このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
お前は誰のために心臓を捧げる?
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- 1 : 2015/08/24(月) 23:35:36 :
- 今回はオリジナルキャラクター入れてみようと思います
コメントは非表示とさせていただきます
誠に申し訳ございません
※分からない程度に抑えてあるつもりですが71、72話のネタバレの危険性あり
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- 2 : 2015/08/24(月) 23:43:01 :
- ~第58回壁外調査・前日~
ピー ピー
明日旅立つ俺はふと空を見上げた
鳴いているのは綺麗な白い鳥だ
鳥は海を見たことがあるのかな?
俺は鳥を見るといつもそう思う
そして・・・
アイツのことも思い出す
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- 3 : 2015/08/24(月) 23:57:51 :
- ~訓練兵団時代・とある日~
今日も朝飯を食べればすぐに厳しい訓練が始まる
いつもの日常となった訓練兵団の生活
今日もいつも通りに過ごす
エレン「おはよう、アルミン、ミカサ」
アルミン「あぁ、おはよう、エレン」
ミカサ「おはよう エレン・・寝癖が・・・」
エレン「自分でなおせるって!やめろ!」
ジャン「おーおー 朝から見せつけてくれるね-!」
エレン「あぁ?」
マルコ「やめなよ、ジャン 朝から」
ジャン「チッ・・」(うらやましい!)
キース「貴様ら-!!!いつまでだらだらと食っている!はやく食え!」
エレン「おっと、急がねぇと・・」
ガタガタ ザワザワ
キース「・・・」(今日か・・・アイツを出す日は・・・)
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- 4 : 2015/08/25(火) 00:08:57 :
- エレン「午前は乗馬の訓練か・・・」
教官「今日は指定したルートを走ってもらう、個人個人でゴールをめざすもよし、他人と協力してゴールするのもよしだ!」
エレン(俺が一番にゴールしてやる!)
アルミン「エ・・エレン一緒にいかないかい?」
エレン「おう!いいぞ!一番目指そうぜ」
アルミン「うん!」
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーーー
ー
エレン「クッソ、ミカサが一番かよ!」
ミカサ「エレン、ごめんなさい・・馬が言うこと聞かなくて」
エレン「やめろ!ミジメになる!」
アルミン「ははは・・それにしてもミカサは凄いよね、どんな訓練でもいつもダントツ一位じゃないか、ミカサより凄い人間なんて人類最強のリヴァイ兵士長ぐらいじゃない?」
エレン「うるさい!俺が越えるんだ・・」
ミカサ「エレン・・じゃああと100倍は訓練しないととても・・」
エレン「うるせぇ!」
アルミン「あははは・・」
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- 5 : 2015/08/25(火) 00:15:00 :
- ~訓練場近くの独房~
キース「・・・」 ガチャ
タケル「・・よう、クソハゲ」
キース「・・・」ギロリ
タケル「今日で2年だ・・はやく出せよ・・独房は退屈で仕方ねぇ」
キース「もう、同じようなことは、するな・・・」
タケル「それはどうかな?今の同期しだいだ・・・」
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- 6 : 2015/08/25(火) 00:36:15 :
- ~食堂~
エレン「あー、しんどい、でも奴らを駆逐するにはまだまだ足りない・・」
アルミン「・・・・」
ガチャ
キース「・・・」
キョウカン?ドウシタンダ?オマエカイモオンナ ワタシナニモシテマセンヨ!
キース「突然だが、一つ知らせがある、お前たちの同期が一人増えるのだ・・名はタケル・ヤマト 問題を起こし独房にぶちこまれたのだが今日出てきた、急であるが問題を起こさぬように注意してくれ・・」
タケル「・・・」キョロキョロ
エレン「なぁ、アルミン、独房にいたってよ・・・」ヒソヒソ
アルミン「うん・・少し恐いな・・」
エレン「大丈夫だよ俺が守ってやるよ・・」
タケル「今日からお前たちの同期になる 名はタケルだ・・訓練で足をひっぱる奴がいたら容赦しねえ・・」
ジャン「おうおう、それが初対面の奴に言う言葉か?」
タケル「・・・」ギロッ
ジャン「てめぇこそ足ひっぱんじゃねえぞ問題児野郎」
タケル「・・・」バキッ
ジャンは建物の壁を破りとんでいった
マルコ「ジャン!」
タケル「カスが・・」
エレン「おい・・お前」
タケル「あぁ?」
エレン「そこまでする必要あったのか?」
タケル「はっ、カスのくせに生意気なアイツが悪い」
エレン「テメェ!」ブン
タケル ヒラリ シュッ
アルミン「エレン!」
タケル「!?」
ミカサ「・・・・・」ガシッ
ミカサはタケルのパンチを止めていた
タケル「・・・」ニヤッ
「ちゃんと強えのもいるじゃん・・」スタスタ
そう言うとタケルは食堂から出ていった
ミカサ「エレン・・大丈夫?」
エレン「あ・・あぁ・・・」
-
- 7 : 2015/08/25(火) 00:45:43 :
- ジャンは腕を骨折したものの命に別状はなくそれだけですんだ
~次の日~
教官「今日は立体機動の訓練を行う早急に着替えるように!」
エレン(昨日はアイツにやられたからな・・今日は兵士の厳しさを教えてやる!)
~立体機動訓練~
ミカサ「・・・」パシュンパシュン シューー
タケル シュパパパパーン パシュー
ミカサ(速い・・追いつけない・・)
タケル(他の奴に比べれば各が違うがこの程度か・・)
エレン(なんなんだ?あいつは・・)
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- 8 : 2015/08/25(火) 16:13:45 :
- ~対人格闘~
エレン「おい、お前」
タケル「あ?」
エレン「俺と組もうぜ」
タケル「やだね、あのミカサとかいう面白そうな奴とやる」
エレン「恐いのか?俺とやるのが」
タケル「・・・・いいぞ、やってやる」
エレン「来やがれ!」
タケル「・・・・」シュッ
エレン「え・・」
ガシッ スパーン!
タケルはアニのような技をエレンにかけた
エレン「いっ・・お前何でアニの技術を・・?」
タケル「あぁ・・あいつアニっていうのか・・見て面白かったから真似してみただけだ」
アニ「あんた・・私と組んで見ない?」
エレンとの戦いを遠くで見ていたアニは興味を持ったらしい
タケル「いいぞ、やってやる・・」
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
ーー
ー
アニ「参った・・」
エレン「アニ!」(あのアニが・・)
タケル「お前、強いな、俺もちょっと負けるかと思ったぜ」
エレン(ミカサがもう一人いるみてぇだ・・)
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- 9 : 2015/08/26(水) 00:01:38 :
- ~夜・食堂~
アルミン「エレン」
エレン「なんだ?」
アルミン「あのタケルってさ、ミカサに似てないかい?」
ミカサ「アルミン、私に失礼じゃない?」
アルミン「いや!そういう意味じゃなくて・・ミカサがいるから気付かなかったけど、ミカサみたいに見慣れない顔立ちだし、真っ黒な黒髪だし・・名前もタケル・ヤマトなんて・・」
エレン「確かにそうだな・・異常に身体能力が高いのも似ている」
タケル「おい、お前らなに人をチラチラ見ながらヒソヒソ話してんだ?」
アルミン「あぁ、ごめん、見てたつもりはないんだけど・・・」
タケル「・・・そうか悪かったな・・」スッ
アルミン「いや、いいよ」スッ
タケル ギュッ ブン
アルミン「え・・」
ピタッ
タケルはアルミンの手を握り背負い投げで頭を打つギリギリで止めた
タケル「お前、本当に訓練兵か?」
アルミン「・・・・・・・」
タケル「開拓地にいった方が身のためだぞ、ハハハハハ」
エレミカ ギロリ
アルミン「いいよエレン、ミカサ」
エレン「お前、いいって・・」
アルミン「僕は大丈夫だから・・」
ミカサ「あいつにはいつか私が然るべき報いを・・」
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- 10 : 2015/08/26(水) 00:07:29 :
- ~現在公開可能な情報~
タケルは2年前ある問題を起こし独房に入れられた
身長175cm 体重75kg エレンより一回り大きい体格をしている
口が悪く人を信用しようとせず強者との戦いを好む
過去や問題についてはこれからのストーリーで明かされていく
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- 11 : 2015/08/26(水) 00:13:23 :
- キース「タケルが入る部屋についてだが・・ブラウン訓練兵たちとの同室とする」
ライナー「ハッ!」 ビシッ
エレン(同室かよ・・)
タケル「よろしくな、ライナー」(こいつもなかなか腕がたつ··)
ライナー「あぁ、よろしく」
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- 12 : 2015/08/26(水) 00:28:17 :
- なぁ、何で俺をおいていくんだ?待ってよ・・やだよ・・こんな寒いところにおいてかないでくれよ・・・・・・・・・・・・・・・
タケル「あああっ!」ガバッ
「・・・・夢か、クソッ、やな夢見やがって・・」
~朝~
アルミン「おはよう」
エレミカ「おはよう」
アルミン「ジャンも・・おはよう・・・」
ジャン「・・・・おはよう・・」
ジャンは1月ほど訓練に参加できない状態だった
ジャン「まったく、最悪だぜ・・あの野郎いつか仕返ししてやる・・」
タケル「今するか?」
ジャン 「!!!・・・い、いや・・」
タケル「腰抜けめ」ハッ
ジャン ギリギリ
アルミン「待ってよ、タケル」
タケル「あ?」
アルミン「君はこれから訓練兵の仲間になるんだよ?仲間に謝りなよ」
タケル「うるせぇ、黙れ・・仲間なんて所詮ただの足を引っぱる存在でしかねぇんだよ・・」
アルミン「・・・」
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- 13 : 2015/08/26(水) 01:23:43 :
- ~昼・教官室~
コンコン
キース「入れ」
アルミン「失礼します」
キース「何用だ?」
アルミン「タケル訓練兵について少し伺いたいのですが・・」
キース「駄目だ、あいつにも秘密にしておきたい事もある・・・」
アルミン「お願いします!どうして彼があんなにも哀しそうな顔をしているのか知りたいんです そして僕たちが助けてあげたいんです!!!」
キース「・・・・・少し長くなるがいいか?」
アルミン「ありがとうございます!」
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- 14 : 2015/08/30(日) 02:27:36 :
- 私があいつと出会ったのは月が綺麗な夜だった・・
キース(異常なしか・・・)
ガサッ ガサガサ
キース「何者だ!」
タケル「・・・・・うぅ・・・」
キース「貴様は何者だ?何故ここにいる!」(子供?)
タケル「あぁぁ・・・・」バタリ
キース「おい!どうした!?」
タケル「・・・」グゥゥー
キース(なんだ・・腹が減っただけか・・・)
「ふん!」 オブリ
タケル「・・・・・・」(だれだ・・・?)
キース「食べたければ食え・・」
タケル「い・・・いいのか?」
キース「あぁ」
タケル「い・・いただきます」 ガツガツ
キース(いただきます?変な事をいうガキだな・・・)
タケル「ふぅ・・旨かった・・ごちそうさまでした! ありがとうな!おっさん!」
キース(ごちそうさまでした?また変な事をいうな・・・)
「貴様はなぜこんな所にいるんだ?」
タケル「俺、親に捨てられたんだ・・だから食い物さがしてた・・」
キース「・・・」(カルラ・・お前とは随分違う親がいる・・・お前は良い親だったのだろう・・)
タケル「俺にはもう、帰る場所がないんだ・・寒ぃな、はは・・」
キース「・・・貴様、年はいくつだ?」
タケル「11だ・・」
キース(2年早いな・・だが、それぐらいなら・・)
「貴様、訓練兵としてここにいるか?」
タケル「! いいのか?」
キース「私が頼んでみよう・・」
タケル「ありがとう!おっさん!」
キース「ふん!!!」ガン
タケル「いづっ!」
キース「教官と呼べ!言葉使いに気を付けろ!」
タケル「・・・はい・・」
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- 15 : 2015/08/30(日) 02:34:30 :
- そしてあいつは訓練兵となった
キース「貴様に知らせがある!もう一人訓練兵が増える事となった」
タケル「俺はタケル・ヤマト!お前らより2つ年下だけどよろしくな!」
フタツトシシタ!? ナニカンガエテンエダ?キョウカンハ テカナマイキジャネ?ミタコトネェカオダチダナ··
キース「貴様等!黙れ!」
シーン
キース「互いに戸惑う事もあるだろうが互いに頼っていけ!」
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- 16 : 2015/08/30(日) 02:53:30 :
- タケル「なぁ、今日の訓練は何なんだ?」
???・ボザト「あぁ?そんぐらい覚えとけよバカ」
タケル イラッ「お前に聞いたのが間違いだったよ!」スタスタ
タケル「なぁ、今日の訓練は何なんだ?」
優しいモブ「対人格闘だよ!」
タケル「ありがとう!」
あいつは立体機動の適正訓練を難なくこなし訓練も上から数えたほうがはやい位置にいた
~対人格闘の訓練~
タケル「うりゃ!」 ブンッ
訓練熱心なモブ「うわぁっ!」 ズテーン
タケル「大丈夫か?」
訓練熱心なモブ「あぁ、しかしお前は強いな!今度強くなるコツとか教えてくれよ!」
タケル「あぁ!」
意地悪なモブ(なんだよ・・生意気な奴のくせに・・・)
~立体機動の訓練~
タケル「ヤッホーう!」ピシュシュー
「ふんっ!」 ズバッ
優秀なモブ「おい、タケル、遅いな」バシュー!
タケル「なにぃっ!負けるか!」パシュー
名字 ボザト「お前、デカイ口叩いてる割にはショボいな」ニヤッ
タケル「うぜぇ・・」
~乗馬の訓練~
タケル「いけいけぇーい!」パカラパカラ
女神なモブ「可愛いね、あの子」ニコッ
ゴリラなモブ「あ、あぁ」(結婚しよ)
ひねくれたモブ(なんだよ、年下なことをいいことに・・)
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- 17 : 2015/08/30(日) 16:39:31 :
- ~夜・食堂~
意地悪なモブ「おい、お前・・」
タケル「なんだよ?」
意地悪なモブ「調子に乗ってんじゃねぇぞ?」
タケル「はぁ、別に乗ってねぇし」
意地悪なモブ「生意気なんだよ!」 バキッ
タケル「うっ」ヨロッ
優しいモブ「おい、やめなよ!」
意地悪なモブ「はっ、いいこちゃん気どりか?」
優しいモブ「・・・」 ギリッ
意地悪なモブ「なぁ!皆!こいつって生意気だよなぁ!?」
ひねくれたモブ「そうだそうだ!」
ボザト「確かにな」
嫉妬するモブ「あぁ!生意気だ!」
タケル「・・・・・」ギリッ
練習熱心なモブ「おい!お前ら!自分より年下の奴をいじめるような最低なことして楽しいか?」
ヤンデレなモブ「最低よね・・」
頭が良いモブ「仲間に酷いことをいう奴は嫌いだね・・」
意地悪なモブ「うるせぇな!こいつが生意気なのが悪いんだよ!」
タケル「もういいよ、ありがとな・・」
練習熱心なモブ「タケル・・」
意地悪なモブ「茶番いいから消えろ」
タケル「っ・・あぁ・・・・」 スタスタ
意地悪なモブ「生意気だからこうなるんだ」
頭が良いモブ「君はゴミだね・・」 ボソッ
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- 18 : 2015/08/30(日) 23:38:06 :
- ~翌朝~
タケル「ふぁ~~あ」 ネボケー
優しいモブ「おはよう、タケル」ニコッ
タケル「あぁ・・おはよう」
優しいモブ「さて、食堂に行こうか」
~食堂~
練習熱心なモブ「お、来たか おーうい、タケル!」フリフリ
タケル「なんだ?」スタスタ
練習熱心なモブ「なんだって・・対人格闘のコツ教えてくれる約束だろ?」
タケル「あぁ、ごめんごめん えーとなまずは・・・・・・・」
意地悪なモブ(チッ、ムカつくな・・・)
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- 19 : 2015/08/30(日) 23:46:44 :
- ~対人格闘の訓練~
意地悪なモブ「おーいタケルくーん」
タケル「・・・」ギロ
意地悪なモブ「組んでくれよー」ヘラヘラ
タケル「あぁ・・」
意地悪なモブ「ありがとう・・・な!」ブンッ
タケル「下らねぇ」ヒラリ シュッ
意地悪なモブ「な!」
バキィッ!
「いってぇ~~!」(糞が・・こうなれば)
「教官!」
メガネの教官「なんだい?」
意地悪なモブ「タケル訓練兵がいきなり殴りかかってきました!」
メガネの教官「今は対人格闘の訓練だけど?」
訓練熱心なモブ「あーっはっはっ」
頭が良いモブ「チクリとか・・・腹痛いからやめて あはははは」
意地悪なモブ「・・・////」(殺す・・・)
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- 20 : 2015/08/30(日) 23:56:34 :
- ~夕方・教官室~
キース「あいつはどうだった?」
メガネの教官「あぁ、成績も上の方だったよ」
キース「そうか・・」
メガネの教官「君はえらくあの子を気にかけるね」
キース「私は不憫に思ってしまう・・私の知り合いにとても幸せそうな家族がいるから、親のいないあいつをな・・」
メガネの教官「・・・まぁ、それは分からないこともないがあまり特別扱いはしないようにね・・」
キース「訓練の前では皆平等だ!」
メガネの教官「そうだね・・」
~教官室前~
意地悪なモブ(こいつはいいことを聞いた・・ひひひひひ)ヌスミギキ
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- 21 : 2015/09/03(木) 00:31:58 :
- ~夜・食堂~
タケル「おい、ここ、いいか?」
練習熱心なモブ「もちろん!」
ヤンデレなモブ「えっ!? 仕方ない・・」
練習熱心なモブ「俺はな・・調査兵団にはいって外の世界を見るのが夢なんだ・・」
タケル「へぇ・・でも外には巨人ってのがいるんだろ?」
練習熱心なモブ「あぁ、でもその恐怖以上に壁外にあるものを見てみたいという気持ちが強いんだ」
タケル「・・・」(壁の外か・・確かにどんなものがあるのか気になるな・・・・)
ヤンデレなモブ「その夢は私と」
頭が良いモブ「僕の夢でもあるんだよ」
タケル「な・・なぁ・・・」
練習熱心なモブ「なんだ?」
タケル「お・・俺も一緒に行っていいかな・・・?」
練習熱心なモブ「おう!お前も外の世界に興味を持ってくれたのか!」
タケル「あぁ!じゃあ約束だ!」コユビサシダシ
練習熱心なモブ「おう!」コユビツナギ
タケル「お前らもだろ?」
頭が良いモブ「うん!」コユビツナギ
ヤンデレなモブ「えぇ」コユビツナギ
タケル「俺達は壁の外の広がる世界へと旅立つんだ!」
3人「約束だ!」
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- 22 : 2015/09/03(木) 01:19:57 :
- ~次の日・朝・食堂~
意地悪なモブ「おはよー、タケルくん」
タケル「・・・」ジロッ
意地悪なモブ「そんな睨むな・・気持ち悪い・・」
タケル「・・・」プイッ スタスタ
意地悪なモブ(相変わらず生意気な奴だ、今日は然るべき報いを受けさせないとな)
「皆!俺の話を聞け!」
ボザト「なんだ、朝っぱらからうるさいんだが!?」
ひねくれたモブ「長話なら聞かないよ」
意地悪なモブ「こんな奴がいたらしい、11才で訓練兵になりいい気になってる糞ガキがいたんだとよ、何で2年も早く入れたと思う? 優秀だから?いや、違う 親が偉く2年多く訓練出来るように頼んだから?いや、違う! じゃあ何で? それはな・・・、親に捨てられた惨めなガキを教官が拾ったからなんだよ!」
タケル「!!!」
ひねくれたモブ「なーにぃ?それはそれは大変可哀想なガキですな~まぁ糞ガキですから捨てられたんでしょうなぁ~」
ボザト「捨てられたとか、可哀想なんだがw!?」
意地悪なモブ「その者の名は・・・タケルゥ~~ヤマトオ~~~」
タケル「・・・」プルプル
優しいモブ「おい、テメェら・・」
練習熱心なモブ「・・・このゴミ共が・・・」
頭の良いモブ「はぁ~・・・」
ヤンデレなモブ「・・・」ギロ
意地悪なモブ「おーおー恐い恐いw」
練習熱心なモブ「テメェはどんなけクズなんだ!!!」ブゥン
意地悪なモブ「がああ」バキィッ
練習熱心なモブ「お前なんか・・」ブン
パシッ
練習熱心なモブ「止めるなy・・・タケル・・・」
タケル「・・・・」フルフル
意地悪なモブ「僕を殴った君は、異端者w」
練習熱心なモブ「うっ・・・」ポロポロ
彼は自分の小さい頃からの夢をその一言で、しかもこんなクズに言われ踏みにじられるのが悔しかったのだろう・・不覚にも涙を流した・・・
ドクン
その音は彼の胸から聞こえてくる
ドクン
・・・してやる
彼は呟く
・・・してやる
殺してやる
ああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!
彼は巨人と変わらぬほどの叫び声をあげ殴りかかる
タケル「死ねぇ! 死ねぇ!」 ドカッ ドカッ
意地悪なモブ「ブベラッ!ぼ・・ぼう ゴバッ! ぼうやべでぶれ・・・・・・・・・・」
怒りで理性を失った彼に言葉は通じなかった、奴はただただ殴られるだけだった、奴を殴る時の彼の力は今までのものとは違った・・まるで眠っていた気だるい体からキレキレの動きができる最高の状態になったようだった
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- 24 : 2015/09/03(木) 15:17:26 :
- タケル「あぁぁっ!」ガバッ
キース「起きたか」
タケル「教官・・・ここは・・?」
キース「独房だ・・」
タケル「え!?なんで・・・?」
キース「死んだ・・・」
タケル「?」
キース「お前が殺したんだ・・」
タケル「!!? お・・・俺が・・?」
キース「あぁ、本来ならここで一生を終えるところだが話を聞くと死んだ奴がふっかけたらしいのでな・・お前には訓練生になるのが早かったということで話をつけた」
タケル「・・・俺は・・あいつらと卒業できないのですか・・?」
キース「・・・・・・・あぁ」
タケル「・・・・」ポロポロ
キース「・・・・・」(すまない・・本当にすまない・・・)
タケル(俺は一人で生きる運命なんだ他の奴を信用するな!信じられるのは・・自分だけだ!)
-
- 25 : 2015/09/05(土) 00:08:25 :
- キース「そしてアイツは同じ年の者が訓練兵になるまで独房生活を強いられた・・・」
アルミン「・・・・・ありがとうございます」
キース「アルレルト訓練兵、アイツを救ってやってくれ・・」
アルミン「ハッ!」 ビシッ
キース(・・・私は家族がいない・・だが、アイツは私が唯一育ての親だと言える奴だ・・いや、私にはたくさんの訓練兵がいる・・私も一人ではないということか・・・本当に良い訓練兵に恵まれたものだ・・・)
-
- 26 : 2015/09/05(土) 00:26:33 :
- ~次の日~
アルミン「タケル!おはよう・・」
タケル「あぁ・・」
エレン「おい、あいさつ位返せよ!」
タケル「うるせぇな・・」
アルミン「いいよエレン、それよりさ、僕達と朝食たべない?」
エレン「あぁ!?おい、お前・・・」
タケル「・・・・・・じゃあそうしよう・・」
ミカサ「ねぇ、アルミン・・どうして連れてきたの?」
アルミン「いや、仲間なんだから仲良くしたいなーって思ってさ」
タケル「・・・」モグモグ
エレン(そうか・・アルミンは優しいな・・俺も協力しよう・・)
「な・・なぁ、タケル・・・」
タケル「なんだ?」
エレン「お前、志望団はどこだ?」
タケル「・・・・調査・・兵団・・・」
エレン「おぉ、俺もd」
タケル「だった・・」
エレン「・・・そうか・・今は?」
タケル「分からねぇ・・」
アルミン「タケル!後で僕達の宝物を見せてあげるよ・・」
タケル「興味ねぇ・・」
アルミン「それはどうかな?」
タケル「鬱陶しい・・」
ミカサ「アルミンの厚意を踏みにじるのはやめなさい・・」
タケル「うるせぇな・・」
エレン「お前、外の世界に興味あるか?」
タケル「・・・・あぁ・・・」
エレン「おおお!やっぱ気になるよな!?俺の夢はな、外の世界をコイツらと探検することなんだよ」
タケル「!!!!!」
( 練習熱心なモブ「俺の夢は、外の世界をコイツらと探検することだ!」 )
タケル「・・・・・お、俺も・・」ハッ
ガタン!
「食い終わったから戻るわ・・・」
アルミン(・・・・・)
エレン「あいつって中々話の分かるやつじゃねぇか」
ミカサ「エレンはすぐ心を許す・・」
エレン「別に、許してる訳じゃねぇ!」
-
- 27 : 2015/09/05(土) 00:38:19 :
- タケル(・・・アイツら・・似てるな・・)
アルミン「タケル!僕達の宝物を見せてあげるよ」
タケル「・・・・しつこい・・」
エレン「まぁまぁ見てみろって」
アルミン「ほら!外の世界の本だよ!」
タケル「なに!?」
エレン(おぉ、やっぱ分かるやつじゃねぇか・・)
アルミン「この世界のほとんどは海っていう塩水で出来ているんだ!」
タケル「塩水・・・宝の山じゃねぇか」
アルミン(エレンと同じこと言ってる、思い出すなぁ・・)
「他にも炎の水や氷の大地、砂の雪原が広がっているんだよ!」
タケル「全部本当なのか?」
アルミン「それを確かめにいこうよ!一緒に調査兵団に入って!外の世界を探検して!」
タケル「・・・・・チッ」ポロポロ
(何で・・何でこんなに似てやがる・・思い出しちまうじゃねぇか・・人を信頼したくなっちまうじゃねぇか・・・)
エレン「俺も、お前と見てみたい・・外の世界を・・」
タケル ゴシゴシ「・・仕方ねぇな、みてやるよ!」
キース「・・・・よかったな・・タケル・・・」ボソッ
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- 28 : 2016/01/24(日) 01:52:45 :
- ~次の日~
キース「今日は対人格闘の訓練をする!手を抜かぬようにな」
タケル「・・・ア・・・アル・・アルミン」ボソッ
アルミン「なんだい?」
タケル「お・・俺と」
アルミン「僕としてくれる?」
タケル「! あぁ!」
ミカサ(アルミンはやはり凄く・・優しい 私ももっとそういった態度で接することに努めないと・・)
~立体機動の訓練~
エレン(コイツは俺がもらった!)ピシュン ガシッ
シュン ズパッ
エレン(!)
タケル「おせぇな・・・」
エレン「くっ・・」(やっぱ速ぇ・・)
~乗馬の訓練~
クリスタ「後ちょっと、頑張って!」パカラパカラ
タケル「そーらそらそら」バカラッバカラッ
クリスタ(凄い)
タケルは少しずつ心を開いていった・・・
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- 29 : 2016/01/24(日) 02:27:53 :
- ~3年前~
タケル(10)「お母さん」
タケル母「どうしたの?」
タケル「どうして父さんと母さんは顔つきが違うの?」
タケル母「それはね・・私は東洋という場所から壁の中に逃げてきた人で父さんは違うところから壁の中に逃げてきた人だからだよ」
タケル「どうして逃げてきた場所が違うと顔立ちが変わるの?」
タケル母「巨人が現れる前はとっても広い世界で人が生きていて皆それぞれの文化というものがあったからなんだよ」
タケル「ふーん」
タケル母「もし、私が壁の中に逃げていなければ父さんと出会えなかったしタケルもこの世にいなかったかもしれないんだ、でもあなたは生まれてきた・・だからあなたはとても偉いんだよ・・」
タケル「へへっ・・」
タケル母「だから胸を張って生きなさい、どんなことがあっても・・・」
ダンダンダン!!!
憲兵「ここにサリー・アッカーマンという男がいるはずだ姿を見せろ!さもなくば妻と子を殺すぞ!」
サリー「私だ・・」
憲兵「なぜ、お前はこうなっているのか分かるな?」
サリー「あぁ・・」
憲兵「貴様は今から殺される・・言い残したことがあるならいわせてやろう」
サリー「タケル・・トキ・・今までありがとう・・」
トキ(タケル母)「・・・」ポロポロ
サリー「私が殺されればあいつらは見逃してくれるんだろ?」
憲兵「あぁ」
タケル「???」(え・・何で父さんが殺されるの?いやだ・・いやだ・・いやだ!)
タケル「止めろ!」
サリー「タケル!よせ!」
憲兵「あ?生意気なガキめお前も殺してやる」
トキ「タケル!」ギュッ ダッ
トキはタケルを連れ逃げだした
憲兵「待ちやがれ!」
サリー「止めろ!」ガシィッ
憲兵「放せ!」バンバン!
サリー「うぅ・・」バタッ
トキ ハァハァ「タケル・・・」
タケル「?」
トキ「逃げなさい!」
タケル「え?母さんは?」
トキ「大丈夫!父さんを助けに行くだけ」
タケル「俺もいくよ!」
トキ「ダメ!逃げなさい!そしてあなたは私のヤマトの姓を名乗っていきなさい」
タケル「何で逃げなきゃいけないんだよ!」
トキ「言うこと聞いてよ!」ダッ
タケル「まってよ!何で置いていくんだよ!・・・母さーん!!!!」
トキ(タケル・・ごめんねぇ・・・)ポロポロ
-
- 30 : 2016/01/25(月) 01:02:29 :
- ~訓練・冬~
エレン「さみぃ~」ガチガチ
アルミン「寒いね」ブルブル
ミカサ「私はこのマフラーがある、ので、心も体も温かい」
エレン「くそぅ・・俺用のマフラー買えばよかった・・」
タケル「なんだお前ら、情けねぇ」
エレン「うるせぇ、お前も強がってるんじゃねぇのか」
タケル「なわけねぇだろ」
キース「貴様ら静かにしろ!!」ゴン ゴン
エレン「いつぅー」
タケル「この・・ハゲめ」ジンジン
キース「今日は訓練の中で一番死亡率の高い危険なものをする」
エェッ!シヌノカ ヤダヨ! ザワザワ
キース「静かにしろ!今回の訓練は強制はしないやれる自信があるものだけとする 参加するかしないか自分の実力と相談しろ」
エレン「俺は当然やるぜ!」
ミカサ「私はエレンの面倒をみなければ・・」
エレン「余計なお世話だ!」
アルミン「僕も行くよ!」
タケル「はぁ?止めとけよ死ぬぞ」
アルミン「それでも僕はいく!」
タケル「そうかい・・」
キース「決まったか?行きたい奴は残れ!行かない者は通常の訓練に移れ!」
オレハシニタクナイ ワタシモ オマエラセイセキホシクナイノカ? セイセキノタメニシンデチャワケネーヨ
キース「お前たちは・・死ぬ覚悟はできているんだな?」
残った一同「ハッ!」ケイレイ
キース「では説明する」
-
- 31 : 2016/01/26(火) 00:19:11 :
- キース「ここから約50km先にある山脈まではしり雪山のなかを越えていく、そしてその先にある訓練兵団の小屋までたどり着けば終わりだ」
エレン「きつそーだな、だが巨人を駆逐するためにはこんなもんじゃたりねぇ・・」
キース「各自準備を終えたらすぐにゆけ!」
一同「ハッ!」
-
- 32 : 2016/01/27(水) 01:08:17 :
- ~雪山への道~
エレン「走れば体も温かくなるだろう」ハッハッ
ミカサ「エレン、ペースが遅い」タタタタタ
エレン「負けるか」ダッ
アルミン「待ってよー二人ともー」ハァハァ
タケル「情けねぇーなぁー、頑張れよ」ザッザッザッ
アルミン「うん」(さりげなく僕に合わせてくれてる・・)
ライナー「ベルトルト、どんどんいくぞ!」
ベルトルト「う・・うん」チラッ
アニ「・・・」タタタタタ
コニー「寒いなぁー」
サシャ「その頭のせいですよ」
コニー「これは変えられない!」バッ
ユミル「クリスタ、しんどかったら私がおんぶしてやる」
クリスタ「大丈夫だよ!」ハァハァ
トーマス「これはきつくなりそーだな」ハァハァ
ミーナ「そうだね・・」ハァハァ
ダズ「・・・うぅ」ゼェゼェ
マルコ「ジャン、無理しないでね」
ジャン「あぁ・・」
キース「やはりほとんどの訓練兵が行ったか・・成績がつくからな・・」
-
- 33 : 2016/01/28(木) 01:08:53 :
- 先頭グループ・エレン、ミカサ、ライナー、ベルトルト
エレン「くそっ追いぬけ・・ねぇ・・・」ゼェゼェ
ミカサ「エレン、ペース配分をしっかり・・」
ライナー「そうだぞエレンまだまだなんだからな」
エレン「あぁ・・分かってる!」
ミカサ(エレンももう少し大人になってほしい・・)
中間グループ・ユミル、クリスタ、ダズ、アニ、サシャ、コニー
ユミル「クリスタァ、そろそろかつでやろうかあ~?」
クリスタ「いらないよ!」ハァハァ
アニ「別に、無理しなくてもいいんじゃない?」
クリスタ「ダメ!私がやるって決めたんだだからやり通す!」
アニ「アンタ・・根性あるね・・」
クリスタ「ありがと」ハァハァ
コニー「くらえー」ヒュン
サシャ「ホッ」ヒラリ 「ふん」ピュッ
コニー「ベフ!」ボトッ
ユミル「走りながら雪合戦してやがる、バカな代わりに体力あるな・・」
ダズ「・・・」ゼェ ゼェ
後尾グループ・マルコ、ジャン、アルミン、タケル
アルミン「ハァ・・ハァ」
タケル「・・・・・かせ、荷物持ってやる」ヒョイ
アルミン「!」
タケル「これで少しは軽くなったろ?」
アルミン「ダメだ!僕が持つ!」ガッ
タケル「おっ・・」
マルコ「ジャン、大丈夫かい?」
ジャン「あぁ・・」(アイツ・・何考えてんだ?アルミンと仲がいいようだが・・)
-
- 34 : 2016/01/29(金) 00:40:09 :
- 差はつきながらも着々と訓練は進んでいった
先頭グループ・ミカサ、エレン、ベルトルト、コニー、サシャ
エレン「ハァハァ・・やっと山脈までたどり着けた・・」
ミカサ「これからが本当の訓練・・」
コニー「ベルトルトは何でライナーといないんだ?」
ベルトルト「最後尾を待って後押しするらしいよ・・」
サシャ「さすがライナーですね!」
中間グループ・マルコ、ジャン、アルミン、タケル、アニ
マルコ「あれ?ライナーじゃないか、どうしたんだい?」
ライナー「俺は後ろから皆を後押しする」
アルミン「それは心強いね・・」
タケル(なるほど・・人望があるわけだ・・・)
アニ「・・・」
ジャン「ハァハァ・・」(きつくなってきた・・)
最後尾・クリスタ、ユミル、ダズ
クリスタ「ダ・・・ダズ、大丈夫?」
ダズ「ううぅ・・オェェ」ゼェゼェ
ユミル「戻るなら今のうちだ早く戻れ」
ダズ「いくんだよ・・・」
-
- 35 : 2016/01/30(土) 01:58:46 :
- 訓練は進み皆が山脈に入った時、事故がおきた・・・
エレン「あとどれくらいだ?」
ミカサ「今で5分の1くらい・・」
エレン「まだまだかよ・・」
ミカサ「頑張らないと・・・・・・!!!」
「エレン!」
エレン「何だよ慌てて、珍しい」
ミカサ「まずい!遠くから音がする!」
エレン「?音がするからなんなんだよ?」
ミカサ「雪崩の音!」
エレン「なんだと!?急いで逃げよう!」
タケル「んっ?まずい、雪崩だ!!」
アルミン「えっ!早く逃げよう!」
タケル「あぁ」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ベルトルト「まずい遠くへ!」
マルコ「ジャン!高いところへ!」
コニー「サシャ急いで逃げろ!」
ライナー「クリスタァ!向こうへにげろ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
-
- 36 : 2016/01/30(土) 02:17:13 :
眼鏡の教官「あれは・・さすがに・・助けに行かないと!」
キース「ダメだ!」
眼鏡の教官「今までこんなものはなかった!行くべきだ!」
キース「いや・・ダメだ少しのアクシデントぐらいアイツらなら大丈夫だ・・」
エレン(んっ?前がみえねぇ・・)
「うがぁっ!!」ガバッ「ハァハァ・・危なかった」
「ミカサ!どこだ!?無事か!」
ボスッ ガバッ
ミカサ「ふぅ、さすがに私も対処できなかった・・」
エレン「アルミン達も心配だ、助けにいこう」
ミカサ「えぇ」
タケル「ふぅ・・」ガバッ
「おい、アルミン!いるか?」
アルミン「タケル、大丈夫だよ」
タケル「さすがに焦った・・」
ベルトルト「ふぅ・・まさか雪崩がくるとはね」
(ライナー達が心配だ探しにいこう・・)
マルコ「ジャン!どこだい!?」
ジャン「・・・うぅ」
マルコ「よかった、無事か・・」
サシャ「しぬかとおもいましたよ-」
コニー「たしかにヤバかった・・」
ユミル「クリスタ!どこだ!!!!!!」
クリスタ「私は大丈夫・・」
ユミル「よかった・・」
クリスタ「でも、ライナーが流されちゃった・・・」
ユミル「アイツはタフだから大丈夫だ信じろ」
クリスタ「うん、あれ?なんか踏んで・・ダズ!!!」
ダズ「・・・」
ユミル「こいつは無事じゃねぇみてぇだな・・」
ライナー「ずいぶんとながされた・・皆を探さないと・・」
-
- 37 : 2016/01/31(日) 01:43:06 :
エレン「おーい!誰かいるかー」
ミカサ「!あれは・・」ザッザッザッ
「・・・・手遅れだった・・」
死体「・・・・・・・」
エレン「・・・・他の奴らが手遅れになる前に探すぞ!」ザッザッ
アルミン「・・・・」
死体「・・・」
死体「・・・」
アルミン「埋めてあげよう・・・」
タケル「・・・」(仲間への思いやりか・・・)
ライナー「しっかりしろ!」ユサユサ
モブ「うぅ・・・ラ・・ライナー」
ライナー「はっ・・俺は・・・戦士なんだ・・」スッ ザクザク
モブ「ラ・・・イナー・・?」ガクッ
-
- 38 : 2016/02/01(月) 00:12:43 :
エレン「アルミン!!」
アルミン「エレン!無事だったんだね!よかった」
ミカサ「アルミンが無事で本当によかった」
タケル「・・・・」
エレン「タケル、お前も無事でよかったぜ!」
タケル「あ・・・あぁ」
ベルトルト「ライナー!アニ!」
ライナー「おぉ、大丈夫だったか」
アニ「まぁ、普通だろうけど・・」
サシャ「マルコ!ジャン!」
マルコ「サシャ!コニー!大丈夫だったかい?」
サシャ「ピンピンしてますよ」
マルコ「それはよかった」
コニー「よし!ゴール目指して頑張るぞ!」
サシャ「はい!」
クリスタ「・・・・」ザクザク ズルズル
ユミル「・・・・」ザクザク
ダズ「・・・・」ズルズル
-
- 39 : 2016/02/07(日) 01:33:22 :
ライナー(俺は戦士なんだ、見捨てたことは間違ってなんかいない・・・)
ベルトルト「ライナー?」
ライナー「いや・・なんでもない・・」
アニ「・・・」
コニー「あとちょっとじゃねぇか?」
マルコ「そうだね、あと半分もないんじゃないかな」
サシャ「頑張りましょう!」
ユミル「なぁ・・・」
クリスタ「・・・」
ユミル「何で私に助けを求めない?子供見たいな体型のお前と私とじゃコイツをひきずる速さは全く違うだろ?」
クリスタ「・・・・・・・」
ユミル「お前、ダズ助ける気ねぇだろ?」
クリスタ「違う!私は・・・」
ユミル「・・・・」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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ーー
ー
-
- 40 : 2016/02/07(日) 01:46:51 :
エレン「アルミン、あとちょっとだ頑張れよ!」
アルミン「うん」
タケル「・・・」
ミカサ「・・・」
エレン「ミカサ、なにボーッとしてんだ?」
ミカサ「あれ・・」
エレン「? ・・・!」
まだ毛もはえそろっていない2羽の小鳥が高い崖にかかった巣にいた
アルミン「雪崩のせいでこんなところに!いまにも落ちそうだ、助けてあげたいけど・・・」
ミカサ「あの高さでは私でも・・」
エレン「俺がいく!」
アルミン「無茶だよエレン!死ぬ気かい!?」
エレン「大丈夫だ!信じろ!」
ミカサ「エレン、やめておいたほうがいい、本当に命を落とす」
エレン「でも、あのままだと崖から落ちてしぬぞ、それに鳥に生まれて飛べないまま死ぬなんて可哀想じゃねぇか!」
タケル(鳥は飛ぶ、羨ましく思ったことある・・エレンの気持ちも分かる・・・)
「俺がいく」
エレン「タケル」
アルミン「いくら君でもあの高さは無理だよ」
タケル「大丈夫だ、すぐにかえってくるさ・・」
-
- 41 : 2016/02/26(金) 01:44:06 :
タケルは高い高い崖のふもとにたち深呼吸をして崖を登り始めた
タケル「ふっ、ふっ」ヨジヨジ
アルミン「タケル、無理しちゃだめだよー」
タケル「あぁ、わかってる」ヨジヨジ
エレン「にしてもはええ・・」
ミカサ「悔しいけど認めざるをえない・・」
タケルはあっという間に巣にたどり着き小鳥をてにのせた
そのとき・・・・・
ガラッ
タケル「!!!」
エレミカアル「タケル!!」
タケルがてをかけていた部分が崩れた、そして・・
ドサッ
タケルは崖から落ちた
アルミン「タケル!!!!」ダダダ
エレン「おい!しっかりしろ」
ミカサ「かなりヤバい状態・・」
タケル「うぅ・・・こ・・こいつらは無事だ・・」
小鳥 ピーピー
アルミン「タケル・・」
タケル「・・・・俺は、死ぬな・・」
エレン「なにいってんだ!はやく立てよ!」ジワ
タケル「小鳥を助けるため死んでたら世話ねぇな・・・ハハハ・・」
アルミン「・・・外の世界を探検するんじゃなかったのかい!?」
タケル「あぁ・・ごめん・・な・・」
ミカサ「・・・・」
タケル「最後にこれだけいっておく・・アルミン、エレン、ミカサ・・」
アルミン「・・・」
タケル「・・俺はな・・お前達が羨ましかった・・いつも一緒で繋がり合って信じ合っているお前達が・・」
「そんなお前達に・・一瞬でも仲間に入れてもらえて、俺は幸せだった・・」
「この俺の糞みたいな人生に・・輝きをくれて・・ありがとう」ニコッ
アルミン「・・・」ボロボロ
エレン「・・・」ツ-
ミカサ「・・・」
タケル・ヤマトは死んだ、友に見守られながら
バサッバサッ
大きな美しい翼を持った白い鳥が飛んできた
アルミン「このこたちの・・親かな・・・?」
その鳥はタケルの亡骸を見つめた・・ そしてエレンたちにお辞儀をするような仕草を見せると飛んでいった
そのときタケルはあの鳥に生まれかわったように見えた・・・
-
- 42 : 2016/02/26(金) 01:54:42 :
- ~夜・訓練後~
キース「そうか・・ご苦労だった」
アルミン「ハッ、失礼します・・」ガチャ
キース「・・・・?」フキフキ
(何故私の顔はこんなにも濡れている・・?)
「タケル・・・」ボロボロ
アルミン「エレン..」
エレン「何だよ?」
アルミン「タケルのぶんも生きよう!」
エレン「そんなこと、わかってる!」
「俺はアイツや他に訓練で死んだやつのぶんも生きる!アイツらのぶんも心臓を捧げる!」
アルミン「あぁ・・・」
俺はタケルや人類のために心臓を捧げてきた人達の分も、そして俺はあいつらのためにも心臓を捧げる・・・・・・・
ー完ー
-
- 43 : 2016/02/26(金) 01:57:04 :
- 謎の話になってしまった・・・オリジナル入れたかっただけなのに・・キースがあんなにお父さんぽくなるなんて・・・
よくわからない話だったかもしれませんが見ていただき本当にありがとうございました!
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