この作品は執筆を終了しています。
いつかきっと【夢】
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- 1 : 2015/07/11(土) 22:14:23 :
- 44作目です。
104期生のお話。
また、こちらは『1つのお題でそれぞれSSを書こう』企画の作品になります。
参加してくださる方はぜひ、私のグループからお願い致します。
誤字や脱字などあればご指摘お願いします。
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- 2 : 2015/07/11(土) 22:34:47 :
「おいミカサ、手離せよ」
「駄目。はぐれたら困る」
「俺はお前の弟でも子供でもねぇぞ……」
俺は手紙とミカサを片手に、大きな屋敷へ入った。
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- 5 : 2015/07/11(土) 22:54:33 :
扉を開けると、沢山の靴があった。
黒の革靴やピンクのハイヒール、カラフルなスニーカーなど色も形も様々だ。
「さすが、104期だな」
「えぇ。結束力は固い」
個性的なメンバーが揃ってる、という意味での『さすが』だったのだが、ミカサは純粋に全員揃ったという意味だろう。
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- 8 : 2015/07/11(土) 23:30:39 :
「エレン、ミカサようやく来たんだね」
落ち着いた様子で出迎えてくれたのは、先に来ていたアルミンだった。
「おう、待たせて悪いな」
「皆揃ってるよ。もう食べ始めてる人もいるけど……大体は待ってるはず」
食べ始めてる人の正体は想像できている。
むしろ待ってたなんて言われた方が驚きだし、何も触れないでおこう。
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- 11 : 2015/07/12(日) 00:14:09 :
「お前ら、お待たせ」
さらに扉を開けると、そこには沢山の料理や飲み物とかつての仲間がいた。
「んー! ふぇれん、いふぁさ、ふぃしゃしぶりえすね!」
「おい、サシャそれ俺のチキンだぞ! 返せよ!!」
おー! エレン、ミカサ、久しぶりですね!
とチキンを口に含みながら走るサシャとそれを追いかけるコニー。
何千年も前から変わっていない光景だ。
「お、久しぶりだな! 相変わらずべったりしてんな……おい、サシャ俺の分全部食うきか!?」
「お前らも大概だぞ。まあ、元気そうでよかった」
「んんっ……ふぅ、改めてお久しぶりです! 待ちくたびれちゃいましたよ~」
「……サシャ。私の目がおかしくなければ貴女は既に食事を始めているようだけど」
「ふぇ? ほほがえすか? らふぇてまへんよ~!」
え? どこがですか? 食べてませんよ~!
……うん、何も触れないでおこう。
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- 12 : 2015/07/12(日) 00:16:34 :
「やあ。元気だった?」
右にマルコ、その少し後ろにジャンがいた。
「お、マルコは誰よりも久しぶりだな!」
「はは、前世ではすぐ死んじゃったからね」
なかなかに笑えない自虐ネタだ。
「お前……ミカサ、か?」
「? ええ。久しぶり」
「その……前よりもすごく、綺麗になった、な……」
「どうも」
そしてジャンは顔を赤らめる。
気色悪い。
「おいジャン気持ち悪い」
「は? やんのか死に急ぎ!」
しばらく言い合って、ミカサとマルコに鎮められた。
この感覚も久々だ。
「……なんか、懐かしいな」
「エレンはもう少し大人になったと思ったのだけど……まだまだ」
「だから俺は子供じゃねえって!」
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- 13 : 2015/07/12(日) 00:25:43 :
少し騒ぎすぎたのか、人が駆け寄ってくるのが見えた。
「あ、2人とも来てくれたんだね! よかった~」
「おいおい、女王を待たせるとはいいご身分だな」
凛とした立ち振る舞いでやってきたのはこの屋敷の主、ヒストリアとその護衛……のようなユミルだ。
この2人も相変わらず一緒らしい。
「もう、やめてよユミル。私が女王だったのは“前”の話でしょ!」
「はは、私の心残りは女王姿のヒストリアを見れなかったことだな……」
途端にユミルは顔を曇らせた。
「まあ、そのなんだ。色々と悪かったな」
それはきっと前世でのことだろう。
彼女は別勢力として最後まで影で戦っていた。
そのことは“あいつら”と戦っているときに聞いたけど、あの時のヒストリアの不安そうな顔は忘れられない。
結局、最後まで誰もユミルには会えなかった。
「いいや。もう俺らはあの時の俺らじゃない。記憶はあっても、誰も殺してなんかいない」
「貴女達の事情も分かっている。また、仲良くしよう」
「は、死に急ぎ野郎や主席様にそう言われる日が来るとはね……」
「ユミルったら、素直じゃないんだから!」
「私を許してくれるんならあっちとも話してきたらどうだ」
目線を追っていくと、そこには真っ暗な空間があった。
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- 14 : 2015/07/12(日) 00:29:24 :
輝かしいこの屋敷には似つかわしくない、ぽっかりと穴の空いたような空間。
近づくと、突然スポットライトが照らされた。
「うわっ」
驚きと眩しさで思わず後ずさる。
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- 21 : 2015/07/12(日) 13:54:50 :
そこには螺旋階段があった。
この空間から始まり、見上げても終わりが見えない螺旋階段。
そしてスポットライトの明るさに目が慣れた頃、少しずつ人の輪郭が見えてきた。
「ライナー、ベルトルト、アニ……!」
3人は一斉にこちらを振り向く。
今まで楽しそうに笑い合っていた表情とは打って変わり、バツが悪そうだ。
「エレン……すまねぇな」
「何言ってんだよライナー。お前を目標にするくらい、尊敬してたんだぞ」
「その、僕も……本当にごめん」
「“前”事情を聞いただろ。お前らも悪いかもしれねえけど、そしたら俺だって悪者だ」
「……どうも」
「お前はちゃんとしたお礼を言えるようにしろよ、ありがとうございますだろそこは」
「やっぱりあんたには女の子との話し方を教える必要がありそうだね」
「訓練兵じゃない女からの攻撃なんてもう痛くね……痛ぇ!!」
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- 22 : 2015/07/12(日) 14:33:27 :
こうして許しあって、認め合って、ようやく新しい世界を迎えることができた。
ここに来るまで何度同じ世界をやり直しただろうか。
人を殺して、仲間を殺されて、裏切られて、裏切って。
「お前ら、よかった、本当に……よかった!!」
俺は3人の前で泣いた。
「何泣いてんだエレン、男前が台無しだろ?」
「はは、じゃあ皆で抱き合おうか。これで手打ちにしよう」
「はぁ……何が楽しくて男どもと抱き合わなきゃいけないの」
そう言いながらも手を広げてくれたアニの元へ、男3人で向かった。
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- 25 : 2015/07/12(日) 17:51:22 :
突如、視界が暗転した。
全部が壊れた。
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- 30 : 2015/07/12(日) 22:33:35 :
「……はっ……あ……?」
「エレン」
目が覚めたらミカサが手を握っていた。
「ミカサ!? 女型は!?」
「……逃した」
「何……で? みんな……一体……」
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- 31 : 2015/07/12(日) 22:51:32 :
ああ、まただ。
あれは夢だった。
またこの世界を繰り返さなくてはならない。
沢山の人を犠牲にして、進んでいかなければならない。
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- 32 : 2015/07/12(日) 23:10:38 :
「エレン、大丈夫?」
徐々に今までの記憶が消えていく。
「大丈夫だけど……頭が……破裂しそうだ。あぁ……思い出せねぇ……」
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- 33 : 2015/07/12(日) 23:25:50 :
だけど、何度でもやり直す。
何回やっても、何回忘れても、何度でも、何度でもやってやる!!
「いつかきっと……あの夢のような、世界にするために」
【夢】*END
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- 34 : 2015/07/13(月) 00:47:00 :
- す、凄い…!!
エレン達頑張れ…!
★執筆お疲れ様★
今回も素敵な作品を執筆してくれてありがとう!
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- 35 : 2015/07/13(月) 21:57:43 :
- >>34
りお
ありがとう!
りおもお疲れ様(*´∀`)
参加してくれてありがとう!
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- 36 : 2020/10/28(水) 13:50:05 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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