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こんな風にずっと笑って居られた良いのにな【エルヴィン誕生日ss】
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- 1 : 2015/10/14(水) 17:58:51 :
- はい。今回は、エルヴィン誕生日ssと言う事でかかせて頂きます。
エルヴィンの誕生日は、10月14日。今日です…。
ですので、急いで書きたいと思います。短い話です。えー、多分。
誤字・脱字などありましたら教えて頂けると嬉しいです。
では、宜しくお願いします。
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- 2 : 2015/10/14(水) 18:06:45 :
- ひなのんさん♪
期待です!!頑張ってください( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
エルヴィン、HAPPYBIRTHDAY!!
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- 3 : 2015/10/14(水) 18:10:03 :
- ひなのんちゃん、期待です(*´∀`*)
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- 4 : 2015/10/14(水) 18:33:38 :
- コツ…コツ…と、薄暗い廊下に一人の足音が響く。
彼女の手には高級そうなお酒が握られていた。
そして、目的地へと近付く度その足音は、リズムを刻んでいく。
長い廊下を歩いて行き、ある扉の前で立ち止まる。
ふぅ…と一息付き、コンコンとノックをした。
中からは、『誰だ…。』といかにも、お疲れさん状態の声が返ってくる。
「私だよ。ちょっと良いかな?」
少し、声を小さくして部屋の中の人物に話し掛ける。
『あぁ…。ハンジか。入って良いぞ。』
その、言葉を聞き少し微笑んだハンジは、ドアのぶに手を掛け、ギィと言う音を少し鳴らしながらドアを開く。
開けたそこには、机に向かって書類にサインをしているエルヴィンの姿があった。
シャツは、所々しわが付き、部屋も少々散らかっている。
「で、要件は何だ?」
話ながらも手を動かし続けるエルヴィンにハンジはこう言った。
「はぁ…。エルヴィン、たまには休みなよ?誕生日なんだからさぁー」
呆れた様な顔をして、そこにあったソファーにドスッと音を立てて座る。
「あぁ。そうか、今日は誕生日だったのか…。忘れていたよ。」
ハハハと力の無い笑いをハンジに見せるとハンジはエルヴィンの方をジトーっと睨んでいた。
エルヴィンも「す、すまない…。」と申し訳ない気持ちになった。
「ま、良いや!早くこっちに座ってくれる?高級なお酒持ってきたんだから。」
と、自分の隣をパンパン叩く。
「いや、まだ仕事中だ。飲むわけにはいかない。」
「明日すればいいでしょー?誕生日は一年に一回しか来ないんだから!仕事は明日でも出来るんだからさ。」
「それに、皆も呼んだんだから!今日はパーっと飲もうよ!」
と、元気に、両手を上に上げ大きな声でパーっとパーッと、と言ってはしゃぐハンジに、皆と言うのが引っ掛かったエルヴィンは、皆とは?と聞く。
勿論、皆とは、リヴァイ達のこと。
エルヴィンも分かってはいたが、確認するために聞いたのであった。
リヴァイや、ミケ。そして、ナナバまで来てしまっては仕事どころじゃ無くなってしまう。
「分かったよ。今日は、もう終わりにしよう。」
エルヴィンも降参して、ハンジ達とお酒を飲む事に決めたのであった。
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- 6 : 2015/10/14(水) 19:10:47 :
- エルヴィンが座ろうと立ち上がった時、ガチャっとノックもしないで、リヴァイ、ミケ、ナナバの順にぞろぞろと入って来て何事も無かったかのようにソファーへ座って行く。
ナナバは、ハンジの隣へ。リヴァイ、ミケは、ハンジの向かい側のソファーへ。
そして、1つだけ誰も座って居ない、一人様のソファーへエルヴィンが座る。
しーんと静まり返った所で、ハンジがすっと立ち上がった。
「えー、この度はーエルヴィンの誕生日パーティーに参加ありがとうー!今回集まって頂いたのは、調査兵団団長の彼。エルヴィンの誕生日だからです。そして、我々はエルヴィンへいつもお世話になっております。そして、数えきれない程助けて貰いました。ですので、この機会に、エルヴィンへの感謝と、これからの挨拶を届けたいと思いますー。長々と失礼しましたー!」
言い終わると、お酒を手に取り。
「では、皆!グラスを持って下ねーお酒を継いでいくよー!」
トポトポと音をたてグラスに、お酒が入る。
全員のを入れ終わった所で、グラスを持ち上げる。
「では、いくよー?」
「かんぱーい!!!」
カンキンとグラスがぶつかり会う音を聞いた後、グラスを自分の口元へと持って行く。
「くぅー!美味しいね~!」
「ほんとだね。ハンジあんたこんないい酒どこにあったのよ。」
と、ハンジの方を見るナナバ。
「悪くない…。」
と、独り言の様に、素直に美味しいと言えないリヴァイ。
「…。上手いな。」
匂いを少し嗅いでからゴクリと飲むミケ。
そして、そんな光景を嬉しそうに見るエルヴィン。
エルヴィンのその顔は嬉しそうだった。
「何だ。気持ちわりぃ奴だな…。こっち見てねぇで酒を飲んだらどうだ。」
その、視線に気付きエルヴィンへ言葉をぶつける。
「こら!気持ち悪いは失礼でしょー!今日は、エルヴィンの誕生日何だからー!」
「良いんだよ。ハンジ。」
「へ?」
そして、少し間を取ってからエルヴィンはこう続ける。
「こうして、最近集まることが中々無かっただろ。私も、仕事であまり話せて居なかった。話すと言えば会議の時や書類を渡したり貰う時だけだった。だから、嬉しいんだよ。君達とこうやって話せる事がね。」
「エルヴィン…。」
「さぁ、飲もうか。今日は皆ありがとう!」
そう言ってグラスを持ち上げ豪快に飲み干す。
その、エルヴィンの行動は、元気だから安心しろ。と言っているかに思えた。
言葉では素直に言えない事も、長く付き合って来ると行動で分かる様になって行く。
「お?いい飲みっぷりだね~!それ!もう一杯!」
「あ、ハンジ私もお願いー」
「俺のも入れろ。」
「頼む。」
「ってー!私が飲めないじゃんー!」
「計画したのはハンジでしょ~?」
とニヤニヤとこっちを見るナナバは楽しんでいるかの様。
リヴァイは、早くと目で訴えている。
ミケは、スンスンと酒の匂いを嗅いでこれまた、急かしている。
「あーもうー分かったよ。入れてあげるよー!」
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- 7 : 2015/10/14(水) 19:31:12 :
- 期待です!
エルヴィン団長誕生日おめでとう!
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- 8 : 2015/10/14(水) 21:51:25 :
- >>7直方正典さん
期待ありがとうございます!
エルヴィンの誕生日が終わるのが近付いてきてピンチ状態です…。。。
今日中に終わらせて、おめでとう!で終わりたいんですけどね…
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- 9 : 2015/10/14(水) 22:08:53 :
- 期待!
エルヴィンお誕生日おめでとう!
大丈夫、時間はある…時間はある………!タブン
コメント返信するなら完結後で構わないよ(´∀`*)
エルヴィンを祝ったげよう!
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- 10 : 2015/10/14(水) 22:37:48 :
- 「あ、そうそう!じゃぁーん!おつまみ持って来たんだー」
と、ナナバはおつまみと書かれた子鼓を出す。
「皆で食べようと思って町で買っといたんだよ。有り難く思いなさいよー?」
「うんうん!じゃあ、エルヴィン!どうぞ、開封してー!」
ずいっとエルヴィンの方へ差し出す。
「わ、私がか?」
「おめぇって言ってんだろうが。さっさと開けろ。早く食いてぇんだよ。」
「わ、わかった。」
戸惑いながらも、バッと子鼓を開ける。
その瞬間ハンジは、おつまみに向かって手を伸ばす。が、一歩遅くリヴァイに取られてしまう。
エルヴィンも、私先に食べるんじゃないのか?っと思いながらリヴァイが食べる瞬間を素直に見る。
リヴァイは、片手に酒、片手におつまみと欲張っている。
「リヴァイ…欲張るなよ。」
「チッ…ほらよ。」
ミケに言われて、ほんのちょっとをあげるリヴァイ。
「少ない!袋は真ん中に置いて皆で食べる事にしよう!」
「これで、良いね!うん、よし!」
自分の提案に自分で答えるハンジ。
そして、リヴァイから取り上げ真ん中に置く。
また、エルヴィンはそんな光景を見て笑っている。
よほど、嬉しいのだろう。
「私の分も残しといてくれよ?私が主役何だからな。」
そして、今度は明るく笑って見せた。
一同も、エルヴィンが久々に笑っていて手が止まる。
そして、まずハンジから、プッ…と笑いの漏れる音が聞こえ、その後ナナバが笑い、ミケが鼻で笑う。リヴァイは、気持ちわりぃな…と顔を背けていた。
エルヴィンは、何処か可笑しかったか?と言うような顔をしている。
ハンジは、ゲラゲラと笑い、ハンジの笑いに釣られてナナバも笑う。
エルヴィンは、こんな楽しい姿を見て、思った。
『こんな風に、ずっと笑って居られたら良いのにな』と。
そして、その思いは声に出ていたらしく、全員から。
『そうだね。』『そうだな。』と返って来る。
「必ず…巨人を絶滅させて。外の世界を見に行こう。そして、自由を手に入れて、またこうやって、笑い合おう。」
「約束だ。」
「約束…か。守んなきゃねー!」
「ちゃんと守りますよー。団長」
「エルヴィンらしいな。」
「エルヴィン、お前もぜってぇ守れよ…。」
「ハハハ…約束は守るから安心しろ。」
「…。絶対、生きようね。」
「あぁ。生きてやる。」
「ハンジから珍しく真剣な言葉が出てるー。ちゃんと生きっから。」
「心配しなくて良い。大丈夫だ。」
「死なねぇよ…。必ずな。」
「全員、生きるんだぞ。」
「ふふ…。皆の思いが知れて良かったよ!じゃ、しきり直しにもう一杯!」
トポトポとお酒を全員のグラスに入れる。
そして、立ち上がり、グラスを持ち上げ。
掛け声は、やはりハンジが担当し。
「では、エルヴィン誕生日おめでとうー!!」
「そして、これからも私達の頼れる団長でいてくれ!あ、無理は禁物だよー?」
「本日二度目のぉー!」
『かんぱーい!!』
エルヴィンお誕生日おめでとう。
誰もが心の中でそう唱えたのであった。
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- 11 : 2015/10/14(水) 22:39:33 :
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だが、この先の運命がどう別れるのか、誰も知る余地もなかった。
二人の命を失ってしまう事さえ…も。
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- 12 : 2015/10/14(水) 22:42:03 :
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こんな風にずっと笑って居られたら良いのにな【エルヴィン誕生日ss】
E N D
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- 13 : 2015/10/14(水) 22:48:53 :
- はい。終わりましたが…短い!なんと言う短さ!エルヴィンに申し訳ない…。
ミケさん、ナナバさんが、亡くなる前と言う設定で書かせて貰ってました。
エルヴィンの誕生日に、こんなお互いの思いなどを確認したり、約束してる感じが良いなぁと妄想したので…ね。
誕生日間に合って良かったです。
では、私からも。
『エルヴィンお誕生日おめでとう。』
コメント・お気に入りありがとうございました。
こんな短い話読んで頂けて嬉しいです。
回覧ありがとうございました。
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- 14 : 2015/10/14(水) 22:51:01 :
- お疲れ様!
これからも執筆活動頑張ってください!
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- 15 : 2015/10/14(水) 22:51:52 :
- 888888888!
すぐに書いたとは思えない完成度だね
エルヴィンお誕生日おめでとう!
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- 17 : 2015/10/14(水) 22:55:19 :
- >>14 直方正典さん
お疲れコメありがとうございます!
執筆中のコメント嬉しかったです。短い内容でしたが、読んでいただけて嬉しいです!今後も執筆活動頑張ります!ありがとうございました!
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- 18 : 2015/10/15(木) 12:09:13 :
- ひなのんちゃん、お疲れ様です。
感動しました(;∀; )
ずっと笑っていてほしいです。
エルヴィン、誕生日おめでとう!
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- 19 : 2015/10/16(金) 19:07:45 :
- >>18 いんこ
コメントありがとうー!感動して貰えて嬉しいです!私も、ずっと笑って居て欲しい。
期待コメントありがとうございました!
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