このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
アルミン「脅威との遭遇」 ※グロ注意
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- 1 : 2015/08/12(水) 22:12:58 :
- こちらの作品は、進撃の世界の中に、とある映画のキャラクターが紛れ込んだら、という設定でお送りします。
とあるキャラクターが狩りを開始し、一人、また一人と104期が殺害されていきます。
グロ注意です。
それでは、よろしくお願いします<m(__)m>
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- 2 : 2015/08/12(水) 22:14:30 :
その年の夏は、いつにも増して暑かった。
僕たち、訓練兵団104期は荒地行軍訓練の真っ最中だった。
普段だったらそんな大した訓練じゃない。
でも、今年の異常気象によって、尋常じゃない暑さが、馬に乗って移動する僕らの体力を奪っていた。
ジャン「くっそあちぃな・・・・・・。」
エレン「言うんじゃねえよ、余計暑く感じんだろうが!」
ジャン「テメェだって言ってんだろうが!」
アルミン「あ~も~ケンカしない! 僕らまでゆだっちゃいそうだよ!」
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- 3 : 2015/08/12(水) 22:15:15 :
エレンとジャンは相変わらず喧嘩をしながら走っている。
よくもまあそんな体力があるもんだと感心しながらもあきれていると、後ろから殺気を感じた。
ミカサ「ジャン・・・・・・エレンにケンカを売るのもいい加減にしてほしい。」
アルミン「いや、今のはどっちもどっちだと思うんだけどな・・・・・・。」
サシャ「いや、あれはジャンのエレンに対する遠回しな愛情表現ですよ!」
コニー「なぁ、あいじょうひょうげんってなんだ!?」
ユミル「黙れ馬鹿。」
クリスタ「ちょっとユミル! ダメだよ、そんなこと言っちゃ!」
何だかいつも通りのやり取りにほっとしているのもつかの間、これから行く森には、キース教官から少し危険な情報が上がっていた。
マルコ「皆、ここから先は盗賊が出るらしいから気を付けないとね。」
ライナー「油断すんじゃねえぞ、お前ら。」
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- 4 : 2015/08/12(水) 22:15:50 :
流石は僕らの兄貴分。
こんな時にライナーは実に頼りになる男だ。
アニ「ライナー、張り切ってるね。」
ベルトルト「はは・・・・・・。」
気を引き締めて、森の中へと入っていく104期の皆。
この時僕らは、思いもしなかった。
この森の中で、あんな惨劇が起こるなんて・・・・・・。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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- 5 : 2015/08/12(水) 22:49:56 :
- ど、どんな悲劇だ!?期待!!
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- 6 : 2015/08/12(水) 22:57:21 :
- おぉ!!期待!!
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- 8 : 2015/08/12(水) 23:24:21 :
- 何っ!?それは人・・・?
期待!!
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- 9 : 2015/08/13(木) 00:21:12 :
- >>8
期待ありがとうございます!
お楽しみに!
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- 10 : 2015/08/13(木) 00:21:17 :
アルミン「よし、近くに川があるからちょっと休憩しよう。」
昼になるまでまだ少し時間はあったものの、みんな疲れているようだし、馬たちにも水を飲ませてあげないといけない。
少し早いけど、昼食をとることにした。
アルミン「よし、じゃあマルコとジャンに見張りをお願いするね。」
ジャン「ちっ、しゃあねぇなぁ。」
マルコ「まぁまぁ。じゃあいってくるね。」
僕らが昼食を取っている間、盗賊に襲われないとも限らない。
だから、視野を広く取れる二人に見張りをお願いした。
エレン「それにしてもホントあち~な。」
アルミン「まぁ仕方ないよ。」
ミカサ「エレン、愚痴を言っても始まらない。」
エレン「まぁな、うっし、とっとと終わらせて、自主練でもするか。」
アルミン「羨ましいぁ、僕はもう疲れてるのに。」
ミカサ「エレン、私も一緒に訓練したい。」
エレン「ダメだ! お前を追い抜くためにやってんだからな!」
エレンとミカサが羨ましい。
どんなに頑張っても、二人にはなかなか追いつけない。
僕はどんどんと二人に置いていかれてしまう気がした。
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- 11 : 2015/08/13(木) 00:22:04 :
その時だった。
うわああぁあぁぁぁああぁぁぁッ!!
森の奥から、悲鳴が上がった。
アルミン「!! マルコの声だ!」
エレン「一体何があった!?」
突然の悲鳴に、皆の表情が一斉にこわばった。
もしかすると・・・・・・。
ライナー「盗賊があわられたのかもしれねぇな。」
ベルトルト「どうする? ライナー?」
近くに盗賊がいる。
この状況では迂闊に動くことは出来ない。そのはずだった。
だが・・・・・・。
エレン「ちっ、あいつらをほっとけるかよ!」
アルミン「!! 待ってよ、エレン!」
エレンが悲鳴の上がったほうへと走り出し、僕も止むを得ず後を追った。
ミカサ「エレンは、私が守る。」
クリスタ「ミカサまで行っちゃった。」
ユミル「仕方ねぇなぁ、追うぞ。」
こうして僕らは、皆でエレンの後を追い、ジャンとマルコの元へと行くことになった。
そしてすぐに、軽率だったと後悔することになる。
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- 12 : 2015/08/13(木) 00:22:43 :
エレン「マルコ! ジャン! 大丈夫か!?」
僕が想定した事態とは異なり、ジャンとマルコは無事だった。
ただ、どう見ても二人とも顔が青ざめており、一目で何かあったのだということは見て取れた。
アルミン「一体何があったの!?」
間髪入れず、僕は何とか話せそうなジャンに聞いた。
するとジャンは、遠くの方へ指をさした。
その手がわずかに震えているのに、僕は気が付いた。
ジャン「お前ら、あれ・・・・・・見ろよ・・・・・・。」
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- 13 : 2015/08/13(木) 00:25:32 :
最初に僕がそれを見たとき、木の上に大きな果物がいくつかなっているのかと思った。
赤くて大きくて、それは奇妙な果物だった。
エレン「何だよ、これ・・・・・・。」
次の瞬間に、僕は何が吊るされているのかを理解した。
アルミン「う、うわあぁあぁぁぁッ!」
恐怖のあまり、僕も叫び声をあげてしまった。
そこに吊るされていたのは・・・・・・
生皮を剥がされ、全身真っ赤に染まった人間の遺体だった。
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- 14 : 2015/08/13(木) 12:18:13 :
- ぎゃあーーー!そ、想像したらグロすぎる…
期待!
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- 15 : 2015/08/13(木) 13:08:45 :
- ヒィィィ~(((((゜ロ゜)))
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- 16 : 2015/08/13(木) 13:58:13 :
- ヒィィーーー!!!そりゃあビックリするよ・・・!期待!!
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- 17 : 2015/08/13(木) 13:58:55 :
- 狼・・・?でも、木になんて吊るせないし~・・・
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- 19 : 2015/08/13(木) 14:04:12 :
ライナー「ひでぇな、一体誰がこんなことを・・・・・・。」
アニ「少なくとも、まともな人間のすることじゃないね。」
ベルトルト「くそ、悪魔の末裔め。」
後からクリスタとユミル、サシャとコニーがやって来て、クリスタとサシャがやはり悲鳴を上げた。
皆が青ざめる中、僕は恐る恐るロープを切って、その死体を木から降ろした。
アルミン「ねぇ、皆・・・・・・これを見て。」
その遺体は、地面から枝へとかけられたロープで、いわゆる逆さづりの状態になっていた。
そして、すべての遺体が頭を撃ち抜かれているということだった。
エレン「くっそ、盗賊の奴らめ、ひでぇことしやがって。」
クリスタ「一体どうしてこんな・・・・・・ひどいよ・・・・・・。」
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- 20 : 2015/08/13(木) 14:05:02 :
- サシャとコニーか?
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- 21 : 2015/08/13(木) 14:06:27 :
- >>20
とある映画からのゲストキャラクターです。
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- 22 : 2015/08/13(木) 14:06:36 :
すると、ミカサがあるものを発見した。
ミカサ「これは・・・・・・何?」
ユミル「おいおい、これは盗品か!?」
側に落ちていたのは、盗賊が各地から盗んだのであろう盗品だった。
アルミン「・・・・・・おかしいよ。」
コニー「ん? 何がおかしいんだ?」
ユミル「気が付かねえのか!? コニー!?」
ライナー「ああ、確かにおかしいな。」
アルミン「盗賊が獲物を捨てて逃げると思う?」
エレン「考えらんねぇな・・・・・・なぁ、アルミン。これって・・・・・・。」
アルミン「そうだよ、エレン。」
アルミン「この遺体たちは・・・・・・盗賊の遺体だ。」
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- 23 : 2015/08/13(木) 14:07:47 :
ヒヒイィィイィィイィンッ!!
「「「!!」」」
遠くから聞こえてきたのは、馬たちの、断末魔の叫び。
アルミン「しまった!!」
エレン「く、急ぐぞ!」
これまでにない恐怖に足がすくみながらも、
僕たちは川辺へ全力で走った。
そこには・・・・・・
無残に切り刻まれた馬たちの遺体が、流れる川を赤く染めている光景があった。
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- 24 : 2015/08/13(木) 14:11:04 :
エレン「くそぉ、どうなってんだよ!!」
ジャン「もう俺たちは、戻れねぇじゃねえか!」
サシャ「いやあぁあぁあぁぁ、死にたくないです!」
マルコ「どうすればいいんだ・・・・・・。」
アルミン「・・・・・・間違いない。」
アルミン「僕らは・・・・・・狩りの獲物になったんだ!」
すると、マルコの額に、赤い光が差し込んだ。
それは、∴のような形をした光だった。
ジャン「!! マルコッ!!」
次の瞬間、青い閃光が炸裂したかと思うと、マルコの頭から血が噴き出した。
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- 25 : 2015/08/13(木) 14:12:22 :
あまりの出来事に、皆が一瞬凍り付いた。
マルコが血を噴き出しながら倒れる瞬間が、まるで時がとまったかのようにゆっくりと感じられた。
ジャン「おい・・・・・・嘘だろ・・・・・・マルコ・・・・・・。」
アルミン「く、全員、立体機動に移れ! 逃げるんだ!!」
あまりにも慌てて、僕らは立体機動を使った。
僕らが飛び去った瞬間、青い閃光が再び放たれた。
あまりの恐怖から、各自がバラバラに逃げてしまい、僕らはそれぞれ離れ離れになってしまった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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- 26 : 2015/08/13(木) 14:54:16 :
- マァァルウウウウコオオオ!!!
期待ジャン↑
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- 27 : 2015/08/13(木) 14:56:25 :
- 期待ありがとうございます!
そろそろ答え合わせをします。
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- 28 : 2015/08/13(木) 14:56:43 :
- マルコ…。。
期待!
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- 29 : 2015/08/13(木) 14:57:10 :
- 期待ありがとうございます!
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- 30 : 2015/08/13(木) 14:57:18 :
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血に染まった川辺に、見えない何かが近づいていた。
とは言え、全く見えないわけではなく、その空間がわずかに歪んでおり、注意すればかろうじて見える。
すると、その何かは光学迷彩装置のスイッチを切り、その不気味な姿を現した。
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- 31 : 2015/08/13(木) 14:57:53 :
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彼は銀河にその悪名を轟かす名うてのハンターの一人であり、狩りをすることは誉れ高きことであった。
特に、強きものと戦い、それを討ち取ることは、彼らにとって最高の名誉であった。
彼らは決まって、暑い年に現れる。
彼らは名誉のために、強きものを求めて戦う。
根っからの戦闘民族―――――――――――――プレデターはマルコの死体を確認すると、再び光学迷彩を起動して姿を消した。
※プレデター
http://www.chara-net.com/images-item-big/ref1-9605.jpg
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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- 32 : 2015/08/13(木) 15:04:15 :
- プレデター懐かしい!シュワちゃんでてるやつですよね!
お気に入り登録しました笑
期待です!
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- 33 : 2015/08/13(木) 15:06:19 :
- シュワちゃん主演のあの映画ですw
期待&お気に入り登録ありがとうございます!
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- 34 : 2015/08/13(木) 19:12:08 :
- うわぁぁ!!こいつかぁぁ!!
期待!!
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- 35 : 2015/08/13(木) 19:12:29 :
- 上の私です!
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- 37 : 2015/08/14(金) 13:57:55 :
どうしよう!
僕も死ぬ!
殺される!
僕は一生懸命になって逃げた。
逃げて逃げて、ようやく落ち着いた時、僕は一人になってしまっていた。
アルミン「嫌だよ・・・・・・こんなところで・・・・・・死ぬなんて・・・・・・。」
気が付くと、僕は涙を流していた。
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- 38 : 2015/08/14(金) 13:58:26 :
何て僕は無力なんだろう。
今回の荒地行軍訓練で、僕は全体の指揮を任されていた。
なのに、僕は・・・・・・馬を殺され、そして・・・・・・
マルコを、死なせてしまった。
アルミン「くそ! この役立たず! 死んじまえ!!」
まだ姿も見せない暗殺者に殺される危険があったにも関わらず、絶望のあまり僕は叫んでしまった。
ガバッ!
アルミン「!!」
後ろから、僕は口を塞がれた。
もう・・・・・・おしまいだ。
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- 39 : 2015/08/19(水) 17:55:42 :
- アルミィィィィン!!!
期待です!
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- 40 : 2015/08/19(水) 23:09:48 :
- 次回作の題材はキングダム・オブ・ヘブンなんて如何です?
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- 42 : 2015/08/20(木) 17:22:29 :
エレン「静かにしろ、アルミン。」
アルミン「!!」
ミカサ「大声を出してはダメ。敵に見つかってしまう。」
エレンとミカサが、僕を追って来ていた。
__________ダメなんだ、僕じゃ、二人を死なせてしまう!
僕がもがこうとすると、エレンが周りに聞こえないように囁いた。
エレン「頼りにしてるんだぜ、アルミン。お前はやべえ時ほど正解を導き出すからな。」
ミカサ「教えてほしい、アルミン。私は、どうしたらいい?」
口を押えていたエレンの手を振りほどくと、自分でも驚くほどはっきりとした口調で言った。
アルミン「・・・・・・僕は、冷静じゃなかった。」
今自分がしっかりしなくては、僕は二人を死なせてしまう。
それだけは嫌だ!
絶対に嫌だ!!
エレン「頼むぞ、アルミン。」
ミカサ「貴方には正解を導く力がある。教えて、アルミン。私たちは、どうすればいい?」
・・・・・・僕らは、何としても生き残らなきゃいけない。
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- 43 : 2015/08/20(木) 17:23:12 :
アルミン「エレン、ミカサ・・・・・・まずは情報を纏めよう! 僕の目にはいきなり青い光が襲ってきたように見えたんだけど、二人にはどう見えた?」
エレン「俺にも青い光が突然飛んできたようにしか見えなかった・・・・・・。ミカサは?」
エレンが尋ねると、ミカサは一息おいてから言った。
ミカサ「・・・・・・青い光が出た刹那、私は見た。」
アルミン「見た!?」
エレン「一体何が見えたんだ!?」
ミカサ「・・・・・・信じられないかもしれないけれど、光が出てきたところを見ると、その空間が歪んで見えた。」
エレアル「「!!」」
ミカサは正体不明の敵を目撃していた。
アルミン「・・・・・・今から言うことは、僕も信じがたいんだけれど、どうやらそいつは、姿が見えないみたいだね。」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
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- 44 : 2015/09/01(火) 23:12:26 :
- 期待です!!
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- 45 : 2015/12/12(土) 10:15:26 :
- もうアルミンが一人になる未来しか見えない(;;)
期待DAAAAAAAAAA!
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- 46 : 2016/07/04(月) 19:54:49 :
- ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
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- 47 : 2016/07/04(月) 22:14:18 :
- 奴が相手じゃ絶望しか無い‥‥
作者の創造力に期待!
ps やっぱりマルコが一番に退場なんだねw
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- 48 : 2017/01/15(日) 17:14:16 :
- お久しぶりです!
進撃のMGSさんの過去作品を見てたらプレデターと進撃のコラボ作品を見つけてテンション爆上がりました(((o(*゚▽゚*)o)))
小学生の時に初めて見たプレデター1に強い衝撃(トラウマ)を受けたのを思い出しました笑
更新楽しみにしていますね!
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- 49 : 2018/08/21(火) 00:57:16 :
- このスレは終了しました
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- 50 : 2018/12/10(月) 20:19:15 :
- はいふざけんなよ毎時死ねww
- 著者情報
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