このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
エレン「俺はいつの世界でも要らぬ存在へと変貌を遂げる」
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- 1 : 2015/09/16(水) 22:26:52 :
- 東京喰種×進撃の巨人のクロスオーバー物です。
駄文ですので、お暇のある方は是非どうぞ。
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- 2 : 2015/09/16(水) 22:29:15 :
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ーーー生き物は、他者を喰らい、己の命を繋ぎ続ける。それがこの世の理だ。
それなのに何故、人間は人間を喰らう者を罰する権利があるのだろうか。彼らだって動物を喰らい、植物を喰らう。そうして生きている。
だが、彼らは罰する。必死に生きる俺達を。
ーーーーーーー
ーーーー
ーー
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episode.01 『交わる悲劇』
ーーー始まりは俺が10歳の時だ。ある一つの夢を見た。その夢の中では、木造住宅が主体となっている街だった。その街は大きな壁で囲まれており、その壁は50mはあろうかという巨大な壁だ。が、しかしその壁から、赤くて皮膚が剥がれている顔が現れた。その顔は『巨人』と言うらしい。その巨人は壁を壊し、去っていった。
そして両隣には二人の男女がいて、一人は俺について来たのだが、一人はその場で立ち竦んでいた。その後の内容はわからない、何せそこで夢が途切れたのだ。
そして次なるは俺が15歳の時だ。
何故か、見慣れた光景、視点とは違い、5年前に隣にいた男女が、蟻のようにも見えた。
俺は岩を持ち、穴の開いている壁へと進撃する。そして俺は岩を壁へとぶつけ、穴を塞いだ。
そしてまたもや夢はそこで途切れた。
もう19歳になるが、この夢の正体は未だ分からずじまいだ。何故今の状況でこの説明をしたかと言うと、その夢が今日、断片的にもう一度流れたからだ。
悩み、悩み、悩み続けたが、答えは見つからず、気がつけば待ち合わせの喫茶店に到着していた。
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- 3 : 2015/09/17(木) 00:33:44 :
- 期待ですよん。
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- 4 : 2015/09/17(木) 07:22:44 :
- >>3
期待ありがとうございます!
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- 5 : 2015/09/17(木) 10:42:28 :
- 期待!
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- 6 : 2015/09/17(木) 10:42:45 :
- 頑張ってください❗
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- 8 : 2015/09/17(木) 16:36:30 :
- 5 6です!名前変えました✨とっても楽しみです!!頑張ってください❗
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- 9 : 2015/09/17(木) 20:11:55 :
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扉を開けると、カランカランッと目立つ音が鳴り、直ぐそこのテーブルに座っている二人がこちらを見つめ、手を振った。
そして手を振る二人の元へと向かい、今回の集まりの一番の目的である話を振る。
エレン「よう、早かったな。…それでカネキが一目惚れしたっていう人はどれなんだ?」
ヒデ「それがよー、まだ来てねえんだって」
カネキ「そりゃあ彼女だって毎日来てる訳じゃないからね」
カネキのその言葉を聞きつけたかのように店の扉が開かれる。開かれた扉の先から現れたのは、美人で大人の女性の色香を漂わせた女性だった。
その女性が現れた瞬間目の前のカネキが固まった。その状況を察するに…
エレン「まさか、あの人か…?」
ヒデ「いやいやっ、さすがにあれはー…」
カネキ「…あの人だよ」
エレヒデ「「…諦めろ」」
カネキ「ええっ!?」
ヒデ「ハーフでイケメンなエレンきゅんならまだ可能性はあるだろうが、地味なお前だぞ!絶対無理だ!」
「…あの、ご注文をお伺い致します」
エレン「あ、えーっと、カプチーノ二つでお願いします」ニコッ
「は、はい」
すると、彼女は何かを隠すようにそそくさと去っていった。
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- 10 : 2015/09/17(木) 20:21:26 :
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ヒデ「…あーあ。ずりぃよなぁ、イケメンってのは…。俺のトーカちゃんが…」
エレン「あぁん?」
prrrrrrr…prrrrrrr…
同時に俺とヒデの携帯が鳴る。
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差出人: My angel
宛先: kuchiku-0330
件名: 気持ち悪い
吐き気がするからその顔はやめろ。
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ったく、ツンデレな奴だな。
エレン「って訳で用事ができたから、じゃあな」
ヒデ「悪い、俺もだ」
カネキ「…そっか、じゃあね」
エレン「おう」
喫茶店を出て、ヒデが見えぬところまで去って行くのを見届けた後、もう一度、裏口から喫茶店へと入る。
エレン「おい、さっきのはあんまりじゃないか?マイエンジェル」
トーカ「うるさい死ね」
エレン「お、おう…。ツンデレも程々にしておけよ」
トーカ「マジでぶっ殺すぞ!」
エレン「Oh…女の子がそんな言葉遣いしちゃ駄目だろ?」
トーカ「キモい死ね」
古間「二人は本当に仲が良いねぇ」
エレン「当たり前じゃないっすか古間さん。トーカは俺の「ぶっ殺す」…何でもないです、ハイ」
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- 11 : 2015/09/17(木) 22:20:13 :
-
この時は思いもしなかった。数分前まで目の前にいた人間の友人がこちら側へ引きずりこまれてしまう悲劇が起こるとは。
トーカ「リゼが死んだ!?」
エレン「カネキが入院!?」
リゼの死、カネキの入院、それほどタイミング良く重なるものだろうか…。いや、別にそうと決まった訳ではない。
まずはカネキの無事を祝い、病室へお見舞いにでも行こう。
エレン「…カネキ」コンコン
カネキ「はい、どうぞ」
エレン「大丈夫か?」ガチャ
カネキ「え、エレン…?」
友人の無事を確認し、彼の顔を見る。その顔色は優れているようには見えず、手元には一口程しか減っていない食事の後があった。
そこで疑いは確信へと変わった。
エレン「なんだ、飯が不味いのか?」
カネキ「えっ…う、うん」
エレン「どんな味がする?」
カネキ「えっと…魚は異様な程生臭くて…白米は口の中で糊を捏ねている様な食感…かな」
エレン「…そうか…退院後、直ぐにこの間の喫茶店に来い」
カネキ「え…?ちょ、ちょっとエレン!?」
俺はそれだけを言い残し、病室を後にした。恐らくは彼にリゼの臓器が移植されたのであろう。
何故わかるかと言うと、俺もだからだ。
ハッキリとは思い出せないが、俺にある女性の臓器が移植されたのだ。そしてその移植を決行したのは俺の親父だ。
結果、彼女が喰種だった為、俺は中途半端に喰種へと変貌を遂げた。
あり得ない事だとは思っていた。だが、この感覚は初めてではない気がするのだ。
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- 12 : 2015/09/19(土) 17:37:09 :
- あれから数日後、カネキが『あんていく』へとやって来た。
エレン「お前、喰種だろ。…いや、正確にはなったのか」
カネキ「……全く、エレンってヒデ以上に鋭いよね…」
エレン「俺を舐めるな。…それに、何年一緒にいると思ってんだよ」
カネキ「…ありがとう」
照れ隠しをするように頬を掻くカネキ。やっぱりこいつは気が弱いからな、いや純情と言うべきか?
カネキ「それでエレン。どうして僕をここに連れて来たの?」
エレン「ああ、そういえばそうだったな」
すっかり忘れてたぜ、すまんね。
エレン「…ここで働く従業員は全て喰種だ」
カネキ「…えっ?」オドオド
本当にコイツは期待を裏切らないな。
エレン「そしてここへ来る客の中にも喰種は混じっている。言わば、ここは隠れ家だな」
エレン「そこで、だ。お前にはここで働いてもらう」
カネキ「な、なんで?」
芳村「その説明は私がしよう。エレン君、すまないがコーヒーを淹れてあげて」
エレン「了解です、芳村さん」
ーーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
-
- 13 : 2015/09/19(土) 18:00:50 :
-
エレン「芳村さん、コーヒーを……」
芳村「これは彼、エレン君にも言ったんだけどね。君はふたつの世界に居場所を持てる存在なんだよ」
カネキ「……!」ポロポロ
エレン(入りづれぇ…)
カネキ「…わかりました。僕をここで働かせてください」ゴシゴシ
芳村「うん、もちろん構わないよ」
芳村「じゃあまず見本になり得るコーヒーを飲んでもらおうかな。ね、エレン君」
エレン「(げっ、バレてるし…)そうですね」コト
カネキ「エレンが淹れたの…?」
エレン「ああ、そうだ。ま、飲んでみろよ」
カネキ「う、うん」ゴクッ
カネキ「…美味しい。すごく美味しいよ!」
子供かコイツは。だが、子供のままでは、この先、生きていけないがな。…まあ、今はこれでいいだろう。
芳村「じゃ、エレン君、コーヒーの淹れ方を教えてあげてね」
エレン「えっ!…トーカにやらせましょうよ!アイツどうせ暇だし!」
芳村「トーカちゃんは勉強があるからね」
エレン「ぐっ、なら四方っちに頼みましょう!俺がトーカに勉強を教えるんで!」
芳村「エレン君…」
やめろ、やめてくれ芳村さん!そんな目で俺を見ないで…!
エレン「だぁ!わかりましたよ!俺が教えます!!」
芳村「ふふ、すまないね」
絶対思ってないよね!?あなた!
エレン「…ま、というわけでこれから特訓な」
カネキ「う、うん。なんかゴメンね」
エレン「いいんだよ別に」
これから俺とカネキの特訓が始まった。
-
- 14 : 2015/09/19(土) 18:17:40 :
- 面白い!
-
- 15 : 2015/09/19(土) 19:28:31 :
- エレン>カネキですか?
期待でーす
-
- 17 : 2015/09/19(土) 21:08:32 :
エレン「やり直しだな、もっと綺麗な『の』字を書け」ガミガミ
カネキ「は、はい…」
え?何をしているか、だって?そりゃもちろん『の』字を書かせてるぞ?シャーペンで。
エレン「『の』字を綺麗に書けない奴に美味いコーヒーが淹れられる程甘くないんだよ!」ガミガミ
カネキ「は、はい!!」
絶賛スパルタ教育中だ。カネキは割と字が綺麗だ。これなら後、数日中には実践訓練を開始しても大丈夫そうだ。
エレン「よし、今日はこのくらいでいいだろう」
カネキ「腕が…」イタイヨ
エレン「あ、まだ帰るなよ?お前最近何も喰ってないだろ」
カネキ「……うん」
エレン「自分でコーヒー豆買って、家で淹れてみろ」
カネキ「…え?コーヒーって飲めるの?」
エレン「…はあ。お前って文学少年の割に間抜けなのな」
エレン「初めに言ったろ、ここには喰種も来るって。そいつらがコーヒー飲まなくて、何しにここへ来ると思ってるんだ?」
カネキ「…あっ」
エレン「わかったらさっさと行ってこい」
カネキ「…はい」スタスタ
-
- 18 : 2015/09/19(土) 21:24:27 :
カネキ「エレンに、どれが一番美味しいのか聞くのを忘れた…」シマッタ
もういいや、適当な物を買って行こうと何気なく手を伸ばした先に人の手があり、気付かずに隣の人と同じ物を取ってしまった。
カネキ「あっ、すみません!」
「いえ、大丈夫ですよ。このブロンディのコーヒーが一番美味しいですよね」ニコ
カネキ「は、はい…」
綺麗な人だ。さらりと長く、艶やかな黒髪は彼女の整った顔をより一層際立たせた。
「じゃあね。気をつけて帰ってね」フリフリ
カネキ「はいっ!」フリフリ
自然と手を振ってしまった。嗚呼、綺麗な人だった。
カネキ「…はっ!」
カネキ(そうだ、僕の目的はコーヒーだ)
ーーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
-
- 19 : 2015/09/20(日) 04:57:29 :
- き期待
-
- 20 : 2015/09/20(日) 08:49:11 :
- >>19
ありがとうございます!
-
- 21 : 2015/09/20(日) 09:13:50 :
-
コーヒーを飲めることが判明した。豆の方も食べられるが、断然淹れた方が美味しいということも判明した。
カネキ「……」ゴクッ
カネキ「美味しい…!」
『このブロンディのコーヒーが一番美味しいですよね』
カネキ(綺麗な人だったなぁ…)
そこでリゼさんとの出来事を思い出す。
カネキ(案外あの人も喰種だったりして……なんて、ないよね)
翌日、バイト(エレンとの特訓の為)にあんていくへ行った。
エレン「よしっ、今日は実際にコーヒーを淹れてもらう」
カネキ「えっ、もう?」
エレン「ああ、もう大丈夫だろ。どこかのツンデレとは違って楽でいいわー」
トーカ「あぁ?」イラッ
エレン「お?どうしたトーカ。まさか、反応するってこと覚えがあるのか?」チョイチョイ
トーカ「この糞エレンッ!!」ブンッ
エレン「よーしカネキ、訓練始めるか」ヒョイ
トーカ「ッ!!…この糞野郎ッ!」ブンッ
カネキ「う、うん」
エレン「よーし、なら向こうに行ってろ。俺はもう少しマイエンジェル・トーカと遊んで行くから」ヒラリ
トーカ「〜〜ッ!!!」ブンッブンッ
この後、数十分待った。
-
- 22 : 2015/09/20(日) 09:50:02 :
- トーカおもしろっ!期待してます!
-
- 23 : 2015/09/20(日) 10:18:04 :
- つーか可愛い!!
期待でーす
-
- 25 : 2015/09/20(日) 12:23:45 :
トーカ「…はぁ…はぁ…」グテー
エレン「よしカネキ、訓練開始だ」
カネキ「…うん」
ここから始まった訓練は中々に厳しく、辛いものだった。
エレン「勢いが強すぎる!もう少しゆっくりだ!」
カネキ「…!」
そして訓練を始め、一週間が経った頃。
カネキ「…よし、どうかな」
エレン「…おう。合格だ!」
カネキ「やったぁ!」
トーカ「……」ジー
エレン「…ま、今日は帰れよな」
カネキ「うん、じゃあまたね」
エレン「おう」
カネキは扉を勢いよく開け、去っていった。店を出たことを確認すると、壁に隠れながらこちらを見ているツンデレを呼ぶ。
エレン「おい、トーカ。何してるんだ」
トーカ「……チッ」
舌打ちした!?舌打ちしたよね!今!ねぇねぇねぇ!…一応俺、年上なんだけどな。
エレン「何してるんだ、お前も上がれよ」
トーカ「……」スタスタ
エレン「…?(どうしたんだ?アイツ)」
一方その頃カネキは。
「やめて!やめてください!」
この前の人だ!…襲われてる?助けないと!
カネキ「やめろ!!」ブンッ
ドガァァァァン
男「」チーン
カネキ「あれ…?僕ってこんなに強かったっけ?」
「ありがとうございます!…ッ!?」
カネキ「あ、いえいえ」
ん?何かおかしいのかな。ああ、もしかして眼帯かな。眼帯取ろう……って、あれ、眼帯は?
周りを見渡すと、そこには紐の千切れた眼帯が落ちていた。
カネキ「え…(ってことはつまり)」ビキィ
眼帯をしていたはずの左眼が赤と黒になっていた。
「貴方も喰種だったのね」
カネキ「…はい」
……え、貴方も…?
「オイお前ら!人の喰い場荒らしてるんじゃねえよ」ダンッ
-
- 26 : 2015/09/20(日) 12:35:23 :
- これはなんか新しいクロスもの
期待してる
-
- 27 : 2015/09/20(日) 20:00:39 :
- >>26
ありがとうございます!
-
- 28 : 2015/09/20(日) 20:14:50 :
-
「錦、ココは貴方の喰い場じゃない」
西尾「ミカサ…!お前もいたのか…!!」チッ
ミカサ「ええ、まだここが自分の喰い場だと言い張るなら相手をする」ビキィ
西尾「……」チッ
彼は突然現れ、突然去っていった。…一体何をしに来たのだろうか。
ミカサ「ゴメンね。さっきは助けてくれてありがとう」
カネキ「い、いえっ!」
ミカサ「……私だと脆くて殺しちゃうから」ボソッ
カネキ「…え?」
ミカサ「いや、何でもないよ。…貴方はどうして眼帯をしているの?」
カネキ「あはは…僕、最近喰種になったばかりで…」
ミカサ「最近なった…?あ!もしかして貴方、エレンの言っていた子?」
カネキ「エレンを知ってるんですか!」
ミカサ「知ってるも何も幼馴染だからね」
カネキ「そ、そうなんですか…」
ミカサ「うん。…もう少しお話をしていたいけど、時間がないから今日は帰るね」
カネキ「はいっ!送りましょうか…?」
ミカサ「いや、いいよ」
ミカサ「…私は貴方の何倍も強いだろうから」ボソッ
カネキ「え?」
ミカサ「いや、何でもないよ。じゃあね」
カネキ「はい、さようなら」
彼女は喰種としか思えない速さで路地を抜けて行った。
あの人も喰種だった…。悪い感が良く当たるね
全く。
それにしても、あの人が優しくて、僕が喰種だから良かったけど、僕が人間のままだったら……気をつけないといけない。
※ミカサの口調が少し違いますが、仕様ですので何卒ご了承ください。
-
- 29 : 2015/09/20(日) 21:20:57 :
翌日、ヒデと共に錦?先輩のところへと向かった。
ヒデ「失礼しまーすッ!」
カネキ「ヒデ、ノックぐらいしなよ…」
「きゃあーーー!?」ダッ
ヒデ「あ…」
西尾「永近…俺は自分のテリトリー荒らされるのが大嫌いなんだけどさ…」
西尾「ノックぐらいできないのお前?」
ヒデ「す…すみません。返す言葉もないッス…!」
西尾「いるんだよな、返事だけはいい奴」
カネキ「ん…(コーヒーの匂いだ)」
西尾「…ん?」
カネキ「…え」
『人の喰い場荒らしてるんじゃねえよ』
カネキ「…あ」
西尾「そっちの…」
ヒデ「カネキっす!」
西尾「へぇ、カネキって言うのか。西尾 錦だ。よろしくカネキ」
ーーーーーーー
ーーーー
ーー
ー
-
- 30 : 2015/09/20(日) 21:27:40 :
- 時は過ぎ、数時間後。
エレン「おっせえな…カネキの野郎」
トーカ「ちょっと出てきます」タッ
エレン「ん?トーカ、どこ行くんだ?」
トーカ「ちょっと散歩」
エレン「んー…なら俺も行っていいか?」
トーカ「来るな」
トーカ「…って言っても来るんでしょ」
エレン「ああ!」ニカッ
トーカ「…はぁ」
エレン「じゃあ入見さん、カネキが来たらちょっと待つように言っといてください」
エレン「…それか入見さん直々に教えてやってあげてください」
入見「嫌よ、そんなことしたらカネキ君、ココ辞めちゃうじゃない」
『そうじゃない。いい加減覚えないと…殺すぞ』
エレン「あはは……思い出しましたよ…」
入見「ふふ、エレン君ならいつでも歓迎よ?」
エレン「え、遠慮しときます…」ア、アハハ…
トーカ「さっさと行くぞ、馬鹿エレン」
エレン「はいよ」
-
- 31 : 2015/09/20(日) 23:13:07 :
エレン「トーカ、カネキのことが嫌いか?」
トーカ「は?…いきなりなんだよ」
エレン「お前、一度カネキに頼られただろ」
トーカ「……だったらなに」
見るからに不機嫌そうな顔をするトーカ。
エレン「…俺だってそうだったよ。んで、入見さんにボコられた」ハハ…
エレン「だけど、だからこそ今の俺がいる」
トーカ「結局何が言いたいんだよ」
エレン「…居場所がなくなる辛さは、知ってるだろ?」
トーカ「……」
ドガァァァァン
エレン「何の音だ…?」
カネキ「その脚をどけろッ…!」
エレン「…は?…何で錦とカネキが殺り合ってるんだよ」
トーカ「……どうする気だよ」
エレン「……」
西尾「どうだ?キクだろ?俺の蹴り」
西尾「本気を出せばトーカや四方にも引けをとらない」
トーカ「…!」イラッ
エレン「四方っちは言い過ぎたな、うん」
トーカ「それで、どうするの?」
エレン「んー…」
西尾「永近を選ぶのは危険だと思うけどな」
西尾「アイツは見た目や言動こそ馬鹿っぽいけど…大学にいるような頭スカスカの連中よりはずっと周りが視えてる」
西尾「…なあ、立てよ」ググ
カネキ「…!!」ギリギリ
西尾「そうこなくちゃな……避けろよ?」
西尾「お前じゃ無理か」ゴンッ!!
トーカ「行かねえの?」
エレン「ああ、アイツは弱過ぎるんだ。…今の内に甘ったるい考え方を捨てさせた方が良い」
ミカサ「…大丈夫なの?あの子」スタッ
エレン「ミカサ…!」
-
- 32 : 2015/09/20(日) 23:20:48 :
- これは
ミカサ>エレン>カネキ>トーカ
になるな、最終的に
期待
-
- 33 : 2015/09/21(月) 01:07:47 :
- そうかな…?、逆にエレンの方が強いんじゃないの?
四方>エレン>ミカサ>カネキ>トーカ
じゃね…?
期待してます!
-
- 35 : 2015/09/23(水) 07:56:00 :
- おもしろい!次の更新を楽しみです!
-
- 36 : 2015/09/23(水) 08:54:41 :
- >>33なるほど・・・ そっちの方がいいな、うん
-
- 37 : 2015/09/23(水) 22:54:09 :
- 続き期待!
-
- 38 : 2015/09/24(木) 02:11:38 :
- 四方さん最強だなおい
期待してる
-
- 39 : 2015/09/29(火) 07:06:30 :
- 面白いから投稿してくれっ!
-
- 40 : 2015/09/29(火) 19:50:43 :
- 皆様、大変長らくお待たせしました。
更新、していこうと思います!
ここ最近忙しいので、更新ペースは落ちるかもしれませんがご了承くださいm(_ _)m
-
- 41 : 2015/09/29(火) 20:01:32 :
ミカサ「久しぶりね、エレン」
エレン「そうだな…」
トーカ(ミカサさん…!)
ミカサ「トーカも久しぶり」
トーカ「はい…お久しぶりです」
エレン「お前ってミカサには敬語なのに、俺はタメなんだよな…」
トーカ「うっせーな」
エレン「ほらほら…」
ミカサ「あら?…あの子って赫子使えたの?」
エレン「は…?」
トーカ「赫子…?」
西尾「ぎゃ…めろッ!!死ぬッ!!死ぬ死ぬ死ぬ死ぬゥゥウゥ!!!」ドサッ
カネキ「ヒデ……痛!…痛ァ!!」ズキン
ミカサ「ふふ、あの子マズいんじゃない?」
エレン「…まあ、な。トーカ行ってやれ」
トーカ「は!?なんで私が!」
ミカサ「行ってあげなさい」
トーカ「は、はい…」ダッ
エレン「おい…!だから…その差はなんなんだ…」ガクッ
-
- 42 : 2015/09/29(火) 20:22:03 :
- あれから数ヶ月。カネキの身の回りのことをトーカに押しつ…ゴホン、トーカに任せ、やっと一息つけた所だった。
エレン「…暇だなぁ…」
トーカ「さっさと働け、糞エレン!」
エレン「だから…女の子がそんな言葉遣いしちゃあいけません」
トーカ「ホンっトにうっせーな、余計なお世話だ」
エレン「ったく…可愛いんだが、その言葉遣いさえなければなぁ…」
トーカ「…ッ!?はッ!?か、可愛い!?」
エレン「ん?今、声に出してたか?」
トーカ「…ああ」コクリ
エレン「ま、いいけどよ。事実だし」
トーカ「は、は、はぁ?…別にどうでもいいし」プイッ
エレン(ツンデレはそのままでもいいかもな)
そこで不意に店の扉が開き、カランカランと目立つ音が鳴った。そして、そこにいたのは。
ミカサ「こんにちは」
古間「み、ミカサちゃんかい…?」
ミカサ「ええ古間さん。お久しぶりです」
エレン(古間さんはミカサの事であまり良い思い出はないだろうな…)
古間『君が新入りさんかい?』
ミカサ『……』ボゴッ
古間『ッ!?!?!?』
エレン(あの時のミカサって尖ってたからな…初対面で急所蹴る奴なんてそうそういないだろうしな…)
ミカサ「ああ、後、来る途中で見つけたので、一緒に来たんですけど」
笛口「こんにちは。いきなりすみません」
ヒナミ「……」
エレン「ヒナミちゃん!」
ヒナミ「あ、エレンお兄ちゃん!」タッ
エレン「久しぶり!」ギュー
ヒナミ「うん!…でも、お兄ちゃん、苦しいよ」
エレン「ゴメンゴメン…」
芳村「…では、こちらへどうぞ」
笛口「はい。エレン君、ヒナミをお願いね」
エレン「はい。任されました」ビシッ
-
- 43 : 2015/09/30(水) 17:49:59 :
- 面白い!自分のペースでいいから、無理をされないようにしてください!期待してます!
-
- 44 : 2015/10/01(木) 19:35:54 :
- >>43
ありがとうございます!
-
- 45 : 2015/10/01(木) 19:48:25 :
エレン「とは言ったものの…」
エレン「カネキ、ヒナミちゃんを頼んだ」
カネキ「えっ?ちょ、エレン!?」
俺は早々にあんていくを飛び出し、準備の為、一度家へと戻る。
エレン(…これでいいか)
そして準備を済ませ、家を出る。
ヒストリア「あっ、先輩!遅いですよ!」
エレン「悪い、忘れてた」
ヒストリア「忘れてた!?こんなに可愛い彼女とのデートなのに!?」
エレン「たいして可愛くもねぇし、彼女でもねぇ」
エレン「そ・れ・に、今日はお前が付き合えっていうから仕方なく来たんだからな」ピシッ
ヒストリア「いたっ、痛いです先輩!!」
目の前で頬を膨らませるこのチビは、中学、高校の時から俺に寄ってくる馬鹿だ。
上井を目指しているらしいが、こいつの頭で行けるのか…?
ヒストリア「先輩、何ボーッとしてるんですか?早くエスコートして下さい」ホレホレ
エレン「いや、お前の用があるんだろ」
ヒストリア「そんなの口実に決まってるじゃないですか!優しい先輩はちょーっと頼めば付き合ってくれますからね!」テヘッ
エレン「…はぁ、適当でいいか」
ヒストリア「はい♪」
こうして長い長いデート(仮)が始まるのであった。
-
- 46 : 2015/10/02(金) 17:34:01 :
- ここでトーカに、見つかったりしたら…どうなる?
-
- 47 : 2015/10/02(金) 18:03:25 :
- ヒストリアww
-
- 48 : 2015/10/03(土) 02:03:57 :
- 期待
-
- 49 : 2015/11/02(月) 19:39:35 :
- 続き書いてください!とっても期待してるんだよ
-
- 51 : 2015/12/24(木) 16:18:29 :
- 期待!
-
- 52 : 2015/12/24(木) 20:08:51 :
- お帰り〜
-
- 53 : 2015/12/25(金) 04:12:34 :
- おっ! 期待!
-
- 54 : 2015/12/31(木) 13:08:12 :
- 期待してるなり!
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- 55 : 2016/01/01(金) 15:25:03 :
- 期待
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- 56 : 2016/01/05(火) 14:34:32 :
- 期待
-
- 57 : 2016/01/07(木) 13:56:03 :
- 期待
-
- 58 : 2016/02/10(水) 17:51:49 :
- こんばんわ初めましてリヴァイ兵長大好きです。
とても期待しています!!
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- 59 : 2016/12/21(水) 21:45:58 :
- 期待!戻っとくると信じてるぜ!
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- 60 : 2016/12/26(月) 04:46:18 :
- 信じてくれないかもしれないけど...僕は放置がいやなんです
僕は人間なんです
あの日から全てが最悪なんです
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- 61 : 2017/01/23(月) 00:17:04 :
- 続き期待
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- 62 : 2020/10/01(木) 13:28:46 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
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- 63 : 2022/01/19(水) 21:00:16 :
- エレンチートにしてほしいDESU☆
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