このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
ミカサ「嫌われ者の彼」
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- 1 : 2015/04/23(木) 21:50:42 :
- 1.主人公を選択してください(RPG風w)
<エレン>
>>2
<リヴァイ>
主人公を選択することで物語が少し変わります
よく考えて選択するようにしましょう。
(エレミカか、リヴァミカかというだけww)
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- 2 : 2015/04/23(木) 21:57:05 :
- エレン
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- 3 : 2015/04/23(木) 22:00:35 :
- →<エレン>
<リヴァイ>
主人公はエレンとなりました。
後悔しても知りませんよ?
それでは、物語の幕が開けます。少々お待ちください
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- 4 : 2015/04/23(木) 22:08:16 :
~登場人物紹介~
ミカサ・アッカーマン
本作品のメイン主人公。ヒロインでもある。目付きが悪く、不良扱いされている。エレンとは幼馴染みでとても気が合う
エレン・イェーガー
本作品の主人公。口が悪くすぐに人を傷つけてしまうが本人は自覚なし。皆に嫌われている。
クリスタ・レンズ
エレンによく泣かされる。そしてよく泣く。普段はいい子だが、裏ではかなり性格が変わる
ユミル
クリスタの親友。エレンへ特別な復讐心を抱いている。裏も表も悪
アニ・レオンハート
一見無口。彼女の足技に敵う者はいない。黙っている時は、何か恐ろしいことを考えているとき
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- 5 : 2015/04/23(木) 22:16:30 :
彼は、嫌われ者だ。
エレン「・・・お前、歌音痴すぎ」
クリスタ「ふぇっ……」
エレン「俺、不愉快。じゃあな」
クリスタ「うわぁぁぁん」
ユミル「クリスタ、どうした!」タタタッ
クリスタ「グスッ、エレンがね音痴って。不愉快って。」
ユミル「またかあの野郎……」ギロッ
本人は、本当に自覚がないが、周りの皆を傷つけている
いわゆる、鈍感と言うやつだ。それを被害にあった者は皆こう言う。
『わざとだ』『いじめだ』と。
わざとでもない。いじめでもない。
嫌な時は嫌と、彼には、はっきりと言わなければ伝わらない
しかし、それをLINEで悪口言ったりして自分達の不満をぶちまけているのだ。
これは、とても卑怯な出だ。
人の見えないところで、コソコソと悪いところを言う
言うならはっきり言え。
裏でコソコソして何が楽しいのだ?
アニ「・・・アイツ、いつもクリスタ泣かせてる」
クリスタ「私に恨みあるのかなぁ?」
ユミル「ま、今日話そうぜ。グループで」
クリスタ「うん」グスッ
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- 7 : 2015/04/23(木) 22:23:30 :
ミカサ「・・・?」
彼女は、不良扱いされている。
ミカサ「私が、何かしましたか」
「修学旅行の班決めだが・・・」
ミカサ「私は一人でいい、と言っています」
「いやしかしねぇ・・・」
ミカサ「はあ・・・」
彼女は今。修学旅行の班決めについて先生と話し合っている
特にぼっちという訳ではない。
しかし、同じ班のクリスタ達が気に入らない。
ミカサ「では行きません。修学旅行」
「ええっ!?それは困るなあ・・・」
ではどうしろと?
行かないと言っているのだからお金を返すだけで良いだろう
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- 10 : 2015/04/24(金) 21:46:55 :
「他に余っているのは・・・う~ん、エレンしかいないがなぁ……」
チラッと担任は顔色を伺う。
ミカサの顔は・・・少し高揚し、薄いピンク色に頬が染まっていた
男女が、修学旅行で同じ・・・寝るときの部屋まで。
……と、言う理由ではない。
彼女は今、少し熱があるのだ。幼馴染みのエレンと一緒に行動しようが寝泊まりしようが馴れている。
この無駄な時間を早く終わらせたいという思いの方が強い。
ミカサ「ではもう、エレンでいいです。さよなら」
「えっ、あっちょっ!!」
ミカサ「・・・何でしょうか」ギロッ
彼女の目付きは、とてつもない破壊力である。
地元のヤンキーを一瞬でびびらせる程だ。
「い、いや・・・」
ミカサ「・・・失礼します」
スタスタと、職員室を出た
クリスタ達と離れられて嬉しい気持ちと、少しの熱で彼女は舞い上がっていた
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- 11 : 2015/04/25(土) 19:31:17 :
彼はびっくりした。
先生から、幼馴染みと一緒に行動するように言われたからだ。
グループは、本当は一人の予定だったのに、急に増えた戸惑いと一緒に行くのが異性ということに驚いた。
幼馴染みの彼女なら、遠慮は無用。少し安心した気持ちもあった。
エレン「・・・で、一緒に泊まる訳?」
「あ、ああ・・・男女のグループはなかったから話が急に変わってな……」
エレン「ふーん。別に襲わねぇしいいけど」
「そ、そうか。では仲良くな」
さっさと帰る先生の背中を見届けて彼はふぅ……と、一息ついた。
さあ、そろそろ修学旅行だ
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- 12 : 2015/04/25(土) 19:37:09 :
総合学習の時間、彼と彼女は自主研修のルートを話し合った。
普段は、幼馴染みでもあまり口を交わさない二人が、結構仲良さそうに話し合っている姿は周りの者にとって不思議な光景だった。
ミカサ「・・・で、Aルートでいいの?」
エレン「どーぞ」
ミカサ「じゃあめんどくさいから良いや」
エレン「めんどくさがりだな、相変わらず」
ミカサ「エレンの口の悪さもね」
皮肉を皮肉で返して話を進める二人は、とても仲良さげだった。
まるで、付き合っているカップルのように。
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- 18 : 2015/05/02(土) 21:19:04 :
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「お、おい・・・あいつらすげぇ仲良さそうだな」
「そー言えばミカサさん、この前話したとき優しかった!」
「本当は、いい人何じゃないの・・・?」
クラスの皆は、徐々に彼等に興味を示していた。
だが、それを気に入らない者もいる。
ユミル「何でアイツ、エレンのクソヤロウと話してんだよ」
クリスタ「絶対頭おかしいよ!」
ユミル「放課後、呼び出してやるか」
アニ「・・・」
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- 20 : 2015/05/04(月) 21:44:03 :
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ミカサ「エレン。部活終わったら、私の家に来て」
エレン「んー、わかった」
ミカサ「じゃ、サッカーがんばれ」
エレン「おー、」
放課後
彼女らは、放課後になると直ぐように体育館裏へ呼び出した。
ミカサ「・・・用とは、何」
ユミル「お前、エレンなんかと話して頭どうかしてるんじゃねぇの」
ミカサ「?」
クリスタ「あんなサイテーなやつ。女の敵よ!」
ミカサ「は?何が言いたいの」
ミカサ「エレンが女の敵とか・・・そんな被害妄想する頭の方がおかしいのでは?」
それもそうだ。
エレンの言葉一つで、彼女らは悪く受け取っている。対してミカサは普通に受け入れている。
女の敵という理屈はおかしい。
クリスタ「頭にくる!!もういい!」
ユミル「死ね!!」
アニ「・・・」
ミカサ「私の姿が見たくないなら目玉取ったらいい。私に死ぬ権利はない」
そして・・・ここから・・・
ミカサさんの毒舌伝説が幕を開けようとしていた・・・
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- 25 : 2015/05/06(水) 20:52:53 :
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ユミル「てめぇが消えればいいだろ」
ミカサ「貴女に命令される筋合いはない」
ユミル「んなっ・・・!?」
クリスタ「ユミルに反抗するな!」
ミカサ「無理。反抗する生き物、それが私。」
クリスタ「イライラするぅ~~~!!!」
ミカサ「勝手にしてれば。では私は用があるので失礼する」
ユミル「待てよゴラッ!!」
ミカサ「・・・」ギロッ
彼女は独特の目付きで睨んだ。
ミカサ「これ以上貴女たちに費やしている時間はない……!」
少し低めの声で、脅かすように彼女は言い、その場を立ち去った……
クリスタ「何よあいつ!!」
ユミル「マジ死ねよ、偉そうに!!」
アニ「・・・」
アニは、何を考えているのか全くわからない。
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- 38 : 2015/05/18(月) 23:12:01 :
放課後、エレンは部活が終わり、そのままミカサの家へ寄った
彼は夜遊び経験豊富である。夜遅くに帰っても親はあまりうるさくは言わない。ある意味いい父と母だろう
ミカサは一人暮らしである。父と母は外国へ住んでおり、現在はこの国で一人で暮らしている
だが、お化けや幽霊等は大の苦手で実はすごく怖がっている。
今日だって、その怖さを紛れるようにエレンを呼んだのだ。
学校では、そんなに話さないが、学校外では結構会っている二人であった
エレン「おーい。勝手にあがるぞ」
ミカサ「もうあがってる」
エレン「まぁな。俺、自由人」
ミカサ「知ってた」
ミカサはコポコポと、紅茶を淹れた。
エレンの分は、部活帰りなので、腹も空いていると思い、ラーメンの出前を取った。
気の利く幼馴染みである。
エレン「っしゃ、チャーシュー多い!」
ミカサ「ギョーザも作れるけど、食べる?」
エレン「いや、母さんが飯作ってるし。ラーメン頂くわ、うん」
ミカサ「そ、いただきますは?」
エレン「うっせぇなお前は昔から。俺の母さんっての」ブツブツ
ミカサ「文句あるならいらない?」
エレン「いや、いる」
ミカサ「ラーメン食べたら、少し話したいことがある」
エレン「ん、わかった。いただきます」
こうしてエレンは、大盛りチャーシュー特盛を一気にたいらげた。
スープ一滴ですら残さなかったという。
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- 39 : 2015/05/18(月) 23:25:19 :
エレン「ふー、食った。」
ミカサ「美味しかった?」
エレン「絶品」
ミカサ「それは良かった」
エレン「んで、話ってなんよ?」
ミカサ「実は・・・」
ミカサは数時間前の出来事を彼に話した。
あの三人(主に二人)が、自分に文句を言ってきたこと。
そして、言っていた悪口を全てエレンに言った。
チクリとかではなく、彼女も不愉快な思いをしたから、話したのだ
エレン「うわ、めんどくせぇ!」
ミカサ「私に何故か降りかかってくる」
エレン「乙wwww」
ミカサ「笑い事ではない……」ヤレヤレ
呑気なエレンに呆れるミカサであった。
エレン「っし、対策考えて来るかな」
ミカサ「・・・もう帰るの?」
エレン「え、ダメか?用件終わった訳だし」
ミカサ「・・・わかった…」
エレンが帰ると言うと、ミカサは悲しそうな表情をした。
注※お化けや幽霊を怖がっているだけである。
エレン「んだよ……そんな目で見るなって」
ミカサ「に、睨んでない」
エレン「いや知ってるし」
ミカサ「・・・」
エレン「・・・わあったよ。今日は泊まってく」
ミカサ「え?」
エレン「お前、怖い癖に強がって一人暮らしして、結局このザマじゃねぇか。ま、俺がいてやるよ」
彼はかなりナルシスト発言をしていたが、ミカサには心の奥に響いた
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- 42 : 2015/05/24(日) 22:30:46 :
ミカサ「・・・ありがとう」
翌日、このような速報が・・・
『速報!!
エレン・イェーガー&ミカサ・アッカーマン交際発覚!!
昨夜イェーガー氏はアッカーマン氏の家へ泊まり! 』
クリスタ「あはははは!アニ、いいできだよ!」
アニ「・・・どうも」
ユミル「しっかしよく出来てるな」
アニ「得意だから」
クリスタ「あいつらも困る筈!嬉しい!」
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- 43 : 2015/05/24(日) 22:34:11 :
トコトコトコ……
エレン「ふわぁ~」
ミカサ「・・・」
昨夜、彼女は泊まってもらう代わりに徹夜でゲームの相手をしたので、寝不足になった。
まあ、お化けや幽霊に遭遇しなかっただけマシとも言える。
エレン「つかお前強いな」
ミカサ「エレンが弱い。それだけ」
エレン「チッ、現実では幽霊怖がるようなガキの癖に」
ミカサ「うっさいボッチ」
エレン「お互い様」
ミカサ「ふん」
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- 46 : 2015/05/31(日) 23:23:20 :
ザワザワ
エレン「んの騒ぎだよ」
「うわ……ボッチカップル来たよ…」
「朝から一緒に登校って本当に付き合ってるんだ……」
ミカサ「……?」
エレン「ん?この張り紙・・・」
エレン「ああ、そういうことか」
エレンは軽く納得した。
そして、思いもよらぬ発言を、口にした。
その言葉に、野次馬共は、静まり帰った。
エレン「そうだよ!俺とミカサ、付き合ってるんだ!」
ミカサ「」
勿論、彼女も意識が一瞬飛びました。
は?こいつ今、何て言った・・・?
エレン「お前ら、リア充羨ましいと思ってボッチカップルなんか言うなよ!嫉妬して愚痴はいけねぇぞ!!」
男子生徒一同は、顔を真っ赤にして激怒した。一方で、女子生徒一同は、彼氏を作ろうと気合いをいれていた。
なんと言うヘタレの差であろう。
ミカサ「・・・は?」
エレン「・・・黙れ」
ギロッと、思いっきりエレンはミカサをにらんだ。
思わずミカサも黙ってしまう程の怖い顔だった。
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- 47 : 2015/05/31(日) 23:27:46 :
- エレン「さぁ!解散解散!あとは俺達リア充を労れよ!」
その一言で、野次馬は次々と去っていった。
しかし、ミカサは何故彼が【リア充】などという現代系の単語を使ったのか意味が分からなかった。
ただただ、困惑するだけだった。
エレン「さ、行くぞ」
ミカサ「・・・???」
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- 48 : 2015/05/31(日) 23:33:33 :
- 教室は、何故かグループ別にこちらを見てヒソヒソと話をしていた。
恐らく……いや、きっとエレンとミカサの噂を話しているのだろう。99.8%間違いない。
ミカサ「ねぇ、どういうつもり」
エレン「こういうことはテキトーに言っときゃいいさ」
こっちが困る・・・と、思いながらも彼女は一日の準備をした。
一方、彼はニセ彼女だとしても、リア充になれたことを少しだけ喜んでいた。
彼も、少々は彼女に好意はあったのだ。
彼女は、それを知らない。
エレン「授業とかだりぃなぁ……」
ミカサ「どうせ寝ている癖に……」ボソッ
エレン「うっせ」
ミカサ「!?」
聞こえていた
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- 49 : 2015/05/31(日) 23:44:22 :
クリスタ「何で効果ないのよ!!」
アニ「・・・チッ」
ユミル「まぁまぁ、クリスタ。落ち着けよ」
クリスタ「だって……」
ユミル「今度は、クラス全員をあいつらを無視しようぜ。精神的に堪ったもんじゃねぇwww」
クリスタ「ふふ、それいいかも!」
ユミル「ついでにお前、強そうな男子色仕掛けしてミカサに暴力奮うように言ってこいよ」
クリスタ「色仕掛けしたらアイツラすぐ私をじろじろ見るんだよ!気持ち悪い!」
ユミル「よし。そのゴリラの名前を言ってみろ」
クリスタ「ライ……」
ユミル「殺す」
クリスタ「ww」
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- 50 : 2015/06/01(月) 00:01:47 :
放課後
ミカサ「・・・(今日は、流石に一人か…)」
エレン「は?今日部活ねぇのか!?」
アルミン「うん!」
エレン「うわ最悪~!」
アルミン「それより、エレン。ミカサと付き合い始めたんだって?」
エレン「・・・ああ」
今、彼に質問しているのはアルミン・アルレルト。
唯一、エレンとミカサが心を開いている親友だ。
アルミンは、エレンミカサと幼馴染みで結構昔からの付き合いである。
エレンと同じサッカー部だが、中々レギュラーになれず苦戦しているところだ。
※エレンはもうすでにレギュラーである。
二人とはクラスが違うので、あまり話す機会がない。
アルミン「そっか。僕、いつかこういう関係を待ち望んでたんだよね」
エレン「え、マジかよ」
アルミン「ふふ、じゃあね。今日はおじいちゃんのリハビリに行かなきゃ」
エレン「ああ。ありがとな」
ミカサ「あれ?」
エレン「・・・?どした」
ミカサ「筆箱がない……」
エレン「落としたのか?ドジだな」
ミカサ「違う。さっきまで机に置いておいた」
エレン「はぁ……俺の貸す。どうせ宿題なんかしやしねぇよ。」
ミカサ「え。でも……」
エレン「悪いと思うんなら俺の宿題もやってくれ」
ミカサ「・・・わかった。ありがとう」
エレン「じゃ、今日も寄ってくから。」
ミカサ「うん」
エレン「部活ねぇし、そのまま行っていいか?」
ミカサ「問題ない」
エレン「じゃ、邪魔するわ。」
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- 57 : 2015/06/16(火) 20:04:23 :
「わぁ……一緒に帰ってる」
「いいなー。私も彼氏と頑張らなくちゃ!」
と、気合いを入れている女子生徒。対して男子生徒は……
「へっ、公の前で平然とイチャイチャしやがって!!羨ましい!じゃなくてバカじゃねぇのか?」
「リア充なんか……羨ましい!じゃなくて消えて無くなっちまえ!!」
本当にヘタレの差が大きい。
リア充にはなりたい。だが、彼女を作る努力もしない。
女子生徒は本当に男子生徒と比べると尊敬していいレベルだろう。
ミカサ「はぁ……うるさい」
エレン「んなこと言うな。バレるだろう」
ミカサ「だって本当に付き合ってもいないくせに」
エレン「・・・嫌か?」
エレンは、ドキドキしながらも彼女に問い掛けた。
彼女は少しだけ考えて、答えを出した
ミカサ「エレンは悪い人ではない。だから、別に嫌という訳ではない」
彼にとって、この回答は少し意外だった。彼女のことだから、きっぱりと断ると思ったのだ。
そう思っていた少し過去の気持ちのことを思うと、内心とても嬉しくなった。
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- 58 : 2015/06/18(木) 17:16:49 :
- 期待です!!
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- 59 : 2015/06/19(金) 21:18:27 :
- あざす
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- 60 : 2015/06/19(金) 21:34:49 :
ミカサ家
エレン「いっつも通りだな」
ミカサ「私答え書いてくから写していって」カリカリ
エレン「ほーい。学年二位のミカサさんの答えは間違ってませんから安心ですねー」
ミカサ「エレンだってTOP5に入ってるでしょうが」カリカリ
エレン「お前とアルミンにゃ勝てねぇよ」
つまり、幼馴染み三人組は秀才三人組でもあるということだ。
アルミンは知識が豊富だが、体育系が非常に残念なほど劣っている。
対してエレンは、運動能力は文句なしだが、勉学が少し劣っている。特に科学と数学が大の苦手である。そのため、他の教科でテストは免れている。
そしてミカサは、勉学と運動能力。どちらも優れている。アルミンのは知識が優れ過ぎているので、どうしても勝てないが充分頭がいい。
ミカサ「ふぅ……今日はプリントだけで良かった」
エレン「早くね?」
ミカサ「……普通」
エレン「さぁて、終わりましたし帰りますか」
ミカサ「えっ」
エレン「え」
ミカサ「泊まらないの……?」
エレン「???(ヤバイ面白いww)」
エレンはミカサの反応を見て面白がっていた。
しかし・・・・・・予想外な反応が。
ミカサ「……」ポロ
エレン「……!!?!?」
ミカサ「かえるんだね……」グスッ
エレン「えあうおえええ?」
ミカサ「ゴメン。泣いて」グイッ
エレン「うー……」
こんな結果になるとは思っていなかった。エレンは自分の悪戯心にビンタした。
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- 61 : 2015/06/19(金) 21:50:25 :
エレン「嘘だよやっぱ泊まるわ、ウン」
ミカサ「我が儘何だから……聞かなくたっていい」ゴシゴシ
エレン「嘘なんだってば。本当は泊まるつもりだったって」
ミカサ「でも」
エレン「でも?」
ミカサ「来週から修学旅行だから準備しないと」
エレン「……えっ」
エレン「えええええええええええええええええ!?」
な、なんと来週の修学旅行のことを忘れていたのだ!
しかも、今日は金曜日。
三日後にはもう旅に出掛けているのだ
エレン「忘れてた……」
ミカサ「ね?だから………帰って」
エレン「・・・そんな顔すんなよ…」
ミカサ「に、睨んでない!」
エレン「違う。そんな悲しそうな顔するなって言ってるの」ギュッ
彼は、ミカサをギュッ……っと、優しく抱き締めた。
その包容力が、ミカサを安心させた。すると、自然に涙が出てきた。
ミカサ「……(暖かい)」
エレン「ぷ、いつまでもお前はガキだな」
ミカサ「……もうガキでいい」
エレン「へいへい。ガキを一人にしたら何しでかすか分かんないからな。今日は俺ん家泊まれよ」
ミカサ「…おばさん、迷惑じゃないかな」
エレン「歓迎すると思うけど」
彼女が、最後にエレン家に泊まったのはもう5年も前になる。
時々エレンのま母には会うが、いつも愛護してくれる。
彼女の母より溺愛している。無論、エレンの父も彼女を溺愛している。
-
- 62 : 2015/06/22(月) 01:08:18 :
エレン「んじゃ、行こうぜ」
ミカサ「待って。私も修学旅行の準備をすぐするから、エレンは昨日の洋服自分の分だけ畳んでて」タッ
エレン「・・・」
エレン「ったく、こういうことはてきぱきしてんな……」(苦笑)
ミカサ「よし、終わった」
エレン「はやっ」
ミカサ「やればできる」
エレン「じゃあ行くかぁ。っても20秒もかからねぇか」
ミカサ「大股10歩」
エレン「数えてんのかよw」
ミカサ「まぁ」
こうして彼らはエレン家へと向かった。14秒で着いた。
家の中へ入ると彼の母親、カルラ・イェーガーが突進してきた。
カルラ「ミカサぁぁ!!」ドドド
ミカサ「(°Д°)」
カルラ「やぁぁん!かわいい!!」
こうして、ハグ、スリスリなどをして落ち着いた。
カルラ「ふぅ……泊まるの?」
ミカサ「はい。お邪魔します」
エレン「母さんの部屋でいーよな?」
カルラ「あら。母さん父さんと一緒に寝るのよ。忘れた?」
エレン「は?一昨日思いきり自分のベッドで寝てた癖に」
カルラ「昨日から変わったわ」嘘
エレン「は?」
二人を一緒の部屋で寝かせる為の作戦である。
しかし、この二人は修学旅行で嫌でも二人きりで寝ることになるのだ。
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- 63 : 2015/06/22(月) 19:20:40 :
- めっちゃ面白いです!!期待です!!
-
- 64 : 2015/06/23(火) 07:39:01 :
ミカサ「???」
カルラ「ほら、エレンあんた男でしょ!」
エレン「うっせぇよ!ハゲ!」
カルラ「んま!!ハゲてません!」
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- 65 : 2015/06/25(木) 22:40:35 :
- 続きは!、、!
期待!
-
- 66 : 2015/06/26(金) 21:50:06 :
- 期待デス!
-
- 67 : 2015/06/26(金) 22:29:12 :
エレン「このクソババア……うるせぇんだよ!」
カルラ「んま!母さんは貴方をそんな口のきき方をする子に育てた覚えはありません!」
エレン「そういう風に育ってねぇし」
カルラ「口答えだけは中々ね……あんたは」
エレン「その言葉……そっくりそのまま返してやる」
ミカサ「プッ」
エレン「あ!てめっ、今笑ったな!」
カルラ「ね?ね?、ミカサは私の味方よね!」
エレンの母が言うようなことではなく、ただ親子喧嘩が微笑ましかったのと喧嘩の内容が下らなすぎる。
それを考えてしまって、思わず吹き出してしまったのだ。
ミカサ「見ているだけで面白い」
エレン「はぁ?」
カルラ「そ れ よ り !」
カルラ「あんたたち一緒の部屋に寝なさいな。どうせ修学旅行も二人っきりでしょ?」
エレン「何で知ってるんだよ!」
実は、担任から保護者へ連絡が来ていた。流石に同じ部屋に男女二人……3泊4日はヤバイと判断し、保護者へ説明しておいたのだ。
幸い、二人は幼馴染みだった為、エレンの母はよく二人の関係を説明した。
担任は、一応了解をしたとのことだ。
エレンは激怒した。
エレン「あんのクソオヤジ!こそこそと連絡しやがって!」
カルラ「あんたくそくそうるさいわよ」
ミカサ「チビの口調が移ったか」チッ
エレン「お前もな」シタウチスルナヨ
彼女が言う『チビ』とは、エレンのサッカー部の先輩、【リヴァイ】のことだ。
彼女にとって運悪く、幼稚園、小学校、中学校、高校。全て同じ学校になってしまっていた。
しかし、リヴァイはどこでも人気で、エレンもリヴァイを好く一人だ。(※ホモぉじゃないお)
リヴァイの性格が彼女は嫌いで、会う度々に睨み付けていた。
リヴァイの周りにいるギャラリーは、それだけで退いたと言う。
カルラ「あら♪やけに仲がいいわね」
エレン「んなこたねぇよ」
ミカサ「とりあえず荷物を置かせて欲しい。重い」
エレン「あ、うん。じゃあ俺の部屋置いとけ」
ミカサ「了解」
-
- 68 : 2015/06/26(金) 23:27:53 :
- 頑張ってください!
期待してます!
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- 69 : 2015/06/28(日) 18:55:53 :
- きったい!☆☀
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- 70 : 2015/06/30(火) 18:34:47 :
- 続きお願いします!
-
- 71 : 2015/06/30(火) 22:22:15 :
- エレンの部屋は男子の割りには結構綺麗だ。
エレンの部屋に来たとき、ミカサは必ずチェックするところがある。
……そう、ベッドの下だ。
ミカサ「この前はあったのだけれど……」
ゴソゴソ、ゴソゴソ。
この作業をミカサがしていることはエレンは知らない。
『有るもの』があっても「ふぅん。」と、いった具合で興味が一切ない。
思春期の男の子だし仕方ない。このような感覚なのだ。
エレン「お待たせって何やってんだよ!?」
ミカサ「あ」
初めて見つかった。
エレン「はぁ?ってことは今まで全部……」
ミカサ「見てた。」
エレン「このクソ女ぁ……!」
ミカサ「女子は皆こうすると誰かが言っていた」
エレン「やるわけねぇだろ!?バカか!」
ミカサ「少なくとも貴方よりは違う」
エレン「チッ。口の減らないな」
ミカサ「そっちこそ」
-
- 72 : 2015/07/03(金) 23:44:38 :
- 投稿お願いします!続きお願いします!
-
- 73 : 2015/07/04(土) 17:22:19 :
- いやっほぉいーきたい
-
- 74 : 2015/07/06(月) 23:39:59 :
- 続きが知りたいです!
投稿お願い!
-
- 75 : 2015/07/08(水) 06:49:04 :
- それから!?どうなる!?
-
- 76 : 2015/07/11(土) 17:55:55 :
- 続きお願いします!
-
- 77 : 2015/07/11(土) 22:13:53 :
ミカサ「……」
エレン「……」
ミカサ「……ぷ」
エレン「何笑って……」
ミカサ「いつも学校では無言なのにね」
エレン「いやいやいや……お前がやるからだろう」
ミカサの言うことは正解だ。
エレンは今、完全に彼女のペースに巻き込まれている。
大声を張り上げない、むしろ声が小さい彼の姿からはとてもおかしく思える
ミカサ「とりあえず、見ていたことはごめんなさい。次からは見つけたら報告するから」
エレン「いや見るなよ」
壁|ルラ「(仲いいわねー)」
-
- 78 : 2015/07/12(日) 21:13:49 :
ミカサ「取り合えず、私もう疲れたからお休み」
ボフッ
彼女はエレンのベッドに身を投げた。
すると、よほど疲れていたのかすぐに寝息をたてだした。
エレン「俺のベッドで寝るかぁ?」
少し、文句を言ったものの、起こしはしないエレンであった。
-
- 79 : 2015/07/12(日) 21:23:26 :
そして、修学旅行当日。
ミカサは、彼の家から来たので少々忘れ物がないか不安だった。
ヒソヒソ、ヒソヒソ……
学校では、二人が修学旅行でホテルの部屋が一緒ということが噂になっていた。
勿論、この噂を流したのはクリスタやユミルである。
男子からは、羨ましいという視線を受け、女子からはキツい視線を受けていた。
視線に馴れている二人は気づいていない。
目的地は、新幹線で2時間かかった。
その間、二人は一番後ろの席で仲良く肩を寄り添いながらスヤスヤと眠った。
目的地に着いたが、誰も二人を起こさなかった……。
-
- 80 : 2015/07/12(日) 21:28:35 :
先に目覚めたのはミカサだった。
ミカサ「ん……?」
やけに、新幹線内が静かだと思った。
窓に目を向けると、夕日が沈もうとしている最中だった。
ミカサは悟った。
『終わった……』
と。
二人が嫌われているのはわかっているが、起こすぐらいしてくれてもいいのではないか?
というか常識では?
しかし、過ぎてしまったのではしょうがない。
途中で降りて、折り返ししなければならない。
ミカサ「エレン……起きて」
エレン「……ん…着いたか?」
ミカサ「違う。どうやら皆、私達を起こさないでいったらしい」
エレン「……はぁ!?」
ミカサ「……」
-
- 81 : 2015/07/12(日) 21:30:19 :
- 期待です
-
- 82 : 2015/07/12(日) 21:32:12 :
二人は駅に降りた。
折り返しの新幹線に乗った。
きっと、目的地につく頃にはもう朝になっているだろう。
一日中寝た二人は、十分起きていられる。
しかし、その間暇だった。
ミカサ「……」
エレン「……」
朝まで沈黙が続いた。
これはこれで疲れそうだ。
-
- 83 : 2015/07/12(日) 21:32:37 :
- 期待
久しぶりに良いSS見たわ
-
- 84 : 2015/07/13(月) 23:16:01 :
- わお…起こしてくれないとかどんだけだよ…ヒデェ…
期待です!!
-
- 85 : 2015/07/14(火) 21:55:27 :
目的地に着いた。
まず二人は学校が泊まっているホテルに急いだ。
主任の部屋をチェックするとすかさず文句を言いにいった。
エレン「おい開けろブタ」
ミカサ「……」ゴゴゴ
鋭い眼光は、いつもよりも怒りを表現していた。
主任「あー、何だね?」
エレン「何だねじゃねぇよ、俺達新幹線に今までいたんだぞ」
主任「……そんなの自己責任では?」
ミカサ「……は?」
主任「君たちがもっとしっかりしていればそんな風にならなかったんじゃないかなぁ?」
生徒を置き去りにした奴が発するとは思えない発言だった。
ミカサが、ついにブチギレた。
ミカサ「ふざけないで下さい!!」
ホテルの廊下に、高い声が響いた。
ミカサ「自己責任?ただ寝ていただけじゃない。人数確認もしないで出発して自分は悪くないて言い方あると思うの?それでも教師ですか?よくそんな考えで子ども達を教えていこうと思いますね」
始まった。毒舌伝説の幕開けが。
ミカサ「それにこっちは高い旅費払ってるのに新幹線だけ旅を過ごさせようと?それ詐欺の一つですよね?私達が訴えればすぐに学校側には責任を取らされますよね?それも、学校の【自己責任】ってやつですね!先生はこんな先のことまで考えて発言してられるんですよね流石、先生ですよね?」
エレン「」
幼馴染みであるエレンですらポカーンと口を開けて眺めていた。
それほどまで彼女は怒りに満ちていたのだ。
-
- 86 : 2015/07/14(火) 22:01:49 :
二人はスイートルームで過ごすことになった。
毒舌伝説の被害に遭った学年主任は泣きながらホテルに頼んだ。
それほどまで彼女の毒舌は激しかったと言える。
しかし、この程度の言い分だけでは納得出来ず、少々不満だった。
ミカサ「チッ、もう少し言い足りない」
エレン「お前、すげぇな」
ミカサ「……うっさい。このことは黙ってて」
エレン「あいよ」
ミカサ「それではシャワーを浴びてくる。覗いたら即座に通報し、その前に半殺しにする」
エレン「お、おう」
ギロッと睨み付けミカサは浴室のドアを閉じた。
-
- 87 : 2015/07/15(水) 01:07:20 :
- ミwwwカwwwサwww
ていうか何気に
クリスタ「絶対頭おかしいよ!」
に吹いたwww
飲んでたアンモニア水返せwwwww
主任泣いたか…かわいそうに(ザマァwww)
しかしさすが先生、ですよね?www
ダメだ期待期待wwwwwwwww
-
- 88 : 2015/07/15(水) 01:11:29 :
- ミカサなんかすごいなぁ…
-
- 89 : 2015/07/15(水) 11:53:12 :
- え
-
- 90 : 2015/07/16(木) 23:48:08 :
- エレン!少しでもミカサのボディ見ちゃえ!
-
- 91 : 2015/07/17(金) 20:24:18 :
エレン「ホント覗いたら殺されそうだな……」
エレン「……面白れぇ」ニヤリ
彼は浴室の扉をソッっと開いた。
開いた先に待ち受けていたのは……
ミカサ「……」ギロッッ
エレン「」
衣類を脱いでいない、彼女の鋭い眼光だった。
エレン「あ、あはははは……」
ミカサ「……覚悟はいい?」
エレン「……」
ミカサ「では予告した通り通報する前に半殺しする」ニコリ
その笑顔は、悪魔でさえ魅了するような笑顔だったらしい……。
-
- 92 : 2015/07/20(月) 14:23:40 :
- おお、怖い怖い おお、期待期待
-
- 93 : 2015/07/20(月) 21:10:57 :
- エレン「ま、待てよ!お、俺トイレ行こうとして……」
ミカサ「トイレなら2つあるでしょう」ニッコリ
エレン「あ、……あー!そーだったなぁ!!悪い悪い忘れてたー!」
あくまで誤魔化す気だ。
ミカサ「でもね、見たよね」ニッコリ
エレン「……ハイ」
ミカサ「約束、だったよね?」ニッコリ
エレン「……ハイ」
エレンは\(^ο^)/オワターーーーーーーー!!!と察し目を閉じた。
しかし、何も起きなかった。
目を恐る恐る開けると、瞬時に凸ピンを喰らわされた。
エレン「いてっ」
ミカサ「今回は許す。そこまで鬼じゃない」
いやいやいや、あの雰囲気はダメだろ……と、内心は思いながらもお礼を言うのであった。
一方、クリスタたち……
クリスタ「ユミル、起きてよ」
ユミル「んー?」フワ…
クリスタ「あいつら、戻って来たよぉ」
ユミル「うわマジかよ、最悪だな……」
クリスタ「せっかくユミルが考えてくれたのに……」
ユミル「また練り直すか」
クリスタ「ねぇアニぃ、何か作戦ない?」
アニ「zzz……」
ユミル「ダメだこいつ」
クリスタ「うー」
アニ「(これ以上あんたらに付き合ってられないよ……)」
ユミル「そーだ」
クリスタ「え!?」
ユミル「今日って遊園地、だよな?」
クリスタ「う、うん……」
ユミル「こうすりゃいいんじゃね?」
コソコソコソ
この内容こそは、ひどい内容だったが、アニには聞き取ることが出来なかった。
やがて、再び眠りに落ちた。
-
- 94 : 2015/07/20(月) 21:54:19 :
遊園地。
それは、何歳になってもワクワクする所である。
修学旅行中の高校生は、皆ワクワクしていた。
二人を除いて……。
エレン「チッ、遊園地ごときでうるせぇんだよ」
シーン。バスの中は静かになる。
ミカサ「何故?遊園地って楽しいのに」
エレン「だからってギャーギャーうるせぇんだよ、眠れやしねぇ」
彼もその内の一人だ。
ミカサ「興奮するんだから仕方がない」
エレン「は?仕方がないってもう高校生だろ」
ミカサ「歳なんて関係ない。楽しいものは楽しい」
そうだそうだ!と、周りが内心賛同する。
エレン「そうかもちんねぇけど抑えろって言ってんだよ」イライラ
ミカサ「エレンみたいに抑えられる人は少ないの」
エレン「努力しろよ少しぐらい」イライラ
ミカサ「何故そんなことで努力を要するの?」
エレン「迷惑になるやつがいるんだよ、そんなことも分かんねぇのかよ」イライラ
ミカサ「迷惑なら耳を塞げばいい。」
エレン「何で周りの為に合わせないといけねぇんだよ!!」イライラ
ミカサ「何故あなた一人の為に周りが合わせなければならないの?」
エレン「うるせぇよ黙れ!迷惑ったら迷惑だ!」イライラ
ミカサ「ああそう、だったら勝手にしたら?」
エレン「ああいいさ、勝手にしてやるよ!!」イライラ
ミカサ「もう知らない」
ぷいっ
しーーーーーーーーーーーーーん
静まりかえるバスは、お化け屋敷並みに怖かった。
クリスタ「(やっぱりエレンってムカつく)」
ユミル「(ミカサの奴、中々言うじゃん)」
二人はミカサに気を少し許していた。
-
- 95 : 2015/07/20(月) 22:01:45 :
遊園地に到着した。
二人はまだ、喧嘩中だ。
クリスタ「ねぇミカサぁ。私達と一緒に廻らない?」
ユミル「まぁ前のことは許してやるからよ」
何様だと思いながらもミカサは渋々と承諾した。
まず、四人はジェットコースターに乗った。
アニとミカサは真顔だった。
それからお昼まで遊び回した。
お昼に、小さなカフェに寄って昼食を取った。
クリスタ「もうホントにエレンってムカつくよね~」
ユミル「だよな!面を見るだけでイライラしてくる」
アニ「・・・」
ミカサ「・・・」
クリスタ「ププッ、でも今日困るよね」
ユミル「集合時間ずらして教えたからなww」
ミカサ「!?」
アニ「・・・(このポテトうま)」
クリスタ「置いてけぼりにされるよww」
ユミル「あーざまぁwww」
クリスタ「ね?ミカサはどう思う?」
-
- 96 : 2015/07/20(月) 22:10:34 :
ミカサ「……バカみたい」
クリスタ「ねーww騙されてねww」
ユミル「wwwwwwwwwww」
ミカサ「あんたたちがね」
クリスタ「…は?」
一気に目の色が変わった。
ミカサ「嫌いだからってそんなにする必要あるの?」
クリスタ「……何よ、口答えする気?」
ユミル「てめぇ……殺されたいのか」
ミカサ「殺したければ殺せば?怖くないし。」
ユミル「ああいいよ。殺すより恐ろしいことしてやる。おい、クリスタ」
クリスタ「……何」
ユミル「ゴリラを呼んでくれ。アニはノッポを」
クリスタ「はーい」
アニ「……わかった」
三分後、クリスタに惚れているライナー・ブラウンとアニに惚れているベルトルト・フーバーが呼ばれてやってきた。
ユミル「お前、さっきお化け屋敷は嫌だと拒んだよな」
ミカサ「・・・」
ユミル「ふ、図星かよ。おいそこの二人、こいつを今すぐお化け屋敷に突っ込め」
ライナー「何でオレが……」
クリスタ「ライナーぁ……お願い」ウルッ
上目遣いで長身のライナーにクリスタは頼んだ。
ライナー「……わかった」
ベルトルト「正気がライナー」
アニ「……、ベルトルト、お願…い」
ベルトルト「う……」
ライナー「無理しなくていいぜベルトルト。女一人ぐらいオレで十分だ」
ユミル「さぁ行ってもらおうじゃねぇか」
ミカサ「……っ!」
-
- 97 : 2015/07/20(月) 22:17:50 :
「なあなあ聞いたか」
彼は少し気になることを小耳に挟んだ。
「アッカーマンがよ、ライナーに連れていかれてたぞ」
「マジかよ、アッカーマンってイェーガーと付き合ってるんじゃねぇの?」
「いや、何かクリスタとかも後ろにいたなぁ」
「どこ行ってた?」
「なんかさ、ホントに出るって噂のあれだよ」
「うわ、あのお化け屋敷か!」
「アッカーマンの肝試しじゃね?幽霊とか吹き飛ばしそうだし」
「だなwwwww」
エレン「(あいつ……)」
ミカサは、ライナーに無理矢理中に入れさせられた。
入り口ではなく、奥の方へ。
途中から、ライナーはミカサを置いて走って先に進んだ。
ミカサ「……っ」
家ですら、怖いと言うのにお化け屋敷なんて暗い。それに、妙に暖かい風が吹いている。
ミカサはその場にしゃがみこんだ。
ミカサ「お母さん……お父さん……っ」
彼女は両親を求めた。
-
- 98 : 2015/07/21(火) 00:09:01 :
- きたいです!
-
- 99 : 2015/07/21(火) 07:35:10 :
「……うわ!!」
「ん?どうしたん?」
「あのお化け屋敷、黒髪の女がうずくまって泣いてるって……」
「肌に色がなくて、痩せてるらしいぞ……」
「マジか!出たのか!?」
「おう!LINE見てみろよ!」
「ホントだ!!」
エレン「……」
>エレーン!!
>「エレーン!!」
アルミン「エレーン!!」
アルミン「エレン!」
エレン「んだよ……」
アルミン「ミカサと喧嘩したんだって?」
エレン「……だから何だって言うんだよ」
アルミン「……っと、それどころじゃないんだよ」
エレン「ん?」
アルミン「早くお化け屋敷に行こう!」
エレン「は?面倒だっての」
アルミン「気づいてるだろ?」
エレン「は・・・?」
アルミンの言った「気づいてるだろ?」エレンは目を反らして誤魔化したが、本当はわかっていた。
ミカサを、助けなければならないことを。
アルミン「変な意地張るなよ!」
エレン「意味わかんねぇし」
アルミン「……ただでさえ寂しい思いしてるのに、君が見捨てたらミカサはどうするんだい?」
アルミンは落ち着いて、エレンに問う。
この質問は、彼の心のグサリと突き刺さるような質問だった。
アルミン「行こ?彼女は君を必要としているんだ」
エレン「……ああ」
エレンは立ち上がった。
-
- 100 : 2015/07/21(火) 10:06:23 :
ミカサは泣き止んでいた。
ただ、顔を伏せて何も見ないようにしている。
本当に怖いのだ。
そして、恋しい、
家族。
ミカサ「(何故こんなことになるのだろう。私が何か悪いことでもしたから天罰が下ったの?)」
だんだんと、マイナス思考になっていく。
ミカサ「(エレンの考えを否定したからか……、あの時エレンと喧嘩しなければ今頃は楽しんでいられた筈)」
ミカサ「会いたいよ……」
アルミン「ヤバイ、LINEでうちの学校の制服着てるって噂が……」
アルミン「ええっ!?ミカサの容疑も出てるし……」
エレン「とにかく急ぐ他はねぇだろ?」
アルミン「ああ!」
エレン「ここだ。」
アルミン「うわ……怖そ」
エレン「お前も怖いの苦手だったけ、じゃあ行ってくるわ」ダッ
彼は入場料も払わずに駆けていった。
係員「待たんか!!」
アルミン「あ、僕が換わりに払います!」
アルミン「(救ってよ……エレン)」
-
- 101 : 2015/07/24(金) 20:36:00 :
エレン「何処だ・・・?」
ゾンビ「グオオオオオオ!!」
エレン「黙れぇ!」
エレンはゾンビを蹴飛ばした。
「おい……あれじゃね?」
「体育座りだからわかんね」
「いっそのこと拉致してみるか?」
「wwwww」
エレン「アレか」
遂にエレンはミカサを見つけた。
周りには彼女を拐おうと試みる者もいるが、全て睨みかえされ怯えている。
怖い中でも睨むことができるとは、流石である。
「もう睨まれ過ぎて平気さ、俺が行く」
クラスでも特にドMのM男がミカサに近づく。
エレンは咄嗟にM男の肩を掴んだ。
エレン「人のガールフレンドに何手ぇ出してるのかなぁ~?」ゴゴゴ
男どもは蜘蛛の子を散らすように去っていった。
ミカサ「えれん・・・?」
エレン「バカ野郎。金髪チビについていくからそうなるんだ」コンッ
軽く頭突きをした。
ミカサ「だって・・・」
エレン「とりあえず、出ようぜ。後ろもつっかえるし」
ミカサ「うん……」グスン
-
- 102 : 2015/07/27(月) 15:24:34 :
外へと出た。
アルミン「ミカサ、大丈夫?」
ミカサ「……うん」
アルミン「……嘘は良くないよ。顔色がすごく悪いじゃないか」
エレン「まぁ後でゆっくりと話そうぜ」
アルミン「そうだね、どっか休める所に行こうか」
ミカサ「……」
気持ちは晴れ晴れとしないが、三人は観覧車へ乗った。
一回10分。話すには丁度良いし、誰もいない密室だから選んだ。
アルミンの提案だった。
ミカサ「アルミン、一緒に廻ってた人は・・・?」
アルミン「いやぁ……リア充邪魔してこいって、逆に薦められてね」
エレン「……」
彼は思った。
何も、嘘の交際だとしても、幼馴染みのアルミンにまで隠さなくてもいいのではないか?
むしろ、今まで隠していた自分が恥ずかしくなってきた。
エレン「なぁ、アルミン」
アルミン「ん?」
今まで隠していたことを打ち明けた。
当然だが、驚いていた。
エレン「ごめんな、嘘ついて」
アルミン「え……あ、うん。でも残念だなぁ」
ミカサ「え?」
アルミン「僕、本当に二人が付き合っちゃえば良かったな、って」
ミカサ「……え」カアア
エレン「前にも同じこと、言ってたよな」
アルミン「だってWデートとかできるし」
ミカサ「」
エレン「」
エレン「悪い、なんて言った?」
アルミン「ん?Wデートとか出来るし」
エレン「」
ミカサ「」
エレン「お、お前彼女いたのかよ!?」
アルミン「えー、言ってないけ?」
ミカサ「言っていない」
アルミン「ごめんごめん、結構最近だったし。君達のことで必至だったし」
エレン「で、誰だよ?」
アルミン「二人と同じクラスだよ」
ミカサ「?」
エレン「じれったいな。はよ言え」
アルミン「もう、せっかちだなぁ。しょうがない、言うね。」
エレン「……」ゴクッ
ミカサ「……」ゴクッ
アルミン「アニだよ//」カアア
エレン「えええええええ!?あいつが!?」
アルミン「あいつって言うな!」
ミカサ「おめでとう」
アルミン「ありがとうミカサ」
エレン「でも、俺言ったよなさっき?」
ミカサ「実際にはアニには何も言われていない」
エレン「だけどよ、」
アルミン「アニはいい子なの!エレンに言われたって覆さないぞ」
エレン「ったってな……」
-
- 103 : 2015/08/01(土) 00:55:26 :
- オォーアルミンオメデトウ!
まりあさん期待です!
-
- 104 : 2015/08/02(日) 21:23:13 :
アルミン「……でも、アニも酷いよ」
アルミン「止めることは出来なくても、どうして教えてくれなかったんだ」
ミカサ「……彼女なりに、事情があったのでは?」
エレン「ふーん、例えば?」
ミカサ「自分で考えて」
エレン「チッ」
アルミン「アニに聞いてみようかな」
ミカサ「……やめた方がいいと思う。」
アルミン「???」
ミカサ「女はそういうこと言いにくいから。下手に質問しても困る」
エレン「そういうものですかね、めんどいな女は」
アルミン「ミカサも女だよ」
エレン「こいつは別」
ミカサ「誉められてるのか貶されているのかよくわからない」
アルミン「両方」
ミカサ「……」
エレン「お、頂上だぞ」
ミカサ「あ、はぐらかした」
アルミン「ねぇ」
アルミン「観覧車の頂上でキスしたカップルはね……」
エレン「どうせ永遠に幸せになれるとかだろ」
アルミン「ううん。観覧車から落っこちて死んだカップルの片方が気がすむまでそのリア充を呪うんだって」
ミカサ「何ソレ」クス
-
- 105 : 2015/08/02(日) 21:32:59 :
アルミン「あ、そうそう話題戻すけど二人は付き合わないの?」
エレン「……んー」
ミカサ「……」
アルミン「まぁとりあえずそれなりに好きだよね」
エレン「……ああ」
ミカサ「うん」
彼は嘘をついた。
それなりではない、結構好きなのだ。
アルミン「うー……難しいなぁ」
ミカサ「本当に付き合った方が楽しいの?」
アルミン「二人とも、不良カップルとして結構有名だし、後輩とかから慕われそうじゃない?」
エレン「まぁな」
ミカサ「しかし、もしもだけれども、別れたりした後は気まずくないだろうか」
アルミン「二人次第だね、お互いを嫌いになる人達もいれば、今後は友達って人もいるし」
アルミン「僕は後者かな」
エレン「・・・」
ミカサ「・・・」
アルミン「ね?どう?」
『どう?』と、聞かれても答えるのには少々抵抗がある。
ミカサ「付き合っていくうちに好きになる?」
アルミン「それは人それぞれだけど……二人は大丈夫だと思う。何気に絆は深いもんねw」
エレン「……」
ミカサ「……」
-
- 106 : 2015/08/02(日) 21:42:52 :
アルミン「ま、楽しくなることは確かだ。僕はそう思うな」
ミカサ「……わかった。エレンは先程から黙ってるけど何か言いたいことはない?」
エレン「あまり」
アルミン「じゃあ付き合っちゃう……?」ニヤニヤ
ミカサ「複雑……」
エレン「(いや正直俺は付き合いたいよ?けどよ、中途半端は気持ちで交際して中途半端に別れるのは嫌だ)」
言い出せなかった。
ミカサ「私は…………いいけど」
アルミン「エレンは?」
エレン「……ミカサがいいなら」
アルミン「っしゃ!僕の目の前でカップル成立~!」
アルミン「エレン、ミカサを両親と長く会えない分は君が補うんだよ?」
エレン「まぁいつもやってるだろ」
アルミン「ミカサ、エレンのこのぶっきらぼうな性格を君の力で皆に好かれる人にしてね」
ミカサ「まずは私の目付きの問題」ギロリ
アルミン「はは、頑張って!僕もアニの照れ屋さんな性格治さなきゃ」
>『まもなく、地上です♪』
アルミン「下りる準備をしよう」
-
- 107 : 2015/08/04(火) 13:21:46 :
- 期待☆☆☆☆☆
-
- 108 : 2015/08/04(火) 20:10:04 :
三人は観覧車から下りた。
たったの10分程度で、交際を始めたなんて二人は全くもって自覚がなかった。
幼馴染みが、いきなり彼氏、彼女の関係になったのだ。
アルミン「じゃ、僕そろそろ戻るよ」
アルミン「リア充爆発させれなかったって怒られちゃうかもね……エヘヘ」
ミカサ「怒られたらその時はとことん殺る」ゴゴ
アルミン「うん、怖いよ?」
エレン「あと少しで集合時間になるぞ」
アルミン「わわっ、急がなきゃ」
ミカサ「迷子にならないように」
アルミン「うん、じゃあ後は仲良くね。バイバーイ!」タタタッ
エレン「テンション高いな……」
ミカサ「えぇ。ところでエレン」
エレン「あ?」
ミカサ「絶叫系、今からとことん攻略しよう」
エレン「じ、時間が……」
ミカサ「あ と 一 時 間」
エレン「へいへい………」
実は絶叫系が大好きだったのだ。
このあと、一時間。
彼女に振り回されるエレンであった。
シャンとせい!
-
- 109 : 2015/08/04(火) 22:15:19 :
- エレミカエレミカ!ワッショイワッショイ!
キタイダ!キタイダ!ワッショイワッショイ!
-
- 110 : 2015/08/08(土) 20:50:31 :
ミカサ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エレン「どうした、いきなり黙って」
ミカサ「忘れていた……」
エレン「は?」
ミカサ「ユミルは、エレンに時間をずらして教えていた!」
エレン「」
ミカサ「一時間前が……集合時間だった」
エレン「は?え?」
ミカサ「ごめんなさい。私が忘れていたせいで……」
エレン「……いや、お前は悪かねぇ」
ミカサ「でも……」
プルルルル
エレン「……?アルミンか?」
アルミン『もしもし?』
エレン「おうアルミンどうした?」
アルミン『どーしたもこーしたも!!遊園地に僕らの学校の生徒が一人もいないよ!』
エレン「え?アルミンも今遊園地か?」
アルミン『後ろ向いて』
ミカサ「!」
エレン「結構、遠いけど見えるぞ」
アルミン『おいてけぼりだよ……』
ミカサ「教師は何故人数点呼をしないのだろう」
エレン「クソが。アルミン、今来てくれねぇか?」
アルミン『うん。次のところまで交通機関はタクシーしかない。どこかで電話帳を借りよう』
エレン「わかった。地図で確認しとく」
ピッ
ミカサ「はぁ……」
「うわぁぁん!ママ、あのお姉ちゃんが怖いよぉ!」
「見ちゃいけません!!」
「うぇぇぇん!」
「これだから最近の高校生は……」
ミカサ「……」
彼女だって、なりたくてこの目付きではないのだ。
出来ることならば、女らしい目や体が欲しかったのだ。
それを最近の高校生だからと言って飽きられるのは心が深く傷つく。
-
- 111 : 2015/08/09(日) 01:49:40 :
ミカサ「・・・」
ミカサ「(どうして、いつもこうなのだろう……?)」
目付きのせいでだいたいのものを失った。
信頼。友情。評価。
本来ならば、親から貰ったこの身体を感謝したい。
けれども、これほどまで他人に嫌がられるとどうしても傷付いてしまう。
_____どうして、こんな体に生まれてきたの?_____
追い詰められるような感覚が、体中によぎって、意識は遠くなった。
私を呼ぶ声が、遠い遠いむこうでしたような気がした。
-
- 112 : 2015/08/09(日) 04:26:31 :
- いいね(・∀・)イイネ!
-
- 113 : 2015/08/09(日) 21:15:57 :
- 期待です!
-
- 114 : 2015/08/11(火) 21:57:27 :
アルミン「うぇえ!?ミカサ!?」
エレン「しっかりしろよ!」
アルミン「この近くで病院病院……」
アルミン「あった。徒歩10分か……」
エレン「ダッシュで行けば俺らの足なら楽勝だろ」
アルミン「普段サッカーで鍛えてるもんね……」
エレン「ミカサ、意識あるか?」
ミカサ「……」
アルミン「ない。エレン、僕は力がないから君がお願いできる?」
エレン「ああ。ミカサを俺の背中に乗せてくれ」
アルミン「よっこら……せ!」
エレン「(意外と小さいな……)」
アルミン「ダッシュ!」
タッタッタッタッタッ
-
- 115 : 2015/08/11(火) 22:17:08 :
病院
医者「う~ん、専門じゃないからちょっとこの症状はわからない」
エレン「どこか、おすすめの病院とかは……?」
医者「イェーガー医院。医院長のグリシャさんの医学力は素晴らしい」
エレン「父さんのところか……」
医者「もしかして、イェーガー先生の息子さん?」
エレン「はい。」
医者「昔、イェーガー先生に助けてもらってね。それで医者になったんだ」
エレン「はぁ……」
医者「困った時は、この番号に電話してほしい。力になれることがあればなるから」
エレン「はい、ありがとうございます。ええと……ハンネスさん」
ハンネス「じゃ、彼女は家に帰した方がいいね、安静が大切だ」
エレン「でも、あいつは両親が外国に……」
ハンネス「・・・」
ハンネス「一人暮らしか……」
エレン「……」
ハンネス「なら入院させるしかないけど、ここは遠いからな……う~ん」
エレン「(俺も一緒に帰って看病しようかな)」
エレン「何なら、俺も帰ってあいつの面倒見ときます」
ハンネス「しかし、旅行中だろう」
エレン「丁度飽きてきたころですし」
ハンネス「んー、なら俺が学校に連絡しよう。医者からなら学校もいいいだろ」
エレン「ありがとうございます」
ハンネス「いいってことよ。んじゃ、待合室に」
待合室
アルミン「エレン、どうだった?」
エレン「とりあえず、俺とミカサは先に帰るよ」
アルミン「僕も帰るよ」
エレン「アルミンまでいいって」
アルミン「こんな楽しくない修学旅行なんていたくない」
そう思うだろう。おいてけぼりにされたのだから。
エレン「じゃあ話してみる」
ハンネス「おーい」
エレン「ハンネスさん」
ハンネス「学校に連絡する。名前は?」
エレン「エレン・イェーガーとミカサ・アッカーマン」
アルミン「アルミン・アルレルトです」
ハンネス「イェーガー、アッカーマン、アルレルト……学校の番号は?」
エレン「○○ー◆☆▲○」
ハンネス「じゃあ後は帰れるか?」
エレン「はい」
ハンネス「じゃ、気をつけて。」
アルミン「ありがとうございました」
エレン「ありがとうございました」
お礼を言い、駅へ行った。駅弁を買い、新幹線に乗った。
彼女は相変わらず目を覚まさない。額に少し汗をかいている。
一体、彼女の身に何があったのか。
もしかすると重い病気ではないだろうか。
彼は、心の中が不安ではち切れそうになった。
-
- 116 : 2015/08/11(火) 22:39:36 :
三人は、ミカサの家へ行った。
普段学校ある時間に制服でうろうろするのはとても新鮮だ。
家へ着いたら、まず額に熱冷まシートを張った。
熱は微熱だったので念のため張っておいたのだ。
エレン「俺ん家が専門医院って言ってもなぁ……父さん今出張中だし」
アルミン「おばさんは?」
エレン「あいつは看護士。」
母親を『あいつ』と、呼ぶのは超反抗期の定番[らしい]
アルミン「とりあえず、僕はおじいちゃんのところに一旦行ってくるよ」
エレン「ああ。心配だもんな」
アルミン「うん。悪いけど、ミカサが起きたら優しくしてね?」
エレン「わかった」
アルミン「じゃあ、多分一時間ぐらいしたら戻ってくるから」
エレン「ああ、じゃあな」
-
- 117 : 2015/08/13(木) 12:57:10 :
エレン「・・・」
ミカサ「……」
エレン「はは、無防備に寝てんじゃねぇよ……」
エレン「・・・」
プルルルル、プルルルル
エレン「電話……?アルミンからか?」
エレン「はい、もしもし?」
「」
エレン「あの……?」
「キャーーー!!ミカサが、男の子を上げてるわ!!」
エレン「……もしかして、おばさん?」
「え?………エレン君?」
エレン「やっぱりおばさんだ」
「あらまぁ声が低くなっちゃってぇ」
エレン「前と変わらないと思いますよ?」
「いやねぇ。あら、それよりミカサいる?」
エレン「……いや、ミカサはちょっと…体調崩してて」
「まぁ!エレン君看病してくれてるの?」
エレン「幼馴染みですから」
「キャーーー!!もう早く会いたいわ!あ、そうだ。明日私達帰ってくるから!」
エレン「」
「おーい、聞いてる?」
エレン「え?と、突然ですね……」
「まぁそゆこと!カルラさんたちにも伝えてね~」
エレン「はい」
「ほんじゃーねー」
なんとも言えないハイテンションマザーである。
-
- 118 : 2015/08/15(土) 23:58:35 :
エレン「………帰ってくる!?」
いやいやいやいやまてまてまてまて……と、彼は混乱した。
電話では考えることを放棄していたのだ……。
彼は彼女に知らせる他なかった。
エレン「おいおいおいおい」ユサユサ
ミカサ「……」
体を揺すってみるが、反応はない。
エレン「おい起きろ!お前の両親帰ってくるってよ」
ミカサ「……え」
目覚めた。
エレン「お前、今まで嘘寝か?」
ミカサ「何だか……とても頭が痛い。それより、本当にお父さんとお母さんが帰ってくるの?」
エレン「ああ。明日帰ってくるってよ」
ミカサ「片付けなくっちゃ……」
目覚めたばかりの彼女はボーーっとする意識の中、掃除を始めた。
綺麗好きな彼女のことだ。常日頃から掃除は欠かさず行っているはずだ。
この時ぐらいは休んで良いのではないか?
彼はそう思い、すぐにやめさせた。
止めても落ち着かない様子で、座ってろと言ってもキョロキョロとどこかを見ていた。
-
- 119 : 2015/08/16(日) 21:05:12 :
-
エレン「落ち着けよw」
ミカサ「……そう言えば、修学旅行は?」
エレン「ああ、お前が倒れたからもだし、何かつまらないから帰ってきた」
ミカサ「あと2日もあるのに」
エレン「だからつまらないって言ってるだろ」
ミカサ「……」
頭の中が整理出来ていないのか、質問があやふやだ。
エレン「あ、そうだ。母さんにバレたら叱られるから今日は泊まっていいか?」
ミカサ「ご勝手に」
エレン「はー、助かる」
アルミン「ただいまー!!」
自分ん家のように上がるアルミン。だがそこがいいのだと二人は思う。
アルミン「あ!ミカサ起きたんだ良かった~」
ミカサ「心配かけてごめんなさい」
アルミン「さっき熱冷まシート買ってきたから使ってね」
ミカサ「ありがとう」
アルミン「あ、それと今日は泊まっていい?」
エレン「お、俺も泊まるぞ」
アルミン「また、昔みたいに三人で泊まるんだね」
ミカサ「懐かしい」
エレン「ミカサは体調悪いからはよ寝ろよ。俺とアルミンは夜通し喋っとくからなw」
ミカサ「・・・」
アルミン「もーイジワル言わないの」
ミカサ「……もういい。寝てくる」
彼女は自室へと睡眠を取りにいった。
彼の言葉に怒ったのだろうか?
アルミンがエレンをキッッ!!と睨み付ける。
アルミン「このバカ!」
エレン「アルミンと比べちゃ皆バカだ」
アルミン「うるせぇバカ!」
エレン「うるせぇ」
アルミン「心が弱ってる時にからかうな!」プンスカ
エレン「………」
-
- 120 : 2015/08/16(日) 21:20:25 :
- 夜が明け翌日
アルミンが目を覚ますと、エレンは隣で熟睡していた。
キッチンから焼ける音と包丁の奏でる音が聞こえた。
アルミン「もー……無理してないよね……?」
アルミンがキッチンへ向かうとエプロン姿のミカサが立っていた。
ミカサ「アルミン起きた?」
アルミン「うん。エレンは寝てるけどね。何か手伝うことはある?」
ミカサ「では卵を割って混ぜて塩コショウを少しふって欲しい」
アルミン「おっけーぇ」
彼が寝ている間二人はせっせと朝食を作った。
時計の針は八時を指していた。
ミカサ「エレンを起こしに行ってくる」スタスタ
アルミン「うんわかった………え?」
アルミン「やめて!!ミカサお願い!!」
ミカサ「え?」ピタ
アルミン「やめて!!」
ミカサ「しかし……エレンは私が起こさないと起きない」スタスタ
アルミン「いや本当に!」
ミカサ「申し訳ないけど……」
ガチャ
アルミン「もう僕知らない!!」
アルミンは考えることを放棄した。
エレン「んぅ……うるせぇなぁ…」
ミカサ「……」
彼の足元に落ちていたのは……エ○本だった。
黒髪美女と金髪美女。
彼女は察した。だからあんなに全力拒否していたのか。
ミカサ「エレン……起きて」
エレン「んだよ………俺の部屋に入ってくるなよ……」
ミカサ「ここは私のお家」
エレン「……あ。」
彼は思い出した。
彼女の家に泊っていたことを。
-
- 121 : 2015/08/18(火) 13:33:20 :
- エ、エレーン
-
- 122 : 2015/08/21(金) 21:44:06 :
- エレンオワタw期待です!
-
- 123 : 2015/08/22(土) 10:25:28 :
エレン「……」
ミカサ「……」
二人とも、足元にある物を見下ろしていた。
彼からは、冷や汗が。彼女からは………
「」
ミカサ「アルミンは先に起きてきた。早く着替えて顔を洗って」
何事もなかったように彼女はドアを閉めた。
エレン「(うわあああああああああああああ……)」
自己嫌悪に追われながら顔を洗った。
アルミン「……」
ミカサ「……」
テーブルには、暗い顔のアルミンと、無表情の彼女がいた。
まるで、最後の晩餐のように暗い雰囲気だった。
彼はテーブルに着くと、うつ向いた。
ミカサの顔を見るのが怖くて怖くて仕方がなかったからだ。
ミカサ「……?」
アルミン「……」
エレン「……」
ミカサ「何故、二人とも暗い顔をしているの?」
アルミン「……え?」
エレン「……は?」
ミカサ「……ん?」
エレンとアルミンは混乱した。
彼女は、怒っていたのではないのか?
エレン「お、お前……昨日のこと…」
ミカサ「……昨日何かあった?」
-
- 124 : 2015/08/22(土) 10:31:23 :
- アルミン「だって昨日エレンがイジワル言ったとき、もういいって」
ミカサ「あれは眠たかったから」
エレン「はぁ?」ギロッ
アルミン「」
アルミン「じゃ、じゃあさっき部屋見たでしょ?あれは?」
エレン「ちょ」
ミカサ「……?別に?エレンの部屋のを見たことがある」
アルミン「」
エレン「……」
そうだ。全て、エレンとアルミンの勘違いだったのだ。
彼女は、エレンに何を言われようが怒ったりはしない。
『ある物』が、あってもエレンの物をたくさん(?)見ている。
それに、無表情なのはいつものことだったのだ。
ミカサ「……???」
エレアル「はぁ……」ホッ
心無しか安心する二人だった。
-
- 125 : 2015/08/22(土) 19:38:54 :
ピーンポーン
>オトドケモノデース!
アルミン「何か頼んだの?」
ミカサ「……いえ、そんなはずは…」
エレン「詐欺とかかもしれねえから俺見てくる」
エレン「はーい」
ガチャ
エレン「……!?」
アルミン「エレン遅いなー」
ミカサ「物音一つしない」
アルミン「本当に詐欺師だったりw」
ミカサ「心配だ」
ガタッ
エレン「……」
アルミン「暗い顔して……どうしたの?」
エレン「……二人とも、よく聞いてくれ」
ミカサ「……」
アルミン「……」
エレン「ミカサの両親が……」
エレン「帰ってきたぞ」
ミカサ母「イェーイ!」
ミカサ父「愛するマイドーターよ!帰ってきたぞ!」
ミカサ「ウザい」
ミカサ母「アルミン君おひさー☆」
アルミン「ど、どうも…お邪魔してます」
ミカサ父「全く一段と可愛くなりやがって!我が娘ながら可愛すぎる!」
ミカサ母「もうあなたったら!可愛すぎるじゃなくて美人すぎるでしょ?」
ミカサ父「おおすまない」
エレン「相変わらずの親バカだな」
アルミン「見てて飽きないよ」
ミカサ「……それより」ギロッッ
母・父「「」」ピタッ
ミカサ「ここに来る前に連絡ぐらいして。朝なんて聞いていない」
ミカサ父「いやぁ……一刻もはやく会いたくてな」
ミカサ「……」ギロッッ
母・父「「すみませんでした」」
彼女の眼光は、両親を跪けるほど恐ろしいものである。
-
- 126 : 2015/08/24(月) 10:14:46 :
ミカサ「でも……会えて嬉しい。とても」
アルミン「……エレン、僕たちは部屋に行っとこうか」
エレン「……ああ」
ミカサ「どこへ行く気?」
エレアル「「」」
ミカサ「まさか、逃げるつもりじゃないでしょうね……?」
この二人には目的があった。
彼女の両親は、親バカである。(エレンの両親はもっと酷い)
だが、それだけではない。
彼女だけではなく、彼女の友達まで溺愛するのだ。
(エレンが彼氏など聞いたらさぞ恐ろしいことになるだろう)
ミカサ母「アルミン君にエレン君!ミカサはいい子だったー?」
アルミン「は、はい……」
ミカサ父「ミカサの胸は何カッp……」
ミカサ「変なこと聞かないで」ギロッ
ミカサ父「」
エレン「ミカサの家族とは思えない程すげぇテンションだよな」
アルミン「うん。会うたびにそう思うよ」
-
- 127 : 2015/08/24(月) 15:38:06 :
- またまたこの作品も神作の予感…
-
- 128 : 2015/08/24(月) 16:17:08 :
- もう、既に神。
期待です
-
- 129 : 2015/08/24(月) 20:40:22 :
- ヤバイ、長くなりそう。いや、なる。容量やばいんで後編作ろうと思います。キリのいいところで後編に移ります
-
- 130 : 2015/08/24(月) 20:52:30 :
アルミン「ハッ!!(°д°)エレン、今のうちに片付けよう!もしもおばさんたちに見られたら……」
エレン「そうだな、俺が気を引いとくからアルミンは片付けてくれ」
アルミン「了解」
ミカサ「何を話しているの?」
エレン「いや、何でもねぇ。それより久々に帰ってきたんだから今日何処か行かないか?」
ミカサ母「まぁ、いいわね!」
ミカサ父「よーし!五人で出掛けよう!」
ミカサ「でもエレン……」
エレン「ん、ん?」
ミカサ「今は本当は修学旅行中。先生にバレたら……」
ミカサ母「じゃあ新幹線で遠くに行っちゃいましょ」
ミカサ父「もう泊まりがけでいいかww」
ミカサ母「そうねww」
なんとも軽い夫婦である。
アルミン「エレン、完了だよ」
エレン「サンキュー。今、何か旅行に行くことになってる」
アルミン「えっ!おじいちゃんの介護どうしよう……」
実はアルミンも、一人暮らしだ。
両親は小さい時に他界し、祖父に育てられてきた。
入院するようになってからは祖父の世話に私生活。ミカサより結構辛い立場なのだ。
エレン「病院の人に連絡入れとけよ。どうせ、数日だ。看てくれるだろ」
アルミン「わかった、そうするよ。」
-
- 131 : 2015/08/24(月) 22:08:20 :
しばらくして全員の準備が整った。
エレンは母にバレて結局怒られた。
アルミンは、病院に祖父を頼み一安心した。
ミカサはうるさい両親に囲まれながら支度をした。
駅に着き、キップを買い新幹線に乗った。
三人座れる席で、窓側にエレン、真ん中にミカサ、廊下側がアルミンですわった。
向かい側は二人座れる席で、ミカサの父と母はイチャイチャしていた。
そして、目的地に着いた。
エレン「うあああああ……疲れた」
ミカサ「手を後ろに組んで上に上げるといい」
エレン「ん……」
ボキッ
エレン「うわ、気持ちいいなこれ」
アルミン「僕も勉強で疲れた時にやってるよ」ノビー
ボキッ
エレン「www、面白い」
ミカサ父「おーい、改札出るぞー」
五人は、タクシーに乗り、ホテルへ向かった。
ミカサの両親は大手会社に勤めている。だから海外にいる。
苦労も多いが、この会社の名前を出すと、何でも思い通りにいく。
それを悪用しないのがこの家族のいいところだ。
その権力で、今回はホテルを急速に予約できた。
エレン「修学旅行より豪華だ・・・」
ミカサ父「で、部屋割だけど……」
ミカサ母「三人部屋と二人部屋ね」
ミカサ父「じゃあ、子供たちと別れるのでいいかな?」
ミカサ「……お母さん、お父さん。」
ミカサ父「ん?何だ?」
ミカサ「……話したいことがある」
ミカサ母「……大切なこと?」
ミカサ「そう。もう、話す機会はないと思うから」
ミカサ母「……わかったわ。じゃあエレン君とアルミン君は、二人部屋。私達は三人部屋ね」
ミカサ母「もしもの時は隣の部屋だし呼び出してね」
アルミン「はい、わかりました」
エレン「(ミカサの奴、何を話す気だ?)」
-
- 132 : 2015/08/25(火) 00:20:04 :
彼女は両親と一体どんなことを話すのか。
そして、クリスタたちとの決着は・・・?
後編へ続く
-
- 133 : 2015/08/25(火) 00:36:03 :
- お疲れ様
-
- 134 : 2015/08/25(火) 00:40:21 :
- 後編
エレン「問題児の彼女」
http://www.ssnote.net/archives/38879
-
- 135 : 2016/01/15(金) 13:29:08 :
- こんなつまらんの久々に見た
-
- 136 : 2016/01/17(日) 17:38:28 :
- >>135
照れるからやめろって///
-
- 138 : 2017/04/08(土) 22:20:37 :
- MARIAさんの作品は全て神作ですね!
-
- 139 : 2018/04/17(火) 18:22:48 :
- エレンがかわいそうだからイギリス陸軍の偵察班長に命じます。
-
- 140 : 2018/05/02(水) 02:44:55 :
- よし。シコろう!!!
- このスレッドは書き込みが制限されています。
- スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。
- 著者情報
- この作品はシリーズ作品です
-
嫌われ者同士【エレミカ】 シリーズ
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