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死神を宿す少年※チートエレン

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  1. 1 : : 2015/05/19(火) 23:53:25



    皆さん、おはこんばんにちは!
    サンバードです!


    今回のSSではチートエレンを書いていこうと思います!


    ほかの方々の作品を見ていると、やはりチートエレンは強すぎる感じがしますよね!
    あっ、決して批判しているわけではないんですよ!?


    このSSのエレンは強さもそうですが、それと同時に特別な力を所持しています


    さらに原作とは違うオリジナル設定、オリキャラなど含まれています


    キャラ設定は大体決まっていますが、シリーズとして書こうか少し迷っている部分もあります。
    gdgdになるのも閲覧してくれる皆さんにとっても私にとっても疲れると思いますし………


    今後のことはとりあえずおいといて、さっそくはじめていきたいと思います!


    なお、このSSは前作『希望という名の少女※女エレン』と同じようにプロローグ編として書いていきます!



  2. 2 : : 2015/05/20(水) 00:08:18

    ――――――――――???



    『はぁ……はぁ……はぁ……』タタタタ……



    シュタタ…シュタタ…シュタタ…



    『ちっ!まだ追いかけてくんのか!?』タタタタ……



    シュタタ…シュタタ…シュタタ…



    『くそっ!いいかげんにしろっての!!』タタタ……



    シュタタ…シュタタ…シュタタ…



    ガッ!



    『っ!!ぐっ!』ドサッ



    シュタタ…シュタタ………ザ…ザ…ザ…



    『……やっちまったか……つまずくなんざ情けねぇ………さてと…』



    グルルルルルル……!



    『腹を決めるか………来いよ発情犬共……とことん殺りあおうじゃねぇか』スッ…



    グオオオオオオオ……!!



    『はああああああ!!』ダッ!

  3. 3 : : 2015/05/20(水) 00:25:11

    ―――――――――訓練所



    キース「貴様の名前はなんだ!?」



    アルミン「シガンシナ区出身、アルミン・アルレルトです!」バッ!



    キース「そうか!バカみてぇな名前だな!以上だ!後ろを向け!」



    教官A「おっ!また今年もやってますね」



    教官B「ああ、お前も味わったことあるんじゃないか?」



    教官A「懐かしいですよ、確か自分は理不尽な頭突きをもらった覚えがありますけど……」



    教官B「今年は確か104期だったか?キース教官は厳しいが、立派な方だ、きっと訓練兵たちを立派な兵士に育て上げることだろう」



    教官A「そうですね……それよりも自分は気になる奴が……」



    教官B「………………あいつだろ?」ユビサシ



    ???「…………………」



    教官A「黒いローブを羽織っているようですが……あいつはいったい……」



    教官B「……お前は壁が破られる前にシガンシナ区に行ったことがあるか?」



    教官A「い、いいえ……」



    教官B「彼はシガンシナでは有名だぞ?名前を聞けばおまえでも知ってるんじゃないか?彼の名前は――――――」











    教官B「―――――エレン・イェーガーだ…」









    教官A「!?え、エレン!?それってまさか……」



    教官B「ああ…………あいつは今期だったようだな」



    教官A「なぜ彼が入団できたんです!?彼は―――!!」



    教官B「それ以上言うな、俺たちには関係のないことだ、行くぞ」スタスタスタ…


    教官A「あっ……は、はい……」スタスタスタ…

  4. 4 : : 2015/05/20(水) 00:47:13
    期待!
  5. 10 : : 2015/05/20(水) 01:49:19
    >>5~8
    えっと……荒らしはやめてくださいね?



    チョウオオガタキョシンミタンダヨナ!? エ?ウ、ウン…


    ドノクライオオキインダ? 60メートルグライカナ?



    エレン「…………………」スタスタスタ…



    コニー「だったらさ――――お?おーい!そこの黒いやつ!」



    エレン「……俺か?」



    コニー「お前もシガンシナ出身だろ!?」



    エレン「……ああ」



    コニー「巨人を見てどうだったんだ!?」ワクワク



    アルミン「そ、そんなこと聞いたら―――「そうだな…」」



    エレン「たしか………」



    ゴオオオオオ!!



    一同「っ!!?」ゾクゾクゾク!



    エレン「このくらいの威圧感は感じたが?もういっていいか?」



    コニー「あ、ああ……」



    エレン「」スタスタスタ…



    コニー「なんなんだ…あいつは」



    アルミン「コニーは彼のことは知らないの?」



    マルコ「たしかエレン……っていったよね?」



    『俺は知ってるぞ、『死神エレン』だろ?』



    コニー「はぁ?死神?なんだそれ」



    『あいつは今までに何人もの人を殺してるんだよ、本当かどうかは知らねぇがな』



    マルコ「人を!?僕たちと同じ年なのに!?」



    アルミン「彼のことはよく知らないけど、彼を知らない人は僕の区ではいなかったぐらいだから……」



    コニー「じょ、冗談だろ……?」



    『……さっき感じただろ?あいつの殺気を……』



    コニマル「っ!!」



    『あれが証拠さ、とにかくあいつと関わるのはやめておきな、命がいくつあっても足りねぇぜ?実際なんで訓練兵団に入れたこと自体謎なんだぞ?』



    ライナー「……………」



    ベルトルト「………………」

  6. 12 : : 2015/05/20(水) 02:05:08
    >>11
    荒らしはなしでお願いします。

    荒らし、ダメ、ゼッタイ!




    ???「でも僕は彼とも仲良くなりたい!」



    一同「っ!!」



    『俺の話を聞いてたか?あいつはもともと一匹狼なんだよ、深くかかわろうちすると噛み砕かれるぞ?』



    コニー「噛み砕かれるのか……」



    ???「聞いていたよ、でも彼だって何か理由があるかもしれないだろ?これから3年間一緒にやっていくんだから少しでも仲良くなっていかないと」



    『はぁ……確かお前はキース教官になぜここに来たのか聞かれたときに『ともに戦う仲間をたくさん作るためです!』って言った奴か』



    アルミン「なんで仲間を作りたいんだい?」



    ???「僕も巨人を目の前にしたからね……あれは一人じゃ倒せない、仲間で力を合わせて戦わないと!」グッ!



    マルコ「ははは、君とは仲良くなれそうだ、よろしくねキッド」



    キッド「ああ!よろしく!」アクシュ



    ミカサ「アルミン、早く行こう」



    アルミン「あ、うん……じゃあまたあとでね」



    ジャン「(か、可愛い!!)なぁ、あんた」



    ミカサ「………なに?」



    ジャン「い、いや……きれいな黒髪だ」



    ミカサ「ありがとう」スタスタ



    ジャン(よっしゃこれで印象に残ったはずだ!)ガッツポーズ



    ミカサ(エレン、どこかであった気がしたけど……思い出せない…)ズキズキ
  7. 13 : : 2015/05/20(水) 02:20:33
    期待!
  8. 14 : : 2015/05/20(水) 13:11:57

    ――――――――――男子寮


    アルミン「ここの部屋は全部で6人か」



    ライナー「そのようだな、俺はライナー・ブラウン」



    ベルトルト「僕はベルトルト・フーバー、よろしく」



    アルミン「僕はアルミン・アルレルト」



    コニー「俺はコニー・スプリンガーだぜ!」



    ジャン「俺はジャン・キルシュタインだ、3年間よろしくな」



    エレン「………エレン・イェーガーだ」



    ライナー「………そういえばなぜお前らは訓練兵団に入ったんだ?」



    アルミン「僕は……壁の外の世界を見てみたいから」



    コニー「俺は憲兵団に入って村の奴らを見返すためだ!」



    ジャン「憲兵団に入って内地に暮らすためだが?」



    エレン「いう必要はねぇな」



    ライナー「おいおいエレン、さっきキッドも言っていたが、なんにせよ3年間同じ釜の飯を食う仲だ、少しぐらい仲良くする必要があるんじゃないか?」



    エレン「………………」ジィー



    ライナー「ん?どうした?」



    エレン「それはお前自身の言葉か?」



    ライナー「どういうことだ?」



    エレン「こいつらはともかくお前ら二人は面白い目をしている」









    エレン「まるで心のない人形のようだ」



    ライベル「っ!?」



    エレン「ふん、まぁいい……その眼に免じて教えてやるよ」






    エレン「俺は俺の使命を果たすためだ……そのために憲兵団を目指す必要がある、それだけだ」



    コニー「なんだよ、お前も憲兵団を狙ってるんじゃねぇか」



    エレン「どこかの馬面と同じに思われちゃ癪だからな」



    ジャン「そりゃ俺のことか?」



    エレン「驚いたな、自覚があるとは思わなかった」



    ジャン「んだとてめぇ!!」ガタッ!



    エレン「やめとけ、お前程度じゃ俺に触れることすらできねぇぞ?」



    ジャン「はっ!じゃあ胸倉でもつかんでやる――――っ!!?」



    エレン「どうした?掴むんなら掴んだらどうだ?ん?」



    ゴオオオオオオオ!



    ジャン(か、体がうごかねぇ……まるで金縛りにあってるみたいだ!)



    エレン「だから言ったろ?触れることすらできねぇと、俺は先に寝かせてもらう」ススス…
  9. 15 : : 2015/05/20(水) 13:52:51
    期待!
  10. 16 : : 2015/05/20(水) 17:31:49
    期待!
  11. 17 : : 2015/05/20(水) 19:00:34
    期待!
    面白いです!
    頑張ってください。
  12. 18 : : 2015/05/20(水) 19:34:51

    ジャン「ちっ!いけ好かねぇ野郎だ!」



    ライナー「まさかそんな風に思われていたとはな……」



    アルミン「彼も悪気があって言ってるんじゃないと思うけど、ごめんね」



    ライナー「なぜお前が謝る?」



    アルミン「ほら……彼とは同郷だし、僕も一応面識はあるから……」



    ライナー「答えになってないぞ?同郷だからといって代わりに謝る必要はない、俺は気にしないさ」



    アルミン「うん、ありがとう……」



    コニー「でも驚いたよな!?心のない人形とか言ってたけど、お前ら人形だったのか!?」



    ジャン「バカ、例えだろ?人形が歩き出したらビビるわ……大体目を見ただけで分かるわけねぇだろ」



    コニー「そ、そうだったのか!騙されたぜ!」



    ジャン「お前のそのテンションはなんだよ……」



    ライナー(いや……恐らく感じたんだろう、でなければあんな狂気じみた顔をするわけがない)



    ベルトルト(彼の使命も僕たちと同じようなものなのか?考えすぎ……か?なんにせよ彼は警戒しておく必要があるね……)チラッ



    ライナー(だがやつの使命によっては俺たちにとっていい方に転がり込むかもしれん……今すぐ行動を起こす必要はない、時を待とう)コクッ



    コニー「エレンも寝ちまったし俺たちも寝るか」



    アルミン「明日から訓練が始まるからね、どれだけ過酷かもわからないうちは早く寝るに越したことはないよね」



    ジャン「そうだな、じゃあ寝っか」



    ベルトルト「じゃあ電気消すよ?」パチッ



    ライナー「おやすみ」


    一同「おやすみ」

  13. 19 : : 2015/05/20(水) 19:54:08
    期待!
    面白いです!
    頑張ってください。
  14. 20 : : 2015/05/20(水) 23:08:04
    頑張ってください
  15. 21 : : 2015/05/21(木) 01:13:31
    >>16
    ありがとうございます!

    龍鳳 さん
    霧島董香 さん

    前回に引き続き支援ありがとうございます!



    ――――――――――――――――――――――――


    キッド「みんな今日からよろしく!」ビシッ



    マルコ「そんなかしこまらなくても……」



    キッド「『親しき仲にも礼儀あり』!付き合っていくには必要最低限のことだ!」



    マルコ「キッドは面白いね」クスクス



    キッド「それは褒められているのかな?」



    マルコ「あはは、ゴメンゴメン」



    『でもキッドは変わってるよな、仲間を作るためなんて』



    キッド「そうかな?」



    『なんかこう……子供の無邪気っぽさがにじみ出てるというかなんというか』



    キッド「………なんかみんな酷くないか?」



    一同「あはははは!」



    マルコ「卒団した後のことは考えてないの?」



    キッド「今は特に、ここでの生活の中で見つけていくつもりだよ」



    マルコ「3年間もあるから時間は十分だしね」



    『何とか憲兵団には入りたいけどなぁ…』



    キッド「今期は60人ぐらいって聞いてたからね、特に今期は優秀な人材がそろってるって聞くし」



    マルコ「目立つのは5人かな?ミカサ、ライナー、ベルトルト、アニ………そして――――」



    キッド「――――エレン、だね」



    マルコ「実力がどれほどか知らないけど、教官の洗礼を受けなかったのはこの5人だけだからね」



    『マルコよく見てるな』



    マルコ「このくらいは……ね、僕も座学には少し自信があるからそっちで頑張らないと…」



    キッド「俺は今のところ対人格闘かな?小さいころから体は動かしていたからね」



    『立体起動はまだわからねぇからな、明日の適性試験次第か』



    キッド「立体起動か……初めてだからちょっと心配だね」



    マルコ「そんな考えてもしょうがないんじゃないかな?なんにしても明日だよ!」



    『ああ、だからそろそろ寝ようぜ?なんだかんだでもう11時だし』



    キッド「いつの間にこんなに話し込んでたんだろうな」



    マルコ「楽しい時間ほど早く過ぎるからね、明日に備えてもう寝ようか」



    キッド「おう、じゃあお休み!」



    一同「おやすみ!」

  16. 22 : : 2015/05/21(木) 01:41:59

    ――――――――――女子寮


    サシャ「ふぃ~、今日は疲れました……」



    ユミル「初日から芋を食ってるほうが悪い、私たちに感謝するんだぞ芋女」



    サシャ「芋女って言わないで下さいよ――!」プンプン!



    クリスタ「そうだよユミル!サシャだって走り切ったんだから私はすごいと思うよ!?」キラキラ



    サシャ「クリスタは神様ですーー!」ビエー!



    アニ(騒がしいやつらと同室になったもんだね……)



    ミカサ「でもあれはサシャが悪い……教官の前で芋を食べるなんて自殺行為もいいとこ、命があるだけ感謝しなければならない」



    サシャ「い、いいい命ってそそそそそんな大げさな」アタフタ



    ミーナ「まあまあ、その話はここまでにしてみんな今日からよろしくね!」



    一同「よろしく(ね!)(です!)」



    ミーナ「早速だけど今期の中で気になる男子とかいた?」



    ユミル「お前唐突すぎだろ……私は男には興味ない、クリスタがいるからな」



    サシャ「私は特にいませんかね、食べるのに夢中だったんで!」



    クリスタ「私もまだかな、どんな人なのかもわからないし…」



    ミーナ「誰もいないのーー!?かくいう私もそうだけど……アニは?」



    アニ「興味ないよ」



    ミカサ「気になった人は………いる」



    ミーナ「な~んだ、結局誰もいないいんじゃ―――――っているの!?」



    ミカサ「黒いローブを羽織ってた人、たしか……エレン、って言っていた」



    ユミル「あいつか……正直どうなんだろうな?パッと見た感じ、ブサイクではなかったが私の好みではないな」



    ミカサ「気になったといっても特別な感情を抱いているわけではない……ただいつかどこかで会ったような気がして」



    ミーナ「覚えてないの?」



    ミカサ「はっきりとは……ただあの人はシガンシナ区でもよく見かけてたから」



    ユミル「『死神エレン』だったか?男どもが言ってたぜ?有名なんだろ?」



    ミカサ「でもなぜそのようなに呼ばれてるかは知らない、私のおじさんは知っているようだったけど教えてくれなかった」



    クリスタ「言えない理由があったのかな?」



    ミカサ「……わからない」



    ミーナ「とりあえずミカサが気になる相手はエレン……っと、私も少し気にかけてみようかな?」



    サシャ「私も朝ごはんをねだってみます!」



    ユミル(こいつは人の話を聞いてたのか?)



    クリスタ「ほかの人のをとっちゃだめだよ?少しだったら私が分けてあげるから……ね?」ニコッ



    サシャ「かみぃぃぃぃぃぃ!!」



    ユミル(結婚しよ)



    ミカサ(それより気になるのは思い出そうとすると頭痛がするということ………何か重要な……忘れてはいけない何かを忘れている気がしてならない…)

  17. 23 : : 2015/05/21(木) 14:21:08

    ――――――――――――食堂


    アルミン「今日の朝食はパンとスープだね」



    ライナー「おそらく毎回これな気がするぞ?」



    ベルトルト「ないよりはましじゃないかな?」



    アルミン「食料は大事だからね、贅沢は言ってられないよ」



    ジャン「どうでもいいが、なんか騒がしいな」



    アルミン「きっとあれだよね……」ユビサシ



    サシャ「朝食狩りですよーー!コニー!パァンをくださーーい!」ダダダダダダ!



    コニー「なんで俺なんだよぉぉぉぉ!!」ダダダダダダ!



    アルミン「うp主このくだり好きだよね」



    ジャン「何言ってんだアルミン?」



    アルミン「なんでもないよ、あ……コニーが捕まったね」



    ライナー「コニー……ご愁傷様だな」



    コニー「」チーン



    サシャ「ふふふ、現実とは非情なんですよ!ではいただきまーす!」ガチッ!



    サシャ「あ、あれ?パンが……なくなって……?」キョロキョロ



    オイ……ヤベェンジャネェカ? デンジャースギダロ…


    キョウカンヨンダホウガイインンジャネ?



    ライナー「………さっきまで姿が見当たらなかったはずなんだが…」



    ベルトルト「でも……いるよね、目の前に」



    アニ「ふ~ん、なかなかやるようだね」



    ユミル「あのバカ死んだんじゃないか?」



    コニー「はっ!お、おれのパンがぁぁぁ―――――ってあれ?」









    コニー「エレン?どうしたんだ?」








    サシャ「え?ど、どこにいるんですか?」



    コニー「どこって……そりゃお前の後ろに……」



    サシャ「う、後ろって……」ギギギギ



    エレン「…………………」ゴゴゴゴゴ



    サシャ「え、エレン……?お、怒っているんですか……?」



    エレン「……さぁな、どっちだと思う…?とりあえずパンは返してもらったぞ」スッ



    サシャ「い、いつの間にとったんですか……?まったく気配がしなかったんですが……」



    エレン「ほらよ、お前のだろ?」ポイッ



    コニー「お、おう……すまねぇな」パシッ
  18. 24 : : 2015/05/21(木) 14:41:24


    マルコ(まさかコニーのために?でもエレンは人のために何かするような人じゃないと思ったんだけど…)



    クリスタ(噂とは違っていい人なんじゃないかな?)



    ミカサ(…………たぶん…)



    エレン「お前は食べるのが好きか?」



    サシャ「は、はい」



    エレン「別にお前が食べるのを邪魔したいわけじゃない、だが人のものを奪ってでも食べようとするのは間違っているんじゃないか?」



    サシャ「私の村では獲物を横取りするのは狩りの世界では珍しいことじゃありませんでしたから…」



    エレン「………ここでは訓練兵に平等に食料が与えられる、罰則や成績の上位者に与えられるものを抜いてな、たたでさえ少ない食料だ、それを人から盗ってお前は満足か?」



    サシャ「…………………」ショボン



    キッド「え、エレン……サシャも反省していることだし、その辺にしてあげたら……「黙ってろ」」



    エレン「たとえば栄養不足で集中力が散漫になり、それが原因で死んだりしたらお前は責任をとれるのか?」



    サシャ「………い、いえ…」



    エレン「ならお前の行動を見逃すことはできない、お前がやろうとしてることは重いことであることを忘れるな」



    サシャ「はい、コニーすみません……」ペコリ



    コニー「もう気にしてねぇよ!」ニカッ



    エレン「もしそれでも足りないってほざくんなら―――」スッ



    エレン「――――俺のをやるよ」



    サシャ「え!?いいんですか!?………でも私は責任が……」



    エレン「気にするな、俺は俺で食料は確保するからな」



    サシャ「……あ、ありがとうございます!エレンはいい人ですね!」



    エレン「言いたいことがあったから言っただけだ、それ以外の理由はねぇよ」スタスタ



    一同「…………………」
  19. 25 : : 2015/05/21(木) 14:51:48

    キッド「本当に彼は死神なんて呼ばれてたのか?」



    アルミン「あはは……確かに間違いないはずなんだけど…」



    マルコ「僕には彼はいい人にしか見えないよ?」



    ライナー「一時の態度や言動だけで人の性格なんてわからんもんさ」



    コニー「俺は食べられてハッピーだぜ!」モグモグ



    ベルトルト「でも食料を確保してあるって言ってたけど、どこにあるんだろう?」



    ジャン「確かに気になるよな、まさか食糧庫に盗みに言ってんじゃねぇか?」



    キッド「さすがにそれはないんじゃないか?さっき自分で言ってたことを破るなんてことはしないだろうし」



    アルミン「彼のことは疑問が残るけど、先に食べちゃおうか、もうあまり時間もないみたいだし」モムモム



    ライナー「人の詮索はあまり趣味じゃないからな、俺もさっさと食べるぞ」モグモグ



    マルコ「サシャもさっきあんなことがあったのに、幸せそうにご飯を食べてるよ」アハハ…

  20. 26 : : 2015/05/21(木) 15:53:48
    期待!
  21. 27 : : 2015/05/21(木) 16:55:35
    頑張ってください
  22. 28 : : 2015/05/22(金) 01:05:04

    サシャ「エレンは神様ですぅぅぅぅ!!」バクバク!



    ユミル「お前は食べ物さえくれりゃ誰でも神様なのか?というかもう少し静かに食えっての!飛んでくるだろうが!」



    サシャ「そんな細かいこと言わないで下さいよ!」グッ!



    ユミル(うぜぇ……)



    クリスタ「よかったね、サシャ♪」ニコッ



    ミーナ「やっぱりミカサが気に入っただけはあるね!」



    ミカサ「だから特別な感情があるというわけでは―――――」



    ミーナ「そんな謙遜しなくてもいいって!」



    ワイワイ……ガヤガヤ……



    キッド「やっぱり賑やかなのはいいね!」

  23. 29 : : 2015/05/22(金) 01:05:22


    ――――――――――対人格闘


    キース「今日は対人格闘から始める!立体起動の適性検査は体全体に負担が生じる、そのため対人格闘で体をほぐしておくように!むろんストレッチを忘れるな!では各自自由にペアを組め!」



    ―――――――――――――――――――――――


    ライナー「ふんっ!」



    ヒュッ!…ドサ…



    エレン「……………」アオムケ



    ライナー「すまんすまん、少しやりすぎたな」



    エレン「………ん」スクッ



    ライナー「じゃあ次はお前がならず者役だな」



    エレン「……ああ、いくぞ」スッ



    ライナー(対人格闘は得意じゃないのか?さっきから俺に投げられてばかりだが……妙な違和感がある)



    ヒュッ…バシッ!ウバイトリ



    ライナー「また俺の勝ちだな」



    エレン「………そのようだな」



    ライナー(むぅ…得意不得意以前にいまいちやる気が感じられんな……ん?あれはアニか)



    アニ「…………………」



    ライナー「(よし、いいことを思いついたぞ!)なあ、エレンよ」



    エレン「なんだ」



    ライナー「あいつをみてみろ」



    エレン「あの金髪釣り目がどうかしたか?」



    アニ「」ピクッ



    ライナー「(ん?聞こえたのか?)サボっているようだから俺たちが兵士が何たるかを教えてやろうじゃないか、なぁ?」ニヤニヤ



    エレン「つまらん」



    ライナー「そんなこというな、さぁいくぞ」スタスタ



    エレン「……………」スタスタ



    ライナー「アニ、お前に兵士のなんたるかw「こいつがあんたに説教してやるってさ」」



    アニ「………へぇ」ゴゴゴゴゴ!



    エレン「じゃああとはがんばれよ、兵士さん」



    ライナー「え?」



    ―――――――――数秒後



    ライナー「」チーン



    アニ「無様だね……じゃあ私は行くよ」スタスタ



    エレン「ちょっと待てよ」



    アニ「………何?まだなにか?」



    エレン「今のを見たら少し興味がわいた、ちょっと手合わせ頼みたいんだが?」



    アニ「やめときな、さっきから見てたけどあんたこいつより弱いだろ?誘うんだったらもう少し自分を磨いてからに――――「おいおい、逃げるのか?」…………は?」



    エレン「頼むんじゃだめだったか?じゃあ俺の相手をしろ、今度は命令だ」



    アニ「へぇ……挑発の代償は高くつくよ」スッ



    エレン「じゃあその代償は自分で払うんだな」スッ



    アニ「寝言は寝てからいいな!」ダッ!


    シュバババ!ブン!スカッ!



    エレン「……………」ススス…ヒュン…



    アニ(なんだこいつ、さっきから私の攻撃が当たらない!?)



    アニ「っ!!なめるんじゃないよ!」ビュン!



    エレン「それがお前の本気か?正直遅すぎてあくびが出るぞ?」ヒュン…パシッ…



    アニ(くそ!突きは交わされ、上段蹴りは受け流され、ローキックはバックステップで交わされる!一回見ただけなのにどうして!?)



    エレン「ほら、清算だ」バシッ!



    グルン!……ドサッ!



    アニ「くっ!(終いには私の技で倒される……どこまで馬鹿にすれば!)」スクッ



    エレン「なんでって顔をしてるな?」



    アニ「っ!?」



    エレン「確かに傍から見れば大した技術だ、だが所詮は遊びなんだよ」



    アニ「あ…そ…び…?」



    エレン「生きてきた環境が違うってことさ、あいにく俺は温室育ちのトマト野郎じゃないんでね、まぁそれなりには愉しめたが」



    アニ「あんた……本気で私を怒らせたみたいだね……」ゴゴゴゴ!!



    エレン「そんな気迫俺には通じねぇよ、それと―――――」








    エレン「今度はもう少し自分を磨いてから相手をしてくれよ?せめて俺に一発くらわせるくらいじゃないと話にならん」スタスタスタ



    アニ「絶対に後悔させる!その言葉!!覚悟しときな!」ダンッ!



    エレン「その日を楽しみにしているよ、何十年後になるかわからねぇがな」フッ



    ベルトルト(いつもクールで冷静なアニがあそこまで感情を露わにするなんて………)

  24. 30 : : 2015/05/22(金) 06:04:44
    期待!
  25. 31 : : 2015/05/22(金) 20:54:54
    期待!
    面白いです!
    頑張ってください。
  26. 32 : : 2015/05/23(土) 03:18:58


    ――――――――――――立体起動


    キース「ではこれより立体起動の適性検査を行う!名前を呼ばれたものは前に来い!」



    ――――――――――――――――――――――――


    ミカサ「」ピタッ



    教官C「見ろ、まったくぶれがない」



    教官D「今年はなかなか豊作のようですね」



    教官C「立体起動はセンスが試されるものでもある、才能がある奴は体のブレもほとんどないから静止していられる」



    教官D「才能ですか………確かにそれもそうですが、大体はあんな感じだと思いますよ?」ユビサシ



    マルコ「おっとと…!」ギシギシ



    ジャン「へっ!ら、楽勝だぜ!」ギシ…



    ライナー「ふむ、こんなものか…」ギシ…



    ベルトルト「案外難しいものだね…」ギシ…



    コニー「やっぱ天才は格が違ったぜ!見てみろ!」ギシ…



    教官C「テンションはともかくあれが普通だろうな」



    教官D「…………しかし、やはり彼は…………」



    教官C「……当然といえるだろうな」



    エレン「」ピタッ



    教官D「本当に頼もしいですね」



    教官C「これで悪評さえなければ完璧なんだがなぁ」



    教官D「……ん?何か様子が変じゃないですか?」



    教官C「言われてみれば少しワイヤーが変な音をしている気g」



    バキッ! ビューン!



    教官D「あっ!ベルトのワイヤーが外れてほっぽり出されましたよ!」



    教官C「いかん!あれでは地面にぶつかる!」



    エレン「」グルグルグル!スタッ!



    教官C「回転しながら着地した……だと?」



    教官D「才能があるとはいえあの突発的な出来事にまったく動じないなんて…」



    キース「イェーガーよ、大事はないか?」



    エレン「問題ありません、続けてください」



    キース「う、うむ(破損したベルトで無理やり静止したせいでベルトのほうが持たなかったようだな………それにしてもなんて奴だ…)」



    コニー「おいエレン!お前すげぇよ!なんであんなことできるんだ!?」キラキラ



    エレン「…………さて、ね…火事場の馬鹿力って奴だろうな」



    キッド「なんかちょっと違うような……」



    エレン「俺のことより次はお前だぞ、さっさといけ」



    キッド「わ、分かってるって!」スタタタ…



    オレハトベルンダー! キサマラハシズカニデキンノカ…


    キッドモヤルナー ヤベェヨヤベェヨ…



    キッド「無事クリアしてやったぜ!」ドヤァ



    マルコ「やったな!」



    キッド「おう!」

  27. 33 : : 2015/05/23(土) 03:49:34


    ――――――――――――座学


    教官H「座学は私が担当します、まず君たちがどれほどの知識があるかどうか調べるためにテストを行います、と言っても基本問題なので当然成績には関係します、場合によっては補修なので覚悟しておいてください」



    エー!マジカー! マッタクジシンガネー!


    ガヤガヤ… ザワッ…ザワッ…



    教官H「ではテストを配ります、配られたものから始めてください」



    ―――――――1時間後



    教官H「ではテストを返却します」



    アルミン「う~ん95点……まだまだだね」



    マルコ「僕は91点だったよ、アルミンには勝てなかったか」



    ジャン「…まぁこんなもんだろ」76点



    ミカサ「まだまだアルミンにはかなわない」86点



    クリスタ「み、ミカサ……すごい…」66点



    ユミル「やる気がでねーからこんなもんだろ」70点



    ライナー「どうも脳筋でいかんな」54点



    ベルトルト「ライナー……もう少し頑張ろうよ…」77点



    アニ「…………十分だね」72点



    ミーナ「なんか甲乙つけがたい…」50点



    エレン「Zzz……Zzz……」120点



    コニー「サシャ、得点で勝負しようぜ!」



    サシャ「いいでしょう!負けたほうは今日の夕食のおかずを一つもらうってことで!」



    コニー「普通だったら『夕食を全部もらう』って言いそうだけどな?」



    サシャ「エレンに言われたことは忘れませんよ!」フンスフンス



    コニー「晩飯ならいいんじゃねぇか?訓練もねぇし」



    サシャ「賭けましょう……一つ二つではなく……全部!」



    コニー「それでこそサシャだぜ!じゃあせーので点数を言うんだぞ?せーの……」



    サシャコニ「8点!!」



    コニー「引き分けか……」



    サシャ「仕方ありません、勝負は次回に持ち越しですね…」



    キッド「ふふふ……甘いな二人は」ニヤニヤ



    コニー「おおう?じゃあキッドは何点なんだよ!」



    サシャ「そうですよ!教えてください!」



    キッド「見て驚くなよ……ジャーン!」つ10点



    コニー「なん…だと…?」



    サシャ「わ、私よりも高いなんて……」ガクガク



    キッド「俺の勝ちみたいだな!」フフン



    コニー「お、お前は参加してないんだからダメだぞ!」



    サシャ「そ、そうですよ!私のおかずはあげません!くれるんならもらいますが!」



    キッド「俺もやらないよ!」



    教官H「それではテスト返却は終了する、ちなみに君たち三人は補修だから夕食は抜きね」



    サシャコニキッド「えぇぇぇぇぇ!!?」



    ジャン「あいつらは見ててあきねぇな」



    マルコ「キッド、勉強は苦手なようだね……」ニガワライ

  28. 34 : : 2015/05/23(土) 09:35:27
    期待!
  29. 35 : : 2015/05/23(土) 14:00:02
    期待!
    面白いです!
    頑張ってください。
  30. 36 : : 2015/05/23(土) 19:30:31

    ―――――――――夕食



    ワイワイ…ガヤガヤ…



    サシャ「お腹すきましたぁ…」グゥゥ



    コニー「それを言うなら俺だって…」グゥゥ



    キッド「二人とも情けないなぁ!俺は全然そんなことh」グゥゥ



    コニー「俺は?」ニヤニヤ



    サシャ「なんですって?」ニヤニヤ



    キッド「う、うるっせーよバーカ……」



    エレン「ほら食えよ、ただしちゃんと分けろ」つパァン



    サシャコニキッド「ふおおおおおお!?」



    エレン「なんだいらないのか?」



    サシャ「いいいいいいいえ!そそそそんなことは!!」ハァハァ…



    コニー「やっぱお前はいい奴だぜエレン!」グッ!



    キッド「仲間っていいよなぁ!二人とも!」



    サシャコニ「はい(おう)!」



    エレン「つまらねぇこと言ってねぇで早く食え」



    ライナー「あいつという人間が全く分からん」



    ベルトルト「そうだね、死神と呼ばれてる割にはご飯は分けてあげるし、優しいと思ったらアニを見下すし……」



    マルコ「僕も対人格闘の時は驚いたよ、あの時のほうが死神って感じがしたね」



    アルミン「……………たぶんわからないのは僕たちが『良い』『悪い』で判断しているからじゃないかな?」



    ライナー「というと?」



    アルミン「僕たちは彼の行動に対して違和感を感じている、その理由はおそらく物事の善悪で判断した時に彼がその両方を行っているからじゃないかと思うんだ」



    アルミン「善の行動としては『数少ない自分の食糧を与える』こと、悪の行動としては『プライドを傷つけること』、この反対の行いが僕たちに異物感を感じさせているんだ」



    ベルトルト「じゃあどうすればその違和感はなくなるんだい?」



    アルミン「たぶんだけど……彼の人間性を知ればおのずと違和感は消えると思う」



    ライナー「奴自身を知る……ってことか?」



    アルミン「彼の行いにはおそらく彼なりの信念があるんじゃないかって思うんだ、ぼんやりとだけど……」



    ライナー「じっくり時間をかけて知る必要がありそうだな、それは」



    ベルトルト「あはは、そうだね」



    キッド「今日もパンがうまい!」



    サシャ「食べられることに感謝です!」



    コニー「この瞬間のために俺は生きているような気がするぜ!」

  31. 37 : : 2015/05/23(土) 19:47:03
    頑張ってください
  32. 38 : : 2015/05/23(土) 20:02:48
    期待
  33. 39 : : 2015/05/23(土) 22:11:13
    期待!
  34. 40 : : 2015/05/24(日) 03:01:35

    ――――――――――――夜



    アルミン「ふわぁ……覚悟はしていたけどキツイね…」



    コニー「全身筋肉痛だぜ…」



    ライナー「最初こそそうだが、慣れてくるとそうでもなくなると思うぞ?」



    ベルトルト「慣れるまでが大変だと思うけどね…」



    ジャン「明日から立体起動の訓練が本格化してくるだろうからな、今日よりもつらいと思うぜ?」



    アルミン「そうだね……でも僕はやめるつもりはないよ、僕も夢があるからね」



    ライナー「夢……か」



    ベルトルト「うん…いい言葉だね」



    コニー「ん?夢なら寝れば見られるだろ?」



    ジャン「馬鹿は黙ってろ」



    ライナー「そういえばエレンの姿が見えないようだが……」



    アルミン「さっきここに来るときにすれ違ったけど、トイレじゃないかな?」



    ジャン「トイレにまであのローブ持っていくのかよ…」



    ―――――――――――――――――――――――



    スパァン!………スパァン!…



    アニ「もう少しミートを――――」スパァン!



    アニ(はぁ、何してるんだか私は……こんなことやる奴じゃないはずだったんだけど…)



    ~~~~~~~~~~~~~~~~~



    エレン「お前がやっているのは所詮遊びなんだよ」



    エレン「今度はもう少し自分を磨いてからにしてくれよ?」



    ~~~~~~~~~~~~~~~~~



    アニ(あいつのあの面を思い出すと無性に腹が立つ…)



    アニ「はぁ!」スパァン!ギシギシ…



    アニ「くっ…ダメだ…こんなんじゃ見返すことなんてできない!」



    『ずいぶんと荒れているな』



    アニ「…………なんであんたがここにいるんだい、エレン」



    エレン「少し気になっただけだ、廊下にいればいやでも聞こえてくるからな」



    アニ「それならもういってくれない?邪魔なんだけど」スパァン!



    エレン「悪いが、しばらく見物させてもらうぞ」



    アニ「あんたは私より強いだろ?私の練習を見て何の得があるの?」



    エレン「はぁ?本気で聞いているのか?いくらお前が俺より劣っているからってお前から得るものがないってわけじゃねぇだろ?」



    アニ「あんたと話すと調子がくるっていけないね、悪いけど今日は店じまいだよ」フゥ…



    エレン「は?もうおしまいか?」



    アニ「これ以上やると明日に響くからね、今日はもう寝るよ」









    エレン「所詮お前はそんなもんなのか」









    アニ「」ピクッ



    エレン「明日のことを考えて体力の心配をするなんて頭がよろしいことで……いくら睡眠をとったって格闘技術が上達しねぇし、身長が伸びるわけでもねぇんだぞ?」



    アニ「あんたは……何?私に恨みがあるの?そんなに悪口を言ってあんたは楽しいのかい?」ゴゴゴゴゴゴ!



    エレン「起こったか?お前は冷静なやつだと思ったんだが、俺の人を見る目も腐ってきたかな」



    アニ「いっそそのまま腐って失明すれば?」



    エレン「あいにくと腐ってるのは俺の目ん玉じゃなくてお前の根性だけどな」



    アニ「やはりこのままあんたを帰すわけにはいかなくなったね、腕の一本は置いてってもらおうか」ゴゴゴゴゴ!



    エレン「やっとやる気を出したか……対人格闘の時もそれぐらい殺気立ってくれなくちゃ張り合いがないってもんだ」



    エレン「どうせなら俺を殺すつもりで来いよ、そのくらいの覚悟も背負えないで俺に勝てるなんて思うなよ?」スッ



    アニ「言われなくてもそのつもりさ、死神は地獄に送り返してやらないとね……!」スッ
  35. 41 : : 2015/05/24(日) 03:25:46

    ―――――――――10分後



    アニ「はぁ…はぁ…はぁ…」



    エレン「どうした、この程度か?」



    アニ「な、なめるんじゃ……ないよ!」ヒュン!



    パシッ! ドサッ!



    アニ「っ!(受け流した手をそのまま掴んで投げ飛ばした!?)」



    エレン「勝負ありだな、お前の負けだアニ」スクッ



    アニ「……なんで……なんであんたに勝てない!」



    エレン「教えてやろうか?それは――――――――――」



    アニ「!!?そんなわけない!だったら私だって――――」



    エレン「これ以上言葉で語っても時間の無駄だぞ?確かめたければ俺と特訓すりゃあいい」



    アニ「あんたと……だって…?」



    エレン「お前に足りないものはお前自身が見つけて俺を超えるんんだ、俺が相手をすればそれもわかるだろ?」



    アニ「あんた自分が何言ってるのかわかってるの?あんたを見返すと鳴いている奴になぜあんた自身が手を貸す!?」



    エレン「ライバルは一人ぐらいいたほうがいいから……かな?」



    アニ「そんな理由で私が納得すると思ってるの?」



    エレン「お前は納得せざるを得ないさ、目の前にあるチャンスを逃すなんてマネしないだろお前は」



    アニ「なぜそんなことがわかる?」



    エレン「お前さっきから質問ばっかだな、そりゃあお前の目がそう語ってるからだよ」



    アニ「目…だって?」



    エレン「目は口ほどにものをいう……言葉よりも目を見たほうが俺には分かる、それだけだ」



    アニ「ふん……じゃあ付き合ってやるよ、その代り覚えておきな、あんたの後ろを私が追っていることに」



    エレン「人の成長を見逃すなんてマネはしない、不意打ちでやられるようなことは絶対にしねぇしさせねぇから安心しな」



    アニ「じゃあ続けるよ…」スッ



    エレン「ああ、限界を超えてな」スッ

  36. 42 : : 2015/05/24(日) 14:57:35
    クリスタ「次いつ書いてくれる?」ウルウル
  37. 43 : : 2015/05/24(日) 15:21:03
    期待!
  38. 44 : : 2015/05/24(日) 15:38:29
    >>42

    レンズ訓練兵、配置につけ



    ―――――――――馬小屋



    ブルル…ブルル…



    クリスタ「よしよし」ナデナデ



    クリスタ(今日は馬術訓練なかったな……楽しみにしてたんだけど…)



    クリスタ「あ、あれ?これで全員?一頭足りない気がするんだけど……みんな知ってる?」



    馬「」スッ



    クリスタ「え?あそこにいるの?」



    ―――――――――――――――――――――



    クリスタ「えっと、こんにちは♪」



    『………………』プイッ



    クリスタ「あなたは行かないの?みんなあっちの馬房にいるけど……」



    『』パカパカ…



    クリスタ「無視されちゃった……」シュン…



    クリスタ(でもあの子の雰囲気……どこかで見たことあるような…)



    『………………』

  39. 45 : : 2015/05/24(日) 15:44:07
    期待!
    面白いです!
    頑張ってください。
  40. 46 : : 2015/05/24(日) 16:04:07


    こうして104期訓練兵団の最初の一日が終わった。



    しかしこの一日は三年という月日のたった一日に過ぎない。



    しかしこの一日の出来事は104期訓練兵団にとっては大きな一日となっただろう……



    あるものは兵士になる厳しさを知り、あるものは食の大切さを知り、あるものは己の弱さ・世界の広さを知り、あるものは人への感謝の気持ちを知る。そしてあるものは――――――



    ――――――――何も感じない。



    そしてその中で――――――



    ―――――――――――???



    ???「何とか訓練兵にはなれたみたいだね♪よかったよかった♪」



    『貴様、何を笑っている……』



    ???「口を挟まないでくれるかな?君たちはただ僕の言うとおりに動けばいいんだよ、分かるよね?」



    『…………一つ聞きたい、貴様の目的はなんだ』



    ???「…………どうやら自分の立場が分かっていないようだね」ガシッ!



    『ぐっ…!?』クビシメ



    ???「あのね、君たちは僕の動かすコマでしかない……コマがご主人様に意見を言ったり、勝手に質問しちゃいけないよね?」




    『……が…っ…!く、くるし……』ギリギリ



    ???「今ここで君たちを含めるこの建物ごと吹き飛ばす力を僕は持っているんだよ?なんなら試してみようか?」



    『や……やめ……ろ…』



    ???「『やめろ』?違うでしょ?人にものを頼むときはなんていうの?」



    『や、やべでぐだざい!おねがいじまず!!』



    ???「そうそう♪聞き分けのいい人は好きだよ♪そうこなっくっちゃ……ね!」ビュン!



    ドォーン!



    『ぐはっ!?ごほ!ごほ!…』



    ???「今度ふざけたこと言ったら君の家族の命はないからそのつもりでね♪」



    『…………は、はい……わかりました…』



    ???「ふふふふふふ、たのしみだなぁぁぁ……君はどれほど強くなるんだろうなぁ……」






    ???「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」







    ――――――暗い影もまた…世界を覆わんとしていた……



    fin
  41. 47 : : 2015/05/24(日) 16:08:25
    面白かったです
  42. 48 : : 2015/05/24(日) 16:09:04


    これで死に神を宿す少年※チートエレンを終了させていただきます!



    初めにも言いましたが、これはプロローグ編です。いくつかのSSに分けてこれからも書いていきたいと思います。



    違うSSで女エレンのSSも書いているので、そちらのSSと併用してこれからも続けていきたいと思います!



    更新が間に合わない場合もあると思いますが、どうかご了承ください



    それでは次回のSSでまた会いましょう!



    サラダバー!
  43. 49 : : 2015/05/30(土) 01:42:19
    え、続きないの?
  44. 50 : : 2015/07/17(金) 01:21:41

    次スレです!

    死神の意志※チートエレン

    http://www.ssnote.net/archives/36961
  45. 51 : : 2015/08/26(水) 13:29:17
    えっ!終わり!? ???が誰なのか気になる!!
  46. 52 : : 2015/12/15(火) 13:49:28
    予想は、やられてたのがキース、やってたのがキッド
  47. 53 : : 2020/10/10(土) 21:47:36
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

    http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=51

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サンバード

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