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ダンガンロンパ original 超高校級の弓道家の場合

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  1. 1 : : 2015/07/29(水) 19:58:20
    「…………ん…」

    「良かった…気づいたんだね」

    「はれ……ここは…?」

    「希望ヶ峰学園だよ…中身は全く違うけれど」

    キョロキョロあたりを見回す。
    窓には鉄板が打ち付けられていて出られそうにない。
    監視カメラがこちらを向いている。少し不気味だ。

    「ところで…貴方は誰ですぅ…?」

    苗木「僕は苗木誠。ここの新入生だよ。君は…弓道家の…」

    裂夜「はいぃ、弦原裂夜と言いますぅ」

    ぺこりとお辞儀。
    苗木誠さん…優しそうな人で、どことなく頼りなさそう。
    でも…不思議と不安な気持ちにはならなかった。

    裂夜「…あれ…これは…」

    苗木「入学案内だね、僕も持ってるよ」

    彼は全く同じものを懐から取り出しため息をついてみせた。
    しかし…やけに汚いと言うか…雑な気がする。

    裂夜「これは…本当に希望ヶ峰学園からなんでしょう…か…?」

    苗木「僕もにわかには信じ難いよ…とにかくここに書いてあるのが本当だとしたら……体育館に行ってみよう」

    手紙の体育館と書かれている所を指さし、彼は立ち上がった。
    ドアまで開かなかったらどうしようかと思ったがすんなりと開いた。
    少し身構えていたのが恥ずかしい…

    これがそう、全て…絶望への布石だという事に気づくのはまだ先の話…
  2. 2 : : 2015/07/30(木) 06:36:28
    体育館にはもう既にみんな集まっていた。
    自己紹介を済ますと体育館のドアが開く。

    「…あれ、僕一番最後な感じかな?」

    一見すると女の子に見えなくもない大きなうさぎの帽子を被り、
    同じ色合いのパーカーを着た少年ははにかんだ。

    苗木「えっと…君は…」

    影縫「影縫針也だよ、超高校級の手芸部!」

    そう言うと屈託のない笑みをこちらに向けてきた。
    苗木くんとは違うけど…不安にはならないし…人を集めるようなオーラ?がある。
    私は、彼に惹かれ始めた。

    弦原「弦原裂夜…ですぅ、よろしくお願いしますねぇ…」

    影縫「裂夜ちゃんね、よろしく!」

    気がつけば勝手に自己紹介していた。
    恥ずかしい…!!
    両手で顔を覆う。

    不二咲「弦原さん…だ、大丈夫ぅ…?顔真っ赤だよぉ?」

    弦原「ひぇっ、あ…だ、大丈夫ですぅ…!」

    朝日奈「ほうほう…なるほどね…(ニヤニヤ」

    朝日奈さんはこちらを向いてニヤニヤしていた。
    うう、こういうところには鋭いんだから…

    そして…日常は暗転する。
    モノクマという存在によって。

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Mikeneko4111

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