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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

作者「皆の相談を受けよう」

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  1. 1 : : 2015/05/18(月) 22:42:53
    作者咲紗です。
    今回もゆっくり執筆します。
    相変わらず更新遅くなります。では、このssについて幾つか
    ・文才がないです。
    ・誤字脱字は気にしないで下さい
    ・今回は私の大好きなCPが出ます。薔薇展開もちろん含みます。百合はないです。
    ・相変わらずキャラが分からないです。
    ・オリジナルが出ます。
    ・独特の世界観で進みます。一応補足は入れますがなんとなくでいいです

    こんなところでしょうかね。それでは行きましょう。更新は明日ですが。
  2. 2 : : 2015/05/18(月) 22:48:06
    期待です
  3. 3 : : 2015/05/19(火) 12:54:23
    期待有難うございます。では、始めます。
    (今回は作者視点、場合によっては他のキャラの視点もありえます)


    私がコロシアイを終わらせてから一週間が経った。最初は皆違和感を感じていたけど、どうやらもう一度仲良くなれたようだ。

    石丸清多夏の提案で毎朝の朝食会は続行されてるよ。さすが石丸だね!!

    食堂にて

    作者「そうだ!皆の相談を受けよう」

    十神「いきなりなんだ鬱陶しい」

    作者「超高校級の完璧(笑)の白夜には関係ないね」

    腐川「白夜様のことを気安く呼ばないで欲しいわね……!!」

    十神「それは貴様もそうだ。それから、その汚い口を開くな」

    腐川「解りました白夜様」ダンマリ

    作者「ほら、皆そろそろなんか悩み事とか出てくるよね?」

    作者「なので!皆の相談を私が解決まで導いて差し上げましょう!」

    朝日奈「へぇ、面白そうじゃん!ねえ、さくらちゃん」

    大神「うむ。確かに、我も良いと思うぞ」

    作者「でしょでしょ!と、云うわけで、相談のある方は私に直接話しかけてね。相談内容は誰にも言わないから安心してね」

    不二咲「相談って、なんでも良いのかなぁ?」

    作者「もちろん。此処での生活に必要なもののリクから、恋愛相談までなんでも受けるよ」

    苗木「本当になんでもいいんだね」

    作者「うん。そういうことだから。じゃね〜」

    おっと、忘れてた

    作者「そうそう、希望の結界が希望ヶ峰の敷地内まで拡がったよ」

    桑田「そっちのほうが重要じゃねーか」

    そうかな?相談の方が重要だと思ったんだけどね

    あ、希望の結界っていうのは、絶望側の人間が入れない結界で、結界に触れれば希望の人になるものだよ。

    作者「じゃあ、私は部屋に行ってるね〜」


  4. 4 : : 2015/05/20(水) 12:03:03

    さて、部屋で何をしようかな?漫画でも読むかな。

    コンコン

    おっと、誰か来たみたいだね
    キタ━━ヽ(´ω`)ノ゙━━!!ってやつだよ。

    作者「はいはいどなたー?」ガチャッ

    目の前には皆の希望苗木誠君。アンテナが可愛いね!!女子ウケいいよね。

    苗木「作者サン……」

    作者「おうおう、相談かい誠!まあ、いいからあがってよ」

    苗木を部屋に招き入れる。私はベッドに胡座をかいて、苗木は椅子に座った。

    苗木「最近、女子の目が怖いんだ」

    作者「え、それって?」

    苗木「霧切サン、舞園サン、セレスさん、戦刃サンが僕をじっとり見つめるんだ」

    それはメシウマ的展開じゃないですかやーだー(棒)

    作者「えっと、それはいつからかな?」

    苗木「皆タイミングが違うんだけど、霧切サンは、コロシアイ終了後翌日頃かな。突然、『苗木君のクセに生意気よ……言ってみたかっただけよ///』とか言ってからかな」

    作者「面白いけど、ちょっとね(汗)」

    苗木「舞園サンは、モノクマに同機のDVDを見せられた後、慰めてから」

    苗木「セレスサンは、山田クンの代わりにロイヤルミルクティー入れてあげてからかな」

    作者「…………」

    苗木「戦刃サンは、コロシアイが終わった直後から……かな」

    フラグ立てすぎだろ誠おおお!!!

    苗木「皆僕の事が嫌いなのかな」

    そして鈍い!!え、ナニコレ、解ってないの?
    エェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエライコッチャ

    作者「えっと、逆だと思うぞ誠」

    苗木「え!?逆って?」

    作者「あああ!もう焦れったい!あのね!君は!その四人に好かれてんだよおおお!!!」

    苗木「それは、四人共友達として好きだけど」

    作者「アホアホアホアホアホアホアホアホオオオオオ!!!!」

    苗木「」ビクッ(なんだろう、今、作者サンが桑田クンにみえたんだけど……)

  5. 5 : : 2015/05/20(水) 17:09:08
    作者「今アポみたいだと思ったろ」ギロリ

    苗木「ひっ……なんで?」

    作者「私の才能、超高校級のチートを忘れたの?超高校級のエスパー位使えるって」

    苗木「そ、そうなんだ」

    それにしても、なんで誠ってこんな鈍いの……?

    作者「アンタさあ、聞いておくけど誰が好きなのよ」

    苗木「え、ええ!?好きって、いや、そんな」カアアア

    作者「あのねぇ、ええ加減にせぇよ。そんなんだと、いつか死ぬぞ」

    苗木「誰が好きって言われても……」

    誠は、俯きがちに考える。嗚呼、そーいうのが女子に誤解を与えるんだって。

    苗木「いないんだ」

    作者「ほうほう。なるほどー……って、えぇえ!?」

    苗木「四人の中にはいないんだ」

    作者「え、じゃあ、誰なの!?」

    苗木「え、江ノ島サン」

    作者「」

    工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工

    びっくり過ぎて声が出ないよ!!え、なんで元黒幕??希望が絶望を好きだなんて、誰得なの。需要は有り得るが。

    苗木「黒幕だったけど、好きなんだ」

    作者「なんで?」

    苗木「それは、全部だよ。情緒不安定だけど突然素に戻ったり、一途に自分の欲しい物を追い求めたり……」

    あ、コイツ駄目だ。

    でも待てよ、盾ちゃんが誠とくっつけば、盾ちゃんが絶望にならないかも……。

    でも絶望的に飽きっぽい彼女と長続きするかな。

    作者「いいと思うけどさ」

  6. 6 : : 2015/05/20(水) 19:19:01
    作者「でも、彼女は絶望的に飽きっぽいよ」

    苗木「それでも、いいんだ」

    苗木「僕が江ノ島サンを好きなのは変わらないし」

    作者「ふうん。じゃあ、好きにすれば?希望ヶ峰学園の敷地内は空いてるんだしさ。告っちゃえよ」

    苗木「え、そんな、江ノ島サンには僕みたいな何もない奴より素敵な人が現れるはずだから」

    作者「で、なによ。アンタずっとあの四人に付きまとわれてていいんだ」

    苗木「いや、それは困るよ」

    なんか、コイツ段々ねっとりしてきたな。

    作者「うじうじしてねーでさっさといけよ」ゴゴゴゴ

    苗木「ひいっ!!……うんありがとう。頑張ってみるよ。じゃあ作者サンまたね!!」

    作者「あいよ。なんか困った事が有ればいつでもおいで」

    誠はそそくさと部屋を出ていった。まあ、上手くいくよね。だって、超高校級の幸運と希望だもんね。


    一息ついたところで、突然、ドアが勢い良く開いた。


    舞園「今苗木君がこの部屋から出てきました!!」

    霧切「まさか、何もしてないわよね」

    セレス「私の苗木君に手を出したらタダじゃ置かねぇぞこのビチグソがああああアア!!!」

    戦刃「苗木君の貞操は、私が守る……!」

    なんだそういうことか。ならば、真実を言うまで。相手は盾ちゃんだし、どうしようもないよね。
  7. 7 : : 2015/05/20(水) 22:08:06
    作者「あのねぇ、みんなよーく、聞いてね。じ、つ、は……」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    苗木視点

    作者サンに言われて江ノ島サンに告白すると決めたけど、どうしたらいいんだろう?こういうの初めてだからな……。

    桑田「よお苗木!なんか悩み事か?」バシッ

    苗木「あだっ、桑田クンかぁ」

    桑田クンなら、相談する価値があるかもしれない。

    苗木「桑田クン、相談があるんだけどさ」

    桑田「相談だったら作者にすればいいじゃんか」

    苗木「さっき相談したよ……。でも、同じ男である桑田クンに相談したいんだ」

    桑田「苗木、俺の事頼ってくれんのか?…………おし!相談に乗ってやるよ!なんでも言えよ」

    よかった。聞いてもらえるみたいだ。

    苗木「実は……」

    〜説明中〜

  8. 8 : : 2015/05/20(水) 22:14:31
    桑田「へえ、苗木が江ノ島をなー……意外だな」

    苗木「で、思いを伝えたいんだけど、どうしたらいいと思う?」

    桑田「男ならぶつかってみるべきだ!!苗木、お前ならいけるって!」

    苗木「そ、そう?」

    正直心配だけど……

    苗木「桑田クンがいうなら、出来そうな気がするよ!勇気出たよ!ありがとう!行ってみるよ」

    僕は、江ノ島サンに思いを伝えたい!!桑田クンにお礼を言って、江ノ島サンの元へ駆け出した。

    桑田「羨ましいなあ、俺も舞園ちゃんと……なーんてな」

    そっかあ、桑田クンは舞園サンが……僕も密かに応援するよ!!

  9. 9 : : 2015/05/20(水) 22:26:58
    僕は校内を駆け回って、新しく開放された校庭で、彼女を見つけた。

    苗木「江ノ島サン!!」

    江ノ島「苗木か……見てくれよ、あの空を」

    江ノ島サンは結界の境目を見つめていた。

    江ノ島「うぷぷ、いつかこんな絶望的な空も見れなくなっちゃうんだよね」

    苗木「そうだね……」

    江ノ島「なんて絶望!!嬉しいけど嬉しくない!!」

    言わなきゃ、言わなきゃいけないんだ……。勇気をくれた作者サンと桑田クンに申し訳ないよ。

    苗木「江ノ島サン!!」

    江ノ島「なんだ、苗木よ」

    緊張で喉がカラカラになる。

    そして、言葉を紡ぐ。

    苗木「僕は、江ノ島サンが、好きなんだ」

    しばらくの沈黙。本当数秒だったかもしれないけど、僕はには果てしなく長く感じられた。

    江ノ島「……苗木?今、好きって……」

    苗木「そうだよ。僕は、江ノ島サンが、好きだ」

    江ノ島「なに言ってるの苗木くん!!私は絶望」

    江ノ島「貴方は希望なんですよ。そんなこと許されません」

    苗木「それは違うよ!!」


  10. 10 : : 2015/05/20(水) 22:39:26
    苗木「超高校級の希望だとか絶望だとか、今は関係ないよ」

    苗木「僕は、【江ノ島サンという人間が好きなんだ】!!」break!!

    江ノ島「そんなの、反則じゃないですか」

    苗木「ねえ、教えてよ。君は僕を……」

    江ノ島「私、苗木くんってキラーイ!だってぇ……私の嫌な希望なんだもん」

    嫌い。その言葉に、背筋が凍りついた。殺されるよりも辛い、鋭利な言葉だった。

    予測はしていた。いや、こうなる運命だったんだ。

    希望と絶望は結ばれない。わかっていたはずなのに。

    江ノ島「貴方は、絶望するとそんな顔になるのですね」

    江ノ島「いい顔だぜ苗木ィ!流石私様が選んだ男だな!」

    苗木「……え?江ノ島サン、どういうこと?」

    私様が選んだ男……確かに彼女はそういった。理解出来るのに、解らなかった。

    江ノ島「もう、焦れったいなあ。うぷぷ」

    江ノ島「いーい?私は重要なことは一度しか言わないからね」

    江ノ島「私は、苗木くんが好きなのです!」

    江ノ島「私は、苗木くんが好きなのです!」

    江ノ島「は、二回///」

  11. 11 : : 2015/05/20(水) 22:54:05
    苗木「江ノ島サン……」ジィィイイン

    胸が詰まる。嬉しくて、何かがこみ上げてくる。

    江ノ島「苗木、泣いてんの?」

    苗木「だって、僕なんかが、江ノ島サンと両想いだったなんて」

    江ノ島「男のクセに泣いてんじゃねーよ」ポンポン

    江ノ島サンは笑顔で僕の頭を撫でた。こそばゆいなあ。

    苗木「どうして、さっき僕のこと嫌いなんて言ったの?」

    江ノ島「好きな人の絶望する顔、見たくなるじゃないですか」

    苗木「流石、絶望だね……でも、その代わり、希望を見せてよね」

    そう言って僕は江ノ島サンにゆっくり顔を近づける。僕より江ノ島サンの方が背が高いので、届かない。

    江ノ島「苗木、可愛いなあ」チュッ

    苗木「江ノ島サン、江ノ島サン!!」

    僕たちは何度も唇を重ねた。嗚呼、愛おしい。江ノ島サンが愛おしくて仕方が無い。

    苗木「江ノ島サン……」

    江ノ島「苗木、私たち、付き合うんだから、名前で呼ぼうよ」

    苗木「じゅ、盾子って……?慣れなくて恥ずかしいよ」

    江ノ島「そんなことありませんよ。誠」
  12. 12 : : 2015/05/20(水) 23:04:19
    苗木「でも、周りの目があるし、他人の前でだけ、何時も通りにしよう?」

    江ノ島「まあ、誠の意見を汲んでやるか」

    苗木「ありがとう、盾子。じゃあ、戻ろっか」

    江ノ島「うん」

    僕たちは昇降口まで手をつないで行った。

    そして、食堂……

    江ノ島「エヘヘ、ちょっと恥ずかしいね……」

    苗木「うん」

    食堂で話をしてると、桑田クンが入ってきた。

    桑田「お、苗木に江ノ島!おっと、もしかして邪魔だった?」

    江ノ島「妙な気遣いなど要らん人間よ」

    苗木「あ、桑田クン。さっきはありがとう。おかげさまで、このとおりだよ」

    江ノ島「苗木ぃ、どーゆーこと?」

    苗木「えっと、江ノ島サンに告白する前、中々踏ん切りが付かなくて、桑田クンに相談したんだ」

    江ノ島「ふーん」

    桑田「でさ、苗木、すまねぇ……」

    桑田クンはバツが悪そうに俯いた。なんだろう?

  13. 13 : : 2015/05/21(木) 12:18:48
    葉隠「苗木っちー!聞いたべ!」

    山田「まさか苗木誠殿が江ノ島盾子殿をねー……」ニヤリ

    石丸「僕は学友として応援するぞ!」

    大和田「兄弟がいうなら俺も応援するぜ苗木」

    桑田「と、いう訳なんだ。すまねぇ苗木、江ノ島」

    桑田クンによると、僕が食堂から凄い勢いで飛び出したのを見た皆が、何があったのか桑田クンに問い詰めたらしい。

    江ノ島「えー、そんなー、ある意味絶望的?」キュルン

    作者「誠ー!!ごめん!さっき例の四人に問い詰められて、やむを得ず」

    作者サンが言い終わるや否や、例の四人が入ってきた。
  14. 14 : : 2015/05/21(木) 13:40:36

    舞園「ああ!!遅かったです……」ガックシ

    霧切「苗木君のクセに、生意気よ……」ショボン

    セレス「てめぇワタクシの騎士に何やってんだビチグソがあああアアア!!!」ファッキュー

    戦刃「ああ、苗木君の貞操が、盾子ちゃんに……」ゼツボウッ

    それぞれ訳の分からない事を言って肩を落とした。

    江ノ島「苗木君ってモテてたんですね」

    苗木「みたいだね……」

    舞園、霧切、セレス、戦刃「」ガバッ

    苗木「ひいいぃ!?」

    四人はいきなり顔をあげ、僕に言った。

    舞園「苗木君、頑張ってください。江ノ島さんを哀しませたら模擬刀の先制攻撃食らわしますから」

    霧切「苗木君、私はもう過去に囚われずに生きるわ。貴方も頑張って」

    セレス「ワタクシ、他の騎士を探しますわ。もう過ぎたこと。気にしていては、ギャンブラー失格ですわね」

    戦刃「盾子ちゃん、苗木君の事、飽きたら駄目だからね!」

    そう言って、四人共何処かへ行ってしまった。
  15. 15 : : 2015/05/21(木) 14:52:36
    腐川「な、何の騒ぎかしら?」

    十神「愚民の戯れ事だ、どうせろくな事じゃない」

     腐川サンと十神クンが食堂に入ってきた。十神クンも、なんだかんだ言って輪に入って来てるんだよね……。

    江ノ島「どうするの?苗木ぃ、いっその事全部言っちゃう?」

     この閉鎖空間の中で隠し事なんて通用しないのかもしれない。

     だったらいっそ、い皆にこのことを伝えてしまったほうがいいかもなぁ……。

    朝日奈「ねえねえ、皆集まってどうしたの?」

    大神「先程、食堂から舞園、霧切、セレス、戦刃の四人が出てきたが……」

    苗木「じゃあ、言っちゃってもいいね?江ノ島サン」

    江ノ島「人間よ、好きにすればいい」

     僕は、皆に江ノ島サンと付き合うことになった経緯を説明した。



  16. 16 : : 2015/05/21(木) 15:39:16
    朝日奈「へえぇ、凄いね!!苗木、江ノ島ちゃん、よかったね!」


    大神「我からも、応援させてもらうぞ」

     朝日奈サンと大神サンは、僕らを祝福してくれた。やっぱり、こそばゆいなあ。

    山田「な、なぬぅ!?もう二人は付き合っていらしたのですかああああ!?では、祝福として、苗島の漫画を描いて差し上げましょうぞ!」

    苗木「気持ちだけで十分だよ……」

    江ノ島「うん。いらないかな」キッパリ

     山田クンの描く同人誌は確実に発禁モノだと思うので丁重にお断りした。

    腐川「ふ、ふん!そんなの、私と白夜様との愛に比べれば、なんてことな無いわ」

    十神「やめろ」

     そういう十神クンも、満更でもなさそなんだよなあ……

  17. 17 : : 2015/05/21(木) 15:52:19
     もうすぐ夜時間になるころだったので、雑談もほどほどに、僕たちは各々の部屋に戻った。

     部屋に戻るとき、作者サンが傍にいたので、声をかけた。

    苗木「作者サン、その、ありがとう」

    作者「え?ああ、いいってことよ。困ったときはお互い様でしょ?」

    苗木「作者サン……。本当に、ありがとう。それじゃ、おやすみ」

    作者「おやすみ。それじゃあ、また明日」

    江ノ島「なーえぎ!明日はなにしよっか!」

    苗木「そうだね、明日に備えて今日はもう寝よっか」

    江ノ島「……そうですね。それが得策でしょう。では苗木君、お休みなさい」

    苗木「おやすみ」

     江ノ島サンに小さくてを振ると、江ノ島サンも笑顔で手を振り返してくれた。可愛いなあ。

     部屋でベッドに倒れこむ。今日はいい夢が見れそうだなあ。
  18. 21 : : 2015/05/21(木) 16:26:16
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

     誠と盾ちゃんは見事結ばれたみたいだね。私のお悩み相談者第一号は成功。うれしいね!

     コンコン

     おっと、こんな時間に誰だろう。
     あ、死亡フラグじゃないよ!だって私は超高校級のチート、御都合主義だもんね!

     ドアを開けると、目の前には舞園さやかが立っていた。

    作者「さやかじゃん。どうしたの?こんな時間に。いいからあがってよ」

     私はさやかを部屋に招き入れる。彼女のポケットの中に、キラリと光るものが見えた。

     そういうことね。

    作者「どうしたの?そんなところに突っ立ってさ。座ったら?」

     優しく。あくまでも怪しまれないように。

    舞園「…………さい……」

    作者「さやか?どうしたの?」

     わなわなと震えるさやかの肩に触れようとする。

    舞園「死んでください!!」

     手に鋭く冷たいものの感覚が触れる。
     左手から血が垂れる。

     さやかは無言でナイフを振りかざす。

    舞園(貴女が苗木君を誑かしたから、江ノ島さんを好きにさせたんです!!)
  19. 22 : : 2015/05/21(木) 16:27:19
    舞園(貴女が、苗木君の感情を操っているんでしょう!?貴女のせいで、アイドルの私でなく、絶望の江ノ島さんを好きにさせたんでしょう!?)

    舞園(全部、全部全部全部全部全部全部全部全部!貴女のせいなんですよぉぉぉぉ!!)

     さやかの思考から、膨大な量の感情が溢れていた。

     憎しみ

     恨み

     辛み

     失恋 
     
     全てが、さやかの頭の中でぐちゃぐちゃと絡まり、渦巻いていた。

    舞園(憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い)

     私は、さやかを見つめた。それが、君の答えなんだ。

     それで、満たされるんだ。

     じゃあ、私は潔く死のう。

     もとから動くつもりなんてなかったけど。

     
     世界は、紅く、紅く染まった。
  20. 23 : : 2015/05/21(木) 16:50:06
    作者「なーんちゃって」

    舞園「!?」

    作者「でも、痛いなあ、いきなり刺すなんて」

     嘘。本当は痛くない。だって、チートだもん。

    舞園「い、嫌!!何で!?」

     お腹に触れる。紅いもので手が湿る。

    作者「あのね、さやか、それは逆恨みってやつだよ?」

     にっこりと笑みを浮かべて湿った指先を舐める。
     
     鉄の生臭さが鼻孔をくすぐる。

    作者「さやか、君はモノクマに動機のDVDを見せられたとき、必死にここから出なきゃと思ったよね?」

     さやかはこくこくと大きく肯いた。

    作者「そして、君は桑田殺しを計画した。まあ、私が入学してきたおかげで事件は免れた訳だけどさ」

  21. 24 : : 2015/05/21(木) 22:49:08
    作者「さやかは、誠が好きだったんだね」

    作者「でも、盾ちゃんに盗られた」

    作者「悔しいよね?」

    さやかは頷く。

    作者「でも、そうじゃないでしょ?」

    作者「私が誠に勇気づけちゃったから、盗られたと思ってんでしょ?」

    作者「それも、違うよ。だってさ」

    作者「それはただの【醜い女の浅ましい考え】でしかないでしょ?」

    舞園「違う……」

    作者「違くないでしょ?君は【超高校級のアイドル】なんでしょ?」

    舞園「違う!」

    作者「なら、そんなに醜く嫉妬せず、潔く【認めて好きな人を応援するもの】なんじゃないの?」



  22. 25 : : 2015/05/25(月) 18:00:50
    舞園「違います!私だって、女なんです……超高校級のアイドルだからって、決めつけないで下さい」

    作者「それはどうも。でもね、君がそんな嫉妬深い醜い女だなんて、君を慕うファン達はどう思うかね」

    舞園「そんな脅し、通用しませんよ」

    作者「誠に現を抜かしてないで、新しい恋をしたらどうかな?」

    作者「ほかの子等は十分割り切ってるよ?」

    舞園「そんなの、嘘です。人の気持ちなんて、誰にも分からないですよ」

    作者「それは違うから。彼女等の顔を見ればわかるよ」
  23. 26 : : 2015/05/25(月) 18:07:50
    作者「霧切ちゃんだって、セレスちゃんだって、むくろちゃんだって、ちゃーんと割り切れてる」

    心が読めるなんて言えないしね。

    作者「君はきっと、誠に負けない位素敵な人に出会えるよ」ニッコリ

    さやかはその言葉を聞いて大きく目を見開いた。

    舞園「そう、ですね、きっと……」

    舞園「作者さん、ありがとうございます。おかげさまで苗木君と江ノ島さんが付き合ったことにうじうじしてた事が馬鹿らしくなってきました」

  24. 27 : : 2015/05/25(月) 18:13:58
    舞園「私、新しい恋に生きます。素敵な人に出会って、幸せになります」

    さやかは、前向きな思考を取り戻したみたいだね。よかった。

    舞園「えっと、作者さん、ご迷惑をおかけしてすいません。では、失礼します」ペコッ

    彼女は立ち上がって一礼した。私も立ち上がって彼女を部屋の外まで送った。

    舞園「その、傷、大丈夫ですか?」

    作者「あ、うん。全然大丈夫。それじゃ、お休みなさい」

    舞園「お休みなさい」

  25. 28 : : 2015/05/25(月) 22:01:49
    さやかを見送り、居なくなったのを確認して、呟く。

    作者「いつからそこに居たのかな?」

    作者「たえちゃん」

    セレス「あら、気づいてらしたのですね?あと、ワタクシはセレスティア・ルーデンベルクですわ」

    セレスティア・ルーデンベルクこと、安広多恵子が、そこに立っていた。

    セレス「その傷はどうされたのですか?」

    セレス「とても大丈夫そうではありませんが」

    たえちゃんは腹部の傷を見て眉をひそめた。

    嗚呼、そのまんまだったわ。

    作者「う、ううん。さっきさやかに刺されて、すごく痛いんだ」

    セレス「まあ、それは大変ですわ」
  26. 29 : : 2015/05/25(月) 22:50:49
    セレス「ところで」

    たえちゃんは私を見据えた。

    セレス「その"痛いふり"はやめたほうがよろしいですわ」

    作者「あ、気づいてた?流石たえちゃん」

    彼女は眉をひそめた。そんなに安広多恵子が嫌なんかな?

    セレス「ワタクシはセレスティアですわ」

    セレス「痛いふりは、痛そうに見えませんわ。それに、一部の人はそれを受け入れないでしょう」

    作者「ははっ、なんでもお見通しだね、たえちゃんは」

    たえちゃんは舌打ちをした。

    セレス「あくまでもその呼び方ですか……」

  27. 30 : : 2015/05/25(月) 23:02:41
    セレス「いいでしょう……貴女に勝負を挑みたいのです」

    勝負……か。なにを企んでるのかな。

    作者「いいけど、ポーカーのルール知らないんだよね」

    セレス「では、大富豪でどうでしょう

    作者「いいよ。なにを賭けるの」

    セレス「流石、わかってらっしゃる」クスクス

    セレス「ワタクシが負ければ、その呼び方を認めましょう。貴女が負ければ、貴女の目的を喋って貰いましょう」

    なんと不釣り合いな……まあ、超高校級のギャンブラーと勝負できるなら、いいかな

  28. 31 : : 2015/05/26(火) 05:36:52
    期待です!
    頑張って下さいね(っ´ω`c)
  29. 32 : : 2015/05/26(火) 12:45:37
    期待ありがとうございます!頑張って執筆していきます!

    さて、勝負を受けようかな

    作者「その勝負、受けるよ」

    セレス「嬉しいですわ」

    たえちゃんを部屋に招き入れる。椅子に座り、机を挟んで向き合う。

    セレス「では、カードを配ります」

    慣れた手付きでトランプをきる。うん、様になるね。

    作者「もちろん、イカサマはなしでしょ?」

    セレス「当たり前ですわ。まあ、貴女の場合、イカサマも通用しなさそうですし」

    カードを配りながらにっこりと笑う。そのポーカーフェイス、崩してやりたい。

    セレス「では、始めましょう」

  30. 33 : : 2015/05/26(火) 12:55:15

    勝負の結果、私はまけた。そりゃそうだ。超高校級のギャンブラーに勝てるわけない。

    作者「嗚呼、負けちゃったね、たえちゃん。約束通り、私の目的を話そう」

    セレス「セレスティアですわ」

    作者「でも、私が負けたら【目的を喋る】ことであって、たえちゃんって呼ぶのはやめなくていいんでしょ?」(ゲス顔)

    セレス「チッ……まあ、いいですわ。話して下さい」

    作者「私が希望ヶ峰学園に来た理由、それは、コロシアイを終わらせること」

    セレス「それだけではないでしょう?」

    作者「なんで?」

    セレス「並行世界の話を聞く限り、コロシアイのない学園生活もあったはずですわ。ですが、なぜわざわざコロシアイを止めに来たのでしょう?」

  31. 34 : : 2015/05/26(火) 13:23:24
    作者「そうだね。もう一つの目的、それは、皆と仲良くなることなんだ」

    セレス「?」

    作者「私のいた世界は、他の世界を傍聴出来たんだ。私は、現実離れした他の世界に憧れていたんだ」

    作者「でもね、他の世界には行けない。干渉出来ない」

    作者「だけど、私は諦められなかった。だから、イレギュラーの世界に行ったんだ」

    セレス「イレギュラーの世界?」

    作者「忘れ去られたものの楽園……そう呼ばれる世界。私は友人を連れて、楽園に行った」

    セレス「何故友人も?」

    作者「彼女も行きたいって言ってたからね。私はそこで、ある能力を手に入れた」

    作者「楽園に棲む、忘れ去られた妖怪達の
    能力を使う能力」

    セレス「妖怪?」

    作者「そう。忘れ去られたもの、それにはあらゆるものが該当する。例えば、妖怪や幽霊。たえちゃんも含まれてる」

  32. 35 : : 2015/05/26(火) 15:11:53
    セレス「ワタクシも?」

    作者「そう。たえちゃんも存在を否定されれば楽園に行くことができるよ」

    作者「そのうち皆を楽園に連れていってあげるよ」

    セレス「ですが、忘れ去られなくてはならないのでしょう?」

    作者「それがね、私の能力を使えば平行世界を行き来出来るんだ。そうやって私はここに来たの」

    セレス「そうだったのですか………何度も聞くようですが何故わざわざコロシアイのある並行世界にきたのですか?」

    作者「それはね……」
     
     小さく息を吸う。彼女は何を考えてこんなことを聞くんだろう。

    セレス(作者さんは何者なのでしょう?この世界に来た目的を聞けば何かわかるのでしょうか?今の所さっぱりですわ)

  33. 36 : : 2015/05/26(火) 16:45:03
     
     成程、私の正体か……。超高校級のチート、御都合主義は仮の姿なんだけね……。

     今はまだ喋るわけにはいかないんだよね。

    作者「コロシアイのない世界にいきなり私が来ても皆私に警戒するでしょ?」

    セレス「そうですわね……」

    作者「だから、私がコロシアイをやめさせれば皆私を信頼するでしょう?」(ゲス顔)

    セレス「なっ……」

    作者「あ、たえちゃん気付いちゃった?」

    作者「でも、感謝してよね。じゃないとたえちゃんも死んでたんだから」

    セレス「そうなんですか?ありがとうございます」

    作者「感情がないよ……」

    作者「まあいいや。たえちゃんの質問はもう終わりだよ」

    セレス「あら、そうですか」

    作者「そうそう。じゃあ、帰ってね……」

    セレス「そうですか……残念ですわ」
  34. 37 : : 2015/05/26(火) 17:29:36
     
    作者「スヤァ……」

    セレス「あら、寝てしまいましたわ」

     本当は寝てないんだよね。眠いけど。

    セレス「今なら何か手掛かりが得られるかもしれませんわね」

     たえちゃんは部屋を調べ始めた。

     無駄なんだけどね。

     たえちゃんが居るにもかかわらず、私は睡魔に負けて眠ってしまった。

    セレス「本当に寝てしまったようですね。貴女のフリには困ったものですわ……」

    セレス「先程の勝負、ワタクシの負けですわ」

    セレス「わざと能力を使わずに勝負してくださった……」

    セレス「それなのにワタクシはイカサマを……」


  35. 38 : : 2015/05/26(火) 18:15:36

    セレス「それではおやすみなさい」

     まあ、全部聞こえてるんだよね。だってチートだし。

     たえちゃんはもう部屋を出ていったみたいだね。

     今日は疲れたなぁ。

     もう、考えるのはよそう。明日に支障が出る。

     ま、意識は寝てるんだけどね!?


     
     翌日!!


     さて、朝だ。朝食会も程々に済ませてた所。

    霧切「ねえ、作者さん」

    作者「なに?」

    霧切「監視カメラと窓の鉄板を撤去してくれない?」

    朝日奈「そうだね!落ち着かないもんね」

    作者「ああ、いいよ。はい」パチンッ

     指を鳴らす。まあ、本当は時間を止めて忙しなく取り外してるだけなんだけどね。

    舞園「……」

    セレス「……」

    葉隠「どうしたんだべ舞園っち、セレスっち?」

    桑田「確かにさっきから元気ねぇな」

  36. 39 : : 2015/05/26(火) 19:16:15

    まあ、昨日の今日だし、元気無いのは当然かな。

    山田「セレスティアルーデンベルク殿。ロイヤルミルクティーですぞ」

    セレス「ああ、有難うございます」

    葉隠「セレスっちは落ち込んでるというよりは、何か考え事をしてる感じだべ」

    桑田「舞園ちゃんはどうしたんだろうな」

    舞園「気分が優れないので、今日は休んでますね」

    朝日奈「大丈夫?後でプロテイン持ってってあげるよ」

    舞園「ありがとう……ございます。大丈夫ですよ」

    相当参ってるねこれは。記憶操作でもしてやろうか。

    いや、冗談だよw

    ちなみに、誠と盾ちゃんは朝っぱらからベタベタだったよ!正直鬱陶しいね!(真顔)

    石丸「兄弟!!今日は校庭で運動でもしようではないか!」

    大和田「……」

    石丸「兄弟?」

    大和田「ん?おう、すまねぇ、ボーッとしちまって」

    石丸「キミも体調が悪いのか?親からもらった体、大切にしたまえ」

    大和田「あぁ、兄弟……今日はそっとしておいてくれねぇか」

    石丸「そうか。すまないな兄弟」ショボン

    大和田「俺も、すまねぇ」

  37. 40 : : 2015/05/26(火) 21:46:19

    族風紀マジ萌える。いや、そんなことより、紋土、なんかあるね。きっとそのうち相談に来るよ。wktkだね。(ゲス顔)

    不二咲「大和田クン、大丈夫?」

    大和田「お、おう。少し休めば大丈夫だ。心配かけちまってすまねぇ……」

    成程、ザ・ワールドだね。←

    石丸(不二咲君は優しいな。うんいい事だ)

    石丸(はっ、また不二咲君の事を見てしまった……不健全だぞ石丸清多夏!でも、なんだろうか……)

    そのくらいの歳の子ならそれが健全なんだけど、可愛い。

    それにしてもこれは、イイッ!凄くイイッ!!萌える展開になってきましたよ!


    萌える展開にwktkしていると、皆食堂から出払っていた。


  38. 41 : : 2015/05/27(水) 16:58:23


    うーん、暇。外に出ようかな。


    校庭


    校庭では、朝日奈ちゃん、さくらちゃんが走っていた。元気だね。

    境界は徐々に広がっている。順調だね。

    空の境界線は、清々しい青空と、禍々しい紅い空で別れていた。

    学園の敷地外、結界の境界線では、絶望した人々がこちらを睨んでいる。

    どうやら、うっかり結界に触れて希望になった人がでて来たみたい。


    さて、部屋に戻るかな。


    部屋には、何故か大和田紋土君が居て、ボーッと突っ立っていた。

    作者「なんで、人の部屋に居るのかな」

    大和田「扉が開いていたからよ、つい……」

    作者「ま、いいや。ここにいるってことは、なんか悩み事があるんでしょ?」

  39. 42 : : 2015/05/27(水) 22:47:51

    大和田「………………」

    大和田「作者、笑わないで聞いてくれよ」

    作者「うん。約束しよう」

    万が一笑っちゃっても、感情を悟られないようにできるし。

    大和田「お、俺、不二咲が好きなのかも知れない」

    作者「やっぱりね」

    和田ちー

    キタ━━━(゚∀゚)━━━!!

    大和田「やっぱりってなんだよ!」

    作者「いや、分かり易いよ」

    作者「まあでも、良いんじゃないかな」

    大和田「お前、なんとも思わないのか」

    作者「あ、うん。全然」

    大和田「男が男を好きになるなんて、普通気持ち悪ぃと思うだろ?」

    私的には飯うまです。本当にありがとうございます。

    作者「別に変じゃないと思うよ?愛した相手がたまたま男の娘だっただけで」

  40. 43 : : 2015/05/28(木) 07:23:19

    大和田「そうなのか……?」

    作者「うん、そう!」ハナヂボタボタ

    作者「あ、鼻血が……」

    我慢してたけど出てしまった。

    だって私は腐女子だから!貴婦人コースまっしぐらのばりばりの腐女子だから!!

    大和田「だ、大丈夫か……」


    作者「うん。大丈夫」

    作者「でもさ、きみはもう答えがわかってるんじゃないかな」

    大和田「答え?」

    作者「そうだよ。例え心が折れても、そこから強く成れるはずだよ」

    大和田「強く……俺は強い……」

    作者「弱いよ」

    大和田「てめぇ、喧嘩売ってんのか!?」

    作者「事実、コロシアイがあれば紋土はちーたんを殺してたよ」

    大和田「なん、で?」

    作者「嫉妬、だよ」

    大和田「嫉妬だぁ?」

    作者「第二の動機、それは、【秘密】なんだよ」

    作者「ちーたんは『男の癖に女装をしている』紋土は『実の兄を殺した』だったんだ」

  41. 44 : : 2015/05/28(木) 18:11:10

    私は、紋土がちーたんを殺してしまった経緯を説明した。

    紋土は相当参ってるみたいだった。

    作者「まあでも、お似合いなんじゃない?ちーたんと仲いいじゃん紋土」

    大和田「そう、か?」

    作者「お互いに助け合える、いいカップルになれるよ。きっと」

    大和田「そうか、そうなのか!?」

    作者「うんうん。だから、自信持って」

    大和田「なんか、元気出た。ありがとうな。作者」ニコッ

    おおう、萌える。超萌える。

    いかんいかんまた鼻血が……

    作者「それじゃ、頑張って」

    大和田「おう!」

    紋土はそう言って、走ってどっかに行った。

    元気出たみたいだね。よかった。


    しばらくして…………

    コンコン

    来客だ。予想は出来てるけどね。

    作者「開いてるよ」

    石丸「失礼する。作者君」

    待ちに待ったお客さんだよ!!

    石丸清多夏!

    なんか元気無いけど。

  42. 45 : : 2015/05/28(木) 22:31:56
    作者「おうおう、清多夏じゃん。どした?」

    石丸「前から気になっていたのだが」

    作者「なに?」

    石丸「その服装はなんだね」

    作者「あ、これ?」ニヤリ

    待ってました言わんばかりに不敵な笑を浮かべる。

    作者「私さ、面白いTシャツが好きなんさ。あと、ジャージは過ごしやすいし」

    私が着ているTシャツは、胸元に大きく山人と書かれて、下に大きな山がデザインされた青地のシャツ。

    作者「これはね、富士山に行ったときに1500円で買ったものなんだ」

    石丸「そうではない!!だらしがない格好だと言いたいのだ!!」

    作者「いーじゃん別に……」

    作者「用はそれだけ?」

    そう言うと、清多夏は思い出した様に言った。

    石丸「違う……気になったのでな、つい……」

    うん可愛い。

    石丸「最近、僕は不健全になっている」

    作者「うん?なんで?」

    石丸「最近、気付けばいつも不二咲君を見てしまうんだ」

  43. 46 : : 2015/05/29(金) 18:22:33

    自分の気持ちに気付けないとか超萌える。

    誠に引き続き、いや、それ以上に鈍い!!

    作者「いや、清多夏あのね、それ普通だから」

    石丸「普通!?」

    作者「好きな子の事を無意識の内に見ちゃうのは誰だってそうだって」

    石丸「そ、そうだったのか!?」

    作者「そうそう」

    作者「でさ、ちーたんの事好きなの?」

    真顔で尋ねる。すると、清多夏の顔はみるみる赤くなっていく。

    石丸「な、なっ……そんな訳ないじゃないか!」

    作者「バレバレだよww恥ずかしいのが見え見え隠れ見え見えだぞwww」

    石丸「からかうんじゃないっ!!」ドカーン

    作者「可愛いwwwwww」

    石丸「では、どうしたらいいのだね……?」

    作者「ん?」

    石丸「いや、その、意識してしまうというか……その……」

    彼は俯いてもじもじしている。

    ギャップ萌え……イケるッ!!

  44. 47 : : 2015/05/29(金) 23:25:57
    作者「女子かw」

    作者「もういっそのこと告っちゃえば?」ニヤリ

    石丸「い、いや、そんなの、いかん、いかんぞぉ!」

    作者「本当は、振られたら後に気まずくなっちゃうのが嫌なんでしょ?」

    石丸「そんなことない!!」(図星)

    図星って見えちゃってるよ。

    なんかこう、いじめたくなるね。(ゲス顔)

    作者「厨房じゃあるまいし、気まずくなるとかないでしょ。多少よそよそしくなっちゃうかもしんないけど、そん時は私が便宜を諮って差し上げましょう」

    石丸「そうなのか?」オロオロ

    作者「そーなのだー」わはーわはー

    石丸「……では、言って見ようか……男子たるもの、その様なことで怖気付いてはいけない!」

    作者「そう、そう」

    石丸「ありがとう!作者君!」

    作者「どういたしまして」ニッコリ

    石丸「では、失礼する!」バタム

    ちーたんはモテるねー

    ちーたんはどっちを選ぶだろう?(ニコニコ)


  45. 48 : : 2015/05/29(金) 23:39:28
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    不二咲千尋視点


    大和田クン、元気なかったけど、風邪かな?お見舞いに行こうかな。


    大和田クンの事を考えると、胸がしめつけられるような感じがする。

    男の癖に、気持ち悪いなぁ。どうして、僕はこうも女々しいんだろう。我ながら嫌になる。

    寄宿舎の廊下を歩いていると、作者さんの部屋から石丸クンがでて来た。


    僕もそのうち、相談しようかな?このコンプレックスの事。まだ大和田クンにしか言ってないんだぁ。

    なんて、考え事をしていると、石丸クンが声をかけてきた。

    石丸「不二咲君」

    不二咲「なぁに、石丸クン?」

    石丸「非常に言いにくいのだが……」

    石丸クンは俯いている。

    どうしたんだろう。

    石丸「僕は、石丸清多夏は、不二咲千尋が好きだ」

    不二咲「……え?」

    石丸クンは、顔を紅潮させている。

    石丸「こんな、こんな僕で良ければ…………その……」

    不二咲「ごめん」

    僕はつい、言葉を遮ってしまった。



    ただ、怖かったんだ。


    大切なクラスメイトと距離が出てしまうのが。


    僕は、弱い。本当に、弱い。



  46. 49 : : 2015/05/29(金) 23:50:26
    不二咲「ごめん、なさい。僕には、好きな人がいるんだ」

    石丸「そ、うか」

    不二咲「でも、石丸クンとは、ずっと友達でいたいんだ……」

    石丸「うむ…………」

    不二咲「だからね、僕を応援して欲しいんだ」

    石丸「…………いい……僕は、君を応援しよう」

    石丸「ありがとう、不二咲君。そして、すまなかった」

    不二咲「こちらこそ、ごめんね……折角の気持ちを無駄にしてしまって……」

    不二咲「でも、ありがとう」ギュッ

    石丸「!?」

    無意識に、石丸クンにくっついていた。肩の震えが、止まらない。

    石丸クンは、じっとしてくれていた。こんな僕でも、愛されてる、そう感じられる。

    決めた。僕は、大和田クンに思いを打ち明ける。

    不二咲「石丸クン、ありがとう。僕、頑張るよ」

    石丸「そうか……頑張ってくれ……不二咲君……」

    石丸クンはふらふらと部屋に戻って行った。

    石丸クンには、とても悪い事をしているなぁ。だって、僕は君の親友の大和田クンが好きなんだから。


    もう、行こう。うじうじするのはやめたんだ。

    僕は、大和田クンの部屋に行った。


  47. 50 : : 2015/05/30(土) 00:01:45

    ピンポーン

    大和田クンの部屋のインターホンを押す。

    しばらくして、大和田クンが出てきた。

    大和田「不二咲か……」

    不二咲「お見舞いに来たんだ。迷惑、だったかなぁ?」

    大和田「全然構わねぇよ。その、ここじゃなんだし、あがれよ」

    やっぱり、元気がないなぁ。本当に、大丈夫かな?

    大和田クンの部屋は、とても彼らしかった。

    今、大和田クンの部屋にいる。それだけで胸が高鳴る。変態だよね、僕。

    不二咲「紅茶、淹れようか?具合悪い時には体にいいんだよ」

    自然に。あくまでも自然に。

    大和田「じゃあ、淹れてもらおうか」

    たまたま部屋にあった携帯ガスコンロとやかんに持参の茶葉と水を入れて火を付ける。

    紅茶のイイ香りが部屋に充満する。

  48. 51 : : 2015/05/30(土) 12:07:12


    適当な湯呑に紅茶を注ぐ。紅い液体が容器を満たす。僕は紅茶の色と香りが好きなんだぁ。


    不意に、背中に暖かい物が触れた。

    大和田「不二咲……」

    不二咲「大和田クン…………?」

    大和田クンは、僕を抱きしめていた。


    驚いて、嬉しくて、息ができない。


    大和田クンの温度が、感触が、匂いが、僕の脳内を染めていく。


    大和田「すまない……こんなことでしか気持ちを伝えられなくて……」

    不二咲「ううん、いいんだ。僕、大和田クンが……」

    大和田「俺に言わせてくれ……不二咲」

    不二咲「いいよ……」

    大和田クンの緊張が伝わってくる。

    大和田「不二咲、俺は、お前が好きだ」

    大和田「男同士で、気持ち悪いと思うかもしれねぇが、俺はお前が好きだ」

    大和田クンは、一言一言、絞り出すように、言葉を紡ぎ出す。

    大和田クンの手を振り払って、向き合う。大和田クンはギュッと目を瞑っていた。

    不二咲「僕も、大和田クンが好きだよ」

  49. 52 : : 2015/05/30(土) 22:11:14

    大和田クンは、目を見開いた。嬉しさと驚き、僕と同じ気持ちなのかな?

    不二咲「こんな弱い僕だけど、よろしくね、大和田クン」

    大和田「弱いのは俺だ。コンプレックスがあるのに、前向きなお前の方がて強えよ」

    不二咲「そんなことないよ……」

    大和田「不二咲」ギュッ


    今度は、正面から抱き合う。


    大和田「こんな、いろいろ欠けちまってる俺でもいいのか?」

    不二咲「うん……僕も、足りない物がいっぱいあるけど」



    不二咲「お互いに、頑張ろうね」



    大和田「そうだな」



    それからしばらくの間、僕たちは抱き合っていた。


    嗚呼、こんなにも愛されてる。空いていた胸が、埋まっていく。


    僕は、幸せ。



    しばらくして、離れた僕は石丸クンの事を話した。

    やっぱり、必要だと思ったから。

    石丸クンは、相当ショックを受けていたから。

    大和田「そうか……じゃあ、今から二人で兄弟の所へ行こう」

    不二咲「いや、僕一人でいいかな……?あの、部屋の辺りにいてくれてもいいんだ。彼とは二人で話したいんだ」


    ただ、なんとなく、僕だけが行った方がいいと思ったから……。

    なにが正解か分からない。でも、何もしないよりはましだ。

    大和田「……?じゃあ、兄弟の部屋の前で待ってるぜ」

    不二咲「うん。じゃあ、行くよ」

    大和田クンに小さく手を振って部屋を出る。ちなみに、彼には後で来てもらうことにしてある。

    ピンポーン

    ガチャリ

    石丸「不二咲君か、どうしたのかね」

    不二咲「あの、話したいことがあるんだ、部屋に上がってもいいかな?」

    思わず上目遣いで見上げる。石丸クンは、やっぱり元気がなさそうだった。


    石丸「…………どうぞ、上がってくれたまえ」

    不二咲「お邪魔しまぁす」

  50. 53 : : 2015/05/30(土) 22:36:26

    部屋に上がって椅子に座って向き合う。

    不二咲「あのね、僕、好きな人がいるって、言ったよね……」

    石丸「……ああ」

    不二咲「大和田クンなんだぁ……」

    石丸「兄弟、だったか。そうだと思っていたよ」

    しゅんとしているなぁ、仕方ないよね、僕のせいだもんね……。

    不二咲「さっき、大和田クンの所へ行ったんだ。それで、想いを伝えたんだ」

    石丸「どうだったのかね……?」

    不二咲「僕たち、両想いだったんだ……。ずっと一緒に居ようねって、約束、したんだ」

    石丸「それは、よかった。それで、どうしたのかね」

    不二咲「……え?なんとも思わないの?」

    石丸「予想は出来ていた。兄弟なら、不二咲君を任せられる」

    石丸「これで、相手が山田君とかだったら嫌だったかもしれないな」ハッハッハ……

    そう言って、元気なさげに笑った。

    本心なんだろうけど、反動が重いんだろうなぁ。

    石丸「……兄弟と話がしたい。呼んでくれないか」

    不二咲「いいけど、大丈夫?」

    石丸「ああ」

    不二咲「じゃあ、呼んでくるね」

    僕は、部屋の外の大和田クンを呼んだ。

    二人で話したいらしいので、僕はもうお暇させてもらった。

    部屋であの子を作らないと!!

  51. 54 : : 2015/05/31(日) 11:10:29
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    作者視点

     悪趣味と思われるかもしれないが、学園内のことは全部見ているんだよね。

     覗き?いえいえ、監視です。

     正直エロは書けないからね!そんな間違ったことが起こったら私がいろんな意味で死んじゃうからね!文才とかないし。

     さぁて、族風紀の修羅場だよ!

     ドッキドキのワックワクだよね!うぷぷぷ!!!



    大和田「……」

    石丸「兄弟、不二咲君とお付き合いすることになったんだな……」

    大和田「なぁ、兄弟……お前、不二咲のことが……」


     おおう、おうおう、いいね、こういうのいいよ、漢同士の濃い友情ってやつだね!(意味不)

    石丸「いや、もういいのだよ」

    大和田「え?」

    石丸「僕は失恋というものを味わった。そこかr僕はまた努力するさ」ハハッ

    大和田「……兄弟は強いんだな」

    石丸「ひとつ、頼みがある」

    大和田「」ビクッ

     清多夏は紋土に顔を近づける。お、おお!?

    石丸「一発……殴らせてくれ」

    大和田「え?」

     ええ!?なんで殴るの!?

    大和田「……いいぜ、殴れよ」

    石丸「では……」トン

     力ない殴り方だな!!!可愛い。

     まぁ、それだけ参ってるってことかね?

    大和田「……兄弟」

    石丸「兄弟、不二咲君を手離すんじゃないぞ」

    石丸「不二咲君を不幸にするんじゃないぞ。そしたら、こんなんじゃ、済まさないからな‼!」ポロポロ

     
  52. 55 : : 2015/05/31(日) 11:55:17

     泣いた!!よく泣くねほんと。それがまた可愛いんだけどね!!

    大和田「当たり前だ兄弟。泣くなよ」

    石丸「すまなっ……兄弟、僕っ不二咲君にっ、うわあああああ!!!!」

    大和田「落ち着け、兄弟!努力するんだろ!?努力がお前の特権だろ!さっきも言ったじゃなぇか!」

    石丸「でも、やっぱりっ、不二崎君がっ、好きなんだっ!!」

    大和田「っ……」

     清多夏あらぶってるな……。

    大和田「お前だけが辛いんじゃねぇ!」

    石丸「」ビクッ

    大和田「不二咲だって、辛かったんだよ。兄弟をふっちまった時だって、きっと、凄く辛かったはずだ」

    大和田「俺には、不二咲の気持ちも、兄弟の気持ちもわからねぇ」

    石丸「それならっ、兄弟にわかったような口をっ」

    大和田「それはちげぇよ!!」ロンパァ1!

    大和田「俺にもわかることがある……不二咲はお前より何倍も強い」

  53. 56 : : 2015/05/31(日) 14:05:27

    大和田「アイツは誰にも言えないコンプレックスがあった。でも、それを克服しようと俺に相談してきた。凄いと思わねぇか?本当の強さを持っているぜ、不二咲は」


     ああ、本当に惚れてるんだね。和田ちーまじでイイよ。可愛い、そういう薄い本ないかなぁ。

    大和田「そんな不二咲より、お前の方が弱い。でも、その弱さは克服できると思うんだ。だから!」

    石丸「っ……!」

     おお!?まさかの顎クイ!

     やばい、卒倒しそう。超萌える!

    大和田「お前には、前を向いて欲しい。」

    石丸「……そうだな……」

    石丸「迷惑をかけてすまなかった」

    大和田「おう、俺こそ、なんか、すまねぇ」

    石丸「兄弟が謝る事無いさ」

    おお、二人が笑ってる……。顎クイそのまんまだけど。


    石丸「…………」

    大和田「…………」

    石丸「……兄弟?」キョトン

    大和田「兄弟」チュッ
  54. 57 : : 2015/05/31(日) 22:29:09

    うわあああああああああ!?

    エェエェエェエェエェエェエェエェエ(゚Д゚ノ)ノエェエェエェエェエェエライコッチャ

    石丸「きょうだっ、何を!?」カァァ///

    大和田「可愛い……」ボソッ

    石丸「き、君には不二咲君がいるじゃn(ry うむっ」

    うわうわうわ……。紋土が狂った……。いいけど、マジいいけど。

    大和田「お前が泣いてたから、慰めてやってんだろーが」

    大和田「可愛くてついなんて言えないだろ……!」ボソッ

    石丸「兄弟!本音が聞こえてるぞ!」

    大和田「うるさい!」ンムッ

    口ですよ、舌入ってますよ!?

    石丸「……んっ、はぁっ……////」

    清多夏ー!風紀委員の顔が、溶けてますよぉ。俺得だが。


    大和田「んだよ、おめぇだって、満更じゃなさそうじゃねぇか」

    石丸「それはっ兄弟がッ……」アセアセ

    ちょっと待て。これ以上はアカン奴や。


    と、いうわけで、この後はご想像にお任せします。

    ちーたんという者がありながら……罪な男だぜ紋土。


    一応大和田サンド編は終わりかな。

    うまく行った……よね。

    これでよし。問題無い。


    さて、つぎはどんなCPが来るのかな?


    そんなことを考えて、オフトゥンにダイブ。3秒で寝付く。


  55. 58 : : 2015/06/01(月) 18:30:19

    私は、夢を見ている。

    果てのない暗闇。色彩を持たない、居心地のいい色。

    その中で一人、色彩を放つ少女の姿。

    ***「」

    少女は、何事か呟いている。

    作者「なに言ってるかわっかんねーよ、***」

    ***「作者、あまり他の世界に入り浸ってると、戻れなくなるわ」

    作者「いいよ、別に。もう、元の世界に感慨深さなんてない」

    少女の普段の薄気味悪い笑みが、少しだけ寂しげになった。

    ***「そう……。でも、一度壊れてしまっているのだから、気を付けて」

    作者「わーかってるって。万が一壊れても、予防線は貼ってあるから」

    ***「ならいいわ。じゃあ、ごきげんよう」









    翌朝

    ピンポーン、コンコンコンコン


    嗚呼、朝か。誰だよ、開いてんのに。


    ガチャリ


    入ってきた。カツカツと足音が聞こえる。足音は、耳元、つまり、枕元で止まった。


    ???「作者君!朝だぞ!起きたまえ」

    作者「うん?ああ、清多夏かー……おはよぉ」

    イマイチ力が出ない。うーん、今までこんなこと無かったのに。


  56. 59 : : 2015/06/01(月) 18:42:00
    石丸「作者君!!」バサッ

    布団を捲られる。

    激し方が起こしいよ…………。

    作者「ううん……おこしてぇ……」

    石丸「な、そんなこと、できない」

    可愛いなぁ、顔赤くしてら。

    石丸「…………っ」


    おお、起こしてくれ……って、これじゃ介護だよ!

    ふああ、近い、近いよ!


    ちょっとからかってやろうか。


    そう思って、清多夏の耳元に息を吹きかけた。

    石丸「ひゃぁああ!?」

    可愛い。やばいマジ可愛い。

    石丸「さささ、さく、さくさく、作者君!?」カァァァ

    もっといじめてやろう。

    私は、おもむろに耳たぶに噛み付く。軽くはむはむと舌で愛撫する。産毛がいい舌触り。

    石丸「ちょ、やめたまえっ!ふあっ」

    作者「ひゃはひひひょ、ひひょふぁか」(可愛いよ、清多夏)


    ごめんなさい、石丸清多夏ファンの皆様。私も清多夏を愛してるんです。ちょっと、いや、いっぱいいちゃつかせて下さい。私を自分に置き換えて下さい。

    石丸「本当に、やめたまえ!」


    作者「ふぁ!?」ドサッ


    清多夏が手を離すから、また倒れちゃった。



  57. 60 : : 2015/06/01(月) 22:39:23

    作者「うゆぅ……」

    石丸「!すまない、つい手を……って、君がいきなりあんなことするから!」

    作者「うるさいな」ギロッ

    石丸「いっ……」

    清多夏の手を力強く掴む。

    作者「うーん、やっぱり可愛い」アムッ

    石丸「ひゃぁああ!?」ビクンッ

    今度は指を舐める。いいね、こういう男らしい手付きって。

    石丸「皆っ、待ってるっ、からっ、んっ///」

    ふうん、手で感じるんだ。可愛い。

    作者「手で感じるなんて、風紀委員も大分変態さんだね」ペロペロ

    石丸「そんなっ、ん///こ、っと、ない!ふゃん!」

    作者「はぁ、可愛い可愛い。本当、好きだよ」

    石丸「急に、何を!?」

    混乱してる。可愛いなぁ。さっきから可愛い可愛いってばっかいってるような気がするよ。

    石丸「と、とにかく!食堂に行かないと!」

    作者「はいはい。行きますよっと……」

    起き上がってTシャツを脱ぐ。今日は某有名なしの妖精のシャツを着るかな。

    石丸「作者君!?いきなり何を……」

    作者「何。自分の部屋で着替えたっていいじゃない」

    石丸「し、失礼した!!」バタンッ


    行っちゃった……。楽しかったからいいか!



    左胸の辺り、黒々とした斑点が出てる。
    もう壊れ始めたか。


    ちょっと、治さないとな。能力を使わないようにして、薬を飲んで。ああ、面倒くさい。



  58. 61 : : 2015/06/02(火) 23:03:20

    さてと。早く食堂に行かないと。



    食堂


    作者「ごめんごめん。待たせちゃって」

    霧切「大分遅かったのね……」

    作者「たまにこういうことあるんだ。起きれないときって」

    山田「わかりますぞ、その気持ち」

    セレス「戯言を吐く前に、紅茶のおかわりを入れてきてくださいな」ニコッ

    山田「はい、ただいま!!」

    作者「あ、後ね、私の部屋は普段鍵開けてあるから、用がある人は入ってきていいよ」

    桑田「無用心じゃねぇか?」

    もうコロシアイなんてないし。いいと思うけどなぁ。

    作者「盗られるものないしね」




    なんやかんやで食事を済ませる。

    さて、薬か。むせるんだよね。

    作者「ゲホゴホッ、ガハッ、コンッコンッコン!!」

    苦しい、むせる。苦い。視界が霞む。


    不二咲「大丈夫?」

    石丸「」

    作者「うんまぁ、大丈夫。苦くてむせただけ」


    セレス(おかしいですわ……痛みを感じない筈の作者さんがむせるなんて……?)

    おっと、いかんいかん。つい能力を使ってしまった。自制は難しいね。

    作者「じゃあ、部屋戻るわ」

    にこやかに食堂を退出。


    今日は誰が来るのかな?

  59. 62 : : 2015/06/05(金) 23:23:18
    ピンポーン、ガチャリ

    朝日奈「咲紗ちゃん大丈夫?」

    今日は、朝日奈葵が来たんだね。なんだろう?

    作者「あーちゃんどうした?」

    朝日奈「皆でプールに入りたいの!!」

    作者「ふうん、なんでまた私に?」

    朝日奈「作者ちゃんなら全員集められるかなって」

    あーちゃん曰く、皆とやかく理由をつけて来ないから、さくらちゃんとか、誠ぐらいしか来ないらしい。

    作者「ふーん、どうしようもないないってゆーか、ほら、さやかとか絶対に来ないじゃん」

    さやかは、例の件以来殆ど部屋の外に出ていない。あの時の言葉はなんだったのか。

    それに、私も今は胸元を誰にも見せられない。

    作者「うーんっと、検討しておくよ」

    朝日奈「そっか!じゃあ、よろしくね!」パタパタ

    あーちゃんはそう言って出ていった。




    ズキン。



  60. 63 : : 2015/06/06(土) 23:18:12

    胸が痛い。嗚呼、薬も無意味だったか。誰でもいい、誰でもいいから、アレを渡さないと。

    ピンポーン

    お、いいタイミングで来たな。誰だれ?

    桑田「作者ー大丈夫?」

    作者「なんだアポか」ショボン

    桑田「なに残念そうにしてんだ!それにアポってなんだよ!」

    おう、素晴らしいツッコミ。

    というかね、なんとなく展開が読めてるんだよ。

    桑田「ま、いいか。舞園ちゃんのことなんだけどさ」

    やっぱり。

    桑田「最近全然来ねぇじゃんか」

    作者「そうだね」

    桑田「どーしたら元気を取り戻してくれるかな」

    作者「違うだろw本心は、『どーしたら舞園ちゃんと付き合えるか』でしょww」

    桑田「ちげーってのこのアポ!!」

    作者「どちらにせよ無理じゃない?」キッパリ

    桑田「アポォ、そんなぁ」

    作者「打つ手なしって、訳じゃないけど」ニヤリ

    そうだ。コイツにアレを渡そう。


  61. 64 : : 2015/06/07(日) 22:26:20

    ガサ ゴソ

    ジャージのポケットをまさぐる。手に触れた三本の棒状の物を掴み、机に置く。


    桑田「注射器……?」


    細長い注射器。中には、黒い液体が満ち満ちている。


    作者「そうです!これを見てよ」バッ


    Tシャツを胸元までまくり、黒い斑点を見せる。


    桑田「なんだ、それ」


    作者「『崩壊』だよ。私は稀にこうなるんだよ」

    桑田「……?」

    まくったTシャツを元に戻し、話を続ける。

    作者「私ね、壊れやすいんだ。壊れるとジェノ様よりも質が悪くなるし、人を殺しかねない」

    桑田「それって、かなりヤバくねぇか」

    作者「薬を飲んで予防しようと思ったけど、無駄だったみたいでね。今晩、私は人格崩壊する」

    作者「そこでだ。君が壊れた私にこれを投与して、人格崩壊を止める。するとどうだろう?君は英雄だ。さやかにも好かれる」

    桑田「そんなの、だってよ、どうやって舞園ちゃんに見てもらうんだよ。それに、好いてもらえるかわかんねえじゃんか」

    作者「ああ、呼び寄せは私の能力を使うよ」

    もう手遅れだし。能力使っちゃうよ。

    作者「それに、私の人格崩壊を止めてくれたら、お礼として、さやかが君を好きになるよう便宜を図ってあげるよ」

    桑田「そ、そうか」

    作者「わかったら帰った帰った!私は忙しいんだから」

    桑田「お、おう」

    作者「そうそう、注射器は三本しかないからね。気を付けてよ」

    桑田「ああ、わかった。じゃあ、今晩な」

  62. 65 : : 2015/06/08(月) 13:30:32

     桑田はそう言ってそそくさと部屋を出ていった。
     
     さて、寝るか。

     え?忙しいって言ってたって?

     知らんな。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    桑田視点


     作者の部屋から出て、ため息を吐く。

     今晩、か。

     ようやく舞園ちゃんと……。フフフ。

     さて、夜まで寝てるかな。




     夜




     ピーンポーンパーンポーン


     突如鳴り響いたアナウンス音。

     部屋のモニターに例の『ヤツ』が映る。


    モノクマ「オマエラ!大変なことが起きちゃいました。至急、体育館に集合してください!えまーじぇんしー!えまーじぇんしー!」


     どうして?もうコロシアイは終わってるのに。

     とにかく、体育館へ急がねえと。

     

     体育館前


    苗木「桑田クン!は、早く中に!大変なんだ!」

     体育館前には、苗木がかなり焦った様子で待っていた。

    苗木「さあ、キミが最後だから、早く」

     急かされて体育館に入る。


      
  63. 66 : : 2015/06/08(月) 14:13:44

     苗木の言う通り、舞園ちゃんも含むすべての生徒が揃っていた。

     一点、体育館中央を見つめていた。 

     そこに、作者が俯いて座り込んでいた。

    作者「嗚呼、皆揃ったね?」

    、ゆっくり顔を上げる。その顔を見て皆が驚愕する。

     化け物。俺はそう思った。アイツの右目は黒く染まり、顔に罅割れを作っていた。もう片目は見開かれたまま。口はジェノサイダーのように裂けていた。
     最も解かりやすい変化は右腕。肘から下、指先まで黒くがさつき、爪が鋭く伸びていた。


    作者「ごめんね。さっきの呼び出し、私がやったんだ。これを見て欲しくて」

     作者はフラリと立ち上がる。

    作者「嗚呼、嗚呼、ごめんね。迷惑掛けちゃって。でもね、壊れた私は私にもどうしようもなくて、皆を呼び寄せてしまった」


     なんだか、二人の人間が居る感覚。同一人物の中に二人いるような。

    作者「桑田、あと十秒。待って」

     ポツリと呟かれたその言葉は、俺以外には聞こえなかったようで、作者のことを固唾を飲み込んで見守っている。

    作者「嗚呼、来たよ、私のショウタイムが。愛おしいほどこの時をまっていたんだ。あの時みたいに誰にも邪魔されないで暴れまわれル」

     十秒って……。注射器のことか?

    作者「心ガ、壊レル、こノ快感ッ。ひゃはっ、気持ちイい!ハァ、はッ」ギロッ

    十神「な!?」

     作者が十神の元へ歩み寄る。

    作者「さァて、お前カら壊しテ、あげるヨ。超高校級の完璧(笑)さん」

    腐川「白夜さm、ふぇっくしゅ!」

     あ、腐川がジェノサイダーに。

    ジェノ「白夜様に手を出すんじゃねーよ!!」

     ジェノサイダーが作者に向かって走り出す。しかし、作者は臆することなくジェノサイダーを弾き飛ばす。

     やばい、早く注射器を投げないと。ポケットに手を突っ込む。 

  64. 67 : : 2015/06/09(火) 12:21:32

    作者「チッ、つまラない。あア、もっトいい叫び声ヲ聞カセてくれヨ」ギロリ

    舞園「ひっ……」

    舞園ちゃんが、マズイ。注射器を取り出し、ダーツの要領で奴の首元に投げる。刺され!

    作者「ガッ!?」

    奇跡だ、刺さった。

    作者は注射器を引き抜こうとする。

    しかしどういう原理か、引き抜くことができない。

    作者「まあ、いイ。オ前を壊す」

    舞園「誰か、助けて」ペタン

    舞園ちゃんはフラフラと座り込む。腰が抜けちゃったか……?

    堪らず走る。間に合え。舞園ちゃんさえ守れれば後はどうなってもいい。


    桑田「舞園ちゃん!!!」バッ

    舞園ちゃんにおおい被さる。




    刹那。背中に激痛が走る。温かいものがドロリと背中を垂れる。




    舞園「桑田……さん?」

    桑田「へ、へへ。舞園ちゃん、怪我してねーか?俺、は、気にすんな」ドサッ

    舞園「桑田さぁん!!!!」


    意識が遠のく。

    カッコ悪いなぁ、俺。

    作者「うウぅ、あイツ、なにしやがった。力が、抜ケル」


    ぼやける視界の中、作者が少しずつ戻っていくのが見えた。

    嗚呼、良かった。これで、いいんだな。






  65. 68 : : 2015/06/09(火) 13:24:34




    ???「…………さん。…………ください」


    誰だ?それに、俺はさっき、作者に背中を引っ掻かれて、それで……?気を失ったんだっけ。その後は、どうした?

    桑田「…………ん」


    目を開ける。目の前には、舞園ちゃん。驚いた表情で俺を見つめている。


    舞園「桑田さん!」

    桑田「ああ、舞園ちゃん……。俺は、どうしたんだ?」


    舞園「桑田さんが気を失った後、作者さんが傷を治してくれたんです」

    桑田「そっか、元に戻ったんだな」

    舞園「ええ。あの後、凄い勢いで土下座してましたから」

    桑田「へ、へぇ…………」

    それにしても、どうして舞園ちゃんが俺といるんだ?

    舞園「話があるからです」

    桑田「え、なんで俺の考えが!?」

    舞園「エスパーだからです。……ふふっ、冗談です。ただの感です」

    桑田「そうだよな。でも、話って?」

  66. 69 : : 2015/06/09(火) 22:33:55

    舞園ちゃんは、急に真面目な顔になった。

    舞園「桑田さん……。私は、しばらく前を向けませんでした。ですが、作者さんと話し、頭を冷やして考えました」

    きっと、苗木と江ノ島の事だろうな。

    舞園「新しい人と、歩んで行こうと。そんな時に、体育館に呼び出され……後はご存知の通りです」

    桑田「ああ、あん時はカッコ悪いとこ見せちまったな」

    舞園「いいえ。カッコ悪くなんてありません」


    桑田「…………え?」

    舞園「桑田さんが私を守ってくれた時、気付いたんです。素敵な人は、目の前にいたんだと」

    桑田「え、それってつまり」

    舞園「桑田さん、私は、貴方が好きです」


    突然だった。何度も夢見た、起きることを願った。


    それが本当に起きるなんて。


    ただ単純に嬉しかった。

    舞園「こんな私ですが、ずっと一緒にいてくれませんか」

    桑田「当たり前だ。離さねえよ。ずっと一緒だ」

    考えるだけで訳ない。ずっと待ちわびていたこの瞬間。無駄にする訳ない。

    舞園「嬉しいです。よろしくお願いしますね」

    桑田「こちらこそ、よろしくな」


    こうして、俺と舞園ちゃんは付き合うことになった。


  67. 70 : : 2015/06/10(水) 16:01:33
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    作者視点


     うーん、よかったね!アポ君さやかと無事結ばれたよ!

     


     実はあの後、すぐ元に戻ったんですよ。お陰様で、皆の視線が刺さるほど痛かったけどね。「まあ、ダイナミックジャンピング土下座かまして何とか許してもらったよ。アポの傷もちゃんと治してあげたし、失った信頼はこのチート能力で戻しt(ryゲフンゲフン


     さて、スーダンやるか。













     数時間後……。









     スーダンクリアだよ。ああ、心が、絶望的にゴリゴリ削られていったよ。ハッピーエンドなんだろうけど、なんだろうけど、マジキツイよ。特に眼蛇夢。大好きな人をロンパするのはすごく辛いよ。



     感想はこのくらいにして、早く皆を呼ばないと。


     うーん、どうしたものか、まぁいいか。


    作者「開け!異次元への門(トビラ)!!」

     開いてるのは私だがなw

     さぁて、早く皆を連れて来よう。



     ここからかなりネタバレしてしまうので気を付けて下さい。





     ジャバウォック島


     さてと、おおう、皆ちょーど公園にいたね。多分、コロシアイ開始直後かな。



     さぁ、皆を呼ぶよ!


     
  68. 71 : : 2015/06/10(水) 16:43:13

    左右田「ここここ、今度はなんだ!?」

    辺古山「油断してはいけない……」


     うーん、流石に警戒しているね。まぁ、さっきの今だしな。

    作者「そっかぁ、折角コロシアイとジャバウォック島から解放してあげようと思ったのに」ショボーン

    日向「なんだって!?」

    作者「うん。本当だよ。じゃぁ早速、この異世界へのトビラを潜ってちょーだいよ」

    田中「ム、禍々しい気配を感じる……。破壊神暗黒四天王も身震いする程だ」

    作者「大丈夫です。この先には、命に関わる様なことは一切ないよ」

    九頭竜「んなこと言って、どうせ手前もあの変なヌイグルミ共の仲間なんだろぉ!?」

    作者「いいからさっさと従え」

    澪田「なんか凄い殺気が見えるっすよ!?」


     仕方ないなぁ、あんまり使いたくなかったんだけど。


    作者「死なないだけマシと思え」

    豚神「」ビクッ


     みんなゾロゾロと揃って希望ヶ峰へ行った。


     あとは、いいか、このまんまで。

     カムクラ?江ノ島アルター?希望更生プログラム?

     知らんな。

     それに、皆この状態で連れてくから、ややこしいことはどうでもいいんだよ。超高校級の絶望なんてなかった。それでよしとしよう。とりあえず、記憶を軽く改ざんしておくよ。それに、盾ちゃんも軽く弄っておかないと。
     





  69. 72 : : 2015/06/10(水) 18:26:03

    希望ヶ峰学園


    さて、皆来たね。あとは、こっちの皆が食堂に来るのをって、もう来たか。

    石丸「作者君、彼らは……もしかして」

    作者「そうだね。君らの先輩だよ。話したいことがあるから、皆を読んできてくれないかな」

    石丸「わ、わかった。すぐ呼ぼう」


    ここで催眠を解く。突然変わった景色に、一同驚く。


    小泉「ここは……希望ヶ峰学園!?」

    作者「はいご名答真昼ちゃん」

    九頭竜「手前、今度はなんだってんだ」

    作者「だから、コロシアイのない世界に連れて来たんだって」

    作者「あー、もー、面倒くさ。あのね」

    仕方が無いので一から説明した。ついでに記憶も戻した。もちろん、超高校級の絶望に関することは全て除いた。


    問題は創くんだよね。予備学科とカムクラをどう説明するか。

    あ、でも記憶あるから予備学科は思い出したか。よし。カムクラはなかった。そういうことにして、予備学科は、今から考える。


    日向「おい、待ってくれよ。予備学科の俺はどうしたらいいんだ」

    狛枝「ああ、日向君はなんの才能のない予備学科だもんね」

    作者「希望厨の幸運は黙ってろ」

    狛枝「あらら、嫌われちゃったね……。それも仕方が無いね。幸運なんていう劣悪な才能を持ってしまった不運な自分を呪うしかないよ」

    作者「まあ、いいんじゃない?だって皆、仲間じゃん?」

    ソニア「そうですよ!才能なんて関係ないです。皆仲間なんですよ!実際、2年間を共にしたじゃありませんか」

  70. 73 : : 2015/06/11(木) 10:26:31

    日向「ソニア……」

    澪田「そうっすよ!短かったとはいえ、あの島で過ごした仲じゃないっすか!」

    日向「皆……」

    作者「うんうん。良かったね」

    日向「ああ……」

    作者「まあ、その件は落着ってことで」

    豚神「待て。まだ終わってないはずだ」

    作者「うん?」

    左右田「俺の記憶が正しければ、後輩達が……」

    葉隠「なんだべ、急に。石丸っちが食堂に呼び出すなんて」

    苗木「あれ、あの人達は…………」

    江ノ島「お久しぶりですぅ〜センパーイ」キャルン

    あ、盾ちゃんの超高校級の絶望に関する記憶も消しといたよ。

    罪木「ふえぇ、皆さんいらっしゃったんですねぇ……。よかったですう」

    山田「花村輝々殿!!またお会いできて光栄ですぞ」

    花村「うんうん。久しぶりだねぇ、新しい同人誌はできたかい?」

    作者「そーゆこと」

    葉隠「どうゆうことだべ!?」

    作者「だからね、彼等をこの平和な世界に連れてきた訳よ」

    十神「ふん、余計なことを」

    豚神「余計ではない。こうして再開できたことを喜べ偽物よ」

    十神「なっ、偽物はお前の方だっ」

    作者「あのー、話進めていいっすか」

    霧切「ええ、そうね」

    作者「あのですね、この度、新しい世界への道が開きました」

    作者「ジャバウォック島です」

    瞬間、77期生の顔が凍てつくように固まった。

    作者「あ、心配ナッシングです。私が作り上げた何もない島ですから」

    作者「正直、一番目の島と中央の島しかないけど」

    九頭龍「おい、そこでまたコロシアイさせるんじゃねえだろうな」

    作者「絶対に起きません」

    西園寺「そういって、油断させようって魂胆でしょう?見え見えなんだよ」

    作者「全然。あー、もう面倒くさいな。はいっ、これでいいでしょ?」

    面倒くさかったから、直接脳内に情報を送り込んだ。平行世界と並行世界のこと。前回のコロシアイを私が終わらせたこと。希望の結界のこと、全部送り込んだ。


  71. 74 : : 2015/06/11(木) 10:44:11

    弐大「ヌッ、なんじゃあこりゃあああああ!?」

    終里「うっせーよ弐大のオッサン。俺だってわかんねえよ」

    辺古山「こんなことができるなんて、貴様一体……」

    作者「自己紹介がまだだったね!改めまして。私は作者咲紗。超高校級のチート又は御都合主義者。他の世界よりやって来た救世主!」

    澪田「眼蛇夢ちゃんみたいなのが増えたっすよー!」

    作者「こまけぇこたぁいいんだよ。そのうち私のいたとこに連れてってやるし」

    作者「まあ、何不自由させないし、そのうち希望まみれになるし、気にすんな。自由に暮らせ」

    左右田「本当か!?じゃあいいじゃねーか!?」

    苗木「左右田先輩相変わらずですね」

    作者「というわけで解散!あと、作者の相談窓口もこれにて終了!ぶっちゃけもうネタ切れだよね」

    うん本当に。


















    そんなこんなで、うやむやな感じでこのスレは終了です。次スレからはもう皆馴染んじゃってます。

    途中出てきた『忘れ去られたものの楽園』お分かりの通り、アレです。そのうち関連したスレを立てるつもりです。その時はよろしくお願いします。

    さて、次回は安価でなんかやってこうかと思います。ではまたいつか。








  72. 75 : : 2015/06/11(木) 10:59:49
    作者さんのいる世界のCP

    苗木×江ノ島 ○
    大和田×不二咲○
    舞園×桑田○
    山田×セレス
    朝日奈×大神(百合ゆりした展開はなし)
    葉隠×霧切(ただの仲良しそれ以上の展開はあるかもしれないしないかもしれない)
    十神×腐川
    石丸(作者推しのキャラなのでs誰とも組ませたくない)
    戦刃(余り。残念)
    日向×七海
    弐大×終里(ただのバトル仲間)
    左右田×ソニア(よかったね、報われたよ)
    小泉×西園寺(こっちは割と百合ゆり)
    澪田×豚神
    九頭龍×辺古山
    罪木×狛枝
    田中(好きすぎて誰とも組ませたくない)
    花村(仕方無いね。でもおふざけで一時的に誰かと組むかも)



    既に成立しているものには○をつけておきました。印の無いものは、今回と次回の間に成立します。過程は書けないです。すいません。


    では次回。

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imozuki

作者咲紗

@imozuki

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