「…あの…すいません」
玉子「すいませんで済むなら警察も国家も必要ねえよガキ殺すぞ!!!!二階行け二階!!!」
のび太「え、食事は…」
のび助「…のび太、母さんの言う事を聞け」
ご覧の有り様だ。僕は疎外どころか拒否されている。あの球磨川禊よりも不幸且つあの桜木花道の様な男気の欠片も無くでんじゃらすじーさんの様な気楽さ豪快さも無い僕には選択肢は一つしかない。若しも兆が一の確率で二つあったとしてもこれだけだろう
イエスかオーケーか。
つまりそこから導き出される答えは
のび太「…分かった」
痛みを我慢し乍らも僕は何とか肯定的態度を取り了承して見せた。
あーあ、人生とはこんなに脆く険しくつまらなく絶望的なものなんだな。初めて知ったぜ。
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- 4 : 2015/11/23(月) 04:14:10 :
- 二階
のび太「…僕は生きてる価値有るのかな」
???「ないよ。だって君はこの世のすべての不幸を背負った絶対的な害悪だもの。」
のび太「そ…そうだよね。はは、なんでだろう凄く共感出来る意見だ…」
ん?
あれ?
ちょっと待てこいつ誰だ?僕はこんな奴知らないぞ?両親の知り合いって感じでは…なさそうだな。
???「で?君の意見はどうでも良いけど」
少し彼女は間を置いてこう言う。
???「今から君は何をするのかな?」
のび太「ままま待って、それよりあ、あんた誰だよ??」ガタガタ
???「んー?私?私はねぇ…」
ルシファー「ルシファー、って言うんだ。…あれ?この世界ではこの発音で合っているのかな?数学言語とやらで喋った方が良かったかな?あははっ」
のび太「…は?」
思考の理解が追いつかない。
のび太には目の前の不法侵入?の烙印を押されても不自然ではない少女が自らをルシファーと名乗ったのだ。
一度のび太は思考をリセットし、ルシファーに関係の有る情報を脳味噌から貪り取る。
そこで莫迦の中の馬鹿、天才バカボン顔負けののび太の出した相手がルシファーだと証明させる為の提示がこれだ。
のび太「翼生やしてみ、みせてくださいよ…」
ルシファー「いーよ。ほらっ」シュゥゥゥ
ルシファーを名乗る少女の肩甲骨辺りの部位から黒い漆黒と紺瑠璃色の混合色のような翼がまるで神の凱旋の様に迸る(位の凄さ)。
間違いない。のび太は確信した。
これは、いや此の娘は堕天使ルシファーだと。
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- 5 : 2015/11/23(月) 04:25:18 :
- のび太「…凄い」
素直に僕は感心した。そして同時に嫉妬する。
『こんな力が僕にもあれば自由に空を飛べるほどの超常的能力が使えるのに―――――――』
ルシファー「ん…?あ、そっか。人間は翼自分から生やす事出来ないのか…残念だね…」
のび太「あ、当たり前でしょう…!!君みたいに凄い事出来ない訳だし…!!!」
ルシファー「あはは、そうだねー。人間はある意味変わんないなあ。…で、早速だけど私がここに来た理由知りたい人!こーのゆーびとーまれー!」
…ルシファーって今も昔もこうだったのかな…
某地某所
ジャイアン「…はは…はははははあっはあははははははっはああああああああはははははっははあ!!!!!!!!」
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- 6 : 2015/11/23(月) 04:36:02 :
- ガブリエル「さあジャイアン…ルシファーを倒すのです…」
ジャイアン「わーってるって!wんで、ルシファーは何処居るんだ?おいwww」
ガブリエル「…野比のび太という男の家ですね」
ジャイアン「…なに?それは本当か?」
ガブリエル「神の御身の下、嘘は憑きませんよ。ジャイアン。」
ジャイアン「…まあいい。その代わり本当にジャイ子を尾田A一郎や不二子藤O達と共演させてくれるんだろうなぁ?」
ガブリエル「神の御身の下嘘は憑かぬと言いましたよ、私は」
ジャイアン「…ふっ、のび太と…か。遣り甲斐が有りそうだぜ。」
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- 7 : 2015/11/23(月) 04:47:02 :
- ルシファー「…とまあ私は追われているんだよ。ミカエル、ガブリエル、メタトロンとかにね。で、そいつらも多分契約者と誓約したんだろうしこっちも早く契約者と誓約しなきゃ、って事」
僕、のび太は未だに現状を理解できていなかったが取り敢えず何も分からずにそのまま
のび太「あ、じゃあ…はい誓約します」
其処をルシファーが占めたと言わんばかりに誇示してくる。
ルシファー「おっけー!!んじゃ私は私の全てを代償にするよー!君は何を提示するのかな?」
のび太「え?代償?…えっと…」
ルシファー「…はぁ、頭悪過ぎだろ…」
のび太「…???」
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- 8 : 2015/11/23(月) 05:11:39 :
- ルシファー「えーっと、具体的に言うとね」
ルシファー「君は私の視点から鑑みて信用に足る(というか単純)な男だから先に力を渡しておいた。勿論私の全てをやるって言った位だし私自身も…その…//////」
のび太「え…っとルシファーの全部が貰えるの?」
ルシファー「そ、そうなの!だかrどががああぁぁアァァァぁァァァぁァァァぁァァァぁアアアぁァァァアアんんんんん!!!!!!!!!!!!!!!!
ガブリエル「案外早く着きましたね…」
ジャイアン「そうだなァ…ま、やるべき事はやるんだけどな」
…ジャイ…アン?だよな?何故…此処に…??…いやあいつもまさか!!
のび太「ねえルシファーさ……は?」
のび太の目の前の鋭く尖った岩に彼女は居た
突き刺さった状態で。
恐らく爆風による二次被害であろうこの事態は
のび太の覚悟を促す増強剤となった。
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- 9 : 2015/11/23(月) 05:29:35 :
- のび太「ル…ルシ…ルシファーさぁぁぁぁあぁぁぁあああぁんっ!!!!!」
僕はルシファーさんの近くに駆け寄る。
なんとかルシファーさんは人外なだけに持ちこたえている様だがそろそろ呼吸が持たない。
のび太の頭はここぞとばかりに急回転をした。
ルシファーが前金としてくれた魔力の御陰で更に考えやすくなる。その矢先――――
ジャイアン「ヒャッハー!!!貰ったぁ!!…あ?」スッ
のび太「流石、ルシファーさんだ…彼女の魔力の力であれだけ怖かったジャイアンが」
ゴミの様だよ
『月華聖殺』!!!!!
ジャイアン「…あ?全く痛く無…ぐ…はっ」バタ
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- 10 : 2015/11/29(日) 10:57:03 :
- やべぇおもしれぇ期待
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- 11 : 2018/05/09(水) 06:41:01 :
- ジャイアンは死んだ。
のび太はやるべき事をして勝った。
完
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