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不名誉な死に方
-
- 1 : 2013/09/30(月) 08:27:05 :
- 4つ目の作品です!
多分シリアス、多分どっかで
オリジナル設定介入、多分キ
ャラ崩壊、多分ネタバレなし・・・・・・
相変わらず書き溜めしてないんで遅いかもです
では!!
-
- 2 : 2013/09/30(月) 08:44:26 :
- ?
-
- 3 : 2013/09/30(月) 09:09:36 :
- おお?
-
- 4 : 2013/09/30(月) 09:31:32 :
- 旧調査兵団本部
エレン「・・・・・・・・・・・・パス」
オルオ「・・・・・・・・・・・・パス」
ペトラ「ロイヤルストレートフラッシュ!!」
エレオル「「また負けたぁ!!」」
グンタ「あっちはあっちで賑やかだな・・・・・チェック」コトン
エルド「そうだな・・・・・・・・・・・・むぅ」
エレン(俺がリヴァイ班に編入
されてから5日目、先輩方の
技術のすごさは日々の訓練を
見ていたらすぐに理解できる。
でもやっぱり気になることがある)
エレン「先輩、少し訊いても良いですか?」
オル ペトラ「何々?何でも答えるよ?」
エレン「失礼なことかもですけど、その・・・・・・不名誉な死に方って何ですか?」
ペトラ「・・・・・・不名誉な」
オルオ「死に方、か」
-
- 5 : 2013/09/30(月) 13:56:34 :
- エルド「どうしてまたそん
なことを訊く気になった?」
エレン「前に同期の連中と再会
したんですよ。ほら、オルオさ
んもいたじゃないですか」
オルオ「ああ、あの時か」
エレン「そのとき、同期の一人
に言われたんです」
ペトラ「何て?」
エレン「不安定な力を持った俺
が人類の希望だ。そんなお前を
命を懸けて守らなきゃいけない
のは俺達だ。だから、本当に頼むぞ」
グンタ「あながち間違ったことは
言ってないな」
エレン「そして、別れ際に言
われたんです。せいぜい無駄
死にしてくれるなって」
エルド「だから不名誉な死に
方が何なのか訊いたのか」
エレン「はい」
ペトラ「ずいぶん難しい質問ね
-
- 6 : 2013/09/30(月) 21:11:38 :
- グンタ「俺達の死って基本的
に全部不名誉と取られがちだしな」
エルド「まあ、そうだな」
オルオ「・・・・・・・・・・・・」
ペトラ「オルオどうしたの?」
オルオ「いや、俺が調査兵に
なってから2回目の遠征に行
ったときのこと思い出してた」
グンタ「へえ。お前そのとき
はどこの班にいたんだ?」
オルオ「左翼索敵だ」
グンタ「もしかして、お前とあと1人だけしか残ってなかったときのことか?」
オルオ「ああ」
-
- 7 : 2013/09/30(月) 22:57:01 :
- 第5×回壁外調査
オルオ「・・・・・・・・・・・・っ」フッフッ
ガルム「オルオ、緊張しすぎは逆に死ぬぞ」
オルオ「班長・・・・・・・・・・・・」
ガルム「大丈夫さ、今回も生き残れる」
オルオ「でも、俺は・・・・・・」
ガルム「初陣でちびったから
って何だってんだ」
オルオ「え」
ガルム「別にそんなことは誰も
気にしちゃいない。そんな話は
な、飯食ったら○○が腹ん中で
こさえられるのと同じレベルで
当たり前の話だ」
オルオ「・・・・・・・・・・・・」
ガルム「だから気にすんな。
そして今目の前の任務に集中しろ」
オルオ「・・・・・・・・・・・・はい!!」
ガルム「もうすぐ市街地を抜けるぞ」
オルオ「・・・・・・・・・・・・」
エルヴィン「市街地を抜ける。
長距離索敵陣形・・・・・・・・・・・・展開!!」
ガルム「そら、仕事だ仕事!!
左翼索敵班、各自展開!!」バッ
オルオ「はっ!」
-
- 8 : 2013/09/30(月) 22:58:34 :
- 何かもう滅茶苦茶になりかけてるけど、誰か読んでますか?
-
- 9 : 2013/09/30(月) 23:28:30 :
- 読んでますよ〜
-
- 10 : 2013/09/30(月) 23:38:02 :
- 読んでます!
頑張って下さい(*≧∀≦*)
-
- 11 : 2013/10/01(火) 15:54:30 :
- 9、10さん感謝です!
チョット投下
オルオ(今日こそは絶対にヘマ
なんてするか。そのために、初
陣の時からさらに鍛えてきたんだろ!!)
シュバァン!!
オルオ(左翼前衛から黒の
煙弾!? いきなり奇行種
と会っちまったのかよ)
シュバァン!!
オルオ(緑の煙弾・・・・・・エルヴ
ィン団長か)スチャ ドパァン!!!
オルオ(さっきの煙弾が上がっ
たところって、班長がいる陣営だよな)
ガルム「おい、オルオ!!」
オルオ「班長!!」
ガルム「左翼前衛が壊滅した!!」
オルオ「え」
ガルム「さっきの黒い煙弾は、
俺が撃ったやつだ」
オルオ「え、じゃあ」
ガルム「俺は左翼索敵班の残存を集める。オルオ、お前が早馬で団長に状況を知らせろ」
オルオ「え? は?」
ガルム「いいな!?」
オルオ「は、はいっ」
オルオ「班長!」
ガルム「何だ!?」
オルオ「健闘を祈ります!!」
ガルム「・・・・・・新米のペーペーが
ナメたこと言ってんじゃねえよ!!」
-
- 12 : 2013/10/01(火) 20:05:15 :
- ~~~~
エレン(俺がさっき質問してか
らオルオさんの口調が変わってる)
ペトラ「私はその遠征の時は待機要員にいれられてたなぁ」
エルド「そうなのか?」
ペトラ「うん。初陣の時のトラウマが
酷くて、その時の私の上司が見かねて
私を遠征要員から外したの」
エレン「へえ、その上司って
言うのは誰なんですか?」
ペトラ「ミケ分隊長よ」
エルド「ああ、だから俺はあの
遠征の時に急に配置換えになったのか」
グンタ「俺も、その話は初めて聞いたな」
ペトラ「えへへ」
エレン「オルオさん。続き聞かせて
もらえませんか?」
グンタ「俺も聞きたい」
オルオ「・・・・・・・・・・・・ああ」
-
- 13 : 2013/10/01(火) 20:21:09 :
- ~~~~
オルオ「急げよシエラ!」ピシィン!!
オルオ(左翼前衛がほぼ壊滅したって
ことは、左の索敵が完全に沈黙したと
考えて妥当だ)
オルオ(それに残存も、俺と班長を含めてあと何人いるのか・・・・・・・・・・・・)
オルオ(とにかく急いでこの事態を団長に知らせねえと!)
ドズン!
オルオ「なっ!?」
奇行種「オアああ」ニタァ
オルオ「畜生、奇行種かよ!」
オルオ(陣形の中に紛れ込んでた
のか。クソ、俺一人でやるしかな
いっぽいな)ジャキィン
オルオ「シエラ、このまま走り続けろ!」バシュ
オルオ(訓練兵の時も習った。奇行種といえども体の構造は通常種と変わりない。そして、巨人どもの弱点は後頭部からうなじにかけて縦1m横10㎝!!)ババシュッ
オルオ「くたばりやがれ畜生めが!!」ビュン
ズバァ!!
奇行種「」ドシィン
オルオ「シエラ!」ピュイーーー!
ドコロッドコロッドコロッドコロッ!!
オルオ「よく来たな、早速で悪いが
もう一踏ん張りだ!」ピシィン!!
-
- 14 : 2013/10/01(火) 20:23:40 :
- 今日はここらで一休みします
あとは適当に何かコメント
書いてもらえたら嬉しいです
では
-
- 15 : 2013/10/02(水) 06:57:45 :
- オルオ「・・・・・・・・・・・・」
オルオ(! あれは中央後衛集団か?)
調査兵A「オルオ!?」
オルオ「急ぎだから喋ってる時間がねえ。
中央前衛はここからどれ位離れている!?」
調査兵A「1マイル弱だ!」
オルオ「わかった!! 感謝する!」
オルオ(シエラなら1マイルくら
いすぐに走りきれる。早く行かね
ぇとマズいことになる・・・・・・・・・・・・!)ピシィン!!
オルオ(急げ急げ急げ!!)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オルオ(前衛集団が見えた!)
オルオ(右翼側から赤の煙弾が上
がるのは何度か見た。緑の煙弾が
あがるのもだ。それが左翼からは
何の報告も応答もない)
オルオ(・・・・・・・・・・・・ガルム班長)
オルオ「団長、エルヴィン団長!!」
エルヴィン「君は!?」
オルオ「左翼索敵班連絡要員、オ
ルオ・ボサドです!」
エルヴィン「何だ!?」
オルオ「ガルム班長の名により
伝令に参りました!」
エルヴィン「報告!」
オルオ「左翼前衛が壊滅しました!
現在ガルム班長が残存兵を捜索し
ています!」
-
- 16 : 2013/10/02(水) 17:42:46 :
- エルヴィン「 !? 左翼索敵の機能が沈黙している、そう解釈していいな!?」
オルオ「問題ありません!!」
エルヴィン「分かった。君は中央左舷の班に移動しろ!」カチャカチャ
オルオ「了解!」
エルヴィン「・・・・・・・・・・・・進路変更!!」ドパァァン!!!
オルオ(ガルム班長、見つけて下さい!!)カチャン
ドパァァン!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
-
- 17 : 2013/10/02(水) 17:53:25 :
- がんばれー
-
- 18 : 2013/10/02(水) 19:10:20 :
- グンタ「あの時はまだ団長が
考案した長距離索敵陣形も不
完全だったよな、色々と」
エルド「それでも、あの陣形
が考案されるまでの遠征の時
とは比べものにならないくら
いに生存率は上がっていったよな」
ペトラ「何か長い話になりそうだし、コーヒー淹れてこよっか?」ガタ
エレン「あ、俺も手伝います!」ガタン
ペトラ「ありがと♪」
グンタ「ああ、出来れば俺のは
紅茶で頼む。最近腹が荒れてき
てな、キツいんだ」
ペトラ「はいはい~」
エルド「ところで、そのガルム班長はどうなったんだ?」
オルオ「・・・・・・・・・・・・とりあえずは
生きていた」
エルド「良かった」
オルオ「左腕を食い千切られていたがな」
エルド「!」
グンタ「そうだったのか」
オルオ「班長を回収したのは
俺だった。あの時点で、左翼
索敵陣は俺とあの人を残して全滅していた」
グンタ「・・・・・・・・・・・・」
エルド「・・・・・・・・・・・・」
オルオ「あの時、もう数分早く
班長を見つけれていたら五体満
足だったのかもな」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オルオ「班長、ガルム班長!!」
ガルム「うるせえな新米、俺
の片腕が無くなったくらいで
ギャアギャア喚くんじゃねえよ」ゼェゼェ
オルオ「でも・・・・・・・・・・・・
ガルム「中央後衛のところまで
エスコートしてくれねえか、俺の馬を引いて」
オルオ「!!」
ガルム「今の俺が戦えないことく
らい承知してる。手前ぇ等の足を
引っ張るわけにゃいかねえんだ」ゼェゼェ
オルオ「っ・・・・・・・・・・・・分かりました!」
~~~
オルオ「見えました、中央後衛集団です!」
ガルム「とりあえず助かったか」ゼェゼェ
オルオ「あともう一踏ん張りです!」
ガルム「あ、ああ」ゼェゼェ
調査兵A「オルオっ!? ガルム班長!
オルオ、班長の意識は!?」
オルオ「まだ意識は正常だ。ただ、出血が酷い。早く応急処置を!」
調査兵A「分かった、引き受ける!」
オルオ「感謝する!!」
オルオ(ガルム班長以外には
誰もいなかった・・・・・・・・・・・・)チッ
調査兵B「オルオ!」
オルオ「何だ!?」
-
- 19 : 2013/10/02(水) 19:35:37 :
- 調査兵B「ガルムさんから団長に
有事伝令だ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
グンタ「その伝令の内容は?」
オルオ「・・・・・・《猛虎ノ半バ滅
セリ。此ノ故進撃ニ難有リ」
エルド「どういう意味だ?
まず何語だそれ?」
オルオ「要は、左翼索敵陣壊
滅、よって作戦の続行に支障
ありって意味だ。何語かは知らん」
エレン「多分それ、東洋ってところの言葉ですよ。コーヒーと紅茶、持ってきました」
エルド「トウヨウ? ありがとな」カチャ
エレン「はい。巨人が出現する前
の世界にあった地域の一つらしいです」
グンタ「聞いたことあるな。・・・・・・!
エレン、お前の同期の、何てったっけな黒髪の女、ほらマフラーつけてる奴」
エレン「ああ、ミカサですか?
確かにあいつは東洋人の血を引
く最後の生き残りです」
グンタ「やっぱりか」
エレン「よく知ってましたね」
グンタ「ずいぶん前に聞いた
ことがあってな。 紅茶は・・・・・・これか」カチャ
ペトラ「にしても、エレンって
意外とそう言うこと詳しいのね」
エレン「俺の同期に、そう言う
方面に凄く詳しいやつがいまし
てね。同じ町の出身で、親友なんです」
-
- 20 : 2013/10/02(水) 19:58:44 :
- ペトラ「ってことはその子も
エレンと似た境遇なの?」ガタ
エレン「いや、アイツの場合は俺よりもっとタチが悪いですよ」ゴト
グンタ「何でだ?」ズズ
エレン「アイツの肉親、全員口減し
のために死にに行かされたんです」ガタ
エルド「政府の無能っぷりがモロに
分かる話だな」ズズズ
グンタ「そうだな。・・・・・・・・・・・・オルオ、続きは?」ズズズ
オルオ「そうだな・・・・・・・・・・・・」カチャ
-
- 21 : 2013/10/02(水) 20:20:38 :
- すごく詳しくて面白い!
-
- 22 : 2013/10/02(水) 22:39:43 :
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オルオ「エルヴィン団長!
有事伝令です!!」
エルヴィン「報告!」
オルオ「《猛虎ノ頭半バ滅セリ。此ノ故進撃ニ難有リ》です!!」
エルヴィン「っ!? その報告に
誤りは!?」
オルオ「ありません!」
エルヴィン「・・・・・・・・・・・・分かった。君はこのまま私達に随伴しろ」カチャン
オルオ(! その色の煙弾は・・・・・・)
ドパァァン!!!
オルオ(黄色の煙弾! 作戦続
行不可能ってか!?)
エルヴィン「進路変更! 作戦完遂不可能な事態発生により、我々は撤退する!!」カチャン
ドパァァン!!!
オルオ「」
ドパパァァン!! ドドパァン!! ドパパァァン!!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
オルオ「そこから先は、お前等も
知っての通りだ」
グンタ「撤退までにそんな
経緯があったのやか・・・・・・・・・・・・」
エルド「そう言えば、あの遠征がエルヴィン団長が調査兵団のトップになってから、死亡率最多だったっけ?」
グンタ「6~7割、位だったな」
ペトラ「・・・・・・・・・・・・でもさ、その
話だとおかしくない?」
エルド「何がだ?」
ペトラ「だった、その話を
聞く限りだとガルム班長は
何も悪いことはしてないよ?」
グンタ「確かに・・・・・・」
エレン「何かあったんですか」
グンタ「実はな、そのガルム班長
はその遠征から帰還してすぐに法
廷に立たされることになったんだ」
-
- 23 : 2013/10/02(水) 22:54:12 :
- エレン「は?」
ペトラ「やっぱりそうなるでしょ?」
エレン「え、ガルム班長はどう
いう名目で法廷に?」
グンタ「・・・・・・故意に誤った信号弾を撃ち、陣形全体を致命的状況に追い込んだ、だそうだ」
エレン「・・・・・・・・・・・・何でそんなことに」
エルド「ガルム班長はな、政府
内でもそこそこ発言力のある立
場だったんだ。そうなると、嫌
でもその存在を快く思わない輩
も出てくるんだ」
オルオ「ガルム班長は貴族出
身の身なんだ。ガルム・ネラ・ヴェルマー」
エレン「ヴェルマー家って、王家
に代々仕えてきた騎士団の末裔貴
族ですよね?」
-
- 24 : 2013/10/02(水) 22:56:18 :
- 今日はここらで休ませて
もらいます。
好きなようにコメント書
き込んでいって下さい!!
-
- 25 : 2013/10/03(木) 06:56:33 :
- オルオ「そうだ。ガルム班長は、
その中でも第3位の継承権を持ってた」
エレン「て言うことは、継承者
争いに巻き込まれた?」
オルオ「違う」
エレン「じゃあ何で?」
オルオ「ウォール教の連中だ」
グンタ「・・・・・・! そう言うことか」
エレン「どういうことですか?」
グンタ「貴族の中にも幾つか派閥が
あってな、独立解放派と、絶対君主
派、宗教中心派がその代表なんだ」
エルド「ヴェルマー家って、独立
解放派だったよな」
オルオ「ああ。で、そこは他の
派閥特に宗教中心派の派閥にか
なり煙たがられていた」
エルド「あぁ、で、あの遠征
の失敗を基点にヴェルマー家
を潰しにかかった、そう言うことか」
オルオ「」コク
エレン「そんな・・・・・・・・・・・・」
オルオ「壁の信者共は、どう
しても調査兵団が好かなかったらしい」
エレン「滅茶苦茶だ」
オルオ「その滅茶苦茶に乗じて
ガルム班長に極刑が提示された。
まあ、エルヴィン団長の弁明も
あってそれは免れたがな」
ペトラ「よく知ってるのね」
オルオ「俺は、あの法廷で班長の
弁護人として召還されたからな」
グンタ「成る程な」
エレン「て言うことは、ガルムさんは
無罪で通ったんですか?」
ペトラ「いいえ、確かあの人は強制除隊
になったはず」
エレン「何で!?」
オルオ「・・・・・・・・・・・・良いか新兵。
政治抗争って言うものに完全勝利は
あり得ない。絶対にどこかでこっち
も割を喰う羽目になる」
-
- 26 : 2013/10/03(木) 18:02:28 :
- グンタ「強制除隊に加えて、確か
兵歴も抹消されたはずだ」
エレン「そんな、何も悪いことは
していないのに?」
オルオ「ソイツがいるだけで邪魔
になるって言うのは貴族界の常識だ」
ペトラ「確か、宗教中心派の筆頭ってれいす毛だったよね」
-
- 27 : 2013/10/03(木) 18:03:26 :
- とうとうミスった
ペトラ「確か、宗教中心派の筆頭って
レイス家だったよね」
が正解です。
-
- 28 : 2013/10/03(木) 18:23:59 :
- エルド「その後ガルム班長は
どうなったんだ?」
オルオ「とりあえずヴェルマー家
に保護されたが、昨年の秋に亡く
なられた。流行病にやられてな」
ペトラ「オルオ、その時葬式に参列
したんだっけ」
オルオ「ああ。だが、あそこまで
胸糞悪い葬式は初めてだった」
エレン「何かあったんですか?」
オルオ「またウォール教の連中
が来てな。葬式の最中に変な集
会始めやがったんだ」
エルド「最悪だな」
グンタ「でも、連中のやり口の
一つだろそれ」
オルオ「・・・・・・・・・・・・あの人は最後
まで汚名を被せられたまま埋められた・・・・・・・・・・・・っ」グス
オルオ「っ! クっ! ううっ!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・悪い、俺は
もう寝る」ガタ
グンタ「ああ、もう休んどけ」
エルド「また明日な」
ペトラ「また明日」
エレン「お疲れさまでした」
オルオ「・・・・・・・・・・・・」ギィ ガチャン
-
- 29 : 2013/10/03(木) 18:40:22 :
- エレン「・・・・・・・・・・・・」
グンタ「・・・・・・・・・・・・」
エルド「・・・・・・・・・・・・」
ペトラ「・・・・・・不名誉な」
ペトラ「不名誉な死って言うのは、
ガルム班長のような最期までありも
しない汚名をかぶって死ぬことを言うのよ」
エレン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「俺、聞いちゃいけない
ことを訊いたかも」
グンタ「・・・・・・・・・・・・いや、そう
でもない」
グンタ「俺達にも、幾つか言える
ことはある。エレン、お前もそうだ。
と言うか、お前が一番分かっているは
ずだ、巨人と罵られたお前なら」
エレン「!」
-
- 30 : 2013/10/03(木) 20:17:53 :
- エレン「俺は・・・・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
第57回壁外調査~~~帰還後
留置施設中庭
エレン(先輩達が死んだ。俺を
守るために。だけど、先輩達に
不名誉な死に方をさせてたまる
か。そのために、俺は)
エレン「この世から巨人共を1匹残らず
駆逐し尽くしてやる・・・・・・・・・・・・!!」
-
- 31 : 2013/10/03(木) 20:22:37 :
- 終わりんこ
最後まで呼んで下さって
有り難うございました!!
今回はサイドストーリー的
な雰囲気にしてみました。
シエラってのはオルオの愛
馬の名前、ガルムは完璧な
オリキャラです(笑)
何とか上手くまとまってホントに
良かったです。
では、また次の作品で会いましょう
-
- 32 : 2013/10/03(木) 20:24:09 :
- コメント、ご意見、訂正、要望など、よろしくお願いします!
↓
-
- 33 : 2013/10/03(木) 22:35:20 :
- 宗教争いとか貴族の話とかも詳しくてすごい!
好きです、こういう作品!
-
- 34 : 2013/10/03(木) 23:04:01 :
- 有り難うございます!!
-
- 35 : 2013/10/05(土) 13:38:58 :
- エルヴィンをメインにして、こいつと同じ世界観を持ったやつを思いついたんだけど、どうだろう? 書いてもいいだろうか?
- 著者情報
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