このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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アナと雪の女王(短編) 『本当の私』
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- 1 : 2015/06/08(月) 17:53:39 :
- 以下のことに注意してください。
*悪口、荒らしはやめてください。
よろしくお願いします。
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- 2 : 2015/06/08(月) 18:08:52 :
- ~エルサの部屋~
エルサ「着替えをいれて…」スッ
エルサ「よし!準備完了!」
コンコン
エルサ「はい。」
『エルサ女王。お時間です。』
エルサ「分かったわ。すぐ行く。」ガチャ
執事A「お荷物お持ちします。」
エルサ「ありがとう。」スッ
執事A「船着き場までご案内します。」スタスタ
エルサ「」スタスタ
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- 3 : 2015/06/08(月) 18:22:11 :
- ~船着き場~
アナ「」ソワソワ
メルラ「ソワソワしすぎ。」
エル「お!来たぞ!」
アナ「エルサ~!」テヲフル
エルサ「アナ!」テヲフル
アナ「エルサ…どうしても行くの?」
エルサ「えぇ、もちろんよ。」
アナ「…そう…」シュン
エルサ「私も寂しいわよ。でも、大事な仕事なの。」
エル「そうだよ、アナ。これからエルサはアルビオン王国の女王と一緒に会食しにいくんだからな。」
メルラ「あんたのところの女王なんて、そこら辺の女王と変わらないんでしょ。」
エル「メルラ!言い過ぎだぞ!」ギロッ
メルラ「あら、ごめんなさいね。」
エルサ「…ともかく、国の未来がかかっているのよ。」
アナ「…」
エルサ「1日だけだから。ねっ?」
アナ「…気をつけて行ってきてね。」
エルサ「…うん!行ってくるね。」
エル「楽しんでこいよ。」
メルラ「食べ過ぎて、お腹壊さないようにね。」
エルサ「あら、私がそんなに食いしん坊だと思う?」
メルラ「…いいえ。全然想像がつかないわ。」
アナ「でも、以外とそうだったりして。」
エルサ「アナ!」
エル「ハハハ…」クスクス
アナ「フフフ…」クスクス
メルラ「フフフ…」クスクス
エルサ「フフフ…」クスクス
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- 4 : 2015/06/08(月) 18:33:42 :
- 執事A「エルサ女王。そろそろ…」
エルサ「分かったわ。じゃぁ、行ってくるね。」
アナ「うん…」
エルサ「1日で帰ってくるから。」
アナ「本当?」
エルサ「えぇ。」
アナ「エルサ!」ギュッ
エルサ「アナ…」ギュー
アナ「…いってらっしゃい。」ニコッ
エルサ「…うん!」ニコッ
エル「微笑ましい光景だね。」
メルラ「ほんとね。」
…今、思うと…あの時会食を断っていれば、あんなことにはならなかったかもしれない…
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- 5 : 2015/06/08(月) 18:42:23 :
- 船 ザァァァァ
メルラ「…行っちゃったわね。」
アナ「エルサ…」
エル「そう悲しい顔をするな。たったの1日じゃないか。」
アナ「…そうよね。」
メルラ「ねぇ!これから皆で一緒にフランゲンドルファーを食べに行こうよ!」
アナ「賛成!ちょうどお腹空いてたところだし。」
エル「じゃ、決まりだな。」
メルラ「レッツゴー!」タッ
アナ「ゴー!」タッ
エル「おーい!待ってくれ~!」タッ
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- 6 : 2015/06/08(月) 19:31:50 :
- ~ケーキ屋 『フロリアン』~
アナ「着いた!」
エル「走るの早いよ…」ハァハァ
メルラ「さっそく中へ…」カランカラン
フロリアン「いらっしゃいませ。」ペコリ
アナ「フランゲンドルファー3つお願い出来るかしら?」
フロリアン「もちろんですとも…おい。」
店員A「はい。」
フロリアン「テーブルと椅子を持ってこい。」
店員A「分かりました!」タッ
エル「あなたは?」
フロリアン「おっとそちらのお客様ははじめてでしたね…申し遅れました私、ここのお店のオーナーをつとめているフロリアンと申します。よろしくお願いします。」スッ
エル「エル王子です。」スッ
フロリアン「やや!王子様でしたか…私のフランゲンドルファーは絶品ですので、御満足いただけると思います。」
エル「そ、そうですか…」
店員A「どうぞお座り下さい。」スッ
アナ「ありがとう。」スワル
メルラ「どうも。」スワル
エル「あぁ、ありがとう。」スワル
フロリアン「フランゲンドルファーが来るまでしばらくおくつろぎを。では…」スタスタ
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- 7 : 2015/06/08(月) 21:13:43 :
- エル「礼儀正しい人だね。」
アナ「固すぎるほどね。」
エル「メルラは以前ここに来たことはあるのか?」
メルラ「えぇ。アナと一緒にね。」
エル「へぇ~…」
カラカラカラカラ
エル「お、来たみたいだな。」
店員A「」コトッ
店員B「」コトッ
店員C「」コトッ
フロリアン「お待たせしました。フランゲンドルファーでございます!」パチンッ
店員A・B・C『』バッ
エル「!!おぉ~」
メルラ「美味しそう!」
アナ「いっただきま~す!」パクッ
エル「」パクッ
メルラ「」パクッ
アナ「んんん…おいっしい!」
メルラ「やっぱいつ食べても美味しいわね!」パクパク
エル「美味しいね。」パクパク
~10分後~
アナ「うぷっ…」
フロリアン「いかがでしたか?」
エル「満足…」ゲプ
メルラ「もう食べれない…」ウプッ
フロリアン「ありがとうございます。今日は創立100周年記念なので、特別にお代の方は結構です。」
エル「え!?いいんですか?」
フロリアン「えぇ。」
メルラ「へぇ…100年も経ってるんだぁ…すご。」
アナ「次どこに行く?」
メルラ「アクセサリーのお店に行こうよ。」
アナ「いいね!行こう!」ガタッ
エル「俺はお城に戻るよ。やることがあるんだ。」ガタッ
アナ「あ、そう。行こうメルラ。」スタスタ
メルラ「ごちそうさまでした~とっ。」スタスタ
カランカランバタン
エル「…さっきの話…本当ですか?」
フロリアン「…実を言いますとね、あれは嘘なんです。」
エル「なぜ嘘をついたんですか?」
フロリアン「ある人からフランゲンドルファー三人分の料金をいただきましてね。その人が『これから来るアナ王女とメルラには内緒にしてくれ。』と言われたんですよ。」
エル「…誰に?」
フロリアン「それは言えません。言うのを禁止されているので。」
エル「…分かった。ごちそうさま、フランゲンドルファー美味しかったよ。」スタスタ
フロリアン「またのお越しを。」ペコリ
カランカランバタン
フロリアン「…」
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- 8 : 2015/06/08(月) 21:47:49 :
- ~街中~
ワイワイガヤガヤ
アナ「え~と…たしかこの辺りに…」スタスタ
メルラ「そういえば、クリストフは?」
アナ「ルークとオラフと一緒に運河の方へお出かけ。」スタスタ
メルラ「そうなんだ。」スタスタ
アナ「あ!ここだ!」
アクセサリーショップ 『エリス』
メルラ「へ~…」
アナ「」ガチャ
カランカラン
???「いらっしゃい。」
メルラ「へー…ものすごい数のアクセサリー…」
???「指輪にペンダント、ネックレス…何でも揃ってるよ。」
アナ「あの~あなたは?」
???「あぁ、すまんね。私はエリス。オーナーさ。」
メルラ「私に似合うアクセサリーってないですか?」
エリス「そうだね…お前さんには…」スッ
メルラ「これは…炎?」
エリス「そう。キラキラしていてきれいだろ。」
メルラ「これいいわね。買った!」
エリス「まいどあり~」
アナ「あの…エリスさん。」
エリス「何だね。」
アナ「この指輪は何ですか?」
メルラ「不思議な形をしてるわね。」
エリス「あぁ…それはね…『未来指輪』というんだよ。」
アナ・メルラ『未来指輪?』
エリス「そう。その指輪をはめるとな、色が変わってその人の未来がいいかどうかを占う指輪なじゃよ。」
アナ「へー!面白そう。」
エリス「つけてみるか?」
アナ「えぇ!」
エリス「ほれ。」スッ
アナ「あ!色が変わってきてる!」
メルラ「凄いわね!」
エリス「どれどれお前さんの未来は…ん!?」
アナ「どうかしたの?」
エリス「これは…」
メルラ「なによ。勿体ぶらないで早く教えてよ。」
エリス「指輪をよく見てみろ。」
アナ「え?…うわっ!なにこれ!?」
メルラ「真っ黒ね…」
エリス「色が黒いということは、近々お前さんの未来に何か良くないことが起きるはずじゃ。」
アナ「え!?」
メルラ「でも、何かの間違いで色が黒くなることも…」
エリス「ない。この指輪はな…100%当たるんじゃよ。」
アナ「うそ…」
エリス「まぁ、せいぜい気を付けることじゃな。フェッフェッフェッフェッ…」
-
- 9 : 2015/06/08(月) 21:52:16 :
- カランカラン
アナ「…」
メルラ「気にすることないわよ。所詮、占いよ。」
アナ「でも、100%当たるって…」
メルラ「大袈裟に言っただけなんじゃないの?」
アナ「…そうよね…」
メルラ「お城に帰ろう。」スタスタ
アナ「うん。」スタスタ
-
- 10 : 2015/06/08(月) 22:02:32 :
- ~アナの部屋~
アナ「ふぅ…疲れた。」バフッ
メルラ「フランゲンドルファー美味しかったね。」
アナ「そうね…」
メルラ「…エルサがいなくて寂しい?」
アナ「もちろん。」
メルラ「まぁ、そりゃそうよね…」
アナ「でも、仕事だから仕方ないよね…」
メルラ「いつまでも一緒ってわけにもいかないしね…」
アナ「…エルサ…結婚するのかな?」
メルラ「…誰と?」
アナ「エルと。」
メルラ「う~ん…微妙ね…」
アナ「そう…」
メルラ「あ、トイレ。」スタスタ
ガチャバタン
アナ「…エルサ…」
-
- 11 : 2015/06/08(月) 22:08:32 :
- ~廊下~
メルラ「ふぅ…スッキリした。」スタスタ
メルラ「エルサとあいつが結婚か…想像がつかないわね…」スタスタ
ポンポン
メルラ「なに…!!」
仮面の人「」ザグッ
メルラ「…え…」ガクッ
ドサッ
メルラ「」
仮面の人「…」スタスタ
-
- 12 : 2015/06/08(月) 22:15:20 :
- ~エルの部屋~
エル「う~ん…」ウデヲクム
机上 『エルのプロポーズ大作戦!』
エル「どうやってプロポーズしようか…」
エル「普通にいうか…いや、それじゃぁロマンチックじゃないしな…」
エル「港でいうか…いや、俺なんかには似合わないな…」
コンコン
エル「!!はーい。ちょっと待っててくださいね。」ガサガサ
ガチャ
エル「なんでしょ…!!」
仮面の人「」ザグッ
エル「…は?…」ガクッ
ドサッ
エル「」
仮面の人「…」スタスタ
-
- 13 : 2015/06/08(月) 22:23:04 :
- ~アナの部屋~
アナ「(エルサがエルと結婚するとして…)」
アナ「(当然、エルサはエルと関わることが多くなる…)」
アナ「(そうなると…私に構ってる暇はなくなわね…)」
アナ「(ということは…エルサは私よりも…)」
アナ「(あぁ!もう!考えるのやーめた!)」バッ
アナ「…キッチンでジュース飲もうっと。」スタスタ
-
- 14 : 2015/06/08(月) 22:42:43 :
- ~廊下~
アナ「(考えすぎよね…)」スタスタ
ポンポン
アナ「なに…!!」
仮面の人「…」
アナ「だ、だれ!?」
仮面の人「」スッ
アナ「!!や、やめて…」サァァァ
仮面の人「」ブンッ
アナ「いや!」タッ
仮面の人「…」タッ
-
- 15 : 2015/06/08(月) 22:52:39 :
- アナ「はぁはぁ…」タッタッタッ
仮面の人「」タッタッタッ
アナ「(たしか…ここら辺に納屋が…)」タッタッタッ
アナ「(あった!)」ガチャ
バタン
アナ「鍵かけて…」カチャカチャ
アナ「…ふう…」ホッ
アナ「!!え…」
アナが見たものそれは…横たわるクリストフとルークの『死体』だった。その近くには細長い枝の棒とニンジンがあった…
アナ「うそ…」ウルウル
アナ「クリストフ…ルーク…オラフ…」ウルウル
ドガァ!!
アナ「!!きゃっ」ドガッ
仮面の人「…」スタスタ
アナ「や、やめて…」アトズサル
仮面の人「」スッ
アナ「ひぃ!」ビクッ
仮面の人「…大丈夫?」
アナ「!?え…」
仮面の人「」ブンッ
ザクッ
-
- 16 : 2015/06/08(月) 22:59:14 :
- ~翌朝~
船 ザァァァァ
コトッ
執事A「お帰りなさいませ。エルサ女王。」
エルサ「ただいま。」コッコッコッ
執事A「荷物お持ちしましょう。」スッ
エルサ「ありがとう。」スッ
執事A「ご案内します。」
エルサ「アナは元気にしているかしら?」
執事A「…」スタスタ
エルサ「?」スタスタ
ザワザワザワザワ
エルサ「何かしら?」
執事A「いってみましょうか。」スタスタ
エルサ「そうね。」スタスタ
-
- 17 : 2015/06/08(月) 23:08:04 :
- ~広場~
ザワザワザワザワ
エルサ「なにが…!!」
広場の中心に、アナ王女とクリストフ、ルークとオラフの遺体が置かれていた。
エルサ「アナ…?」
執事A「どうやら…亡くなられておられいるようですね…」
エルサ「アナ!!」タッ
エルサ「アナ!アナ!」ユサユサ
アナ「」
エルサ「そんな…どうして…」ウルウル
エルサ「アナ…」シクシク
執事A「…」
その後、エルとメルラの遺体も発見され、遺体は全て埋葬された…国中が悲しんだ…
-
- 18 : 2015/06/08(月) 23:15:10 :
- ~エルサの部屋~
エルサ「アナ…エル…クリストフ…メルラ…オラフ…ルーク…私がいない間になにが…」ポロポロ
エルサ「…アナ…」シクシク
コンコン
エルサ「なに?」グズッ
ガチャ
エルサ「!!」
仮面の人「…」
エルサ「だれなの!?」
仮面の人「…」
エルサ「まさか…あなたが…」
仮面の人「…そうよ。」
エルサ「!?」
仮面の人「…私が全てやったの…」カメンヲトル
エルサ「!?………私?」
エルサ?「そう。私エルサがアナ達を殺したの。」
-
- 19 : 2015/06/08(月) 23:58:26 :
- エルサ「え?え?」
エルサ?「どうやら衝撃の事実に驚いてるようね。」
エルサ「どういう…ことなの?」
エルサ?「私は、あなたの『本当の姿』なのよ。」
エルサ「本当の…姿?」
エルサ?「そう。まぁ、正確にいえば『雪の女王』って言った方がいいかしら。」
エルサ「だめ…訳がわからない。」フラッ
雪の女王「あなたは本来、『悪役』だったのよ。」
エルサ「…悪役?」
雪の女王「そう。雪と氷を操る悪い女王…っていう設定になっていたのよ。」
エルサ「せっ…てい?」
雪の女王「設定っていうのは…いわいるその人に与えられた役割ってとこね。」
エルサ「はぁ…」
雪の女王「この世界の悪役はハンス王子でしょ?でも、彼は元はただの優しい王子様だったのよ。」
エルサ「ねぇ、何をいっているのか全然分からないんだけど…」
雪の女王「…まぁ、簡単にはいうと…今のあなたは『本当の姿』ではないということ。つまり、今話しているこの私こそが『本当の姿』ということなの。」
エルサ「うそ…」
雪の女王「本当よ。」
エルサ「でも、いくら悪役だからといってなんでアナ達を殺すのよ!」
雪の女王「あぁ。それはね…この世界のオチが関係してるのよ。」
エルサ「オチ?」
雪の女王「本来、この話のオチは『アナ王女とその仲間達を殺した雪の女王は、アレンデール全てを氷付けし、ずっと支配していきましたとさ。』…こんな感じね。」
エルサ「だから…殺したの?」
雪の女王「その通り。」
エルサ「許せない!」バッ
雪の女王「待ちなさいよ。文句があるならこの話を創造した人に言いなさいよ。」
エルサ「うるさい!」ギロッ
雪の女王「そんなことをしても無駄よ。貴女は捕まるんだから。」
エルサ「…え?」
雪の女王「さっき、私が街中に『エルサ女王は殺人犯』っていうビラを張り付けたのよ。まぁ…兵士や執事達に知られるのは時間の問題ね。」
エルサ「…じゃぁ…どうすれば…」
雪の女王「そんなの簡単よ。悪役になればいい。」
エルサ「でも…」
雪の女王「あなた、ずーと昔から自分は何者か考えて来たでしょ。その答えが今、まさに出たのよ。」
エルサ「…」
雪の女王「あなたは『悪役』なのよ。」
エルサ「…」
雪の女王「本当の自分になりたいんなら…雪の女王になりなさい。」
エルサ「…悪役…私が?」
雪の女王「さて…と。そろそろ時間だし、私は帰るね。」
エルサ「え!?」
雪の女王「じゃぁね~」フッ
エルサ「…行っちゃった…」
エルサ「…本当の…自分…か…」
エルサ「私は…悪役…」
エルサ「雪の…女王…」
エルサ「この世界には、もうアナもエルも友達もいない…だったら…」
エルサ「悪役に…なってやるわよ。」
エルサ「エルサ女王ではなく、雪の女王として。」
その後は…あんまりよく覚えていない。たしか…国中を氷付けしてから…氷の城に行ったんだ。私は、悪役になったのだ。…これからはエルサ女王ではなく、雪の女王として生きていく。たとえ誰がなんと言おうと、これが私の本当の姿なのだから。私は、悪役。人々が恐れる悪役。これが私の本当の姿…これが本当の私…
ー
ーー
ーーー
ーーーーー
-
- 20 : 2015/06/09(火) 00:24:47 :
- ー
ーー
ーーー
エルサ「…は!」ガバッ
エルサ「…夢?」
エルサ「でも、さっきのは…」
コンコン
エルサ「…なに?」
『そろそろお時間です。エルサ女王。』
エルサ「!!待って!」
『どうしました?』
エルサ「今日は、アルビオン王国の女王と会食?」
『そうですが…』
エルサ「悪いけど、向こうの女王様に中止ですって言っといてくれなかしら。」
『え!?ど、どうしてです!』
エルサ「今朝からのどが痛くて…もし風邪だったら、うつったら申し訳ないし…」
『…分かりました。伝えておきます。』
エルサ「お願いね。」
コッコッコッ
エルサ「!そうだ!アナは…」タッ
~アナの部屋前~
エルサ「アナ?」コンコン
エルサ「…返事がない…まさか!」サァァァ
エルサ「…アナ?アナ!」ダンダン
ガチャ
アナ「んもう…うるさいなぁ…」ゴシゴシ
エルサ「!!アナ!」ギュッ
アナ「!?え?え?」トギマギ
エルサ「よかった…よかった…」ギュー
アナ「え、エルサ?…どうかしたの?」
エルサ「アナ…これからもずーと一緒だからね。」ギュー
アナ「…そりゃそうでしょ。私たち姉妹なんだから。」
エルサ「フフ…そうね。でも、本当によかったぁ…」ホッ
アナ「エルサ、なにがあったの?」
エルサ「実はね…」
雪の女王「…」
雪の女王「これが彼女の選択か…」スッ
『雪の女王 著者パビー(トロール)』
雪の女王「…別にいいよね…」ビリビリ
雪の女王「…さてと…帰りますか。」スタスタ
~END~
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