このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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希望の消えた世界(中)【後編】
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- 1 : 2015/08/15(土) 14:46:34 :
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(中)【前編】
http://www.ssnote.net/archives/38482
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- 2 : 2015/08/15(土) 14:50:28 :
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《2年前》
苗木「ここが希望ヶ峰学園…」
まさかあんなことになるなんて…
江ノ島「なんか平凡そうな奴が来たね。うぷぷ。準備はいい?お姉ちゃん?」
戦刃「う、うん。大丈夫…」
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- 3 : 2015/08/15(土) 14:55:52 :
- 戦刃「おっす!こんなとこでつっ立ってどしたの?」
苗木「え?あ!えーと…」アセアセ
戦刃「ごめんごめん。自己紹介がまだだったね」ニコッ
戦刃「アタシは【江ノ島盾子】【超高校級のギャル】でーす。よろー!!!」ニシシ
苗木「うん!もちろん知ってるよ!ボクは【苗木誠】【超高校級の幸運】だよ!よろしくね、江ノ島さん!」
戦刃「んじゃちゃっちゃと教室行っちゃおうかー!!!」スタスタ
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- 4 : 2015/08/15(土) 15:07:24 :
- 江ノ島「おい!」ドーン
苗木「うわぁ!江ノ島さんが2人!」
戦刃「わっ!じゅ、盾子ちゃん…どうしたの?」アセアセ
江ノ島「姉さん…演技が臭すぎです…わざとらしいです…絶望的に残念です…」キノコ
江ノ島「っつーことで!このオレが【本物の江ノ島盾子】様だぜぇ!よろしくな!苗木!」ドーン
苗木「よ、よろしく…。」
苗木「というより、こっちの江ノ島さんって誰?」
戦刃「えーと…【戦刃むくろ】で【超高校級の軍人】です…。」ショボーン
江ノ島「そう!そして絶望的に残念すぎるコイツとは双子なんだぜぇ!」
苗木「そ、そうなんだ…。って!急がないと遅れる!」アセアセ
戦刃「わわっ!ほんとだ盾子ちゃん急ご!」
江ノ島「あー、絶望的にゆっくり行きたい気分です…私のことは放って置いて2人で行ってください…」キノコ
苗木「ダメだって!ほら行くよ!」ギュッ
戦刃(盾子ちゃんと手をつなげていいなぁ…。)
苗木「ほら!戦刃さんも!」ギュッ
戦刃 「え…。」ドキッ
結局3人揃って遅刻したんだよね…ハハ…
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- 5 : 2015/08/15(土) 15:24:55 :
- まぁボクと江ノ島さんとの出会いはこんな感じだった…。
クラスメイトともうまく付き合えてたと思う…。
《半年後》
教師「苗木!ちょっといいか?」
苗木「はい…。どうかしましたか?」
教師「うむ、ここではなんだから別の教室に行こうか。」
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《空き教室》
教師「学園長!苗木君をお連れしました!」
仁「うむ。ありがとう。」
苗木「えっと…ボク何かしましたかね…」ハハ…
仁「いや、違うんだ。君には【希望育成計画】に参加して貰いたいんだ。」
苗木「【希望育成計画】?」
仁「我々は才能について長年研究を重ね人為的に才能を植え付ける技術を手に入れたんだ。」
苗木「と、いうことはボクに才能を…?」
仁「いや、君にはクラスメイトや先輩達から技術を学んで欲しいんだ。」
苗木「技術を学ぶ…?」
仁「これは極秘事項なのだが教えておいた方がいいね。」
苗木「…。」ゴクリッ
仁「実は【人為的に作られた希望】と【学習をして作られた希望】の差を知りたいんだ。」
仁「毎年、【幸運枠】の生徒には参加して貰ってるんだがあまりいい結果が出ていないんだ…。この計画も今年の君で成果がでなければ白紙になってしまう…。」
苗木「あの…【人為的に作られた希望】というのは…」
仁「あぁ…それなら【予備学科】の【日向創】君が適正とされ数日後に手術が行われる予定だ。」
仁「どうかな?苗木君、我々人類の未来のために協力してもらえないか?」
苗木「……………。わかりました。頑張ります。」
仁「ありがとう。そうと決まれば明日から苗木君には特別時間割で動いてもらうよ」ニコッ
教師「頑張るんだぞ!苗木!」
苗木「はい!」
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- 6 : 2015/08/15(土) 15:30:16 :
- 後々知ったこと…【狛枝君】は希望育成計画遂行前半ではなかなかの成果が出ていたみたいなんだ…。
この計画は成果が第一…少しでも成果が見られなければ終了
ボクは頑張るしかなかった………。
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- 7 : 2015/08/15(土) 15:34:31 :
- 十神「よし。今日はここまでだ。」
苗木「ありがとう。十神君」フラフラ
ボクは十神君から経済学を学んだ…。
十神「大丈夫か?あまり無理するなよ…」
苗木「大丈夫…。頑張らなくちゃ…学園の為にもね」ハハ…
江ノ島「ねぇ苗木…少しくらい休んでも…フラフラじゃない…。」
苗木「心配かけてごめんね…でもホントに大丈夫だから…」フラフラ
江ノ島「……。」
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- 8 : 2015/08/15(土) 15:50:31 :
- 十神「【希望育成計画】少し無理があるんじゃないか?」
江ノ島「アタシもそう思う…。このままだと苗木が苗木でなくなりそうで怖い…」
十神「うむ……。」
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《視聴覚室》
不二咲「ここは8じゃなくて1かなぁ…」
苗木「あっ!ホントだごめん不二咲クン…」ボーッ
不二咲「ねぇ苗木クン少し休もうよぉ…」
苗木「大丈夫…だから…」
「それは違うよ」
苗木「えっ…?」
狛枝「確かに苗木クンは少し無理してるみたいだね…。」
苗木「あの…えっと…」
狛枝「あぁ…ボクは【狛枝凪斗】君と同じ【超高校級の幸運】&【希望育成計画の前被験者】だよ」ニコッ
苗木「で、その狛枝先輩がなんの用ですか…?」
狛枝「ある人達から苗木クンの話を聞いてね…心配で様子を見に来たんだ…」
苗木「ある人達?」チラッ
不二咲「…。」フイッ
狛枝「苗木クンの成果は見させてもらったよ…。素晴らしい事に君はもう指導してる人達の才能を軽く超えてるんだよ…。」ハァ…
狛枝「桑田クンを軽く三振したり、大神さんとの組み手では無傷で50分生還、山田クンより絵は上手く、占いは9割当たる…」
狛枝「ホント、君こそ【超高校級の希望】と言ってもいいんじゃないかな?」
苗木「じゃあボクはもう頑張らなくていいんですか?」
狛枝「うん。」ニッコリ
苗木「そっか…よかっ…た…」バタ
不二咲「わわっ!苗木クン!って寝てる…。」
苗木「すぅ…すぅ…」
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- 9 : 2015/08/15(土) 15:59:02 :
- でもボクの実験はまだ終わらなかった…。
そして薄々感ずいていた周りの人達がボクから距離を置いている…。
《職員室前》
「なぁ…78期生の桑田あいつ退学させられるかもしれないらしいぞ」ヒソヒソ
「桑田もか?俺は舞園って聞いたけど…」
苗木「え?」
ボクはまだ気づいてなかったのだ…
僕のせいで他の超高校級の人達が退学させられそうになってたんだ…。
《玄関ホール》
苗木「うわっ!ひどい…」
苗木「誰だよ…僕の靴を切り裂いたの…」
もっと早く気づくべきだったんだ…希望育成計画は失敗だったと…
霧切「……」クスッ
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- 10 : 2015/08/15(土) 16:06:21 :
- 期待
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- 11 : 2015/08/15(土) 16:19:07 :
- 《玄関ホール》朝
江ノ島「おっす!苗木元気?」
苗木「おはよう。江ノ島さん…大丈夫ボクは【まだ】ね。」ハハ
江ノ島「……。ねぇホントに何かあったらちゃんと言ってね…」ギュッ
苗木「うん。ありがとう江ノ島さん…。」ニコッ
石丸「……チッ」
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《グラウンド》
大和田「オラァッ!!」ドゴォ
苗木「うぐっ…」
戦刃「隙が多い」シュッ
苗木「ゴフッ…」ゼェゼェ
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《野球場》
桑田「シッ!」ビュッ
苗木「ギッ…!!!」メコォ
桑田「おらまだまだ!顔はよけてやってんだ後49球!!!!!!!!!!」ビュッ
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《プール》
朝日奈「ほら!苗木遅いよ!たかが50kgの重りでしょ!」ニヤッ
苗木「ガボッ!あざびなざん!だずげで!」バシャバシャ
朝日奈「ほら!情けないよ!」ガン!
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《娯楽室》
セレス「ほら、山田クンもおやりなさいな。」ヒュッ
苗木「うっ…」ザクッ
山田「は、はい…」ヒュッ
苗木「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ」ブシュー
山田「あぁ…め、目に…」
セレス「……。」ニヤッ
セレス「山田クン。そのゴミいりませんから捨てといてもらえますか?」
山田「えっ……」
セレス「ふふふ」
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- 12 : 2015/08/15(土) 16:29:23 :
- 《保健室》
罪木「……。」
江ノ島「…なんで…」ポロポロ
十神「もう我慢できん!オレは動かさせてもらうぞ!」
不二咲「ぼ、ボクもだよ!」プルプル
狛枝「……。許せないよ。何も出来なかったボクも……。」
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《学園長室》
仁「ふむ…。だがそれは苗木君に非があるのではないか?」
十神「は?何を言っている貴様!苗木は一方的にやられているだけだ!」
仁「いいかい?十神君、この学園にイジメなどあってはいけないのだよ。」
十神「ええぃ!話にならん!十神の力を使ってでも止めてやる!貴様の愚行もな!」ドン!
仁「無駄だよ…。十神君、今希望ヶ峰は十神家の資金提供がなくてもやっていけるんだよ…。我々のバックには十神家よりも力を持っている方々もいる。むしろ我々は十神家をどうにでもできるのだよ…。もう少し大人になったらどうだ?【超高校級の御曹司】なんだろう?」
十神「クッ…」バタン
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- 13 : 2015/08/15(土) 16:38:35 :
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《階段》
江ノ島「ねぇ…苗木…もう学園には来ない方が…」
苗木「大丈夫だから…頑張らなきゃ…」
江ノ島「ねぇ!もうやめよう!アタシもうこれ以上苗木が傷付くのなんてみたくない!」ポロポロ
苗木「……うして…」ボソ
江ノ島「え?」
苗木「どうしてボクの心配なんかするんだ!これはボクが悪いんだから罰は受けるべきなんだ!江ノ島さんには関係ない!」バンッ
江ノ島「関係なくなんてない!アタシは苗木のことが好きだから!だから…グスッ」
苗木「江ノ島さん…」
ドン!
苗木「え?」
グラッ
メキメキメキメキベキッグシャァッ
江ノ島「あ…な、苗木ぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!」
舞園「あは、あははははは!!!!!!!!!!」
江ノ島「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
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- 14 : 2015/08/15(土) 16:54:19 :
- 《病院》
十神「はぁ…はぁ…」ゼェゼェ
江ノ島「あ、…十神…不二咲…」
不二咲「はぁ…はぁ…な、苗木クンは?」
江ノ島「………。」
医師「君達ちょっといいかな…?」
江ノ島「!」ガタッ
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苗木の容態は芳しくなかった…一生車椅子生活になるかもしれないそう…。
江ノ島「グスッ…。」
十神「江ノ島、オレ達はせめて笑顔でいないか?」
江ノ島「えっ…?」
十神「苗木の退学が決まったそうだ…。」
不二咲「……。」
江ノ島「許せない…あんな学園なんていらない…」プルプル
????「だったら復讐しないかい?」
江ノ島「!狛枝先輩…」
狛枝「まぁ君達がやらなくてもボクはやるけどね。頼もしい味方もついている。」
十神「味方だと……。あの学園でオレ達に協力するやつなんていないだろう…」
狛枝「それがいるんだよ。学園に非人道的な行いをされ、存在を恐れられ処分されそうになった【希望】」
狛枝「【カムクライズル】こと【日向創】クンだよ。」
不二咲「カムクライズル…」
狛枝「幸運なことに彼が廃棄される日に出会ってね!苗木クンのことを話したら協力してくれるってさ!」
江ノ島「……する…。」
十神「ふっ…あぁ…」
不二咲「ボクもパソコンで出来ることがあるなら!」
江ノ島「希望ヶ峰に復讐してやる!!」
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- 15 : 2015/08/15(土) 16:56:29 :
- その後苗木が退院した後計画を遂行することにした…。
でも苗木は乗り気ではなかった………
To be continued……………
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- 16 : 2015/08/15(土) 23:47:54 :
- (下)
http://www.ssnote.net/archives/38508
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