この作品は執筆を終了しています。
エレン「永遠に」ホラー
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- 1 : 2015/03/31(火) 13:35:32 :
- まだ書き途中の作品があるに関わらず新たなスレッドをたててしまい申し訳ありません。
今回はホラーです。エレンが最低かもしれません。エレンが好きな人は注意してください。
ミカサがとても可哀想です。バッドエンドです。
あと、重度なキャラ崩壊ですので、苦手な方は見ない方がいいです。
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- 2 : 2015/03/31(火) 13:39:47 :
- ―――お母さん!お父さん!
――――っ、貴方だけでも逃げなさい!
――――やだよぉ!おとぉさん!おかぁさん!!
――――ミカサ!早く逃げろ!!!
ザァアアア…
――――お父さん!お母さん!!!
雨が降り注ぐなか、私は最愛の両親を
人の手によって失った…
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- 3 : 2015/03/31(火) 13:43:42 :
ミカサ「…懐かしい夢…」
その日から、私の時間は止まったように
なにもせず、生気が感じられなかった。
ある一人の¨執事¨が家にくるまでは…
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- 4 : 2015/03/31(火) 13:54:57 :
- ピーンポーン
ピンポーン
インターホンが鳴り、私は扉を開けた
「アッカーマンさんですか?」
ミカサ「…そうですけど。」
私の目の前には、美しい顔立ちの
一人の男性が立っていた
エレン「初めまして。エレン・イェーガーと申します。今日から貴方の執事になります。」
ミカサ「いえそういうセールスいらないんで。」
エレン「違いますよ、セールスではないです。私は貴方のお母様に頼まれ来ました。」
お母さん!?
ミカサ「母は亡くなっていますけど。」
エレン「生前のです。」
ミカサ「…グスッ、なん…ですか…傷をえぐって…面白いっ、ですか…?」
エレン「いえ。私は貴方を慰めるために来ました。」
ミカサ「慰っ、さめる…?」
エレン「はい。貴方の時を進めに来ました。」
エレン「貴方のご両親のためにも、私を受け入れて下さいませ。」
私は両親に弱い
ミカサ「…少しだけ、ですよ…グスッ」
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- 5 : 2015/03/31(火) 14:01:40 :
- それから、彼、エレン・イェーガーは私が泣き止むまで、ずっと背中をさすってくれた。
ミカサ「…わだしっ、さみし、いんでず…ススッ」
ミカサ「ずっど、これまでも、ごれがらも…ひど、ひとりでっ…グスッ」
エレン「…はい。私でよければ、永遠に貴方と居ましょう」ナデナデ
ミカサ「うぁぁ…」
寂しかったのもあり、私は彼に心を許してしまった
そこから、悪夢が始まったのだ――――
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- 6 : 2015/03/31(火) 14:08:42 :
- 次の日、私が目を覚ますと
エレン「おはようございます。朝食が出来ておりますよ。」
フワッといい香りが広がり、温かい料理が出来ていた
ミカサ「すごい…これ、貴方がひとりで…!?」
エレン「はい。早起きしたかいがありました。」ニコッ
ミカサ「…んっ、美味しい…」
エレン「ミカサ様。今日は出掛けましょう」
ミカサ「…外へ?」
エレン「はい。ボーリング等はいかがでしょうか?」
ミカサ「…えぇ。行きましょうか」
私の心の闇は、少しずつ、少しずつ溶けていった
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- 7 : 2015/03/31(火) 14:12:03 :
――――――
―――
―
カァンッ
ミカサ「すごい…また、ストライク…!」
エレン「ありがとうございます。ミカサ様も、ほら。」
ミカサ「…え、えぇ。」
ガタンッ
ミカサ「…」
エレン「あ…ま、まぁ、こんなこともありますよ!」
ミカサ「…えぇ。そうね。」
ミカサ「とても…面白い」ニコッ
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- 8 : 2015/03/31(火) 14:17:01 :
- こうして、私の日々は彼で満たされていった。
そうして、一年以上が過ぎていった
エレン「ミカサ様、誕生日おめでとうございます!」
エレン「ミカサ様!今日の夕食はハンバーグですよ!」
エレン「お風呂が沸きました、ミカサ様どうぞ!」
私の時は、動き出していた
もう、なにも怖くない――――
そう思った矢先
幸せはあっけなく崩れていった
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- 9 : 2015/03/31(火) 16:34:15 :
- エレン「私、少し用事が…」
エレン「一週間帰らないので。」
エレン「…なんですか。はぁ」
段々彼は冷たくなってきた
私は頷くしかなかった
けれど、今回はもう限界だった
エレン「…私、一ヶ月帰らないので」
エレン「お留守番、よろしくお願いしま…」
ミカサ「…だ」
ミカサ「嫌だ!…永遠に、私の側にいてくれるんじゃ…無かったの!?」
エレン「…はい。永遠にですよ。」
ミカサ「だったら永遠に私の側に居てよ!!」
エレン「貴方が言っているのは、貴方の人生の全てを私と居て欲しいと言うことですよね?」
ミカサ「えぇ、そうよ…っ!?」
グサッ
ミカサ「な、んでグフッ」
エレン「少し、静かにしてもらえますか?」
グサッ
ミカサ「ウグッ…ぐ、はっ…」
エレン「私は誓いました。永遠、と。しかし。」
ミカサ「う…」
エレン「永遠なんてものは無いのですよ、だって…」
エレン「いつか貴方は死ぬ…。そうすれば。」
エレン「私がいたところでなにもかわらないでしょう?」
ミカサ「そん、な…カハッ…ひ、ど…」
エレン「さぁ、ゆっくり、おやすみなさい。」
―――一緒に過ごしたあの時間も
―――――――全て嘘だったと言うの?
――――――――私に向けてくれた笑顔も全て
―――――――――――嘘だったの…?
エレン「私は貴方と永遠になどいられません。だって」
エレン「永遠など、存在しないのですから。」
ミカサ「なら、っ、なんで誓っ…」
エレン「最初に言ったでしょう。私がここにきたのは、貴方を慰めるため、だと。」
エレン「そのためなら、どんな嘘だってつきましょう。例えば」
エレン「貴方のお母さんに頼まれたこと、とかね」ニコッ
―――私は悪魔に心を許してしまったのね
―――お母さん、お父さん
―――もうすぐ、そっちへ…………
私は静かに目を閉じた
そしてもう2度と、目を覚ますことはなかった
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- 10 : 2015/03/31(火) 16:37:30 :
- テレビリポーター『昨日午後未明、十代の女の子が遺体で見つかりました』
リポーター『調べによると―――――』ピッ
アニ「…怖い」
アニ「ちゃんと私を守ってよ?私の執事さん?」
エレン「はい。もちろんですとも」ニコォ
―――彼が生きている限り
――――――悲劇は終わることを知らない…
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- 11 : 2015/03/31(火) 18:37:59 :
- ギャャャャャヤ!アニ逃げて!超逃げて!
面白かったよー!
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- 12 : 2015/03/31(火) 19:06:22 :
- ウワァァァァァァァァァァ!アニ!そいつから離れろイヤマジで!
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- 13 : 2015/04/01(水) 13:45:44 :
- エレンw
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- 14 : 2015/04/06(月) 17:46:28 :
- 最悪
エレンサイテー
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- 15 : 2015/05/20(水) 16:13:11 :
- 結構短いのにここまで怖いって…
す、すごいです…
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- 16 : 2015/12/02(水) 17:55:00 :
- ………きゃぁぁぁぁ!!!
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- 17 : 2016/11/21(月) 20:03:49 :
- ミカサァ〜〜アニィーーーーー
作者さん文章力スゴイ!!!!!
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