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大井「前髪を切りすぎてしまったわ…」

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  1. 1 : : 2015/03/31(火) 01:09:18



    大井「……………」


    大井「(どうしようどうしようっ…こんなの北上さんに見せられない)」


    北上「~♪」スタスタ


    大井「はっ…!」バッ


    北上「…?誰か居た気がしたけど、気のせい?」


    大井「に、にゃぁ~…」


    北上「何だ、猫か」


  2. 2 : : 2015/03/31(火) 01:10:41



    大井「ふぅ…(なんとかやり過ごせたわ)」


    北上「とか言うと思った?」


    大井「きき、き北上さん!?」


    北上「?うん、どしたの?」


    大井「い、いえ何も!」アワアワ


    北上「あれ、大井っち?前髪どしたん?」


    大井「いえ!これは…その…」マエガミカクシ


    北上「おぉ、毛先揃ってるねぇ」


    大井「はあぁ~…見ないでください、こんなの」カクシカクシ


    北上「新しい大井っちだ」クスッ


    大井「うぅ~…」


    北上「似合ってるよ、大井っち」ニコッ


    大井「…へ?」キョトン


  3. 3 : : 2015/03/31(火) 21:47:04



    北上「ん~、何だろう…う~ん」


    大井「北上さん、今何て?」


    北上「ん~?」


    大井「さっきのもう一回言ってください」


    北上「似合ってるってやつ?」


    大井「ありがとうございます!」


    北上「そんなことよりさ」


    大井「私にとっては、そんなことじゃないんですよ!」


    北上「ふーん…?なんかさ、思い出したいことがあるんだけど、ギリギリのところで思い出せない感じで今もやもやしてるんだよね」


    大井「あぁ、そういうことなら私も手伝います!何かヒントをいただけると、力になれると思うんですが…」


    北上「そうだねぇ…その前髪をどこかで見たような気がするんだよ、どこだっけ?」


    大井「?!…もう北上さん、こんな恥ずかしい前髪見ないでください!!」


  4. 4 : : 2015/04/05(日) 00:02:22



    北上「えー、似合ってるよ?…あー、そうだ思い出した」


    大井「誰ですか?」


    北上「私だねぇ」


    大井「え………え!?」


    北上「そういえば、今朝も似たような髪型見たな~って思ったら、鏡に映った自分だったこと思い出した」


    大井「あ…あぁ!確かに言われてみれば北上さんと同じ前髪!」


    大井「(それを恥ずかしいだなんて私はなんてことを…)」


    大井「はっ!…となると、もしかして今!この瞬間!私と北上さんは!お揃いということになりますね!!」


    北上「前髪だけだけど、そうなるね」


    大井「お揃い…北上さんとお揃い…うふふふふ」


  5. 5 : : 2015/04/05(日) 02:08:29



    北上「大井っち?」


    大井「っはい!ななななんでしょう?」


    北上「跡とか気にならないなら、結んであげようか?」


    大井「………え?」


    北上「せっかく大井っちの前髪が、ちょうど私と同じ感じになってるから」


    大井「はい」


    北上「たまには、とことんお揃いにしてみても良いんじゃないかと思って」


    大井「はい?」


    北上「まぁ、なんとなくそう思っただけだから、大井っちが乗り気じゃないならやめとこうか」


    大井「え…」


    北上「じゃあね~、大井っち」


    大井「え?え??」


    北上「なんか自分以外の髪いじりたくなってきたなぁ」

  6. 6 : : 2015/04/05(日) 10:00:19


    大井「??」


    北上「誰の髪いじろうかな~」スタスタ


    大井「ちょっ、ききき北上さん!!」


    北上「ん~?」クルッ


    大井「やっぱり!その、私の髪を結んでもらえませんか?」


    北上「ん? 無理しなくて良いんだよ」キョトン


    大井「無理なんかしてません!北上さんとお揃いにしてください!」


    大井「お願いします!」サイケイレイ


    北上「ノリノリだねぇ、じゃあ椅子ある所は…」


  7. 7 : : 2015/04/12(日) 13:20:47


    大井「(これは!部屋で2人っきりになるチャンスだわ!)」


    大井「あの、部屋n…」


    北上「近いし、食堂にしようか」


    大井「え、はい…」


    北上「じゃあ、行こー」


    大井「…はい」



    ~食堂~



    北上「あれ?見事に誰もいないねぇ」


    大井「そうですね!(なんてラッキーなのかしら!そう、私達の明るい未来に邪魔者なんていらないのよ)」


    北上「じゃあ、座ってー」


    大井「はい!」イスニスワリ


  8. 8 : : 2015/04/19(日) 09:28:51


    北上「大井っちの髪触るの久しぶり」


    大井「…(北上さんが私の髪に触れてる北上さんが私の髪に触れてる北上さんが私の髪に触れてる)」フルフル


    北上「あ、ヘアゴムあるけど櫛持ってないから手櫛で良い?」


    大井「ぜひ!!」


    北上「ぜひ?んじゃ、手櫛でやるねー」


    大井「はい、お願いします(やった!この大井、やりましたよ!これはもうお風呂というか入渠というか、どっちにせよもう髪は洗えないわね、うん)」


    北上「~♪」カミヲトカシ


    大井「…(髪に触れる北上さんの可愛い指の感触と、後ろから聞こえる甘いメロディーが私を魅了して止まないのだけれど!!)」クワッ


    北上「やっぱり私のより柔らかいね、いじりやすい」トカシトカシ


    大井「っ…(どうしよう、いかがわしく聞こえてしまった…!北上さんはそんなこと言いません!私が一番よく知ってます!!鼻血が噴き出そうだけど、これは私の粘膜が弱いだけ!北上さんの言葉に鼻血が誘われてるわけでは、決してない!!)」キリッ


    北上「痛かった?」


    大井「いえ、大丈夫です」


    北上「そう?なら良いや」


    大井「…(動揺して思わず体が動いてしまった…そしてバレるなんて、初歩的ミス!でもそんなちょっとした動きまで気にしてくれる北上さん可愛い!じゃなくて、優しい!そう、まるで聖母のようだわ!さっきのは、可愛いという言葉を訂正したわけではないのよ?″北上さんが可愛いのは当たり前のことだから、今は可愛いだけではなく優しいということも言いたかった″ってことよ。そこらへんは常識中の常識よ!分かった?…って私は誰に説明してるのかしら)」


  9. 9 : : 2015/06/26(金) 00:45:23


    北上「…」カミヲマトメ


    大井「(はぁ…北上さんの顔が見たいわ、どれくらい見てないのかしら、見たい、触れてもらうのは嬉しいけれど顔が見れないのは辛い…出撃中も補給中も入渠中も見てるのに、むしろいつもより近い距離に居るはずなのに!…何故、今は見れないの!?…振り向いちゃおうかな、そうすれば北上さんの顔が見れる!そんなことしたら困っちゃうかしら、『もー、大井っち、こっち見たら結わいてたのがバラバラになっちゃうよー』とか言うのかしら!それで困った顔をするんでしょう?素晴らしい!困らせたくないけど困らせたい!普段あんまり困らない北上さんの困った顔が見たい!)」


    北上「う~ん…」


    大井「!(あれ、今のは何?困ってるの?何か困ってるの、北上さん?それなら今振り向けば、違和感無く自然に顔が見れるんじゃないかしら?そうよ!今よ!今振り向かないで、いつ振り向くの?!それじゃあ、北上さーn…)」


    北上「…こう、かな」ミッツニワケ


    大井「!!(おぉっと危ない!!…って、え?もう解決したの、北上さん!振り向けなかった…なんてこと…こんなことなら最初から悩まずに振り向いておけば良かった…!!)」


  10. 10 : : 2015/07/14(火) 00:24:59


    北上「♪」アミアミ


    大井「…(悔しい…!悔しいわ…振り向けなかった!…?…何かしら?この香り…さっきまで気が気じゃなくて気付かなかったけれど、香りを感じるわ!この芳醇な香り…何の香りかって?え?そんなの北上さんのに決まってるでしょうまったく)…分かってないわね…」ボソッ


    北上「分かってない?…ん、違う髪型が良いってこと?」


    大井「へ?」


    北上「違う髪型っていうとー、出来るのは特型駆逐艦のあの一つ結びくらいかな」


    大井「いえそんな!このままお揃いの方向でお願いします!お揃いで!!」


    北上「りょーかーい」


  11. 11 : : 2015/07/26(日) 12:52:47


    大井「(出撃中の北上さんのことでも考えてようかしら。そうすれば、現実の北上さんに翻弄されないで済むわね、うん…そうしましょう!出撃中の北上さんは凛々しいのよ、とっても気高くて、それでいて美しいの!あれはもうなんと言っても素晴らしい!そんな北上さんには賞賛の言葉しか出てこないわ)」


    北上「♪~」ミツアミムスビ


    大井「(この前も素晴らしかったわ!あれは敵が…敵が…どんなのと戦ったかしら?覚えてないわ…まぁ、相手なんてどうでもいいことだし。そんなことより!北上さんが魚雷打つときの構えが可愛いの!魚雷も良い働きするのよ!北上さんから離れた時点で、動きなんて見えないけれど…その後に「今日も良い具合に当たったね~」って良い笑顔を見せてくれるのよ!そりゃあ、北上さんが攻撃を外すわけないでしょ?北上さんが鎮守府に来たての頃は、たまに外すこともあったけど、そこは北上さんの可愛さですべてカバーできるから良いじゃない!というか、その分私が当てれば良いだけの話ですし!そのおかげで、北上さんより少しだけ、ほんの少しだけ私の方がレベルは高いけれど、そんなのは提督が艦娘同士に競争心を抱かせて、やる気を出させたいが為のただの数字でしょう?提督が勝手にこだわってるだけで私たちには全然関係ないわ!みんなが沈まないように提督が無理をさせなければ良いだけの話よね!)」


    北上「…」モミアゲムスビ


    大井「…(北上さんの戦闘中の素晴らしさについて語ってる最中に話が逸れた気がするわ…ん、何よ?魚雷すら見てないのかって?見ないわよ、当たり前でしょ!?そのくらい全然危なくないわよ?北上さんの動きを見てれば全て分かるもの、戦況も次にどう動けば良いのかもね。特に今まで同じ部隊の子によそ見しないでほしいとか言われることも無かったし、提督に編成を変えてほしいっていう希望も出ていないそうだし…私はこれからもこのままのスタイルでいくつもりよ!むしろ、北上さんを見ていない方が私にとってはよそ見みたいなものだもの!」ドヤァ


    北上「できたよ、ニュー大井っち」


    大井「はい?!北上さん、なんでしょう!」ビクッ


    北上「髪型変えられたよーって報告だけど」


    大井「あ、あぁ…!はい、そうですね!お揃いですよね!ええと、鏡ってどこにありましたっけ?(びっくりした、完全に自分の世界に入り込んでた…)」アセアセ


    北上「?…部屋か、お風呂かって感じかなー?後は、身だしなみにすごい気をつけてそうな娘?」


    大井「…えーとっ、一番近いのは部屋です!」キリッ


    北上「一番近いのはお風呂だよ」イヤイヤ


    大井「あれ?そうでしたっけ?じゃあ、お風呂に見に行きますね!」タッタッタッ


    北上「そっち逆だよ」コッチコッチ


    大井「あら、そうでした!ありがとうございます」タッタッタッ


    北上「大井っちー!あー…行っちゃった」


  12. 12 : : 2015/07/26(日) 17:33:41


    ガラッ


    大井「お邪魔しますね」


    赤城「あら?」


    加賀「…」ジーッ


    大井「こんにちは、すみませんが少しの間失礼します」


    加賀「見たところ、どこも怪我はしていなさそうだけれど…?…珍しいわね」


    大井「鏡を見たら、すぐに出ますので気にしないでください」


    赤城「加賀さんの言う通り、珍しい髪型してますね」


    大井「あ、ええと…訳有って北上さんとお揃いにしてもらったんです」


    加賀「…前髪を切りすぎた…とかかしら?」


    赤城「…そうなんですか?」


    大井「当たり、です…(何故分かる…いつも顔を合わせても挨拶くらいしかしてないはずなのに…!!)」


    赤城「ふふ、良いですね。髪だけでも気分は変わるでしょうし、お二人とも仲良しで羨ましい限りですよ」


    加賀「えぇ、今の髪型も似合ってるわ」


    大井「へ?え?」イマナンテ?


    赤城「私も加賀さんと同じ髪型にしてみようかしら?」


    加賀「…そろそろ、この話は止めにしましょう」


    赤城「どうしてですか?」


    加賀「お腹がすいたわ」


    赤城「そういえば…」


    大井「あの、お邪魔してすみませんでした。今の間に鏡も見れたのでこれで失礼しますね」ペコッ


    加賀「そう」


    赤城「似合ってると思うので、たまにやると良いんじゃないですか?」


    大井「ありがとうございます、少し考えてみます」
  13. 13 : : 2018/05/14(月) 11:31:59
    乗っ取るで



    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    大井「ああ……鏡を覗いたら北上さんと向き合ってるみたい」

    大井(……私と北上さんの顔って結構似てるわよね?
    いっそ髪色を黒にすれば北上さんそのものになるんじゃ……?)




    次の日


    すぐに落とせる毛染スプレー『やぁ』



    大井「………大丈夫よね」ドキドキ


    大井「今回は切るわけじゃないんだし、ちょっと試してみるだけ……」プシュー


    大井「えっと姿見で確認しながら……」シュッ シュッ




  14. 14 : : 2018/05/14(月) 11:46:50

    大井「はぁ…はぁ…」鏡ガン見


    鏡【黒髪お下げ前髪パッツン大井】


    大井「き、北上さんが恍惚の表情でよだれ垂らしながら、私を……私を見つめてぇ……」ハァ…ハァ…


    大井「なんて破壊力なのかしら…いつも飄々としてる北上さんがこんなイケナイ表情を向けてくれるなんて……あぁあ、何だか変な気分になっちゃうぅ」モジモジ


    大井「これからは鏡を覗き込むだけで色んな表情の北上さんを堪能できるわ!
    青葉を脅迫して写真を押収する必要も、隠しカメラの点検も要らなくなる……………

    ハッ、何言ってんのよ私!!」


    大井(これは北上さんじゃないのよ!
    髪型と色を変えた私に過ぎない!北上さんの素晴らしさに私なんかが及ぶべくもないのに!)


    大井「で、でも……………」チラ





    妄想北上『ハァ…ハァ…大井っちぃ……ねえ、良いでしょ……?』







    大井「…………………………」鼻血タラー


    大井「……………ハッ!?」


    大井「何自分に鼻血垂らしてんのよ!?」フキフキ

  15. 15 : : 2018/05/14(月) 11:52:26

    大井「鏡に映る自分に欲情するなんて、傍から見たらナルシストじゃないのよ!」


    大井「でもまぁ……なかなか楽しめたわね」


    大井(他の姉妹に比べ私達の顔立ちって全然違うのよね……でも、私と北上さんの顔が似ているのはきっと運命に違いないわ!)


    大井「ありがとうございます、しば神さん!!」クワ‼



    提督「うぉ!!」ビクゥ!

  16. 16 : : 2018/05/14(月) 12:28:40

    大井「きゃあああああ!!
    て、ててて提督!?」


    提督「お、落ち着け北上!」


    大井「は、はぁ!? 何言って−−−−−−ッ!!」

    大井(そ、そうだ!
    今の私の髪は北上さんと同じなんだった!
    こんな格好でうろついて、鏡の前でニヤニヤしてたのが知られたら……)





  17. 17 : : 2018/05/16(水) 19:33:42

    北上『え……そりゃ流石に退くよ大井っち』


    鏡丿前デ発情シテタラシイデスノヨ

    クレイジーサイコナルシストッポイ

    北上サンコスデナニヲプレイシテタノヤラ……






    大井(終わる!この鎮守府で終わる!)

    大井(ここは北上さんになりきってやり過ごすしかない!)



    大井「ゴフッ! ウォッほん!」


    大井「な、何だ提督かぁ〜、いつの間にか近くにいたんでビックリしちゃったよ〜」


    大井(……イケるか?)

  18. 18 : : 2018/05/16(水) 19:42:21

    提督「……いや、すまん。
    鏡を覗いたまま挙動がおかしかったもんでな。
    声を掛けようか迷っていたら、な…」


    大井(よし!よし!私だと気づかれてない)



    大井「そ、そっかぁ〜
    でもさぁ、女の子が鏡の前で化粧直ししてたらジロジロ見ないほうがいいよ?」


    提督「……………」


    大井「あれ?どったの?」


    提督「……お前、北上だよな?」


    ギク


    大井(嘘……バレた!?)


    大井「な、何言ってんのさ!
    どっからどう見ても北上さんに決まってんじゃない!」アセアセ

  19. 19 : : 2018/08/14(火) 06:45:56

    提督「……………そうか、気のせいだったか」


    大井(よし、ごまかせた)


    提督「所で今暇か?
    これから休憩がてら間宮に行くとこだが、一品くらいなら奢ってやるぞ?」


    大井(このスケベ提督が……………北上さんに色目使ってんじゃないわよ汚らわしい!)

    大井(でもここで誘いに乗っておいてゴチになるのも悪くないわね)



    大井「お?良いの?提督意外に太っ腹だね〜」


    提督「今更何言ってんだお前は…………
    先週だって秘書艦やったときに散々奢ってやったろ?」


    ギク

    大井「あ、ああ〜そうだったね!
    どうもごっそさん!」アタフタ


    提督「……」


    大井「あ、あははは……………」


    提督「……まあいい、行くぞ」

  20. 20 : : 2018/08/14(火) 07:20:26

    間宮

    伊良湖「お待たせしました、きりくずと特大あんみつです」ゴト


    提督「ありがとう伊良湖。
    さて、食うか」


    大井「いっただきまぁーす!」

    大井(ああ……北上さんの髪型のおかげで今日はなんだか良い事が多いわぁ)モグモグ



    提督「お前は相変わらず美味そうに食うなぁ」


    大井(余計なお世話よ)

    大井「実際美味しいんだからしょうがないじゃん」


    提督「たしかにな。俺もここが無けりゃ癒しが得られん」モグモグ



    大井「ん〜!美味しい!
    奢ってくれてありがとうね提督」



    提督「お前と球磨達にはしょっちゅう秘書艦頼んでるからな。
    日頃のお礼と思ってくれ」


    モグ___


    大井(しょっちゅう………?私には一度も頼んでないのに……………)



  21. 21 : : 2018/08/14(火) 07:26:56

    提督「相変わらず間宮は凄いな。最近じゃ本格的な甘味を出す所は街ではあまり無いからな」モグモグ


    大井「……………そういや今日は多摩姉さ___

    ……多摩姉が秘書艦だったっけ。
    上手くやってる?」



    提督「ん〜……………仕事の出来は良いんだが、やたら休憩が長くてなぁ……………」ハァ


    大井(多摩姉さんェ…………………………)


  22. 22 : : 2018/08/14(火) 11:16:02

    提督「やっぱりお前や球磨木曾は優秀だよなぁ……………」


    大井「……………」





    大井「大井っちは___」


    提督「うん?」


    大井「大井っちはまだ秘書艦になったこと無いよね?
    大井っちには頼んだりしないの?」



    提督「ああ、大井ね」







    提督「あいつは論外だろ?」

  23. 23 : : 2018/08/14(火) 14:27:52

    大井「」ピキ




    大井「へ〜…………何で?」


    提督「何でって言ってもなぁ、何かあるたびに悪態と魚雷を向けられてたら気力が保たんよ」

    提督「それに、アイツはあからさまに俺を嫌っているからな。俺のそばに置いていたらお互いに疲れるだろう」

    提督「大井はお前と組ませて好きに暴れさせとくのが一番良いんじゃないかな」


    大井(言わせておけば……………)ヒクヒク


  24. 24 : : 2018/08/20(月) 10:11:05

    大井「そっかぁ〜
    提督は大井っちの事嫌いかぁ、ざ〜んねん」#


    提督「嫌いじゃないぞ。むしろ好きだ」


    大井「へ!?」


    提督「な、何だよ、素っ頓狂な声出して?」


    大井「い、いやだって大井っちの事嫌いだって………」


    提督「嫌いとまでは言っていない、苦手だってだけだよ」

    提督「アイツはあれで仲間思いな奴だからな。なんやかんや言いながら駆逐艦達を庇ってくれたり、僚艦のフォローもしてくれるし、良い奴だと思ってるよ」


    大井「……………」


    提督「それに、作戦に不備があればズバズバ指摘してくれるから、反省して次に活かせるしな。
    尤ももう少し態度を柔らかくしてくれたらとは思うがね」


    大井「……………」




  25. 25 : : 2018/08/20(月) 10:25:01

    提督「まあ仕方ないよな。
    俺はアイツに嫌われてるもんだから変に関わって大井のコンディションを乱すわけにはいかんし」


    大井「…………何で大井っちをそこまで気に掛けるの?
    嫌われてる相手にそこまで心を砕いてくれんの?」


    提督「アイツが俺の部下で俺がアイツの上官だからだよ」

    提督「部下の能力を活かすなら、多少の個性くらい呑み込んでやらなきゃな」

    提督「それでこの海と国民を護ってくれるなら安いもんさ」


    大井「そっか……………」


    提督「じゃ、俺は先に戻る。
    これ、いつものな」ピラ


    大井「間宮券?
    でもアタシはもう…………」


    提督「何言ってる?大井の分だよ。
    お前が秘書艦の時はいつも2人で食えって渡してるだろ?」




    大井「…………………………え?」

    いつも? じゃあ北上さんが今まで奢ってくれたのは___





  26. 26 : : 2018/08/20(月) 10:30:12

    提督「……………やっぱりお前どこかおかしいな。
    体調でも悪いんじゃないのか?」ズイ


    ピト


    大井「ちょ!?」ドキ


    提督「熱は無いか………でも何かいつもとちがうな?」ジロジロ


    大井「///ッ!」カァァ



    バン!


    大井「ご、ごちどうさまでした!!」ガタン


    提督「あ、おい!」







  27. 27 : : 2020/09/28(月) 11:16:56
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

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    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986

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mkyman

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