この作品は執筆を終了しています。
思い出はいつまでも
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- 1 : 2015/11/16(月) 21:35:06 :
- リヴァペトでとてもとても短編です。
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- 2 : 2015/11/16(月) 21:35:34 :
ペトラ…
後悔ばかりが押し寄せてくる。
どれだけ経とうとも癒えることのないであろう、大きな心の傷。
世界で一番大切な人を失ってしまっても時は無情にも流れてゆき
世界は何事もないように回る。
空を見上げると雲が流れてゆく。
俺は向こうにいくその時までなにをしていればいいんだろう。
あの壁外調査の時に、俺がついていれば…
あいつらを皆死ぬことはなかったのに…
木と何かの間に挟まったかのような体勢で息絶えていたペトラ。
この寒い時期になると思い出す。
笑いあった日々。キラキラ輝く太陽のようなお前の笑顔。
キラキラ輝いていつこの雪もこの寒さもお前がそばにいなければただ寒さを持ってくる邪魔なただの冷たい物体だ。
俺の心をもどんどん冷たくしていく。
2人で肌を寄せ合った日々。
「寒いな」っていったら
「寒いね」ってかえってくる。
ただ単なるとりとめのない一日だけど、あれはなにものにも変えることができない本当に幸せな日々だったんだな。
悲しみにくれる毎日。いつまでたっても消えない。
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- 3 : 2015/11/17(火) 18:26:49 :
- たとえば、俺がもしお前と過ごした日々の記憶を消し去る能力を持っていたとしても、俺はきっと消さないだろう。
一つの幸せを2人でわけていたから、2人分の記憶がないと完成しないから。
俺たちは2人で1人だったようなものだ。
両親のいなかった俺と母親からの愛を知らないペトラ。
ペトラは父親から愛されるということをしっているが、それでも愛する、ということに自信がないという。
俺は愛がどんなものかすり知らない。
地下で最初に教えられたことは刃物の持ち方や食料の奪い方。
2人とも愛に飢えていて、愛を欲していた。
俺たちは2人で1人のようなものなんだろう。
だからこんなに苦しく、痛いのか。
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- 4 : 2015/11/17(火) 18:38:55 :
- 冬が一番好きだといっていたな。
俺にはよくわからない。
冬は一番嫌いだ。
冬はあの時のことを思い出してしまうから。
ーーーーーー
リヴァイ『母さん!待って!俺を捨てないでくれ!なんで⁉︎』
『あんたなんて要らない子なんだよ。あんたさえいなければあたしはもう少しマシな生活だったはずなのに…』
リヴァイ『そんな…!嫌だ!母さんと一緒じゃなきゃ…』
『うるさいわね!あんたなんて邪魔で要らないのよ!さっさと消えろ!』
要らない子…さっさと消えろ…
この二つの言葉は小さい子どもの感情を殺すには十分すぎる言葉だった。
母さんは俺に大好きだ、とか愛している、といったことはなかった。
でもきっと愛してくれていると信じていた。
でもそれはただの俺の思いに過ぎなくて…
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- 5 : 2015/11/17(火) 19:17:03 :
- 前にケンカをしていた時のことを思い出す。
自分たちからしたらケンカしているつもりだったんだが、周りからみたらどう見てもじゃれあいにしか見えないケンカ。
バカップル。
俺たちについていたあだ名らしい。
これから春になってまた新兵が入ってくる。
また壁外調査にいって、あの地獄を見てかえってくるのだろう。
自分の部下も助けられない無力さを痛感してかえってくるのだろう。
ペトラ、お前は俺の部下になってよかったか?
俺の部下になっていなかったら前の壁外調査で命を落とすこともなかっただろう。
お前らは悔いのない選択をできたのか?
お前らに悔いがあったのなら…
"兵長"
?エレンか?
後ろを振り向いて見てもだれもいない。
"へーいちょ!"
エレンじゃない。エレンはこんな高い声ではない。
前を向くとペトラがいた。
リヴァイ「ペトラ?なんでここに…ついに俺はお前恋しさに頭がおかしくなっちまったのか?」
ペトラ『兵長はおかしくないですよ。私が少しだけ猶予をもらったんです。兵長にお礼がいいたくて。でも、こっちにこれるのは1人だけで皆行きたがったのでくじ引きをしたら私になっちゃいました。』
リヴァイ「おい、くじ引きか。どんな適当な決め方だよ。」
ペトラ『じゃんけんよりはましですよ。皆からもいろいろ伝言を預かっています。』
リヴァイ「俺にはその違いがわからんがな…まぁ、なんだ、伝言は?」
ペトラ『皆、口を揃えて"ありがとうございました。俺たちは兵長の部下で幸せでした。おれたちは役割を果たして死んでいったので、後悔していません。"と。』
リヴァイ「…そうか。そういってもらえると少し心が軽くなる。」
ペトラ『あと、私からは…兵長、大好きでした。
私もエレンを守ることができたのであの選択を後悔していませんが……一切の後悔もないといったらウソになります。
本当は、もっと長生きして、好きな人と結婚して…子どもも産みたかったです…』
ペトラの目尻に涙が浮かんでくる。
涙が頬を伝って落ちる。
俺は隣に座ったペトラを抱きしめようとしたが、すりぬけて抱きしめることができなかった。
泣いている好きな女1人も慰めることができないなんて…
悔しさと自分の無力さを噛みしめる。
ペトラ『ごめんなさい、泣いてしまって…残念ですけど、でももう死んでしまったものはしようがありません。
私は上から見ています。兵長が来るまで待っています。また、ゆっくりきてくださいね。
兵長、愛しています。』
リヴァイ「あぁ、俺もだ。俺は愛をよく知らないが、この気持ちは愛だ、とは断言できる。」
ペトラ『ふふ、嬉しいです。では、私はもう行かないといけません。
あと、この時間本当は譲ってもらいました。皆、私こ落ち込みようがあまりにも酷いので見るに見兼ねて行ってこいと。』
リヴァイ「そうか。そんな気はしたがな。
あいつらにも伝えてやってくれ。
お前たちの意思は俺が引き継ぐ。お前たちは上で少し休んでいろ。」
ペトラ『ありがとうございます。必ず伝えます。
やっぱり兵長は頼もしいですね。そろそろ本当に時間のようです。
兵長、本当にありがとうございました。』
…夢か。
日が暮れかけている。
軽く2時間は寝ていたことになる。
帰るか。
立ち上がろうとした時に手に何かを握っているのに気がついた。
紙がついている。
ダリアとローダンセ。
<感謝>と<永遠の愛>
あれは夢ではなかったんだな。
悲しんでばかりいるわけにもいかない。
苦しんでいるのは俺だけではないんだから……
〜fin〜
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- 6 : 2023/07/09(日) 19:42:36 :
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●トロのフリーアカウント(^ω^)●
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2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
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16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
ちょっと時間あったから3つだけ作った
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36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな
22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。
46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね
52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑
89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ
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