ベルトルト「もう壁内側につかない?」
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- 1 : 2015/07/25(土) 20:07:05 :
- だらだら書いてくつもりです
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- 2 : 2015/07/25(土) 20:07:46 :
アニ「は?」
ライナー「あ?」
ベルトルト「もう、いいじゃないか」
ベルトルト「もう疲れたんだ。だから…」
アニ「…」
ライナー「…」
ベルトルト「僕達は、限界だ。…2人もそうは思わないか?」
アニ「……ライナー」
ライナー「…ん」
アニ「このバカを地面に組み伏せて。目、覚まさせてやる」スッ
ライナー「よしきた」ガシッ
ベルトルト「ひいっ!?」
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- 3 : 2015/07/25(土) 20:18:18 :
-
ベルトルト「ち、ちょっと待って!ストップストップ!」
アニ「なに…」ピタッ
ベルトルト「ぼ、僕の鼻へし折るつもり!?」
アニ「察しがいいね。そうさ、顔面に蹴りいれるつもり」
ベルトルト「やめてよ僕のアイデンティティー!」
ライナー「…よし。”ちょっと待った”な」
ベルトルト「!?」
アニ「いくよ」スッ
ベルトルト「やめて!お願い!やめて!!」ジタバタ
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- 4 : 2015/07/25(土) 20:19:27 :
アニ「うるさいな…蹴りの一発くらい黙って顔面で受け止めなよ」チッ
ベルトルト「え、顔面限定!?」
アニ「男でしょ」
ベルトルト「男に生まれたら顔面だけでアニの蹴りを受け止めなきゃならないの…?」
ライナー「そうだ。それがさだめってやつだ…ふあーぁ、むにゃむにゃ」
ベルトルト「気怠げにあくびしながら適当なこと言わないでくれよ」
ライナー「…”待った”」
ベルトルト「え」
アニ「しっかり押さえててよ」スッ
ライナー「バッチこい」ガシッ
ベルトルト「だめ!バッチきてない!バッチきてないから!だめ!!」ジタバタ
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- 5 : 2015/07/25(土) 20:20:34 :
ライナー「解せねえな…どこがだめなんだ?」
ベルトルト「むしろどこをもって良いと判断したんだ?」
アニ「なにか文句でも?」
ベルトルト「文句しかないよ!」
アニ「だったら言ってみな」
ベルトルト「は、はい」
ベルトルト「えっと…マルコになるから」
ライナー「は?」
ベルトルト「マルコに!なるから!」
ライナー「そんな大声出さなくとも聞こえてるぞ」
アニ「ただ、何を言ってるのか理解できないだけさ」
ベルトルト「ひどい」
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- 6 : 2015/07/25(土) 20:20:54 :
ベルトルト「だからね?ただでさえ僕はマルコとなんか色々かぶっててよく間違えられるのに、これ以上雀の涙ほどしかない僕の特徴を削ったらもうマルコになるだろ!」
アニ「…」
ベルトルト「ね!!」
アニ「…」
アニ「…」
アニ「…」
アニ「?」キョト
ベルトルト「頼む伝わってくれ!」
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- 7 : 2015/07/25(土) 20:25:07 :
アニ「つまり…あんたマルコなの?」
ベルトルト「違うよ!」
ライナー「なに?こいつはまずいところを見られたな…」
アニ「殺るか」スッ
ベルトルト「二人とも僕を虐めたいだけだろ!?」
ベルトルト「僕こんな大声出すキャラじゃないのに、これで伝わらなかったなんて訴え損じゃないか!恥ずかしいよ!」
アニ「ドンマイドンマイ」
ベルトルト「うう…」
ライナー「…ベルトルト」肩ポン
ベルトルト「! ラ、ライナー…!君なら分かっ
ライナー「お前さあ、疲れてんだよ」
ベルトルト「…」
ベルトルト「(この時…僕とライナーの友情に、呆気なくヒビが入りハンマーで粉砕されほうきで綺麗に片付けられる音がした)」
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- 8 : 2015/07/25(土) 20:25:35 :
ベルトルト「今日から君と僕は赤の他人だ」
ライナー「え?」
ベルトルト「初対面からスタートね。はい、初めまして」ギュ
ライナー「お、おう…」ギュ
アニ「男2人がなに大真面目に握手交わしてんのさ…」
ベルトルト「原点に帰ろう」
アニ「それについては大いに賛成だね」
ライナー「あー、それでなんの話してたんだっけか。ベルトルト」
ベルトルト「えっ…なんで僕の名前…知ってるの…?」キョト
ライナー「は?」
アニ「ヒント、初対面」
ライナー「うわこいつめんどくせえ」
アニ「そんなこと言ったら泣くよ」
ライナー「この程度の軽口でか?ふ、こんな年にもなってまさかそんな
ベルトルト「…」グス
アニ「ほらね」
ライナー「うわこいつめんどくせえ」
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- 9 : 2015/07/25(土) 20:26:08 :
ベルトルト「僕の名前は…ベルトルト・フぶっ…フーバー。よろしく…」
ライナー「自分の名前で噛むなよ」
ベルトルト「…」グスッ
アニ「追い打ちかけてんじゃないよ」
ライナー「悪い。よろしくな、ベルトルト・フぶっバー」
ベルトルト「ふえぇ><」グスグス
アニ「さらに追い打ちかけてんじゃないよ」
ライナー「泣くなよフぶっバー!」
アニ「ライナー、あんた私の話聞いてる?」
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- 10 : 2015/08/06(木) 13:13:38 :
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アニ「はぁー…」
アニ「なにこの脱線具合…ここらで本当に話戻しとかないと、もう思い出せない気がするよ」
ライナー「先生」スッ
アニ「なに」
ライナー「頬が痛いです」ヒリヒリ
アニ「私が力いっぱいビンタしたからね」
ベルトルト「手の跡がくっきりだ…」
アニ「蹴りじゃないだけツイてると思いな」
ライナー「なんつう塩対応だ…涙が出そうだぜ」
アニ「そんなに痛いんなら手当してくれば?」
ライナー「この心の痛みはそう簡単に治らねえよ。お前、先生向いてないな」
アニ「まず先生じゃないし、志してもいないからね」
ライナー「だとしてももうちょっとノリ良く対応してくれたっていいだろう。いいか、手本見せてやる。おいベルトルト」
アニ「まずいさっそく脱線しだした」
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- 11 : 2015/08/06(木) 13:33:56 :
-
ベルトルト「…」
ライナー「ベルトルト?」
ベルトルト「フぶっバー…」ボソッ
ライナー「ああすまん、度が過ぎたな。許してくれ」
ベルトルト「じゃあ許すかわりにひとつ言う事を聞いてほしい」
ライナー「おう、喜んで。何をご所望だ?」
ベルトルト「土下座」
ライナー「…あー、一応確認してもいいか」
ベルトルト「どうぞ」
ライナー「この、砂利だらけの地べたの上で?」
ベルトルト「土下座」コク
ライナー「…」
ライナー「さあて、そろそろ話戻すか…」
アニ「ばかじゃないの」
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- 12 : 2015/08/06(木) 13:50:39 :
ベルトルト「土下座は?」
アニ「そんなことしたら服が砂だらけになって汚いだろ」
ベルトルト「そうか、なら他のにする」
アニ「罰を与えることはやめないんだね」
ライナー「できればパッと済ませられるもので頼む。早く先生役の手本をアニに見せてやりたいんだ」
アニ「私は別に見たくないからどうでもいいよ」
ベルトルト「うーん、じゃあ猫の鳴きまねで」
アニ「それだけ?」
ベルトルト「え…だ、だめかな?」
アニ「もっと苦痛を感じる罰のがいいんじゃないの?たとえば…うなじを削ぐとか」
ライナー「苦痛すら感じない境地にまで追いやってどうする」
アニ「首をはねるとか」
ライナー「おいおい…冗談とはいえひどすぎるぜ。なあベルトr
ベルトルト「ブレード持ってきたよー」ジャキン
ライナー「本気か!?」ビクッ
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- 13 : 2015/08/07(金) 23:37:55 :
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アニ「ご苦労」スッ
ベルトルト「う、ううん。へへ…」
ライナー「なあ一旦深呼吸しないか?気持ちがいいぞ。リラックスできるし、それに冷静な思考に戻れる」
アニ「スー、ハー…スー、ハー…」ジャキッ
ライナー「肩で息をしながらブレードを構えるな怖え!!」
アニ「あんたが言ったんじゃないか」
ライナー「そりゃ幻聴ってやつだ」
ベルトルト「ひっひっふー…ひっひっふー…」
アニ「ベルトルト、あんた妊婦なの?」
ベルトルト「え、多分違うと思うけど…お腹出てないし。どうして?」
ライナー「その基準で言うと世のデブはみな妊婦か」
アニ「…あんたにはあとでシンコキュウってものと、ニンシンってものを教えてやるよ」
ベルトルト「うん?」
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- 14 : 2015/08/07(金) 23:49:58 :
-
アニ「というかこれ重い。疲れた」パッ ドサッ
ライナー「うおっ…こら、ブレードを乱暴に扱うな」
アニ「じゃあ軽量化してよ」
ライナー「無茶言うな」
ベルトルト「アニも重いって感じることあるんだね。訓練ではいつもブンブン振り回して模擬巨人を切り刻んでるのに…」
アニ「まるで私が馬鹿力を持った乱暴者みたいな言い草だね」
ベルトルト「えっ、ま、まさか!」
ベルトルト「たしかにアニは強いし、対人格闘の訓練でも男子をばったばったとなぎ倒しているけれど…全然そんなことないよ!」
ライナー「なあベルトルト、アニをフォローしているつもりならこれだけは言わせてくれ。それはフォローじゃねえ。皮肉だ」
アニ「蹴ってほしいなら、初めからそうと言えばいいのにね…」スッ
ベルトルト「ライナー忠告ありがとう!でもごめん、手遅れみたいだ!」
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- 15 : 2015/08/08(土) 11:45:05 :
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ライナー「(仕方ねえ、ここはひとまず話題を変えて注意を逸らすか…)」スッ
ベルトルト「…!」
ライナー「」バチコ-ン
ベルトルト「(あ、あのウインクは…”俺に任しとけ”の意だな、ライナー…!ありがとう!)」
ライナー「それよりブレードを返しに行った方がいいんじゃないか」
アニ「なに?」
ライナー「勝手に持ち出してきたんだろ、これ」
ベルトルト「う、うんまあ…」
ライナー「だったら早いとこ元の場所へ戻しておかねえと…万が一教官に見つかった時、後が怖い」
ベルトルト「あ、それは大丈夫」
ライナー「うん?」
アニ「その根拠は」
ベルトルト「これ、パン切りナイフだから」
ライナー「ほー」
ライナー「……うん?」
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- 16 : 2015/08/08(土) 12:01:50 :
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アニ「本当だ。ちょっと細くて短いなとは思ってたけど、夜だから暗くて分からなかったよ」
ライナー「いやいやいや。俺はまだしも、手にした奴ならわかるだろこの違いは…それを重いって言ってたのかお前?この、ありえないほど軽量化がなされたブレードに?」
アニ「ところでパン切りナイフでもうなじって削げるのか気にならない?」
ライナー「気になりませんすみません」
ベルトルト「ア、アニはたまに抜けてるからね!ほら、て…てん……えっと、バカってやつ!」
ライナー「天然な」
アニ「ベルトルトから試してみようかな」
ベルトルト「ごめんなさい」
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- 17 : 2015/08/08(土) 12:05:21 :
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ベルトルト「急に単語が思い出せなくなって…」
ライナー「あー、たまにある」
アニ「単語ならまだいいけど、私は話してる最中に相手の名前を忘れたことがあるよ」
ライナー「すっげーモヤモヤしそうだな、それ」
アニ「まあ、名前を呼ぶ必要があった時には二人称の”あんた”を使って切り抜けたけどね」
ライナー「なるほど、それなら問題ないな」
ベルトルト「アニはよく相手のことをあんたって言うし…うまくやったね」
ライナー「ちなみに相手は誰だ?」
アニ「キース教官」
ライナー「馬鹿野郎!!」
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- 18 : 2015/08/08(土) 13:54:34 :
-
アニ「乙女に野郎呼ばわりなんて…無礼千万じゃないか」フン
ライナー「どっちがだ」
アニ「あんた」
ライナー「なあベルトルト、もしかして俺はアニに嫌われてるのか?」
ベルトルト「うん」
ライナー「ああなんてこった。親友にこうも即答されるとは」
ベルトルト「ご、ごめん。今のボケるところかと思って…」
アニ「大丈夫、もしかしなくてもそうだから」
ライナー「ひでえなおい」
ベルトルト「アニってさ、こう…勇気があるよね…」
アニ「なんだい急に」
ライナー「あのキース教官を”あんた”呼ばわりするなんてバカか間抜けのどっちかだな、って言いたいんだろう」
アニ「ベルトルトもなかなかいい度胸してるよ」スッ
ベルトルト「蹴りはやめて!!」
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- 19 : 2015/08/08(土) 14:21:46 :
ライナー「それよりパン切りナイフでもブレードでも、黙って持ち出してきたもんは早急に返すべきだろう。そいつはどこあったんだ?」
ベルトルト「えっと、僕の後ろに窓があるだろ?」
ライナー「ああ、あるな」
ベルトルト「その窓から中に入って、棚を漁ってたら見つけたんだ」
ライナー「食堂かよ」
アニ「泥棒みたいなことするね」
ベルトルト「こ、この時間倉庫は施錠してあるだろうからブレードはさすがに用意できないし…早く代替品を持ってこなきゃと思って」
ライナー「たかが茶番の為にそこまで必死になってどうする」
ベルトルト「アニの頼みだから断れなくて…」
アニ「頼んだ覚えはないけどね」
ベルトルト「」ガンッ
ライナー「やれやれ…」
ベルトルト「ライナー…一生恨むぞ…」
ライナー「盛大な八つ当たりどうも」
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- 20 : 2015/08/09(日) 03:36:21 :
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ライナー「もういい、俺が返してきてやる。貸せ」
ベルトルト「えっ」
アニ「そんなに急がなくともいいんじゃない。食堂の隅の棚にあったパン切りナイフごとき、教官どもは気づかないさ」
ベルトルト「そ、そうだね。なら明日の朝食の調理の時にこっそり返しておけばいいか…」
ライナー「待った、やたらと楽観視するのはいただけねえな。不測の事態も考慮しておくべきだ」
ベルトルト「…うん?」
アニ「不測の事態って、なにさ」フン
ライナー「そうだな…たとえば、実はキース教官は夜な夜なパンを焼くのが趣味で、毎回焼きあがったパンを切るのにそのナイフを愛用してた…とかな」
アニ「不測すぎるよ」
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- 21 : 2015/08/12(水) 12:53:21 :
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ベルトルト「あのキース教官にそんな女子力の溢れた趣味があったらもう…ミカサなんか男の中の漢になっちゃうよ」
アニ「ユミルは」
ベルトルト「彼は元より男だろ?」
ライナー「お前たまに冗談とも本気ともとれる発言するよな」
ベルトルト「ユーモアがあるって言ってくれ」
アニ「本人がいたら口に出せないくせにね」
ユミル「まったくだ」
ライナー「ははは…」
同郷三人「「「!?」」」
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- 22 : 2015/08/18(火) 05:33:29 :
ユミル「おうおう、とっくに消灯の時間帯だっつうのにどうしたんだ?こんなとこで話し込んで…ええ?」
ライナー「げえ…(よりによってこいつに見られたとは…)」
アニ「…(まずいことになった)」
ベルトルト「(殺すしか)」スッ
ライナー「(待て、ベルトルト。血走った目でアニからさりげなくパン切りナイフを奪うんじゃない)」
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- 23 : 2015/08/18(火) 05:42:03 :
-
ベルトルト「僕がやらなきゃ誰がやる」グッ
ライナー「珍しく主体性を持ってくれて俺は嬉しいぞ。だがな、発揮する場を考えてほしい早まるな」グイグイ
ユミル「あん?…ちょっ、なんでベルトルさんは刃物かまえてんだよ!んな物騒なモンこっちに向けるな!」
ライナー「そうしたいのは山々なんだがな」
ベルトルト「ぐぐぐ…」ギギギ
ライナー「やべえこいつ力強すぎ」ズズ
ユミル「もっと踏ん張れバカ!大事な私の命がかかってんだぞ!!」
ライナー「余計踏ん張る気失せたぜ」ズルズル
ユミル「なんでだよコラ」
アニ「…」スッ
アニ「そーれカックン」ガスッ
ベルトルト「!?」ボキイッ
ユミル「えっなんだ今の」
ライナー「で、出た…アニの必殺膝カックンだ」
ユミル「いやあれカックンってレベルじゃねえだろ、膝ボキッだよ膝ボキ。ベルトルさん、かわいそうに膝抱えてうずくまったまんま動かねえぞ」
ライナー「ちなみに九割五分の確率で相手を骨折させr…ゲフン、失敗する」
ユミル「ほぼ100%じゃねえかふざけんな」
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- 24 : 2015/08/18(火) 05:51:43 :
ベルトルト「いたい…」プルプル
ライナー「だろうな」
ユミル「非情だなー、青い血が流れてんじゃねえかってぐらい非情だ」
アニ「ふう…」
ユミル「お前、済ました顔してっけど謝罪とかねーのかよ」
アニ「あーごめん」
ユミル「軽い」
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