このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
bad∞end【ダンロン】
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- 1 : 2015/03/21(土) 02:11:01 :
- ――僕は気が付いたらそこにいた…。
――僕に真っ黒な一通の招待状が届いた…。
――初めは興味本意で動いていた…。
――それが間違いだった…。
――同封されていた地図を手に目的地を探す…。
――簡単に見つかると思っていた…。
――しかし[不運]なことに、道に迷った…。
――正確な地図なんて無かった…。
――夜になった…。
――どれだけ歩いただろう…。
――どれだけ道なき道をさ迷った…。
――そして[幸運]なことにそれが見つかった…。
――それは一軒の大きな屋敷…。
――僕は…本当に[不運]だ…。
――僕はもう…戻れない……。
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- 2 : 2015/03/21(土) 02:19:03 :
- ∞Notes∞
この小説はボカロ曲【bad∞end∞night】を元に作られています。
グロが含まれます。御観覧には御注意願いたい。
私事情により更新が遅くなる可能性もあります。ご了承下さい。
以上、注意事項でした。
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- 3 : 2015/03/21(土) 02:36:36 :
苗木:「…どうしよう…屋敷に付いちゃったよ」
両手で真っ黒な招待状を持ちながら屋敷を眺める…。
空は今にも雨が降りそうな雰囲気。
帰ろうにも暗くて何も見えない…。
苗木:「前に…進むしかないのか…。」
苗木はため息を吐き、恐る恐る大きな扉を叩いた…。
苗木:「すみません…誰か居ませんか…?」
すると鈍い音をたてながら扉が開く…
??:「こんな時間に何のようかな?」
出てきたのは髭をはやした大富豪でもなく、屋敷に仕える執事でもなく…
苗木誠がよく知る人物だった…。
苗木:「い、石丸くん!?」
石丸:「おや、誠君ではないか!!こんなところで何をしているんだね?」
苗木:「いや、僕が聞きたいよ?なんで…」
石丸:「それより誠君。そんなところに立っていると雨に濡れるぞ?入りたまえ。」(ニコッ)
苗木:「ありがとう石丸くん…。」
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- 4 : 2015/03/21(土) 02:53:12 :
- 石丸くんに導かれ、僕は屋敷の奥へ進む…。
すると突然誰かが横から走ってきてぶつかった…
苗木:「いてて…大丈夫………」
??:「はい、大丈夫です…。」(ニコッ)
苗木はまた驚いた。
ぶつかった相手も知っていたからだ…。
苗木:「舞園さんだ!!」
舞園:「苗木…君ですか?」
久しぶりに見た顔だった…。
夏休みに入り、8月の中旬までライブばっかりでいそがしい舞園さん…
いつも舞園さんのライブを見に行った。そして感想を電話で話していた…。
だが下旬から舞園さんからライブをしなくなった。連絡もなくなった…。
心配だった…。
苗木:「こんなところにいたんだ!ってなんでいるの?まさかこの招待状を舞園も…?」
舞園:「はい。私も持ってますよ?」
石丸:「誠君、奥で待っている方がいるんだが…」
苗木:「あ、ごめん…じゃあまた後でね舞園さん」
舞園:「はい…。ナエギくん…。」
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- 5 : 2015/03/21(土) 10:18:00 :
- 苗木:「……………」
??:「……………」(ジィーーー)
苗木:(後ろからもの凄い視線が…)(クルッ)
??:「――!」(ビクッ)
??:「………何よ…。私に用があるの…?」
苗木:「あ、腐川さんか。」
腐川:「…わ、私で悪かったわね…。」
苗木:「いや、僕は嬉しいよ。だって腐川さんが行方不明ってなってて…今までどこにいたの?」
腐川:「べ、別にどこにいたって私の勝手じゃない…」
石丸:「腐川君、客人を待たせるような行為はいかんぞ。本題を言いたまえ。」
腐川:「お、お、お茶を持ってきたのよ…。……飲めば…。」(スッ)
苗木:「あ、ありがとう…。」
石丸:「では行くぞ誠君。」
苗木:「うん。またね腐川さん」(ニコッ)
腐川:「………………。」
腐川:「帰らないと…苗木…」
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- 6 : 2015/03/21(土) 20:47:52 :
- この曲大好きなんで期待です。
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- 7 : 2015/03/21(土) 22:09:35 :
- 長い廊下を抜けると、そこには僕の知っている皆がいた…。
十神:「遅いぞ石丸、苗木。」
葉隠:「もう少し早く連れてくるべ!!」
石丸:「すまなかった。」
不二咲:「しょうがないよ…ね?」
舞園:「そうです。私や腐川さんが引き留めてしまってたんですから、責めるなら私と腐川さんです。」
腐川:「な、なんで私まで…。」
セレス:「山田、ミルクティーを苗木君に…。」
山田:「わかりましたぞ!!」(タッタッタ…)
苗木:(皆暫くたっていても変わらないね…。)
十神:「まぁ、苗木を含めてパーティー続きでもするか…。」
不二咲:「苗木君、楽しもうね~」(ニコッ)
苗木を除く全員:「「「「歓迎しよう!!」」」」
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- 8 : 2015/03/21(土) 22:10:19 :
- >>6 ありがとうございます。期待に応えれるようがんばります。
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- 9 : 2015/03/21(土) 22:41:14 :
- 続きまっています、頑張ってください!
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- 10 : 2015/03/22(日) 08:45:44 :
- >>9コメントありがとうございます。がんばります。
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- 11 : 2015/03/22(日) 10:06:51 :
- 葉隠:「じゃあ始めるべ!!」
葉隠君の掛け声で皆がそれぞれ二人ペアになった。
僕のペアは舞園さんになった。
苗木:「ペアになったけど、このあとはどうするの?」
舞園:「ダンスです♪」
苗木:「え!?僕ダンスなんか踊れないよ!?」
舞園:「大丈夫ですよ、私が誘導しますから♪」
葉隠君が蓄音機のスイッチを押すとクラシックが流れる…。
~~~~~~~~~♪
~~~~~~~~~~~♪
舞園:「いち、に、いち、に」
苗木:「あ、以外と簡単だ…」
~~~~~♪
~~~~~~~~~♪
楽しくなってきた時、誰かが舞園さんと僕を止めた…
霧切:「交代よ。」
舞園:「えー、まだ苗木くんと踊りたいですよ…」
霧切:「交代よ。」
舞園:「…………はーい。またあとで踊りましょうね苗木君♪」
そう言って舞園さんは桑田君の方へ向かった…
~~~~♪
~~~~~~~♪
霧切:「……………………」
苗木:「……………………」
無言のダンスが続いた…。
~~~~♪
~~~~~~♪
苗木:「……………………」
霧切:「………苗木君。」
苗木:「何かな…?」
霧切:「私は苗木君が好きだった…。」
苗木:「――本当!?」
霧切:「ええ…。だけどもう遅いの…。」
苗木:「???」
霧切:「いい、苗木君。私は苗木君を助けてあげたい…。苗木君だけでも……。」
…霧切の言葉は…どこかで聞いた言葉だった…。
霧切:「苗木君、0時を過ぎる前にこの屋敷から出ていって頂戴…。」
霧切:「今まで苗木君を救えなかった…。だから今回は救いたいのよ…。」
意味が…分からない…。
『今まで』…って…何……!?
霧切:「できれば私も苗木君と――――」
朝日奈:「苗木ー!!踊ろ♪」
霧切:「……………………」
霧切さんはそのあと何も言わず十神の方へ向かった……。
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- 12 : 2015/03/22(日) 23:38:24 :
- 気付いたら150人こえてました…。
皆様、有り難う御座います…………。
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- 13 : 2015/03/22(日) 23:51:01 :
- 霧切さんと別れた後、二時間ぐらいどんちゃん騒ぎしたのかな…流石に疲れてきた…。
苗木:「ふぅ……。」
石丸:「ん?誠君、疲れたのか?そこの奥の部屋で休むといい。」
苗木:「うん…そうするよ……。」(ウトウト)
そう言って僕は言われた部屋に入ってベッドに入った…。
僕は何か忘れているような……。
石丸:「……………………」
霧切:「……………………」
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- 14 : 2015/03/25(水) 15:48:11 :
- 続き気になる!期待です
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- 15 : 2015/03/25(水) 19:05:44 :
- >>14 ありがとうございます。頑張りますので楽ししみにしていてください。
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- 16 : 2015/03/25(水) 19:09:06 :
- 楽しい時間からどれだけ過ぎただろう…
何だか…眠くなってきたよ…
親が…こまるが心配してるよね…
苗木「僕はもう帰らなきゃ…」
石丸「ん、何を言っているんだ?外は暗いんだぞ?」
不二咲「もっと一緒に遊ぼうよ…駄目…?」
十神「あせる必要はない。寝るとしたらここの個室で寝ろ…」
苗木「そう…だね。お休み…」
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- 17 : 2015/05/14(木) 23:52:36 :
- 続きが気になる
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- 18 : 2015/05/15(金) 03:06:18 :
- >>17
今から更新します。
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- 19 : 2015/05/15(金) 03:45:27 :
- (……ヤメテ……)
――【ザーーー】ヲサガセ!!
(…オネガイ…モウ…ユルシテ…)
――サア、モットタノシモウ【ザーーー】…
(…イヤ…イヤダ……)
――ダカライッタノニ【ザーーー】…
(…タスケテ…ダレデモイイカラ………)
ギィィィ…
(…ダレカキタ……)
コツン…コツン…コツン…コツン…
(…コナイデ…コナイデ…)
――ダカライッタノニ…【ザーーー】クン…
苗木:「――っ!?」ガバッ
僕はベッドから体を起こした…
背中は汗でぐっしょりで気持ち悪かった…
僕はまたベッドに倒れた…
苗木:「……変な…夢だったな…」
気味が悪かった…
僕は何に追いかけられていたんだ…
あの人は誰を追いかけていたんだ…
分からない…
でも…
幸せな訳ない…
苗木:「……どのぐらい寝てたんだろう…」
僕はカーテンを開ける…
苗木:「……………?」
月明かりが暗かった部屋と僕を照らす…
――オカシイ
????:「どうしたの…苗木くん…」
――何カガ変ダ…
不二咲:「汗…着替えないの?」
――不二咲クン…?
不二咲:「着替え…ここに置いておくよ…?」
――違ウ…不二咲クンジャナイ!!??
僕の後ろにいるのはおそらく不二咲君だろう…
なのに僕の思考は全く違う答えを出してくる…
不二咲:「…どうしたの…?」
苗木:「不二咲君、今…何時かな…」
不二咲:「…時計を見ればいいよね……?」
苗木:「そ、そうだよね…あははは…」
言われた通りに壁に吊るされた時計を見る…
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- 20 : 2024/08/17(土) 18:43:16 :
- 石丸くんは苗木くんのこと「苗木君」って読んでます!わざとだったらすみません
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