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エレン「馬の気持ちと乙女の気持ち」
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- 1 : 2015/07/08(水) 16:03:01 :
- エレクリです。
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- 2 : 2015/07/08(水) 16:03:32 :
訓練兵団1年目終了時点中間結果発表
1位 ミカサ・アッカーマン
2位 ライナー・ブラウン
3位 ベルトルト・フーバー
4位 アニ・レオンハート
5位 ジャン・キルシュタイン
6位 マルコ・ボット
7位 エレン・イェーガー
––––––––––––––––––––––––
ザワザワ
エレン「どうだ……?」
アルミン「あ…すごいじゃんエレン!7位だよ!7位!」
エレン「ん〜〜〜…7位かぁ…」ウ-ン
アルミン「…?」
アルミン「7位だっていうのにどうしたのさ…。僕なんて…下から数えた方が早い方だよ…」ハァ
エレン「でもよ…各科目ごとの成績を見ると…アルミンは座学でダントツだろ?」
アルミン「それだけだよ…」
エレン「いいや、やっぱり優秀な兵士になるには何か突出したものが必要だと思うんだ」
アルミン「でも…頭がいいだけじゃさ、巨人に食べられちゃうよ」
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- 3 : 2015/07/08(水) 16:03:54 :
- エレン「いやいや…アルミンって頭が回るし作戦立案とかそっちの方面で貴重な戦力になると思う」
エレン「他にはミカサはすでに調査兵団でも即戦力の実力だし、2位のライナーは104期生の中じゃ一番の統率力だ」
アルミン「確かに…」
エレン「3位のベルトルトなんかはミカサには及ばないが全科目安定して高いレベルの成績を残せてるし、なんといっても冷静だからな。ミカサやライナーとは違った意味で一緒にいれば、どんな困難な状況でも安心できそうだ」
エレン「それに4位のアニは戦闘能力に関してはミカサの次だろ…多分。んで5位のジャンは立体機動装置が上手い。6位のマルコは人を動かすのに一番適任だと思うね」
アルミン「うん…確かにベルトルトを除いてみんなが何か得意なものを持っているってわけだね」
エレン「それに対してオレは役に立ちやしない格闘術くらいしか取り柄はないし、その格闘術だってミカサとアニには勝てない」
エレン「じゃあオレはこれから巨人と戦っていく中で何を武器に戦えばいいんだ?」
アルミン「……根性とか?」
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- 4 : 2015/07/08(水) 16:04:30 :
- エレン「ああ…それだけはオレはだれにも負けないと思ったけどよ…根性で巨人を倒せるくらいなら、もうとっくに巨人なんて絶滅してるんだよな」
アルミン「……」
アルミン「じゃあ……どうするの?」
エレン「そこで…なんの取り柄もないオレにはベルトルトっていう参考書があったわけだ」
アルミン「ベルトルトみたいになるってこと?」
エレン「いえす! そこでオレは各科目ごとの評価を見てきたんだ」
アルミン「何が悪いのかっていうのを確認したってわけだね」
エレン「そう。そんでオレは結局、斬撃は4位、格闘術は2位だったんだ」
アルミン「ハイレベルだね」
エレン「それに対して立体機動と馬術がそれぞれ8位と14位。特に馬術の成績が悪かった」
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- 5 : 2015/07/08(水) 16:05:06 :
エレン「だからさ、上手い人に教えてもらうことにした」
アルミン(え…馬術の1位って…)
エレン「クリスタに教えてもらうことにするよ」
アルミン「……」
アルミン「これまでに話したことはあるの?」
エレン「いいや、ないな。お前らが可愛いとか結婚したいとか言ってるけどな」
アルミン「うん…。まあ頑張ってね」
エレン「……?」
エレン「おう」
アルミン(ああ……胃痛の日々がまた…」
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- 6 : 2015/07/08(水) 16:05:22 :
- 〜夕食〜
エレン「〜というわけで、明日の馬術の訓練から教えて欲しいんだ!」ドゲザ-
クリスタ「え、えぇ…?」オロオロ
ユミル「オイ、死に急ぎ野郎。言っとくが、私のクリスタはお前なんかに教えてる暇はないんだ」
エレン「えっ…そうなのか?クリスタ」ジィ-
クリスタ「……」
クリスタ(怖いよ…。エレンっていつもジャンと喧嘩してるから…。でも…この目は……)
ミカサ「おかしい…こんなことは許されない」ブツブツ
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- 7 : 2015/07/08(水) 16:05:37 :
- クリスタ「うん、いいよ」
ユミル「なぁ!?クリスタ!?本気に言ってるのかぁ〜〜〜ッ!?」
コニー「うるせぇな!いきなり大声出すんじゃあねーよ、ブス」
ユミル「お前はあとで覚えてろ…。そんなことより、クリスタ!」
クリスタ「……」
クリスタ「いいの、私は決めたの」
エレン「本当か?ありがとな、クリスタ!」
クリスタ「明日からよろしくね」
ユミル「く…くりすたぁ…」シクシク
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- 8 : 2015/07/08(水) 16:05:52 :
翌日
馬術訓練
エレン「まずは何をすればいいんだ?」
クリスタ「まず最初に……。そうだなぁ」
クリスタ「…。じゃあどれだけ馬の気持ちが分かってあげられているかだね」
エレン「馬の気持ち…?」
エレン「……………」
エレン「そんなの分かるわけないだろ?」
クリスタ「………………」
エレン「ん……?何か不味いこと言ったか?」
クリスタ「………悪いけど」
クリスタ「……それじゃあ一生上手くなれないよ」
エレン「はぁ?」
クリスタ「馬にだって気持ちはあるよ」
クリスタ「……」
クリスタ「それを理解するように努力しなくちゃ、馬だってこっちの言うことは聞いてくれないよ」
エレン「…………」
クリスタ「正直、今のエレンに見込みはない」
エレン「……」
クリスタ「現段階で技術的なことを言っても無駄だし、今日はもういいよ」パカラッパカラッ
エレン「お、おい!クリスタ!?」
エレン「行っちまった…」
エレン「……………」
エレン(確かに…オレはこいつを理解しようとすることを怠っていたってわけか…)
馬「ヒヒ-ン」
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- 9 : 2015/07/08(水) 16:06:27 :
アルミン「いやぁ…今日の訓練も疲れたね…」
ライナー「毎日毎日これだからな…。精神的にくる」
ベルトルト「そういえば、エレンはどこに行ったの?」
アルミン「なんだか今日は急いでるみたいでさ…。もう食堂にいると思うよ」
ライナー「なんだ…?サシャが乗り移ったのか?」
ベルトルト「あはは」
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- 10 : 2015/07/08(水) 16:06:39 :
ガチャ
ライナー「今日もお疲れー」
エレン「お、お前ら。遅かったな。もう食べ終わっちまったよ」
アルミン「早すぎじゃ…」
エレン「いや…のんびりしてられないっていうのが分かったんだ」
ライナー「……?」
エレン「じゃあな!」ダッ
ベルトルト「どうしたの…?エレン」
ライナー「まあ…そういう時期もあるさ」
アルミン「どういうこと…? それ」
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- 11 : 2015/07/08(水) 16:06:54 :
クリスタ「……」
ユミル「どうした?クリスタ」
クリスタ「いや…なんでもないよ」
ユミル「ふぅん…。早く食わなきゃ取られちまうぞ」
クリスタ「そうだね…あはは」
サシャ「流石に恩人のパンは食べませんよ……」
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- 12 : 2015/07/08(水) 16:07:08 :
馬小屋
エレン「ったく…よしよし」ナデナデ
馬「ヒヒ-ン」
エレン「しかし…馬のブラッシングっていうのも大変なもんだな」
エレン「ふっ…ふっ…」ゴシゴシ
クリスタ「……」ニコニコ
エレン「ふぅ…とりあえず、ここまでの馬の飲み水を入れ替えるか」スクッ
エレン「…ん?」
クリスタ「……」ニコニコ
エレン「うわっ!?…………ってクリスタかよ。ビビらせんじゃあねーよ」
クリスタ「ごめんごめん。でもやっぱりエレンは流石だね」
エレン「……?」
クリスタ「馬の気持ち…理解しようとしたんでしょ?」
エレン「ああ。まあな。お前に言われて気がついたよ」
クリスタ「なら、よかった」
クリスタ「私も手伝うよ」
エレン「ほんとか? 助かるよ」
クリスタ「まあ、いつもは私が一人でやってるんだけど…」
エレン「え…そうなのか。 なら、これからはオレも手伝うよ」
クリスタ「………」
エレン「任せろ!」
クリスタ「うん、よろしく。 それと、次の馬術訓練からもよろしくね」
エレン「え…ああ! 改めてよろしく、だな」
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- 13 : 2015/07/08(水) 16:23:14 :
- 期待
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- 14 : 2015/07/08(水) 21:20:19 :
- *数日後*
ライナー「なあ、アルミン」
アルミン「…………」
ライナー「エレンのやつ、馬術の腕、かなり上がってないか?」
エレン「」パカラッ パカラッ
アルミン「心なしか…いきいきしているようにも見えるよね」
ライナー「そんなことはどうでもいが…オレの嫁と楽しそうに訓練している件なんだが…」
アルミン「うん…………嫁?」
ライナー「なんだ?」トオイメ
アルミン「……いや」
アルミン(ライナー……。考えることを放棄しているのか……)
ミカサ「あんなことは許されない……。そうでしょう?アルミン」
アルミン「……」
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- 15 : 2015/07/08(水) 21:20:38 :
エレン「おぉ…。クリスタに教わったことを実践したら上手く出来た気がするよ」
クリスタ「技術的な面でエレンがしっかりこなせているのもそうだけど、その根底にあるのはやっぱり馬との親密度だからね」
エレン「確かに、クリスタと一緒に馬の世話してたら、こいつもいきなり言うことを聞くようになってくれたし」
クリスタ「それはやっぱり、動物から好かれる才能があるってことだよ」
クリスタ「私なんか…最初は全然懐いてくれなかったし…」
エレン「でも、この一年世話を続けてたらそうやって馬の方も応えてくれるんだな」
クリスタ「えへへ…。エレンは動物に好かれる才能を持ってるわけだし、私みたいに継続してれば馬術1位も簡単になれるよ!」
エレン「オイオイ…無茶言ってくれるなぁ…。1位ってことはクリスタに勝つんだろ?目の前で見てれば分かるよ。クリスタに勝つには相当努力が必要ってな」
クリスタ「けど、エレンは私より全然努力してるし、簡単に抜かれちゃうよ〜」
キャッキャッ
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- 16 : 2015/07/08(水) 21:20:54 :
夕食
エレン「今日も味の薄いパンだな…」
アルミン「仕方ない…とは分かってるけど、少しは贅沢言いたくなる気分だよね…」
エレン「それでも開拓地にいる時よりは全然マシだ。それに今現在開拓地でパン一個の生活を送ってるやつもいるんだしな」
ミカサ「ねえ、エレン」
エレン「早く調査兵団に入ってそういう人たちを助けてやりたいな…」
アルミン「そうだね…。ウォール・マリアを奪還して…外の世界を探検してみたいし…」
ミカサ「エレン……?」
エレン「そういえば…クリスタはどこの兵団に入りたいんだ?」
クリスタ「え…私? 私は…どこだろう…」
エレン「まだ決めてないのか…。 でもオレはジャンとかクリスタは調査兵団向きだと思うんだよなぁ…」
クリスタ「どうして?」
エレン「そりゃ、馬術や立体機動装置は調査兵団で最も必要なことだろ?」
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- 17 : 2015/07/08(水) 21:21:16 :
アルミン「確かに、壁外じゃ平地での移動が多くなるもんね…」
ミカサ「ちょ…えれ…」
エレン「そうそう、だから馬術得意なのは羨ましいよ…」
クリスタ「え…// そう言われると自信になるなぁ…。こんな私でも必要とされるかな…」
エレン「オイ…『こんな』私ってなんだよ…。クリスタはもっと自分に自信を持てよ。少なくとも、オレはお前のことが必要だし、他の奴らもお前のことを大切だと思ってるはずだから」
アルミン「そうだよ…。僕たちが何度クリスタに助けられたか…」
クリスタ「……。そっか。そうだよね!私、頑張るよ!」ニコ
ミカサ「ちょっとエレン!」ガタッ
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- 18 : 2015/07/08(水) 21:21:28 :
- エレン「……?どうしたミカサ」
アルミン「?」
クリスタ「え?え?」オロオロ
ミカサ「なぜ、今日はクリスタがここにいるの?」
エレン「は?」
クリスタ「え…。ご、ごめんなさい。邪魔だったかな…?」
エレン「オイオイオイオイオイオイ…。なんだよその言い草は?」
ミカサ「……!ごめんなさい。少し強く言ってしまった…」
クリスタ「あ…ううん。大丈夫だよ」
エレン「オレがクリスタと話したかったから呼んだんだ。ユミルも呼んだんだが…なきながら断られてな」
アルミン(可哀想)
ミカサ「……」
クリスタ「……」
アルミン「……」
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- 19 : 2015/07/08(水) 21:21:46 :
- エレン「オイオイ…オイオイオイオイ。なんだよ、急に静かになりやがって」
クリスタ「あ…そろそろ」ガタ
エレン「……?」
エレン「あ…もうこんな時間なのか」ガタ
アルミン「え?…まだゆっくりしてられるけど…。って…行っちゃったね」
ミカサ「クリスタにひどいことをしてしまった…」シュン
アルミン「多分、そんなに気にしてないし、後で謝れば…」
ミカサ「うん…」
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- 20 : 2015/07/09(木) 02:32:11 :
- 期待してます
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- 21 : 2015/07/09(木) 15:35:45 :
馬小屋
クリスタ「そういえば…このブラシ、古くなってきちゃってて…」ゴシゴシ
エレン「確かに、古いな」ゴシゴシ
クリスタ「それで今度街に買いに行こうと思うんだけど、一緒に行かない?」
エレン「ああ、もちろんだ」
クリスタ「じゃあ、次の休日に買いに行こうね」
エレン「わかった。ちゃんと予定は空けとくよ」
クリスタ「よろしくね…………っと、お喋りはこれくらいにして早く終わらせちゃおっか」ゴシゴシ
エレン「そうだな…。っし!」ゴシゴシ
チョッ エレンキアイハイリスギ オウマサンイタソウダヨ-
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- 22 : 2015/07/09(木) 15:36:10 :
風呂
エレン「ふぃ〜〜〜〜〜…」
ライナー「おっさんかよ…お前は」
エレン「仕方ないだろ…。訓練後の風呂はやっぱり気持ちいいだろ?」
ベルトルト「ほんと…貴重な時間だよ…」
ライナー「ところで…エレン。お前は最近女神とよく訓練をしているが、何があったんだ?」
ベルトルト「あ…そういえば確かに最近クリスタとよく訓練してるね」
ジャン「とうとうお子ちゃまから卒業するのかァ〜〜?」ニヤニヤ
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- 23 : 2015/07/09(木) 15:36:23 :
エレン「ああ…馬術が苦手科目だから、クリスタに教えてもらってるだけだよ」
ライナー「…。本当なんだろうな?信じていいのか?」ズイ
エレン「オイ…近ぇよ。なんでそんな…」
ライナー「くっ…羨ましい。あのクリスタと…」ブツブツ
ジャン「……」
ベルトルト「しかし結構エレンって訓練において女子と接点多いよね」
ジャン「確かにそうだな……悔しいことに」
エレン「え?そうか?」
ベルトルト「だって…対人格闘では…アニと…くっ…ウラヤマシイ。訓練してるじゃあないか」
ライナー「本音出てるぞ」
ライナー「それに馬術ではクリスタ、固定砲整備ではサシャとミーナ」
ジャン「そして極め付けは、世話焼きの幼馴染……って!」
エレン「確かに……」
ジャン「確かにじゃあねーんだよォ!てめェ–––––ッ!!」グッ
エレン「いてっ!なにすんだ!この馬面がァ––––ッ!」
ライナー「流石に羨ましすぎるぞこの死に急ぎ野郎!」ドコッ
ベルトルト「この際僕も!」ドコッ
エレン「この…ッ 裏切り者がァァァァ!!」
ガラァ
「…………」
キース「今し方大きな音がしたが……誰か説明してもらおうか……」
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- 24 : 2015/07/09(木) 15:36:52 :
翌朝
ユミル「すげーな…5時間ぶっ通しだぞ………」ケラケラ
コニー「お前の笑い方、ほんとゲスいな」
ユミル「……」
マルコ「しかし…何したんだろう、あの4人」
アルミン「なんだかよく分からないけど、風呂場で騒いでたら教官に見つかって罰則らしいよ」
ミカサ「やはり私が見張っていなければエレンはだめ」
アニ「風呂場まで見張ろうとするのは…気持ち悪い」
ミカサ「……」
-
- 25 : 2015/07/09(木) 15:37:17 :
エレン「朝…飯…」ゲッソリ
ライナー「う…腹が…」グウ
ジャン「アア....キョウモ....ミカサハ....オウツクシイ」
ベルトルト「この…悪魔の末裔どもめ…」ブツブツ
アルミン「ああ…だめみたいだね。みんな」
クリスタ「睡眠も取れてないみたいだし、無理しなければいいけど…」キラキラ
アルミン(女神)
ミカサ(ま…眩しいッ!)
-
- 26 : 2015/07/09(木) 15:37:30 :
クリスタ「みんなお疲れ!」キラキラ
ベルトルト(輝いている…)
ジャン(まるで…太陽…)
ライナー(自由の…翼…)
エレン(これが…かみさま…なのか)
クリスタ「???」
ユミル「馬鹿どもは気にせず飯行こうぜ、クリスタ!」
クリスタ「う、うん…!」
-
- 27 : 2015/07/09(木) 15:37:48 :
エレン「なるほど……確かにクリスタは女神だな」
ジャン「ありゃ、神様だ。人間じゃあねーよ」
ライナー「そういうわけだ。所詮人間風情のお前らが近付いて許される方じゃないんだぞ」
ベルトルト「ぼくはきみに近付きたくない」モグモグ
ジャン「ああ…全くだ」
エレン「ホモ…ってホントなのか?」
ライナー「…………」
-
- 28 : 2015/07/09(木) 16:16:29 :
- とても見込みがありそうなエレクリss
…でもこれからのキャラの形によっては残念だな、って思う(ちょっとその前兆が…)
そうならないように祈りながら期待する
アーメン( -ω-)m †┏┛教会┗┓†
-
- 29 : 2015/07/09(木) 21:50:38 :
- アーメン( -ω-)m †┏┛教会┗┓†
-
- 30 : 2015/07/10(金) 00:00:40 :
夜
ライナー「なあ、お前ら。久々に恋話でも…し な い か?」
アルミン「今回はなんと!エレンも参戦するよ!」
エレン「誰が参戦するって言ったんだよ…。どうせお前らまた自分の好きな人を他人に理解してもらえなくて発狂して喧嘩だろ?」
ライベルアルジャン「うっ……」
エレン「マルコだけだよ、まともなのは。一応コニーも」
マルコ「あはは…。でもエレンのそういう話、聞きたいなぁ」
コニー「確かに気になるよなぁ…。エレンって全然こういう話に参加しないんだもんな」
エレン「眠いからな。すぐ寝たいんだ」
ライナー「今日は大丈夫だろう?ほら、じゃあエレンから好きな人教えろ」
エレン「は!? なんでオレなんだよ!」
ライナー「もし、クリスタとか言ったら殺すからな」
ベルトルト「でも、クリスタって言わなきゃ殴りかかってくるからね…」
エレン「もう(逃げ場が)ないじゃん」
-
- 31 : 2015/07/10(金) 00:01:32 :
エレン「……でも」
エレン「確かに、クリスタ可愛いよな」
ライナー「てめぇ––––––ッ!このビチグソがァ–––––––ッ!!」ガッ
エレン「おい!やめろよ!服が破けちまうだろうが!」
ジャン「オイ、ライナー。静かにしなきゃまた走ることになるぞ?」
ライナー「ぬぅ…」
エレン「でも、安心しろよライナー。好きなわけじゃあねぇからな」
ライナー「ならいいんだ。なあ!エレン!ははははは!!!」バシバシ
エレン「いてえな!叩くんじゃあねーよ!」イタイ イタイ
ベルトルト「最近のライナー、情緒不安定だな…」
-
- 32 : 2015/07/10(金) 00:02:01 :
エレン「そういえば……」
エレン「対人格闘の時にアニと密着することがあるんだが……」
エレン「アニは結構いい体してるんだぜ?」
ベルトルト「君がッ!泣くまでッ!殴るのをやめないッ!」ドゴッ
エレン「お前の方が情緒不安定だよ!」イタイ イタイ
アルミン「すごい不毛な争いだ……」ハァ...
マルコ「まったくだよ……」アハハ
-
- 33 : 2015/07/10(金) 00:03:31 :
ジャン「オイ…エレン? お前…ミカサのことが好きとか…言わねえよな?」
エレン「イヤイヤイヤイヤ……」
エレン「だから…イヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤイヤ。何度言えば気がすむんだ?」
エレン「ミカサは家族だよ。言ってしまえば、母親みたいなもんだよ」
アルミン(ああ…ミカサがいなくてよかった…)
エレン「お前は母親のことを異性として好きになるのか?」
ジャン「つーことは……」パァァ
-
- 34 : 2015/07/10(金) 00:03:55 :
- ジャン「オレの念願の恋も叶ったっってわけだな!!」
ライベル「おおおおおおおおおお!」
バンザ-イ バンザ-イ
コニー「馬鹿か?」
マルコ「コラ! 見ちゃいけません!」
-
- 35 : 2015/07/10(金) 09:57:10 :
- 面白いきたしてます
-
- 36 : 2015/07/10(金) 10:37:40 :
- 期待
-
- 37 : 2015/07/10(金) 17:33:01 :
女子寮
ユミル「なあ、クリスタ。今度の休日はどこに行きたい?」
クリスタ「え…いや、その」アタフタ
ユミル「あっ…なるほどなぁ〜。今度の休日は部屋で遊びたいのか。オーケーオーケー」
クリスタ「いや…今度の休日は…」
ユミル「そうだなぁ…じゃあお話でもしようなぁ〜?」
クリスタ「ユミル!」
ユミル「んあ?」
クリスタ「今度の休日は…ユミルとは遊べない」
ユミル「……」ポカ-ン
ユミル「……」
ユミル「……そうかそうか。私の誕生日プレゼントでも選んでくれるのか?」
クリスタ「いや、ちが…」
ユミル「全く…照れるなぁ。けど、誕生日は先週終わったはずだぜ?」
クリスタ「ユミル!」
ユミル「!」ビク
-
- 38 : 2015/07/10(金) 17:33:15 :
- クリスタ「ユミルには悪いけど、エレンとお買い物に行くことになってるの」
ユミル「………」
ユミル「聞き間違いか?もう一度言ってくれ」
クリスタ「だから、エレンとブラシを買いに行くの。だから、悪いけどユミルとは遊べないよ」
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- 39 : 2015/07/10(金) 17:33:28 :
- ユミル「……オイ、クリスタ」
クリスタ「大丈夫!お土産はちゃんと買ってくるよ!」グッ
ユミル「確かに今のポーズは可愛いけど…エレンはやめとけよ」
クリスタ「どうして?」
ユミル「……」
ユミル「最近エレンとよくいるけど…もしかして、好き…とかないよな?」
クリスタ「? …好きじゃあないよ。なに?ユミル、そんなことで嫉妬してたの?」アハハ
ユミル「なら、いいんだ。そろそろ寝ようぜ」
クリスタ「うん、また明日ね!」
ユミル(かわいい)
-
- 40 : 2015/07/10(金) 17:33:40 :
- 翌朝
ミカサ「エレン、次の休日にクリスタと一緒に街に行くって本当?」
エレン「? …本当だよ」
アルミン「なにしに行くの?」
エレン「買い物、だよ」
ミカサ「なにを…」
エレン「ま、色々とな」
ミカサ「……」
アルミン(うわぁ…。絶対着いて行く気だよ…)
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- 41 : 2015/07/10(金) 17:33:57 :
エレン「どうした? 早く食わなきゃ遅刻するぞ?」
アルミン「…そうだね、早いとこ食べちゃおう」
ミカサ「……うん」
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- 42 : 2015/07/10(金) 17:34:09 :
- 対人格闘訓練
エレン「ここだっ!」ヒュ
アニ「……甘いよ」フッ
エレン「! うわっ!?」ドサ
エレン「っ〜!?……いてててて」
アニ「ほら」テヲサシノベ
エレン「…ありがとよ…っと」スク
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- 43 : 2015/07/10(金) 17:34:22 :
- アニ「あんた、最近クリスタとよく訓練してるみたいだけど」
エレン「またそれか…」
エレン「ミカサとかライナーにも聞かれたよ。そのこと」
アニ「私が言いたいのは、そいつらとは多分違うこと」
アニ「クリスタのこと、大事にしてあげな」
エレン「……?」
アニ「私やライナー…ベルトルトと同じで、何かを抱えているみたいだからさ…」
エレン「……」
アニ「ほら、続けるよ。教官にも見つかるし」
エレン「……」
エレン「おう!」
-
- 44 : 2015/07/10(金) 17:34:35 :
*数日後*
カチャ カチャ
フランツ「明日は2人きりで街に行こうか…」イチャイチャ
ハンナ「ええ、そうしましょ」イチャイチャ
ジャン「チッ…あのバカップル…見せつけてきやがって…」
マルコ「羨ましいよねぇ…」
コニー「明日は貴重な休みだからな、仕方ねえよ」
ジャン「オレもミカサのこと誘ってみようかな…」
マルコ「やめといたほうが…」
ジャン「……わかってるよ」
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- 45 : 2015/07/10(金) 17:34:49 :
コニー「そういえば、サシャは明日はやっぱり…」
サシャ「ええ、食べまくりますよ!」
ジャン「本当に食べることばっかだな…芋女は」
サシャ「ぶふっ!? ……その芋女っていうのやめてくださいよ!」
マルコ「あはは。 でもあれはすごかったから…」
サシャ「マルコまで……。 でもそんなこと言ったらコニーなんか心臓が右ですよ!」
コニー「な!? うるせえよ!芋よりはマシだ!芋よりは!」
-
- 46 : 2015/07/10(金) 17:35:01 :
エレン「なんだか、明日の買い物は楽しみだなぁ…」
アルミン「エレンは…久しぶりの街なんじゃない?」
ミカサ「エレンは、訓練のしすぎ。少しは体のことも気にかけてほしい」
エレン「でも、これくらいしなきゃ巨人には勝てないからな」
エレン「それに、明日は休みも兼ねての買い物だ。そんな心配しなくても大丈夫だ」
ミカサ「なら、いいのだけど…」
エレン「ん…」ガタ
アルミン「どうしたの?」
エレン「もう時間だ…。もう片付けるよ」
アルミン「え…あ、うん」
ミカサ「…おやすみなさい」
エレン「おう、お休み。アルミンはまた後でな」スタスタ
アルミン「うん」
アルミン「じ、じゃあ僕も…」ソロ
ミカサ「待って。 話がある」
アルミン(ですよね…)
-
- 47 : 2015/07/10(金) 17:35:18 :
ミカサ「明日は初めてエレンが私から離れて街で行動することになる」
アルミン「ウン」
ミカサ「ので、私は心配」
アルミン「ハイ」
ミカサ「私はついていこうと思う」
アルミン「ボクモデス」
ミカサ「なら、話が早い。あの女狐にエレンを取られないように…ゴホン。街でエレンが襲われないように」
アルミン(本音出てるよ…ミカサ)
ミカサ「私たち2人で頑張ろう」
アルミン「ハイ」
ミカサ「さすがアルミン。頼りになる」
-
- 48 : 2015/07/10(金) 21:03:38 :
馬小屋
エレン「おう、クリスタ」
クリスタ「あ…エレン。遅いよ〜!」
エレン「悪い、ミカサとアルミンの話が長引いちゃって…。その分働くからさ」
クリスタ「もう!そんなんじゃ上手くなれないよ〜?」
エレン「うっ…。わかったよ、以後気をつける」
クリスタ「よし!おしゃべりはこの辺にして作業にはいろっか」
エレン「おう」
-
- 49 : 2015/07/10(金) 21:03:50 :
クリスタ「明日…ちゃんと予定空けてある?」ゴシゴシ
エレン「ああ。流石にそんな失礼なことはしねーよ」
クリスタ「男の子と街に行くなんて初めてだからさ〜…ちょっと緊張しちゃってるよ…」アハハ
エレン「オレもミカサ以外の女の子と出掛けるなんて初めてだな〜。そうやって意識すると緊張してくるもんだな」ハハ
クリスタ「…エレンって女の子相手に緊張するんだぁ〜……ちょっと意外、かな」
エレン「オイ…オレってそんな風に見えるのか…? 今も結構ドキドキしてるんだぜ?」
クリスタ「ちょっ…!?……じょ、冗談言ってないで、早く終わらせなきゃ…!」
エレン「冗談じゃあないんだが……。まあいいか」
-
- 50 : 2015/07/10(金) 21:04:02 :
夜:女子寮
ユミル「オイ、クリスタ。私は早く寝たいんだよ…」
クリスタ「この服がいいかなぁ? それともこっち…?」ウ-ン...
アニ「あんた…なんでブレードを研いでるんだよ…」
ミカサ「明日のため」キッ
アニ「……」ハァ
-
- 51 : 2015/07/10(金) 21:04:15 :
翌日
エレン「んん……」ムクリ
エレン「時間は…余裕あるな。気持ち早めに行くか…」
エレン「待ち合わせ場所は…えーと…」
––––––––––––––––––––––––––
クリスタ『待ち合わせは…んー…10時に玄関で!』
––––––––––––––––––––––––––
エレン「そうだった、そうだった。あと一時間以上あるし、とりあえず朝飯行くか…」
-
- 52 : 2015/07/10(金) 21:04:31 :
食堂
エレン「そういや…アルミンとミカサはどこ行ったんだ…?」
クリスタ「おはよ、エレン!」ドン
エレン「うわっ……クリスタか。おはよう」
クリスタ「待ち合わせ時間は覚えてるよね?」
エレン「おう、10時だろ?」
クリスタ「うん、忘れないでよ〜?」
エレン「大丈夫だよ」
-
- 53 : 2015/07/10(金) 21:04:43 :
10時前
エレン「ここでいいんだよな?」キョロキョロ
クリスタ「エレ〜ン!こっちこっち!」フリフリ
エレン「お、悪いな…遅れたか?」
クリスタ「大丈夫!まだ時間に余裕あるし、私もさっき来たばっかりだよ」ニコ
エレン「おー、ならよかった……っと」
クリスタ「ここに名前書いておいてね」
エレン「ああ…そういえば外出届けみたいなのが必要なんだっけか…」カキカキ
エレン「外出なんて全然しないからなぁ…」ヨシ...オワッタ
クリスタ「もう…エレンは自主練習のしすぎなんじゃないの?」アハハ
-
- 54 : 2015/07/10(金) 21:04:55 :
- エレン「それ、よく言われるけど…そうでもしなきゃ巨人には勝てないからな……とりあえず行こうか」
クリスタ「うん」
エレン「で、クリスタは休日はなにしてるんだ?」
クリスタ「ていうか……そんな話をする前に、何か言うことあるんじゃないのかな?」ニコリ
エレン「………」
エレン(なんだ…あの笑み。いつもの無邪気な笑顔とは違う…)
エレン「……」ゴクリ
クリスタ「……」スカ-ト ヒラヒラ
エレン「あっ…おしゃれしてきたのか…。よく似合ってると思うよ」
クリスタ「もう…遅いよ、気付くのが」
エレン「悪い……そういうところ鈍いってよく言われるよ…」
クリスタ「確かにエレンはそういうのとか興味なさそうだもんね…」アハハ
エレン「いや、でもよく見れば可愛いとか思うんだけど……」
クリスタ「……言うのが遅いって…」
エレン「あぁ…悪い」
-
- 55 : 2015/07/10(金) 21:05:15 :
- エレン「そういえば…買い物なんかしてたら終わる頃には昼飯時じゃあないか?何か一緒に食べるか?」
クリスタ「んー? …それは考えてあるよ!」
エレン「そうなのか…。ま、街をよく知ってるクリスタに任せた方が良さそうだな…」
クリスタ「任せて!結構自信あるよ!」
エレン「オイオイ…そんなにか。そりゃあ楽しみだな」
-
- 56 : 2015/07/10(金) 21:05:26 :
家畜用品店
エレン「へぇ〜…案外高いんだなぁ…」
クリスタ「まあね。もう少し安いお店もあったんだけど…やっぱりお世話になってるお馬さん達には少しでも上質なものを使ってあげたいから…」
エレン「これを壊れたら毎回毎回給金で払ってるのか?」
クリスタ「うん…だからこれを買う月は金欠で…」アハハ...
エレン「なら、今回はオレが買うよ。自慢じゃあないけど、外出なんてしないから、金はあり余ってるんだよな」
クリスタ「本当に!?」パアァ...
エレン「本当だよ。こんな大金を毎回毎回払ってちゃクリスタが可哀想だ」
クリスタ「いや…でもエレンに悪いよ」
エレン「気にすんなって。困った時は助け合うのが仲間だろ?」キリッ
-
- 57 : 2015/07/10(金) 21:06:06 :
- クリスタ「……ふふ。なにそれ…ドヤ顔で…ふふ」
エレン「ま、まあ…今回はオレが買ってやるから。浮いた金で可愛い服でも買ってこいよ」
クリスタ「……」
クリスタ「うん、ありがとう。じゃあ、よろしくね」
エレン「おう。……で、どれを買うんだ?」
–––––––––––––––––––––––
––––––––––––––––
––––––––––
-
- 58 : 2015/07/10(金) 22:39:11 :
エレン「結構時間食っちまったな〜…」
クリスタ「ごめんね…。私、自分の好きなものには没頭しちゃって…」
エレン「まあ、オレは平気だけど…そろそろ昼飯の時間だ」
エレン「クリスタの自慢の店なんだろ?楽しみだな…」
クリスタ「えへへ…エレンの口に合うかは分からないけど…河川の方に行こっか」
エレン「…? あっちの方にあるのか?」
クリスタ「まあ、あるわけじゃあないけど…」
エレン「……??」
-
- 59 : 2015/07/10(金) 22:39:26 :
- エレン「おぉ…やっぱり土手にはカップルが多いんだな…」
クリスタ「だね…川ってなんだか…"ザ・自然"って感じがするから見てて落ち着くんだよね〜…」
エレン「ああ…それわかる気がする」
クリスタ「結構これは理解者が多いんだよ〜……ってあれ」ユビサシ
エレン「ん…? お、フランツとハンナじゃねえか」
クリスタ「声…かける?」
エレン「当たり前だろ…お〜い!フランツ!ハンナ!」フリフリ
-
- 60 : 2015/07/10(金) 22:39:40 :
- フランツ「ん……? って! エレンとクリスタじゃないか!」
ハンナ「最近仲が良さそうだもんねぇ〜…そうなってもおかしくないと思ってたけど…」ニヤニヤ
エレン「なんだあいつ?」
クリスタ「ちょ…恥ずかしいよ…。 行こう、エレン?」グイ-
エレン「お、オイ! ちょっと待て!」ズルズル
フランツ「ああ、行っちゃった…」
ハンナ「そんなことより…」イチャイチャ
-
- 61 : 2015/07/10(金) 22:39:54 :
クリスタ「この辺でいいかな…」
エレン「ここ…?なんもないぞ…?」
クリスタ「じゃあ、ここ座ろうか」ドサ
エレン「え…ああ」ドサ
クリスタ「今日のお昼はなんと〜?」
エレン「なんと?」
クリスタ「お弁当で〜す!」ドジャ-ン
エレン「おおお!!」
クリスタ「勿論、手作りだよ。 はい、これはエレンの」
エレン「早速開けていいか!?」
クリスタ「どうぞ」ニコ
-
- 62 : 2015/07/10(金) 22:40:05 :
エレン「おお! すごいな!」
クリスタ「えへへ…お口に合うかな〜?」
エレン「絶対美味いよ! じゃあ早速…」パン
エレクリ「いただきます!」
-
- 63 : 2015/07/10(金) 22:40:16 :
エレン「うん…! 美味いな!」ガツガツ
クリスタ「そんな急がなくても、それはエレンの分なんだから、大丈夫だよ?」アハハ
エレン「いや、美味すぎてゆっくり食ってられねえ!」ガツガツ
クリスタ「うん…なんだか嬉しいなあ…。ありがとうね、エレン」
エレン「礼を言うのはこっちだよ…ありがとうなクリスタ…」
エレクリ「……」
エレクリ「ははは!」
-
- 64 : 2015/07/10(金) 22:40:29 :
エレン「ご馳走様でした」
クリスタ「お粗末様でした」
エレン「いや〜…食べた食べた」
クリスタ「あれだけ美味しそうに食べてくれるとこっちも作った甲斐があったよ…」
エレン「本当に美味かったからな…。また今度作ってくれよ」
クリスタ「え?」
エレン「いや、また出かける機会があったらさ…またお弁当作ってくれよ」
クリスタ「………」
クリスタ「うん、また美味しいものを作れるように頑張るね!」
-
- 65 : 2015/07/11(土) 06:52:28 :
- 楽しすぎるssですね期待してます
-
- 66 : 2015/07/11(土) 09:47:30 :
クリスタ「ちょっとだけ…ここで話さない?」
エレン「お、いいなそれ!」ゴロン
クリスタ「え…? なんで寝そべって…」
エレン「気持ちいいぞ? クリスタも寝そべってみろよ」
クリスタ「あ…じ、じゃあ…お邪魔しま〜す…」ゴロン
エレン「お邪魔しますってなんだよ…」ハハ
クリスタ「あっ! これ気持ちいいね!」
-
- 67 : 2015/07/11(土) 09:47:45 :
- エレン「だろ〜?今の時期太陽も丁度いい感じで暖かいよな〜」
クリスタ「うん…こうやってると眠くなっちゃうよ〜…」
エレン「確かに…って違うよ…話すんだろ?」
クリスタ「ああ…そうだったね」
エレン「そういえば…明日は馬術あるっけ?」
クリスタ「…確かなかったと思うよ」
-
- 68 : 2015/07/11(土) 09:48:01 :
- エレン「そっか…残念だ」
エレン「しかし、今までオレとお前って仲良くなかったのに…」
クリスタ「馬から始まる仲…だね」
エレン「馬の心様々だな…」
クリスタ「そうだね〜……」
エレン「あっ…蝶々だ…」
クリスタ「え? どこ…?」
エレン「ほら、あそこ…」
クリスタ「ほんとだ…綺麗だね」
-
- 69 : 2015/07/11(土) 09:48:15 :
エレン「あぁ〜〜〜〜……眠くなってきた…」
クリスタ「私も……ちょっとお昼寝しよっか」
エレン「ああ…そうしよう…」
エレクリ「zzz」
-
- 70 : 2015/07/11(土) 09:48:28 :
––––––––––––––––––––––––––––
––––––––––––––––––––––
–––––––––––––––
エレン「んっ……」パチ
エレン(柔らか…ってクリスタの太ももか…)
クリスタ「おはよう、エレン」
エレン「これが…膝枕…ってやつか」
クリスタ「エレンの頭が汚れちゃうから…余計なお世話だった?」
エレン「いいや、すごくよかったよ」
クリスタ「えへへ……そうだ…見て、あの夕陽」
エレン「ん…?」ムクリ
エレン「おお…今までそんな気にしたことはなかったけど…すごい綺麗だな」
クリスタ「だね……」
「……………」
「……………」
-
- 71 : 2015/07/11(土) 09:49:29 :
クリスタ「ねえ、エレン?」
エレン「どうした?」
クリスタ「突然だけど…エレンの夢、教えてもらってもいいかな?」
エレン「オレの夢…そうだな」
エレン「これはアルミンの受け売りだが…巨人を駆逐して、外の世界を探検するんだ…!」
エレン「外の世界には塩が大量に含まれた水…それだけじゃあない!」
エレン「炎の水! 氷の大地! 砂の雪原!……それらを全てこの目で見て、この体で体験する…」
クリスタ「……」
エレン「そんな…"自由"を手にしたい……それがオレの夢だな…」
クリスタ「……」
エレン「うわ…なに熱く語っちゃってるんだ…。よく考えたら…恥ずかしい…な……」ウワァ....
クリスタ「そんなことないよ…。とても立派だと思うよ…少なくとも私から見たら」
-
- 72 : 2015/07/11(土) 09:49:42 :
クリスタ「私は……夢なんて持てる人生なんか送ってなかったし……人によく見られたいなんてしょうもない目標しか持てなかったもの…」
エレン「……」
クリスタ「エレンは羨ましいよ…。 そうやって明確な目標があってさ…」
クリスタ「できるだけ…人によく見られて死にたいんだ……私。私には生きてる価値なんかないし、いっそのこと…このまま………」
エレン「オイ…クリスタ!」アタマ ポン
クリスタ「! ……ごめん」
エレン「謝るなよ……なあ、クリスタ」
クリスタ「……?」
-
- 73 : 2015/07/11(土) 09:49:55 :
エレン「前にも言ったけど…お前はもっと自分に自信を持て」
クリスタ「……」
エレン「さっき"生きてる価値がない"みたいなこと言ってたけど…少なくともオレはお前が大切だし、もし死んじまったら悲しい」
クリスタ「……」
エレン「オレはもう大切な人を失うのは見たくない……だからさ、クリスタは生きててくれよ…」アタマ ポンポン
クリスタ「…………」
クリスタ「う…ん…」ポロポロ
エレン「オイ…泣くなよ…。 ほら、タオル…」
クリスタ「……! 意外…だ…ね。エレンってタオルとか…持ち…歩いてるんだ…グス」アハハ...
エレン「流石に女の子とのデートなんだから持ち歩くよ……」
クリスタ「あはは……」
-
- 74 : 2015/07/11(土) 09:50:07 :
–––––––––––––––––––––––––––
–––––––––––––––––––
––––––––––––
エレン「泣き止んだか…?」
クリスタ「うん…ありがと…タオル」
エレン「はいはい…また泣きたくなったらさ…タオルでもオレの胸でもなんでも貸してあげるから…言えよ?」
クリスタ「ふふ……」
-
- 75 : 2015/07/11(土) 09:50:18 :
- エレン「あと…最後締まらなくなっちゃったけどさ…オレの言いたいことはさ」
エレン「もっと胸張って生きろよ……ってことだ」
エレン「ああ…なんか説教なんてしちまった……恥かしいな…」カアァ...
クリスタ「ふふ…わかったよ、エレン。もっと胸張って生きるよ」
エレン「おう、そうしとけ……そろそろ帰るか…門限過ぎちゃうし…」
クリスタ「えっ……ってもうこんな時間!? 急がなきゃ…!」ギュ
エレン「え…? 手……」
クリスタ「あっ…手……ごめんなさい……」テ ニギ-
エレン「いや、いいよ。手繋いで帰るぞ…。 ほら、走れ!」ダッ
クリスタ「ちょっ…エレン!速いよ〜〜」
–––––––––––––––––––––
–––––––––––
–––––
-
- 76 : 2015/07/11(土) 17:41:34 :
- 期待
-
- 77 : 2015/07/11(土) 17:43:10 :
夕食
エレン「いただきます……ってアルミン…お前なんでそんなボロボロなんだよ…」
アルミン「い…いや…色々あってね…」ボロボロ
アルミン(主に君のせいだよ!)
ミカサ「エレン、安心して。私とエレンは家族」
エレン「…ん?」
アルミン「き、気にしないでいいよ…」アハハ...
アルミン(ミカサはエレンとクリスタが仲よさそうに喋っているのを見てからずっとこうだ…)
アルミン(おそらく…考えることを放棄しているんだろう……)
エレン「ならいいけど……」
ミカサ「フフ......」
エレン「やっぱりなんかおかしいような…」
アルミン「…………」
-
- 78 : 2015/07/11(土) 17:43:28 :
馬小屋
エレン「早速新しいのを使うのか?」
クリスタ「うん…お肌にあうか心配だけど…」
クリスタ「よし…じゃあブラッシングに入ろっか…」
エレン「じゃあ使ってみるぞ?」ゴシゴシ
クリスタ「……お馬さんも気持ちよさそうだね…」
エレン「おー、よかったよかった」ナデナデ
馬「ヒヒ-ン」
-
- 79 : 2015/07/11(土) 17:43:42 :
クリスタ「今日はありがとう…色々と」ゴシゴシ
エレン「ん…気にすんなよ…いつもはこっちが助けてもらってるんだからな」ゴシゴシ
クリスタ「エレンのおかげでなんだか自信を持てるようになった気がする」ゴシゴシ
エレン「なんか…照れるな…」ゴシゴシ
クリスタ「ふふ………また一緒にお出かけしてくれる?」ゴシゴシ
エレン「ああ…誘ってくれればいつでも…」ゴシゴシ
クリスタ「ありがと…」ゴシゴシ
-
- 80 : 2015/07/11(土) 17:44:00 :
男子部屋
ライナー「おい…エレン? お前今日女神と一緒に買い物に行った…って本当か?」
エレン「ん…ああ。 本当だよ」
ライナー「そうかそうか…」ハハハ
ライナー「ってなるかボケ!」ブン
エレン「おわっ!?」サッ
ライナー「おれの!クリスタを!よくも!」ドタバタ
アルミン「うるさいよ…」
ジャン「ありゃ、ダメだ。完全に頭がいかれちまってるよ…」
ベルトルト(あながち間違ってない…)
-
- 81 : 2015/07/11(土) 23:49:28 :
翌朝
エレン「ふぁ〜あ……眠い…」
ミカサ「エレン…睡眠はしっかり取らなきゃダメ……訓練に支障が出てしまう」
エレン「ちゃんと寝てるんだけどな……」
アルミン「昨日は寝る前に色々あったからね…」
ミカサ「…もし訓練で大事故に遭ったら、巨人を駆逐なんてできない」
エレン「わかってるよ…気をつけるよ」
-
- 82 : 2015/07/11(土) 23:49:39 :
立体機動訓練
ミカサ「今日は班に別れての訓練らしい…」
エレン「班は…教官が決めてあるのか?」
ミカサ「そう……エレン、朝も言ったけど無茶はしないで…」
エレン「大丈夫だよ……安心しろ」
ミカサ「……」
エレン「なんだよ…その目。オレを全く信用していない目だ…」
ミカサ「エレンは…すぐ無理をするから」
エレン「大丈夫だよ」
-
- 83 : 2015/07/11(土) 23:49:52 :
エレン「班が記されたプリントか…オレは…7班みたいだ」
ミカサ「私は1班……エレンと離れてしまった…」アア...
エレン「そんなに悲しむことか……?」
エレン「じゃあ、また後でな」フリフリ
ミカサ「無茶はしないで…」
エレン「何回言うんだよ…」
-
- 84 : 2015/07/11(土) 23:50:09 :
エレン「よろしくな、2人とも」
クリスタ「うん、よろしく」
マルコ「よろしく!」
エレン「最近クリスタとはよく一緒に訓練してる気がするな……」
クリスタ「そうだね〜…1年目は全然だったのにね…」アハハ
マルコ「エレンがクリスタに馬術を教えてもらってるんだっけ?」
エレン「ああ…成績が悪かったからな…。馬術をマスターしてマルコのことも抜かしてみせるよ」
マルコ「はは…エレンは努力家だからなあ…すぐ抜かれちゃいそうだけど、僕も負けないよ」
クリスタ「私だって頑張るから!」
エレン「言ったな2人とも!」
エレン「その心意気で行くぞ!」
-
- 85 : 2015/07/11(土) 23:50:28 :
エレン「あっ……」
マルコ「………?」
クリスタ「どうしたの…?」
–––––––––––––––––––––––––
ミカサ「無茶はしないで…」
–––––––––––––––––––––––––––
エレン「え〜と…特にクリスタになんだが…」
クリスタ「え…?」
エレン「ちょっとでもきつかったら、ちゃんと言えよ…?」
クリスタ「…! 分かったよ…できるだけ頑張るけど…苦しかったら言うよ」
エレン(本当に無茶しないかな……これがミカサの気持ちか…。心配だな…)
エレン「じゃあ、行くぞ!」
-
- 86 : 2015/07/11(土) 23:50:53 :
マルコ「10時の方向に2体、1時の方向に1体発見…!」
エレン「じゃあオレが10時の方に行く!」
クリスタ「じ、じゃあ私も10時の方を…!」
マルコ「任せたよ!」
シュウウウウウウ
エレン「おらぁっ!」ブン
スパン
エレン「よし…結構深く削げたぞ…!」
クリスタ(エレン…すごい………私も……ッ!)
クリスタ「ふ…ッ!」シュッ
スパン
クリスタ(やった…!いつもより深く…!)
エレン「おお…やったなクリスタ!」
クリスタ「うん!」
-
- 87 : 2015/07/11(土) 23:51:15 :
訓練終了後
キース「班ごとの評価と個人の評価はこの用紙に記してある…!よく目を通し、次に繋げ!」
キース「それでは解散とする!」
エレン「7班は…A評価だぞ!」
クリスタ「全体的に組織的な動きができていた…だって!やったね!」
エレン「マルコが標的を瞬時に見つけてくれたからだな…! オレってこういうことになると視野が狭くなるから、マルコみたいに広い視野は羨ましいな…」
マルコ「その広い視野っていうのが取り柄だと思ってるし、負けられないよ…それに今回はエレンとクリスタが上手く標的を倒せたのが大きいよ」
クリスタ「私、今までA評価なんて取ったことないから…なんだか不思議だな〜…」
エレン「オレもA評価なんてそんなにもらったことないからな…2人に感謝するよ…ありがとな」
マルコ「はは…またこの3人で班を組むことになったらよろしくね」
エレン「おう!」
クリスタ「よろしく!」
-
- 88 : 2015/07/11(土) 23:51:27 :
ライナー「エレン、お前らの班、すごかったらしいじゃあないか」
エレン「A評価を貰ったよ」
ライナー「A?そりゃあすごいな」
ベルトルト「僕、エレンの班のこと見えたんだけど…すごい効率よく動いているように見えたよ」
コニー「ちなみに誰が班員だったんだ?」
エレン「マルコとクリスタだよ」
ライナー「クリスタ…?」
ベルトルト「あぁ…」
-
- 89 : 2015/07/11(土) 23:51:39 :
ライナー「お前最近クリスタと訓練しすぎじゃあないか?流石に目に余るぞ」
エレン「つっても…今回は教官が決めたわけだし…」
ライナー「それにしても、だ」
エレン「そうか?」
ライナー「そうだ」
コニー「まあまあ、ライナー落ち着けよ」
ベルトルト「そうそう、最近ライナーは疲れているんだよ」
エレン「そうだぜ…ゆっくり休むのもいいことだ」
ライナー「違う……違うんだ…!」
-
- 90 : 2015/07/11(土) 23:51:56 :
クリスタ「やったよ、ユミル!」
ユミル「どうした?」
クリスタ「ついに…立体機動の訓練でA評価をもらったよ〜!」
ユミル「は?どうせ見間違いだろ?無理無理…クリスタにはA評価なんて…」フン
クリスタ「…………」ム-...
クリスタ「ここに、正真正銘書いてあるよ!"A"って」
ユミル「どれどれ……って本気じゃあねーか…」
クリスタ「えへへ…ま、エレンとマルコのおかげなんだけどさ…」
ユミル「なにィ!? またエレンと訓練してたのか?」
-
- 91 : 2015/07/11(土) 23:52:10 :
クリスタ「え…まあ、ね……」
ユミル「オイ…オイオイオイ…最近エレンと訓練しすぎじゃあないか?」
クリスタ「え…確かに馬術では毎回一緒にやってるけど…」
ユミル「ダメだ!」
クリスタ「え?」
ユミル「これから、エレンと関わるのは禁止!」
クリスタ「えぇ〜〜〜!?」
-
- 92 : 2015/07/11(土) 23:52:31 :
- クリスタ「いくらなんでも、エレンに悪いよ…土下座までしてもらったのに教えてあげないなんて…」
ユミル「大丈夫だ…あいつは既に馬術においてはかなりの腕前だ!」
クリスタ「えー…」
ユミル「なんでお前が残念がってるんだ? 大丈夫だ、お前は残念がる必要はないんだから」
クリスタ「だって……」
ユミル「今度からは今まで通り私と組むぞ、約束だ」ユビキリ
クリスタ「むむむ……」
-
- 93 : 2015/07/12(日) 11:42:36 :
数日後
馬術訓練
アルミン「ねえ、最近エレンとクリスタ、一緒に訓練してないよね…」
ライナー「ああ…元に戻ったようだな…」
ベルトルト「平和になったということで良かったんじゃないの?」
アルミン「最近はミカサが荒れてたからね…ね?ライナー」
ライナー「やめてくれ…あの辛い日々を思い出させるな……」
-
- 94 : 2015/07/12(日) 11:42:48 :
ジャン「オレにとってはよくねえんだよ……また死に急ぎ野郎がミカサと…くそっ…」
アルミン「あはは…でもエレンにはミカサに恋愛の感情はないみたいだし、ジャンにだってチャンスはあるよ………多分」
ライナー「多分、な」
ベルトルト「うん、多分」
ジャン「多分多分うっせえんだよてめェ–––––ッ!」
-
- 95 : 2015/07/12(日) 11:43:10 :
ベルトルト「お喋りはこの辺で…そろそろ真面目にやろうか…」
アルミン「そうだね…」
ジャン「この…死に急ぎ野郎が…ッ」
ライナー「落ち着け、ジャン」
-
- 96 : 2015/07/12(日) 11:43:22 :
固定砲台整備
エレン「そっちは…終わったか?」
サムエル「もう少しだ…エレン達は休憩してていいぞ」
コニー「そんじゃ、休憩させてもらうもするか」
ミーナ「そろそろお昼だし…お腹減っちゃったよ〜……」
コニー「とはいっても…どーせ今日も味の薄い食事なんだr…」
パンッ
サシャ「あなたに食事の何が分かるんですか!?」
コニー「……!??」
サシャ「…ふっ!」
ドコッ
コニー(なっ…肘!?)
コニー「ぐあぁっ!」ズザアア...
エレン「お、おい…大丈夫か?コニー」
ミーナ「ちょ…やりすぎだよ…サシャ」
-
- 97 : 2015/07/12(日) 11:43:47 :
- サシャ「すいません…今殴るべきだと判断してしまいました…」フ-ッ
エレン「サシャ…ってことはそっちも終わったのか」
トーマス「おう…遅くなってすまんかった…早く戻ろうぜ…腹も減ったし…」
コニー「いってぇ…」ヒリヒリ
エレン「よし…じゃあ戻るとするか」スク
-
- 98 : 2015/07/12(日) 11:44:20 :
ミーナ「そういえば…最近エレンとクリスタ一緒に訓練してないけど…何かあったの?」
エレン「ん〜…よく分からないけど、ユミルに断られるんだよな〜…なんであいつが…」
ミーナ「へぇ〜…」ニヤニヤ
エレン「オイ…なんだその人をイラつかせるような顔は…」
ミーナ「なっ!? なにそれ…ひどいよ!エレン」
エレン「ははっ…冗談だよ…」
-
- 99 : 2015/07/12(日) 11:44:40 :
コニー「オイ…サシャ覚えてろよ…午後の対人格闘…勝負だ」
サシャ「望むところですよ…この1年間ライナーで練習してきた予想外の肘打ちでコニーなんてKOですよ…!」
コニー「言うじゃねえか…なんなら今やるか…?」
サシャ「いいでしょう……!」
エレン「………」
ミーナ「…………」
トーマス「…………」
サムエル「………」
「…………」
-
- 100 : 2015/07/12(日) 11:45:26 :
コニー「ホアチャー!」サッ
サシャ「ウゥゥリィィィィィ!」スッ
エレン「…街中じゃ恥ずかしいからやめてくれよ…」
サムエル「あいつらは放っておいてもう戻るぞ」
トーマス「ああ…そうしよう」
-
- 101 : 2015/07/12(日) 15:12:57 :
夜
女子寮
クリスタ(最近…エレンと訓練できないなぁ……エレンとの訓練楽しかったのに…)
クリスタ(今日の対人格闘…アニがエレンに寝技かけてたよ…)
クリスタ(最近お馬さんのお世話の時もそんなに話さなくなっちゃってるし…)
クリスタ(……って…さっきからエレンのことばっかり…)
クリスタ(……………)
––––––––––––––––––––––––––––
ユミル「好き…とかないよな?」
––––––––––––––––––––––––––––
クリスタ「……そ、そんなこと…私が…エレンを…………」
クリスタ「…………」カアァァ.....
-
- 102 : 2015/07/12(日) 15:13:09 :
––––––––––––––––––––––––––––
エレン「オレはお前が大切だ」
––––––––––––––––––––––––––––
クリスタ「…そんなこと言われたら………」
クリスタ「あぅ………」
クリスタ(今日…寝れない…かも……)
-
- 103 : 2015/07/12(日) 15:13:20 :
翌朝
サシャ「ほら、起きてくださいよ!ユミル、クリスタ!」
クリスタ「ふぇ……あ、もう朝…」
ユミル「ん〜〜……っせえな〜」ゴロン
サシャ「クリスタ、よだれ垂れてますよ…ってすごいクマですね…」
クリスタ「あはは…ちょっと考え事してたら……」フキフキ
サシャ「夜はちゃんと寝なきゃ疲れが取れませんよ〜…じゃあお寝坊さんのユミルは置いて早く食堂に行きましょう!」
-
- 104 : 2015/07/12(日) 15:13:33 :
サシャ「おはようございます、みなさん!」
ライナー「おーおー…朝から元気だな…」
クリスタ「待ってよ〜サシャ!」
ユミル「なんで朝からあんな元気なんだよ……」
ライナー「今日もクリスタは天使だな」モグモグ
ベルトルト「いや、アニの方が…」
-
- 105 : 2015/07/12(日) 15:13:45 :
クリスタ(あっ…エレンだ……)
エレン「おはようユミル、クリスタ」
ユミル「チッ…」
クリスタ「お、おはようございましゅ………」
クリスタ(あぁぁぁぁ……噛んじゃったよ…恥ずかしい……)カァァ...
エレン「……なんで敬語なんだ?」
ユミル「てめえには関係ないことだよ、挨拶は済んだだろ、どけ」
エレン「それこそユミルには関係ないことじゃあないのか?」
ユミル「……なんでもいいが、どけ」
エレン「…はいはい、分かったよ」スッ
ユミル「ほら、クリスタ早くしないと芋女に食われるぞ」
クリスタ「……………うん!」
-
- 106 : 2015/07/12(日) 15:13:58 :
クリスタ(緊張して上手く喋れなかったよ〜………)
クリスタ(ちょっと意識しすぎだよね…次はもっと平常心で…)
ユミル「オイ…クリスタ、早く食べろよ」
クリスタ「え…あ、うん…」ハムハム
クリスタ(それにしても………)チラ
ユミル「………?」
クリスタ(エレンの隣にはいつもミカサがいるなあ………)
-
- 107 : 2015/07/12(日) 15:14:11 :
クリスタ(あの2人は…付き合ってるのかな……)
クリスタ(もし付き合ってなかったとしても…私なんかが入り込める場所じゃないよね…)
クリスタ(恋人とか夫婦とか家族なんかを超えた繋がりがあの2人にはあると思う…)
ユミル「オイ、クリスタ!」
クリスタ「…! はい!」ビクッ
-
- 108 : 2015/07/12(日) 15:14:23 :
- ユミル「さっきから…エレンの方を見てるが…好きなのか…?」
クリスタ「………」
ユミル「正直に答えてくれ…」
クリスタ「………」
クリスタ「………うん」
クリスタ「好き、なんだと思う」
-
- 109 : 2015/07/12(日) 15:14:35 :
ユミル「………!」
ユミル「はぁ………なんであんな死に急ぎ野郎なんかに…」ブツブツ
クリスタ「………だめ、かな?」
ユミル「………」
クリスタ「………」
ユミル「なんで他人の私にお前の感情にダメとか言えるんだよ……」
-
- 110 : 2015/07/12(日) 15:14:46 :
- ユミル「お前が決めたことなんだろ…?私は応援するよ」
クリスタ「………」パチクリ
ユミル「なんだよ、その顔は」
クリスタ「ちょっと…意外だったから…ふふ。ありがとう、ユミル。頑張るよ、私」
ユミル「はっ…ま、精々頑張りな」
クリスタ「………うん!」
-
- 111 : 2015/07/12(日) 15:15:01 :
対人格闘訓練
クリスタ「ね!エレン!今日は私と組まない?」
エレン「お、丁度良かった…今日はアニに断られててな…」
クリスタ(…ユミルが手を回してくれたのかな…?)
エレン「なんか…久しぶりだな…クリスタと訓練するの」
クリスタ「こうやってゆっくり話すのも久しぶりじゃない…?」
エレン「ああ…言われてみればそうだな…」
クリスタ「とりあえず、やろっか」
エレン「そうするか…」
-
- 112 : 2015/07/12(日) 15:15:13 :
エレン「––––––––ふっ!」シュッ
クリスタ「きゃっ!」ドシ-ン
クリスタ「痛たたたた…」
エレン「悪い…手加減は苦手で…すまん、大丈夫か?」
クリスタ「大丈夫………だけど私もエレンみたいに強くなりたいなぁ…」
エレン「…あっ…そういうことなら、これから少しだけオレが教えてやろうか?馬術を教わったお礼だ」
クリスタ「本当に!?」パァァ
エレン「ああ…本当だ。あ…先に言っとくけど…オレは教えるのはクリスタみたいに上手くないぞ?」
クリスタ「大丈夫…エレンに教わりたいもん」
エレン「そっか…よし、じゃあ早速………」
-
- 113 : 2015/07/12(日) 20:51:09 :
- 期待
書くの上手いですね……ウラヤマシイ
-
- 114 : 2015/07/13(月) 11:18:58 :
数週間後
2年目中間発表
1位 ミカサ・アッカーマン
2位 ライナー・ブラウン
3位 ベルトルト・フーバー
4位 アニ・レオンハート
5位 ジャン・キルシュタイン
6位 エレン・イェーガー
7位 マルコ・ボット
–––––––––––––––––––––––––––––––
エレン「お…1つ順位上がってる…」
アルミン「マルコを抜かしたんだね…」
ライナー「ミカサは流石だな…もう主席は確定だ」
ジャン「くっそ〜………上が遠いな…それどころか死に急ぎ野郎が追い上げてきてやがる……」
マルコ「僕なんて抜かされちゃったよ……エレンは馬術の成績が良かったんじゃないかな?」
エレン「クリスタに教わった甲斐があったな…」
ベルトルト「コニーは座学があれで8位ってすごいね…」
コニー「天才だからな…」フッ...
-
- 115 : 2015/07/13(月) 11:19:11 :
ジャン「しかし…各科目ごとの成績を見てみると…馬術と座学以外は全部ミカサが1位なんだな…」
エレン「すごいな……女子がこれって……」
ベルトルト「ここまでくると、男女の差なんてないんだろうね…きっと」
ライナー「…それぞれの2位のやつを見た方がいいんだろうな…それが実質1位だ」
エレン「対人格闘は…オレだな…まあ、アニが真面目にやればアニが2位…もしかしたら1位なんだろうけど」
ジャン「立体機動はオレが貰った…やはり立体機動においてオレと対等にやれるのはミカサだけだな」
コニー「ミカサとの差見てみろよ。これで対等にやれてるのか?」
ジャン「……悪い」
-
- 116 : 2015/07/13(月) 11:19:24 :
ベルトルト「斬撃はアニか…ミカサともほぼ互角だよ…斬撃は」
マルコ「連帯性は僕が2位みたいだね…ミカサは無口な部類だと思うけど、訓練だとしっかり周りを見ているし、隙がないよね…」
アルミン「完全無欠だね…」
エレン「だからこそそんなあいつに勝ってるお前はすごいんだぞ?」
ライナー「ああ、確かにな。クリスタとお前だけなんだ…もっと誇っていいと思うな」
アルミン「そ、そうかな……」
-
- 117 : 2015/07/13(月) 11:19:34 :
ライナー「よし…じゃあそろそろ戻るぞ…明日にも響くし…」
ジャン「そうするか…」
ゾロゾロ
クリスタ「え、エレン!」
エレン「ん?」キョロキョロ
クリスタ「こっち…こっちだよ〜…!」フリフリ
エレン「お………どうした?こんな夜に」
-
- 118 : 2015/07/13(月) 11:19:45 :
- クリスタ「ええと…エレンは6位だったよね…中間発表」
エレン「ああ…クリスタのお陰で1つ順位を上げられたよ…ありがとな」
クリスタ「えへへ…でも、順位が上がったのはエレンの努力のお陰だよ」
エレン「そうか…?まあ、そういうことにしておくよ…で、クリスタは何位だったんだ?」
クリスタ「13位。前回から対人格闘の成績が上がったんだ〜…」
エレン「よかったじゃねえか…あともう少しで憲兵団に入れるぞ」
クリスタ「うん………」
エレン「……?まあ、これからも頑張ろうな!」
クリスタ「うん」
-
- 119 : 2015/07/13(月) 11:19:58 :
翌日
ライナー「んっ…みんな、おはよう」
ジャン「おう……今日の訓練を乗り切れば明日は休日だ」
アルミン「ちょっ…雑談してる場合じゃないよ…! 早く天気予想しなきゃ…起きちゃうし…」
エレン「今日の寝相は……この前の雷雨の日と同じじゃないか?」
コニー「まじかよ……今日の訓練って何があったっけ?」
ジャン「午前は座学…午後は…うげっ……兵站行進だ」
エレン「雨の中か…憂鬱だな…」
アルミン「ああ…生きて帰れるだろうか…」
ライナー「落ち着け…アルミン」
-
- 120 : 2015/07/13(月) 11:20:11 :
昼食
エレン「うわ…本当に雨降ってきやがった…」
アルミン「流石はベルトルト……」
ライナー「これはきついな…最悪のコンディションだ」
マルコ「中止にならないかな…」
ジャン「ないな……残念なことに」
-
- 121 : 2015/07/13(月) 11:20:23 :
エレン「そろそろ時間だ…行くぞ」
アルミン「なんか…お腹痛くなってきた……」
ライナー「大丈夫か…?」
アルミン「なんとか……」
ジャン「強くなってきてるぞ……恨むぞベルトルト…」
ベルトルト「……?」
-
- 122 : 2015/07/13(月) 11:20:49 :
ザアアアアアアァァァァァ...
キース「悪天候だが…予定通り兵站行進を行う! 巨人との戦闘は未知なことばかりだ! これしきで動揺しては真っ先に巨人の餌だぞ!」
ジャン「もう…どうにでもなれ…」
エレン「やるしかない…みたいだな…」
コニー「うげぇ…まじかよ…」
ベルトルト「……」ハァ...
-
- 123 : 2015/07/13(月) 11:21:01 :
クリスタ「すごい…雨だね…ゴールできるか不安だよ………」
ユミル「私は前の方の列だから…お前とはお別れだ」
クリスタ「サシャは…?」
サシャ「私も…残念ながら前ですね」
クリスタ「うぅ……」
ユミル「そろそろスタートだ。じゃあな、クリスタ」
クリスタ「うん……」
-
- 124 : 2015/07/13(月) 11:21:13 :
エレン「くそ…なんでオレは一番後ろなんだよ……」
ライナー「後ろで遅れそうな奴らを遅れないようにするためだ……教官にオレらは信用されてるってことだよ…」
エレン「でも、前の方が走りやすいし、気持ちいい……」
ライナー「いつまでも子供のように駄々をこねている場合じゃあないぞ…兵士なんだからな…」
エレン「確かにそうだけどよ……」
ライナー「お喋りはおしまいだ…前の方が走り出した」
-
- 125 : 2015/07/13(月) 11:21:25 :
ザアアアアアアアアアアアアアアアアア....
クリスタ「はぁー…はぁー…はぁー…」ザッザッザッ
クリスタ(重い……雨も強くなってきてるし…足元はぬかるんで…走りにくい………)
クリスタ(もう…だめ…ついていけない……)
エレン「…おい…ダズ! まだ半分くらいだぞ…! 走れ走れ」ザッザッザッ
ダズ「も…う…だめだぁ……」ザッザッザッ
ライナー「このままじゃ開拓地行きだ…貸せ!荷物を持ってやる…!」ザッザッザッ
ダズ「うぅぅぅ……ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」ザッザッザッ
エレン「ここに2人いても無駄か…オレは先に行って列の方を見てくる」ザッザッザッ
ライナー「ああ…任せた。ダズは俺に任せろ…!」ザッザッザッ
-
- 126 : 2015/07/13(月) 11:21:37 :
エレン(なんだ…あの後ろ姿…あれ、クリスタか?)ザッザッザッ
クリスタ「ゼェー…ゼェー…ゼェー…」ザッ...ザッ...ザッ
エレン(かなりきつそうだな……)ザッザッザッ
エレン「クリスタ…! 大丈夫か!?」ザッザッザッ
クリスタ「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ………エレン」ザッザッザッ
クリスタ「…ハァ…私は……ゼェー…大丈夫………ハァ…だよ…」ザッザッザッ
エレン「もう少しだ…頑張れ…本当にきつくなったら…荷物をこっちに渡せ」ザッザッザッ
クリスタ「ハァ…ハァ……ありがとう……ハァ…ハァ…」ザッザッザッ
-
- 127 : 2015/07/13(月) 11:21:49 :
エレン「ほら、ゴールが見えてきたぞ…!」ザッザッザッ
クリスタ「ハァ…ハァ…ハァ…」
エレン「よーし…ゴールだ」
クリスタ「ハァ…ハァ…やった…やっと…終わった…ハァ…ハァ…」
エレン「よく頑張ったよ…ほら、歩けるか?雨で濡れちゃうし…あの屋根の下に行くぞ」
クリスタ「うん、大丈夫…行こうか」
-
- 128 : 2015/07/13(月) 11:22:02 :
ピカッ!
クリスタ「!」ビクゥッ
エレン「…雷か……」
クリスタ「………」ブルブル
エレン「…もしかしてクリスタ…お前雷が苦手なのか…?」
クリスタ「うぅ…恥かしながら……」
ゴロゴロゴロゴロ
クリスタ「!」ギュッ
-
- 129 : 2015/07/13(月) 11:22:17 :
- エレン「!」
エレン「そんな強く握るなよ…大丈夫だよ…雷なんて」
クリスタ「でも…」
エレン「オレがいるから……」
クリスタ「……」
クリスタ「ふふ…確かにエレンがいれば大丈夫な気がしてきたよ…」
エレン「…なら、よかった……お、整列の号令がかかってるし…行くぞ」
クリスタ「うん!」
-
- 130 : 2015/07/14(火) 00:20:56 :
訓練終了後
ミカサ「ねえ、エレン…さっきクリスタと手を繋いでいたけれど…何をしていたの?」
エレン「いや〜…クリスタが雷苦手らしくてな…手握られたってだけたよ」
ミカサ「必要ない…クリスタはもう大人」
エレン「でもな〜……なんかクリスタを見てると放っておけなくてな」
ミカサ「………」
ミカサ(これはいけない方向に進んでいる気がする…)
-
- 131 : 2015/07/14(火) 00:21:09 :
エレン「なんだ?もしかしてミカサも雷が怖いのか?」
ミカサ「…!」コクコク
エレン「いーや…そんなことないか…なんてったってあの腹筋…雷様もへそなんて……うげぇっ!」バキイッ
ミカサ「………」プイ
ジャン「ぎゃはは!エレンのやつ、ミカサに殴られてやがるぜ!ははは!」
アルミン「うわぁ…僕だったら死んでる自信があるよ…」
ライナー「あれは痛いな…南無阿弥陀仏」
ベルトルト「………」
-
- 132 : 2015/07/14(火) 00:21:20 :
医務室
エレン「って〜…まだジンジンするよ…」ジンジン
アルミン「ミカサがエレンに対してあんなことするなんて…一体何をやらかしたのさ…」
ライナー「そうだぞ…あれはオレも受けたことのない未知の領域のパンチだった…」
ベルトルト「ミカサのパンチを受けすぎてもはや評論家みたいになってるね」
エレン「オレはミカサのことを褒めたんだよ…なのにあいつ殴ってきやがった…しかも思いっきり」
ジャン「褒めた…?んなわけないだろ…?」
アルミン「…なんて言ったのさ…」
エレン「普通に腹筋すごいなって…」
アルミン「………」
-
- 133 : 2015/07/14(火) 00:21:31 :
アルミン「ミカサも女の子なんだし…そんなこと言ったら怒っちゃうよね」
ライナー「相手はエレンな訳だしな…」
エレン「え…なんだよ…いけなかったか?」
ベルトルト「いけないよ…頼むからミカサには優しく接してあげてよ…実害はライナーにくるんだから」
ジャン「ほんとライナーには同情するぜ…この前も芋女に肘…食らってただろ?」
-
- 134 : 2015/07/14(火) 00:21:43 :
ライナー「もう慣れたよ…この前はサシャだけじゃなくコニーまでやってきやがった…」
ベルトルト「ユミルにはクリスタの前でホモ野郎とか言われちゃうし…」
アルミン「もうライナーの精神は…」
ライナー「………」
ジャン「荒みきってるんだろうな…」
-
- 135 : 2015/07/14(火) 00:21:55 :
アルミン「まあとにかく、エレン!ミカサには謝っておいてよ?」
エレン「当然だ。家族なんだからな」
ライナー「家族関係あるか…?」
ベルトルト「家族っていえばなんでもいけるっていう風潮が最近あるからね…」
ジャン「なんじゃそりゃ……」
-
- 136 : 2015/07/14(火) 00:22:06 :
夕食
エレン「あ…ミカサ」
ミカサ「………」モグモグ
アルミン(すごい怒ってるよ……)
エレン「さっき悪かったな…お前のこと全く考えてなかった…」
エレン「家族なのにな…」
ライナー(家族関係ないだろ…)
ベルトルト(適当に家族って言ってればなんとか乗り切れるからね…あの二人の関係では)
ジャン(オレも今度ミカサに家族って言ってみようかな…)
ライナー(死ぬぞ)
ベルトルト(うん)
ジャン(…だよな)
-
- 137 : 2015/07/14(火) 00:22:20 :
- ミカサ「……エレンには」
エレン「…?」
ミカサ「エレンにはデリカシーが皆無。私も女の子…少しはそういう所を考えて欲しい…」
エレン「あ、ああ…悪かったよ…」
エレン(腹筋がある女の子ってかっこいいだろ…何が悪いんだよ…)
エレン「家族なのに…その…でりかしーが欠けてたよ…悪かった」
ライナー(また家族か…)
ベルトルト(例の風潮だね…)
ミカサ「分かっているようには見えない…。エレン、今ここで私を褒めてみて…」
エレン「は?」
アルミン「ん?」
ライナー(…???)
ベルトルト(ミカサも狂ったのか……?)
ジャン(ミカサはなんといってもあの綺麗な黒髪、美しい瞳に艶やかな唇…それにあの鼻筋……)
-
- 138 : 2015/07/14(火) 00:22:34 :
エレン「あ、ああ…そうだよな…やっぱり人を褒めることは大切だもんな…」
ミカサ「………」ジ---
エレン(なんだ…なにか失敗したら殺される気がする……こういう時に頼りになるのは…アルミンしかいない…)チラ
アルミン(無理だよ…エレン。今回ばかりは助けられない…)
エレン(あの顔は…無理、なのか…アルミンをもってしても…)ガ-ン
ライナー(エレンのあの顔…最初の姿勢制御の時と同じ顔だ…)
ベルトルト(頼みの綱のアルミンもダメな様子だし…絶望しているんだろう…)
ジャン(つーか…食堂が静かになってないか…?)
ライナー(エレンとミカサの異様な雰囲気を察したんだろうな…おそらく)
-
- 139 : 2015/07/14(火) 00:22:48 :
エレン「え、ええと……」
ミカサ「………」
エレン(ミカサの強いところを褒めればいいのか…?いや…さっきは腹筋を褒めて殴られた…)
エレン(つーことは…強い関係はNG…?な、なら…)
エレン「い、いつも…オレのことを気にかけてくれて…気配りができて…」
エレン(こんな感じか…アルミン?)
アルミン(エレン…成長したんだね……)
エレン(なんだ…あの表情…喜びに浸っている……オレは間違えたのか…?)
エレン「家族として……ほ、誇らしいぞ」
ミカサ「………」
ライナー(これは乗り切っただろ……よかった…オレに被害が及ばなくて…)ホッ
ベルトルト(安心するのはまだ早い…かも)
-
- 140 : 2015/07/14(火) 00:23:03 :
エレン「こ、こんなもんだ……どうだ?」
ミカサ「………」
エレン「………」ゴクリ
ミカサ「なら、単刀直入に聞かせてもらうけれど……」
エレン「…なんだ?」
ミカサ「私とクリスタ…どちらが可愛いと思う……?」
クリスタ「ぶふ––––––ッ!?」ゴホッ ゴホッ
ユミル「何聞いてやがるんだ…あの腹筋女…」
ライナー(…まずい…この切り返しは予想してなかった…今の内に逃げなくては…)ソロ-...
ミカサ「ライナー、あなたにこの後話がある…逃げないで…」
ライナー「! は、はいぃ!」ビシッ
ベルトルト(エレン…!答えを間違えないでくれ…!)
ジャン(クリスタだぞ…クリスタだ…エレン、頼む)
-
- 141 : 2015/07/14(火) 00:23:16 :
エレン「……」
ジャン「……」
ライナー「……」
クリスタ「……」
ミカサ「……」
「……」
エレン「いや、クリスタだろ」
ミカサ「」
––––––––––––––––––––––––––––
––––––––––––––––––––––
––––––––––––––
-
- 142 : 2015/07/14(火) 00:23:28 :
医務室
エレン「なんでだ………オレは何を間違えた…?」ボロボロ
ライナー「……もう、知らん」ボロボロ
ベルトルト「なんで僕まで……」ボロボロ
-
- 143 : 2015/07/14(火) 01:25:17 :
- こっからまた、楽しみですね
期待してます
-
- 144 : 2015/07/14(火) 19:32:23 :
女子寮
クリスタ「…………」
クリスタ「エレンが…ミカサより私の方が可愛いって…」
クリスタ「……」カアアアア
クリスタ「うぅ………」
ユミル「まだ"好き"って言ったわけじゃあないんだぜ……」
クリスタ「わかってるよ…でもさ…あのミカサより可愛いって……」
-
- 145 : 2015/07/14(火) 19:32:35 :
- ユミル「それはあいつらが家族だから…お前に少し補正がかかってるんだよ…」
クリスタ「むぅ…ユミルはどっちの味方なの…?」
ユミル「当然クリスタを応援してるよ…けどな、ここでお前が浮かれたら…」
––––––––––––––––––––––––––––
クリスタ『あ…あの…おはよう……あぅ……』モジモジ
エレン『なに言ってるんだ…?物をはっきりと言えない奴は嫌いだ』
クリスタ『え……!』
エレン『やっぱりミカサが一番だったよ…』
ミカサ『ようやく分かってくれた…さあ、開拓地で子供を……』
クリスタ「」
––––––––––––––––––––––––––––––
ユミル「なんてことがあるかもしれないだろ」
クリスタ「…え、エレンはそんなひどい人じゃ…」
-
- 146 : 2015/07/14(火) 19:33:06 :
- ユミル「お前はまだエレンのことを何も分かっちゃいない!」
クリスタ「ええ!?」
ユミル「エレンもお前のことを何も理解していない…」
クリスタ「た、確かに…」
ユミル「その点私とクリスタならばお互いのことを知り尽くしている…つまりクリスタはエレンではなく私を…そしてエレンはクリスタではなくミカサを……」
バコッ
ユミル「ぐえぇっ……」
-
- 147 : 2015/07/14(火) 19:33:30 :
アニ「全く…今期の訓練兵は変人しかいないのかい…?」
クリスタ「あ、アニ……」
ユミル「いっ……ってぇ〜………この…っ」
アニ「あのバカは放っておいて……私もクリスタを応援するよ…」
クリスタ「……!」パチクリ
アニ「……なに、その意外そうな顔は」
クリスタ「い、いや〜……」
ユミル「オイオイ…まじかよ…あの氷の女のアニさんが恋愛に興味なんか持っちゃってるのか?」ケラケラ
アニ「………」スッ
ユミル「…わかった。落ち着こう。とりあえず格闘術の構えを解け」
-
- 148 : 2015/07/14(火) 19:33:53 :
ユミル「」プスプス
クリスタ「…………」ウワ...
アニ「ふぅ……話を戻すけど…クリスタ、あんた色々と悩んでるだろ…」
クリスタ「……!」
アニ「それを私がどうこうするって訳じゃあないけど……人が悩んでいるのを見ると…助けてあげたくなってね…」
クリスタ「……」
アニ「その悩みを…死に急ぎ野郎が少しでも………なんていうのかな……和らげることができるなら……と思ってね」
クリスタ「………」
ユミル「…だが、ミカサだって悩んでいるはずだぜ…あの死に急ぎ野郎のことで…」
-
- 149 : 2015/07/14(火) 19:34:08 :
アニ「…あんた、話を聞いてなかったのかい…?」
アニ「私が助けたくなるのは"人"さ。あれは猛獣」
クリスタ「………」
ユミル「………」
-
- 150 : 2015/07/15(水) 23:07:13 :
翌日
エレン「おっ…おはようクリスタ」
ユミル「…チッ...」
クリスタ「おはよう、エレン。朝ごはん、一緒に食べない?」
エレン「オレはいいけど……」チラ
クリスタ「……ユミル…」ジィ-
ユミル「うっ……わ、分かった…一緒に食べるよ!これでいいんだろ!?」
クリスタ「えへへ…ありがと、ユミル」
エレン「なら、一緒に食べるか…」
-
- 151 : 2015/07/15(水) 23:07:26 :
ザワザワ
ライナー「……オイ」
アニ「やるじゃあないか…クリスタも」フン
ベルトルト「まさか…一緒に食べることになっているとは……!」
ミカサ「…………」
クリスタ「…………」
ベルトルト「今日の午前中の訓練は対人格闘だ…ライナー」
ライナー「ああ…すまない、故郷には辿り着けそうにない…2人で帰るんだぞ…」トオイメ
ベルトルト「ああ…アニのことはまかせてくれ…!」グッ
アニ「馬鹿らし……」ハァ...
-
- 152 : 2015/07/15(水) 23:07:37 :
アルミン「………」
アルミン(また僕の胃が……うっ……)キリキリ
エレン「ミカサもクリスタも…一緒に食べてるんだから…なんか話さなきゃつまんねーぞ」
クリスタ「…そうだね。そういえば…午前中の対人格闘は…今日も…」
エレン「ああ、任せとけ」
クリスタ「いつもいつもありがとね、エレン」
エレン「おう、気にすんなよ…クリスタには馬術でお世話になってるし」
クリスタ「ふふ、これからもよろしくね」
ミカサ「………」
-
- 153 : 2015/07/15(水) 23:07:48 :
ミカサ「エレン…今度の立体機動訓練…立体機動のことを教えてあげる」
エレン「えぇ……ミカサが教えてくれたことって何度もあるけど…お前が言うことって基礎ばっかりじゃあねえか」
ミカサ「き、基礎ができていなければダメ…逆に言えば基礎を突き詰めていけば上手くなれるということ」
エレン「けどよ…コツとか教えてくれないじゃねえか…感覚のことばっかでよく分からねえし…」
ミカサ「うっ……」
クリスタ「……」
アルミン(うう…胃が……)
-
- 154 : 2015/07/15(水) 23:07:59 :
エレン「そろそろ時間だ…片付けるよ」
サシャ「あっ!アルミン、全然食べてないじゃないですか!もらいますよっ!」パク-
エレン「オイ…それはアルミンのだろ……」
アルミン「エレン…いいんだよ」
アルミン(主に君のせいだけどね!)
エレン「……?」
エレン「無理すんなよ?」
-
- 155 : 2015/07/16(木) 05:28:22 :
- 期待
-
- 156 : 2015/07/17(金) 00:46:50 :
対人格闘訓練
ベルトルト「ライナーァァァァ!」
ヒュウウウウ
エレン「ミカサのやつ…あのライナーをあんなに…」
クリスタ「うわぁ……」
ライナー「」ドサッ
ベルトルト「ライナー!?大丈夫!?」
ライナー「ぐっ…ううっ…」
ベルトルト「ライナー!ダメだ!死んでは…まだ…僕たちは故郷に帰るんだろう!?」
アニ「……」
ライナー「ア……ニ…を…た…の……」
ベルトルト「なんだ!?みんな!ライナーを助けてくれーッ!」
ジャン「おいおい…なんだよあの茶番は…」
アルミン「最近おかしいよね…あの二人」
-
- 157 : 2015/07/17(金) 00:48:59 :
ライナー「べ…ル……アニ………たの…む………」グテ
ベルトルト「ライナー…君の言葉…受け取ったよ……アニは……アニは僕に任せてくれ!」グッ
ライナー「……はは…」ニコッ...
ベルトルト「ううっ……」シクシク
アニ「…何を言ってるんだ…あの2人は……」ハァ...
ユミル「気が狂ったか…?」
ジャン「お…ミカサがあの2人のとこに………」
-
- 158 : 2015/07/17(金) 00:49:19 :
ミカサ「ライナー……」
ベルトルト「み、ミカサ……君はライナーの仇………僕と勝負だ…」
ミカサ「………ライナー」
ベルトルト「…ミカサ!」
ミカサ「ライナー…あなたはまだ死んではダメ…そうでしょ?」ドドドドド
ミカサ「まだ…まだ物足りないから……」ドドドドドド
ライナー「は、はいぃぃ!」ビクッ
ベルトルト「ライナー!」
-
- 159 : 2015/07/17(金) 00:49:34 :
エレン「また…ライナーが吹っ飛ばされてるよ…」
クリスタ「……余所見なんて…ッ」シュッ
エレン「うおっ!?」ヒョイッ
クリスタ「まだまだァッ!」ブンッ
エレン「…大振りすぎる…」スッ
エレン「……ぜーッ!」ガッ
クリスタ「!?」ドサ-----ッ
エレン「ふぅ……不意打ちにはちと焦ったけど……力を入れたときに大振りになって…腕が外を回って来てるからパンチが遅くなって避けられるんだよ」
クリスタ「うー……」
エレン「もっとコンパクトに…この場合のコンパクトっていうのは強く殴るのをやめろっていってるわけじゃあない」
クリスタ「……?」
エレン「最短距離で強く…だ。よし、じゃあコンパクトを意識してもう一度交代してやるぞ!」
クリスタ「おー!」
-
- 160 : 2015/07/17(金) 00:49:50 :
アルミン「あっちは平和だねー……」
マルコ「そうだね……微笑ましい光景だ…」
ジャン「うわ…ベルトルトも餌食になったぞ…」
ギャアアアアアアア....
キース「……OH MY GOD…」ハァ...
-
- 161 : 2015/07/17(金) 00:50:05 :
クリスタ「ふっ…!」スッ
エレン「……っ!」ヒョイ ヒョイ
クリスタ「ハッ!」フッ
エレン「!」バコッ
クリスタ「よし……ハッ!」シュッ シュッ
エレン「…ガード………っ!」スッ
クリスタ「ボディががら空き……っ!」ブンッ
エレン「その……大振りを待ってたぜ……っ!!」ガシッ
クリスタ「あっ……!?」
クリスタ「背負われ…た!?」
エレン「おらっ!」ブンッ
クリスタ「きゃっ!」ドサ--ッ!
-
- 162 : 2015/07/17(金) 00:50:19 :
エレン「よし……」
エレン「大丈夫か…クリスタ?」スッ
クリスタ「あ…手ありがとう。大丈夫だよ」スクッ
クリスタ「……あっ!?」ズテッ
エレン「うわっ!?」ヨロッ
クリスタ「きゃーー!?」ドシ-ン
エレン「うわぁっ!?」ドシ-ン
-
- 163 : 2015/07/17(金) 00:50:35 :
エレン「………」
クリスタ「…………」
エレン「……あっ……」
クリスタ「………あ……」
クリスタ「ご…ごめんなさ…い……うぅ……」カアアア...
エレン「ちょ…謝る前に…オレの上からどいてくれると……恥ずかしい…し…」カアア...
ユミル「オイオイ……死に急ぎ野郎ぅ?そこまで許した覚えは…ねぇなぁ?」ドドドドド
エレン「ゆ、ユミル!?落ち着け…これは不可抗力だ……って…クリスタ?早くどいて…くれよ」
クリスタ「あ……あ……ごめんな…さい……」カァァァ....
ユミル「死に急ぎ野郎…覚悟しろよ–––––––––ッ!?」スッ
エレン「いや…だからこれは不可抗力だ……ッ!?」
-
- 164 : 2015/07/17(金) 00:50:53 :
アルミン「あっちも混沌としてきた……」
マルコ「あれはひどい」
ジャン「オレもミカサに乗っかられたい……」
アルミン「君は多分あっち側の人間だよ……」ライナ- ユビサシ
ジャン「…………」
-
- 165 : 2015/07/18(土) 12:52:21 :
エレン「おう…ライナー、奇遇だな」
ライナー「ああ…今、オレとお前…同じような顔してるよ…」
エレン「……ユミルのやつ………痛てて…」
ライナー「ユミルならまだマシだろ……こっちはミカサだぞ…」
エレン「……よく生きてたな」
ライナー「頑丈なんだ」
-
- 166 : 2015/07/18(土) 12:52:33 :
クリスタ「エレン?ライナー?」
ライナー「…! どうした、クリスタ?」
クリスタ「2人ともひどい怪我だから……特にエレンは私のせいだし……」
エレン「いや、元はと言えばオレがお前のことを背負い投げしたからだよ…」
クリスタ「で、でも………その後……」カアアァァ...
エレン「………//」
ライナー「…な、何が…あったんだ?」
エレン「い、いや…!」アセアセ
クリスタ「なんでもないよ!」アセアセ
ライナー「…………」
-
- 167 : 2015/07/18(土) 12:52:48 :
食堂
アルミン「ライナーは知らない方がいいよ…」
ジャン「まさかなあ……クリスタがあんな……なあ?」
マルコ「もう少しで……それに……ねえ?」
ライナー「な、なにが…オレのクリスタになにが……」
アルミン「……」
ジャン「こいつは……狂ってやがるぜ…ッ!」
-
- 168 : 2015/07/18(土) 12:53:21 :
アルミン「クリスタがエレンを押し倒してキスしそうになった…それだけ」
ジャン「クリスタの方はエレンのことギュッと抱きしめたまま動かなかったんだよ…」
マルコ「こんな事を言ったら酷だけど……クリスタは多分エレンの事が……す」
ライナー「やめろ!!!!」
マルコ「!」ビクッ
-
- 169 : 2015/07/18(土) 12:53:36 :
マルコ「す、すまない……」
ライナー「そんなことは聞きたくない……!あの…あのクリスタが浮気……?」
アルミン「………」
ライナー「なぜだ……オレのどこが……」
ジャン(クリスタとお前は付き合ってねえだろ!)
ライナー「何が悪かった……?」
「……………」
ジャン「な、なぁライn」
ライナー「悪かったよ…お前らには情けないところを見せたな……」シクシク
アルミン(ベルトルトがいなきゃ茶番が成り立たない…)
-
- 170 : 2015/07/18(土) 12:53:49 :
ジャン「な、なあアルミン…ライナーのやつ相当頭の方が……」
アルミン「もうどこまでネタなのか分からなくなってきたね……」
マルコ「……」
-
- 171 : 2015/07/18(土) 18:56:18 :
- 期待
-
- 172 : 2015/08/24(月) 13:37:08 :
- ライナーキチガイだ
ライナーしね
-
- 173 : 2015/08/31(月) 19:09:20 :
- やっぱりおもろい
凄いですね死に急ぎ野郎さんw
-
- 174 : 2015/09/02(水) 02:28:34 :
*翌日*
ミカサ「エレン、おはよう」
エレン「お、おう…」
エレン(昨日はクリスタとのことを考えすぎて寝れなかった…)
ミカサ「クマができてる…。エレン、強い兵士になるためにはしっかりとした休息が必要…ので……」
エレン「あー…分かってるよ。今度からは気をつけるよ」
サシャ「あ!エレン!ミカサ!おはようございます」
エレン「おう、おはよう」
サシャ「早く取りに行きましょう!ご飯が待ってますよ!」
エレン「お、おい!そんな急いだら危ねーぞー…」
エレン「…オレも取りに行くか」スタスタ
ミカサ「ので………ので………」
ジャン「お、ミカサじゃねーか。おはよう」
ミカサ「……ので、あなたは私と一緒に寝るべき…。分かった?」
ジャン「え……あ、ああ」ドキドキ
ミカサ「…………」
-
- 175 : 2015/09/02(水) 02:28:48 :
アルミン「朝から災難だったね……」
エレン「大丈夫か…?」
ジャン「だい……じょ…」
マルコ「じゃないみたいだね…」
ライナー「ジャンもこちら側か……」フッ
ベルトルト「そんな得意げな顔で言われても…」
コニー「しかしミカサの方も本気で殴ってたな……」
アルミン「ほら…エレンとクリスタのこともあったから……」
マルコ「苛立ってるところに…ジャンが……」
ベルトルト「ご愁傷様…ってやつだぜ…」ドオ-z_ン
-
- 176 : 2015/09/02(水) 02:29:00 :
マルコ「そういえば、今日の天気はどうだったの?」
エレン「今日は1日晴れだな」
アルミン「降水確率は10%くらいだね」
コニー「すげぇな…そんなことまで分かるようになったのか…」
ベルトルト「すごいな…エレンとアルミンは。雲の動きとかを見ているのかい……?」
ライナー「まあ、そんなとこだな」
エレン「これからも頼むぜ、ベルトルト」ポン
ベルトルト「……ん?」
-
- 177 : 2015/09/02(水) 02:29:13 :
エレン「そろそろ片付けないと遅刻しちまうな…」
ライナー「そうだな…片付けておくか」スクッ
マルコ「午前中は座学だったっけ…」
コニー「あっ…準備できてねー…」
アルミン「じゃあ、ほら!急がないとだよ!」
コニー「ああ!お先に失礼するぜーーーッ!」
ベルトルト「じゃあ、僕たちも片付けようか」
マルコ「そうだね」
-
- 178 : 2015/09/02(水) 02:29:33 :
エレン「ふぅ〜〜……今日もパンは硬かったなぁ〜〜……」スタスタ
クリスタ「もう……贅沢は言わないの…」
エレン「…!」
エレン「ク…クリスタ……か」
クリスタ「おはよ、エレン」
エレン「お、おう…おはよ…う」
エレン(クリスタのやつ……あんなことがあったのに………。タフな精神持ってるぜ〜〜〜こいつはよぉ〜〜〜ッ!)
エレン(そ、そんなことより……オレの方がキョドっちまってるな……。超ダサいじゃあねーかッ!)
クリスタ「クスクス…どうしたの…?なんか今日のエレン…おかしいよ…?」
エレン「そ、そうかな……はは…」
クリスタ「…顔も赤いし……大丈夫…?」キョトン
エレン「あ、ああ………」
エレン(な、なんだ〜〜〜ッ!?この上目遣いはやべえぜッ!この世の男をイチコロだ……例えるならば…暑い暑い暑い…クッッッッソ…暑い日に兵站訓練で走った後にキンキンに冷えた水が目の前に置いてあるような…ッ!)
クリスタ「エレン…?」
エレン(今ッ!この目の前にいる女を抱きしめたいッ!ああ………)クラクラ
クリスタ「エレン…大丈夫?」
エレン「…っ!」ハッ
クリスタ「やっぱりなんかおかしいよ……?」
エレン「大丈夫だ…心配しなくてもな………」
クリスタ「………」ジ---
-
- 179 : 2015/09/02(水) 02:29:48 :
クリスタ「本当に…?」
エレン「ああ…本当…だよ」
クリスタ「私…私………」ギュッ
エレン「!!?!!????」
エレン(なんだ!?クリスタが…あのクリスタがオレに抱きついてきてるのか……?????)
クリスタ「えれんが……しんじゃったら……グスッ………わたし…いきていけないよ……グスッ」
エレン(泣いてるゥゥゥーーーーッ!??)ズキュウウゥゥゥン
エレン「あ、ああ…大丈夫だよ……オレはクリスタを守る…だから絶対死なないよ……」ナデナデ
クリスタ「グスッ...……ぅん……」
エレン「ほら…次、座学だから…一旦部屋に帰るぞ?」
クリスタ「……ぅん…」
-
- 180 : 2015/09/02(水) 02:30:00 :
クリスタ「また……ね?」
エレン「あ、ああ……」
クリスタ「…」トテトテ
エレン「……」
エレン「……」
エレン「っふぅぅぅぅ〜〜……」
エレン「なんだったんだ…あれは………」
エレン「可愛すぎるだろ…」
-
- 181 : 2015/09/02(水) 02:30:14 :
クリスタ「…」
クリスタ「…」
クリスタ「はぁ〜〜〜……」
クリスタ「恥ずかしかったよぅ………」
クリスタ「昨日ユミルが……
––––––––––––––––––––––––––––––
クリスタ「ほ、本当にそんなのをやるの……?」
ユミル「あたりめーだよ。クリスタがそれをやっちまえば死に急ぎ野郎なんてイチコロだよ」
クリスタ「ほ、ほんと?」アニチラ-
アニ「…」ウンウン
–––––––––––––––––––––––––––
クリスタ「なんて言ってたからやったけど………」
クリスタ「うぅ〜〜〜………」
-
- 182 : 2015/09/23(水) 13:19:57 :
- 今度、アルアニ喧嘩しているss書いてくれますか?お願いします
-
- 183 : 2015/09/28(月) 00:41:19 :
- >>182
やる気が出れば。
-
- 184 : 2015/09/28(月) 01:23:56 :
*男子寮*
アルミン「で……2人きりで話そうって…何かあったの?」
エレン「ああ……ちょっとな……」
アルミン「……もしかして、クリスタの事?」
エレン「……ッ!?」
アルミン「はぁぁァァァ〜〜〜〜〜〜…………」
エレン「ま、まあ、その……俺………」
アルミン「分かってる…分かってるよ……エレン」
アルミン「その先は言わなくていいからさ……」
エレン「それで………」
アルミン「分かってるけど……」
アルミン「エレン!」
-
- 185 : 2015/09/28(月) 01:24:29 :
エレン「どうした…? いきなり大きな声を出して」
アルミン「…正直に言ってくれ」
アルミン「君はミカサをどう思っているんだい?」
エレン「……!」
アルミン「ミカサも君の事が多分……いや絶対に好きなんだ…」
アルミン「いくら鈍感な人間でもミカサからの好意に気付かないはずがないし、君がそんな鈍感な奴だとは思わない」
エレン「そ、それは……」
アルミン「もう一度聞く、君はミカサのことをどう思っているんだい?」
-
- 186 : 2015/09/28(月) 01:24:48 :
- アルミン「今までは君がまだミカサに対してちゃんと応える可能性があったから黙っていたけれど、君はクリスタの魅力に気付いてしまった」
アルミン「今日という今日は僕も黙ってはいられないッ!」
エレン「………」
アルミン「正直言って僕は君を卑怯な奴だと軽蔑したよ……」
アルミン「ミカサからの好意に甘えながらも他の女に手を出していき、挙げ句の果てには好意をくれた女の子は見捨てる…そういうことだろうッ!?」
エレン「…ッ! 違う! 俺は……俺は……」
アルミン「何が違うんだッ! 君は卑怯な奴だッ!」
アルミン「卑怯ではないと言うならッ! けじめをつけろッ! ミカサに、自分の思いを伝えろよ!」
アルミン「今まで……僕は…ミカサのことが……好きだったんだ……!」
エレン「……!」
アルミン「そんな僕の身になってみろッ!」
-
- 187 : 2015/09/28(月) 01:25:12 :
- アルミン「ハァー…ハァー…」
アルミン「君らのことは僕が一番知っている…」
アルミン「子供の頃から僕はミカサのことが好きだった……けれどすぐに気付いたよ」
アルミン「この子は僕なんか眼中にはないってね…」
エレン「……」
アルミン「ならば、親友の君ら2人にくっついてほしかった」
アルミン「けれど、君はミカサの気持ちに甘えているだけだった」
アルミン「何度も何度もくどいようだけど言わせてもらうよ…」
エレン「……………」
アルミン「君はミカサの事をどう思っているんだい?」
エレン「………」
アルミン「熱くなっちゃった……こればかりは他人から答えはもらえないよ…その人の人生だからね」
アルミン「1人で考えた方がいい」スタスタ
エレン「…………ミカサ」
-
- 188 : 2015/09/28(月) 01:25:33 :
エレン(俺は…確かに気付いていた。 ミカサは俺のことが好きだということに)
エレン(けど、見て見ぬ振りをしていた。 卑怯者だ)
エレン(俺は、どっちが好きなんだろうか)
エレン(……………)
エレン「………」
-
- 189 : 2015/09/28(月) 01:26:01 :
- *翌日*
エレン「アルミン、俺さ…」
アルミン「けじめをつけに…行くんだね?」
エレン「ああ」
アルミン「君の決めたことだ…どっちを選ぶかについては言う気もない」
アルミン「GOOD LUCK」
エレン「…ありがとよ…」
-
- 190 : 2015/09/28(月) 01:26:23 :
*倉庫裏*
ヒュウウウウウウウ
エレン「来たか…………」
ザッザッザッ
エレン「…………」
ザッザッザッ
エレン「わざわざこんなところまで悪いな」
エレン「ミカサ」
ミカサ「お待たせ…」
-
- 191 : 2015/10/16(金) 22:01:19 :
- まだか
-
- 192 : 2016/02/13(土) 01:08:07 :
エレン「ええと………ちょっと昔話でもしないか?」
ミカサ「昔話…?」
エレン「ああ………」
ミカサ「………どうぞ」
エレン「んじゃー……まずは出会った時の話からしないか?」
ミカサ「………」コクリ
-
- 193 : 2016/02/13(土) 01:08:29 :
エレン「まぁー………色々あって最初にオレの家に来た時で印象的なこととか覚えてるか?」
ミカサ「………おばさんも、おじさんも……もちろん、エレンも……」
ミカサ「凄く優しかった………というのが特に印象的」
エレン「確かに……母さんなんかは特に、お前には優しかったよな」
ミカサ「嬉しかった………」
ミカサ「………自分の家族のように、みんなが接してくれて…」
ミカサ「……エレンは、私が家に来てから何か思ったこととかあった………?」
-
- 194 : 2016/02/13(土) 01:08:50 :
エレン「………やっぱり、女のお前に何をやっても勝てなかったし、それが悔しかったな」
ミカサ「…………」
エレン「けどな、それまで友達と言えるやつはアルミン1人だけだったオレからしたら、お前が来てくれてからの生活は本当に楽しかったよ」
ミカサ「………」
エレン「ありがとな……」
-
- 195 : 2016/02/13(土) 01:09:18 :
エレン「……開拓地に行ってからも、相変わらず3人だったな」
ミカサ「私たちはいつでも一緒。何があっても、心で繋がっている」
エレン「………そうだな」
ミカサ「エレンとアルミンがいたから、私はここまで頑張れた」
ミカサ「特にエレンがいなかったら………」
ミカサ「………エレンは私の命の恩人」
エレン「…………」
ミカサ「…………」
-
- 196 : 2016/02/13(土) 01:09:38 :
ミカサ「だから………」
エレン「………」
ミカサ「………エレン」
エレン「あ、ああ…」
ミカサ「………」スゥ-...
エレン「………」ゴクリ
ミカサ「あなたに助けてもらった時から」
エレン「…………」
ミカサ「私は、あなたのことが好き。 勿論、家族や仲間としての好きではなく」
ミカサ「異性を思う、純粋な恋愛として、好き」
ミカサ「私と、付き合ってください……!」
-
- 197 : 2016/02/13(土) 01:09:57 :
オレは逃げ続けてきた。
ミカサとの関係が拗れるのを恐れていたのかもしれない。
けど、オレよりも遥かに強い奴だが、女のミカサが腹を括ってこうやって思いを告白してきた。
こんなんじゃ、巨人を駆逐なんて、できっこねえよな、
なあ、アルミン––––––––
-
- 198 : 2016/02/13(土) 01:10:22 :
ミカサ「……………」
エレン「…………」フゥ-...
ミカサ「…………」
エレン「悪い……お前の気持ちは受けられない」
ミカサ「…………」
エレン「お前は大切な"家族"だ」
エレン「だからこそ、恋愛の対象にはならないんだ」
ミカサ「………」
エレン「その思いは本当に嬉しかった…」
エレン「ありがとう」
ミカサ「………」
-
- 199 : 2016/02/13(土) 01:10:44 :
ミカサ「私は…そう言われることに薄々、気付いていた」
ミカサ「だからこそ、私は今までこの思いは言わなかったのだけれど…」
ミカサ「けじめをつけられて、よかったと思ってる」
エレン「………」
ミカサ「そして、私はエレン、あなたがクリスタの事を気になっているのも気付いている」
エレン「………」
ミカサ「応援する………から」
エレン「……ああ、ありがとな」ギュッ
ミカサ「………………ふふ」
エレン「………?」
ミカサ「エレンはどんな時でも温かい」
エレン「…………」
ミカサ「さ………行ってらっしゃい」
エレン「………ああ」
エレン「オレも、けじめをつけてくるよ」
-
- 200 : 2016/02/13(土) 01:11:03 :
ミカサ「…………」
ミカサ「………ふぅ」
ミカサ「アルミン、見ているんでしょう?」
アルミン「………」
アルミン「うん………」
ミカサ「…………」
ミカサ「…………ック」
ミカサ「………うぅ………」
アルミン「ミカサはよく頑張ったよ………エレンの前では耐えて…」
ミカサ「うぅ………ぅわあぁぁあぁん………」グスッ
アルミン「………よしよし」ナデナデ
-
- 201 : 2016/02/13(土) 01:11:28 :
–––––––––––––––
クリスタ「え…と………」
エレン「悪かったな、こんな時間に呼び出しちまって」
エレン「眠いか…?」
クリスタ「もぉ〜〜……子供扱いしないでよ〜ッ」プク-
エレン「ははっ……冗談だよ」
クリスタ「むー……」
-
- 202 : 2016/02/13(土) 01:11:47 :
クリスタ「………それで?」
クリスタ「こんな遅い時間に呼び出したってことは、何かあるんでしょう?」
エレン「ん、ああ」
クリスタ「聞くよ、どんなことでも」
エレン「ありがとな………」
クリスタ「なんだか今日は口数が少ないけど、何かあったの…?」
エレン「ふー………」
クリスタ「………?」
エレン「あれこれ考えるのは…性に合わねぇな」
クリスタ「………?」
エレン「……単刀直入に言うぞ」
クリスタ「え………うん」キョトン
-
- 203 : 2016/02/13(土) 01:12:07 :
エレン「クリスタ、オレはお前が好きだ」
クリスタ「…………」ポカ-ン
エレン「オレと付き合ってください」
クリスタ「…………」ポカ-ン
クリスタ「………いや、いや、えっ!?」
クリスタ「えっ………ふえぇ!?」
エレン「お、おい? どうしたんだよ、いきなり?」
クリスタ「えっ………だって…いきなり、告白されるなんて………」
クリスタ「えええぇぇえぇ!?」カアアアァァァ
エレン「お…おい! 大きな声出すと罰則食らうから、トーンを落とせ」
クリスタ「あ……ごめん」
エレン「そこはやけに冷静だな」
-
- 204 : 2016/02/13(土) 01:12:46 :
クリスタ「そ…そんなことより!」
エレン「なんだよ……?」
クリスタ「そ…その………す……好き……って本当………なの…?」
エレン「ああ、本当だ」
エレン「もう覚悟は決まってる」
エレン「オレはお前を守り通す。 そのためにも何が何でも生き延びるッ!」
クリスタ「…………」ウルッ
-
- 205 : 2016/02/13(土) 01:13:09 :
エレン「えっ………?」
クリスタ「…………」ウルウル
エレン「な…なんで泣いてるんだ? そ…そんなに嫌だったか?」
クリスタ「………」フルフル
エレン「えっ…じゃあ、なんだ? 何か思い出したのか…!?」
エレン「昔よ何か嫌なことでも思い出したか…!?」
クリスタ「…………」フルフル
エレン「ち…違うのか?」
クリスタ「………ぃの」
エレン「え? なんだって?」
クリスタ「……うれしいのっ!!」
-
- 206 : 2016/02/13(土) 01:13:28 :
エレン「…………」
クリスタ「好きな人と………両想いだったっていう………ことが…すごく嬉しいのっ」
エレン「……じ、じゃあ………」
クリスタ「うん………。これから、よろしくね」ニコッ
エレン「………っ」
エレン「ああ!」
-
- 207 : 2016/02/13(土) 01:13:45 :
––––––––––––––––
ザアアアァァァァアアアアァァ
都市の外れにひっそりと佇む墓石群。
調査兵団員の墓である。
大量の墓石達は雨にあてられ、水滴が伝っていた。
毎日、毎日、多くの人々がここを訪れる。
感謝 後悔 無念 愛しさ 切なさ 罪悪感
人々は各々の感情を胸に秘め、墓石の前で手を合わせ、彼らに伝え、去っていく。
また、1人、この墓石群にやってきた。
彼女は、その墓石群の中央。一段と大きな墓石の前に立つ。
–––––人類の英雄の墓石。
エレン・イェーガーの墓石である。
「…………」
彼女もまた、墓石の前で手を合わせ、目を瞑る。
数秒の沈黙の後、目をゆっくりと開き、小さな声で呟いた。
「––––––ありがとう」
-
- 208 : 2016/02/13(土) 01:14:02 :
ヒストリアが呟いたその時、後方から無邪気な女の子の声が聞こえ、更に、男の声も聞こえてくる。
「まま〜!」
「ヒストリア女王様、お1人での行動はお危険ですのでおやめくださいッ!」
ヒストリアは男の話は聞き流し、説教に入る前に小さな女の子を抱き上げ、話しかけた。
「お父さんの、お墓参りよ〜?」
「おとーさん……?」
「そっ! お父さんはね、この国のみんなを守るために戦ってたんだ」
「へ〜……」
「フフ………さ、帰りましょっか……カルラ」
「うん!」
-
- 209 : 2016/02/13(土) 01:15:00 :
- おわり
-
- 210 : 2017/03/23(木) 16:18:49 :
- 面白すぎた
-
- 211 : 2020/10/10(土) 21:55:00 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
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害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
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害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
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害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
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害悪ユーザー筋力
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害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
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害悪ユーザー空山
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【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
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- 212 : 2020/10/26(月) 23:06:51 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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- 213 : 2022/05/07(土) 19:25:12 :
- エレン「お前巨人か?」
アニ「はいっ!////////」
エレン「死んじゃえよ」ザクッ
アニ「.......」
エレン「害虫を駆除した.......」
エレン「えろまんが見よっーと!」
アニ「2000年後の君へ」
素晴らしいss
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