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女「貴方、キラキラネームなのね!」男「あんたもな」
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- 1 : 2015/11/02(月) 00:25:03 :
- 男『みんなは、キラキラネームという言葉をご存知だろうか?』
男『そう、あの中二病感が満載な、イタイ名前の事だ』
男『キラキラネームというのは、嫌がおうにでも目立ってしまうものである』
男『さらに、こんな事実があるのはご存知か?』
男『キラキラネームの奴は......』
男『入試の時名前を見られただけで不合格が確定するということを』
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- 2 : 2015/11/02(月) 00:34:59 :
- 男『これはキラキラネームを名付けられし、二人の男女の物語......もとい日常だ。至って普通の生活を好む僕であるが、とある日から世界が一変.......はしないけど、とりあえず大変な目に遭う事となった』
男『そう、あの日は確か一週間の始まりに全校生徒で集会を開く月曜日のことだった。その時に、初めて彼女に出会った』
Them....集会前
友達「よっ!男 さんよ!」トン
男「お、お前コラッ!その名前を大声で言うなよ!」
友達「お?べっつに良いじゃん、減るもんも無しに」
男「減るよ!僕のTPが極限に減るよ!次いでにSAN値も!」
友達「......名前を隠すのにオタク感は隠さねぇのな......」
男「ん?何か?っとそれよりも今日は集会の日か、そろそろ行こうか」
友達「せやな」
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- 3 : 2015/11/02(月) 00:41:35 :
- Them......集会
校長『──────で、......であるからしてね.......』
友達「うぇ......やっぱ校長の話は長ぇよなぁ」
男「だね。最近の子供はグダグダ言われるよりも要点だけをまとめてスパッと言うと理解がしやすいみたいだし」
友達「ふーん。お、やっと終わった」
男「あー、長かった」
司会『次に、本日からこの校へ転入してきました、転入生徒の紹介に移りたいと思います。拍手で向かえ入れてあげましょう』
男「お、転入生!?」
友達「ほー、こりゃ最後にデカイイベントが来たね!」
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- 4 : 2015/11/02(月) 00:50:11 :
- 司会『では、篠崎......お、おんな...さん?舞台上へどうぞ』
友達「おん?おんな?変な名前だな」
男(これは、同類の匂いが......。可哀想に。キラキラネームって自己紹介の時に一番困るんだよな......)
───舞台上に一人の女子生徒が歩いてくる───
全校生「オォー!?」ザワザワ
友達「おぉっ!?ちょっと待て、超可愛くねぇか!?」
男「おお、なんかハーフみたいだね。凄い美少女」
男(しかし名前はキラキラネームか)
司会『では、自己紹介を御願いします』
女『はい』スッ
男(あぁ、これから直ぐにこの体育館内は凍りつくんだろうなぁ)
男(本当......可哀想に......)
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- 5 : 2015/11/02(月) 00:57:58 :
- 女『えー、本日からこの学校に転入してきました!と、名前を言う前にここで!司会者さんに訂正を申し上げたいと思います!』
司会『え、えぇっ!?』
男(訂正?何を......)
女『わたくしの名前、司会者さんはおんなと呼びましたが、正しくはわたくしの名前は.....』スウッ
男(まさか.....いや!そんなはずは!そんなこと出来ないはずだ!やると言うのか!?)
女『女 ですっ!!』
男「やった!?バカな!?」
友達「何いってんだお前」
友達「にしても!お前と同じくあの子もキラキラネームのようだな!」
全校生徒「エェ!キラキラネームダッテー!」ザワザワ
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- 6 : 2015/11/02(月) 01:04:27 :
- 女『まぁまぁ静まりたまえ民衆達よ。キラキラネームということでハシャギタイのはわかりますがとりあえずわたくしの話を聞いて下さいまし。自己紹介はまだ終わってませんので』
友達「オタクっぽいのも同じかな」
男「余計な一言だよ!」
女『わたくしはハーフでして、父が日本人、母がアメリカ人です。しかしこの通り日本語は全然話せますので、ヨロシクお願いします』
男「やはりハーフか」
友達「不思議系女子だな」
男「カテゴリー分類に迷いが無いね」
司会『ありがとうございます。えーと、イヴさんは2年1組に入るそうなので、2年1組の人は仲良くしてあげてください。これにて、集会を終わりたいと思います』
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- 7 : 2015/11/02(月) 01:15:21 :
- Them......2─1教室
女「改めて、自己紹介させて頂きます。イヴです!」
クラスメイト「ヨロシクー」ワイワイ
先生「それじゃ、女さんだけに自己紹介させるのも変ですし、クラスの皆も覚えて貰えるように自己紹介しましょうか!」
男(あ、死んだ)
───順番に自己紹介していき、男の番───
男(まわりの視線がいたいぜ......次いでに名前も)
友達「うしし、頑張れよ」
男「え、えーと、花園です。よ、ヨロシク」タジ
クラスメイト「オイコラー!ナマエ!ナマエ!」
男「うるさいな!別に良いじゃんかよ名前くらい!言わなくたって!」
女「ふーん、言いたくないわけでもあるのかしら?」キラン
男(興味持たれちゃったよっっ!!)ヒェッー!
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- 8 : 2015/11/02(月) 01:24:26 :
- 友達「言わねぇなら俺が言うぜ?」
男「いや、それなら自分から言うよ!」
女「で、どうしたの?」
男「ぼ、僕の名前は!アダムです!」ウガーッ
アダムデス!
アダムデス!
ダムデス
ムデス
デス
ス...
......
クラスメイト「」シラーッ
先生「」シラーッ
友達「」シラーッ
女「...ッ」
男(この空気....死のうかな)ニコッ
女「あ、貴方も!キラキラネームなのね!」
クラスメイト「ホェッ?」ザワッ
男「え、うんまぁ」
女「すばらしいわ!すばらしいキラキラ感よ!これほどのキラキラは見たこと無い!こんな名前は初めてよ!」
男「いやいや!あんたもな!あんたもキラキラな!」
女「貴方のキラキラ感には負けるわ」
男「おい、どこに僕の勝因があったって言うんだ」
女「貴方と言う存在が勝因よ」
男「けなされてんのか?けなされてるな」
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- 9 : 2015/11/02(月) 01:27:37 :
- 友達「くくくっ!やっっっぱり面白いことになった!」ドワハハ
男「笑ってる場合か!」
女「わたくしの完敗よ」
男「あんたまだ言ってんの!?」
男「がぁーーっ!もうっ!これだからキラキラネームは嫌なんだぁぁああ!!」
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- 10 : 2015/11/02(月) 01:32:01 :
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男『と、これが一週間前の話である。この後に繰り広げられる、馬鹿で不思議な日常は、またいつかちがう所で話すとしよう。
とりあえず今回の話のまとめ。キラキラネームな僕は。転入生のキラキラネームをもつ女の子に、気に入られてしまった。
これだけだったのだが、この日は本当にSAN値が減ったよ.......』
To be continue
続きhttp://www.ssnote.net/archives/40701
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- 11 : 2015/11/02(月) 02:03:23 :
- 面白かった(笑)
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