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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

Dream・Blood《ドリーム・ブラッド》

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  1. 1 : : 2015/04/16(木) 16:44:18
    この物語はフィクションです。
    グロテスクなシーンを含むとありますが
    そこまでグロくないのでご安心ください。
    長編になるか短編になるか分からないので
    応援よろしくお願いしますm(_ _)m
  2. 2 : : 2015/04/16(木) 17:16:29
    ???「たす…けて」

    1人の少女がそう叫んだ。

    ……………………………………………………

    蓮「は!?……なんだ、夢か」

    と、つぶやきベッドから降りて学校へ行くしたくをしようとしたこの青年の名は蓮。
    今日から高校2年生になる思春期真っ盛りの夢見る青年、ってやつだ。

    蓮「それにしても、始業式初日から変な夢を見てしまったな」

    口にパンをくわえながら蓮はそうつぶやいた。
    朝ご飯を食べ終え、カバンを持つと「いってきます」と小声で言ってからそそくさに家を出た。
    蓮が通っている学校は家から少し離れているので、いつも5時半過ぎには家を出ないと遅刻してしまう。
    蓮は1人暮らしなので寝坊なんかすると大遅刻となってしまう。
    (今日の昼は何を食べようかな…)
    そんなことを考えながら電車を降り、駅を出ると急に同じ制服の生徒達が増えてきた。
    そんな中蓮は少しだけ速く歩き裏口へ回った。
    蓮は小さい頃から人混みは苦手らしくいつも裏口へ回って学校へ通っているらしい。
    学校へと向かって歩いている…と、前に1人の同じ制服をした少女が歩いていた。
    見たところ蓮と同じ2年生だったが蓮は見覚えがなかった。
    (こんなところに人がいるなんて珍しいな)
    そう思ったその時、少女がこちらを振り返った。

    蓮「………」

    蓮はため息をこぼし一瞬時が止まったかに思えた。
    長く垂らしてある青い髪、美しいのか可愛いの中間辺りをしたつぶらな瞳、体型はスマートで、出ているところはそこそこ出ている、引っ込んでいるところはそこそこ引っ込んでいる。
    俗に言う蓮は『一目惚れ』、と言う奴ををしたのだ。

    蓮「あ、あの…」

    何を話すか決めてもいないのに何故か話しかけてしまった。

    少女「………」

    蓮「あ、いや別に、その…」

    なんと話そうか想像がつかない、ただ見とれていることしか出来なかった。
    オドオドしているうちに少女が口を開いた。

    少女「……あなたに決めた」

    綺麗な声をしているな、と思っているとだんだんと少女が蓮に近づいてきて目の前に来ると顔を近づけた、そして……



    蓮にキスをしたのだった
  3. 3 : : 2015/04/16(木) 20:13:35
    蓮「ンンンンンンンンンンンンンンン!?」

    蓮はその場で尻もちをつき愕然とした。
    それもそうだ、さっき出会い一目惚れをした相手にキスをされたのだから。

    蓮「どどど、どうし…えーなんで!?」

    驚くことしか出来ない。
    今何故キスする必要性があったのか、
    (もしかしてこの子も俺のこと…)
    (いやいやいやそんなわけない)
    心の中で気持ちを整理しようとするがどうも落ち着かない。

    少女「いきなりごめんなさい、びっくりした?」

    青い髪の少女は全く同様せず続けてこう告げた。

    少女「私の名前は碧音、今あなたにキスしたのは『夢を見る能力』を与える為だったのよ」

    蓮「ゆ、ゆめ…みる?なにそれってさっきのはあああ…」

    突然の出来事に理性が戻らずテンパる蓮。

    碧音「どうやらいきなり過ぎたようね、このまま立ち話していても学校に遅れるし歩いて話をしましょうか」

    と言って碧音は歩き出す。

    蓮「ど、どうゆうとこなんだ…」

    そうつぶやいた蓮は碧音に並んで歩き出した。

  4. 4 : : 2015/04/17(金) 16:54:28
    碧音「さっきも言ったけど私があなたにキスをしたのは『夢を見る能力』を与える為なの」

    蓮「………」

    蓮は未だに状況が把握出来ていなかった。
    今までの出来事を整理すると、高校2年生になりたての青年が恋をし、その相手にキスをされてこうして歩いている……
    (いや明らかにおかしいよな)
    (と言うかさっきからこの子は何を言っているんだ)

    碧音「ねぇ、聞いてる?」

    蓮「う、うん聞いてるよ、それで夢を見る能力って?」

    一番の疑問を投げてみる。
    まあキスされた事の方が疑問って言うのが本音なのだが…

    碧音「私達って寝ている間に夢を見るじゃない?その夢を見ている時にある世界へダイブ出来る能力なのよ」

    蓮「ある世界?」

    碧音「名前はドリ…ううん実際行ってみた方が分かり易いと思うし今日はこの辺で」

    と碧音は言うと校舎へ走って行く。

    蓮「ちょっ、ちょっと待ってよ、まだ聞いてないこといろいろあるんだけど!」

    少し大きな声で呼んで見たがそのまま校舎内に入ってしまった。

    蓮「ホントに今日はなんなんだ…」

    "キーンコーンカーンコーン"

    チャイムが鳴り響き学校が終わった。
    蓮はすることもないのでそのまま帰る事にした。
    今日はおかしな事がたくさんあった、今朝あった碧音って子も同じ学年のはずなのに全く見かけなかったし友達も知らないと言っていた。
    夢を見ると違う世界へ行けるだとかなんだとか言っていたがその事はあまり気にしていなかった。
    初めてキスをした日だと言うのによくここまで落ち着いていられるものだと自分でも思う。
    (俺はなんだあれか?大仏の生まれ変わりか何かか?)
    そんなことを考えているうちに家に着いた。
    することもなくただバライティーや予約していたアニメなどを見ていつの間にか夜になっていた。

    蓮「……そろそろ寝るか」

    寝る準備も済ませベッドに横になる。
    疲れたのか目を閉じるとすぐに寝てしまった。


    そして蓮はとてもおかしな『夢』を見ることになる。
  5. 5 : : 2015/05/01(金) 22:09:56
    蓮「ん、………ハッ!」

    (ここは…どこだ?)

    周りを見渡したが見覚えがない、黒い地面、風一つなく明るく照らされた街並み、人混みも多いがみんな変な格好をしている。

    (一体ここはどこなんだ?)

    辺りをよく見渡しながら頭に手を伸ばそうとした時気づいた。
    黒色で指先の部分だけ切れている手袋、何故今まで気付かなかったのか不思議だがネックオーマーも付けていた。

    蓮「え、ちょっ、何この格好!?」

    思わず声を出してしまい周りの人達から変な目で見られたのでひとまず移動しようと、蓮は歩き出した。
    歩いていると建物のガラスに目がいった。

    (こ、これは!?)

    そこには蓮が好きなキャラクターの姿があった。

    (おお〜なんでこんなところに!?)

    辺りを見渡したがそれらしき人物はいない。
    気のせいかと思いまた歩き出すと同じ方向にそれも歩き出した。

    (ん?)

    蓮「って俺〜〜〜〜〜〜!?」

    今度こそ叫んでしまった。
    それりゃそうだ。
    自分の好きなキャラクターがいると思ったらそれが自分だからだ。

    ???「なんだなんだ?さっきからうるせーな!」

    蓮「う、……」

    そこにはいかにもイカツイヤンキーがいた。
    リーゼントにサングラス、ポケットに手を入れ全身黒の服でチラリと赤い布が見える。タバコを吸っていてまるで絵に書いたようなヤンキーの格好だった。

    (って昭和かよ!)

    思わず心の中でツッコンでしまったが蓮の顔は青ざめるばかりだった。

    ???「なんだテメーはさっきからうるせーんだよ!喧嘩売ってんのか?あぁ!」

    蓮「ひぃひぃ…」

    「見ろよ…あそこにレックスがいるぜ、」

    「え、あれが噂のイカツイヤンキーレックス!?怖ぇ〜」

    「レックスと話してるあいつも脅されてるみたいだが相当度胸ある奴だな」

    周りの人達が何か話している。
    どうやらこのヤンキーはレックスって名前のようだ。なんだよレックスって…

    レックス「あぁ?さっきからなんだそのツラは?」

    蓮「え、いや別に僕はその…」

    レックス「どうやらまだ出来立てホヤホヤのドリーマーのようだな、へっこいつはいいや」

    レックスはニヤリと笑うと指を動かし、少しすると蓮の目の前に変なアイコンが表示された。
    白い枠で囲まれたそれはまるでゲーム出てくるような…なんかほらあれだよそのまあそれだった。
    2つの剣が交わったボタンのようなアイコン…なんか怪しい。

    レックス「ほらどうした?早く押せや!」

    蓮「は、はいィィィ」

    言われるがままそのアイコンを押した。

    「おい、見ろよ、あいつレックスと戦う気だぞ」

    「マジかよ、見たところ新人みたいだけど大丈夫なのか?」

    「フィードは…セーブの街か、レックスにとってはめっちゃ有利なところだな」

    蓮「戦う!?え、それはどうゆう…ってうあああああ」

    突然体全体が光に包まれ一瞬で景色が変わる。

    蓮「っと…こ、ここは…」

    目を開けたときにはもうさっきの街の景色ではなかった。
    そう、セーブの街だ。
  6. 6 : : 2015/05/02(土) 20:01:06
    蓮「せ、セーブの街…」

    初めて見た、漫画とかではたまに見たことあるが行ったこともないしそもそも今現在どこに存在しているのかすら知らない。
    あまりにも漫画と一致しているセーブの街に見とれていると少し遠くにレックスが現れた。

    レックス「んじゃ、そろそろ始めるか!」

    蓮「ちょっと待って!俺まだ何も知ら…」

    いいかけたときにはもう遅かった。
    目の前にアイコンが表示され、③②①START!!と合図がなる。

    レックス「出てこい!俺の相棒!!」

    そう叫んだ瞬間、手元に2つの銃が現れた。

    蓮「ヤンキーなのに拳銃かよ!」

    レックス「おりゃおりゃおりゃ!死ねぇぇえ!」

    蓮「う、うあああああ」

    思わずツッコンでしまったがそんなことは気にせず発泡してくる。

    蓮「どどど、どうすればっ!」

    「なんだあいつ、武器も出せねーのか」

    「やっぱり完全初心者のドリーマーだったようだな」

    「血縁者も何をしているのか、せめて説明くらいはしてやってもよかったろうに…」

    周りからは蓮を哀れんだ声がたくさん聞こえてくる。

    蓮「げ、い、行き止まり!?」

    レックス「うへへへへ、そろそろ潮時だな〜」

    ついに追い詰められてしまった。

    (も、もう終わりだ!)

    ???「蓮君!武器を出すのよ!あなたの格好ならどうすれば出せるかわかるでしょ!」

    遠くから声が聞こえた。

    (ぶ、武器を出すってどうゆうことだ?俺の格好?考えろ考えるんだ!)

    レックス「これで終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

    (ハッ!そうか!)

    蓮「召喚 封印剣!」

    その瞬間激しい閃光がほとばしる。
    ゲートが現れ蓮の手に白い大剣が現れる。

    レックス「チッ眩しいな!」

    レックス「!?あ、あれは」

    蓮「さあ、ここからが勝負だ!」
  7. 7 : : 2015/05/08(金) 20:43:14
    蓮の構えている大剣、通称《封印剣》はありとあらゆるものを封印する剣だとアニメでは書いてあった。
    蓮の格好はあのアニメのキャラクターの格好だ、だから武器を出すときは「召喚 封印剣」と叫べばいい。

    レックス「あ、あれは…封印、剣!?」

    「ふ、封印剣だと!?」

    「何!?新米のクセにやるなあいつ!」

    「これなら勝機はあるかもしれないな」

    (割と封印剣は有名だったみたいだな、あれ結構マイナーなアニメなんだけど…)

    レックス「チッ調子にのるな!」

    バンバンバンバンバンバン

    蓮「……封印流 単印!」

    (《封印流 単印》は光よりも速い速度で相手の懐に入り込み剣を突き刺す技だ、威力はないが確実に相手にダメージを与えられるはずだ!)

    レックス「…………ッ!?」

    蓮「おりゃぁぁぁぁぁ!」

    レックス「グハッ」

    レックスの腹を貫きダメージを与える。
    今気づいたことだが相手の頭より右上の辺りに数値があった。
    恐らくHPだろうけどレックスのは3700/4000と表示されていた。

    (自分のは…え!?240/1500!?少な過ぎだろ!)

    レックス「くっそ…やるしかないか、必殺!連続ピンポイントシュート!」

    無数の玉が一斉に連絡先に襲いかかる。

    蓮「え!?ちょっ、どうすれば!」

    ???「蓮君!あなたも必殺技を使いなさい!」

    なんで自分の名前を知っているのだろうか気になるがそれよりも目の前の玉をどうにかしなくてはならない。

    (えーと、えーとこのキャラの必殺技と言えば…あ!そうだ!)

    蓮「よし、必殺!封印流 波動封印!」

    蓮が叫んだ瞬間的に大きなゲートが現れる。
    そしてそのゲートは無数の玉を吸い込んでいった。

    レックス「な、なんだありゃ!?玉が全部吸い込まれちまった!」

    蓮「あれは封印流 波動封印、全てのものを吸い込み封印する。まあ使ったあとはウッ…代償は大きいけどな」

    痛みに耐えながらもゲートの吸引力は増して行く。

    レックス「くっそ、吸い…込まれる」

    蓮「ゲートが開いている時間はわずか15秒…届け!」

    レックス「うぐっ、ここで負けてたまるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」

    レックスはあと一歩のところで動きが止まりゲートが閉じる。

    蓮「そ、そんな…」

    レックス「危ねぇ…でもなんだろうな、こんな本気で戦ったの久しぶりだ、いい戦いが出来たぜ新米!まあアイコンを見れば分かるんだが最後に聞いておく、おめぇ名前h…」

    言いかけた瞬間、蓮は足を踏み込み加速しレックスを貫いた。

    蓮「……俺の名前は『レン』だ」

    と、その場でレックスは膝をつき粉々になった光の粒が弾けた。

    ……………………………………………………

    『ウオオオオオオアアアアアアアアアアアアアーーーーーッッッッ!!!!』

    「あのレックスに勝ったぞ!」

    「あいつただもんじゃねぇな!」

    「すげー!俺感動したわ!」

    盛り上がる観衆。

    蓮「え、えーとその…」

    頭を掻きながら照れくさそうにする蓮。

    「ねーねー君強いね!レンって言うんだ!うちのギルドに入ってよ!」

    「レン君!私達のギルドに入らない?女の子ばっかりで楽しいよ!」

    「そんなところより俺達のギルドだ!男の友情を語り合おうぜ!」

    蓮「そ、その…お、俺は…」

    ???「すまないがそいつはうちのギルドに入ってもらうことになっている。」

    「あ、あれは《紅蓮の魔女》アカネ!?」

    「嘘!?あそこに紅蓮の魔女様がいる!?」

    「あのギルドに入るだなんてあの新米も相当の掘り出し物だな…」

    そこに居たのはどこが紅蓮なのか分からないくらいの青い髪、美しいのか可愛いのかその中間辺りをしたつぶらな瞳、まるで…まるで!?

    蓮「き、君はあo…」

    アカネ「シッ!その名前はここでは呼ばないで、とりあえず移動しましょう。事情は後で説明するわ」

    訳がわからないままアカネと呼ばれる碧海に付いて行く蓮。

    (一体…この先どうなるんだ?)

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Kanotonkotu

ワッフル(。・_・。)ノ

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