この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
今年89歳のおばあちゃんとスマホ中毒のJKが入れ替わったら
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- 1 : 2015/07/11(土) 15:52:16 :
- みなさんこんにちは。
実は私、ユーザー登録しているものです。
トリップ見たらわかる方もいるかもしれません。
尚、この作品はかなりの亀更新なので、そこのところご理解お願いします。
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- 2 : 2015/07/11(土) 15:56:12 :
夢の中で、誰かが言った。
「一人じゃないよ」
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- 3 : 2015/07/11(土) 16:02:00 :
「夏樹ーー!起きな!」
お母さんの声で目が覚めた。
覚めたって言っても、頭の中だけ。
まぶたは閉じたままだ。
「んーー‥‥‥」
「夏樹!!」
お母さんが部屋まで入って来た。
最近、お母さんは機嫌が悪くて、なんかイラついてる。
「‥‥‥うっさいなぁ」
ホント親ってメンドくさい。
私はやっと体が起きてきたので、おもむろに携帯を取り出した。
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- 4 : 2015/07/11(土) 16:10:41 :
「夏樹!携帯いじってないで!学校の仕度しなさい」
「‥‥‥うっせぇな‥」
学校なんてホントメンドくさい。
昔は友達と喋ったりするのが好きで、学校も好きだった。
でも、携帯もらってメッセージアプリを使い始めてからこっちの方がダンゼンおもしろいってことに気づいた。
家にいても、学校にいてもつまんない。
私が楽しいって思える時間は携帯をいじってる時だけで、次第に携帯‥‥つまりネットの中にしか私の居場所はなくなった。
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- 5 : 2015/07/11(土) 16:20:04 :
- 「いってらっしゃい」
お母さんの挨拶もいつものように無視して家を出た。
お母さんが後ろで弁当持ってけだのなんだのって言ってるのも私には雑音にしか聞こえなくて、イヤホンで聞こえないフリをした。
私は憂鬱な足取りでバスに乗った。
いつも通りガラガラのバス。
足の弱いじーさんばーさんしか乗ってなくて、学生は私だけ。
私は携帯の音量をいっそう大きくして、外の声を閉ざすようにイヤホンをした。
その時、不意にイヤホンから鳴り響いている音楽が止まった。
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- 6 : 2015/07/11(土) 16:33:13 :
- 面白そうなタイトルに惹かれてホイホイやってきましたwww期待ですwww
そして俺はお気に入りボタンをポチッとな
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- 7 : 2015/07/11(土) 16:36:11 :
- 『本当に、自分に居場所はないと思っていますか?』
(‥‥‥‥‥‥‥‥‥は?)
なんで?!だって今普通にアニソン聞いてたんだよ?
いきなり知らない人の声がイヤホンから流れてきて‥‥‥は?意味わかんない‥‥
壊れた?
『確かめてみますか?』
『あなたの居場所が本当にもうどこにもないのか』
‥‥‥なにこれ‥意味わかんない‥‥
このイヤホンの人何いってんの?
居場所?わけわからん‥‥
‥‥‥でも‥
(知りたい‥‥‥)
『了解しました』
「‥‥‥‥へ?」
その瞬間私の視界は闇に飲まれた。
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- 8 : 2015/07/11(土) 16:38:25 :
- >>6
こんな駄作を見にきていただいてありがとうございます‥!
しかもお気に入りまで‥‥!
本当にありがとうございます!!
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- 9 : 2015/07/11(土) 16:52:15 :
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__ぁちゃん」
_________ばぁちゃん」
___________おばぁちゃん」
「‥‥‥‥‥ん」
「あぁ、よかった‥目が覚めたんだね」
私が目を覚ますと、最初に目に入ったのは警察官の顔だった。
「いやぁ、おばあちゃん公園のベンチでねむってたから一応保護したんだよね。大丈夫?熱とかない?」
‥‥‥‥ベンチ?それにおばあちゃんって‥‥?
頭がクラクラして、意識が朦朧としてる。
海の底にいるような気分で、中年の警察官の声に耳を傾けていた。
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- 10 : 2015/07/11(土) 17:18:12 :
- 「‥‥とりあえず、知り合いの方に連絡してもらおうか。おばあちゃんどこから来たの?」
目が覚めてから10分後、私の頭もはっきりしてきていた。
‥‥‥‥おばあちゃん??
さっきから警察官は私のこと、おばあちゃんって呼んでいる‥
おばあちゃんって‥‥どういうこと‥?
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- 11 : 2015/07/11(土) 17:46:02 :
- おばちゃん…w
期待
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- 12 : 2015/07/11(土) 18:13:47 :
- タイトルに釣られて見てみればちょいとシリアスというね…
続き楽しみです。
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- 13 : 2015/07/11(土) 18:25:13 :
- 期待です!
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- 15 : 2015/07/11(土) 20:55:37 :
「あ‥‥あ、‥の鏡借りてもいい‥‥ですか?」
なぜかろれつがうまく回らない。
「鏡?トイレにあるけど‥‥ばぁちゃんなにに使うの?」
「あ‥‥いえ、ありがとうございます」
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- 16 : 2015/07/11(土) 21:25:45 :
「‥‥‥‥‥‥‥‥え?」
トイレにいって鏡を見た私はそれしか言えなかった。
鏡に写る私は、どう見ても90近いおばあちゃんにしか見えなかった。
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- 17 : 2015/07/11(土) 21:28:57 :
「‥‥‥‥は?ナニコレ‥‥意味わかんない
、‥え?だって‥‥え?」
頭がパニくってきた。
だって‥突然バスから交番に移動して、おばあちゃんになっただなんて意味わかんない以外なんて言えばいいの?
(とりあえず携帯‥)
っていつものようにポケットにある携帯を探したけどどこにもなかった。
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- 18 : 2015/07/12(日) 11:34:54 :
- (携帯が‥‥ない‥)
携帯がない生活なんて私には考えられなかった。
(とりあえずここを出ないと‥‥‥)
「すいません‥‥もう体調も戻ったので、帰ります。ありがとうございました。」
「おばあちゃん1人で帰れる?なんなら送りますよ?」
「いえ、本当に大丈夫なんで‥」
「いやぁ、また倒れたりしたら大変だから」
「本当に平気です。ありがとうございました。」
「‥‥‥そうですか。なんか困ったことがあったら言ってくださいね。」
「はい‥‥ありがとうございました。」
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- 19 : 2015/07/12(日) 11:38:31 :
交番を出ると私のよく知った道が見えた。
どうやらこの交番は私の家の近所だったみたい。
(とりあえず家を目指そう‥‥)
鏡で見た私の顔は、全然知らない人の顔だった。
こんな顔で家に戻ってもどうしようもないかもしれない‥
でも今は自分の慣れた場所に行きたかった。
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- 20 : 2015/07/12(日) 16:59:09 :
家に着くのにいつもの三倍はかかった。
まだ信じられないけど、本当におばあちゃんの体になってしまったらしい。
少し歩くだけですぐ息がきれてしまうし、足腰も痛い。
(なんでこんなことになっちゃったんだろ‥‥)
なんだか泣きたくなってきた。
でも今ここで泣いたってどうしようもない。
今は、とりあえず家を目指すだけだ。
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- 21 : 2015/07/13(月) 14:34:46 :
- 「…………え?」
私が家について最初に見たものは、人だかりと、一台の救急車に運ばれているお母さんの姿だった。
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- 22 : 2015/11/30(月) 20:58:11 :
said冬梨
私のおばあちゃんはつい二ヶ月前に亡くなった。
88歳だった。
「おばあちゃんも誕生日の2日前に亡くなるなんて悲しいわね…」
「誕生日会の準備までしてたのに…」
親戚の人達が口々にそう言って泣いていた。
私もお葬式の時少し泣いたけど、それはおばあちゃんが死んだからじゃなくて、おばあちゃんが生きてた頃もっとおばあちゃんとちゃんと喋れば良かったっていう後悔の涙だった。
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- 23 : 2015/12/01(火) 20:41:02 :
- 私のうちからおばあちゃんの家まではそう遠くなかった。
中学の頃はお小遣い欲しさによく行っていたけど、高校に入ってからは全然行かなくなった。
おばあちゃんちに行って、おばあちゃんと話しているよりも、友達とカラオケ行ったり、プリ撮ったり、スマホをいじっていた方がだんだん楽しくなっていたからだ。
でも、二ヶ月に一回お小遣いをもらいに行ったりすると、おばあちゃんはすごく喜んでくれて、私がスマホをいじりながら話すような事をすごく一生懸命聞いてくれた。
そんなおばあちゃんが亡くなってしまった。
おばあちゃんの家を整理していた時、おばあちゃんの戸棚から、私が以前スマホをいじりながら欲しいって言っていたマフラーが入っていた。
私が欲しいって言っていたのはもっと高いブランドのものだったけど、戸棚に入っていたのはおばあちゃん戸棚見よう見まねでブランドマフラーに似せて作ったものだった。
私はそんなこと話したことも忘れていたのに、おばあちゃんはそれをずっと覚えていて、足が悪くて買いにいけなかったからわざわざ調べて、こうやって作ってくれていたんだ。
マフラーには手紙がついていて、
『下手くそでゴメンなさい。いらなかったら捨てていいからね。』
と書いてあった。
(おばあちゃん……)
ずっと家に遊びにも行かず、お小遣いもらうことしか考えてなかったのに…
都合がいいとしか言えないけど……
(おばあちゃんに……会いたい…)
会って、今までで話せなかったこと話したい。もっと真剣に…そして、
会って、謝りたい……
ごめんねって
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- 24 : 2015/12/01(火) 21:09:25 :
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おばあちゃんが亡くなってからは学校の帰りも寄り道しなくなった。
友達からの誘いも断ってただぼーーっと過ごしていた。
「………あっ、」
ぼーーっと歩いているうちにいつの間にかおばあちゃんの家の近くに来ていた。
おばあちゃんが生きている頃には近づきもしなかったこの地域。
小学校の頃にはよくおばあちゃんちに行くためによく通っていた。
週一回空いているかいないかのやる気がなかった駄菓子屋、いつも声をかけてくれるおまわりさんがいた交番、赤信号が以上に長く感じた交差点。
小学校の頃にはおばあちゃんが大好きでいつも来ていた。
「………懐かしい。」
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- 25 : 2015/12/02(水) 22:26:20 :
でもやっぱりその交差点もところどころ変わっていて、
信号機は修理されていて赤信号も普通の長さだった。
駄菓子屋は閉まっていた。これは昔と同じかな…
交番は声をかけてくれたおまわりさんの息子さんに世代交代して……
「……ってっえ!?!」
おまわりさんと話している1人の老人がいた。
その横顔があまりにも私のおばあちゃんに似ていた。
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- 26 : 2020/10/03(土) 09:11:07 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
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コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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