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ジャンの初恋
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- 1 : 2015/06/09(火) 19:30:39 :
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俺には好きな人がいる
多分みんな知っているだろう……
そう、俺の好きな人は ミカサ
これは俺の初恋の話。
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- 2 : 2015/06/09(火) 19:36:02 :
- 俺はミカサの綺麗な黒髪に惹かれた
風に揺られて動くサラサラの黒髪
好きなのは髪だけじゃあない
あの、女性らしい垂れた目。ぷっくりとした血色の良い唇……
一目見たとき…「この人だ」そう思った。
俺は今とてつもなく緊張している。だって
その彼女が〝隣にいるから〟だ
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- 3 : 2015/06/09(火) 20:19:31 :
- その理由はと言うと……
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クリスタ「えっへん!皆さん!!」
クリスタ「お知らせが…ありまぁす!!」
ザワ…ザワザワ
クリスタ「私と、アルミンは……お付き合いさせていただく事になりました!!」
>エー!!マジ!?
>メガミガ!?
クリスタ「…と言う事を伝えたかったの…で」
アルミン「も、もう!クリスタ今言わなくても」アセアセ
クリスタ「え〜いいでしょ?」上目遣い
アルミン「うっ……クリスタの好きにしな」ニコッ
アニ「エレン」チョイチョイ
エレン「ん?なんだ」
アニ(コソコソゴニョゴニョ)
エレン「お、お前が言えよ///」
アニ「………」シュン
エレン「だあー!!わかったよ」ガタンッ
エレン「えー…俺も!!」
>ナンダナンダ
>ミカサトヤットツキアッタノカ??
エレン「アニと…っ…付き合うことになった」
>エー!!!
>アニト!?!?
>ミカサジャネーノカ!?
アルミン「おめでとう!エレン」
エレン「おう!ありがとなアルミン」
ミカサ「お、…おめでとう……エレン」
アルミン(あーこりゃ知らなかったパティーンだな)
エレン「ありがとな!ミカサ」
ミカサ(アニと……そう…エレンにも大切な人が出来たんだ……)ウルウル
アルミン「ジャン!」
ジャン「あぁ?」
アルミン( ミ カ サ の そ ば に 行 く チャ ン ス )口ぱく
ジャン「…みかさ…そば…ちゃん…す…?」チラッ
ミカサ(………)シュン
ジャン「 さ ん きゅ ー あ る み ん 」タッタッ
ミカサ(ブツブツブツ)
ジャン「ミカサ〜」トントン
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- 4 : 2015/06/09(火) 22:54:42 :
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ミカサ「ぇれ……ぁ…に…つきあ…ぅ」ブツブツブツ
ジャン「ミカサ?大丈夫か?」ズイッ
ミカサ「わわっ!ジャン」
ジャン「驚かせてしまったか?」
ミカサ「いえ……大丈夫」ウルッ
ジャン(ミカサ泣きそうジャン)
ジャン「 ア ル ミ ン ヘ ル プ 」口ぱく
アルミン「ははっ!クリスタもなんだ!」
クリスタ「もぅアルミンったら!」
ジャン「はぁ……お?もう一人いるじゃないか」
ジャン「 マ ル コ 〜 」口ぱく
マルコ(ゾワッ)チラッ
マルコ(ジャン??とミカサ?!)
ジャン「 ど う し た ら い い ?」口ぱく
マルコ(どうする??…あ、助けてって事だね)
マルコ「 そ と 」口ぱく
ジャン「……音?」
マルコ(違う違う!!あぁ、「そ」と「お」が似ているのか……これは使いたく無かったけど、)
ジャン(お?なんか秘策でもあるのか??)
マルコ「ふぅ……」ブンブン!←ジェスチャーの音
窓指さし
↓
窓開ける仕草
↓
走る仕草
マルコ(伝わったよね?)
ジャン「……………あ!外に行けってか!」
ミカサ「……エレン…アニ……彼女」
ジャン「み、ミカサ外行かねーか?」
ミカサ「私はいい」
ジャン「来ないと駄目だ」ガシッ
ミカサ「え?」
ジャン「いくぞ…」スタスタ
ミカサ「あ…っ…」
ちょいと強引過ぎたか?
けどよ、ミカサの目には今にもこぼれ落ちそうな量の涙があったんだぜ?
今、食堂で泣いたら…うん、色々と面倒な事になりそうだからな…ミカサには悪い事したよ…
すまないな……ミカサ許してくれ
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- 5 : 2015/06/09(火) 23:20:00 :
- 期待です♪
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- 6 : 2015/06/09(火) 23:22:20 :
- >>5ありがとうございます!!!!(´;ω;`)
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- 7 : 2015/06/09(火) 23:48:39 :
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それから俺は少し強引に手を引きながら外に出た……
ジャン「すまないミカサ」
ミカサ「謝るくらいならしないで欲しい」
ジャン「あ、はは…そうだよ…な」
ミカサ「外に来た理由はなに?」
ジャン「それは、ミカ……そ、外の空気が吸いたくなってな…ははっ」
ミカサ「なぜ私を連れてきたの?」
ジャン「それは…!」
ミカサ「遠慮せず言って」
ジャン「ミカサが…泣きそう……だったから」
ミカサ「………」
ジャン「いや、ほんとにすまない」
ミカサ「……いえ」
ジャン「……」
ミカサ「……」
ジャン「ミカサは死に急g…エレンがアニの事好きって知ってたのか?」
ミカサ「知らなかった」
ジャン「……はぁ何でミカサを選ばないんだよ」
ミカサ「エレンは……私の事は…っ……家族としか考えていない」
ジャン「あいつも困ったもんだな」
ミカサ「けど…っ……告白して……OKされたからよかった」
ミカサ「……良かった…よかっ……った」
ジャン「それ、本当に思ってるのか?」
ミカサ「ジャンは私が嘘付いてると思っているの?」
ジャン「どうも本当に思っているとは思えなくてな…」フッ
ミカサ「馬鹿にしているの?」
ジャン「してねーよ」
ミカサ「…っ…では……………」
ミカサ「…どうして泣いているの?」
ジャン「ミカサもだろ?」
ミカサ「言わないで……ほしかった…っ」
ジャン「………」ツーー
ミカサ「言ったら余計に悲しくなる」ボロボロ
ジャン「…たまにはさ、思いっきり泣くのも良いと思うぞ……」
ミカサ「……ぅ…っ…」
ジャン「あーーこんな時アルミンやマルコは何て言うんだろうな」
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- 8 : 2015/06/09(火) 23:50:02 :
- 期待!!
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- 9 : 2015/06/09(火) 23:51:22 :
- >>8嬉しい!!まじっで!嬉しいっす!
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- 10 : 2015/06/09(火) 23:59:39 :
ミカサ「…人と比べなくていい……ジャンにはジャンの良さがある」
ジャン「……ミカサ」
ミカサ「え゙?」
ジャン「俺の親父が言ってたんだが……失恋に一番効くのは泣く事だってよ」
ミカサ「失恋じゃ……!」
ジャン「失恋じゃなくても!!」
ミカサ(ビクッッ)
ジャン「辛い時には泣く。そうしないと生きていけないぞ」
ミカサ「辛い……とき…には…っっ…」
ジャン「あぁ……だから今は泣くんだ」
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- 11 : 2015/06/10(水) 00:00:35 :
- >>9
はいっ!良かったですっ!頑張ってください!
そして期待ですっ!
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- 12 : 2015/06/10(水) 00:10:14 :
- >>11
お気に入り登録していただいたのですか?!?!ほんっっっっとうに嬉しいです
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- 13 : 2015/06/10(水) 00:29:47 :
ミカサ「……っ…っうぅ」ポロポロ
ジャン「…遠慮すんなよ」ポンポン
ミカサ「わたしはっ…ヒグッ……わたし…っ……グス……好きだったのに!…」
ミカサ「ぁ…ぅ…う…くっ…っうぅ…」
ジャン「………」ポンポン
ミカサ「え゙…れん!…えれ……うわぁぁっ…っうぐっ………あぁぁ……ぐっ……ぁ…」
その後ミカサは30程泣き続きた体中の水分が無くなるんじゃないか?ってほどにな
俺の服はミカサの涙でグジョグジョだ
まぁこれでミカサもスッキリしただろ
ミカサ「あの、服洗う……」
ジャン「これくらい大丈夫さ、」
ミカサ「……でもっ!」
ジャン「じゃあひとつ約束!」
ミカサ「…なに?」
ジャン「辛い時には泣く事。いいな?」
ミカサ「…わかった。では、その時はジャンを呼ぶ」
ジャン「!!!」
ミカサ「迷惑…だった…?」
ジャン「迷惑な訳ねーだろ!嬉しいよ」
ミカサ「良かった……ジャン本当にありがとう」
ジャン「これくらい……」
ミカサ「…ジャンはとても優しい人」
ミカサ「いつもエレンに喧嘩を仕掛けるのはエレンが私に素っ気ない態度を取るからでしょ?」
ジャン「…気づいてたのか」
ミカサ「……ありがとう…ジャン」
ジャン「どう致しまして」
ミカサ「約束…必ず守る」
ミカサジャン「「辛い時には泣く事。」」
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- 14 : 2015/06/10(水) 00:30:49 :
- あれ?終わり方変だ……(-人-)ごめんよおぉ
けど、一応 ー完ー
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- 15 : 2015/06/10(水) 07:40:26 :
- ちょいと続いて本当の完結します!
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- 16 : 2015/06/10(水) 07:46:25 :
- どうだ?これが俺の初恋の話。
あー今思えばもっと早くに連れ出しとけば良かったなー
けどあの時本当にマルコには助けられたぜ
「外に行く」っていう考えは無かったな
はぁ……後でこの事をマルコとアルミンに話したらよ………「ジャンはいい人だね」って言われたよ
いい人…か俺には合わねー言葉だな
俺の初恋の話はこれでおしまいだ。。
ー完ー
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- 17 : 2015/06/10(水) 17:33:06 :
- すごく良かったです。 お疲れ様でした
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- 18 : 2015/06/10(水) 17:55:09 :
- 面白かったですっ!
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- 20 : 2015/09/03(木) 21:59:38 :
- 続編書いてください!!!!!!!!
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