このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
この作品は執筆を終了しています。
進撃!おとぎ話 ~赤ずきん~
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- 1 : 2015/07/30(木) 20:13:08 :
- 世界は残酷―――――
そう、日常なんてただの幻。
そうねエレン。
でもこれは幻じゃない。
そう。エレン。
あなたがいるから私がいるのよ。
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- 2 : 2015/07/30(木) 20:39:22 :
- 期待!
-
- 3 : 2015/07/31(金) 11:44:36 :
- 期待!
-
- 5 : 2015/07/31(金) 18:03:11 :
- チュンチュン・・・ピチチチ・・・
ミカサ「・・・」ガバッ
「・・・もう5時・・・。しまった!」
ガチャ、バタン、タタタタ・・・
バン!!
ミカサ「!」
ジャン「ひょえ!?」ビクッ
ミカサ「あ、ジャン。おはよう。」
ジャン「お、おう。おはよ・・・。///」
ミカサ「朝ごはん、作ってくれてるの?」
ジャン「ああ、今日ちょっと早くおきちまってさ。」
ミカサ「今日の朝ごはんの当番はわたしのはず。」
ジャン「でも寝坊してるじゃねえか。」
ミカサ「・・・。」ゴッ
ジャン「いて!」
ミカサ「もう良い、あとはわたしがやる。」カチャカチャ
ジャン「いってえな、人がせっかくやってあげたのによー。
それになんだ、階段音たてておりるなよ!皆起きちゃう
だろ!」
ミカサ「気を付ける・・・。」テキパキ
ジャン「おう。」
-
- 6 : 2015/07/31(金) 19:22:31 :
- ジャン「なあ。」
ミカサ「何?」ジュー
ジャン「今日おばあさん家行くんだろ?」
ミカサ「うん。」ジュジュッ カチャ
ジャン「何で行くんだ?」
ミカサ「・・・自転車。」ジュー
ジャン「え?どれくらいあるんだよ。」
ミカサ「往復8時間。」ガチャガチャ
ジャン「はあ!?」
ミカサ「あのジジイどもが無理やり自転車で行かせる。」チッ
ジャン「・・・。」
ミカサ「徒歩の方が早い。」スッ
ジャン「わ!!!\\\何やってんだ!!足隠せ足!!!!\\\\\\」
ミカサ「この足の方が早く行ける。」ムキムキ
ジャン「」
-
- 7 : 2015/07/31(金) 19:24:32 :
- なんか文字化けしてますよー
-
- 8 : 2015/07/31(金) 19:33:45 :
- >>7
わー!!汗 本当だ!ありがとうございます!!!
ジャン「わ!!!╱╱╱何やってんだ!!足隠せ足!!!!╱╱╱╱╱╱」
です!
文字化けしないで・・・!!涙
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- 9 : 2015/07/31(金) 19:34:51 :
- あ、>>8はわたしです。
-
- 10 : 2015/07/31(金) 22:18:27 :
- ミカサ「よし。できた。ハムエッグ。」
ジャン「うまそう・・・だな。」
ミカサ「今6時半・・・ぎりぎり間に合った。」
ジャン「ちょっとは感謝してくれよ。」
ミカサ「ありがとう。」
ジャン「すごい棒読みだぞ。」
ミカサ「私はいつもこう。あ、ジャン、マルコ起こさないと。
今日彼は掃除当番のはず。」
ジャン「おう。
・・・ったく孤児になんぞならなきゃ
こんなこき使われないんだがな・・・。」
ミカサ「そういうことがどうしてもあるもの。
この世は格差が絶対ある。」
ジャン「知ってるよ。それより、お前行かなくていいのか。
あのオヤジとババアどもがうるせえぞ。」
ミカサ「うん。ありがとう。」
ジャン「いってらっしゃい。」
ミカサ「ありがとう。」
ジャン「・・・。」
「かわいい・・・。」///
-
- 11 : 2015/07/31(金) 22:26:28 :
- ミカサ「」ガタン キイ・・・
「よし、行こう!」
キコキコキコ
ガガガガガ
キイイイイ!
ミカサ「よし、ここで加速!!」
ギョエエエエ
ミカサ「ったくもうこのおんぼろ!!!なんて音出すの!!!」バコ!
キキキ
グワシャアアアアンン
ミカサ「・・・・・・。」ボロボロ
「あーーーもう!」
「お父さんとお母さんがいたら良いのになあ!」
-
- 12 : 2015/07/31(金) 22:28:34 :
- 期待です!!!
-
- 13 : 2015/07/31(金) 23:29:42 :
- >>12
Airi@アッカーマン教の司祭さんありがとうございます!
がんばります!
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- 14 : 2015/08/01(土) 06:37:30 :
- 期待している。
-
- 15 : 2015/08/01(土) 10:10:33 :
- これはミカサが赤ずきんちゃんなのかな?
ともかく期待
-
- 16 : 2015/08/01(土) 10:12:52 :
- アッカーマン、多分そうだろうな。
-
- 18 : 2015/08/01(土) 17:42:33 :
- ミカサ「はるか昔は空を飛ぶ乗り物があったというけれど」ガシャ
「今あるものと言えば自転車と馬車と帆船だけ。」バコ
「なぜこんなに不便なのかしら。」ガタガタ
「孤児は理不尽な目に遭うし!!!!」ギギギョギョギョ
オーイ、ミカサー
ミカサ「よし立った。む、あの声は。」クル
マルコ「ミカサ!おはよう!」ハアハア
ミカサ「おはようマルコ。どうしたのこんなに急いで。」
マルコ「あ、あのね、これジャンから」ゴソゴソ
ミカサ「本?」
マルコ「絵本だって。ほら、院で習う教科書に載ってる話。」
ミカサ「・・・『創世記』?」
マルコ「うん。」
ミカサ「きざな題名。」
マルコ「上級生の人に借りたんだって。」
ミカサ「ふーん。」
マルコ「おばあさんに読んであげれば良いって言ってた。」
ミカサ「そう。わかった。読んであげよう。おばあさん喜ぶと
思う。」
マルコ「そういえばさっきミカサ大声出してただろ。」
ミカサ「!」
マルコ「いくらクールで大人っぽくてもやっぱり11才だ!」
ミカサ「マルコも11才でしょ。ジャンの方がうるさい。///」カー
マルコ「ふふ、じゃあミカサいってらっしゃい。」
ミカサ「行ってきます。///」
「創世記・・・。」
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- 19 : 2015/08/01(土) 21:19:30 :
- アッカーマン期待している。
-
- 20 : 2015/08/02(日) 00:18:14 :
- イアンさんがいる!
期待です!
-
- 21 : 2015/08/02(日) 20:02:48 :
- あれ、ミカサしか愛せないさん
トリップ付けたんですかぁ。
偽防止は必要ですしね!
期待
-
- 22 : 2015/08/02(日) 22:14:06 :
- >>21
未登録だったけど登録したのです!!
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- 23 : 2015/08/03(月) 09:50:29 :
- 嬉しそうだな。
-
- 24 : 2015/08/03(月) 10:54:02 :
- おっはようございます!
今日はこの後部活に行って帰ったら宿題してそれから更新したいと思います。
でもまだ少々時間があるので少しだけ更新したいと思います。
また、ミカサしか愛せないさん、イアン・ディートリッヒさんをはじめとする読者の方々に感謝です!
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- 25 : 2015/08/03(月) 11:03:22 :
- ミカサ「まあいいや、おばあさんに読んであげる時の
楽しみにしておこう。」
「それと問題は・・・。」チラ
自転車「」ボロボロ
ミカサ「・・・!」ハッ
「ペダル外れてる・・・。自転車の籠にいれよう・・・。」ゴト
「引いていくしか無いな・・・。」ガラガラ・・・
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- 26 : 2015/08/03(月) 13:58:46 :
- 立体起動で飛べ!アッカーマン。
期待している。
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- 27 : 2015/08/03(月) 20:17:14 :
- 完全に宣伝になってしまいますがこちらもよろしくお願いします。<m(__)m>
URLってこれでいいのだろうか。
http://www.ssnote.net/archives/37830
全然話進んでないけど見てもらえたら嬉しいです。
-
- 28 : 2015/08/04(火) 08:35:21 :
- 期待。
-
- 30 : 2015/08/04(火) 10:08:43 :
- ミカサ「はー・・・、今日は寝坊といい自転車といい
ついてない・・・。」ガラガラ
「まだおばあさんにあげるものは無事・・・ね。」チラ
「山道は険しい道ばかりだから万が一の対策をしておいて
良かった。」
「本当に空を飛ぶ乗り物があればいいのに・・・。
楽だろうな。」
(しかし、本当に空を飛ぶ乗り物なんてあったのか?)
創世記「」
(創世記・・・)
「いや、あとにしよう。今は病院につくことだけを
考えなければ」
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- 31 : 2015/08/04(火) 10:28:41 :
- その頃・・・。
エレン「ミカサ?」
グリシャ「ああ。お前と同い年の女の子だ。
早くに親をなくして、孤児院にずっといたんだ。
私は彼女のおばあさんを看護してて今日はその
診療日でな。たまにミカサには申し訳ないが
来てもらうことにしてるんだ。
まあお前も大きくなったしそろそろ会わせても
良いかと思って。」
エレン「そいつの出方次第だけどな・・・。」
カルラ「何言ってんの!それだから友達が一人しか
出来ないのよ!」
エレン「うるさいなー母さんはいつも口うるさいんだよ!」
カルラ「それが親に対して言う言葉ですか!!」
グリシャ「こらこら二人ともよしなさい!エレン、用意は
できたのか。」
エレン「できてるよ!」
グリシャ「よし、行くぞ。」
エレン「行ってきます。」
カルラ「本当にもー・・・いってらっしゃい!」
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- 32 : 2015/08/04(火) 15:01:07 :
- イェーガーそしてアッカーマン
期待している。
-
- 33 : 2015/08/04(火) 16:54:25 :
- イアンさんいつもありがとうございます!!
これから投稿しますね!!
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- 34 : 2015/08/04(火) 17:26:18 :
ダダダダダ
ナンダ!?
イマオンナノコガジテンシャモッテハシッテタ
エエ!?
ミカサ「はっ、はっ、はっ」シュダダダ
キキーッ!
ミカサ「はーっはーっはーっはーっ」
「やっと山に着いた・・・。」ハーッハーッ
「山を出たら森・・・」ゴソゴソ
「あと半分。今7時15分・・・。」キュキュ
(やっぱり徒歩の方が早くつく。最初は体力を保つ為に
歩いてたけど。
さっき走っておいて良かった。)ゴクゴク
「ふー・・・少し休もう。」ペタン
-
- 35 : 2015/08/04(火) 21:47:21 :
- ミカサ「地図を見て確認しよう。」ペラ
「山道は700メーター。100メーター先に急な坂が
あるので注意する・・・。」パラパラ
「なるほど。あ、朝ごはん。」ゴソゴソ
(ジャン相変わらず不器用。運動はできる方なのに。
パン焦げてる。)モグモグバリバリ
「あ!!」
(今創世記読んでしまおう。太古にあった空を飛ぶ
乗り物のことも書いてあるかもしれない。)ゴソゴソ
「あ、でもただの物語だったらやだな・・・。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
創世記
-
- 36 : 2015/08/04(火) 22:05:58 :
- 第1章
~ある時代、そしてその時代確かに生きていた1人の少女~
遥か昔、この世は1つの大きな勢力によって成り立っていたといわれている。
その時代、人類は過剰な人口増加と食糧不足、環境破壊により肉体的にも精神的にも追いつめられていた。
まず大気の流れが狂い、天候は荒れ狂ったといわれる。
そして大気汚染が深刻化。地球温暖化(1)が進行し、北極、南極の生物が絶滅。
陸は次々と海に呑まれ、多くの人間が難民となった。
当時の文献にはその先は詳しく記されていない。
しかしここにある少女の名前が記録としてはっきりと残っている。
彼女の名前は――――
ばさっ!!
ミカサ「!!」ハッ
「鳥・・・。」フー
「よくは分らないけどどこか不気味な本だ・・・。」ゾク・・・
「しかし上級生の人すごい。こんな本をすらすら
読んでしまうなんて。」ハア
「私には分らないことばかり・・・。
まだまだ学ぶ必要がある。」
「しかしひどく暗くなってきた。雲があんなに湧いて・・・
さっきまで明るかったのに・・・。」
「早くしないと雨が降ってしまう。」ササッ、ダダダダダ
???「」チラ
-
- 37 : 2015/08/05(水) 08:28:49 :
- 期待です!
-
- 38 : 2015/08/05(水) 11:33:44 :
- アッカーマン、焦るな!!
-
- 40 : 2015/08/05(水) 18:26:37 :
- エレン「風強いよ。」
グリシャ「ミカサが少し心配だな・・・、雲があんなに・・・。」
エレン「ミカサって変わった名前だな、
ここらじゃ聞かねえぞ?」」
グリシャ「ああ、我々とは違う人種の血が流れてるからな。
彼女は東洋の血が流れてるんだ。」
エレン「ああ・・・、聞いたことある。この本に載ってた。」
グリシャ「創世記じゃないか!
それアルミンから借りたんだろう!?」
エレン「うん。」
グリシャ「人に借りた本を持ってきちゃいけないだろう!
万が一汚したらどうするんだ!」
エレン「俺そんな風に扱ったことねえよ!」
グリシャ「まったく・・・。」
エレン「で、東洋人だから何?」
グリシャ「黒髪で瞳も黒い女の子だ。どこか大人っぽい
ところがある静かな子だよ。お前とは良い友達に
なれると思うぞ。」
エレン「そいつの出方しだいだけどな。」
グリシャ「こらエレン!」
エレン「わかったよ!!もう・・・父さんもうるさいな。」
グリシャ「全くお前は・・・お願いだから良い子にしてくれ!
色々心労が絶えない子だから大人しくしなさい!」
エレン「心労?」
グリシャ「ミカサは、その――――」
ミカサ「はっ、はっ、あ!もう林道が見えた!!遠くに
おばあさんの家が見える!」
-
- 42 : 2015/08/05(水) 18:33:47 :
- 何度も申し訳ありません。
>>41は私です。
-
- 43 : 2015/08/05(水) 18:47:15 :
- ミカサ「はあ、はあ、おばあさんに会える!」ダダ!
???「ちょっとお嬢ちゃん。」
ミカサ「!?」ビクッ
男1「この家の人を知ってるかな。病気のおばあさんが
住んでるんだがね。」ピラ
男2「野菜を届けに来たんだが。」
ミカサ「あ、その家私のおばあさんの家です。」
男3「本当かい?それはちょうど良かった。」
男2「案内してくれるかな。」
ミカサ「え・・・。でも、私・・・。」
男1「じゃあ行き方だけでも教えてくれるかね?」
ミカサ「あ、それなら良いですよ。この道をまっすぐ行くと、
しばらくしたら三叉路があるから右に行ってください。
そこをずっと行くと赤い屋根の家があります。
それがおばあさんの家です。」
男2「ありがとうおじょうちゃん!」
男3「じゃあ行くか。雨も降りそうだし。」
男1「じゃあねおじょうちゃん、あ、もしよかったらこの
自転車持とうか?」
ミカサ「あ、ありがとうございます。」
-
- 44 : 2015/08/05(水) 19:00:22 :
- ガラガラ・・・
グリシャ「わかったか。あまり彼女に無理をかけたくない
わけが。」
エレン「・・・」コクン
グリシャ「というわけでこれ、ミカサにあげなさい。スッ」
エレン「へ?」ゴソゴソ
「なんだこれ!」
グリシャ「可愛いだろう、アルミンからだ。お小遣いと貯金
はたいて買ってくれたんだ。」
エレン「何であいつが知ってんだよ!」クワ!
グリシャ「いや、偶然診療の時あったからね、アルミンに色々
聞かれて喋ってしまった。」ハハハ
エレン「・・・これフリフリだな・・・真っ赤の・・・頭巾?」ヒキッ
グリシャ「もうすぐ冬だからな、それを被ればとても暖かいと
思う。
きっと喜ぶだろう。」
エレン「派手過ぎると思うぞ・・・。」ジロジロ
グリシャ「女の子はそういうのが好きなんだぞ。」
エレン「まあこういうの被ってる子はいてもこれは・・・。」ウーン
グリシャ「黒髪が映えると思うが。」
エレン「これが目立つだけだと思うけどな・・・。」
グリシャ「そんなことはない。お、ほら、ミカサの家だ。」
-
- 45 : 2015/08/05(水) 19:33:02 :
- ザー・・・
グリシャ「ありがとう、お金はここに置いておきます。」
御者「ありがとよ、お客さん。はいこれ御釣りね。おっと
雨降ってきたね、お客さん気を付けなせえ。」チャリン
グリシャ「どうもありがとう!ほら、エレンお前もお礼を
言いなさい。」
エレン「ありがとうございます。」ペコ
御者「ははは、可愛いぼっちゃんだ。じゃあな!」フリフリ
エレン「!!・・・ぼっちゃんじゃねえ!」カーッ///
グリシャ「こら!!!」クワ!
御者「ははは。かわいいかわいい。」パッカパッカ
グリシャ「全く・・・大人に向かってなんて態度だエレン!!」
エレン「うるさいな!それより早くしてよ。濡れちゃうだろ。」
グリシャ「・・・お説教はあとだ。
もうミカサいるだろうな。無礼な事をいうなよ。
こんにちはーグリシャ・イェーガーです。
ミカサいるかい?」コンコン
シーン・・・
グリシャ「・・・」
エレン「・・・」
グリシャ「いないのか・・・?」ガチャ、キィ
「不用心な・・・、鍵開いてますよ・・・ッ!!」
エレン「父さん?」
グリシャ「こ・・・れは・・・」
エレン「父さん?」
グリシャ「・・・・・・!!」
エレン「何が見えたっていうん・・・ッ!!」
エレン「な・・・!!」
-
- 46 : 2015/08/05(水) 22:04:54 :
- アッカーマン、どうした?
-
- 47 : 2015/08/06(木) 00:12:16 :
- 合宿行ってたから、来れなかった…!
でもめっちゃ進んでる!!
期待です!
-
- 49 : 2015/08/06(木) 18:27:07 :
- ザー・・・ポタポタ・・・パタタッ ザー・・・
グリシャ「・・・」スッ
(もう脈が無い・・・。)
(当たり前だ、首の主要な血管を刃物で切り落されてる
・・・。死なない方がおかしい位だ・・・。)チラ
(それに死亡して時間が経っている・・・!)
(しかしなぜミカサのおばあさんが殺されてしまった
んだ・・・!!)
「・・・エレン、近くにミカサはいるか?」
エレン「・・・・・・いなかった・・・。」ザッ
グリシャ「わかった、父さんは憲兵を呼んでくる。お前は麓で
待ってるんだ。」
エレン「・・・・・・」
グリシャ「エレン?」
エレン「・・・・・・」
グリシャ「エレン!」
エレン「・・・」チラ
グリシャ「良いね!?」
エレン「・・・」コクン
グリシャ「さ、父さんと行くぞ。ここじゃ馬車が通らないから
発見が遅くなるかもしれない。
本当になんてことだ・・・。」タタタ
エレン「・・・。」スタスタ
「・・・」ザッ
「」クルッ
おばあさん「」
エレン「・・・・・・!」ギリッ
「・・・・・・」クル
「・・・」スタスタ
ザー・・・
-
- 50 : 2015/08/06(木) 19:29:02 :
- 3時間前・・・
ミカサ「ここがうちです。」
男1「ありがとうおじょうちゃん。」
男2「あ、良ければおばあさん呼んでくれるかな。そしたら
野菜届られるし助かるんだけど。」
ミカサ「あ、わかりました。おばあさん、ミカサだよ!」
アア、イマイクヨ、マッテネエ
「腰悪いから立ったり歩いたりするのきついらしいから
待ってあげて下さい。色々申し訳ありません。」
男3「いや、大丈夫だよ!」
おばあさん「あ、あぁミカサよく来たね。・・・!!!!」
ミカサ「おばあさん、この人達野菜届けに来てくれ・・・!?」
おばあさん「せ、西洋人!!何しに来た!?この子をたぶらかして
何をする気だ!!今すぐ死ねっ!!」チャッ
男1「うおっ!?」
男3「なっ!!」
ミカサ「違うよおばあさん!!この人達は野菜届けに来てくれた
んだよ!?落ち着いて!!はさみ下ろしてッッ!!!!」ガッ
男2「このババアッ!!離せッ!!」ググ
ミカサ「やめて!!!!おばあさんっ!!」ガシイッ
おばあさん「うあああッ!逃げなさい!!ミカサ!!早・・・」グサッ
男2「はあっ、はあっ」
ミカサ「!?おばあさ・・・・・・!!!!!!」
おばあさん「みか・・・・・・・・・さ・・・・・・・・・」
ミカサ「・・・!!!」
おばあさん「」バタン!!
男3「何殺してんだ!」
男2「だってよ、このババアが!」
男1「畜生め!!売り物が1つダメになっちまった!!」
ミカサ「え?おばあさん・・・? え・・・・・・っ
い・・・ や だ ・・・!!」
男1「・・・チッ!!おら!俺についてこい!!」
ミカサ「え・・・ 」
男1「・・・フン・・・」
男2「チッ・・・」
ミカサ「 え・・・ 」
男1「でないと・・・こうだ!!!!」ボカッ
-
- 51 : 2015/08/07(金) 15:50:47 :
- おいアッカーマン!アッカーマン!
今助けに行くから待ってろとイエーガーが言ってたぞ。
期待している。
-
- 52 : 2015/08/07(金) 16:47:04 :
- >>51
私 イアンさんありがとうございます!
ミカサ「・・・だからあなた何。」
私 良いからお辞儀なさい!数少ない読者の方なんだから。
ミカサ「わかった。ありがとうございますイアン班長。」
私 それでよろしい。・・・班長?
長くなってしまいました、すみません。
毎回コメントありがとうございます!
-
- 53 : 2015/08/07(金) 16:58:44 :
- ザアアアアアア
ポタポタ ピタン・・・
痛い・・・
寒い・・・
-
- 54 : 2015/08/07(金) 18:08:06 :
- 男1「本当にあのババアを殺しさえしなければ!!!」
男2「仕方ねえだろ!!いきなりハサミ持って襲いかかって来た んだぜ!?」
男1「畜生・・・だから言っただろう!!!東洋人の俺らに対する
警戒心は尋常じゃないんだ!!しかもあれは純血だ!!
一番価値があったんだぞ!!!」
男2「うるせえな!!
もう終ったことをうじうじ言うのはよそうぜ・・・、
とりあえずコイツを競にかけるしかねえな。
コイツだけでも相当な額になる。」
男1「チッ、あの純血のババアの方がよっぽど価値があった
んだがな・・・」
男2「もう良いだろ!!」
こんな
ことに
なんで?
おばあさん
やっぱり私
家族がいなくなったら
さむくて
生きていけない・・・・・・
おかあさん
なんで死んじゃったの・・・・・・・・・・・・
だれか
さむい
さむい
さむい・・・
-
- 55 : 2015/08/07(金) 20:04:11 :
キィ・・・
-
- 56 : 2015/08/07(金) 21:01:35 :
- 男1&2「!!!」ドキッ!!
ミカサ「 」
エレン「・・・あ・・・。」ピクッ
男2「・・・オイガキ!!!」ダダッ
エレン「ひぅっ!?」ビクン
男2「どうしてここが分かった!ああ!?」バン!!
エレン「い、いや僕はただ道に迷っちゃって・・・あの・・・」オロ・・・
男1「!」
男2「!」
「あ、そ、そうなのか。」
エレン「うっく、ひっく・・・」
男2「す、すまんな。それより、ダ、ダメだろお?
子供が一人で森を歩いちゃ・・・。」オロオロ
エレン「うっ、えっえっ、ぐすっ」
男2「もう大丈夫だよ。これからおじさんと一緒に・・・」ブサッ
エレン「ありがとう。もうわかったよおじさん。」ジロ
プシッ
男2「・・・か・・・っ!!?コホ」
男1「?」
ミカサ「 」
エレン「もう・・・分かったからさ・・・・・・」グググ
「 死 ん じ ゃ え よ ク ソ 野 郎 」
ブシュゥッ
-
- 57 : 2015/08/08(土) 17:47:27 :
-
- 58 : 2015/08/08(土) 18:04:40 :
- 男2「ぐ・・・」ユラ
エレン「・・・・・・。」ハア、ハッ
男1「なっ!!ウソだろ!?」ガタッ!!
男2「 」グラッ
バタッ
エレン「・・・」ギイ
男1「ま、待ちやがれ!!」
ぱたん
男「!!」
「クソ!!!」
ミカサ「・・・・・・?」
-
- 59 : 2015/08/12(水) 12:51:51 :
- アッカーマン言ったろイエーガーが来ると。期待しているぞイエーガー
-
- 60 : 2015/08/12(水) 22:34:57 :
- イアン班長はどうやら未来予知ができるようですねw!
作者さんも部活で大変だろうど、頑張ってください!
-
- 62 : 2015/08/13(木) 21:02:08 :
- ああ、演劇部も執筆も頑張ってくれ。
期待している。勿論イエーガーにもな
駆逐するんだろ悪を!
-
- 63 : 2015/08/13(木) 21:02:51 :
- トリップを入れ忘れたが↑は私のだ
-
- 65 : 2015/08/14(金) 21:39:37 :
- 男1「クソッ!!!」バタン!
「!?」
エレン「うあああああああああ!!!!!!」ダダダダ
ザクッ!!
ミカサ「・・・!!?」
男1「ぐあッ!!」ダダン!
ミカサ「!!!!」
エレン「この獣 め!!ハァ
死んじまえ!!!!二度と起き上がるな!!!!」グサッグサッ
ガシュッ
男1「ぐぁ!!うわあぁ!!!」
エレン「お前らなんかこうだ!!!こうなって当然だ!!!!!!」
ドスッドスッズシャッ
男1「あああ!!う・・・ぐああっあ・・・・・・」
エレン「死んじまえ!!!死んじまえええ!!!」ドスッドスッグサ
男「・・・・・・ぅぁあ・・・ぁ・・・」ヒクッヒク・・・
ミカサ「・・・・・・・・・・・・」
-
- 66 : 2015/08/15(土) 22:30:41 :
- エレン「はあっ、はあっ」
男1「・・・ぅ・・・」ビクビクッ
ミカサ「・・・・・・」ボー・・・
エレン「・・・」クル
ミカサ「!」
エレン「お前、ミカサだろ・・・?」
ミカサ「・・・」コクン
エレン「手、出せ。今切ってやるよ、縄。」
ミカサ「!」
「うん・・・。」
-
- 67 : 2015/08/17(月) 11:20:19 :
- エレン「俺はエレン。医者のイェーガーの息子だ。父さんとは
小さい頃に会ったことがあるハズだ。
よし、切れた・・・。」ギッ、ギッ
ミカサ「・・・・・・。」パラ・・・
何か足りない・・・
ミカサ「・・・」
男2『野菜を届けに来たんだが。』
ミカサ『あ、その家私のおばあさんの家です。』
『本当かい?それはちょうど良かった。』
ミカサ「・・・!!」
「・・・三人。」
エレン「え?」
ミカサ「三人いたはず。」
バタン!!!
男3「 」ギイ・・・パタン
エレン「」
ミカサ「」
-
- 68 : 2015/08/17(月) 14:15:28 :
- うわああああ!
期待です!!
-
- 69 : 2015/08/17(月) 17:08:44 :
- >>68
ミカサしか愛せないさん、thank you very mach!!です!!
いつもイアンさんとの会話を楽しみにしてます。笑
-
- 70 : 2015/08/17(月) 18:17:26 :
- >>69
いえw皆さんと絡んでて楽しいですww
-
- 71 : 2015/08/17(月) 18:35:07 :
- >>70
それは良かったです!(*^_^*)
-
- 72 : 2015/08/17(月) 18:53:34 :
- エレン(殺さないと!)グッ
ミカサ「!?」
エレン「死ね!!!」ダダッ
ドガッ
エレン「」
ミカサ「!」
ダアン!!!
男3「・・・てめえがやったのか・・・」ガッ
エレン「・・・ゲボッ!ゴホッ、おええっ!!
(腹を・・・蹴られ・・・!)」ビチャビチャッ
ミカサ「ぁ・・・。」ガタガタガタ
男3「信じらんねえ、てめえがやったのか!!?」グググ・・・
エレン「離せ!!」バタバタ
ミカサ「ぁ・・・や、ぁ 」ガタガタ
男3「殺してやる!!殺してやるぞおおお!!!」ギリギリギリ
エレン「か・・・っ・・・(息が・・・!!)」ピクッ
ミカサ「!!!」ビクッ
男3「死ねッ、死ねええッ!!!」ギリギリギリ・・・
エレン「~~~ッ!~~!!!」バタバタバタ
ミカサ「」ガチガチガチ
エレン「!!!!(ミカサ・・・!)」チラ
「た・・・」
男3「?」
ミカサ「」ガタガタガタ
「戦え!!!!!!!」
-
- 73 : 2015/08/18(火) 10:54:28 :
男3「!?」
ミカサ「!」ビクッ
エレン「戦うんだよ!!」ギリッ
ミカサ「・・・!?」
エレン「勝てなきゃ・・・、死ぬ・・・勝てば・・・生きる・・・・・・」
ミカサ「・・・・・・」
男3「なんだ!?何考えてやがるこのガキ!!!!」ギリギリギリ
エレン「戦わなければ・・・勝てない・・・・・・」
ミカサ「・・・・・・」チラ
ナイフ「」
-
- 74 : 2015/08/19(水) 09:11:23 :
- ミカサ「」
「そんな・・・・・・」
「できない・・・・・・・・・!!!」
いいえ。
ミカサ「!?」
あなたならできるわ。
ミカサ「ウッ!!?」
エレン「!?」
・・・・・・
-
- 75 : 2015/08/19(水) 09:14:29 :
覚えてるでしょう?
あの差別の日々を。
苦しみの日々を・・・。
ミカサ「・・・」
-
- 76 : 2015/08/19(水) 09:14:46 :
-
- 77 : 2015/08/19(水) 09:29:01 :
あなたは5歳のときに母親を亡くし・・・
強制的に孤児院へ送られた。
そんなあなたを人々はゴミでも見るような目で見つめた・・・・・・
ミカサ「!!」
そう。東洋人の血が混じっているというだけで。
理由の無い差別にあなたは生まれた時から晒されていたのよ。
孤児院でも変わらない。
酷い折檻を毎日受けて
あなたの心はもう壊れかけていた・・・・・・
ミカサ「・・・」
・・・・・・
そう。ここはそういう世界
ミカサ「・・・」
弱い者は虐げられ、踏みつぶされていく・・・
ミカサ「・・・」
強者が世界を支配する世界・・・・・・
オカアサン!オカアサンオキテヨ!!
オライクゾガキ!!
ハナシテ!!タスケテ!!!ダレカ!ダレカ!!
ミカサ「・・・・・・」
エレン「・・・」
ミカサ「戦え・・・。」ガクッ
ダレカタスケテ!!!
ナンデ!?ナンデダレモキテクレナイノ!!?
ナンデオカアサンヲタスケテクレナカッタノヨ!!!
ナンデ!!?
あなたも気づいているんでしょう。
ミカサ「・・・ええ・・・・・・」
世界は
-
- 78 : 2015/08/19(水) 09:29:47 :
残 酷 な ん だ。
-
- 79 : 2015/08/19(水) 16:53:49 :
- これでいい。
ドクン
ミカサ「・・・・・・」
もうあなたは大丈夫・・・・・・
ドクン
ミカサ「戦え・・・」
ドクン
戦え・・・・・・
ミカサ「・・・」
戦え!!!
ミカサ「ふっ・・・!」グッ!
バキッ
戦え!!!!
ミカサ「」ギロ!
男3「!!?」
「ひ・・・!?」ビクッ
私はもう
なにも恐れない。
ミカサ「うああああああああああああああああああああ!!!!!!」
ド ス ッ ! ! ! !
-
- 80 : 2015/08/19(水) 16:54:05 :
-
- 81 : 2015/08/21(金) 02:53:34 :
- おおお!期待です!!
-
- 82 : 2015/08/21(金) 11:38:06 :
- >>81
いつもありがとうございます!!
ミカサしか愛せないさんの期待コメにいつも励まされています!!
-
- 83 : 2015/08/21(金) 11:38:14 :
-
- 84 : 2015/08/21(金) 12:09:32 :
憲兵1「これをあの子供達がやったというのか・・・。」ソロソロ
憲兵2「男を3人・・・。これは心臓を一突きされてるぜ?」
憲兵1「まじかよ・・・。」ゾッ
――――――――――――――――――――――――――――――――
グリシャ「エレン!!ミカサ!!」タタタ
エレン「父さん!!」ダッ
ミカサ「・・・」ゾク・・・
エレン「父さん!ミカサは無・・・」パン!!
グリシャ「」ワナワナ
ミカサ「!!」ピクン
エレン「父さん・・・!?」
グリシャ「エレン!!!あれほど麓にいろと言ったのに!!
何という事をしたんだ!!」ガッ
エレン「有害なケダモノを駆除した!!!
たまたま恰好が人と似てただけだ!!!」
グリシャ「分らないのか!?
父さんはな、自分の命を軽々になげうったことを
咎めているんだ!!!」
ミカサ「・・・」
エレン「・・・ッ、だって!!」ウルウル
グリシャ「!?」
エレン「早く助けてあげたかった・・・。」ポタ・・・
グリシャ「・・・・・・エレン・・・!!」ガシ!!
エレン「・・・父さん・・・」
グリシャ「父さんがどんなに心配したか、分かってるのか!?」
ギュウウウ
エレン「・・・・・・!!」
ああ・・・
ミカサ「・・・・・・」
グリシャ「ともかく、無事で良かった・・・!!」
エレン「・・・!!」
私には、もう
誰もだきしめてくれるヒトがいない・・・
もう帰る場所が、無いんだ・・・・・・
もう二度と。
失いたくないものが・・・・・・
全て消えた・・・。
私はもう、暖かい場所に戻れないのか・・・。
-
- 85 : 2015/08/21(金) 12:19:36 :
- グリシャ「ミカサ。」
ミカサ「・・・」
グリシャ「とりあえずこれを羽織りなさい。」
ミカサ「」
グリシャ「ミカサ、私を覚えているかい?小さいころに会った
医師のイェーガーだ。」
ミカサ「・・・・・・」
「・・・・・・イェーガー先生、わたしこれからどうすれば
いいの・・・。」
グリシャ「・・・!」
エレン「・・・」
ミカサ「寒い・・・」
エレン「!」
ミカサ「家族がいなくなった今、わたしはもうどこにも安らぐ
場所がない・・・。」
グリシャ「ミカサ・・・。」
エレン「・・・・・・。」
ミカサ「どうすれば、どうやって生きていけばいいの・・・・・・。」
・・・・・・
「やるよこれ。」
-
- 86 : 2015/08/21(金) 12:19:44 :
-
- 87 : 2015/08/21(金) 12:47:09 :
- ミカサ「え・・・?」
グリシャ「それはアルミンが買った・・・」
エレン「・・・ほら、被れよ・・・。」フワリ
ミカサ「あ・・・・・・」ギュ
エレン「・・・あ」
「あったかい・・・だろ・・・。」
グリシャ「エレン・・・」
ミカサ「・・・・・・」
「あったかい・・・・・・。」
グリシャ「ミカサ。」
ミカサ「!」
グリシャ「私達の家で一緒に暮らそう。」
ミカサ「!!」
グリシャ「君は今まで辛いことがたくさんあった。
一度ゆっくり休むんだ、もう君は・・・限界だろう。」
ミカサ「・・・・・・・・・」
エレン「っ・・・ほら、何やってるんだよ、」グイ
ミカサ「あ・・・」ジワ・・・
エレン「帰ろうぜ、俺たちの家に」
あたたかい
あなたの手が
ミカサ「 ・・・」
「うん・・・。」
凍ったわたしの心をゆっくりととかしてくれる。
エレン「・・・・・・」
ミカサ「帰る・・・・・・」ツー・・・
-
- 88 : 2015/08/22(土) 17:03:49 :
- あの名シーンがついに!!がんばです!!
-
- 89 : 2015/08/26(水) 18:30:44 :
- >>88
ありがとうございます!!
がんばります!!
-
- 90 : 2015/08/26(水) 18:51:22 :
- 1ヶ月後―――――
グリシャ「じゃあミカサ、皆にお別れをしてきなさい。」
ミカサ「」コクン
(もうみんなとお別れ・・・・・・でも私にはエレンがいる。)
さみしくはない。
ジャン「ミカサぁあ!!!!!!」
ミカサ「!?」
マルコ「わあっジャン!!待ってよ!!」
ミカサ「?」
ジャン「・・・本当に行くのかよ。」
ミカサ「」コクン
ジャン「・・・・・・ミカサ・・・。」
ミカサ「ジャン、あなたには色々助けてもらった。とても感謝
している。」
ジャン「俺もだよ!!ミカサ!!!!・・・だから・・・」
「行くなよ・・・ッ・・・」
ミカサ「ジャン」
ジャン「!」
ミカサ「私には歩むべき道が見えている。
その道が見えていたらあなたも私も迷わず歩むの。」
ジャン「ミカサ・・・」
ミカサ「あなたとマルコが憲兵団に行きたいのと同じ。」
ジャン「・・・」
ミカサ「ジャン、あとこれを。」
ジャン「!」
ミカサ「創世記、読ませてあげられなかった。」
ジャン「あ・・・」
ミカサ「貸してくれてありがとう。感謝している。」
ジャン「良いよ、それ・・・持ってけよ」
ミカサ「え?」
ジャン「それ、読んだか、難しいけどためになるから持ってけ。」
ミカサ「え、でも」
ジャン「良いから!!」
ミカサ「・・・・・・分った。」
マルコ「もう行くんだね。」
ミカサ「ええ。マルコ、ジャン同様あなたにもお世話になった。」
マルコ「うん、僕もだよ、ミカサ。」
ミカサ「本当にありがとう、感謝する。」
オーイミカサイクゾー
ミカサ「!! ええ!」パアア
「じゃあ私はこれで行く。ジャン、マルコ、今まで
ありがとう、さようなら。」
ジャン「さよならなんて言うなよ・・・ッ」
ミカサ「また、会いましょう。」
マルコ「うん、また。」
-
- 91 : 2015/08/26(水) 18:54:20 :
- どちらかと言うとミカサは赤ずきんちゃんではなくオオカミ側かと。で、頭巾は元が白いのに返り血で赤く染まりそうなのですが‥‥。
期待です。
-
- 92 : 2015/08/26(水) 19:53:12 :
- >>91
指摘ありがとうございます。
そうですね・・・確かにそちらも良いと思いますね・・・。
今回はミカサをさらった人身売買関係の男たちをオオカミ、エレン(イェーガー=狩人なので)を狩人という視点で描いてみたんです。
機会があればそちらも書いてみたいですね。
期待コメントありがとうございます!
-
- 93 : 2015/08/27(木) 15:56:41 :
- 期待です!ο(>∀<)ο
-
- 94 : 2015/08/28(金) 17:10:28 :
- >>93
毎回進撃の大罪@執筆速度大幅低下さんの言葉に励まされています・・・。涙
頑張っていきます!!
続編もあるので楽しみにしてくださいね!(^^♪
-
- 95 : 2015/08/28(金) 17:24:59 :
- タタタタタ・・・
ミカサ「はっ、はっ、エレン、申し訳ない待たせてしまって。」
エレン「いや、大丈夫だよ。ミカサ行こうぜ。
母さんが待ってる。」
ミカサ「・・・ええ!」パアァ
ミイィカァアサァア!!
ミカサ「!?」クル
エレン「なんだあいつ」
ジャン「チキショー!!ミカサ!!
幸せになれよぉおチキショー!!」ウオオオオ
ミカサ「ありがとうジャン。嬉しいのだけどチキショーは
やめて。」
ジャン「分ったよおクソ!おい!!そこのお前!!ミカサを不幸に
したらぶっ殺すかんな!!悪人面!!!!」
エレン「なんだと畜生この馬面!!!!」
ミカサ「エレンやめて」
ジャン「るせえ!!!!うらやましいんだよミカサと同居なんて
マジでよチキショーーー!!」
エレン「はああ!?」
ジャン「うわぁあんマルコぉ」
マルコ「落ち着いてジャン、君が泣いてどうするんだ。」
ミカサ「見送りありがとうジャン、マルコ!!」
マルコ「さようならミカサ!また会おうね!!」
ジャン「ミカサーーーー!!!!!!うわぁあんあぁあん」
エレン「馬車乗ろうぜ。」
ミカサ「うん。」
ジャン「みかさぁ・・・ぐすっ」
マルコ「鼻水出てるよジャン。」
さようなら、
私は過去と決別しよう
彼が、エレンがこれからはいる
私はあなたのためなら、
何でも
できる・・・・・・
-
- 96 : 2015/08/29(土) 00:05:21 :
- もち続編も期待ですよー!(>∀<)v
ヤバイジャン可愛過ぎーw!!
-
- 97 : 2015/08/29(土) 18:05:44 :
- >>96
ありがとうございます!!
ジャン可愛かったですか。笑
次回は彼も成長していますよ!笑
-
- 98 : 2015/08/29(土) 18:05:58 :
-
- 99 : 2015/08/29(土) 18:21:39 :
エレン「アルミーン!!」タタタ
アルミン「!エレン!!こんにちは!えっと・・・この子が・・・」
エレン「ああ、こいつがミカサだよ。」
アルミン「ああ、君がミカサか!よろしく!!」ペコ
ミカサ「あの、アルミンって・・・これ買ってくれた人?」
アルミン「あ、うん!ごめん、やっぱり派手すぎたかな・・・。」
エレン「まあな、さすがに真っ赤っていうのは・・・」
ミカサ「いや、私はこれまでに無いくらい気に入っている。
暖かくてふんわりしていてとても心地よい。
春夏秋冬使えると確信している。」グッ
アルミン「しゅ、春夏秋冬!?あ・・・うん・・・でもっ、やったー!!
お小遣いはたいた甲斐があった!!」
エレン「いやミカサ、さすがに春夏秋冬は行きすぎ
じゃねえか?」
ミカサ「何を言うのエレン、この頭巾は世界一。」キリ
アルミン「あはは、嬉しいなあ。」
ミカサ「ええ。」
エレン「あ、あとさ、ミカサが創世記もらったらしいんだよ
孤児院のやつに。」
アルミン「え!?ホント!?」
ミカサ「ええ、ジャンという男の子からもらったの。
これ、少し難しすぎるかもしれない。アルミン
教えてくれる??」
アルミン「うん勿論!!エレンも説明してあげて。」
エレン「おう!」
アルミン「じゃあまず一つずつ説明しよう。
まずこの謎の少女について―――――」
-
- 100 : 2015/08/29(土) 18:32:09 :
私は一人じゃない。
もう孤独とはお別れ。
悪夢に魘される夜があっても
彼が傍にいる限り私は大丈夫。
目を覚まし笑うことができる。
それでもやっぱり不安だから
彼が着せてくれた赤ずきんをずっと身にまとおう。
エレンは笑っている。
その笑顔を絶やさぬように
私は彼を守らなければならない。
私は彼を守るために強くならねばならない。
この、残酷な世界に立ち向かおう。
もう家族を失わないように
お母さん、お父さん、おばあさん
私を守ってください。
To be continued
Thank you for reading.
from A girl
-
- 101 : 2015/08/29(土) 18:48:56 :
- 遂に第一話が終った・・・。涙
みなさま本当にありがとうございました!!
イアン・ディートリッヒさん、進撃の大罪@執筆速度大幅低下さんをはじめとする読者の方々に改めてお礼申し上げます。
続きのお話と他の執筆作品のURLを載せておきます。
論じましょうか。
http://www.ssnote.net/archives/37830
進撃!おとぎ話 ~白雪姫~
http://www.ssnote.net/archives/37973
女エレン「駆逐してやるわ!!!」①(キャラ全員性転換)
http://www.ssnote.net/archives/38757
良ければ読んでくださいね!
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