このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/27(水) 21:18:32 こんにちは、水玉です。 今回は、私が、大切な事だなぁと思った事を、 ssにして皆さんにお伝えできればと思い、執筆することにいたしました。 コメントいただけるとありがたいです。 では、明日から投下致します。 2 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/28(木) 17:03:17 エレン「アルミン!お前、クラスなに組だった?」アルミン「僕はA組だよ!」エレン「ミカサは?」ミカサ「私もA組」エレン「マジか!俺もA組だから、皆一緒だな!」アルミン「エレンも!?やった!」ミカサ「よかった…」キーンコーンカーンコーンエレン「あ、ヤバイ時間だ!」ミカサ「入学式、体育館だったっけ」アルミン「うん!お母さん達も体育館で待ってるよ!」エレン「うし!じゃあ体育館まで競走な!」アルミン「え!?ちょ、ちょっとま…」エレン「よーいどーん!!」タッタッタッミカサ「待ってエレン!走ると危ない!」タッタッタッアルミン「あぁー!待ってよ二人共ー!」タッタッタッ春まだ、のりの臭いがする、ちょっと重たい制服で走り出した、中学校の入学式。少年少女達は皆、希望と夢を瞳に輝かせながら、胸を張っていた。 3 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/28(木) 17:57:31 帰り道エレン「あー長かったー」両手を頭の後ろに回し、ぐだぐだとうなだれているのは、どこにでもいるような普通の中学一年生 エレン・イェーガーアルミン「ま、校長のスピーチが長いのはお決まりだよね」(苦笑)幼馴染みのグチに苦笑を返す、学年一の優等生 アルミン・アルレルトミカサ「あのハゲは調子に乗り過ぎた。スピーチというのはもう少し短くすませるもの…」校長の事をハゲと呼んだ、その黒髪の美少女は、エレンとアルミンの幼馴染み ミカサ・アッカーマン三人は、シガンシナ市南区に住んでいる。アルミン「…ねぇ、二人共」エレン「んー?」アルミン「二人には、夢ってある?」ミカサ「夢…?」エレン「そうだなー、俺は、何でもいいや!」アルミン「仕事とか、なくてもいいの?」エレン「だって面倒くせぇじゃん」アルミン「ミカサは?」ミカサ「わ、私!?私は…」ミカサ「私は…///」(エレンの…奥さんに…//)アルミン「ん?」エレン「ミカサ?」ミカサ「ひ、秘密…!」 4 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/28(木) 21:00:52 エレン「えー、教えろよー!…あ、わかった!お前の夢って、俺の兄さんを倒す事だろ!」ミカサ「え?」アルミン「確かに。前喧嘩した時以来、ミカサずっと体鍛えてるしね」ミカサ「ち、違う!全然違う!私の夢は、もっと…こう…」アルミン「もっと、こう?」ミカサ「何て言うか…//」エレン「何て言うか?」ミカサ「淡い…ピンク色…//」エレン「なんだよそりゃ、全然わかんねぇぞ」ミカサ「わからなくていい…//」アルミン「まぁ、いいじゃないか」アハハエレン「で、そういうアルミンはどうなんだよ」アルミン「え?僕!?」ミカサ「アルミンは頭がいいから、将来有望」エレン「賛成ー」アルミン「えー?僕は夢なんかないよ」エレン「は?何でだよ!お前見たいな優等生は色んな道選べていいじゃんか」ミカサ「もったいない」アルミン「はは、ありがとう。でも、やりたい事を見付けるって、結構大変な事だよ?」 5 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/29(金) 17:14:40 エレン「まーなー」ミカサ「また、夢が決まったら教えて?」アルミン「あぁ、そのうちね」この時の僕らはまだ幼く、純粋だった。下らない話で大笑いして、下らない話で喧嘩して。時にはこうやって、夢を語り合った。あの、輝いていた日々の話だ。 6 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/29(金) 22:16:04 中学三年生夏ガララッエレン「おはよう~…」アルミン「やあ!」ミカサ「おはようエレン。」エレン「はぁーダルいな~」ガタアルミン「どうしたの?」エレン「いや…今日の避難訓練が面倒くさくてよ…」ミカサ「あぁ、そういえば。」アルミン「何を言ってるんだエレン!避難訓練は、自分の命を守る訓練なんだよ!?」エレン「わ、わかってるけどよ~」ミカサ「とりあえず、訓練には集中すべき」エレン「だってさ、今まで何回も避難訓練やってきたけど、一回も役に立ったことないし…」ガララッエルヴィン「皆席に着けー。避難訓練の話をするぞー」一同「はーい」ガタガタガタ 7 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/29(金) 22:21:30 避難訓練『ウーーウーー』エレン「っ…」(あーあ、始まった)『地震です、地震です。地震が発生しました。』エルヴィン「全員、机の中に潜れ!」一同「……」ガタガタガタガタエレン「………」(面倒くさいなぁ…)シーン……『…ひとまず、地震がおさまりました。生徒は避難を開始してください。』エルヴィン「…よし。全員、廊下に並べ!」一同「はい!」タタタエレン「…」タタタ 8 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 14:19:21 避難訓練後特別授業エルヴィン「皆、プリントは届いたな」一同「はい」エレン「はぁ……」(まだあんのかよ)エルヴィン「見ればわかると思うが、これには避難経路、避難場所が書かれている。非常時には…」エレン「ふぁぁ~……」(あーねみぃ…)エレン「…」うとうとエルヴィン「南区の生徒は、自宅からの避難のさい、役所の展望台に避難するように。」エレン「……」スースーアルミン「なるほど、ここなら地震が来ても大丈夫だ」ミカサ「ふむふむ。この建物なら、津波の時でも助かる。」エルヴィン「しかし、経路が複雑なので、各自しっかりと確認しておくように」エレン「……」スースーアルミン「うーん、少し複雑な経路だけど、この警察署が目印になりそうだな」ミカサ「家を出て右折、次を左折、ここを左折して、警察署の前をまっすぐ…」ブツブツエルヴィン「…南区の避難場所、避難経路については以上だ。次は、東区の避難場所と避難経路を…」 9 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 14:28:16 帰り道アルミン「エルヴィン先生の説明、凄く為になったね」ミカサ「えぇ。これで、いつ災害が起きても自分を守ることができる」エレン「は?何の話だ?そりゃ」アルミン「え!?エレン、聞いてなかったの!?」エレン「寝てた」アルミン「ダメじゃないか!もー」エレン「すまんすまん。で、その話って…」ミカサ「アルミン、私達はここを曲がらないと。」アルミン「あぁ、そうだね。じゃあエレン、話は明日にでも」エレン「おう、じゃあな」エレン「…」スタスタエレン「…」スタスタガチャエレン「ただいま」クリスタ「あ、お帰りなさい!エレンお兄ちゃん!」エレン「体、今日もかわりないか?」クリスタ「うん!今日は平気みたい!」エレン「そっか。また週末、病院行こうな」ナデナデクリスタ「うん!」ニコ 10 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 14:35:14 夜エレン「クリスタ、今日は兄さん帰って来るって?」ジュージュークリスタ「遅くなるって言ってた!」エレン「ふーん…」カタカタクリスタ「今日のご飯は?」エレン「クリスタの大好きな、ハンバーグだ!」ニカックリスタ「うわぁー!やったー!」キラキラクリスタ「エレンお兄ちゃんありがと!だーい好き!!」ギューエレン「もう、かわいいなあクリスタは!」ガシガシクリスタ「ふふふ~♪」ニコニコエレン「さ、飯出来たぞ!席着け」クリスタ「はーい♪」ガタエレン「今日のは特別だ!いっぱいあるから、山盛り食えよ」クリスタ「やったぁー!いっただきまーす!」パチン 11 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 15:02:57 クリスタ「はむ」エレン「どうだ?上手いか?」クリスタ「うん!すっごい美味しい!最高だよ!」モグモグエレン「そうか、よかったな。まだまだあるからな」クリスタ「うん!」モグモグ1時間後クリスタ「ごちそうさま!」エレン「腹いっぱいになったか?」クリスタ「もう大満足!」エレン「ならよかった。風呂、先入るか?」クリスタ「うん、じゃあ先に入ってくるね」エレン「おう」ギイ、バタン 12 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 18:38:41 エレン「…」エレン「…兄さん、もう少し遅くなるかな…」エレン「…片付けするか」ガタエレン「…」ジャーカチャカチャエレン「…よし、片付け終了」ガチャクリスタ「お兄ちゃん、お風呂あがったよ~」エレン「おう、ちゃんと歯磨きもしてきたか?」クリスタ「もちろん!」エレン「お、えらいじゃんか」ナデナデクリスタ「えっへん!」ニコッエレン「じゃ、もう遅いし、寝るか」クリスタ「……うん」エレン「…?」クリスタ「……」フルフルエレン「クリスタ?」(何か、震えてないか?)クリスタ「……お兄ちゃん、今日は、私が寝るまで一緒に起きててくれる…?」エレン「?別にかまわねぇけど、どうした?」クリスタ「……お風呂の時から」クリスタ「…何か、胸騒ぎが…」ボソエレン「ん?お風呂の時から、どうしたんだ?」クリスタ「……いや……ちょっと、頭が痛くて!」エレン「は!?だ、大丈夫か!?薬飲むか!?」クリスタ「ううん、大丈夫!ただ、寝るときに、何かあったら困るから。って思って」エレン「そういうことか、わかった。一緒に起きててやるから、安心しろ。」クリスタ「ありがとうお兄ちゃん!」 13 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 18:47:27 エレン「さ、早く寝よう」クリスタ「うん」ゴソゴソエレン「……」クリスタ「…」(さっきから、胸騒ぎがする…)クリスタ(なんか、嫌な予感…。なんだろう…何の予感なんだろう…)クリスタ(いや、考えるのはよそう。眠れなくなる。)エレン「そういやクリスタ」クリスタ「!!…な、何?」エレン「お前ってよく、昔から何かを感じ取る事ができたよな」クリスタ「…え?」エレン「ほら、母さんが死んだときも、父さんが行方不明になった時も。お前が事件の前に、何か感じるって言ってたから。」クリスタ「……そういえば…」エレン「凄いよな…」クリスタ「…」エレン「…」 14 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 18:54:58 クリスタ「あ!お、お兄ちゃん!」エレン「ん?」クリスタ「私最近ね、夢を見付けたよ!」エレン「夢?」クリスタ「うん!」エレン「凄いじゃねぇか!どんな夢なんだ?」クリスタ「お医者さんに、なりたいなって」エレン「医者?」クリスタ「うん、お医者さんになって、私見たいに、病気で困っている人を助けてあげたいの!」エレン「…そりゃ、立派な夢だな。頑張れよ」クリスタ「うん!ありがと!」エレン「…さ、もう寝よう。病気、よくならないぞ」クリスタ「…うん、お休みなさい」エレン「お休み。」クリスタ「……」うとうとクリスタ「……」スースー 15 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/31(日) 09:18:10 エレン「………寝ちまったか」『夢を見付けたよ!』エレン「…夢。か…」エレン「そういえば、三年前もそんな話してたっけ…」エレン「はは…俺ってば、まだ夢見付けれてないじゃんか…」エレン「……夢なんか…必要かよ…」エレン「…」エレン「…寝よ……」ガタガタタガタガタエレン「ん……?」ガタガタガタガタゴゴゴゴゴゴゴゴエレン「う!?何だ!?」エレン「地震…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴグラグラグラグラエレン「ヤバイ!タンス押さえねぇと……!」ダッエレン「っ…!」ググググエレン(ハッ…そういえば…クリスタのベッドの横に本棚が…!!)クリスタ「んん……何の音…」エレン「クリスタ!そっちは危ない!早くこっち来い!!」ググググクリスタ「じ、地震…!?」フルフルエレン「クリスタ!早く!本棚が倒れる!」ググググクリスタ「ぅ…」フルフル(ど、どうしよう!体が震えて…!)エレン「クリスタッ…!」ググググクリスタ「お、お兄ちゃ…」バターン!!クリスタ「うわぁっ…!!」エレン「クリスタァ!!」ググググクリスタ「痛…痛い…お兄ちゃん…」エレン「クソ…!どうしたら…!」ググググリヴァイ「おい!エレン!!」エレン「!?兄さん!?」ググググリヴァイ「無事か!?クリスタはどうした!」エレン「本棚の…本棚の下敷きになっちまってる!早く助けねぇと!」ググググリヴァイ「下敷き…!?」 16 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/31(日) 12:01:11 だ、誰かいますか………… 17 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/31(日) 12:16:54 リヴァイ「……俺はクリスタを助ける!お前はそこでたえとけ!」エレン「わ、わかった!」ググググリヴァイ「く…瓦礫が多いな…」ギシギシリヴァイ「クリスタのベッドはここか!」リヴァイ「おい!クリスタ!」クリスタ「ぅ…リヴァイ…お兄ちゃん……?」リヴァイ「大丈夫かクリスタ!今そこから出してやるからな!」グックリスタ「うん……」リヴァイ「っ………!!」ググググググリヴァイ「ふっ…!!」ガターンリヴァイ「よし……」クリスタ「リヴァイお兄ちゃん……!!」リヴァイ「お、おい!?血塗れじゃねぇか!」クリスタ「う……」リヴァイ「よし、俺がおぶってやるから、逃げるぞ」クリスタ「うん」 18 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/31(日) 12:24:48 前編はここで終了となります後編はこちらhttp://www.ssnote.net/archives/35805 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。
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ミカサ・アッカーマン三人は、シガンシナ市南区に住んでいる。アルミン「…ねぇ、二人共」エレン「んー?」アルミン「二人には、夢ってある?」ミカサ「夢…?」エレン「そうだなー、俺は、何でもいいや!」アルミン「仕事とか、なくてもいいの?」エレン「だって面倒くせぇじゃん」アルミン「ミカサは?」ミカサ「わ、私!?私は…」ミカサ「私は…///」(エレンの…奥さんに…//)アルミン「ん?」エレン「ミカサ?」ミカサ「ひ、秘密…!」 4 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/28(木) 21:00:52 エレン「えー、教えろよー!…あ、わかった!お前の夢って、俺の兄さんを倒す事だろ!」ミカサ「え?」アルミン「確かに。前喧嘩した時以来、ミカサずっと体鍛えてるしね」ミカサ「ち、違う!全然違う!私の夢は、もっと…こう…」アルミン「もっと、こう?」ミカサ「何て言うか…//」エレン「何て言うか?」ミカサ「淡い…ピンク色…//」エレン「なんだよそりゃ、全然わかんねぇぞ」ミカサ「わからなくていい…//」アルミン「まぁ、いいじゃないか」アハハエレン「で、そういうアルミンはどうなんだよ」アルミン「え?僕!?」ミカサ「アルミンは頭がいいから、将来有望」エレン「賛成ー」アルミン「えー?僕は夢なんかないよ」エレン「は?何でだよ!お前見たいな優等生は色んな道選べていいじゃんか」ミカサ「もったいない」アルミン「はは、ありがとう。でも、やりたい事を見付けるって、結構大変な事だよ?」 5 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/29(金) 17:14:40 エレン「まーなー」ミカサ「また、夢が決まったら教えて?」アルミン「あぁ、そのうちね」この時の僕らはまだ幼く、純粋だった。下らない話で大笑いして、下らない話で喧嘩して。時にはこうやって、夢を語り合った。あの、輝いていた日々の話だ。 6 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/29(金) 22:16:04 中学三年生夏ガララッエレン「おはよう~…」アルミン「やあ!」ミカサ「おはようエレン。」エレン「はぁーダルいな~」ガタアルミン「どうしたの?」エレン「いや…今日の避難訓練が面倒くさくてよ…」ミカサ「あぁ、そういえば。」アルミン「何を言ってるんだエレン!避難訓練は、自分の命を守る訓練なんだよ!?」エレン「わ、わかってるけどよ~」ミカサ「とりあえず、訓練には集中すべき」エレン「だってさ、今まで何回も避難訓練やってきたけど、一回も役に立ったことないし…」ガララッエルヴィン「皆席に着けー。避難訓練の話をするぞー」一同「はーい」ガタガタガタ 7 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/29(金) 22:21:30 避難訓練『ウーーウーー』エレン「っ…」(あーあ、始まった)『地震です、地震です。地震が発生しました。』エルヴィン「全員、机の中に潜れ!」一同「……」ガタガタガタガタエレン「………」(面倒くさいなぁ…)シーン……『…ひとまず、地震がおさまりました。生徒は避難を開始してください。』エルヴィン「…よし。全員、廊下に並べ!」一同「はい!」タタタエレン「…」タタタ 8 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 14:19:21 避難訓練後特別授業エルヴィン「皆、プリントは届いたな」一同「はい」エレン「はぁ……」(まだあんのかよ)エルヴィン「見ればわかると思うが、これには避難経路、避難場所が書かれている。非常時には…」エレン「ふぁぁ~……」(あーねみぃ…)エレン「…」うとうとエルヴィン「南区の生徒は、自宅からの避難のさい、役所の展望台に避難するように。」エレン「……」スースーアルミン「なるほど、ここなら地震が来ても大丈夫だ」ミカサ「ふむふむ。この建物なら、津波の時でも助かる。」エルヴィン「しかし、経路が複雑なので、各自しっかりと確認しておくように」エレン「……」スースーアルミン「うーん、少し複雑な経路だけど、この警察署が目印になりそうだな」ミカサ「家を出て右折、次を左折、ここを左折して、警察署の前をまっすぐ…」ブツブツエルヴィン「…南区の避難場所、避難経路については以上だ。次は、東区の避難場所と避難経路を…」 9 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 14:28:16 帰り道アルミン「エルヴィン先生の説明、凄く為になったね」ミカサ「えぇ。これで、いつ災害が起きても自分を守ることができる」エレン「は?何の話だ?そりゃ」アルミン「え!?エレン、聞いてなかったの!?」エレン「寝てた」アルミン「ダメじゃないか!もー」エレン「すまんすまん。で、その話って…」ミカサ「アルミン、私達はここを曲がらないと。」アルミン「あぁ、そうだね。じゃあエレン、話は明日にでも」エレン「おう、じゃあな」エレン「…」スタスタエレン「…」スタスタガチャエレン「ただいま」クリスタ「あ、お帰りなさい!エレンお兄ちゃん!」エレン「体、今日もかわりないか?」クリスタ「うん!今日は平気みたい!」エレン「そっか。また週末、病院行こうな」ナデナデクリスタ「うん!」ニコ 10 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 14:35:14 夜エレン「クリスタ、今日は兄さん帰って来るって?」ジュージュークリスタ「遅くなるって言ってた!」エレン「ふーん…」カタカタクリスタ「今日のご飯は?」エレン「クリスタの大好きな、ハンバーグだ!」ニカックリスタ「うわぁー!やったー!」キラキラクリスタ「エレンお兄ちゃんありがと!だーい好き!!」ギューエレン「もう、かわいいなあクリスタは!」ガシガシクリスタ「ふふふ~♪」ニコニコエレン「さ、飯出来たぞ!席着け」クリスタ「はーい♪」ガタエレン「今日のは特別だ!いっぱいあるから、山盛り食えよ」クリスタ「やったぁー!いっただきまーす!」パチン 11 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 15:02:57 クリスタ「はむ」エレン「どうだ?上手いか?」クリスタ「うん!すっごい美味しい!最高だよ!」モグモグエレン「そうか、よかったな。まだまだあるからな」クリスタ「うん!」モグモグ1時間後クリスタ「ごちそうさま!」エレン「腹いっぱいになったか?」クリスタ「もう大満足!」エレン「ならよかった。風呂、先入るか?」クリスタ「うん、じゃあ先に入ってくるね」エレン「おう」ギイ、バタン 12 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 18:38:41 エレン「…」エレン「…兄さん、もう少し遅くなるかな…」エレン「…片付けするか」ガタエレン「…」ジャーカチャカチャエレン「…よし、片付け終了」ガチャクリスタ「お兄ちゃん、お風呂あがったよ~」エレン「おう、ちゃんと歯磨きもしてきたか?」クリスタ「もちろん!」エレン「お、えらいじゃんか」ナデナデクリスタ「えっへん!」ニコッエレン「じゃ、もう遅いし、寝るか」クリスタ「……うん」エレン「…?」クリスタ「……」フルフルエレン「クリスタ?」(何か、震えてないか?)クリスタ「……お兄ちゃん、今日は、私が寝るまで一緒に起きててくれる…?」エレン「?別にかまわねぇけど、どうした?」クリスタ「……お風呂の時から」クリスタ「…何か、胸騒ぎが…」ボソエレン「ん?お風呂の時から、どうしたんだ?」クリスタ「……いや……ちょっと、頭が痛くて!」エレン「は!?だ、大丈夫か!?薬飲むか!?」クリスタ「ううん、大丈夫!ただ、寝るときに、何かあったら困るから。って思って」エレン「そういうことか、わかった。一緒に起きててやるから、安心しろ。」クリスタ「ありがとうお兄ちゃん!」 13 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 18:47:27 エレン「さ、早く寝よう」クリスタ「うん」ゴソゴソエレン「……」クリスタ「…」(さっきから、胸騒ぎがする…)クリスタ(なんか、嫌な予感…。なんだろう…何の予感なんだろう…)クリスタ(いや、考えるのはよそう。眠れなくなる。)エレン「そういやクリスタ」クリスタ「!!…な、何?」エレン「お前ってよく、昔から何かを感じ取る事ができたよな」クリスタ「…え?」エレン「ほら、母さんが死んだときも、父さんが行方不明になった時も。お前が事件の前に、何か感じるって言ってたから。」クリスタ「……そういえば…」エレン「凄いよな…」クリスタ「…」エレン「…」 14 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/30(土) 18:54:58 クリスタ「あ!お、お兄ちゃん!」エレン「ん?」クリスタ「私最近ね、夢を見付けたよ!」エレン「夢?」クリスタ「うん!」エレン「凄いじゃねぇか!どんな夢なんだ?」クリスタ「お医者さんに、なりたいなって」エレン「医者?」クリスタ「うん、お医者さんになって、私見たいに、病気で困っている人を助けてあげたいの!」エレン「…そりゃ、立派な夢だな。頑張れよ」クリスタ「うん!ありがと!」エレン「…さ、もう寝よう。病気、よくならないぞ」クリスタ「…うん、お休みなさい」エレン「お休み。」クリスタ「……」うとうとクリスタ「……」スースー 15 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/31(日) 09:18:10 エレン「………寝ちまったか」『夢を見付けたよ!』エレン「…夢。か…」エレン「そういえば、三年前もそんな話してたっけ…」エレン「はは…俺ってば、まだ夢見付けれてないじゃんか…」エレン「……夢なんか…必要かよ…」エレン「…」エレン「…寝よ……」ガタガタタガタガタエレン「ん……?」ガタガタガタガタゴゴゴゴゴゴゴゴエレン「う!?何だ!?」エレン「地震…!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴグラグラグラグラエレン「ヤバイ!タンス押さえねぇと……!」ダッエレン「っ…!」ググググエレン(ハッ…そういえば…クリスタのベッドの横に本棚が…!!)クリスタ「んん……何の音…」エレン「クリスタ!そっちは危ない!早くこっち来い!!」ググググクリスタ「じ、地震…!?」フルフルエレン「クリスタ!早く!本棚が倒れる!」ググググクリスタ「ぅ…」フルフル(ど、どうしよう!体が震えて…!)エレン「クリスタッ…!」ググググクリスタ「お、お兄ちゃ…」バターン!!クリスタ「うわぁっ…!!」エレン「クリスタァ!!」ググググクリスタ「痛…痛い…お兄ちゃん…」エレン「クソ…!どうしたら…!」ググググリヴァイ「おい!エレン!!」エレン「!?兄さん!?」ググググリヴァイ「無事か!?クリスタはどうした!」エレン「本棚の…本棚の下敷きになっちまってる!早く助けねぇと!」ググググリヴァイ「下敷き…!?」 16 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/31(日) 12:01:11 だ、誰かいますか………… 17 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/31(日) 12:16:54 リヴァイ「……俺はクリスタを助ける!お前はそこでたえとけ!」エレン「わ、わかった!」ググググリヴァイ「く…瓦礫が多いな…」ギシギシリヴァイ「クリスタのベッドはここか!」リヴァイ「おい!クリスタ!」クリスタ「ぅ…リヴァイ…お兄ちゃん……?」リヴァイ「大丈夫かクリスタ!今そこから出してやるからな!」グックリスタ「うん……」リヴァイ「っ………!!」ググググググリヴァイ「ふっ…!!」ガターンリヴァイ「よし……」クリスタ「リヴァイお兄ちゃん……!!」リヴァイ「お、おい!?血塗れじゃねぇか!」クリスタ「う……」リヴァイ「よし、俺がおぶってやるから、逃げるぞ」クリスタ「うん」 18 : 水玉SLVnaTepbI : 2015/05/31(日) 12:24:48 前編はここで終了となります後編はこちらhttp://www.ssnote.net/archives/35805 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。