この作品は執筆を終了しています。
言葉にできない想いを手紙にこめて…
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- 1 : 2015/11/10(火) 19:47:06 :
- リヴァペトです。
設定は57回壁外調査後です。
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- 2 : 2015/11/10(火) 20:04:16 :
- リヴァペト来たーーー!!
期待です!頑張って下さい!!
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- 3 : 2015/11/10(火) 22:01:45 :
- >>2様
ありがとうございます。
塾から帰ってきたのでいまから更新しまーす
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- 4 : 2015/11/10(火) 22:01:56 :
- ペトラの机の上に置かれた一通の手紙。
その前に立つリヴァイ。
開けようとするが、怖くてなかなか開けることができない。
手紙を見るのが怖かったのだ。
ペリッ…
意を決して開ける。
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- 5 : 2015/11/10(火) 22:05:30 :
- " " " " " "
リヴァイ兵長へ。
私は何度も壁外調査で生き残ってきましたが、今回も生きて帰る保証はありません。
私はいつまで生きているのかわからないのでこうやって手紙を書かせてもらいます。
私は訓練兵になる前からずっと兵長に憧れていました。
訓練兵団に入ったのも少しでも兵長に近づきたかったからです。
調査兵団に入って、兵長に目をかけてもらった時はとても嬉しかったです。
リヴァイ班に私を指名してくださってありがとうございます。本当に嬉しかったです。
私が告白した時のことを覚えていますか?
私は最初はこの気持ちはただの憧れだと思っていました。
でも、だんだんそうは思えなくなってしまいました。
ダメもとの告白を受けとって貰えたときの嬉しさはなんとも言えません。
私はとても愛されていたし、大切にされていました。
それもちゃんと分かっているのですが、それでもなお欲をたくさんいってしまってごめんなさい。
私はあまりよい恋人ではなかったですよね。
それでもちゃんと私のわがままを聞き入れてくれてありがとうございます。
見えている景色も、見ている顔も、生きる速さも、息絶える日もきっと違う私と兵長が同じ時に肩を寄せあっていられた奇跡に感謝です。
こんなに誰かを愛して、死にたくない、死なない、と泣けることが少し嬉しくて。
なかなか笑顔を見せない兵長が見せてくれた笑顔も、笑あったあの日も、泣いて喧嘩したあの日も、全て永遠じゃないことを知っているから。
伝えたいことはただ一つです。
「ずっと ずっと 大好き」
ペトラ・ラル
" " " " " "
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- 6 : 2015/11/10(火) 23:06:22 :
- ペトラ……
手紙を持つリヴァイの手が震える。
ありがとう。
俺に『愛』を教えてくれて。
俺には親がいなかった。
親からの愛すらも知らない。
薄汚い地下街での暮らし。
殺しや盗みなんて日常茶飯事。
そんなところで愛なんて知るすべなんてなかった。
愛なんてことすら知らなかった。
ずっと俺に憧れていて、調査兵団に入ったというペトラ。
いつでも笑顔で気が利いて、愛嬌があって。
自然と目がいくようになっていた。
俺に好意を抱いてくれていた。
嬉しかった。
時には喧嘩も言い合いもした。
でも気がつけば仲直りしていて、いつも通りになっていた。
永遠じゃなかった過ぎ去ったあの日々。
永遠じゃないのに、ずっと永遠だと思っていた。
いや、永遠だと思い込ませていた。
途中で消えてなくなってしまうのが怖くて。
リヴァイの頬に一筋の涙が流れる。
ありがとう、ペトラ。
俺も愛している。
次、があるのなら
次こそは本当に幸せに…
〜fin〜
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- 7 : 2015/11/10(火) 23:07:37 :
- 終わりです!
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます!
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- 8 : 2015/11/11(水) 22:05:13 :
- 感動しました…!
お疲れさまでした!
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- 9 : 2015/11/12(木) 00:41:12 :
- >>8
もみじ様
ありがとうございます!
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