このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
ニファ「ハンジさんはどっちなんですかっ!?」ハンジ「じゃあ…確かめてごらん?」【オスハン企画】
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- 1 : 2015/07/13(月) 21:43:37 :
- こんばんは。執筆を始めさせていただきます。
FLYさん&ハンジがかりさん主催の、オスハン企画に参加させていただきました!
カッコいいハンジさんを描きまくろうという、ハンジファンにはたまらない企画です。
興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
今回の条件は、こちら↓↓↓
* 不定期な更新
* ハンジ←ニファなカップリング有り
* ハンジさんは…最初は男か女か不明の設定
* 少女マンガのような胸キュン展開有り(…というか、そのような表現も使えるように、今回は努めていきたいです)
…以上の条件でもかまわない、という方は、ぜひよろしくお願いします。
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- 2 : 2015/07/13(月) 22:01:06 :
- なぜか私は、ハンジさんと2人きりで、研究室にいた。
ニファ『ハンジさん…あれ…私、どうしてここに…』
戸惑う私をよそに、ハンジさんは優しく微笑んで、私を…
抱き寄せた。
ニファ『…えっ…』
ふわりと香る、ハンジさんの匂い…この匂いを嗅ぐと、安心…する…。
ハンジ『…ニファ…』
まっすぐに、その強い意志のこもったステキ過ぎるまなざしを、私に向けてくる。
ニファ『ハンジ…さん…』
あっ…ハンジさん…ダメ…ダメよ、そんな…。
私は、そう恥じらいながらも、その胸の中に顔を埋めて…
…ふにゅっ。
………あれっ?
ふにゅっふにゅっ。
…柔ら…かい…?
ニファ『あ…あの…ハンジ…さん?』
ハンジ『どうしたんだい、私の可愛いニファ…』
そのハスキーなお声…ステキ過ぎる…だけど…
ニファ『ハンジさん…その…お、女の人…ですか?』
私の質問を聞いたとたん、ハンジさんは明らかに顔を曇らせる。
ハンジ『そんな…酷いよニファ。私のこと、男だと思ってたのかい…』
その瞳からは、今にも涙がこぼれ落ちそうで…
ニファ『いっ…いえ、決してそのようなことは…』
とっさに口にした私の弁解も、ハンジさんの耳には届いていないらしく
ハンジ『…ニファ…君には、失望したよ…』
ハンジさんは、そう冷たく言い放ち、あっという間に私のもとから、遠のいていく…。
ニファ『ま…待ってハンジさん!ごめんなさい!本当に…本当に…』
ニファ「ごめんなさぁい!!!」
私はそこで、目が覚めた。
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- 3 : 2015/07/13(月) 22:07:49 :
- さだはる殿、期待です!
ニファの夢可愛い(uωu*)
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- 4 : 2015/07/13(月) 22:11:16 :
- >>3 FLYさん
さっそくコメントありがとう(^^)
オスハン企画を盛り上げるために、頑張るよ!
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- 5 : 2015/07/13(月) 22:28:25 :
- …えっ…と…。
あ、初めまして。私、ニファっていいます。
調査兵団第四分隊、通称ハンジ班の一員として、日々任務に励む…自分で言うのもなんだけど、ごくごく一般的な兵士です。
さっきの夢…気にしないでくださいね。最近、よくみちゃうんです…内容もほとんど一緒で…。
夢に出てきたのは、第四分隊の分隊長でもある、ハンジ・ゾエ。
変人の集まりだなんて言われる調査兵団の中でも、もっとも変人扱いされている、私の直属の上司です。
え?そんな変人のもとで働くなんて、大変だろうって?
もちろん、ハンジ班に配属された当初は、私も戸惑いの連続でした。副長のモブリットさんのフォローはあったものの、毎日毎日、戸惑うことばかりで…。
でも…私、気づいたんです。
巨人に対して人一倍の関心を持ち、巨人に感情移入すらしてしまう変人ぶりの中に…部下や仲間への想い、そして、人類の勝利にかける情熱を、誰よりも持ち合わせているということに…。
そして、もう1つ。
そんなハンジさんに私は…尊敬や憧れとは異なる、特別な感情を抱いてしまったということに…。
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- 6 : 2015/07/13(月) 22:33:03 :
- 期待です(*´д` *)
続きが楽しみです♪
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- 7 : 2015/07/14(火) 07:55:47 :
- ☆K☆I☆T☆A☆I ☆
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- 9 : 2015/07/14(火) 21:28:57 :
- 特別な感情、と遠回しに言ってみたけれど、要はハンジさんに私は恋をしているのだ。
これは、どうしようもない事実。だって、自分の心に、ウソはつけないのだから。
さて、ここで問題となってくるのは、さっきみた夢。
ふにゅっとしたあの感触…ハンジさんは、女性だった…私の夢の中では。
なら、実際はどうなのかって?
………やっぱ訊いちゃいますよね…いえ、いいんです。当然の疑問ですから。
で、それに対しての答えは……分かりません。もしくは、目下調査中。
信じられないと思うけど、我らが分隊長のハンジ・ゾエの性別は、謎に包まれているのだった。
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- 10 : 2015/07/14(火) 21:43:00 :
- おっと、こうしちゃいられない。
私は、もぞもぞとベッドから這い出ると、兵服に着替え、顔を洗い、髪を整える。
そして、私はそっと願う。
今日も…ハンジさんに、たくさん会えますように、と。
私は、職務に就くべく、さっそうと廊下を歩き始めた。
…あ、もしかしてあなた、今しきりに首を捻ってるんじゃないかしら。
なんで、男なのか女なのかはっきりしないような人に、恋をしているんだ、とか、思ってるんじゃないかな。
う~ん…ま、一般的(…といっても、私も恋愛の経験なんて、無いに等しいけど)に考えると、その疑問は当然だと思う。
だけど…だけどね!
ハンジさんは、本当にステキな人なんです。この先、物語を進めていけば、あなただってハンジさんに恋心を抱いてしまうかもしれないんだから。
もしそうなっても私は…困ったりなんか………いや、困ります。非常に。でも、それがあなたの本当の気持ちなら、仕方ないけど。
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- 11 : 2015/07/14(火) 22:02:31 :
- さて、本日の任務。
午前中は駐屯兵団と共に、壁の補強作業を行う。
そして午後は、捕獲した2体の巨人を使った実験だ。
この実験はハンジ分隊長を中心に行われ、私や他の班員は補助をするのが恒例となっている。
巨人を使った実験、と聞いただけでも、ちょっぴり怖いけど、さらにハンジさんが絡んでくるとなると、さらに危機迫るものになる。
巨人に感情移入し過ぎて…周りが見えなくなっているハンジさんは、はたから見れば、変人の極みだ。
だけど、最近私は、そんなハンジさんにすら胸をときめかせていた。これは正直、自分でも驚いている。
巨人は人を喰らう、恐ろしい存在なのに…私の仲間も、何度も目の前で喰われた。
私は、巨人が憎い。
だけど、ハンジさんは…私だけじゃなく、周りの誰もが思ってる事だけど…巨人に、愛着すら感じているようにみえる。
その…価値観の違いっていうのかな…それが、私とハンジさんの間に、暗く、大きくそびえ立つ壁だった。
恋に弊害はつきものだって、何かの本で読んだけど…
こんな弊害は…ちょっと、悲しい。すごく、寂しくて、辛い。
私にこの壁が乗り越えられるのか…それは、誰にも分からない。
ただ1つ分かりきっていることは、私は、ハンジさんが…いろんな所、全部ひっくるめて、大好きだ、ということだった。
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- 12 : 2015/07/15(水) 22:06:19 :
- 午前の任務を終え、手早く昼食を済ませると、私は予定よりも早く、巨人の実験場所へと向かった。
すると案の定、そこにはハンジさんがいた。実験の時間になるまで、待ちきれないのだろう。
「こんにちは!」
陽気に挨拶をするハンジさん。相手は、もちろん巨人だ。
「良い天気だね!」
巨人が応じないのも構わず、ハンジさんは、なおも声をかけ続ける。
「ここ…痛くない?」
ハンジさんは、強固な鉄の杭が刺さる巨人の腕を指差し、問う。
当然、巨人は答えない。私には到底意味の分からない唸り声を上げるばかりだ。
見張りの兵士が数人、遠巻きにその様子をうかがっている。皆、ハンジさんの行動に、奇異な視線を送りながら。
「…ハンジ分隊長!」
私は、意を決して声をかける。
「…夕べはよく眠れた!?また夜更かしする時は、付き合うからさ、よろしくね!」
…ダメだ。完全に巨人に意識が集中してる…。でも、ここで諦めたりなんかしたら、ハンジ班のメンバーは務まらない。
「ハンジ分隊長!」
「あっちゃ~、ここを縛っちゃうと、あの実験ができないよ~。あとでモブリットにほどいてもらお。」
「ハンジ分隊長!」
「ごめんね~、痛いだろう?君は今、怒ってるの…どんな気持ちなの…ねぇねぇ、聞かせてよ…」
そう言うなり、ハンジさんは、巨人の口に顔を近づけ…。
「危ないっ!!!」
私は、とっさにハンジさんの襟首をつかみ、思いきり後ろへ引っ張った。
ガキン!!!
巨人の歯と歯が合わさる音だろうか。妙に耳に響いた。
でも、もし私がハンジさんを引っ張ってなかったら…。
「うおっ、あぶね~…」
と、ここでやっと…本当にやっと、ハンジさんは私に視線を向けてくれた。
「…あれっニファ…いつの間に来てたの?」
「ずっといましたよ。ハンジさんが気づかなかっただけで…」
私は、先ほどの衝撃から未だ立ち直れず、肩で息をしながら、そう言い放つ。
それに対し、ハンジさんはけろっとした様子で
「えっ…そうだった?気づかなかったよ。ごめんごめん。」
そう言って細められた瞳は、とても綺麗な色で…。
その顔立ちは、相変わらず、美しかった。
女の人なら、間違いなく美人の部類に入るし、それは、男の人だったとしても、同じことだ。
うむ…後ろで括っている長い髪を見れば、女の人にも思えるけど…。
「…どうしたのニファ?…私の顔に、何か付いてるの?」
よほどまじまじと見つめていたのだろう。ハンジさんは、そう言って首をかしげる。
「え、い、いえ…何でもありませんっ…すみませんっ…じっと見ちゃって…」
情けないけど、顔を赤くしながら、ぺこぺこと謝る私に、ハンジさんは、優しく微笑んだ。
「気にしなくていいよ。それよりもニファ、ちゃんと休憩はとったのかい?…君はいつも、頑張り過ぎてるから…」
聴いていて、とても心地良い、ちょっと低めの声…。
巨人ばかり意識がいっていると思いきや、部下への心遣いも、決して忘れない。
ハンジさん…。
「ハンジさん…いえ、大丈夫です、私…」
「そうかい?ならいいけど…じゃ、この後の実験もよろしくね。」
「…はい……あの、ハンジさん…」
ドキドキし過ぎて、心臓が、痛い。でも、辛くはない。
「…ん?なあに?」
…大好き…です、これからも。
「いえ…なんでもありません。この後の実験、精一杯補佐します!」
言えない…よね。でも私、今、とっても幸せです。
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- 13 : 2015/07/16(木) 20:48:27 :
- 二ファたん来ましたわーーー!!!
期待です!
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- 14 : 2015/07/16(木) 21:27:49 :
- >>13 プロトタイプさん
来ましたよニファたぁん!
ご期待ありがとうございます。この先もニファたんはより可愛く、ハンジさんは、よりカッコよく描けるように、頑張ります。
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- 15 : 2015/07/16(木) 21:45:57 :
- 次の日。私は非番だった。
ある程度自由な時間はあるにも関わらず、悲しいかな、私には、何の予定も無い。
仲の良い同期も、実家へ帰省したり、恋人に会いに行く子もいる。
恋人…か…。
当然、私の頭の中には、ハンジさんの顔が浮かぶ。
そして同時に、1つの疑問も、常に頭の中に棲みついている。
ハンジさんは、男なのか、女なのか…。
側近のモブリットさんなら知っていそうだけど、だからといってそう易々と口にして良い質問ではないと思う。
なんだあの子。上司の性別も知らずに今まで仕事してたのか…とか何とか思われたら、この先とてもじゃないけど、ハンジ班でやっていく自信が無い。
まあ、周りで私と同じ疑問を抱いている人は、少なからず存在すると思うけど…。
でも…訊けない!ハンジ班の一員として、訊いてはいけない質問…な気がする。
私自身、色々と策を練ってみたことはある。
ハンジさんの行く先…性別がはっきり別れる場所…。
まず、お風呂。ハンジさんが男風呂か女風呂、どちらに入っていくか、見届ければ良いのだ。
だけど、これがまたハンジさんの場合は厄介だった。
巨人のこととなると、ハンジさんはお風呂はおろか、寝食すらも忘れてしまうため、なかなか入浴に行く機会に遭遇できないのだ。
ウワサによると、リヴァイ兵長が、たまにお風呂に強制連行してるみたいだけど。
えっと、でも、そのウワサが本当なら、リヴァイ兵長は文句無しの男性だから、一緒に入るハンジさんも男性ってことに…なるのかな…。
そ、それじゃなくて、ハンジさんがもし女性で…でもリヴァイ兵長は構わず一緒にお風呂に入るって場合だったとしたら…そしたら…2人の関係ってまさか…!?
…とまあ、色々あること無いこと妄想がぐるぐる回って、私の中で、ハンジさんの性別をお風呂で見極める作戦は、あっけなく断念されたのだった。
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- 16 : 2015/07/17(金) 22:09:53 :
- 次は、トイレ。
ハンジさんが男性用トイレに行くか、それとも女性用トイレに行くか。
兵団に備え付けの共同トイレで、非番の日はひたすら張り込む私…。
そして、私は重大な事実に気づくのだ。
調査兵団(他の兵団もそうらしいけど)では、分隊長クラスになると、各々個室が与えられ、室内にはなんと、トイレが完備されている…という事を。
撃沈…周りの兵士に奇異な目で見られる、という汚点を残しつつ、私の2つ目の作戦も、あえなく断念されたのだった。
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- 17 : 2015/07/17(金) 22:15:53 :
- あとはといえば…あんまり現実的ではないけど、ハンジさんの胸を、偶然を装い、タッチしてみる、という作戦だ。
ふにゅっと来たら女の子、ってね。
この作戦については、水面下で進行し続けている。誰にも言わず、日々チャンスをうかがっているのだ。
そして、それは本日とて例外ではない。
まずはとにかく、本人と接触しないと。
私は、私服に着替える理由が見つからず、いつも通り兵服に着替え、ハンジさんを捜すことにした。
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- 18 : 2015/07/17(金) 22:17:46 :
- 頑張ってハンジを尾行する二ファたんきゃわわ
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- 19 : 2015/07/17(金) 22:17:55 :
- すみません、調子に乗りました
期待です
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- 21 : 2015/07/18(土) 21:41:50 :
- ハンジさんの行動パターンは、ある程度把握済みだ。
これは決して、毎日のストーキングによる結果、ではなく、ハンジ班の一員として行動を共にした結果、得られた知識なのだ。
念押ししておくけど、決して毎日あとを付けていたとか、モブリットさんにそれとなく毎日聞いていたとか、そういうことはしていない…はず。
私は、迷うことなく、研究室へ向かった。
扉の向こうからは、何の物音も聞こえない。
私は、扉をノックしようとし…ふと気づいた。そういえば、ハンジさんに会いに行く理由を考えていない。もちろん、私は理由なんかなくても24時間365日年中無休でそばにいたいけれど、そんな理由がハンジさんに通用するわけがない。
私が扉の前で立ち尽くしていると、背後から声をかけられた。
「…あれ、ニファ…どうしたの?」
モブリットさんだ。第四分隊副長で、ハンジさんの有能な副官でもある。上官だからといって、決して威張ることはなく、私たち部下にとっては、頼れるお兄さん、といった存在だ。
「あ、副長…いえ、あ、その…」
口ごもる私に、モブリットさんは優しく微笑みながら
「ハンジさんだったら、中にいるよ?」
これは私の勘だけど、モブリットさんは、私がハンジさんに特別な感情を持っていることに、薄々気づいているみたいだ。
この勘が正しいとすれば、こんなに恥ずかしいことはない。私は非番なのに、わざわざ兵服を着て、意中の人に会いに来ているのだから。
「…入りなよ。ただ…ハンジさん、集中してなかなか君に気づいてくれないかもしれないけどね。」
そう言ってモブリットさんは、私の代わりに扉をノックしてくれた。
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- 22 : 2015/07/18(土) 21:58:33 :
- コンコン。
返事無し。
「分隊長…入りますよ…」
最初から返事など期待していないのか、モブリットさんは中から返事が聞こえなくても、ためらうことなく扉を開けた。
中には、ハンジさんがいた。顔を上げる様子は全く無く、一心不乱に机に向かっている。
「分隊長…」
モブリットさんが声をかけても、ハンジさんは気づいていないようだ。懸命にペンを走らせている。よく見ると、手紙みたいだけど…。
「分隊長……はあ、今はダメか。また時間をおいてから来ようかな…」
有能な副官は、瞬時にハンジさんが今全く自分の話を聞く様子が無い、と判断し、部屋を出て行こうとする。
その後に続こうとする私を、モブリットさんはやんわりと止めた。
「…君はいても良いと思うよニファ。というか、そばに付いててもらえるかな。もし、俺以外の来客があった時に、同じような対応じゃ困るからさ。…非番なのに、悪いけど。」
その言葉に、内心は嬉しくてたまらなかったけど、あまり顔に出してはいけないと思い、緩む頬をなんとか引き締めながら
「…わ、分かりました。ハンジさんの代わりに、来客があったら、対応すれば良いですね?」
「うん。頼むよ。俺もまだ仕事が残っててさ…」
「了解です、副長。」
私はモブリット副長に向かって敬礼する。
その様子に、モブリットさんは、笑って
「うん、その意気で頼むよ。俺もまた来るから…」
そう言い残し、モブリットさんは研究室をあとにした。
そして私は、ハンジさんと2人きりになった。
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- 23 : 2015/07/18(土) 22:19:28 :
- ハンジさんの後ろにある、簡素な椅子に腰かける。
そして私は、大好きな人の背中を眺める。
うん…なかなか良いシチュエーションだ。たとえ相手が、私の存在に気づいていなくても。
「…ハンジさん…」
小さく、そう声をかける。当然、ハンジさんは振り向かない。
私は立ち上がると、ハンジさんのそばに歩み寄った。
横顔を見つめる。
綺麗だ。目も鼻も口も。その瞳から放たれる強い意志のこもった光も。
「…ハンジさん…」
なぜ…だろう。私は、涙を流していた。
自分でもわけが分からず、慌ててハンカチを取り出す。
そこで、ハンジさんは右隣の私の存在に気づいたらしく、ゆっくりと視線を私に向けた。
「…あれ、ニファ…」
思ったよりも、私が隣に立っていたことに対し、さほど驚いていない様子だった。自分が集中している時に、誰かがいつの間にかそばにいる、という状況に、慣れているのだろう。
それよりもハンジさんが戸惑っていたのは…私が泣いている、ということだった。
「ニファ…どうしたの…なんで、泣いているの…?」
理由を問われる。当然だ。誰だって、戸惑うに決まっている。変な子だと思われたかな…どうしよう。
「ニファ…とにかく、座りなよ。」
勝手に室内に入ったことに、気を悪くする様子はまったく無く、ハンジさんは、純粋に私を心配してくれているようだった。
私は、何か言おうにも涙で何も言えず、仕方なく先ほど座っていた椅子に、再び腰かけた。すると、ハンジさんも座っていた椅子を引き寄せて、私の隣に座ってくれた。
「…ニファ…」
ハンジさんは、それ以上何も訊かずに、私の背中をさすり続ける。
そして私はやっと、落ち着くことができた。
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- 24 : 2015/07/19(日) 21:29:13 :
- 「ごめんなさい…」
まず口にした言葉に、ハンジさんは苦笑する。
「なんで君が謝るのさ。」
「なんでって…その、わけの分からない事をして…」
「わけの分からない事って?」
私は、すん、と鼻をすすり
「突然…泣いたりして。」
ハンジさんは大きく息をついてから
「泣きたくもなるよ…そりゃ。こんな世の中だもん。」
こんな世の中…常に、死と隣り合わせの世界。明日をも知れぬ毎日…。
「でも…不安なのは、みんな同じです…なのに、私ったら…」
知らず知らずのうちに、私はハンジさんに甘えていたのだろうか。この人に、私を受け止めてほしいと。大好きな、この人に。
「私は…嬉しいな。ニファがここで泣いてくれて。」
ハンジさんの意外な言葉に、私は思わず顔を上げる。
ハンジさんは続ける。
「だって…私ってさ…わりと、みんなから変わってる人だって思われてるじゃない?」
そして、そうでしょ、と言わんばかりの視線を向けられ、私は否定する事もできず、うつむいた。
「だからさ、あんまり私に本音とか、弱音とか、言ってくれる子も少ないんだよ。まあ、言われてもこっちも特にしてあげられる事は無いけどさ…たまに寂しいと思う時もあるんだよ、私にも。」
確かに、私の周りの同期や、先輩たちですら、上官に本音を漏らす事のできる人はいなかった。分隊長であるハンジさんや、リヴァイ兵長、エルヴィン団長は、信頼こそあるものの、やはり近寄り難い存在でもあるのだろう。
ハンジさんは、私の顔をのぞきこむと
「ニファ…そういえば、私はニファにお礼を言わなきゃいけなかったね。」
私は思い当たる節がなく、きょとんとした。
「お礼…ですか?」
「ほら。前巨人と私がふれ合ってた時、助けてくれたじゃないか。ニファが助けてくれなかったら、私は今ごろここにはいないよ。」
私にとって、あの時のことは、“ふれ合い”なんていう穏やかなものではなかったんだけど…。
「本当に、感謝するよ、ニファ。何か私にできる事があったら、何でも言ってよ。何かお礼しないと、私の気が済まなくてさ。」
そう言われて、私はとっさに“あの質問”に答えてもらおうとしたけれど、やっぱり思いとどまり、無難な質問をすることにした。
「あの…お礼なんてとんでもない…それより、さっきから、何を熱心に書いていたんですか?」
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- 25 : 2015/07/19(日) 21:54:47 :
- 「ああ…あれか…」
ハンジさんは立ち上がると、机に歩み寄る。私も、あとに続いた。
「うん…ちょっと、手紙を、ね。」
「手紙…ですか。」
このとき、私は不謹慎にも、まさか恋人に宛てた物なんじゃないかと、不安をよぎらせてしまった。
だけど、本当は…。
「これは…この前の壁外調査で…亡くなった兵士の遺族に向けた手紙だよ。」
その事実に、私は言葉も出なかった。
「上官として…部下の命を預かり、守るべき立場の人間として…できる限りの責任を、果たしたいと思ってね。ま、完全にこちらの自己満足なんだけどさ。」
いつものハンジさんの明るい口調も、心なしか沈んで聞こえる。
私は、手紙に視線を落とす。ハンジさんも、それに倣う。
「…どんな死に方だったのか、それまで、その人は兵士として、どれ程の活躍をみせていたのか…できる限り、詳細に伝えたくてね…書き終えたら、遺品と一緒に、遺族に渡すんだ。」
「そうなんですか…」
ハンジさんは、巨人ばかりではなく、こうして兵士とも…人間とも、こうして真摯に向き合っていたのだ。誰も、知らない所で。
「…あ、私がこれ書いてること、誰にも言っちゃダメだよ?」
ハンジさんは、そう言って私にいたずらっぽい笑みを見せる。
「…はい…言いません。ごめんなさい、私、余計な事を…」
その言葉に、ハンジさんは慌てて首を振り
「いやいや、私は別にいいんだよ。ただ…この手紙、私とリヴァイで分担して書いてるもんだからさ…リヴァイにバレると後から、ねちねちうるさそうじゃん?ああ見えて、照れ屋だからさ、彼。」
そう言って、ハンジさんはリヴァイ兵長の部屋がある方向を指差し、にかっと笑ってみせる。
私も、つられて笑う。
「そんな…隠すこと無いのに…兵長だって。」
「まあ、リヴァイもさ、普段はこ~んな眉間にシワ寄せて、不機嫌そうにしてるからさ、柄に合わないと思ってるんじゃないの?」
ハンジさんは、そう言いながら、リヴァイ兵長の顔を真似てみせる。なんか、似てる…。
「ふっ…ははっ…あはは…ハンジさん…その顔…」
私は、思わず声を上げて笑う。その様子に、ハンジさんも、安心したように、笑っていた。
「どう?似てるでしょ~。なんせ毎日顔合わせてるからね~。あ、今度、本人の前でやってやろ。」
「ハンジさん…そんな…怒られますよ…」
私は、笑顔のまま、言った。
「そうかな…ははは。」
しばし、2人で思いきり笑い合った。
ハンジさん…もし、私が…死ぬことがあったら、どんな言葉を綴ってくれるんでしょうか。
もし、この日の事を書き綴る事があったなら、ぜひ書いてくださいね。
私は…最高に幸せそうに、笑っていました、と。
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- 26 : 2015/07/19(日) 22:38:19 :
- 期待です
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- 27 : 2015/07/19(日) 23:18:23 :
- 期待です!
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- 28 : 2015/07/19(日) 23:49:27 :
- 期待です!
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- 30 : 2015/07/20(月) 21:44:32 :
- ハンジさんの意外な一面を知ってから、数日経ったある日のこと。
今日は、快晴。ハンジさんが言うには…絶好の実験日和!!!…だそうで…。
「だって、巨人は日光に当たらないと、動きが鈍るんだよ。晴れてるのが、一番じゃないか!」
…と、ハンジさん節(?)を披露したかと思うと、颯爽と拘束された巨人の前に進み出た。
「こんにちは!」
ハンジさんは、相手が巨人だろうと、挨拶を欠かさない。
そして、巨人は当然挨拶を返すことなく、ハンジさんにギョロリと視線を向ける。
「分隊長…近すぎます!」
この前とは違い、今日はモブリット副長も立ち会ってくれている。けれど、誰1人ハンジさんと同じ距離で、巨人の前に立とうとする者はいない。
「今日は日射しがまぶしいね~。」
ハンジさんは、そう言って空を見上げ、その陽のまぶしさに、目を細める。
しかし、巨人は空を見上げることなく、ハンジさんを見据えている。
このままじゃ危ない。ハンジさん…どうしていつも、あんな危ないことばかりするんだろう…。
見張り役の駐屯兵団の兵士たちも、ひきつった表情で、ハンジさんを見守る。彼らにも、ハンジさんの行動は、まったく理解できないものなのだろう。
「…え、なに、なんて言ったの…!?」
いつの間にか、ハンジさんはまたしても、巨人に顔を近づけようとして…。
巨人が、獲物をとらえた獣のように、くわっと口を開く。
危ない!
私は、以前のように体が動かず、ただ、ぎゅっと目をつぶった。
ガキン!
巨人の…歯が合わさる…音…。
「あ、あはは!今のは惜しかったよ!」
ハンジさんの声。
「いい加減にしてくださいよ、あんた!」
モブリット副長の怒鳴り声。どうやら、ハンジさんは間一髪の所で、モブリットさんに助けられたようだ。
もっとも、今、そんな自覚は無いみたいだけど。
…そんなこんなで、今回も、生きた心地のしない、ハラハラドキドキの一時は、なんとか乗りきったのだった。
ハンジさん…本当に、困った人だ。
そして…そんな人を好きになった私も、本当に、困ったもんだ。でも、大好きです、ハンジさん。
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- 31 : 2015/07/20(月) 21:58:16 :
- そして、実験を終えた帰り道、私はうっかり実験場に忘れ物をしてしまい、1人、引き返していた。
そこで、私は聞いてしまった。
「…よな…とに…」
最初は、他愛の無い世間話か何かだと思った。調査兵団の兵士と、駐屯兵団の兵士との会話。決して珍しいことではない。
しかし、ある特有の話題を話す時の、独特な声のトーンを感じ取った私は、物陰に身を潜め、会話の内容に聞き耳を立てた。
「ほんとに…変人ぶりにも、ほどがあるよな、あの人には…」
「まったくだ。付き合わされるこっちの身にもなってほしいもんだぜ…」
「いっそ壁外で巨人と暮らしてみればいいのにな。」
「そうすりゃ、巨人の恐ろしさを、あいつも理解できるのにな…それを理解してないなんて…」
「変人というより、大バカで間抜けだな。」
「なんでそんな奴が分隊長に…」
…そう。特有の話題。要は、陰口だ。
そして、その陰口の相手は…名前が出なくとも、理解できた。
私は、怒りと悲しみに震えていた。
知らないクセに。何も知りもしないクセに。ハンジさんが、どれだけ私たちのことを…。
頬を伝う涙を拭おうとした時、後ろから、背中をポンと押された。
「わっ。」
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- 32 : 2015/07/20(月) 22:17:30 :
- 期待です!!
私も泣いてしまう…
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- 33 : 2015/07/20(月) 23:44:47 :
- 期待です!!
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- 35 : 2015/07/21(火) 21:13:54 :
- 振り向くとそこには…。
「ハンジさん…」
今の会話を、聞いていたのだろうか。
「…帰ろう、ニファ。」
ハンジさんは、微笑んだまま、私にそう告げた。
陰口を言い合っていた兵士たちは、いつの間にか姿を消していた。忘れ物も、見つかっている。もう、ここにとどまる理由も無い。
私とハンジさんは、とくに会話も交わさぬまま、調査兵団本部へと戻った。
そして、私は再びハンジさんと、研究室で2人きりになった。あの日みた夢のように。
-
- 36 : 2015/07/21(火) 21:34:42 :
- 「えっ…と…」
「ああ、座ってよ。今、紅茶淹れるから。」
何を切り出して良いやら分からず、もじもじしている私に、ハンジさんはそう言って席を勧めた。
「はあ…どうも。」
おずおずと座る私。そして暫しの間、ハンジさんが2人分の紅茶を淹れる音だけが、響いている。
でも私…なんでここにいるんだろう。私が今ハンジさんと一緒にいる理由なんて、何も無いのに。
「お待たせ~。」
ハンジさんが、湯気の立つ2つのティーカップを持ち、にこやかに私の隣に座った。
私は、思いきって口を開く。
「あの…ハンジ…さん。」
「ん…なあに?」
私は、ふうと一呼吸おいて、
「私…もう帰りますね。」
ハンジさんは、つまらなそうな顔をした。
「え~、どうして?せっかく紅茶淹れたのに…紅茶、嫌いだった?」
「いえ。紅茶は好きです…じゃあ、これをいただいたら、すぐに帰ります。」
ハンジさんは、ため息をついた。
「そんな…もっといてくれれば良いのに…」
私は、膝に乗せた拳を、きゅっと握りしめ
「私は…その…ハンジさんと一緒にいても…何の意味も…無いので…」
ハンジさんは、驚いた様子で
「何の意味もって…どうしたんだい、ニファ…何かあったの?」
私は続けた。ハンジさんの目を見ないままで。
「さっきの…兵士たちの話…聞いてて…私、悔しくて悔しくて…怒ったり泣いたりして…バカみたいに…それで、ハンジさんに…また気を遣わせてしまって…ハンジさんは、陰口言われても、平気…みたいなのに…私、1人で、バカみたいに…」
「平気みたい…か。」
ぽつり、と、ハンジさん。私は、1度吐き出し始めた感情を、もう抑える事ができずにいた。
「私は…ハンジさんを…仲間思いの素晴らしい上官だと…分かってる…だけど…やっぱり、巨人に対する感情は…怖いとか憎いとか…そんなのばっかりで…ハンジさんと同じ気持ちには…なれなくて…だから周りがハンジさんを…変人呼ばわりしてても、どこか納得してる自分がいて…それが…嫌でたまらなくて…」
私は、また泣いていた。ハンジさんの前で。何度目だろう。
嗚咽混じりに泣き出している私の横で、ハンジさんはふと、立ち上がった。
-
- 37 : 2015/07/21(火) 21:58:53 :
- 研究室に備え付けの、机の前に立つハンジさん。そこには、以前書き留めた手紙…壁の外で死んだ、兵士の遺族に宛てた手紙が、まだ配りきれずに残っている。
「…巨人ね…」
少し、陰のあるその声色に、私はふと、顔を上げる。ハンジさんは、私の顔を見て、言った。
「ところで、ニファ…」
「はい…ハンジさん。」
ハンジさんは、研究室の中を見渡した後、
「この研究室を見て、どう思う?」
突然の、何の脈略の無い問いに、私は戸惑った。
「えっと…いつもと変わり無いと思いますが…」
ハンジさんは、優しく微笑んで
「私さ…狭いと思うんだよね、この部屋。」
「はあ…」
片付けでも手伝ってほしいのか、研究室をもっと増やす相談を持ちかけたいのか。相変わらず、ハンジさんの話の意図は読めない。
「…そこで、私はこう考えた事があるんだ。」
ハンジさんは続ける。
「もし、天井も床と同じように、歩けるようになったら、って。」
「て、天井…」
私は、思わず上を見上げる。多少ホコリっぽくなっているものの、天井には、何も無い。
「どうだい?そう考えてみると、研究室も広く思えるだろ?天井には今、何も置かれていない。あのスペース、全部使い放題だ。」
ハンジさんの考えにつられるように、私もいろいろな発想が浮かんできた。なるほど、確かに天井のスペースも使えるならば、通常の2部屋分の容量を兼ね備える事ができる。
そう考えると、なんだか楽しい気分になってきた。
「…普通、みんなは天井は天井。床は、床だと考えるだろ。そこを、ちょこっと違う見方をしてみるんだ。そうしてみれば、いろいろな発見が期待できる。」
そう語るハンジさんの目は、真剣そのものだった。まるで、壁外にいる時のように。
「私はね、ニファ。巨人に対しても、既存とは違う見方をしてみたいと思うんだ。巨人が怖い、憎いと考えるのは、もう100年以上使い古された考えだから…誰でもできる。そして、そこから導き出される発見は、すでに出尽くした…」
ハンジさんは、ゆっくりと私に歩み寄る。
「そりゃ…周りはおかしいと思うかもしれない…空回りに終わらない保証なんて、どこにも無い。だけど、私はやる…人類の勝利のために、命さえ捧げていった、兵士たちのためにも、ね。」
-
- 38 : 2015/07/21(火) 22:09:58 :
- 私とハンジさんの距離が、ゆっくりと縮まる。
「ハンジ…さん。」
ハンジさんは、私の頬に、そっと手を触れた。
「巨人は…憎いよ。だって、私の大切なものを、次々に奪っていくんだから…そして…」
ここでハンジさんは言葉を切り、辛そうに顔を歪める。
「もし…ニファ。君すらも……そしたら、私は正気じゃいられないだろうね…」
それが、部下を思う、上官としての言葉なのか…それとも…もしかしたら…。
「あ、あの…ハンジさん…」
私の想いは、ずっとこの先も変わらない。だからこそ、伝えたい。
「ん…どうしたの、ニファ…」
ハンジさんの胸の奥に、少しでも、私を刻ませてほしい、だから…。
「私…ハンジさんの事が…好きです。」
-
- 39 : 2015/07/22(水) 21:11:28 :
- 私のその告白に、ハンジさんは慈愛に満ちた眼差しを、私に向け
「うん…私も、ニファの事、大好きだよ。これからも、一緒に頑張ろうね…」
いつもなら、ここで私は嬉々として、はいと元気に返事するけど、今日は違う。
私は、首を振った。
「いえ…そういう意味じゃなくて…その…恋愛…」
「…ん?」
「れれっ…恋愛対象として…私はハンジさんを慕っているんです!」
ここまで言ってしまえば、あとは野となれ山となれ。もう、やけくそだった。
ハンジさんは、私の告白に驚く事もなく、呆れる事もなく、優しく微笑んだままだ。
「こんな感情…おかしいという事は、百も千も承知です!だけど私…自分の気持ちにウソはつきたくないんです!だから…私の正直な気持ちを伝えました!」
ドクドクドクと、私の心臓の音が聞こえる。少し経ってから、ハンジさんはゆっくりと口を開いた。
「…嬉しいよ、ニファ。こんな私を好いてくれるなんて…」
無言の私。ハンジさんは、こう続けた。
「私も…君は可愛い子だと思うよ。それでいて、実に優秀な兵士であり、私の、かけがえのない部下だ…」
かけがえのない…部下…。その言葉が、私の胸にぐさりと突き刺さる。
結果撃沈する事くらい、予想はついていた。ならば、撃沈ついでに、私はあの質問をぶつけてみることにした。
「あの…ハンジ…さんは…」
「…うん、私が、なに?」
私は、大きく深呼吸をし
「ハ…ハンジさんはどっちなんですかっ!?」
「…どっちって…え、どういうこと?」
当然私の質問の意味が分からない様子で、ハンジさんは問い返してくる。
私は、もう1度、大きく息を吸って…。
「ハンジさんは男ですか女ですかどっちなんですか!?」
…言った…言ってしまった…私は、ハンジさんの顔を見る事もできず、ひたすら床を凝視する。
ハンジさんは…少し、笑ったようだった。
そして、私にこう言った。
「じゃあ…確かめてごらん?」
-
- 40 : 2015/07/22(水) 21:18:01 :
- …へっ?
…確かめる…?
今…確かめるって…言った…?
呆然とする私に、ハンジさんは先ほどのセリフを繰り返す。
「私が男か女か…ニファ、君が自分で確かめてごらんよ。」
「えっ…私が、ですか…?」
もしかしたら、さっきの質問で気を悪くされるかもと心配してたけど、その心配はまったく杞憂に終わり、ハンジさんは、いたずらっ子のような笑みを、私に向けている。
「さあ…どこからでもどうぞ?」
と、ハンジさんは私に向かって両手を広げてみせる。
むむっ…じゃあ、もうこうなったら…!
「し…失礼します!」
私は、ハンジさんの胸に両手を押し当てた。
-
- 41 : 2015/07/22(水) 21:27:32 :
- 私の両方の手のひらが、確実にハンジさんの両胸をとらえる。
さあ、ふにゅっと…!
……ぺたっ。
「…えっ?」
ぺたぺたぺた。
ふにゅっと…
ぺたぺたぺたぺた。
ふにゅっと…来ない。
「ふふっ、ニファ…くすぐったいよ…」
ハンジさんの声に、はっと我に返る。
「あっ…ごめんなさい!」
私は、とっさに両手を引っ込め、後ろに下がった。
確実に、両手にあの感触を残したまま。
「…もう、いいのかい?」
ハンジさんが優しく問うてくる。
「え、はいあの…」
ここで、ありがとうございます、と言うのも、おかしい気がする…。
「…で、どうだった?」
口ごもる私に、ハンジさんはそう言って、私にゆっくりと近づいてくる。
私は、今まで以上に、胸の鼓動が高まるのを、感じていた。
-
- 42 : 2015/07/22(水) 21:31:51 :
- 「えっと…ハンジ…さんは…」
「…うん?」
ハンジさんとの距離が、徐々に縮まってゆく。
「ハンジさんは…男の人…」
この期に及んで自信が持てず、私はおそるおそる、ハンジさんを見上げながら、そう答える。
びっくりするくらい、私の近くに立つハンジさん。そののど元には、喉仏が…。
「…そう…」
心なしか、いつもより低いその声で、ハンジさんは言った。
「そう…私…俺は、男だよ。」
-
- 43 : 2015/07/22(水) 21:45:08 :
- 「さて、ニファ…」
ハンジさんは、優しく私を抱き寄せた。あの日の夢と同じ。だけど、ふにゅっと来ない。
そして、私の耳に、彼はそっと囁いた。
「…どうする?」
どうする、というのは…いったい…。
「ニファは、私の事が好きで…私も、ニファを可愛いと思ってる…これってつまり、両想いってやつだ。」
そう…なのだろうか。私は、意識を保つだけで精一杯で、声を出す事も出来ない。
彼は続ける。
「こういう場合って…2人で何かするべきかも…だよ?」
な、何かって…なんでしょう…。
彼は、相変わらず、優しい口調のままで、こう言った。
「まずは…キスしようか。」
「!?」
ええっ、いきなりですか!?ていうか、まずはって…!?
言いたい事は数あれど、私は、驚きやら戸惑いやら、もちろん、幸福感やら、感情てんこ盛り状態のさなか、今朝きちんと歯磨きしたかしら、といった冷静さも、兼ね備えていたのだった。
-
- 44 : 2015/07/23(木) 21:25:30 :
- 私は、目を閉じた。
知ってる。甘ったるい恋愛小説の中で、恋人たちは、こうしていたから。
そして…。
…ちゅっ。
「…えっ?」
私は思わず声を上げた。キスって…唇にするものだと思いきや、ハンジさんは、私の頬に唇を落とした。
「…ふふっ、驚いた?冗談だよ、冗談。」
と、静かに私を放すハンジさん。冗談って…。
「…ハンジ…さん…」
呆然とする私に、ハンジさんはこう言った。
「君には、まだ早いよニファ。そうそう、これからは、男と2人きりになる時は、そんな無防備なままじゃ、ダメだよ?」
「…。」
私は、何も言えなかった。なぜなら、私は声も出さずに泣いていたから。
「…ニファ?」
戸惑うハンジさん。
「えっ…ごめん…私が悪かったよ…悪ふざけにも程があるよね…ほんと…」
私の横で、一生懸命に詫びるハンジさん。そんな彼に、私は言った。
「ほんと…ひどい…です…」
「…えっ…」
目を見開く彼に、私は続ける。
「私は…本気なんです…私たち兵士は…いつ、死んでしまうかも分からない…だから、自分の気持ちを…正直にあなたに伝えたく…て…なのに…あなたは…」
するとハンジさんは、すっとメガネを外し、真剣な眼差しを、私に向けてきた。
「ごめん…でも、両想いなのは…」
彼は、照れくさそうに笑い
「…ほんとだよ、ニファ。私も…君が好きだから。」
-
- 45 : 2015/07/23(木) 21:41:09 :
- 好きだから。
その声、その言葉が、静かに私の心に染み渡ってゆく。
「だからね…」
ハンジさんは、そう言いながら、私にぐっと近づく。
「私も…やっぱり、何て言うか…はは。」
間近で見る彼の目は、明らかに泳ぎまくっている。私に、どう言い伝えれば良いのか、迷っているのだろうか。
「ハンジさん。はっきり仰って下さい。私、平気だから。」
何があろうと、私は今、無敵だ。だって、大好きな人が、こんなに近くにいるから。
「…う~ん、じゃあ、はっきり言うけど…」
-
- 46 : 2015/07/24(金) 22:44:39 :
- ハンジさんは、私から目を反らし、言った。
「我慢…できなくなってきて…さ。」
「…我慢?」
彼が今、何を思っているのか、私にもやっと理解できた。私とて、もう子供ではない。
…だからといって、経験が豊富とは、口が裂けても言えず…。
「あの…ハンジ…さん。」
「…ん…ニファ…もう行って良いよ。いや、もう私から離れるべきだ君は…」
私は、彼の言葉を待つことはなかった。
「我慢する必要…ありません…けど…」
本当なら、もっと魅力的な誘い方があるのだろうけど、私には、こう伝えるのが精一杯だった。
大好きな人と、幸せな時を過ごすのだ。何も、後悔する事なんて、無い…はず。
ハンジさんは、驚いた様子で、私を見た。私も、まっすぐにハンジさんを見る。
「そう…なのか。」
ハンジさんは、その逞しくも、長い指を兼ね備えた美しい手で、私の頬に、そっと触れる。
私は、もう1度、目を閉じる。
次に感じたのは、彼の唇の温もりだった。
-
- 47 : 2015/07/24(金) 23:01:41 :
- そして、彼は私を、ぎゅっと抱き締める。苦しいくらいに。今までに降り積もった、切ない想いと同じくらい、きつく、強く。
彼の身体から、私の身体に流れ込むもの…熱く火照った心と、それと…これは…悲しみ…?
「…ニファ…」
「…はい。」
ハンジさんは、私を放した。
「もう…これ以上は…」
その顔は、とても寂し気で…
「ハンジさん…あの…私、ダメでしたか…えっと、確かに、経験無くて、下手ですけど…」
てっきり、先ほどの口づけで、幻滅されたのだと思い、私は早口にそうまくし立てる。
彼は笑った。
「ちがうよ。よかったよ、さっきのキスは。もう何度もしたいくらいだよ。大好きだ、ニファ…」
そして、ハンジさんはこう続けた。
「だけど…私は君にこれ以上の事はできないよ。」
「それは…私に魅力が無い、という事…ですか?」
彼は、その言葉を即座に否定してくれた。
「ちがう。むしろその逆さ。もう、私も理性を保つのに必死だよ。その可愛い顔は、反則だね。」
ハンジさんは、そうおどけて私を指さしてみせる。
私は、ぎこちない笑顔を返す。
-
- 48 : 2015/07/24(金) 23:24:09 :
- ふと、彼は真顔になる。
「私が君を抱けば、君は私を…今以上に、真剣に愛してくれる…そういう確信があるんだ。これは、間違ってないかい?」
「ええ…間違いないです。本当に。」
「だけど…私は、君の上官だ。君は、私の部下の1人…いざという時…」
彼は、真剣に話をしている。にもかかわらず、私は途中で吹き出してしまった。
「え…何か、おかしい事言ってる…?」
きょとんとするハンジさん。
「いえ…ちがうんです…ハンジさん、何だか、まともな事言ってるから…」
私の言葉に、ハンジさんは口を尖らせる。
「やだなぁ。まるで私が、普段変人みたいじゃないか…」
そこまで言って、ハンジさんも一緒に笑った。
そして、こう続ける。
「…まあ、要は月並みだけど、上司と部下が、そういう関係になるのは…というより、こんな世の中だ。もしかしたら、私は明日、巨人に頭からガブリとかじられているかもしれない…君も…その…」
彼は、口をつぐみ、うつむいた。その先は、言葉にしなくても、簡単に理解できる。
でも…ハンジさんは、私をまだ理解できていないようだった。
「ハンジさん…忘れていませんか?」
「え…何を?」
「私も…兵士です。」
私は、彼をまっすぐに見据えたまま、続けた。
「心臓を捧げた兵士…そして、ハンジさん、あなたも同じである事を…私は理解し、あなたに従い…そして、あなたを心から愛したのです…」
今度は、私が彼を包み込む番だった。ぎゅっと、強く、優しく。
「だから…こうする事を…怖がらないで…ください…」
温かい。それは、生きているからだろう。いつか、失われてしまうものだからなのだろう。
「ハンジさん…」
私は、そのまま彼の唇に、そっと口づけした。
それが合図になったかのように、そのまま私たちに、優しく、温かな時間が訪れた。
私は、運命を彼と絡め合わせる。
それが、残酷なこの世界で…どれほどの光を見いだせるのだろうか。
-
- 49 : 2015/07/24(金) 23:26:20 :
- ※…以上で、終了とさせていただきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
-
- 50 : 2015/07/24(金) 23:47:20 :
- 乙。
-
- 51 : 2015/07/24(金) 23:52:31 :
- 乙
-
- 52 : 2015/07/25(土) 00:27:45 :
- さだはる殿、お疲れ様です♪
この度は、参加していただき、感謝感謝です。
もう、、ニファが可愛い(*/□\*)
ハンジさんはカッコよすぎるぅぅ!
オスハンもありだね、うん(* ̄ー ̄)
可愛いニファと、カッコいいハンジさん、ありがとうございました!
-
- 53 : 2015/07/25(土) 07:11:22 :
- お疲れ様です。
-
- 54 : 2015/07/25(土) 21:19:41 :
- >>50 じけいさん
>>51 プロトタイプさん
乙、いただきました。ありがとうございます。
恋愛描写って難しいですね…次に描く時は、もっとレベル上げたいと思います。
>>52 FLYさん
最後まで読んでいただき、そして、オスハンという素敵な企画を立てていただき、ありがとうございます。
ハンジさん、頑張ってイケメンぽく書いてみました。また機会があれば、ぜひ書いてみたいです。
>>53 愛鷹さん
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
正直、執筆中日に日に夜が蒸し暑くなり、途中扇風機を動員いたしましたが…なんとか書き上げることができました。
今後とも、よろしくお願いします。
-
- 55 : 2015/07/27(月) 13:55:16 :
- 執筆お疲れ様でした
ハンジさん、かっこよかったです
ニファ可愛い…おすのハンジさんもまたいいものですねぇ~…
素敵な作品ありがとうございました
-
- 56 : 2015/07/27(月) 21:48:20 :
- >>55 ひなのん♪さん
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私、個人としては、完全に男性設定のハンジさんを描いたのは、今回が初めてでした。
カッコいいと思っていただいて、私もとても嬉しいです。
また機会があれば、肉食系オス化ハンジさん、書いてみたいです。
-
- 57 : 2015/07/27(月) 23:57:42 :
- お疲れ様でした!
♂ハンジも面白いです!
(やっぱり女であってほしいですが…)
また面白いですssお願いします!
-
- 58 : 2015/07/28(火) 21:02:38 :
- >>57 オチョッポケロン霊魂ピョンピョンさん
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
私としましては、働く女性として、女版ハンジさんに憧れている部分もあり、
女性でも男性でも、甲乙付け難い、といったところですね。
女性版ハンジさんでも、まだまだ活躍の場を他作品で設けたいと思いますので、またよろしくお願いします。
-
- 59 : 2016/08/16(火) 22:08:11 :
- (´^ω^`)ヤマタノクソワロチ
-
- 60 : 2016/08/16(火) 22:09:30 :
- 今のは最高ということでご理解お願いします
-
- 61 : 2016/08/19(金) 18:27:08 :
- >>60 59さん
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
えっと、前の名無しさんと同一人物という理解でよろしかったでしょうか。
最高だと言っていただけて、とても嬉しく思います。
-
- 62 : 2020/10/27(火) 10:14:51 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
-
- 63 : 2020/10/28(水) 14:15:20 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
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⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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