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『分かりあうこと』(ジャンアニ?)
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- 1 : 2015/03/19(木) 20:33:04 :
- 『分かりあうこと』ジャンアニ
進撃の巨人です。
ジャンアニ……かな??
ジャンもアニもあまり絡むところがないので、
少し書いてみました。
キャラ崩壊かも。
ネタバレは10巻まで。
短いですが、宜しくお願いします。
荒らし・中傷などはやめて下さい。
なかなか考えていてまとまらなかったので
おかしなところがあるかもしれませんが寛大にお願い致します。
コメントは読ませていただいた後
非表示にさせていただきます。
コメ欄しまってたらここに感想をお願い致します。↓
http://www.ssnote.net/groups/1300/archives/1
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- 2 : 2015/03/19(木) 20:37:11 :
- ジャンアニ大好きです!!
期待してます!
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- 3 : 2015/03/19(木) 20:37:13 :
- ジャン
「アニが本当は女型で・・・
街で暴れて・・・
眠り姫になっちまって・・・」
(お前が…お前が…女型の巨人なんて…信じられるかよ…なぁ。アニ……俺たちは……)
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
回想ー
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- 4 : 2015/03/19(木) 20:38:21 :
- >>2期待ありがとうございます。
あまり恋愛?的な感じではないですが……宜しくです。
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- 5 : 2015/03/19(木) 20:39:44 :
- レモネドさんの新作、期待です。
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- 6 : 2015/03/19(木) 20:42:01 :
- >>5
期待ありがとうございます!
今回は短めですが、宜しくです!
ジャンアニは難しい汗
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- 7 : 2015/03/19(木) 20:52:41 :
- ー食堂・夜ーー
ワイワイガヤガヤ
「おい!ミカサっ。」
「エレン、動かないで。パンくずがついてる。」
「取れるって!」
「まぁまぁ2人共。」
ジャン(チッ…エレンのやつまたミカサと)
アニ「ここ、座らせてもらうよ」
ガタッ
ジャン「おわっ!!?びっくりした」
アニ「………言ったけど」
ジャン「なんだ、アニ、お前クリスタとかで食ってねーのか?」
アニ「別に……向こうが騒がしいからこっちに来ただけさ」
ジャン「・・・あいつらかエレンだよな」
アニ 「・・・あーいうバカもいるんだね」
ジャン「ん?あぁ。巨人を駆逐するとか訳ワカンねぇことを」
アニ「・・・そーいうあんたは、どうするの」
ジャン「俺か?俺は・・・憲兵団に入って壁内で暮らすさ。安全にな」
アニ「……そう」
ジャン「お前は?」
アニ「私は・・・憲兵団に入るかな」
ジャン「ふっ。俺と同じかよ。俺たちの成績だといけるな。」
アニ「あんたと同じ考えでいくんだと思われたら嫌だね。」
ジャン「ほー。お前の目的があると」
アニ「………」
ジャン「だんまりか。」
アニ「よくしゃべるね」
ジャン「うるせー」
サシャ
(よくしゃべりますね。この2人。アニはあまり喋らないのに)
「あ。アニ。そのパン貰っていいですか?」
アニ「……ダメに決まってんでしょ」
サシャ「うぅ。パン……」
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- 8 : 2015/03/19(木) 20:58:31 :
- ジャン「はっ!よく食うな。お前は。」
アニ「ほんと、よく食べるね」
サシャ「・・・仲良いですね。2人とも」
ジャン 「はっ?んなわけないだろ」
アニ「はっ?そんなわけないでしょ」
サシャ 「・・・」
ジャン「ちっ!俺は先に行く。じゃーな。憲兵団に行くアニさんよ」
アニ「・・・喧嘩売ってんの?」
ジャン「・・・いやぁ。尊敬してるだけだ。俺とは違う目的があるみたいだからな」
アニ「・・・壁内も安全とは言えないかもよ」
ジャン「はっ?」
アニ「じゃーね」
ジャン(なんだ?あいつ。訳分からねぇな)
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 9 : 2015/03/19(木) 21:12:36 :
- 次の日
[対人格闘術]
ジャン「ファァ〜メンドクセェーな」
マルコ「ジャン・・・仕方ないよ。」
ジャン「へっ!成績に含まれないのにな。あいつら見てみろよ」
マルコ「えっ?」
ジャン「アニとエレン。よくまぁ、本気で蹴ったりしてるこって。あいつにバカにされたけどな。そこまで本気になれるかっつーの。」
マルコ「ま、まぁ・・・!!」
ジャン「ん?どした。マルコ」
アニ「ねぇ。あんたさ」
ジャン「へっ!?なんでこっちにお前きてんだよ!!」
アニ「少し話があってね」
ジャン「エレンとはやんねーのか?」
アニ「・・・怪我した。」
ジャン「はっ!あいつバカだろ。医務室か」
アニ「・・・そんなことより、少し格闘術の相手になってくれる?」
ジャン「おぃ。おぃ。黙って聞いてればアニさんよ。今はマルコ・・・おい?マルコ!」
アニ「マルコならさっき私が来たらいなくなった」
ジャン「はぁ?あいつ・・・!」
アニ「で、昨日のことを少し話したいんだけど・・・格闘術をやりながらでもどう?」
ジャン「・・・そんなに話したいことがあるのか。目的持ってる奴は違うねぇ〜」
アニ「・・・」
ジャン「はいはい。だんまり〜か。そこまで言うならやってやるよ」
アニ「・・・」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 10 : 2015/03/19(木) 22:06:23 :
- ジャンアニ少ないから凄い期待です!
あと>>9のアニの台詞で対人格闘術が対格闘術になってますよ?
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- 11 : 2015/03/19(木) 22:07:59 :
- >>10
指摘ありがとうございます。
誤字脱字あるかもしれませんが……
宜しくです!
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- 12 : 2015/03/19(木) 22:17:56 :
- ジャン
(実際こう見てみると…怖いな。
あのバカはよくやるなこんな奴と。)
ジャン「俺だってそこそこはできる。女だからといって手加減・・・おわっ!!!」
ジャン(いってぇーー!!いきなり蹴りかよ!!)
ジャン「おい!始まり・・・」
アニ「フッ・・・!!」
ジャン「グハッ……!!」
(つ、つえー。腹が……)
アニ「・・・この世界はなぜかおかしい」
ジャン「イテテ……はっ?」
アニ「巨人と渡り合える力が強ければ強いほど・・・フッ!!!」
ジャン「・・・グッ!…な、に言ってんだ?」
アニ「・・・成績が優秀であればあるほど、壁の内側へ行ける。巨人と戦わない。」
ジャン「……イテェ・・・知らねーな。それがこの世界のルールってヤツだからよ」
アニ「・・・バカもいるけどね」
ジャン「エレンか。ま、稀にそんなバカもいてもおかしくないだろ。だが少なくとも俺は違うな。お前も」
アニ「・・・壁の内側にいることが安全とも限らない。そしてこのルールを決めたヤツは、人間。」
ジャン「・・・人間か。お前は、巨人がすべての悪とは限らない。人間も…とか言いそうだな」
アニ「・・・そうとも言えるんじゃない?」
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- 13 : 2015/03/19(木) 22:29:34 :
- ジャン「・・・どうだっていいな。俺は……ハッ!!!」
アニ「!!?」
ジャン「……避けられたか。」
アニ「・・・」
ジャン「憲兵団にいって壁内で安全に暮らすっ!!巨人ともおさらばだ。」
アニ「・・・」
ジャン「……お前の目的ってヤツはよく分からねーけど。俺たちが巨人に勝てる秘策とかってやつか」
アニ「・・・さぁ?」
ジャン「ふっ。はっは!!!結局は口だけか?お前はよくわかんねぇーな。あいつより分からねぇ。」
アニ「・・・あんたと同じ理由で憲兵団に行かないってこと。それだけを伝えたかった。」
ジャン「・・・分かったよ。だがな、
憲兵団に行くことは正しいと俺自身も思ってるからな。
調査兵団とか巨人の研究とか訳わからんことを言ってるやつよりも俺たちはずっと利口ってこった。外に行っても巨人の餌になるだけ。」
アニ「・・・よくしゃべんね。あんた」
ジャン「・・・もともと、俺はよく喋る。」
ピーーー対人格闘術終了
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
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- 14 : 2015/03/19(木) 22:51:34 :
- [立体起動訓練]
ジャン 「よしっ!!行くかっ。」
アニ「・・・」
ジャン「はぁぁ!!?なんでお前とペアなんだよ!!」
アニ「うるさい人だね。あいつが怪我でずれたんだよ」
ジャン「ちっ!!あのバカっ!」
アニ「ミカサとが良かったの?」
ジャン「はっ??んなわけ、ないだろ、、う」
アニ「わかりやすい人」
ジャン「あっ!待てよ!!まだ!」
アニ 《《バシュ
ジャン「くそー!先行きやがって」
ジャン「待てって!!」《《バシュ
ジャン「はえーな。あいつ。」
《《バシュ……
………………シュン……
……………………………ヒュルル……
ジャン(へっ!?最悪だ!ガス欠!?)
ジャン「くそっ!!」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ジャン「はぁ…はぁ…危なかった……。なんとか木の上に……」
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- 15 : 2015/03/19(木) 23:27:33 :
- アニ「何してんの?」
ジャン「あっ!?アニ!なんで戻ってきてんだ?タイムとかあんだろ」
アニ「ペアで行かないとそんなのダメでしょ」
ジャン「くそっ!悪いな……」
アニ「別にいいけど。ガス欠?」
ジャン「ま、そーいうことだな。なんか抜けてたみたいだが、直せそうだ…。少し待っててくれ。」
アニ 「……貸して」
ジャン「えっ??」
カンカンッ!!
アニ「直すのにコツがいるから……ハイ」
ジャン「・・・」
アニ「いらないの?」
ジャン「・・・ありがとな」
アニ「気持ち悪い」
ジャン「はっぁ?」
アニ「・・・はやくしてタイムが遅くなるんだけど」
ジャン「ちっ…分かったよ!!」
《《バシュ
ジャン(へー。結構優しいじゃねーかアニ。いつも怖い顔してるけど)
《《バシュ
《《バシュ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
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- 16 : 2015/03/20(金) 07:54:32 :
ジャン「ふぅ。タイムはそこそこだったな」
アニ「あんたがもっと速く動いてれば早かったかもね」
ジャン(嫌味か!)
「はっ!お前こそもう少し体をうまく使って動いてれば速く俺と一緒につけたかもしれないのにな」
アニ「・・・」
ジャン(怖いな。睨みが)
サシャ(やはり仲良いですね)
「芋…美味しい。」
コニー「おい!お前何食ってんだ?」
サシャ「芋です」
コニー「また教官に殺されるぞ!!バカか」
サシャ「・・・やはり、そうですか」
コニー「はっ?」
サシャ「・・・仲良いですね。」
コニー「何言ってんだ??」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
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- 17 : 2015/03/20(金) 08:48:58 :
- ーー食堂・昼ーー
ジャン「・・・はぁ。今日も不味い飯を」
マルコ「だ、だめだよ、ジャン。食べられるだけでも・・・ね?」
ジャン「そうだけどな」
(ん?アニのやつ、エレンを見てる……のか?……なんかこっち来た!?)
アニ「ここ、座るよ」
ジャン「はっ!?なんでまた来てんだよ」
アニ「だから、向こう…ミカサとエレンがうるさいから」
ジャン「ちっ!ミカサと仲良くしやがって!あいつ!!」
アニ「……あんたはミカサが好きだもんね」
ジャン「……!!!?」
アニ「……そんなの見ててわかるに決まってるでしょ」
マルコ「はっは。ジャン、みんな知ってるよ」
ジャン「………好きというかな。黒髪が……綺麗で」
アニ「別にあんたの好きな相手が誰だろうとどうでもいいけど…エレンには勝てないと思うね」
ジャン「は?なんだ、その言い草は」
アニ「見てわかるけど、ミカサはあいつのことを家族以上に見てる。それぐらい分かるから」
ジャン「ほーー。で?俺に勝ち目はないとでも?」
アニ「別にそういったわけじゃない」
マルコ「まあまぁ、2人とも。」
ジャン「じゃ、どういう意味なんでしょうかね?アニさんよ。」
アニ「………いつになくうるさいね」
ジャン「お前が隣に座るからだろ?」
アニ「だから向こうがうるさくてここしか空いてないって言ってんでしょ」
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- 18 : 2015/03/20(金) 09:10:54 :
- ジャン「くそっ!!お前も黙ってれば可愛いのにな!!」
マルコ「へっ!?」
アニ「はっ!?」
サシャ(仲良いですね)
ジャン「えっ?」
アニ「何言ってんの?」
ジャン「えっ。だって今日とか助けてくれたし可愛いいとこあるなってな」
アニ「あれはああするしか方法がなかったから」
ジャン「・・・まぁな。そうともいえる」
アニ「そうとしか言えないと思うけど」
マルコ「・・・」
ジャン「素直に喜ばないとことか可愛くねーな」
アニ「……可愛いと思われたくもないからね」
ジャン「・・・」
アニ「・・・」
ジャン 「めんどくせぇ」
アニ 「めんどくさ」
マルコ「・・・」
ジャン アニ 「「・・・」」
ジャン「あーあ、不味い飯がもっとまずく……」
アニ「隣がうるさいやつで頭が痛く……」
マルコ「ふ、2人とも!!」
サシャ(パン食べないんでしょうか?食べたい。にしてもこの2人は仲良いですね)
ガタッ
ジャン「くそっ!!先に部屋に戻ってる。サシャ、パン食っていいぞ!」
サシャ「!!!!」
アニ「・・・」
マルコ「ジャン・・・」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 19 : 2015/03/20(金) 09:47:27 :
- ジャン(あーーめんどくせぇやつ!!褒めたら少しは素直になれねぇのかよ!なんで可愛いとかいっちまったんだ!!ミカサ・・・アニ・・・
あーーくそっ!!)
ーーーー
ーーー
ーー
ー
アニ「・・・」
サシャ「まぁ、まぁ、アニ。ジャンも悪気があっていったわけではないですから。気にしなくて大丈夫ですよ。パン貰っていいですか?」
アニ「・・・」
サシャ「……貰いますね」
アニ「………どうぞ」
サシャ「!!!」
アニ(可愛い……kawaii……そんなこと言われたことなかった……可愛い……なにあいつ)
サシャ(アニとジャンって珍しい組み合わせですね)
マルコ(もしかしてジャン……アニのこと……いやそれはないな。ミカサがいるもんね)
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 20 : 2015/03/20(金) 10:09:55 :
- [兵法の授業]
ジャン「あーあ、馬鹿らしいな。要は首のところを切ればいいんだろ!スパッと」
マルコ「しっ!聞こえるよ。教官に!」
ジャン「あいかわらず、お偉いマルコさんなこって。」
ジャン(あ、あいつ。斜め前にアニがいんな。金髪ねぇ〜やはり俺は黒髪のミカサの方が)
マルコ「ジャン!」
ジャン「ん?」
マルコ「先生に指名されたよ!ここんとこ」
ジャン「あ、おおう。」
教官「ジャン・キルシュタイン!聞いてたか?」
ジャン「聞いてました!」
教官「答えろ!」
ジャン「ええ〜と」(小声
マルコ「僕そこ分からないよ」(小声
ジャン「マジか!えーーと」(小声
アニ「・・・」
ジャン「ん?」
(アニのやつ。なんだ?この紙切れ……今の問題の答えか!)
ガサッ………
ーーー
ーー
ジャン「えーー。巨人は〜〜だからです!!」
教官「・・・そうだ。正解。次は早く答えるように。では次の……」
ジャン「・・・ありがとな。アニ」
(助かった)
アニ「・・・こんなのも答えられないなんてバカ?」
ジャン「はっ??」
(なんだ!こいつ!!)
マルコ「まぁまぁ、ジャン!今はダメ!!」
ジャン(チクショーー!こいつ!!)
-
- 21 : 2015/03/20(金) 10:46:35 :
- ーーーー
ーーー
ーー
ー
ーー食堂・夜ーー
ジャン(いたっ!!あそこかっ)
マルコ「ジャン?どこ行くの??いつもこっちの席……」
ジャン「今日はこっちだ!!」
ガタッ
バンッ!!
アニ「……!」
ジャン「おい!何が・・・バカ?だ!」
アニ「なんのこと?」
ーーーー
ーーー
マルコ「ジャ、ジャン……あっちに行っちゃった」
サシャ「仲良いですよね。この頃」
マルコ「うん……」
ーー
ーーー
ーーーー
ジャン「なんのこと?じゃねーー!」
アニ「うるさいね。今日は静かだからこっちにいるのに。なんであんたが今度はここに来るのさ」
ジャン「……いいか!バカじゃねー。あの死に急ぎ野郎と同じにすんなよな。俺は頭脳派だ」
アニ「何派でも良いけど。頭脳派だったら今日の問題くらいとけなけゃまずいでしょ」
ジャン「・・・油断してただけだ。だが、俺はキチンと礼は言う。教えてくれてありがとう。ってな」
アニ「………あっそ。憲兵団に行けなくなるもんね。成績悪いと」
ジャン「……だからありがとうっていってんだろが!」
アニ「分かったから。バカは言い過ぎたかも。ごめん」
ジャン「……!! いや、そ、そんなことはない」
アニ「少なくともあの授業に意味はないと私も思うから。聞いてなかったあんたの気持ちも分かるさ」
ジャン「ほー。珍しく意見が合うな」
アニ「生態系まで勉強して巨人のことを知ったって、私たちが知れる情報の限度ってもんがあるからね」
ジャン「………まぁ、確かにな。隠されてる事実もあるかもしれないしな」
アニ「…だからこんな授業してもムダ。私たちが本当に知りたい情報こそ役に立つものだと思うから」
ジャン「…なんかお前は俺たち以上に巨人について知ってそうな口ぶりだな」
アニ「別に……そう思っただけ。」
-
- 22 : 2015/03/20(金) 12:13:01 :
- ジャン「……巨人の考えてることなんて理解できない。俺はな。どんな理由があろうと人を喰うことに良い感情はもたねぇ。そして調査兵団とかになってみすみす餌食にもなりたくもねぇ。
巨人を研究しても、しつくしても
かわらねぇーからな。食べられる側は食べられる側はのままだと俺は思う」
アニ「・・・なるほどね。」
ジャン「はっ?」
アニ「あんたはあんたなりの考えを持って憲兵団に行くんだね」
ジャン「お前もお前なりの理由があって行くんだろが!目的〜とか言っちゃってな」
アニ「・・・私は本当に目的があるから。あんたと同じにされたくない。
けど、あんたもあんたなりの考えがあっての選択なんだから、はじめに私が否定したのもおかしかったなって思っただけ」
ジャン「いや、そんな素直に言われると困るな……戸惑い?」
アニ「……フッ」
ジャン
(笑ってる?
そして……可愛い……可愛い!?)
アニ「・・・じゃ、私は行くから」
ジャン「あ、あぁ。」
クリスタ「・・・ジャン?」
ジャン「ん?」
クリスタ「よくアニと喋るねこの頃」
ジャン「そうか?んなことないと思うけどな。意外と……」
クリスタ「意外と……?」
ガタッ
ジャン「なんでもない。俺も部屋に戻ろう」
サシャ(やはり仲良いですね)
-
- 23 : 2015/03/20(金) 13:34:47 :
- ーーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
[壁点検]
ジャン「くそっ!!!メンドクセぇ!!なんで壁を歩いて点検しなくちゃなんねーんだっ!」
マルコ「まぁまぁ、ジャン。そんなこと言ったら…きりがないよ」
ジャン「けどな。壁をブラブラ歩いて点検しました〜なんて作業を3時間かけるんだぜ?」
アニ「それも私たちの勤めだから仕方ないね」
ジャン「はっ!?また、お前か!!いつも急に現れんな」
アニ「教官にあの男とこの大砲を整備しろって言われた」
ジャン「あの男って、俺か?」
アニ「そう。髪の短いやつと言っていたから」
ジャン「はーー。どこだ?大砲は。」
アニ「あっち」
ジャン「ちっ!」
マルコ(………仲良い??)
ジャン「どこも調子悪いとこないだろ」
アニ「あるかもしれないから点検してんでしょ」
ジャン「……お前は時に真面目だな」
アニ「この点検作業も成績に含まれるし、教官が見てるから」
ジャン「・・・ま、そうだが。そこまで真剣になる時とならない時の差が激しいなってはなしだ」
アニ「・・・不具合はないね」
ジャン(無視かよ!)
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- 24 : 2015/03/20(金) 14:08:23 :
- アニ「……もし、また大型の巨人が壁を破ってきたらどうする?」
ジャン「はっ?なんだ、いきなり。
えー。知らないな。今の俺たちの技術で穴を塞ぐ術はねぇ。かといって前のような惨事を繰り返さないようにするためには、、、」
アニ「するためには?」
ジャン「・・・正直言って無理だな。あいつらが本気になればいつだって俺たちを滅亡に追い込むことはできると思うからな。俺は。」
アニ「・・・あんたはそう思うんだね」
ジャン「まぁな。立体起動を駆使しても一人当たり巨人を倒せる数なんてたかが知れてる。ミカサ……も強いが巨人は無数にいるからな。攻められたら終わりってことだろう」
アニ「・・・なるほどね。」
ジャン「お前はどうおもうんだよ?」
アニ「・・・気に入らないけど、あんたと同じかな。」
ジャン「気にいらねぇ。ってなんだ!余計だろ」
アニ「あんたは・・・確かによく考えてるね。よく考えてると思う。」
ジャン「そ、そうか?」
アニ「・・・巨人を駆逐とか言ってるバカよりも考えてると思う。まぁ、そういうバカは1人いても……」
ジャン「おかしくはねーもんな。あいつの気持ちも分からなくもない……が、俺の方がより現実を見てると思ってるがな」
アニ「それは……確かにそうかもね。」
ジャン「辛気臭さいはなしになっちまったな。ま、とにかく俺はあの死に急ぎ野郎とは違うってこった。なんかお前とはこんな話になるな。いつも」
アニ「・・・なんでだろうね」
ジャン「さぁ……?お前にはお前の目的がある。俺には俺なりの考えがある。
そして憲兵団に行く…。が俺とお前はなんか、分かり合えそうにねーな。お前は
・・・自分で壁を作ってる気がするからな。俺に限らず、周りとな。」
アニ「かもしれないね。本当に・・・壁でも作らないとやっていけないから」
ジャン「……?じゃーな」
アニ「・・・」
サシャ「やはり。仲良いですね。よくしゃべってます。2人とも」
ピーーーー壁点検終了
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 25 : 2015/03/20(金) 14:41:01 :
- ミカサ「ジャン。」
ジャン「み、ミカサ!!?」
ミカサ「さっき教官がジャンのことよんでた」
ジャン「ま、マジか!」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
教官「ジャン・キルシュタイン!!大砲の整備、不具合があったぞ!キチンと見たのか!?」
ジャン「へっ?5、5番の大砲ですか!?」
教官「そうだ!!今すぐ見てこい!」
ジャン「えっ?」
教官「見てこい!アニ・レオンハートはもう入っている!!」
ジャン「アニもですか!?」
教官「そうだ!!早く行け!不具合があったからな!」
ジャン「わ、分かりました」
ーーー
ーー
ー
[壁]
ジャン(くれぇーー!懐中電灯の明かりでしか見えねーじゃねーか!)
ガン!ガン!!
ジャン(ん?)
ジャン「アニ……か?」
アニ「!?」
ジャン「アニだよな?」
アニ「びっくりさせないで」
ジャン「ちっ!大砲の不具合なんてあるんだな」
アニ「・・・今直した」
ジャン「えっ!すまん。」
アニ「別にいいけど…私が不具合ないって言ったから。」
ジャン「・・・お前、口は悪いけど、意外と優しいよな」
アニ「なに?いきなり」
ジャン「……いや、そう思っただけだ」
-
- 26 : 2015/03/20(金) 15:07:27 :
- アニ「あっそ。」
ジャン(あっそ??ほーー。)
「そういう無愛想なとことかなくせばいいのにな」
アニ「余計なお世話」
ジャン「だから、それって言ってんだろ」
アニ「だから、あんたには関係ないでしょ」
ジャン「へっ!やっぱりお前とは相容れないな。分かり合えないな」
アニ「私たちとあんた・・・たちは多分一生わかりあえないと思うけど」
ジャン「私たち?お前以外にいるのか?時々わけわからんこというな」
アニ「・・・なんでもない」
ジャン「・・・よく話がわからねぇやつ。でもやっぱり壁を作ってる気がするな。仲間だけでも心開けばいいのにな」
アニ「・・・こんなに話すのはあんたぐらいかな。今のところ」
ジャン「そ、そうか!?へーー。時々可愛いこというな」
アニ「・・・可愛いは余計でしょ」
ジャン「・・・素直じゃねーやろーだな」
アニ「うるさい。さっさと戻るよ」
ジャン「言われなくても戻るわ!」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 27 : 2015/03/20(金) 15:19:31 :
- ーーー食堂ーー
ジャン「・・・」
アニ「・・・」
ジャン「なんで、てめぇーとまたとなりなんだよ!」
ガンッ!!
アニ「・・・ここしか空いてなかったから」
ジャン「ちっ!」
アニ「私だって嫌だけどね。」
ジャン「別に俺は嫌とは言ってねぇー。」
アニ「!?」
ジャン「………なんだっていいんだよ。席なんてな!」
アニ「そ、ならいちいち、つっかからないでよね。」
ジャン「・・・くそーー!また、エレンのやつ、ミカサと帰りやがって!いつもミカサにおんぶに抱っこ!!」
アニ「……本当ミカサのことが好きなんだね。あんた。」
ジャン「・・・だが。今は、そうは思わない時もあったりなかったり」
アニ「はっ?」
ジャン「・・・うるせー!なんでもない」
アニ「・・・まぁ、初めの印象と違って変わることもあるよね。」
ジャン「・・・それは確かに言えるな」
クリスタ
(なんだろう……凄いもどかしい感じ)
アニ「・・・黒髪が好きなの?」
ジャン「はっ?黒髪??」
アニ「ミカサ」
ジャン「へぇ!?ま、まーな。綺麗だよな。黒髪」
アニ「・・・そう。黒髪は綺麗だよね。私もそれは思う。」
ジャン「・・・金髪も悪くないかなーとかなんとか」
アニ「えっ?」
ジャン「いや!どっちもいい髪の色ってことで」
アニ「あっそ。」
ジャン(あっそ??てめぇーが聞いてきたんだろが!)
「まぁ、どっちかっていうと、、、くろ」
アニ「………ふぅ」
ジャン
(溜息……色っぽい……可愛い……)
アニ「……なにこっち見てんの?」
ジャン「見てねーよ!まぁ、金髪も好きだな。あぁ。」
ガタッ
アニ「………どっちの髪の色でもいいよ。私は帰るから」
ジャン「・・・じゃーな」
アニ「また」
サシャ
(仲良いですね……やっぱり)
ーーーー
ーーー
ーー
ー
-
- 28 : 2015/03/20(金) 16:37:39 :
- [対人格闘術]
ジャン「アニ!」
アニ「なに?」
ジャン「今日はエレンとは組まないのか?」
アニ「エレンはライナーと今日は組んでいる」
ジャン「よしっ、なら俺と今日は組まないか?」
アニ「マルコは?」
ジャン「あいつはコニーと組んでる」
アニ「別に……いいけど。」
ジャン「よしっ。俺もお前に俺なりの考えをまた伝える」
アニ「・・・そ」
ジャン「・・・いくぞ」
アニ「・・・珍しくやる気じゃないか」
ジャン「やられっぱなしじゃ、俺も嫌なんでね」
アニ「………フッ!!」
ジャン「クッ…………ハッ!!」
アニ「……!?」
ジャン「前と同じ手はくわねぇ」
アニ「・・・やるじゃないか」
ジャン「お前と話して分かったことがある……ワッ!!」
アニ「………何?」
ジャン「……いてぇ・・・お前の目的っていったけ?俺には良く分からねぇが、お前もお前なりの考えあっての憲兵団行き……」
アニ「………そうだよ。あんたたちとは違う」
ジャン「俺はな。そこに疑問を感じてた。結局はお前も俺と同じだと思ってた。が」
アニ「が?」
ジャン「……巨人に対しての考え方がなんか他の奴らと違う。なんか知らないけどな、そう感じた。」
アニ「………だから?」
ジャン「……だから、お前は何か本当に大きなことをしようとしてんのかなってな。まぁ、よく分からねーけど」
アニ「………やっぱりあんたは・・・頭脳派……みたいね」
ジャン「………そう思うか?」
アニ「そう思う」
ジャン「・・・裏切るとかはないと思ってるけどな。ま、何を裏切るんだか。ハッハ……」
アニ「あんたは敵に回すと怖いね」
ジャン「怖い?お前がそんなこと思うのか?」
アニ「思うよ。私だってか弱い女の子なんだからね」
ジャン「冗談?」
アニ「……さぁ?」
ジャン「……笑えない冗談だな。少し印象が変わったな」
アニ「私も……あんたの印象が少し変わった」
ジャン「・・・少し気にならなくもない」
アニ「・・・同感だね」
ジャン「・・・いや、気になってると言うべきか」
アニ「・・・そうとも言えるかも」
ジャン「……教官だ!」
アニ「………フッ!!」
ジャン「……えっ!いきな…」
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- 29 : 2015/03/20(金) 17:10:50 :
- [医務室]
ジャン「イテテ……ここは?どこ??」
アニ「気づいた?」
ジャン「はっ!?なんで!?」
アニ「私の蹴りをまともに受けて倒れたんだよ、あんた」
ジャン「……はぁ、情けねぇ」
アニ「ごめん」
ジャン「へっ!?いやいや!謝るなんて、ガラじゃねーな。」
アニ「・・・普通謝るでしょ」
ジャン「ん、まぁ、そ、うだな」
アニ「・・・」
ジャン「…………金髪も悪くない。」
アニ「?!」
ジャン「そう思う。金髪が、悪くないってだけだからな」
アニ「・・・頭脳派とか自分で言う馬鹿も悪くないかもね」
ジャン「なんだそれ?頭脳派なのかバカなのかわかんねーじゃねーか」
アニ「・・・憲兵団にいっても、あんたはあんたらしく生きることだね」
ジャン「あっ?なんだその言い方。お前もお前らしく生きろとか言いたいが・・・俺たちは似てるような気がするがな。」
アニ「似てないと思う」
ジャン「そうか?」
アニ「・・・強いて言うなら、巨人に対する考え方は少し似てるところがあるかも知れないね」
ジャン「・・・なんかお前と最近話して分かったことがあるな」
アニ「なに?」
ジャン「・・・考え方が俺と似てるとことか。強いて言うなら巨人のな。」
アニ「・・・とか?」
ジャン「とか・・・お前は結構優しいとか。」
アニ「優しくないって言ってんでしょ」
ジャン「とか言っちゃう優しさとかな・・・」
アニ「・・・」
ジャン「・・・あとは、金髪も悪くないってとこかな」
アニ「・・・あんたは」
ジャン「あっ?」
アニ「・・・こんな私を可愛いとかいうバカな頭脳派っていう印象に変わったかな」
ジャン「バカな頭脳派だ?」
アニ「・・・少なくとも」
ジャン「・・俺たちは」
アニ「この何日か話してみて、」
ジャン「分かり合えたかも…な。お互いのことが。」
アニ「・・・少なくともね。あんたみたいなタイプは絶対無理って思ってたから」
ジャン「俺もお前みたいな奴はよくわかんねぇから無理だなって思ってたけどな」
アニ「少しはあんたのことは分かったかもしれない」
ジャン「・・・俺もお前のことが分かったかもしれない。どういう奴なのか……とか?」
アニ「そう・・・あんたみたいな人も悪くない」
ジャン「・・・金髪、無愛想…」
アニ「はっ?」
ジャン「・・・周りと壁を作ってるとか言ってるくせに、仲間のことを気にかける優しいとこがあるお前も悪くない。」
アニ「・・・あんたは黒髪が好きなんでしょ」
ジャン「・・・いや?金髪も好きだ」
アニ「……フッ」
ジャン「…ハッハ」
アニ「じゃーね。」
ジャン「……じゃーな。」
バタン
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- 30 : 2015/03/20(金) 17:16:55 :
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ジャン
(俺たちは分かり合えたはずだ…少しでも。そうじゃなかったのか……アニ?
なんでお前が女型の巨人とか…
仲間を殺したのがお前とか…
んでしまいには水晶になってんだよ…
訳わかんねぇから…)
「それから……壁の中には実はずっと大型巨人がいました……だって?」
アルミン「……うん。少なくとも100年間ずっと立ちっぱなしだったから…そろそろ散歩でもしだすと思うな……一斉に」
ジャン「……ハハ……ハハハハ!!」
(なぁ?アニ……本当は…俺たち…
俺とお前は…分かりあうことは……
できて…なかったのかもな…)
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- 31 : 2015/03/20(金) 17:21:00 :
- 『分かりあうこと』ジャンアニ??
でした。ジャンとアニはなかなか難しかった……です。
冒頭の部分と終わりの部分は
アニが巨人になって水晶になって捕まった……エレンが寝ていてアルミンとミカサとジャンが入る場面です。(単行本参照)
お互い好きとは言ってませんが、気になる……好きだった……という解釈で(/ _ ; )ツンツン?してますね。
もしよろしかったらコメお願いします。
コメ欄閉じてたら>>1におねがします。
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- 32 : 2015/03/20(金) 17:35:37 :
- 凄い良かったです
次回も期待です
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- 33 : 2015/03/20(金) 18:17:18 :
- >>32
期待いつもありがとうございます!
コメもありがとうです!!
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- 34 : 2015/03/21(土) 04:39:16 :
- 面白かったです!
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- 35 : 2015/03/21(土) 13:02:22 :
- >>34
コメありがとうございます!
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