このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
アニ「抱いて」エレン「は」
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- 1 : 2015/09/06(日) 21:51:51 :
- アニエレ。
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- 2 : 2015/09/06(日) 21:55:29 :
- エレン「いきなり何言い出してんだお前」
アニ「別に。ただ、抱いてって」
エレン「…」キョロキョロ
アニ「何を見回してるの?」
エレン「誰かいたらオレもお前もまずいだろ」
アニ「何で?」
エレン「いや、なんでって…」
アニ「何で?」
エレン「だから…」
アニ「何で?」
エレン「…」
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- 3 : 2015/09/06(日) 21:59:19 :
- エレン「…口に出したくねぇ」
アニ「あんたもそういうこと分かるんだね」
エレン「…」
アニ「…で、返事は?」
エレン「時と場所を考えろよ」
アニ「時と場所さえ良ければ抱いてくれるって言ってるように聞こえるよ」
エレン「…」
アニ「黙秘三回目。これ以降はパスなしね」
エレン「なんだそのルール」
アニ「今私が作った」
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- 4 : 2015/09/06(日) 22:04:14 :
- アニ「それに時と場所も中々良い感じだと思うけど?」
アニ「夜空の下のテラスで、二人きりの時間。他の連中は宴会でこちらに全く気づかない」
アニ「何か起きるなら今だと思うよ」
エレン「…起きるんじゃなくて起こすんだろ」
アニ「あんたがね」
エレン「何でだよ」
アニ「リードしなきゃ男じゃないよ」
エレン「……まぁ、その…そうだな」
アニ「何だかんだ言ってルールを守るあんたが可愛い」
エレン「…うるせえ」
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- 5 : 2015/09/06(日) 22:07:45 :
- アニ「じゃあ始めようか」
エレン「はいストップ」
アニ「なんだい?」
エレン「いや、唐突すぎて訳わかんねぇんだけど」
エレン「まず何で…その…抱いて欲しいんだ?」
アニ「ウブなあんたが愛しい」
エレン「話が進まねぇからとっとと答えろ!」
アニ「今答えたけど」
エレン「…はい?」
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- 6 : 2015/09/06(日) 22:11:38 :
- アニ「あんたが愛しい。全てを擲ってでもあんたと居たいくらいに」
アニ「訓練に勤しむあんたが。他の誰かと喧嘩をするあんたが。訓練が上手くいってはしゃぐあんたが。幼なじみに追いつけなくて憤るあんたが。私へと向かってくるあんたが」
「…愛しい」
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- 7 : 2015/09/06(日) 22:13:58 :
- エレン「…」
アニ「顔真っ赤だけど」
エレン「…お前だって少し赤いぞ」
アニ「熱いからね、今」
アニ「…で、あんたは?」
エレン「…オレは」
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- 8 : 2015/09/06(日) 22:19:46 :
- エレン「…アニのことは…好きだ」
アニ「…意外だね。私の一方的な愛かと思った」
エレン「けど、そういう…抱くとかってなると、困るな」
アニ「何で?」
エレン「…オレは半年もしないうちに調査兵団に入る」
エレン「死ぬ確率は高い」
アニ「…くだらないこと考えるね」
エレン「オレは大事だと思うぜ」
エレン「後に残された人の気持ちを考えると…どうしてもな」
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- 9 : 2015/09/06(日) 22:23:32 :
- アニ「あんたも後に残された側だったっけ」
エレン「…あぁ」
アニ「そう。…けど、もう手遅れだね」
エレン「は?なにが?」
アニ「私、あんたが死んだら死ぬから」
エレン「…後追い自殺かよ」
アニ「狂信的だろう?」
アニ「けど、私はそれほどまでにあんたに惚れている」
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- 10 : 2015/09/06(日) 22:26:20 :
- エレン「お前よく恥ずかしげもなく言えるな」
アニ「今日はそういう気分なんだ」
エレン「…」
アニ「明日まで耐えたら何とかなるとか思ってるんなら甘いよ」
エレン「読心術士かお前は」
アニ「以心伝心って言葉知らないのかい?」
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- 11 : 2015/09/06(日) 22:51:07 :
- 期待!!
ただエロい展開が進むなら
「エロ注意」とタイトルに書くべきかと
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- 12 : 2015/09/06(日) 23:27:12 :
- 今日はここまでにします。
書いてて思ったのですが、アニエレは読むのは好きですが書くのは苦手だということ。
正直文章が拙すぎてイメージとずれてきました。
本当ならキャラをもっと登場させてシリアス一辺倒かギャグ一辺倒か純愛一辺倒にしたい。
エレンが本当誰この人状態。
アニはこのままで良いんです、オチが決まっているから。
>>11 上の方に『このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。』って書いてあります。
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- 13 : 2015/09/07(月) 11:03:07 :
- 期待!
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- 15 : 2015/09/10(木) 12:13:26 :
- 俺はこんなエレンも好きですよ
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- 16 : 2015/09/10(木) 17:58:39 :
- 期待!
頑張って下さい!!
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- 17 : 2015/09/12(土) 00:38:16 :
- すんばらしい作品ですねwww
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- 18 : 2015/09/12(土) 00:40:10 :
- う
ん
ち
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- 19 : 2015/09/12(土) 11:02:37 :
- きたねー言葉書いて荒らしして
なんなの死ね朽ちろゴミクズ
数少ない良作でんなことしてんじゃねーぞ
暇なら勉強しとけ社会に役立て
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- 20 : 2015/09/12(土) 11:03:27 :
- なんなの
うんちってwww
きもwww
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- 21 : 2015/09/14(月) 17:04:27 :
- 頑張って下さいー
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- 22 : 2015/09/17(木) 22:36:56 :
- 私もアニに言ってほしい~!!
期待!!
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- 23 : 2015/09/18(金) 12:00:37 :
- エレン「けど…お前がオレの為に死ぬと言うなら、お前の誘いは尚更断らなきゃいけねぇ」
アニ「どうしてだい?」
エレン「簡単だよ」
エレン「お前に死んでほしくないんだ」
アニ「…」
エレン「オレだって…お前に死んで欲しくない。もっと生きて欲しい。喩えそこがオレの死後の世界だとしても」
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- 24 : 2015/09/18(金) 12:07:06 :
- アニ「…あんた、私のことが好きなんだね」
エレン「さっきも言っただろ。恥ずかしいから何度も言うなっての」
アニ「私はあんたが死んだら死ぬ。だけれどもあんたは私に死んで欲しくない…か」
アニ「簡単じゃないか、この答えを見つけることなんて」
アニ「あんたが死ななければ良い」
エレン「…簡単に言ってくれんな。夢を追い続けて、その上死なないなんて偉業、為せた者はほんの一握りだぞ」
アニ「その一握りに入りな。何が何でも生き続けるのさ」
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- 25 : 2015/09/18(金) 12:14:50 :
- アニ「そんな覚悟もない人間が、壁の外になんて出られる筈がない。況してや、兵士になんて成れる筈もない」
アニ「全ての苦と難から生き残りな」
エレン「…」
アニ「あんただって死にたくはないだろう?私も私の持つカードを全て切ってでもあんたを助ける」
アニ「力も、知識も」
アニ「そして、その報酬として…」
「あんたとあんたの愛を、寄越しな」
エレン・イェーガー。
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- 26 : 2015/09/19(土) 11:12:19 :
- いやもう最高!
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- 27 : 2015/09/22(火) 23:27:01 :
- アニさんにこんな事言われてみたい
言われたら嬉しくて泣くかも
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- 28 : 2015/09/26(土) 19:28:20 :
- 期待!
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- 29 : 2015/09/26(土) 22:39:25 :
- キャー/////!!!!
アニカッコいい!!!(#´>^<`#)
期待!!
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- 30 : 2015/10/01(木) 21:48:55 :
- エレン「っ~!!」
アニ「…どうしたの?」
エレン「…」
「…はぁ」
アニ「…そんな溜め息を吐かれると、傷つくね」
エレン「…お前なぁ…」スッ
アニ「あっ…」
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- 31 : 2015/10/01(木) 21:53:37 :
「ん…」
「ふっ………んぅ…」
「…っはぁ……!」
「…後悔すんなよ」
「…そっちこそ。途中で逃げたら殺してあげるよ」
「へっ………おっかないぜ」
「恐ろしくて……綺麗な……良い女だ、お前は…」
「…熱烈な求愛行動ありがとう、死に急ぎ…」
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- 32 : 2015/10/01(木) 21:55:23 :
- …翌朝、トロスト区某連れ込み宿。
アニ「…」
エレン「」クー
アニ「…やっちゃった…」
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- 33 : 2015/10/01(木) 22:00:14 :
- アニ(昨日は宴会で。珍しく酒も出たから皆で飲んで。このバカが一人で外に出たのを、顔を真っ赤にしながら追いかけたことまでは覚えている)
アニ(そこからの記憶が曖昧だ。…かなり恥ずかしいことと、ギリギリアウトなことを言ったような気がする)
アニ(しかも状況は火を見るより明らかだ。やっぱり、私はコイツと寝たんだろう)
アニ「…」
「どうしようかな…」
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- 34 : 2015/10/01(木) 22:03:36 :
- アニ(こんなことにならないように、今まで懸命に距離を置いていたのに…)
アニ(しかもこの状況を憂う気持ちと、喜ぶ気持ちが既に混在してしまっている)
アニ(…もう、手遅れなのかもしれないね…)
エレン「…んん…」
アニ「」ビクッ
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- 35 : 2015/10/01(木) 22:07:35 :
- エレン「…あ、おはよう」
アニ「…ああ、おはようエレン」
アニ(とりあえず平静に…)
エレン「アニ」
アニ「…何」
アニ(…今、ドキッてした気がする。いや、気のせいならどれ程良いか…)
エレン「ちゃんとお前のことを見てるから」
アニ「…え?」
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- 36 : 2015/10/01(木) 22:12:01 :
- エレン「お前が隠そうとしてる気持ちも、お前の大事なものも。お前が苦しんでる様も、お前が助けを求めてる姿も」
エレン「全部オレが見てるから」
エレン「だから、好きなだけ泣け。好きなだけ喚け」
エレン「オレがまとめて面倒見てやる。オレの腕の中ならいくらでも泣かせてやる」
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- 37 : 2015/10/01(木) 22:14:27 :
- エレン「…な?」
アニ「…うん」
エレン「よし」ポン
アニ「…」
(…そうだ)
(私はコイツに全てを託したんだ…)
(今こそ、ここに…………)
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- 38 : 2015/10/01(木) 22:16:21 :
- エレン「いやーしかしあれだな!」
アニ「ん?」
エレン「アニに普通に名前で呼ばれるのも良いものだな!!」ニカッ
アニ「…」
「…は?」
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- 39 : 2015/10/01(木) 22:21:37 :
- エレン「いや、だからさ。ああいう時よりも、やっぱりオレは普通に名前を呼ばれる時の方が………」
アニ「…あんた…」ワナワナ
エレン「げ」
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- 40 : 2015/10/01(木) 22:31:10 :
- 「ムードとかいうのが気にならないのかい!!」
「うおおおお!ちょっ、あぶねぇ!!つーかそんな格好で蹴りを出すな!服着ろ服!!」
「これ以上のものを視ただろう!今更恥ずかしがってるんじゃないよ!!」
「うわあああぁぁぁぁ……!」
アニ(…そうだ)
アニ(私はコイツに…全てを託したんだ)
アニ(私たちの行く末も、この壁の中の未来も)
アニ(私が身を委ねるだけの価値がある男だと、認めたから)
アニ(その結果が、未来が…どうなるかはわからないけど)
アニ(良いじゃないか、惚れた男に全てを任せても)
アニ(そうして今こそ、ここに…)
「幸せがあるのだから」
「…ん?何か言ったか?アニ」
「さあね。それと、余所見は実戦で命に関わるよ」
「ぐはっ!!」
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- 41 : 2015/10/01(木) 22:34:41 :
…お父さん。
いずれ、帰ります。
その時は…壁の中への、人間としての移住に関する書類と、人類の大使と。
…そして、腐れ縁の仲間と、私に惚れられたとても運の悪い旦那を連れてくから。
待っててね。
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- 42 : 2015/10/01(木) 22:41:22 :
- 終わりです。
更新が途切れてしまって、申し訳ありませんでした。
最初辺りに、『実は宴会中で、アニは酒に酔ってる(エレンも少し酔ってる)』という描写を出して、オチを読ませようとしたのですが、わかりにくかったでしょうか。
このSSは、エレアニエレによくありがちな、『アニが思い直してエレンの味方に回ってしまう』という展開です。
よくありがちな展開でも、真剣に書いたら実はけっこう救われる話になるんじゃね?と思ったのですが…。
…はい、自己満足です。
閲覧ありがとうございました。
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- 43 : 2015/10/10(土) 00:20:54 :
- 最高に満足した
次作もエレアニを期待している
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- 44 : 2015/10/12(月) 23:40:04 :
- 感動しました!!!
神作品をありがとうございます!!!
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- 45 : 2015/10/15(木) 23:25:35 :
- エロ描写は
全編カットですか
残念
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- 46 : 2016/10/03(月) 21:36:53 :
- 素晴らし過ぎるssだヾ(@⌒ー⌒@)ノ
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- 47 : 2018/08/19(日) 13:39:34 :
- 今でも見に来てるんだから、エレアニはホントにいいものなんだなぁ
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- 48 : 2018/08/19(日) 13:43:53 :
- うんこのssも沢山あるしなあ、エレアニはうんこが似合うなあ、良いよなあ
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- 49 : 2018/10/09(火) 00:48:14 :
- ‐面白かったw‐
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- 50 : 2019/01/24(木) 03:59:58 :
- 悪くねぇ...と思います!
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