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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

君は天使?それとも悪魔?エレクリ

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  1. 1 : : 2015/06/07(日) 14:48:43
    初めまして、みかんと申します!このお話を読む前に注意事項があります。


    1:クリスタのキャラ全然違います。

    2:クリスタチートでございます。

    3:他キャラもキャラ崩壊です

    4:微妙に百合ありです。


    そんなの全然OKだよ!と言う勇者様はお読みください!


  2. 2 : : 2015/06/07(日) 15:38:46


    ぽた…ぽた…


    夜の暗い路地裏で何かの雫が落ちる音が響く。路地裏には土下座をして泣いている男とまだ幼い少女が居た。少女の周りを見れば、下にはいくつもの死体があった。少女の手には、月に照らされキラリと光るナイフが握られていた。そのナイフからぽたぽたと赤い血が地面に落ちる。

    「お、お願いだッ!た、助けて!」

    男は少女の足にしがみついた。

    「助けて?…やだ」

    少女はそう呟くと、自分の足にしがみついている男を振り払った。振り払われた男は地面に転がった。

    「ねぇ、あなたの悲鳴を」








    「聞かせて?」









    ザクッ

    プシュゥゥゥ

    「あぁぁぁああ!!腕がァァぁああ!!」

    男は余りの痛さにのたうち回る。

    「あぁ…赤い…赤い…赤い…!!」

    少女はそんな男の様子を惚れ惚れとした表情で見ていた

    「ねぇ、痛い?痛い?」

    「」ピクピク

    少女は男に声を掛けるが、男は端に痛みで死んでいた。

    「なぁーんだ。死んじゃったの」

    少女は男の死体を足で退かした。

    「ふわぁ~……今日は‥眠いから‥早く帰ろう‥」

    少女は血にが付いたナイフをハンカチでふき取ると、少女は暗い路地裏を歩いて行った。
  3. 3 : : 2015/06/07(日) 19:31:23


    モブA「おい、聞いたか?」

    モブB「あぁ、聞いた聞いた。また出たんだろ?」





    モブB「例の殺人鬼が」







    「はぁ~」

    一人の少女がお腹をさすりながら歩いていた。

    グゥゥゥ

    「お腹…減っ──「どうした異端者。悔しかったら殴り返して見ろよ!」

    突然聞こえた声。それは角を曲がった所から聞こえる。曲がるとそこには、金髪のキノコヘアーの少年を数人でいじめていた。少女はそれを見てにやりと笑い、少年達に近づいた。

    「ねぇ、君達面白そうな事してるねぇ~」

    モブA「あっ?誰だてめぇ」

    「誰だって言う前に自分から名乗ったら?あっ!もしかして自分の名前知らないとか?」

    少女は小馬鹿にしたような言い方をした。

    モブA「ッ!!てめぇ!女だからって調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」

    「危ない!」

    モブAは少女の顔を殴ろうとしたが

    パシッ

    モブAの拳をいとも簡単に右手で受け止めた。そして

    「ふっ!」

    「うわっ!」

    ドン

    モブAの足を蹴り転ばせた。モブAは転んだ時に頭を打ったらしく、目尻に涙を溜めながら頭をさすった。

    モブA「て、てめぇ!覚えとけよ!!」

    モブAがそう言い走り去ると、他の奴らも逃げていった。

    少女は一つため息を吐くと地面に倒れているキノコヘアーの少年に手を差し出した。

    「えっ」

    「ほらっ、早く掴まりなよ」

    少女の差し出した手を少年は握り、起き上がった。

    「あっ、そ、その、助けてくれて、ありがとう」

    「ん~ん!別に良いよ。それよりあなたはなんでいじめられてたの?」

    「そ、それは…僕が、異端者だから…」

    少年は落ちていた本を拾いながら呟く。

    「異端者?なんで?」

    「だって、…僕は外の世界に憧れてるから…」

    「外の世界……壁外の事?」

    「…うん。僕の夢はいつか壁の外の世界に出て冒険に出たいと思ってるんだ!」

    少年はキラキラと目を輝かせながら夢を語っていた。

    「へぇ~、そうなんだ。」

    少女はそれをにこにこしながら聞いていた。

    「…でも、君も変だと思うだろ?」

    っと少年は言った。

    「ううん。ぜ~んぜん、思わないよ!」

    「えっ」

    「だってさ!夢って大きい方が良いって言うじゃん?それに人は夢があるから輝けると思うの。だから、ぜっんぜん異端者なんかじゃないよ!」

    少女は『にひひ』と笑いながら言った。少年はその様子に驚いていた。普通の人ならば異端者と言い気味がられるのに、この目の前に居る少女は異端者じゃないと言ったからだ。

    「な~んか君の話聞いてたら私も壁外に興味持っちゃった。君、外の世界には詳しいの?」

    「うん!僕の持っているこの本は壁外について書かれている本なんだ!‥あっ!僕さ、今からこの本を持って友達の所行くんだけど君も来る?えぇ~と…」

    「クリスタ」

    「へ?」

    クリスタ「だ~か~ら~。私の名前はクリスタだよ」

    アルミン「そっか!僕はアルミンって言うんだ!よろしくね!それでクリスタ。君も一緒に来る?」

    クリスタ「うん!行く行く!早く行こ!」

    クリスタは待ちきれないと言わんばかりにアルミンの腕を引っ張った。

    アルミン「じゃあ、行こっか」

    アルミンはクリスタに引っ張られながら友達の待つ場所へと行った。


    アルミン「クリスタ…場所知ってるの?」

    クリスタ「あっ…」
  4. 4 : : 2015/06/07(日) 19:59:32

    あの後クリスタが待ちきれずに何度も自分が先頭に行き歩くが、その度アルミンに「違うよ、こっちだよ」と言われながら、アルミンの友達の居る場所へと向かった。そして

    アルミン「あっ、居た!エレーン!」

    目的の場所へと着きアルミンがエレンと呼ぶと、翠色の瞳を持った目つきの悪い少年が近づいてきた。

    エレン「よぉ!アルミ──誰だ?お前」

    エレンと呼ばれた少年は目に警戒の色を映しながらクリスタを見た。

    アルミン「あ!この子はクリスタ!いじめられてた僕を助けてくれたんだ!」

    エレン「そうなのか!ありがとな!え~と」

    クリスタ「クリスタだよ!」

    エレン「あ~そうだったそうだった。俺の親友を助けてくれてありがとな、クリスタ!」

    「いや~なんかそんな事言われると照れちゃうな~//」

    などと言いながら頭をさするクリスタ。

    エレン「なぁ、アルミン!早く見ようぜ!」

    アルミン「そうだね」

    アルミンとエレンは石段に座り、アルミンは大事そうに抱えていた本を開いた。

    アルミン「あっ!クリスタもこっちにおいでよ!」

    クリスタ「うん!」

    クリスタは空いているアルミンの隣に座った。

    アルミン「じゃあ読むよ!」
  5. 5 : : 2015/06/07(日) 22:14:38


    アルミン「───なんだって!」

    クリスタ「そっかー。私たちの知っている事なんて、この世界のごく一部だったんだね」

    エレン「あぁ!だから俺はいつか壁外を冒険するんだ!」

    エレンは石段から立ち上がり、自分の夢をキラキラとした瞳で語った。

    クリスタ「へぇ~。でもさ、壁外探検するなら巨人を全滅させなきゃじゃん」

    エレン「そうだ。だから俺は調査兵団に入って巨人を駆逐するんだ!」

    クリスタ「ほぉ~」

    エレン「お前は?」

    クリスタ「へ?」

    エレン「だから、お前は夢とかないのか?」

    夢っと聞かれると、クリスタは少し考えるように

    クリスタ「夢、ね…」

    っと呟いた。


    『お前さえ産まなければ…!』



    クリスタ「…愛…かな…((ボソッ」

    クリスタは静かに小さな声で呟いた。

    エレン「ん、なに?」

    クリスタ「えっ!何でもない!ん~夢ね~……あっ!美味しい物いっぱい食べるとか?」

    エレン「食べ物かよ!…って、もう夕方だ!早く帰らないと母さんに叱られる!」

    アルミン「ほんとだ!僕も帰らなくちゃ!じゃあね、二人共!」

    アルミンは石段から立ち上がり、「バイバーイ」っと言いながら帰って言った

    エレン「お前は?帰らないのか?」

    クリスタ「私は…その…帰る場所は…ないの…」

    クリスタは俯きながらぼそぼそと言うと、エレンは「ならうちに来いよ!」とクリスタに手を差し出した。

    クリスタ「え?」

    エレン「帰る家ないんだろ?だったら家に来いよ」

    クリスタ「い、良いよ!だって「良いから!」

    クリスタ「わっ!」

    エレンはクリスタの手を握ると強引に引っ張った。

    クリスタ「……なんで…今日出会ったばかりの私に…そんな気遣ってくれるの?」

    エレン「なんつーか…なんかお前を放っておけなかったっつーか、なんつーか…」

    エレンは俯きながらぼそぼそと顔を赤くして言った。

    クリスタ「そっか。エレンは優しいんだね……ありがとう」

    エレン「…おう」

    ギュッ

    クリスタは握っているエレンの手を強く握った。それにエレンも何も言わずにギュッとクリスタの手を握りながら家へ帰った。
  6. 6 : : 2015/06/07(日) 22:48:18

    ガチャ

    エレン「母さん、ただいまー!」

    カルラ「こら、エレン!今何時だと思って──……あら、その子は?」

    カルラはエレンの手を握り、後ろに隠れているクリスタを見て、怒るのをやめ呆然としていた。

    エレン「こいつはクリスタって言うんだ!」

    クリスタ「初めまして、クリスタです」

    クリスタはエレンの手を離し、前に出てぺこりと頭を下げて自己紹介をした。

    カルラ「そう!クリスタちゃんって言うの!あら、でもクリスタちゃん。親が心配してるんじゃないかしら…」

    エレン「あの、その事なんだけど…クリスタを今日から家に住まわしてあげたいんだ!」

    最初は驚きの表情だったが、何かあるなっと母親の感が働いた。

    カルラ「…良いわ」

    エレン「よかっ「ただし」

    カルラ「理由をちゃんと言いなさい」

    カルラはエレンの目をじっと見つめた。

    エレン「‥実は…」
  7. 7 : : 2015/06/08(月) 01:44:58
    凄く期待です
  8. 8 : : 2015/06/08(月) 02:40:55
    その文才力を分けて欲しい。
    期待です。
  9. 9 : : 2015/06/08(月) 15:20:44

    >>7>>8コメント、ありがとうございます!

    >>7様、凄く期待ありがとうございます!!

    >>8様、えへへ、ありがとうございます!そして期待もありがとうございます!!
  10. 10 : : 2015/06/08(月) 15:33:45


    エレン「──って言うことなんだ!まぁ、なんで帰る場所がないか知らないけど…」

    エレンが説明し終わると、カルラはエレンから目線を外し、クリスタに向けた。そして

    カルラ「大変だったろうに…」

    クリスタ「んっ」

    カルラはクリスタの頭を優しく撫でた。

    カルラ「エレン、クリスタ、扉の前で突っ立ってないで早く手洗ってらっしゃい」

    クリスタ「え?」

    カルラ「クリスタ。今日から此処があなたの帰る場所よ」

    カルラはクリスタににこっと優しく微笑んだ。

    エレン「母さん!今日の夕食は?」

    カルラ「今日はチーハンよ」

    エレン「チーハン!?やった!早く手洗いに行くぞ、クリスタ!」

    クリスタ「チー…ハン…?」

    クリスタはチーハンと言う言葉が分からず、頭にクエスチョンマークを浮かべた。それに気付いたカルラが「チーズハンバーグの略よ」と言うと、「あ~、それでチーハン」っと左の手の平をぽんと右手で叩いた。

    エレン「クリスタ何やってんだよ。早く手洗いに行くぞ」

    と言うとエレンは洗面所へと走って行った。それに慌ててクリスタも「待ってよ~!」と言いながら走って行った。その様子をカルラは口元に手を当て「ふふ」っと上品に笑っていた。

  11. 11 : : 2015/06/08(月) 17:33:38




    皆「頂きまーす!」

    パクッ

    クリスタ「んー!」

    ゴクッ

    クリスタ「美味しい!」

    クリスタはそう言うと一口、また一口とチーハンに手を付けていく。その様子にエレンは「母さんのチーハンは最高だからな!」っと自慢げに言い、カルラは「そう言ってもらえると嬉しいわ」と微笑んだ。

    エレン「母さん。父さん今日は遅いね」

    エレンは先ほどまで美味しそうに食べていたチーハンを食べるのを一旦止めて聞いた。

    カルラ「あぁ、今日は内地に診察に行ってるから帰って来ないわ」

    エレン「どこに診察しに行ってるの?」

    カルラ「レイスさん家よ」


    『レイス』


    カチャ

    レイスと言う言葉を聞いた瞬間、時が止まってるかのように動かなくなったクリスタ。その様子にエレンは「大丈夫か?」っと声を掛けるが反応はない。

    エレン「クリスタ?」

    クリスタ「はっ!…ん?何か言った?エレン」

    クリスタはにこっと笑顔をエレンに向けた。しかし、エレンにはその笑顔が作り笑いと分かった。しかし、エレンはそのことに何も言わず、ただ「いいや、何でもない」と返事をした。

    クリスタ「ごちそうさまでした」

    クリスタは自分の食べた食器を持って台所に行き、洗おうとしたが、カルラが「あっ、洗い物は後であたしが洗っておくから置いといて」と言われたのでクリスタは食器を言われた通り台所に置いた。

    カルラ「クリスタ」

    クリスタ「はい」

    クリスタはカルラに呼ばれ、カルラの所へ向かった。

    カルラ「お風呂入って来ちゃいなさい」

    クリスタ「お風呂…」

    カルラ「あら、もしかして一人で入るの怖いの?ならエレンと一緒に入ってもいいわよ?」

    エレン「っんぐ!?///」

    クリスタ「?!///」

    エレンは食べていたチーハンを喉に詰まらせ胸をトントンと叩いて、クリスタは人形のように動かなくなった。勿論二人とも顔は真っ赤だ。

    エレン「か、母さん!//何いってんだよ!//」

    喉に詰まらせたチーハンをゴクッと飲み込み、真っ赤な顔を更に赤くさせながらカルラに叫んだ。その顔は完熟したトマトのようだ。カルラはその様子が楽しいのか、にやにやした顔を更ににやにやさせ、エレン達をからかった。

    カルラ「別に良いじゃない。ね~?クリスタ?」

    クリスタ「ッ!その、…えっと…//」

    クリスタはエレンと同じ位に真っ赤になった顔を下に向けていた。

    カルラ「な~んてね。クリスタ、洋服は少し大きいけど私のをかしてあげるから入っておいで」

    クリスタ「は、はい!」

    クリスタは目にも見えない程の速さで風呂場に向かった。一方エレンは少し残念そうに「なんだ。嘘か…」と眉を下げながら小さく呟いた。カルラはその小さな言葉を聞き逃さなかった。カルラはまたもやにやにやしながら「あ~、やっぱり入りたかったんだー」と言うとエレンは「ち、ちげぇよ!//」と言うと自分の部屋に戻った。

    一人残ったカルラは「ふふ」っと笑った。









    チャポン

    クリスタ「はぁ~」

    お湯に浸かったクリスタは、何かを考えるようにぼーっと上を見上げた。

    クリスタ「…いいのかな…私がこんな所に居て…」

    クリスタは考えた。自分は今まで罪のない人々を殺し、それに快楽を得ていた。自分の手は沢山の血で汚れている。赤色。それは、どんなに綺麗に洗おうと落ちない汚れだ。そんな赤く汚れた自分が、こんな暖かく優しい家族の元へ居て良いのかと。

    答えはNOだ。血に汚れた自分が綺麗な人間のそばで暮らして良いはずがない。

    『今日出て行く』そうクリスタは心の中で決めると、立ち上がり、風呂から出た。

  12. 12 : : 2015/06/08(月) 22:15:37

    カルラ「あら、クリスタ。お風呂気持ち良かった?」

    クリスタ「はい!」

    カルラ「あのね、寝るところなんだけど…エレンと一緒に寝てもらっても良い?」

    クリスタは驚きの表情をしたが、すぐににこっと笑い「わかりました」っと言うとクリスタはエレンの部屋に向かった。






    ガチャ

    エレン「うわっ!クリスタ!?」

    ベッドで横になっていたエレンは、ドアの前で佇むクリスタに驚いて、ベッドから起き上がった。

    クリスタ「カルラさんがエレンと一緒に寝てって…」

    そう言うとエレンは「まじかよ…」っと小さく呟いた。

    クリスタ「あっ、でもエレンが嫌なら私床でも──「駄目だ!」

    クリスタ「え?」

    エレン「…あっ、その…つまりだな…お、お前を床に寝かしたら俺が母さんに怒られちまうだろ…だからお前はベッドで寝ろよ」

    クリスタ「で、でもそしたらエレンはどうやって寝るの?」

    エレン「こうすれば良い」

    そう言うとエレンはベッドの端によった。

    エレン「ほら、こうすれば寝れるだろ?」

    クリスタ「うん」

    エレン「ほら、早く来いよ」

    クリスタは「失礼します」っと言うとエレンの横に寝転がった。二人とも背中合わせで寝ている。

    エレン「なぁ、クリスタ」

    クリスタ「なに?」

    エレン「…いや!何にもない!」

    エレンは「おやすみ!」っと言うと布団を掛けた。













    エレン「すー……すー……」

    クリスタ「…」むく

    クリスタはゆっくり起き上がり、エレンを見た。

    クリスタ(うん、寝てる)

    クリスタはベッドからゆっくりと立つと、机に置いてあった紙とペンを手に取り、何かを書き始めた。

    カリカリカリ


    クリスタ(書けた)

    書き終えた紙を机に置き、エレンの寝ているベッドへ行った。

    クリスタ「じゃあね。エレン」

    クリスタは寝ているエレンの額に自分の唇を当てた。そしてエレンから離れてドアに向かい、部屋を出た。






    次の日、起きたら隣にクリスタは居なかった。変わりに机に一枚の紙が置いてあった。


    エレンへ

    昨日は私の為に必死になって頼んでくれて

    ありがとう。そして、ごめんね。

    紙にはそれだけが書いてあった。

    俺は紙を机に置き、窓の外にある空を見て呟いた。

    エレン「また、会えるよな…」

    この呟きは誰にも拾われることはなかった。
  13. 21 : : 2015/06/09(火) 01:05:58
    エレンもチートにした方が
  14. 22 : : 2015/06/09(火) 06:59:01


    あれから四年後


    845年


    クリスタ「ふわぁ~」

    あ~あ。眠いなぁ~……そう言えば、エレンはここに居るのかな…まぁ、居るよね!だって調査兵団入るって言ってたし。

    教官「おい貴様」

    「ハッ!」

    教官「貴様は何者だ!!」

    アルミン「シガンシナ区出身!アルミン・アルレルトです!」

    ん?アルミン?アルミンってあのいじめられてたマッシュルームヘアーのアルミン?まっさか~!そんなはずある訳、あったァァぁ!!え?嘘、あの子訓練兵になるんだ…こりゃ驚きだ!


    貴様「バカみてぇな名前だな!親が付けたのか!?」

    アルミン「いえ!祖父が付けてくれました!」

    教官「アルレルト!貴様は何しにここへ来た!」

    はぁ~長いよ。もう立ちっぱなしだからお腹空いてきたよぉ~!


    「ハフハフ」

    え、なにこのポニーテールの子。芋食べてるんですけど。人の隣で芋食ってるんですけどォォォ!?

    「ハフハフ」

    グゥゥゥ

    …誰だって空腹には絶えられない……と言うことでクリスタ・レンズ、芋を貰いに行ってきまーす!

    つんつん

    「?」

    クリスタ「その芋半分頂戴」

    「…良いですよ」

    少し嫌そうな顔をするが、半分分けてくれた。

    パク

    幸せ…

    教官「おい貴様等」

    貴様等?まさかその中に私も入ってるはず……ないよね!

    教官「そこの二人に言っているんだ!!貴様等は何者だ!!」

    え?やっぱり私?と言うことは後一人は…

    「…」

    私に芋を分けてくれた人だ…あ~私あんまり目立たずに居たいのに~。これじゃあ目立っちゃうじゃん。

    サシャ「ダウパー村出身!サシャ・ブラウスです!」

    クリスタ「まだ足りないな……じゃなくて。シガンシナ区出身!クリスタ・レンズです!」

    あっ!シガンシナ区って言っちゃったぁ~!あちゃ~。トロスト区のはずが~!…まぁ、エレンには私だって分からないよね…多分

    教官「ではブラウス、レンズ。貴様等は何故芋を食べている?」

    サシャ「調理場に丁度頃あいの物があったので!つい!」

    クリスタ「私はお腹が空いてしまって、どうしても食欲と言う悪魔に勝てずサシャから半分芋を貰って食べました。…あっ!教官さんも芋食べたいんですね!少し分けますよ!」

    「はい!」と言い教官に渡したのは芋の欠片だった。

    サシャ「私もあげますよ!」

    サシャは少し癒やそうな顔をして、小さく舌打ちをすると、教官に芋のほん欠片を渡した。

    教官「…半…分…?」

    サシャクリ「はい!」にこっ


  15. 23 : : 2015/06/09(火) 07:01:06
    >>21様、エレンもチートにですか。考えておきますね!どうもコメント、ありがとうございます!!
  16. 24 : : 2015/06/09(火) 07:17:21
    凄く面白いです
    期待してます
  17. 26 : : 2015/06/09(火) 15:52:27
    >>24様、期待ありがとうございます!!そ、そんな、凄く面白いだなんて……ありがとうございますぅぅぅ!!!私、読者様達の為に頑張ります!!では、>>24様。コメント、ありがとうございました!
  18. 27 : : 2015/06/09(火) 17:57:43



    サシャ「ハァ、ハァ…」

    グゥゥゥゥゥ

    クリスタ「は、お腹が!お腹が空いたァァぁ!!」

    クソぅ!あのハゲめ!食べていた芋を奪い取る所か、死ぬまで走らせるなんて!!なんて奴だ!

    サシャ「…ハァ、あの…ハァ、クリスタ…」

    クリスタ「…ハァ、?なんで私の名前知ってんの…」

    サシャ「え!だって…」

    クリスタ「あ~、あの時ね。んで?何か?」

    サシャ「あの…疲れ、ないん、ですかッ?」

    クリスタ「いや、疲れるに決まってるでしょー。と言うかこっちはお腹まで空いてるから最悪だよー」

    サシャ「じゃあ、もう‥やめ、ませんか?」

    クリスタ「うん。そだね」

    そう言うと、クリスタは走るのを止めた。すると後ろから突然、バタッと言う何かが倒れる音がした。振り向くと、先ほどまで一緒に走っていたサシャが倒れていたのだ。

    クリスタ「サシャ!」

    クリスタは急いで倒れているサシャの元へ走った。クリスタはサシャの側に行くと、サシャの手をギュッと握った。

    サシャ「…クリ…スタ…」

    クリスタ「サシャ!死んじゃ駄目だよ!」

    クリスタはサシャの手をギュッと強く握る。するとサシャは握られていないもう一つの手を空に伸ばした。

    サシャ「…もっ、と……美味しいもの……食べたかっ……」

    ガクッと上げられていた手は地面に落ちた。それにクリスタは「サシャァァァァ!!」っと叫んだ。

    クリスタ「サシャ…あなたとは今日出会ったばかりだけど……空腹の私に芋を分けてくれた…良い奴だったよ…」

    クリスタ「…はい!と言う事で芝居終わりー!ほら、サシャもさっさと起きて!」

    すると、先ほどまで倒れていたサシャがむくっと起き上がった

    クリスタ「いやぁ~私の芝居に最後まで付いて来てくれてあんがとね~」

    と言うとサシャは「いえいえ!私も楽しかったですよ!」と答えた。

    サシャ「あ~でももう歩けませ~ん!」

    「抱っこしてください!」とサシャはクリスタに腕を伸ばした。それにクリスタは「良いよ」と答えた。それにサシャは「冗談ですよ~」と言おうとした瞬間

    サシャ「うわっ!」

    サシャの体が浮いた。それはクリスタがサシャに“お姫さま抱っこ”をしているからだ。

    サシャ「な//何してるんですか!クリスタ!///」

    サシャは「お、降ろしてください!」っと言うが、クリスタはサシャの歩けないと言う冗談を、真に受けているのか、「だって歩けないんでしょ?」っと言い、降ろしてくれなかった。


    なんども冗談だと言うが、「別に遠慮しなくて良いよ」や「別に重くないから大丈夫だって~」などと言って、降ろしてくれず、サシャは諦めてクリスタにお姫さま抱っこをされながら、寮に戻っていった。











    「いや、私の出番は!?」
  19. 28 : : 2015/06/09(火) 18:44:22




    クリスタ「ふわぁ~」

    クリスタは欠伸をすると、むくっとベッドから起き上がった。目はまだ眠そうだ。

    ……あ~寝みぃ~…二度寝するか。

    サシャ「クリスタ!早く起きてください!」

    バサッ

    またベッドに入り、二度寝をしようとしたとき、サシャがクリスタの布団を剥ぎ取った。

    クリスタ「え~や「ご飯の時間ですよ」もう何してるの?早く行くよ、サシャ!」

    「早い変わりようですね」とサシャが言うと、クリスタは「サシャには言われたくないね」っと答えた。

  20. 29 : : 2015/06/10(水) 00:50:00


    食堂

    サシャ「クリスタ!一緒に食べましょう!」 

    クリスタ「ん?良いよ」

    「失礼します」と言いサシャはクリスタの隣に座った。

    クリスタ「くぅ~!美味い!」

    サシャ「えっ?お腹いっぱい?なら私が食べてあげますね」

    もう食べ終わったサシャはクリスタのパンを奪おうとしていた

    クリスタ「お腹いっぱいとは言ってない。てか人のパン奪おうとしない」


    サシャはクリスタのパンを奪おうとしたが、クリスタに手を叩かれて手を引っ込めた。

    クリスタ「ふぅ~食べた食べた」

    クリスタはテーブルから立ち上がると、サシャに「行くよ」と言った。それにサシャは「はい!」っと返事をして、クリスタの後を追って行った。

  21. 32 : : 2015/06/11(木) 19:09:22
    >>30さん!
    素晴らしい作品を荒らさないでください!
  22. 33 : : 2015/06/18(木) 07:33:19
    続けて下さい!
    期待です
  23. 34 : : 2015/06/29(月) 16:27:14

    しばらくの間書かなくてすみません!!

    >>32様!素晴らしい作品だなんて……嬉しすぎます!!ありがとうございます!!

    >>33様!期待ありがとうございます!!そしてしばらくの間書かなくてすみません!!
  24. 35 : : 2015/06/29(月) 16:27:34

    クリスタ「ちぇ~、今日の訓練は対人か~」

    クリスタは嫌そうに呟く。

    サシャ「クリスタは対人訓練は苦手なんですか?」

    クリスタ「いや~苦手って訳じゃないんだよね~。ただ…」

    サシャ「ただ?」



    クリスタ「…動くと腹が減るからやなんだよぉ~!」

    サシャ「あっ!そう言う事ですか!」

    サシャは納得と言うように手の平をポンと叩いた。

    クリスタ(まっ、ほんとの理由は違うけどね)

    クリスタ「…サシャ、私と組もうか」

    サシャ「はい!ではならず者は私とクリスタ、どちらが良いですか?」

    クリスタ「サシャがやって?」

    サシャ「はい!分かりました!」

    サシャ「では、行きますよッ!」

    クリスタ「おーし!来い!」

    サシャはクリスタに短刀を向けて突進した。しかし、それをクリスタは避けた。

    クリスタ「おりゃ!」

    クリスタはサシャの腹に蹴りを入れようとしたが、サシャは間一髪避けた。

    サシャ「危なかったァァ!!」

    クリスタ(おっ、私の蹴りを避けるなんてやるじゃんサシャ)

    クリスタ「だが、甘ぁい!!」

    避けた事で油断していたサシャの足を蹴り転ばせた。そして倒れたサシャの上に跨がるクリスタ。

    クリスタ「はい、サシャの負け~」

    そう言ってサシャから短刀を奪った。

    サシャ「あぁ~!負けてしまいました!」

    クリスタ「も~うそんな悔しがらないの」

    「ほら」っと立ち上がったクリスタはサシャに手を伸ばす。それにサシャはクリスタの手を借り起き上がった。

    クリスタ「次私に勝てば良いじゃん」

    サシャ「むぅ~」

    ぷくーっと頬を膨らませているサシャにクリスタは「分かった。パンを半分上げるから」っと言うとサシャは嬉しそうに「ほんとですか!?」っと言った。

    クリスタ「ほんとだ──……おっ?」




    アニ「ふん!」

    「うおっ!」

    ドサッ

    クリスタが見ていたのは、金髪の髪を縛った女だった。女は組んでいる相手の男を見たこともない蹴り技で男をグルンと一回転させた。

    クリスタ「サシャ!ちょっと組みたい相手が居るから違う人と組んでくれる?」

    サシャ「え~!嫌で「パン半分やらないよ?」

    サシャ「行ってらっしゃい!クリスタ!」

    クリスタ「お~、早い変わりよう…まっ、んじゃ行ってくるね!」

    クリスタはそう言うと金髪の女の元へと走って行った。


  25. 36 : : 2017/07/04(火) 08:16:42
    放置か、

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