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アクアマリンとシチュー〜エレン誕生日作品〜
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- 1 : 2015/03/30(月) 22:42:27 :
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〜食堂〜
アルミン「おはようミカサ」
ミカサ「アルミン、おはようエレンは?」
アルミン「昨日遅くまで自主練してたからね、ぐっすり寝てるよ」
ミカサ「そう」
アルミン「エレンがいないから、今の内に準備しようか」
ミカサ「えぇ」
マルコ「なんの準備だい?」
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- 2 : 2015/03/30(月) 22:44:03 :
ミカサ「あ、マルコとジャン」
ジャン「お、おう」
アルミン「実はエレンの誕生日が明日でさ、今日のうちから準備をしようと思って」
ジャン「ケッ、羨ましいこった」
アルミン「ジャン...」
ジャン「別に何もしねーよ、一度しかない祝の日ぐらい大人しくしてるわ」
ミカサ「そう...ありがとう」
ジャン「あ、あぁ」
コニー「何の話してんだ?」
マルコ「エレンの誕生日が明日でさ、皆で祝おうって話だよ」
コニー「へぇ、エレンって明日誕生日なのか」
サシャ「私も参加します!」
クリスタ「私も時々お世話になってるし祝わせてくれないかな?」
ユミル「私はゴメンだぜ?」
クリスタ「もぉ!ユミルだってよくお世話になってるでしょ!」
ミーナ「同じ班だし、私も良いかな?」
アニ「いつも格闘術を教える仲だからね、私も祝うよ」
ベルトルト「僕達も参加させてくれないか?」
ライナー「同室だし、親しい仲だからな」
ミカサ「ありがとう、皆で祝おう」
アルミン「取り敢えず何人かで買い出しに出かけよう」
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- 3 : 2015/03/30(月) 22:45:02 :
クリスタ「私達が行くよ」
アルミン「お願いするよ」
ミカサ「私も行こう」
ミーナ「なんなら女子で行っちゃえば良いんじゃないかな」
サシャ「そうしますか」
ライナー「じゃあ、俺達はエレンといるか」
アルミン「みんな居ないとエレンも不思議に思うからね」
マルコ「そうだね」
アルミン「じゃ、行動開始だ」
ミカサ「えぇ」
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- 4 : 2015/03/30(月) 22:45:53 :
ガチャ
エレン「ふわぁ...よく寝た」
アルミン「あ、エレンおはよう」
ライナー「随分とぐっすり寝てたな」
エレン「昨日の疲れがな」
アルミン「まぁ、休みの日だし良いんじゃないかな」
ジャン「寝とけ寝とけ」
マルコ「ジャンの言い方はあれだけど折角の休日、それも2連休なんだしよく寝るのはいいと思うよ」
ベルトルト「僕らももう少し寝れば良かったかな」
エレン「取り敢えず、飯食べるわ」
アルミン「あ、ここにあるよ」スッ
エレン「ありがとう」
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- 5 : 2015/03/30(月) 22:46:38 :
ーーー
エレン「そういえばミカサ達は」
アルミン「何でも女子で出かけるみたいだよ」
エレン「俺らも行くか?」
コニー「いいなそれ!行くか!」
アルミン「今日は最近買った人生ゲームやろうよ」
エレン「この前買ったやつか!やるか!」
コニー「...!そうだなそうしよう!」
ライナー「そうなれば話は早い、俺達の部屋行こうぜ」
ジャン「あぁ」
スタスタ
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- 6 : 2015/03/30(月) 22:48:23 :
コニー「サンキューアルミン」ボソボソ
ベルトルト「外だと鉢合わせするかもしれないからね」ボソボソ
アルミン「気をつけてね」ボソボソ
コニー「オッケー」ボソボソ
ーーー
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- 7 : 2015/03/30(月) 22:49:18 :
ライナー「俺達が訓練兵になってそろそろ2年か...」コロコロ
ジャン「だな...って追突かよ」コロコロ
アルミン「たくさんの事を学んだね...二人共ドンマイ」コロコロ
エレン「訓練兵の生活もあと一年、なんか寂しい気もするな...アルミンお前上手い具合に避けてんな」コロコロ
コニー「あ、エレン隣の奴に2万な!まぁ、また皆で会えば良いじゃねえか」コロコロ
マルコ「コニーの言う通りだね、コニーも僕に2万みたいだね」コロコロ
ベルトルト「...そうだね、また会おう...あと皆早いちょっとまって」コロコロ
ライナー「お前さっきから1ばっかだからな、ハハハ」コロコロ
エレン「頑張れ、ベルトルト」
アルミン「ついてないね」コロコロ
ベルトルト「たくさんお金を稼ぐことにするよ」
ジャン「それがいい」
ーーー
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- 8 : 2015/03/30(月) 22:49:57 :
エレン「Zzz」
ジャン「Zzz」
ライナー「Zzz」
ベルトルト「Zzz」
マルコ「Zzz」
コニー「Zzz」
アルミン「Zzz...ん」パチ
アルミン「寝ちゃったのか...あ、忘れてた」
ーーー
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- 9 : 2015/03/30(月) 22:50:52 :
アルミン「皆ごめんね、寝ちゃってて」
ミカサ「大丈夫、私達も今着いたとこ」
アニ「取り敢えずこれは何処に置いとくんだい?」
アルミン「悪いけど女子寮に置けないかな?男子寮だと見つかりそうだし」
ミカサ「分かった」
アルミン「明日は僕らが買い出しに出掛けるから宜しくね」
サシャ「その間に私達は料理を作ったりするんですよね?」
アルミン「そうだよ、お願いね」
サシャ「分かりました!」
クリスタ「飾り付けとかなら任せてね!」
アルミン「ありがとう」
アルミン「そろそろ皆を起こしに戻るね」
ーーー
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- 10 : 2015/03/30(月) 22:51:57 :
ーーー
〜翌日〜
アルミン「おはよう皆...」
ミカサ「おはよう、どうしたのそのクマ」
ライナー「昨日夜になってエレンが『今日全く運動してない!』とか言い出して」
ユミル「夜中ずっと訓練してたと」
ベルトルト「うん」
ミカサ「エレンは?」
アルミン「今日もぐっすり、今日と違うのはジャンと一緒って事かな」
マルコ「あの二人は朝までやってたからね」
サシャ「ジャンはプレゼント大丈夫なんですか?」
アルミン「大丈夫みたいだよ、何だかんだいって1週間くらい前から準備してたみたいだし」
クリスタ「ジャンって意外と優しいんだね」
マルコ「口は悪いけど仲間思いだから」
ミカサ「喧嘩するほど仲が良い」
ベルトルト「本当にそうだね」
コニー「今日は俺らだよな!」
アルミン「そうだよ、お願いね」
ライナー「お前は行かないのか?」
アルミン「僕はミカサとやる事があるから」
マルコ「分かった、こっちは任せてよ」
ミカサ「私からもお願いする」
ーーー
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- 11 : 2015/03/30(月) 22:52:50 :
〜調理場〜
アニ「本当に大丈夫なのかい?」
サシャ「二人共料理はそんな上手くない様ですが...」
アルミン「心配かけてごめん、でもこれは僕らがやる事なんだ」
ミカサ「試作は重ねて来た、まだ上手くいって無いけど今日何とかする」
サシャ「そこまでするなら、任せますよ!」
アニ「勝手にしな、でも本当に行き詰まったらいいな」
ミカサ「ありがとう」
ーーー
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- 12 : 2015/03/30(月) 22:54:41 :
エレン「Zzz...ん」ムクリ
ジャン「Zzz」
エレン「ジャン、起きろ」ユサユサ
ジャン「あ?...あ」ムクリ
ジャン「あれから寝てたのか」
エレン「みたいだな」
エレン「取り敢えず飯食うか」
ジャン「そうだな、って置いてあるみたいだ」
エレン「ミカサか、本当世話好きだな」
ジャン「羨ましいなこの野郎」
エレン「訳わかんね、ってお前の分もあるぜ」
ジャン「本当か!」
エレン「うるせーよ...早く食おうぜ」
ジャン「そうだな」
エレン「今日はやけに素直じゃねえか」
ジャン「知るかさっさと食うぞ」
エレン「そうだったな」
ーーー
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- 13 : 2015/03/30(月) 22:55:12 :
エレン「食ったな」
ジャン「あぁ」
エレン「どうする」
ジャン「そろそろか...ちょっと来い」グイ
エレン「おい!なんだよ引っ張んなって!!」
ーーー
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- 14 : 2015/03/30(月) 22:55:53 :
エレン「なんだよいきなり!」
ジャン「おら、ここだ」
エレン「食堂がどうしたんだよ」
ジャン「いいからいけって!」バン
エレン「うわ!?」
バン
「「エレン、誕生日おめでとう!!」」パパパーーン
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- 15 : 2015/03/30(月) 22:56:47 :
エレン「へ?」
アルミン「驚かせちゃったね、今日はエレンの誕生日だよ」
ミカサ「皆で祝った」
エレン「お前ら...」
サシャ「ご馳走もたっぷりありますよ!さぁ!」
ジャン「おら!楽しめ!」
エレン「あ、あぁ」
ライナー「どうした?」
エレン「いや、こんな事初めてで...」
ベルトルト「緊張してんだね」
ユミル「なんかお前らしくねぇな」
ミカサ「エレン、とにかく楽しもう」
エレン「ああ!ありがとう皆!」
アルミン「最初にプレゼントからいこうか」
ミーナ「私からいくよ!」
エレン「ありがとなミーナ」
ミーナ「いえいえ、私からはね...」
ーーー
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- 16 : 2015/03/30(月) 22:57:37 :
アルミン「最後は僕とミカサだね」
ミカサ「まずこっち」
エレン「これは、宝石!?」
アルミン「3月の誕生石『アクアマリン』だよ」
エレン「お前ら...宝石ってどんな高価な代物」
ミカサ「二人でずっと貯めてたお金で買った」
アルミン「アクアマリンの意味は『海水』。海を見たいと願う僕らにはぴったりじゃない?」
エレン「お前ら...」ポロポロ
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- 17 : 2015/03/30(月) 22:58:30 :
ミカサ「エレン、泣くのはまだ早いこちらも」スッ
アルミン「ほら、座って」
エレン「あ、あぁ」スタ
ミカサ「どうぞ」コト
エレン「シチュー?」
アルミン「うん」
エレン「この匂い...」
ミカサ「エレン、食べてみてほしい」
エレン「...」パク
エレン「...!」ポロポロ
エレン「母さん、の、味だ」ポロポロ
ミカサ「アルミンと二人でカルラさんの味を思い出しながら作った」
アルミン「僕がエレンの家に遊びに行った時の事を思い出してね」
エレン「こんな事初めてだよ...」ポロポロ
エレン「母さんの味だよ...!」ポロポロ
アルミン「皆、たべよう!」
ミカサ「みんなで食べればもっと美味しくなる」
サシャ「待ってまあぁぁあした!」
ーーー
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- 18 : 2015/03/30(月) 22:59:22 :
エレン「なぁミカサ、アルミン」
アルミン「なんだい?」
エレン「今日は今までで最高に楽しかったぜ」
ミカサ「開拓地にいた時はこんなに大きく祝えなかったから」
ミカサ「こんなに大勢で祝えて、とても嬉しい」
エレン「本当に...ありがとうな!2人共!」
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- 19 : 2015/03/30(月) 23:00:07 :
〜おしまい〜
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- 20 : 2015/03/30(月) 23:02:47 :
- 書き溜めていたので早く終わりました。
書いてみたら意外と短くて驚いたのが今の感想です
エレンの誕生日はつい最近知ったのですがこれは祝おう!主人公だもん!と、思い書きました。
皆さんもあと少しですが祝おう!
おしまいです!
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- 21 : 2015/03/30(月) 23:04:16 :
http://www.ssnote.net/users/oudentt
今までの作品
http://www.ssnote.net/groups/758
感想ください
ほんとにおしまいです!
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- 22 : 2015/03/30(月) 23:05:43 :
- 泣けた…
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- 23 : 2015/03/31(火) 09:52:14 :
- 面白かった!乙です!ミカサとアルミンが作ったシチュー……食べてみたいなぁww
- 著者情報
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