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「エレン・イェーガーと脱獄した切り裂き殺人鬼」

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  1. 1 : : 2015/03/19(木) 19:16:17
    進撃の巨人×ハリー・ポッターシリーズの第2作です!よろしくお願いします!
  2. 2 : : 2015/03/19(木) 19:17:54
    今回も紅蓮さんとの合作で進めていきます

    紅蓮さん!よろしくお願いしますm(__)m
  3. 3 : : 2015/03/19(木) 19:25:24
    期待です!
  4. 4 : : 2015/03/19(木) 19:28:53
    今作からの新登場人物

    ケニー…ピーター及び10名ほどのマグルを殺害したという罪でアズカバンに投獄しかし脱獄しエレンの命を狙っているらしい


    ミケ…闇の魔術に対する防衛術の教師 初対面の人の臭い嗅ぎ鼻で笑う癖があるが名教師


    ハンジ…占い学を教える先生 奇人と評判


    ピーター…学生時代エレンの父親のグリシャと親しかった。ケニーに殺害されたらしい…


    バックビーク…ヒッポグリフという半鳥半馬の誇り高い生物。ハンネスのペット
  5. 5 : : 2015/03/19(木) 19:29:27
    >>3 早速ありがとうございます!
  6. 6 : : 2015/03/19(木) 22:29:17
    コメントはどんどんお願いします!
  7. 7 : : 2015/03/19(木) 23:04:32
    進撃もハリポタも好き!
    期待大です!!!
  8. 8 : : 2015/03/20(金) 06:38:49
    >>7 前作の方もよろしくお願いしますm(__)m
  9. 9 : : 2015/03/20(金) 14:26:56
    期待していますフォイ(*´∀`*)
  10. 10 : : 2015/03/20(金) 14:42:07
    ミカサ「エレン!起きて!」


    エレン「何だ?ミカサ?」


    ミカサ「もう…朝になった。私は先に下に行く。」


    エレン「今日で…ホグワーツに戻るまで一週間だな…」


    エレン・イェーガーは変わっていた…何故なら夏休みより学校にいる方が好きなのだ…エレンは少し前からミカサの家で生活を共にしていた…ミカサがエレンを家に住まわしてあげてと言うと親切なミカサの両親はエレンが来ることを歓迎した


    エレン「やっぱり…友達と暮らせるっていいな!孤児院は最悪だったからな…」


    エレンは今までの夏休みで今年の夏休みは一番いいと思った。ミカサと暮らせたのもそうだが
    誕生日にはミカサ,アルミン,ハンネスさんからプレゼントを貰った

    ハンネスさんのプレゼントは噛みつく怪物的な怪物の本という危険な物だがホグワーツで役立つと手紙に書いてあった


    エレン「俺も下に行くか!」ダッダッダッ


    エレン「おはようございます!」


    ミカサ父「おはよう!エレン!」


    ミカサ母「おはよう!」


    エレンは朝食を食べているとテレビのアナウンサーが脱獄囚のニュースを読んでいた


    アナウンサー「ケニー・アッカーマンは武器を持っており現在逃走中なのでご注意ください。」


    ミカサ母「嫌だわ…私達と同じ苗字だし…」


    ミカサ父「本当だよ…でも怖いね…エレン,ミカサ!注意するんだよ!」


    エレミカ「はい!」


    エレン(確かに…ミカサと同じ苗字だな…)


    ミカサ「エレン!ぼーっとしてどうしたの?」


    エレン「あ、ああ大丈夫だ!今日の夜にダイアゴン横丁に行くんだよな?」


    ミカサ「うん…昼に荷物をたくさん持った子供がうろつくのは怪しまれそうだし…」


    エレン「よっしゃー!新しい箒もあるかな?」


    ミカサ「まずは教科書を買わないと…」


    エレン「そうだな!」
  11. 11 : : 2015/03/20(金) 14:43:51
    >>9 ありがとフォイ
  12. 12 : : 2015/03/20(金) 22:21:59
    時間は過ぎるのが早くミカサの両親とてもおいしい夕食を食べるともう…出発まで少しだ


    エレン「ローブも入れたし…杖に…ニンバス2000にヘドウィグっと…よし!準備完了!おーい!ミカサ終わったか?」


    ミカサ「私は終わっている!エレンは?」


    エレン「俺も終わった!そろそろ行こうぜ!」


    ミカサ「うん!」


    ミカサ「お父さん!お母さん!じゃあね!また来年!」


    ミカサ父「頑張れよ!」


    ミカサ母「楽しんでね!」


    ミカサ「うん!」


    エレン「いろいろお世話になりました!さようなら!」


    ミカサ母「いつでも来てね!」


    ミカサ父「大歓迎だ!」


    エレン「それじゃ行きます!」


    ミカサ「行ってきます!」


    ミカサ両親「行ってらしゃい!」
  13. 13 : : 2015/03/21(土) 08:11:06
    ―――――――――
    ――――――――
    ―――――――
    ミカサの家を出てから30分程歩いていた


    エレン「皆元気かな?」


    ミカサ「多分元気だと思う。」


    エレン「だよな…いろんな所に行ってるのかな?」


    ミカサ「夏休みだから、行く人は多いだろう…」


    エレン「アルミンはダイアゴン横丁にいるかな?」


    ミカサ「分からない…でもアルミンはもう先にいるかも知れない…アルミンがいたらクリスタ,ライナー,ベルトルトにも会うしね…」


    エレン「そうだな…早く会いたいな!」


    ミカサ「うん!」
    ガサガサ


    エレン「何の音だ?」


    ミカサ「私は…何も聞こえなかった…」


    エレン(あの草むらに何かいるな…)

    エレン(あれは…何だ?)


    そしてその何かが草むらから出てきた。それは熊程もある巨大な黒い犬だった


    黒い犬「……」ギロッ

    黒い犬が光っている目でエレンを睨み付けるように見た


    エレン「うわああああ!」バタ

    エレンは驚きその場に転んでしまった

    ミカサ「エレン!大丈夫?」


    エレン「今…でかい犬がいた…」


    ミカサ「何もいないよ…」

    エレンは顔を上げ草むらを見たが何もいなかった


    すると次の瞬間キキキィーとブレーキの音がして紫色の3階建てのバスが現れた。エレンはもう少しで引かれそうだった


    ミカサ「エレン…怪我はない?」


    エレン「ああ…」


    するとバスから人が降りてきた



    リーネ「こちら夜の騎士バス」


    リーネ「迷子の魔法使い魔女をお呼びくださればどこへでも行き目的地にお連れいたします!私は車掌のリーネと申します。」


    エレン「は?どういうことだ?」
  14. 14 : : 2015/03/21(土) 08:16:08
    パスです!ちなみに夜の騎士バスの事はナイトバスと読んでください!
  15. 15 : : 2015/03/21(土) 12:21:03
    >>14了解です!
  16. 16 : : 2015/03/26(木) 01:24:28







    リーネ「何すっ転がってるんですか?」




    エレン「ぁ……いや、今犬が」


    ミカサ「エレンの見間違い。犬はいなかった。」





    もう一度、草むらに視線を戻す。やはり犬は消えていて、不気味にうねる闇が見えるばかりだった。

    呆れたように、夜の騎士バス(ナイトバス)の車掌は続ける。




    リーネ「んじゃあ、さっさと乗って下さいね。あ、お荷物は私が持ちます」



    ミカサ「ありがとうございます」






    車内。
    夜の騎士バス(ナイトバス)にはたくさんのベッドが配置されていて、かなり狭い。

    おまけに、鼻孔の奥を突き刺す汗の匂いも立ち込めていた。







    エレン「くっせぇ」


    ミカサ「エレン、我慢して」




    リーネ「どちらまで?」




    エレン「ダイアゴン横丁の近く………漏れ鍋まで」


    リーネ「漏れ鍋ね、分かりました。」






    素っ気なく応じたリーネは、運転席の方を振り返る。






    リーネ「ヘニング、バス出して! 」



    ヘニング「おぅ‼︎」






    ___________と、






    ミカサ「⁈」



    エレン「うわぁぁぁぁぁああっ⁈」





    ヘニング、と呼ばれた運転手が返事をするや否や、バスは弾丸のように飛び出した。


    無茶苦茶じゃねぇか⁈





    エレン「ちょっ………事故起こしちゃうだろうが⁈」



    リーネ「………………」ペラッ






    こんな状況で新聞読めんのかよ………
    クッソ、酔いそうだ。


    ________ん?

    彼女の持つ新聞の一面を陣取った写真に写ってる男。どっかで見たような顔だな







    エレン「………それ誰だ⁈」



    リーネ「はい?あなたケニー・アッカーマンを知らないんですか⁈」






    ___________その時だった。











  17. 17 : : 2015/03/26(木) 22:56:04








    リーネ「ヘニング、12時の方向に婆さんよ‼︎」






    信号を亀のようにのそのそと渡る老婆を、目の端で捉えたリーネは、すかさず運転手ヘニングに呼びかけた。


    止まれんのか⁈こんな速度で………







    ___________キィィィイッッ



    ヘニングが咄嗟に踏んだブレーキのせいで、バスのタイヤの、全身が総毛立つ嫌な摩擦音が鳴り響く。

    急に止まったせいで、俺の体は腰掛けていたベッドから放り出され、冷たいガラスの窓に強く頬を打ち付けた。






    エレン「ぶっ……………」







    ____________痛ってぇ。

    振り返るとミカサが、なんと言うこともなく無表情で座っていた。





    エレン「なんでお前はこの状況でキョトンとしてられんだよ⁈」




    ミカサ「エレンが騒ぎ過ぎなだけ。私は至って正常」






    __________そうかよ。


    再びバスが走り出した、かと思えば再び急停車した。停まっていた乗用車に思い切り体当たりしてたんだけど、あれ大丈夫なのか?






    ヘニング「どうぞ、漏れ鍋です。」





    エレン「着いたのか………」


    ミカサ「ありがとうございました」







    俺は鉛のように重い足を引きずって、このへんてこりんな夜の騎士バス(ナイトバス)を後にした。










  18. 18 : : 2015/03/26(木) 22:56:33
    お待たせしました、パスです!
  19. 19 : : 2015/03/28(土) 21:54:04
    エレン「何だよ!?あのバスは疲れた…二度と乗らないな…」


    ミカサ「もう…遅いから今日は速く宿で寝よう。」


    エレン「そうだな。」



    パブ内


    エレン「アルミンはいないな…」


    ミカサ「うん…でも教科書買ってれば会うかもしれない…」


    エレン「そうだな!会えるといいな!」


    ミカサ「そうだね…」


    ミカサ「遅いから今日は寝よう…おやすみ。」


    エレン「おやすみ!」
  20. 20 : : 2015/03/29(日) 21:32:55
    ―――――――――
    ――――――――
    ―――――――

    エレン「未来の霧を晴らす…怪物的な怪物の本…よし!教科書は全部揃えた!」


    ミカサ「私も揃った…」


    エレン「あ~ファイアボルトが欲しい!国際級の箒だぜ!」


    ミカサ「でも…ファイアボルトは高い、凄く高い!ので買うことが出来ない…」


    エレン「そうなんだよな…」


    ミカサ「エレン!私は…ペットがいない。のでペットショップに行きたい。」


    エレン「ふくろうを買うのか?」


    ミカサ「何を買うかは決めていない…」
    ――――――――――
    ―――――――――
    ――――――――

    エレン「着いたぞ!」


    ミカサ「うん。」


    アルミン「おーい!エレン!ミカサ!」


    エレン「アルミン!久し振りだな!元気だったか?」


    アルミン「うん!久し振り!エレン!」


    ミカサ「アルミン!会えてよかった。」


    アルミン「僕もだよ!」


    ここで親友の3人は再会した


    エレン「アルミン…何でここに?」


    アルミン「旅行に行ったんだよ!でもスキャバーズの元気がないんだ…」


    エレン「そうなのか…」


    アルミン「まあ…行こうか…」

    ガチャ

    店員「いらっしゃいませ!」


    アルミン「すいません!僕のネズミが元気が無いんです…どうしたらいいですか?」


    店員「そのネズミ…かなりの歳ですよ…そろそろ替えたらどうですか?」


    アルミン「替える気はありません!」


    店員「なら…このネズミ栄養ドリンクをどうぞ!」


    アルミン「ありがとうございます!」


    エレン「ミカサ…何を買うか決めたか?」


    ミカサ「まだ…エレンとアルミンは先に外で待ってて。」


    エレン「ああ!」


    アルミン「分かった!」


    そして5~6分するとミカサが店から出てきた手に何かを抱えている


    エレン「籠がないから…ふくろうじゃないな…何を飼ったんだ?」


    ミカサ「これを買った…名前はクルックシャンクス。」


    ミカサが抱えていたのは巨大な赤色の猫だった
    その猫は顔が潰れている


    エレン「そうなのか!」


    アルミン「ミカサ!その猫をスキャバーズに近づけないで!今スキャバーズは元気が無いんだから!」


    アルミンが大声で行った


    ミカサ「大丈夫…アルミン。私が管理する…」


    アルミン「夜中うろつくかも知れないだろ?猫がスキャバーズを喰ったらどうするんだ?責任取れるの?」


    エレン「落ち着け!アルミン!」


    ミカサ「アルミン!心配しないで…大丈夫だから…」


    アルミン「気を付けてよね!」


    ミカサ「うん…」


    エレン(ミカサとアルミンが喧嘩になりそうだったな…)
  21. 21 : : 2015/03/31(火) 10:59:21
    ―――――――――
    ――――――――
    ―――――――

    その後エレン達はアルレルト家の人達と再会した…ライナーとベルトルトは面白い話をしてくれたしクリスタも優しかった…クリスタはエレンに秘密の部屋から助けてもらってからはすごく好きになったようだ…アルミンのお父さんとお母さんもエレンとミカサを我が子のように接してくれた…そして9月1日になりホグワーツ特急が出発する日になった。エレン,ミカサ,アルレルト一家はキングズクロス駅に向かった


    ライナー「車で行くの?」


    アルレルトおじさん「ああ!そうだ!ライナー!」


    ベルトルト「全員乗れるの?」


    アルレルトおじさん「私達は子供が多いからね…でも大丈夫!」


    アルレルトおばさん「皆!車に乗って!」


    エレンはトランクとヘドウィグの鳥籠を持って車に乗った


    エレン(やっぱり狭いな…夜の騎士バスよりはマシだな…)


    しばらくしてキングズクロス駅に到着した



    アルレルトおじさん「我々は大所帯だから、少しずつ行こう…私がエレンと行くよ。」

    エレンとアルレルトおじさんは9番線と10番線の間にある柱に寄りかかった

    次の瞬間エレンは固い金属の壁を越え9と4分の3番線ホームに到着した


    エレンが見ると赤色のホグワーツ特急が煙を吐いていた。ホームには魔法使いや魔女が子供を見送っていた


    エレン「来たぜ!ホグワーツに戻れる!」


    エレンの後ろにライナー,ベルトルト,クリスタが現れた


    ライナー「よっ!」


    ベルトルト「バレてないよね?」


    クリスタ「多分ね!」


    そして最後にアルレルトおばさんとミカサが到着した


    アルレルトおばさん「皆!1年頑張ってね!」


    アルレルトおばさんは子供達にそしてエレンとミカサにハグをした。


    アルレルトおばさん「エレン!無茶しないでね。」


    エレン「はい…」


    そしてミカサとアルミンに続いてホグワーツ特急に乗ろうとした時にアルレルトおじさんがエレンを呼んだ


    アルレルトおじさん「エレン…」


    エレン「何ですか?」


    アルレルトおじさん「君が行く前に言っておかなければならない…事がある…」


    エレン「……?」


    アルレルトおじさん「エレン…ケニー・アッカーマンは君の命を狙っている…」


    エレン「本当ですか?何で?」


    アルレルトおじさん「ケニー・アッカーマンは例のあの人の腹心だ…エレン…怖いだろうね…」


    エレン「いや!怖くないです!」


    アルレルトおじさん「肝が据わっているね…だが約束してくれ!」


    エレン「ホグワーツ城から出ないってことですか?」


    アルレルトおじさん「もう1つだ…誓ってくれ!ケニーを探したりしないって!」


    エレン「分かりました!」


    アルレルトおじさん「うん…頑張れよ!」



    ケニー・アッカーマンは俺の命を狙っているのか…ミカサとアルミンに教えなきゃ




  22. 22 : : 2015/03/31(火) 11:38:55
    エレンはホグワーツ特急に乗るとミカサとアルミンがいるコンパートメントに座った。そこにはミカサとアルミン以外に男が一人いた

    アルミン「この人誰?」


    ミカサ「ミケ先生」


    エレン「知ってるのか?」


    ミカサ「かばんに書いてある…」


    ミケ先生のローブは継ぎはぎだらけだった…ミケ先生は眠っている


    アルミン「何を教えるのかな?」


    ミカサ「闇の魔術に対する防衛術」


    アルミン「確かに…そうだね…」


    エレン「話がある!」


    ミカサ「何?」


    そしてエレンはアルレルトおじさんから聞いた話を二人に話した


    ミカサ「ケニーはあなたを殺すために脱獄したの?」


    エレン「そうらしい…」


    ミカサ「エレン…気を付けて!」


    アルミン「エレンを殺そうとしてる狂人を探しに行く人何ている?」


    ミカサ「大丈夫…ケニーはまた捕まる。」


    アルミン「そうだよ!でも今年からホグズミードに行ける!ハニーデュークスにゾンコに…」


    ミカサ「ホグズミードはおもしろい所と本で読んだ。是非行きたい。」


    エレン「俺は行けない…看守が許可証にサインをしなかった…」


    アルミン「それは無いよ!リヴァイ先生に聞いてみれば!」


    エレン「リヴァイ先生か…」

    そして昼過ぎになり車内販売のケーキを食べていると通路で足音がした


    エレン「お前は!」


    ドアを開けたのはジャン・キルシュタインとマルコ・ボット,サシャ・ブラウスだった。

    マルコとサシャはいいんだが…エレンとジャンは仲がとても仲が悪かった


    ジャンは馬面とエレンに言われる顔で髪は茶髪でツーブロ。ホグワーツではスリザリン寮生だ


    マルコはジャンより背が高く黒髪,そばかすで優しいスリザリン寮生。サシャは濃い茶髪をポニーテールにしていて食べ物には目がなくよく食べる。黙っていれば可愛いと言われる


    ジャン「ミ、ミカサ!久し振りだな!」


    ミカサ「うん…」


    ジャン「あとは誰かと思えば…死に急ぎ野郎と金髪キノコだな!」


    エレン「お前は招いてない…馬面!」


    エレンも席から立ち上がった所でジャンが言った


    ジャン「そいつは誰だ?」


    エレン「新しい先生だ。ジャン殴り合うか?」


    マルコ「ジャン!やめときなよ!」


    ジャン「くそ!行くぞ!」

    ジャン,マルコ,サシャは去っていった



    特急はどんどん北に進む…キィィィィィと音がして特急が止まった

    そして明かりがいっせいに消え真っ暗になった


    エレン「いったい何だよ!?」



  23. 23 : : 2015/03/31(火) 11:39:17
    パスです!遅れてすいません!
  24. 24 : : 2015/03/31(火) 12:57:59
    期待です
    ハリポタ大好きです!
  25. 25 : : 2015/03/31(火) 13:03:32
    >>24 期待&お気に入り登録ありがとうございます!
  26. 26 : : 2015/04/02(木) 21:13:53
    皆さんに重大発表があります…知っている人もいると思いますが紅蓮さんが一時引退しました。だから来年まで紅蓮さんはほとんど来れないのでしばらく紅蓮さんはこのSSに書き込めません…紅蓮さんがいなくなって残念です。しかし合作は俺が引き継いで書きます!でも…俺は文才があまりありませんので温かく応援してくれると嬉しいです!
  27. 27 : : 2015/04/02(木) 21:17:01
    応援しています!


    期待です!
  28. 28 : : 2015/04/02(木) 21:42:15
    今後もよろしくお願いしますm(__)m
  29. 29 : : 2015/04/03(金) 10:57:52
    アルミン「故障かな?」


    ミカサ「分からない…」


    ガチャという音がしてコンパートメントのドアが開き誰かが倒れ込んだ


    エレン「誰だ?」


    コニー「ごめん!俺だ!」


    エレン「コニーか…」


    コニー「エレンか…どうなってんだ?」


    エレン「俺も分からねぇ…とりあえず座れよ。」


    コニー「そうだな…」


    ミカサ「私が運転手に聞いてくる!」

    そしてドアを開ける音がして続いてドシンという音がした


    ミカサ「誰?」


    クリスタ「そっちこそ誰?」


    ミカサ「クリスタ?」


    クリスタ「そうだよ!」


    ミカサ「私はミカサ…何しに来たの?」


    クリスタ「お兄ちゃんを探しに…」


    アルミン「僕はここだよ!」


    ミカサ「じゃあ私…行ってくる。」


    「ダメだ!動かないで!」

    突然エレン,ミカサ,アルミン,コニー,クリスタ以外の声がした

    ミケ先生が起きたみたいだ


    ミケ「静かに…」スンスン


    ミケ「ふっ…」

    ミケ先生は突然匂いを嗅ぎそして鼻で笑った


    ミケ「皆!席に座って…」

    ミカサが席に座った

    先生は立ち上がるとドアに向かった…しかし先生がつく前にドアが開いた


    ミケ先生が灯りをともしていたため、ドアを開けたのが何か見えた

    入口にいたのは天井まで届きそうな黒い影だった。顔は頭巾で見えない


    エレン(何だ?こいつ?背が高いな…マントを着てるな…腕が…は?嘘だろ?)

    そしてエレンは見てしまった。マントから出ていた手を…それは灰色でかさぶたに覆われていた。まるで水中で腐敗した死体のような手だった


    エレン「…!?」


    それから頭巾を被った何かはガラガラと音を立てながら息を吸い込んだ。その瞬間冷気が全員を襲った。


    エレン(何だ!?こいつは…くっ…寒気がする…い、息が…うっ…!)バタ


    ミカサ「エレン!」


    ミケ「吸魂鬼…エクスペクト・パトローナム!」

    ミケ先生が呪文を唱えた。すると何か銀色のものが杖から飛び出しマントを着た生物を追い払った。


    しかしエレンは意識が無くなり倒れたままだった
  30. 30 : : 2015/04/04(土) 15:47:28
    ―――――――――
    ――――――――
    ―――――――

    エレン「う、うん?」


    ミカサ「エレン!」


    エレンが見回すとミカサ以外にもアルミン,コニー,クリスタそしてミケ先生が自分を覗き込んでいた


    アルミン「エレン!大丈夫なの?」


    エレン「ああ…それより…あいつはどこに行ったんだ?頭巾を被った奴は?」


    アルミン「分からない…」

    ミケ「エレン…食べなさい。」


    ミケ先生はエレンにチョコレートを渡した


    ミケ「食べるといい…気分がよくなる!」


    エレン「はい…」パク


    チョコレートを一口食べた瞬間…気分がよくなった


    エレン「先生…あれは何だったんですか?」


    ミケ「ディメンター、吸魂鬼だ。」


    ミケ「アズカバンの吸魂鬼の一人だ…」


    エレン「何があったんだ?」


    ミカサ「ディメンターが…立って…何かを吸い込んだ。そしたら…エレン…あなたが…倒れた…」


    アルミン「その後…君が痙攣を起こしたみたいだった…」


    ミカサ「そしたら…ミケ先生が吸魂鬼に杖を向けて何か呪文を唱えて追い払った。」


    コニー「本当怖かったぜ…」


    アルミン「何か…楽しい気分になれないみたいになった…」


    クリスタは泣いていた


    エレン「俺以外気絶した奴いたか?」


    アルミン「いや…クリスタが泣いたけど…」


    そして到着まで皆あまり喋らなかった。そしてホグワーツ特急がホグワーツに到着した


    ハンネス「1年生はこっちだ!湖を渡るぞ!」


    懐かしい声がした。エレン,ミカサ,アルミンが振り返るとハンネスさんがホームにいた


    ハンネス「3人とも元気だったか?」


    3人は頷くとハンネスさんに手を振った


    そして馬なしの馬車に乗ると馬車は隊列を組み走り出した。馬車が門を抜けエレンの目に羽が生えた猪の像が見えた。そして二人の吸魂鬼がいた。しかしディメンターよりもエレンはホグワーツに戻れた喜びの方が勝っていた。ついに馬車が止まり3人は馬車から降りた。

    エレンが降りた時に嬉しそうな声がした


    ジャン・キルシュタインが喜びながらこちらに来た


    ジャン「エレン!気絶したのか?コニーは本当の事言ってるのか?」


    アルミン「ジャン!どっか行け!」


    ジャン「黙れ!アルミン!」


    ミケ「どうした?」

    ミケ先生が次の馬車から降り、穏やかな声で言った


    ジャン「いや…何も…先生!」


    ジャンが皮肉を込めた声で言うとマルコとサシャの元へ向かっていった


    ミカサ「私達も行こう…」


    エレン「ああ…」


    エレン達も階段を上がり玄関ホールに入った
  31. 31 : : 2015/04/04(土) 22:09:10
    ☆*:.。.Ki・Ta・I.。.:*☆
    です!頑張って下さい^^
  32. 32 : : 2015/04/04(土) 22:16:30
    >>31 ありがとうございます!頑張ります!
  33. 33 : : 2015/04/07(火) 23:09:55
    kitaiです♪
  34. 34 : : 2015/04/08(水) 22:10:34
    エレン「ジャンの奴…」


    アルミン「そうだよね!ジャンにごちゃごちゃ言われたくないね!」


    リヴァイ「エレン!ミカサ!来い!」


    アルミン「エレン…ミカサ何かしたの?」


    エレン「いや…」


    ミカサ「私も…」


    リヴァイ「まあ…ついてこい…アルミン、お前は大広間に行け。」


    アルミン「はい!エレン、ミカサ…先に行くよ…」


    エレン「ああ…後でな!」


    ミカサ「また後で…」
    ―――――――――――
    ――――――――――
    ―――――――――


    リヴァイ「エレン…吸魂鬼を見て気絶したらしいな…」


    エレン「はい…」


    リヴァイ「今は大丈夫なのか?」


    エレン「大丈夫です!ミケ先生がチョコをくれたので気分がよくなりました!」


    リヴァイ「ならいい…医務室に行かなくていいな?」


    エレン「はい!」


    リヴァイ「なら、大広間に行け…」


    エレン「はい!」


    リヴァイ「ミカサ、来い…」


    ミカサ「はい!」


    ミカサとリヴァイ先生は部屋に入ったそして10分程するとミカサが出てきた。嬉しそうな顔をしている


    ミカサ「エレン!行こう。」


    エレン「そうだな…」


    そして大広間に入ると組分け帽子が片付けられていた


    ミカサ「組分けを見逃してしまった…」


    エレン「残念だな。」


    アルミン「二人とも帰ってきたね!」


    するとエルヴィン校長が前で話始めた


    エルヴィン「久し振りだな!また君達がホグワーツに戻ってくれてよかった!元気そうで何よりだ!」


    エルヴィン「宴の前に新しい先生を紹介する!闇の魔術に対する防衛術を教える…ミケ先生だ!」


    ミケ「…」スンスン


    ミケ「フッ…」


    ミケは何も話さなかった。その後パラパラと気のない拍手が起きた…エレン,ミカサ,アルミン,クリスタ,コニーは凄く拍手した。先生達も拍手したがエレンの嫌いなナイル先生は拍手していなかった…


    エルヴィン「そして、魔法生物飼育学をハンネスが今までの森番を兼ねて教える事になった!」


    生徒と先生が拍手した。特にグリフィンドール生が凄く拍手した。


    エルヴィン「では、宴と行こうか!」

    エルヴィン先生がそう言うと食べ物がたくさん皿に現れた


    エレン「腹減ってたんだよな!」バクバク


    アルミン「エレン…そんなに減ってたんだ…」パクパク


    ミカサ「やっぱり、ホグワーツはご飯が豪華…」


    一方スリザリンテーブル


    サシャ「やっぱり、おいしいです!」バクバクバクバク


    ジャン「サシャ…本当よく食べるな…」


    マルコ「本当だね…」
    ―――――――――――
    ――――――――――
    ―――――――――
    その後宴が終わり…グリフィンドール寮に戻ると疲れていたエレンはすぐに寝た

  35. 35 : : 2015/04/09(木) 22:33:27
    ―――――――――――
    ――――――――――
    ―――――――――
    朝になりエレン, ミカサ,アルミンが大広間に行くとスリザリンのテーブルから笑い声が聞こえた…どうやらジャンが面白い話をしてるらしい…声は聞こえなかったがジャンが馬鹿馬鹿しく気絶する真似をした


    ミカサ「無視して…」


    エレン「分かったよ!」


    アルミン「嫌な奴…」


    そしてグリフィンドールのテーブルで朝食を取っているとライナーとベルトルトそして双子の親友マルセルがやって来た


    ライナー「新しい時間割だ!」


    エレン達「ありがとう!」


    ベルトルト「いきなり…ハンネスさんの授業があるよ!」


    マルセル「よかったな!占い学もあるぜ!」


    エレン「新しい教科がすぐあるな…」


    アルミン「ミカサ!時間割がおかしくない?」


    エレン「どれどれって…は?」


    ミカサの時間割には9時に魔法生物飼育学,数占い,マグル学と書いてあるその後も同時間に数個の教科が書いてある


    アルミン「君は優秀だよ!それは分かる…でも同じ時間にどうやって3個の授業に出るの?」


    ミカサ「大丈夫…問題ない…それより…そろそろ行こう…ハンネスさんの授業に遅れる。」


    エレン「そうだな…」


    アルミン「行こう!」
    ――――――――――
    ―――――――――
    ――――――――


    エレン「着いたな…うん?ジャンがいる?てことは…」


    ミカサ「スリザリンと合同だ…」


    アルミン「嫌だな…」




    ハンネス「揃ったな!教科書を開いてくれ!」


    ジャン「どうやって?」


    ハンネス「どうやってって?」


    ジャン「教科書をどうやって開くんですか?」

    ジャンもだが生徒は怪物本を縛ったりして開いた人はいないみたいだった


    ハンネス「誰も開いてないのか?背表紙を撫でればよかったんだ!」


    ジャン「撫でればよかったのか!気づかなかった俺は愚かだったぜ!」


    ハンネス「お前らは面白い奴だと…」


    ジャン「本当に面白いな!噛みつく本なんてユーモアたっぷりだ!」


    エレン「黙れ!ジャン!」


    ハンネスさんの授業をジャンにぶち壊させてなるものか!


    ハンネス「まあ…教科書は開いたから生物を連れてくるか…そうするか…ちょっと待ってろよ!」

    そう言うとハンネスさんは森に向かった



    ジャン「やれやれ…あんな飲んだくれが教師とはね…父さんが何て言うんだろうな!」


    エレン「黙れ!ジャン!妨害するな!」


    ジャン「俺の自由だ!」


    エレン「お前の好きにさせるか!」
  36. 36 : : 2015/04/11(土) 22:58:27
    ハンネス「連れて来たぞ!」

    ハンネスさんが森から出てきた。生物を連れている…


    エレン「何だ?あれ?」


    ハンネスさんが連れて来た生物は前半分が猛禽類の鳥後ろ半分が馬だった



    ハンネス「こいつらはヒッポグリフって言うんだ!」


    生徒「ヒッポグリフ?」


    ハンネス「半鳥半馬で誇り高い生物だ!羽で飛べるしな!だがヒッポグリフに触るにはお辞儀をする必要がある。それでヒッポグリフがお辞儀を返せば触っていい…お辞儀を返さなかった時は離れろ!」


    アルミン「お辞儀をするの?」


    ミカサ「アルミンは気が進まないの?」


    アルミン「う、うん…」


    ハンネス「そして、ヒッポグリフを侮辱するなよ!じゃないと鉤爪でやられる…絶対侮辱するなよ!誰が一番乗りだ?」


    しかし誰もやろうとしない…


    ハンネス「誰か?」


    エレン「俺がやるよ!」


    ハンネス「よし!ならバックビークとやろう!」


    バックビークと言われたヒッポグリフがエレンの前に出てきた…色は白い


    ハンネス「エレン!お辞儀だ!」


    エレン「はい!」


    エレンは頭をバックビークに向けて下げてお辞儀をした


    エレン(どうだ?)


    バックビーク「……」


    バックビークは動かない


    ハンネス「エレン…ゆっくり離れろ…」


    エレンは頷くとゆっくり離れた


    するとバックビークが前足をおりお辞儀をした


    ハンネス「エレン!よくやった!成功だ!乗ってもいいぞ!」


    エレン「分かった…」


    エレンはバックビークに股がった


    ハンネス「準備はいいか?飛べ!バックビーク!」


    バックビーク「キィィィィ!」ダッダッダッ


    バックビークが走りだし…羽を開いた…そして


    バックビーク「……」バサバサ


    エレン「飛んだ!?本当に!」


    バックビークは大きな羽で飛んでいた…空からの景色は凄くいいだが乗り心地はあまりよくない…そしてホグワーツを一周して帰ってきた


    ハンネス「エレン!凄いぞ!」


    ミカサ「エレン!よかったね!」


    アルミン「凄いよ!」


    ジャン「チッ…つまらねぇな…」


    ハンネス「なら…皆やってみろ!」


    生徒はエレンが成功したから恐る恐る入って来た


    ミカサとアルミンはエレンが見てるところでやった


    ミカサ「お辞儀を返した…成功した。」


    一方ジャンはバックビークとやっていた


    バックビーク「……」前足をおる


    ジャン「よし…お辞儀を返したな!簡単だな!エレンに出来るから当然か…」


    ジャン「お前…危険じゃねぇな!醜いデカイ野獣がよ!」


    そうジャンが言った時だった!


    バックビーク「ギャアアア!」ギラッ


    前足の巨大な鉤爪が光りそして


    ザシュ!!


    ジャンを攻撃した


    ジャン「ああああ!」


    マルコ「ジャン!」


    サシャ「大丈夫ですか?」


    アニ「大丈夫かい?」


    ジャン「うわああああ!」


    ジャンのローブには血が広がっていく


    ジャン「ヤバい!死ぬ!」


    ハンネス「大丈夫だ!死なない!」


    ハンネスさんがジャンを抱え運んで行った



    エレン「ハンネスさん…」
  37. 37 : : 2015/04/12(日) 16:41:27
    パスです!13と14は久し振りに紅蓮さんが書いてくれます!感謝です!
  38. 38 : : 2015/04/12(日) 17:00:06
    ☆*:.。.Kitai:.。.*☆
  39. 39 : : 2015/04/12(日) 17:45:57
    >>37了解です!

    >>38ありがとうございます、ご期待に添えるよう頑張ります!(すみません、僕あんまり執筆してないけど)
  40. 40 : : 2015/04/15(水) 08:18:45






    __________________________
    __________________
    ________









    エレン「ハンネスさんとこのバックビークはどうなったんだろうな」





    ____________初冬。

    燃えるような赤色に染まった紅葉が散り始め、木々が次々に葉っぱのコートを脱ぎ捨てる今日この頃、空気は次第に冷たさを増して俺たちの肌を刺した。






    アルミン「さぁ………今度またハンネスさん家に行ってみようか」







    今日は占い学。ホグワーツでは魔法薬学と並んで1、2を争うほど人気がない学科だ。

    冷たく光る石の階段を登って、変人だと噂に名高いハンジ先生の待つ教室へと向かった。







    アルミン「それよりも、だよ。この授業が終われば明日は、ご褒美の外出の日だ! 」



    ミカサ「そういえば………」




    アルミン「ライナーとかベルトルトに聞いたんだ。ゾンコの店やハニーデュークスがおすすめなんだって」






    自慢げに話すアルミンと、嬉々とした表情を浮かべるミカサをよそに、俺はただただ口を噤んで俯くしかなかった。

    仕方ないだろ、結局リヴァイ先生も判子押してくれなかったんだから。






    エレン「……………」







    階段の窓から一筋の光。

    ここんとこ雨が続いてたんだけど、今日は久しぶり晴れ間が見渡せそうだ。










  41. 41 : : 2015/04/16(木) 01:04:18
    期待している
  42. 42 : : 2015/04/16(木) 06:58:38
    >>41 ありがとうございます!
  43. 43 : : 2015/04/19(日) 23:48:21








    ハンジ「さぁみんな! ティーカップの中の茶葉を除いてご覧。君達の輝かしき未来が見えるよぉ‼︎」






    数週間は洗ってないようで脂ぎった茶髪。フチなしの眼鏡。狂気に満ち満ちたその眼。噂の通り、誰がどこから見ても、寸分違わず"変人"だった。
    否、狂人か。あるいは迷人かもしれない。


    気持ち悪いほどの笑顔を浮かべたハンジ先生は、俺の隣に座るミカサへと歩みを進める。






    ハンジ「何が見える?」



    ミカサ「この茶葉の並び方は………試練と苦難。そしてこの鉤爪は……大いなる幸福です」




    ハンジ「違うんだなぁ〜。もっと心を広げて、世俗を心の目で見透かすんだよ」







    ティーカップの中に入れられた茶葉と鉤爪。これの配置で自らの運命を占うだとか。俺にとってはどう見てもただの茶葉と鉤爪にしか見えないんだが……………こんなことやって意味あんのかよ?


    独り心の中で毒づき、先生から目を逸らして窓の外を見やる。その時だった。






    ハンジ「しぇぇぇぇっっ」




    エレン「は⁈」






    ハンジ先生の奇声に度肝を抜かれ、急ぎ視線を彼女に戻す。この世の終わり、とでも言うかのような引きつった表情だった。






    エレン「なんですか?」



    ハンジ「私には……あぁ、私には見えるよ。君は。君はとんでもなく強大な敵と対峙する運命にある。」





    ミカサ「そんなことは誰でも知っています」







    何が占い学だ、とモノ言いたげな呆れ顔でミカサが口を挟む。そんなこと御構い無しに、白目をむいてハンジ先生は続けた。

    それこそ、額縁に入れて飾ってもいいぐらいの、驚愕の一言を。







    ハンジ「そうだ。君に、君には……死神犬(グリム)が取り憑いている」










  44. 44 : : 2015/04/20(月) 00:22:16







    …………は?

    死神犬(グリム)だって?







    サシャ「先生! それって美味しいんですか?」


    コニー「バカやろ、食べられるわけねぇだろ」



    サシャ「じゃあコニーはグリムが何か知ってるんですか?」




    コニー「あれだろ、童話かなんかだろ?」








    _________笑えねぇ、それはグリム童話だろうが。

    じっとりとした冷や汗が俺の頬を伝う。ミカサがイライラを隠せない、といった顔で俺に囁いた。







    ミカサ「エレン、死神犬(グリム)なんて迷信。あの先生の言うことを信じてはダメ。」



    エレン「あぁ、分かってるよ……大丈夫だって」





    アルミン「で、でも、ホントに死神犬(グリム)を見て24時間後に死んだって人が」



    ミカサ「アルミン! 」






    ミカサがキッとしてアルミンを睨む。アルミンは俺の顔面蒼白なのを見てすぐに黙ってくれた。それが今の俺には、何よりも嬉しい心遣いだ。

    けど………強がり言ったけど本当は大丈夫なんかじゃ、ない。死神犬(グリム)と聞いた瞬間、俺の脳裏にはあの日あの夜にあの公園で見た黒い犬の姿が、鮮明に浮かんだ。






    ハンジ「あぁ、恐ろしい………何ってことだ」



    ミカサ「止めてください。先生が生徒を怖がらせてどうするんですか。死神犬(グリム)なんて迷信です」








    堪え兼ねたミカサが先生に反論した。それでもハンジ先生は、授業が終わって俺が部屋を出るまで絶え間なく、哀れな目を俺に向け続けた。


    もちろん、俺は終始目を合わせないように顔を背けて、最後も足早に教室を出て行った。






    寮に戻ってからも、彼女の気味の悪い予言?が頭から離れず、耳の中で何度もこだました。

    心配そうに見つめるアルミンに話しかけるなオーラを出して、黙ってベッドの上に体を投げ出す。






    エレン(死にたく、ねぇなぁ………)








    シーツは少しだけ酸っぱい、汗の匂いがした。












  45. 45 : : 2015/04/20(月) 00:23:49
    パスです!
  46. 46 : : 2015/04/20(月) 00:54:05
    期待している
  47. 47 : : 2015/04/20(月) 01:04:23
    >>46ありがとうございます、嬉しいです!
  48. 48 : : 2015/04/23(木) 21:50:38
    アルミン「エレン!」


    エレン「何だよ?アルミン!」


    アルミン「……エレン、君は死なないよ!あんな予言信じないで!」


    エレン「だけどよ…グリムだぜ?死神犬だ!お前も言っただろ?24時間後に死んだ人がいるって!」


    アルミン「グリムは怖いよ!だけど…リヴァイ先生がハンジ先生は毎年一人に死ぬ予言をするけど死んだ人はいないって…」



    確かに…それは本当だろう…それなら俺は死なない!でも、あの夜に見た犬は…


    アルミン「エレン!心配しないで!」


    エレン「あ、ああ…そうだな…」


    俺は死ぬのか?…でもあんな奇人の先生の予言で死ぬのか?でも…やっぱりあの犬が…何なんだよ!どっちなんだ!俺は生きるのか?死ぬのか?



    アルミン「ねぇ…エレン!そろそろ闇の魔術に対する防衛術の授業があるよ!急がなきゃ!遅刻する!」


    エレン「闇の魔術に対する防衛術!ミケ先生の初めての授業だな!アルミン!行こう!」


    アルミン「うん!」


    ミケ先生はどんな授業するんだろう?ハンジ先生みたいなのはやだぞ!


    でも…ホグワーツ特急で会ったときは優しそうだったけどな…


    エレンはミケ先生の授業に期待半分、不安が半分あった


  49. 49 : : 2015/04/25(土) 21:25:43
    ――――――――――
    ―――――――――
    ――――――――

    エレン「間に合ったー!」


    アルミン「ギリギリだね…ミカサが席をとってるね…」


    ミカサは二人が来たのを確認し手を振っていた


    ミカサ「エレン、アルミン…どうしたの?こんなギリギリで…」


    エレン「それは…」


    ミカサ「ハンジ先生の予言のせい?」


    エレン「い、いや…そんな訳無いだろ!」


    ミカサ「でも、あんな予言信じないで…」


    エレン「ああ…」

    とは言ったが…やはり忘れられなかった


    すると、ドアが開きミケ先生が入ってきた


    ミケ「スンスン…ふっ…では、始める!」



    トーマス「何で…鼻で笑ったんだ?」


    ナック「さあな…」


    ミケ先生の癖を疑問に思う生徒もいるようだ…


    ミケ「今日やるのはこれだ!」


    そう言うと…ミケ先生は箪笥を見せた


    ミケ「ここには、ボガートがいる…では、ボガートはどんな妖怪だ?」


    ミカサ「…」バッ!


    ミケ「ミカサ!説明してくれ…」


    ミカサ「ボガートは形態模写妖怪でまね妖怪とも呼ばれ、相手が一番嫌いなのはこれだと判断し…変身します。」


    ミケ「素晴らしい説明だ!では、ボガートに対して君達の方が有利だ何故だと思う?エレン!」


    エレン「はい!うーんと…人が多いから何に変身すればいいか迷うから…?」


    ミケ「正解だ!では、そろそろ、ボガートとの戦い方を教えよう…こう唱えればいい…リディクラス!そうすればいい…ただこの時笑えるような姿にしなければならない…ボガートを倒せるのは笑いだ!」


    ミケ「じゃあ、コニーやってみてくれ!」


    コニー「俺ですか?」


    ミケ「コニー…君が一番怖いや嫌いだと思うのは何だ?」


    コニー「ナ…ナイル先生です!」


    ハハハハ!クラス中が笑った


    ミケ「ナイル先生…確かに厳しくて怖いな…そう言えばコニー、君はおばあちゃんがいるね…どんな格好をしてる?」


    コニー「虹色のローブに帽子を被ってます!鷹の剥製がついてる帽子を…そして、金色のバッグを持ってます!」


    ミケ「その姿を思い出せる?」


    コニー「はい!」


    ミケ「では、行くぞ!」ガチャ

    箪笥が開き中からナイル先生が出てきた


    コニー「本当に…出てきた!」


    ミケ「今だ!」


    コニー「リディクラス!」


    ナイル先生がつまづいた…するとナイル先生は虹色のローブに金色のバッグそして、鷹の剥製がついた帽子を被っていた

    ナイル「…!?」

    クラス中が爆笑した


    ミケ「どんどん、やって!」


    ユミルが進み出た


    パチンと音がしてナイル先生がクリスタの死体に変わった


    クリスタ「」


    ユミル「リディクラス!」


    クリスタが生き返りユミルに抱きついた


    ユミル「よし!」


    次にトーマスが向かった


    パチンと音がして血塗れの手首が現れた


    トーマス「リディクラス!」

    手首の指がネズミ取りに挟まれた


    次はナックが向かった


    パチンと音がしてバンシーが現れた


    バンシー「ギャアアアア!」

    恐ろしい声でバンシーが叫んだ


    ナック「リディクラス!」


    バンシー「ギャアアアア…………」


    バンシーは声がでなくなった


    次にアルミンが進み出た


    パチンと音がして大蜘蛛を現れた



    アルミンは蜘蛛が嫌いなんだよな


    アルミン「リディクラス!」


    蜘蛛の足にローラースケートがつき蜘蛛がタップダンスを踊っているようだった


    そして、エレンの番がついに来た


    エレン(よし!俺の番だな!)

    するとミケ先生がやって来た


    ミケ「今日はこの辺で…」

    パチンと音がしてボガートの蜘蛛がブレードに変身した


    ミケ先生はめんどくさそうな顔をした


    ミケ「リディクラス!」

    ブレードが花に変わり…バン!と音がして消えた

    ミケ「よくやった!ボガートと戦った生徒一人につき5点、エレンとミカサも質問に正解したから5点だ!今日は終わりだ…」


    エレン(何で…やらしてくれないんだ?弱いからか?気絶するとでも?)


    エレンはどうして、ミケ先生がボガートとの戦いをさせなかったのが分からなかった
  50. 50 : : 2015/05/01(金) 21:25:14
    ――――――――――――
    ―――――――――――
    ――――――――――

    そして、夜ご飯も食べ終わりエレン達はグリフィンドール寮に向かった


    アルミン「でも、ミケ先生の授業はいいね!」


    エレン「まあまあだな…ハンジ先生よりはいい!」


    ミカサ「確かに…それは言える。」


    アルミン「ミカサだったらボガートは何になったかな?」


    ミカサ「エレンとアルミンの死体…かな?」


    エレン「……」


    アルミン「エレンは?」


    エレン「俺か?」


    何だろうな?力を取り戻し完全復活したヴォルデモート卿かな?確かに恐ろしい…でもなディメンターかな?


    アルミン「エレン!」


    エレン「うーん…分からねぇ!」


    やっぱり言うのは恥ずかしいな…


    するとグリフィンドール寮前の太ったレディーがいる扉の前に人だかりが出来ていた


    アルミン「どうして入らないのかな?」


    ライナー「全員、合言葉を忘れたのか?」


    ベルトルト「そうかもね!ハハハ!」


    後ろからライナーとベルトルトが言った


    リヴァイ「おい!お前ら!これはいったいどういう状況だ?何故誰も入らない?通せ…」


    リヴァイ先生が見かねてやって来たのだった


    リヴァイ「何をしてるんだ?これは…まずいな…」

    リヴァイ先生はレディーがいる辺りから踵を返しどこかへ行った



    すると、10分もかからずにリヴァイ先生はエルヴィン校長,ハンジ先生,ナイル先生,モブリット先生,エルド先生,ミケ先生,,ペトラ先生がやって来た


    エルヴィン「どうした?リヴァイ?先生をこんなに集めて?」


    ナイル「そうだぞ!夜だし寝ないか?」


    エルド「急用ですか?」


    リヴァイ「太ったレディーがいなくなった。」

    その時、先生そして生徒が沈黙した


    エレン「聞いたか?ミカサ,アルミン!」


    ミカサ「レディーがいなくなったみたい…」


    アルミン「何があったんだろう?」



    エルヴィン「何があったんだ?」


    リヴァイ「分からない…」


    ピープズ「ハハハ!」

    上から笑い声がした…ポルターガイストのピープズが笑っていた


    エルヴィン「ピープズ…何か知っているのか?」


    ピープズ「はい…残念ながらレディーはナイフでズタズタにされました…そして、怖がって逃げ出したのです…」


    エルヴィン「誰がやったんだ?」


    ピープズ「あいつですよ…癇癪持ちの殺人鬼のケニー・アッカーマンですよ!」

    戦慄が走った

    エルヴィン「…!」



    エレン「ケニー・アッカーマン!?」


    ミカサ「指名手配犯の?」


    アルミン「どうやって来たんだ?」
  51. 51 : : 2015/05/04(月) 16:21:23
    しばらくして4つの寮の生徒全員が大広間に集められた


    エルヴィン「すまない…夜に呼び出して、だが今日はここで寝てくれ!」


    グリフィンドール以外の生徒達「何故ですか?」


    エルヴィン「ケニー・アッカーマンが侵入したからだ!太ったレディーがナイフで切られた!」


    生徒達が黙りこんだ…それもそのはずだ、殺人をした脱獄囚がここにいたからだ


    エルヴィン「それでは、おやすみ!」


    エルヴィン校長がそう言うと寝袋が出てきた



    その後は生徒達がどうやってホグワーツに入ったのかを話し合っていた。姿現しをしたや箒で飛んできた、透明マントを使った等と言っていた。しかしミカサが


    ミカサ「ホグワーツでは、姿現しや姿くらましは出来ない。そして、吸魂鬼がいる。ので、箒や透明マントでの侵入は不可能。」

    と言ったので、どうやって入ったのかは分からなかった。そして時々先生が来てエルヴィンに報告していた。エルヴィンがケニーを捜索さしたからだろう…


    エルド「ふくろう小屋にはいませんでした…」


    エルヴィン「そうか…」



    エレン「もう、いねぇのか?」


    アルミン「分からないよ…」


    エルド先生が出ていくと入れ替わりでモブリット先生が入ってきた


    モブリット「温室にもいません!」


    エルヴィン「分かった、ありがとう…」


    モブリット先生が出ていくと次に管理人のキースが入ってきた


    キース「エルヴィン校長!レディーがいました!連れ戻しますか?」


    エルヴィン「いや、まだいい…ありがとう!」


    キース「はい…」


    キースが出ていってから一時間程してドアがまた開いた。エレンが見るとリヴァイ先生とエレンの嫌いなナイル先生が入ってきた


    リヴァイ「グリフィンドール寮にはいない…レディーを切り裂いても入れなかったみたいだ…それと、ハンジの教室にもいないみたいだ。ハンジが言っていた。」


    ナイル「スリザリン寮にも研究室にもいなかった…残念ながらだがな…もう、いないのでは?」


    エルヴィン「二人ともありがとう。私もそう思っていた…明日からは普通の生活に戻してもいいな…」


    リヴァイ「そうだな…」


    エルヴィン「だが、ホグズミード行きを延期にしよう…ホグワーツを出ただけでケニーはまだいるかもしれない…」


    ナイル「確かに…アッカーマンがまだいるかもしれないのでそれがいいかと…」


    リヴァイ「なるほど…安全に越したことはないからだな?」


    エルヴィン「そうだ…」

    そして、リヴァイ先生,ナイル先生,エルヴィン先生が大広間を出ていった



    アルミン「そんな…ホグズミード行きが延期だなんて…」


    ミカサ「私も残念だ…」


    エレン「俺は行けないから関係ないからな…」


    そうだ…どうでもいいんだ…ホグズミードなんか!今はクィディッチのハッフルパフ戦を考えねぇとスリザリンが当日の天候が悪いからってジャンの怪我を理由に対戦日を変えやがって!


    だが、そんなことよりケニーがホグワーツに侵入したせいで余計にハンジ先生の言ったことが頭から離れなくなった


    アルミンの父さんがケニーが俺の命を狙ってるって言ってたよな…


    エレン(俺は、死ぬ…のか?)
  52. 52 : : 2015/05/04(月) 16:21:35
    パスです!
  53. 53 : : 2015/05/06(水) 16:18:40
    期待です!
  54. 54 : : 2015/05/10(日) 00:28:17
    >>53期待ありがとうございますっ!
    ご期待に添えるよう頑張ります。
  55. 55 : : 2015/05/10(日) 00:30:22
    ★*:.。.KITAI&SIEN.。.;*★
  56. 56 : : 2015/05/10(日) 06:00:41




    _____________________
    _______________
    _______






    エレン「くっそ、前が見えねぇ!」





    ひどい悪天候だった。
    銃弾のように降り注ぐ豪雨と龍のようにうなる強風は、箒にまたがる俺たちの頬を叩く。





    アルミン「エレン頑張れー!」



    ミカサ「エレン………」





    遠くから二人の声が途切れ途切れに聞こえる。
    こっちの気も知らねぇのによ……



    今日はクィディッチの試合。
    しかし悪いことに、目を凝らして一寸先を見るのがやっとなほど悪天候だった。





    エレン「スニッチ………スニッチどこだ?」




    相手側のシーカーもまだ探している。よし、まだ大丈夫。ホッと胸を撫で下ろしたその時だった。






    _________ヒュンッ

    微かな羽音共に金色に輝く羽が前を通り過ぎる。




    エレン「そこだっ!」









    相手側のシーカーも気付いたらしく、こっちに向かって加速してきた。負けてたまるか、と言わんばかりに俺も加速した。








  57. 57 : : 2015/05/10(日) 06:02:05
    >>55ありがとうございますっ!
    嬉しい限りです。
  58. 58 : : 2015/05/13(水) 00:42:58








    エレン「くっ…………」






    マズい。取られちまう。先にスニッチに手を伸ばしたのは、ハッフルパフのシーカーだった。

    しかしスニッチが手中に収められる寸前に、静電気が走り彼の頭を直撃する。




    エレン「うわっ⁈」






    俺は辛うじて身を翻し、落ちて来た彼を避ける。雷が遠くで鳴った瞬間、薄暗い雲が死神犬の横顔を形作ったのが視界の端に見える。

    と、スニッチはまたしても俺の顔の目の前を通り過ぎていった。そうだ。今は試合に集中だ。馬鹿げた迷信にきをとられてる場合じゃねぇ。




    箒を前に突き出し、加速。もう少しだ。
    そう思った刹那。






    エレン「は⁈」







    ピキピキ、と嫌な音を立てて箒が凍りついていく。同じようにゴーグルも凍って視界が極端に悪くなった。


    これは______________ヤツらだ。







    辺りを見回す。果たしてそれは、その通りだった。








    エレン「チッ…………」





    吸魂鬼が数体、こちらへ向かって一直線に飛んできている。マジか。最初は傘かと思ったけど、紛れもなくあれは吸魂鬼だ。校庭の中だぞ⁈







    とにかくスニッチは後回しだ。今は吸魂鬼から逃げよう。あの時とは違う。俺には箒があ__________













    「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」











    ____________________
    _____________
    ______








  59. 59 : : 2015/05/15(金) 00:08:26
    短くてすみません…パスで!
  60. 60 : : 2015/05/15(金) 07:54:09
    >>60 全然大丈夫ですよ!ありがとうございます!
  61. 61 : : 2015/05/17(日) 15:01:24
    ――――――――――――
    ―――――――――――
    ――――――――――


    エレン「う、うん?ここは?どこだ?」

    いつの間にかベッドで寝ていた様だ…周りを見渡すとミカサ,コニー,ライナー,ベルトルト,イアン,リコ達クィディッチのチームメイトとアルミンがいた


    エレン「何で!?俺は医務室にいるんだ?」

    考えても考えても思い出せなかった


    ライナー「本当に運が良かったな!」


    ベルトルト「僕は死んだんじゃないかと思ったよ…」


    コニー「怪我もなくてよかったぜ!」


    リコ「こんな、試合今まで…やったことないよ…」


    ミカサ「エレン!気分はどう?」


    エレンは記憶が段々と戻ってきた…稲妻…死神犬(グリム)吸魂鬼(ディメンター)


    エレン「そういえば…俺はどうなったんだ!?」


    イアン「覚えてないのか?」


    アルミン「エレン…君は…落ちたんだよ。」


    イアン「皆、死んだと思っていた…」


    エレン「試合は…試合はどうなったんだ?やり直し?」


    誰も答えない…コニーでさえもが答えない


    エレン「俺達…負けた?」


    ベルトルト「スニッチを取られた…君が落ちたすぐあとに…ハッフルパフはやり直そうと言ったが、向こうの勝ちだよ…全員認めた…」


    ライナー「落ち込むなよ!一度ぐらい負けたってまだこれからだ!」


    コニー「そうだぞ!大丈夫だ!」


    エレンは黙っていた…負けた…俺のせいで…


    イアン「エレン!お前は今までで最高のシーカーだからな!」


    ライナー「また、見舞いに来る!」

    ミカサとアルミン以外が全員医務室を出ていった


    ミカサ「エルヴィン先生が本気で怒っていた…エルヴィン先生はあいつらを追い払ってあなたを助けた…」


    アルミン「あんなに、怒ったのは初めて見たよ…」


    エレン「誰か俺のニンバスを拾ったか?」


    ミカサとアルミンは顔を見合わせた

    ミカサ「あなたが落ちたときにニンバスは吹き飛ばされた…」


    エレン「それで?」


    ミカサ「ぶつかった…あの木に…暴れ柳に」


    暴れ柳…校庭に1本ある凶暴な木だ


    エレン「どうなったんだ!」


    アルミン「暴れ柳ってぶつかられると怒るから…」


    ミカサ「エルド先生が持ってきてくれた…」


    ミカサとアルミンは下にあったバッグを開け中身を取り出した


    エレン「お、おい…嘘だろ?」

    粉々になった木の切れ端や小枝が散らばり出た


    それは…遂に敗れ散った、ニンバス2000の亡骸だった
  62. 62 : : 2015/05/18(月) 15:26:18
    ――――――――――――
    ―――――――――――
    ――――――――――

    エレンは割りとすぐに退院し普通の生活に戻った


    エレン「なあ…新しい絵の主騎士合い言葉変えすぎだろ!頭がおかしいのか?」


    アルミン「カドガン卿のこと?確かに面倒くさい人だよ…」


    ミカサ「文句を言わない方がいい…ケニー⚫アッカーマンが侵入した後にあの仕事を受けたのはカドガン卿だけだった。のでしょうがない…」


    エレン「はぁ…ありがたく思うしかないか…」


    アルミン「そういえば…そろそろ闇の魔術に対する防衛術の授業だよ!行こう!」


    ミカサ「うん…」


    エレン「ああ…」



    3人が教室に入るとほとんどの生徒がいた。そして残りの生徒も来て…授業が始まった


    ミケ「今回やるのはおいでおいで妖精(ヒンキーパンク)についてだ!」


    そこには片足でカンテラを手に持った小さな妖精がいた


    ミケ「このカンテラで旅人を誘導し沼地に入れるからついていかないようにするんだぞ。」


    生徒「はい!」
    ―――――――――――
    ――――――――――
    ―――――――――

    ミケ「以上で今日の授業は終わりだ!宿題はおいでおいで妖精(ヒンキーパンク)についてのレポートを羊皮紙1枚!」



    エレン「他の教科より少なめだよな…」


    アルミン「そうだよね!」


    ミカサ「では、行こうか…」


    アルミン「うん。」


    エレン「ああ!うん?そうだ!」


    エレン「ミカサ!アルミン!先に行っててくれ!」


    ミカサ「どうしたの?」


    エレン「用事だ…」


    ミカサ「そう…」


    アルミン「分かったよ。」


    ミカサとアルミンは他の生徒と一緒に教室を出ていき残ったのはエレンだけだった


    ミケ「エレン?何をしてるだ?次の授業に遅れてしまうぞ…」


    エレン「ミケ先生!吸魂鬼と戦う方法を教えてください!」


    ミケ「エレン!俺は…いや、私は吸魂鬼と戦う専門家ではない…」


    エレン「でも、特急で追い払いました!」


    ミケ「あの時は一人だけだった…」


    エレン「お願いします!じゃないと前の試合みたいにまた…墜落するかも知れません!チームに迷惑かけたくないんです!」


    ミケ「!!」


    ミケ「分かった…確かにあんなことを繰り返してはいけない…君が怪我するかもしれないからね。」


    エレン「ありがとうございます!」


    ミケ「では…訓練をする日は後で言う!」


    エレン「はい!本当にありがとうございます!」


    ミケ「ああ…」




    エレン(よし!これで吸魂鬼と戦える!そうすればクィディッチも普通に出来る!まだ…負けてない!反撃はこれからだ!!)
  63. 63 : : 2015/05/18(月) 22:42:17
    守護霊の呪文…期待です!
  64. 64 : : 2015/05/19(火) 06:47:57
    >>63 そうですね!代表的な呪文の1つですからね!
  65. 65 : : 2015/05/19(火) 14:07:02
    ―――――――――――
    ――――――――――
    ―――――――――

    そして吸魂鬼防衛術を習う第一回訓練が近づくなかクリスマスが訪れた


    アルミン「エレン!クリスマスプレゼントが届いてるよ!」


    エレン「本当だな!」


    エレンのベッドにもアルミンのベッドにもプレゼントがたくさんあった


    コニー「どうしたんだ?もう少し寝ようぜ…ってプレゼントだ!!」


    トーマス「そうだ!今日はクリスマスだ!」


    4人はプレゼントを明け始めた


    アルミン「エレン!ありがとう!本をくれて!」


    エレン「ああ!アルミン!百味ビーンズの詰め合わせありがとな!」


    エレン「お!ミカサは箒のクリーニング方法を書いた本だな!でも…今はニンバスが…」


    アルミン「まあまあ…それより?あの包みは誰から?誰からか書いてないけど…」


    エレン「これか?本当だな!でも俺宛だ…」包みを破る


    そして、エレンはプレゼントを見て驚いた


    エレン「マジかよ!?ファイアボルトだ!」


    アルミン「凄いよ!本物だ!」


    コニー「ファ、ファイアボルト!!すげー!」


    トーマス「エレン!よかったな!」


    コニー「皆に知らせよう!」


    トーマス「そうだな!」


    コニーとトーマスは部屋を出て談話室に向かった



    エレン「俺達も行くか!」


    アルミン「ファイアボルトを持っていきなよ!練習するために!」


    エレン「そうだな!」



    エレンとアルミンが談話室に向かうとたくさんの生徒に囲まれた


    ライナー「エレン!本物じゃないか!」


    ベルトルト「国際レベルの箒だよ!」


    クリスタ「凄く高い箒だよね?」


    ユミル「誰が贈ってくれたんだ?」


    エレン「落ち着けよ!」


    ミカサ「エレン!本当に誰が贈ったの?」


    エレン「分からない…」


    アルミン「エルヴィン先生じゃない?」


    ライナー「エルヴィンが?」


    エレン「確かにいつも優しくて頼れるけどファイアボルトはくれないだろうな…」


    ミカサ「その箒はおかしくない?名前を伏せて贈るなんて…名前を伏せる必要がある人って…まさか!」ダッダッダッ


    クリスタ「ミカサ!どうしたの?」


    ミカサはどこかへ走り出した


    ライナー「そろそろ、飯食わないか?」


    ユミル「そうだな…」


    そして生徒が段々大広間に向かっていった


    アルミン「僕達も行く?」


    エレン「そうだな!」

    大広間に行こうとしたその時だった


    リヴァイ「エレン!ファイアボルトを貰ったって本当か?」


    エレン「はい!」


    リヴァイ「そして、送り主の名前が無い…そうだな?」


    エレン「はい!でも、何で知ってるんですか?」


    リヴァイ「こいつに聞いた。」指を指した先にはミカサがいた


    ミカサ「……」


    リヴァイ「ミカサが俺に話した…そして、俺と同じ考えだった…エレン、ファイアボルトを俺に渡せ…俺が預り検査する…」


    エレン「なんの検査ですか?」


    リヴァイ「呪いだ…ファイアボルトを渡せ!」


    エレン「分かりました…」ファイアボルトを渡す


    エレン「先生は誰が贈ったと思うんですか?」


    リヴァイ「ケニー⚫アッカーマンだ…」


    エレン「!!」


    ミカサ「……」


    アルミン「!!」


    リヴァイ「そういう事だ…大広間に行け…」


    エレン(何で?俺を殺そうとしてる奴が俺にファイアボルトを贈るんだ?意味がわからねぇ…)


    エレンは新しい疑問を持ったがそれよりも僅かな間だけ持ち主だったファイアボルトがいつ返ってくるか不安だった
  66. 66 : : 2015/05/19(火) 14:24:26
    期待
  67. 67 : : 2015/05/20(水) 14:29:49
    ―――――――――――
    ――――――――――
    ―――――――――
    数日後…ファイアボルトが無くなり憂鬱にはなっていたが今日はミケ先生が吸魂鬼から自分を守る呪文を教えてくれる日だ!

    夜になりミケ先生のいる教室に行くと不気味に揺れる箪笥があった


    エレン「こんばんは!ミケ先生!」


    ミケ「エレン!よし!では、始めるか…」


    エレン「先生…その箪笥は?」


    ミケ「また…まね妖怪(ボガート)だよ…」


    エレン「そうですか…それで、今日は何をするんですか?」


    ミケ「今日やる呪文は守護霊の呪文だ。」


    エレン「守護霊?」


    ミケ「そうだ…人により形が違い吸魂鬼を追い払う。」


    エレン「そうなんですか!分かりました!やります!」


    ミケ「なら、箪笥を開けるすると吸魂鬼が出てくるからこう唱えろ、エクスペクトパトローナムとだ…この時に幸せだった事を思い出すんだ!」


    エレン「分かりました!箪笥を開けてください!」


    エレン(そうだな……初めて箒に乗った時にするか!)


    ミケ「では、開けるぞ!」ガチャ


    すると中から吸魂鬼が出てきた


    吸魂鬼「……」


    エレン「エクスペクトパトローナム!」

    しかし何も起こらない


    エレン「何でだ?エクスペクトパトローナム!」


    まるで体が凍りつくようだ…嘘だろ?意識が―――――――――――
    ――――――――――
    ―――――――――


    ミケ「エレン!エレン!」


    エレン「ミケ…先生?」


    ミケ「大丈夫か?無理ならやめた方がいい…」


    エレン「やります!」


    ミケ「分かった…だが次はもっと幸せな事を考えるんだ。」


    エレン「はい…」


    エレン(う~ん何にするかな!そうだ!クィディッチで初めて勝ったときだな!)


    ミケ「では、開けるぞ!」ガチャ


    さっきと同じように吸魂鬼が出てきた


    吸魂鬼「……」


    エレン「エクスペクトパトローナム!」


    吸魂鬼「……」ガラガラ


    まただ幸せな気持ちを吸いとられるような…



    エレン「うっ……―――」
    ――――――――――――
    ―――――――――――
    ――――――――――

    ミケ「エレン!大丈夫か!エレン!」


    エレン「……?先生また失敗したんですか?」


    ミケ「そうだ…かなり危なかったぞ。もうやめた方が…」


    エレン「やめません!俺の考えていた事が幸せが足りなかったんです!」


    ミケ「そうか…なら、開けるぞ!」


    エレン「はい!」


    エレン(そうだ!あの時だ!魔法使いだと分かって孤児院を出た日だ!狭い世界から外に出た日だ!あれを幸せと言わず何を幸せと言うんだ!)


    ミケ「それ!」ガチャ


    吸魂鬼「……」


    エレン「エクスペクトパトローナム!」シュ

    すると杖から銀色の霧のような靄のようなものが出てきた。吸魂鬼は銀色の霧のようなものを通り抜けれないようだ…


    ミケ「エレン!凄いぞ!」


    エレン「気絶してない!」


    ミケ「リディクラス!」


    バチンと音がして吸魂鬼が消えた


    ミケ「エレン!よくやった!」


    エレン「はい!でも、形には…」


    ミケ「エレン…この呪文は大人でも上手く出来る人は少ない…それに吸魂鬼を足止め出来る!凄いことだよ!」


    エレン「本当ですか!?」


    ミケ「ああ…もっと練習すれば形になるかも知れない…」


    エレン「はい!」
  68. 68 : : 2015/05/20(水) 14:40:27
    パスです!
  69. 69 : : 2015/05/22(金) 23:33:32
    期待!
  70. 70 : : 2015/05/23(土) 07:26:31
    >>69 ありがとうございます!
  71. 71 : : 2015/05/23(土) 07:54:41
    期待している
  72. 72 : : 2015/05/23(土) 19:14:43
    >>71 ありがとうございます!
  73. 73 : : 2015/05/27(水) 22:08:23





    _________________
    __________
    ____







    「放せよ、ホグズミードに行きたいんだ!」




    渾身の叫びをガン無視し、ライナーとベルトルトは俺を人気のない階段の下へと引きずっていった。透明マントに隠れた俺を。



    「お前ら何すんだよ………」



    「分かってるさ。ホグズミードに行きたいんだろ?」




    分かってるなら邪魔すんなよ。そう言いかける前にライナーが口を挟んだ。




    「ところがどっこい。見張りをしている吸魂鬼の目は、そんなもんじゃごまかせないぞ」



    「だったらなんだよ?」






    彼らは互いに顔を見合わせ、ニヤリと笑う。そしてローブの懐からシワシワの古びた紙を取り出した。




    「なんだその紙クズは?」



    「おいマジか………これが紙クズだとよ」




    「エレン、君の目は節穴かい?」




    なんだ失礼な。
    ご丁寧に人を捕まえて、目が節穴だと?苛立ちを露わにして俺はさっさとその場を立ち去ろうとした。






    「まぁそう怒らずに見てろって」



    「いくよ。我、良からぬことを企む者なり」





    言いながらベルトルトは杖の先端でその紙を小突いた。何も起きなかった。そう思った瞬間、





    「すげぇ、なんだこれ⁈」



    「ね?すごいでしょ」





    驚いた。
    紙クズは紙クズだけど、ただの紙クズじゃなかったのか。その紙は我が学び舎ホグワーツの校舎、隅から隅までが細かく表示されていた。

    ついでに、歩いている人も。





    「いいか、学校から外へ出られる通路はいくつかあるが………」



    「オススメはこれだ」






    ハニーデュークス。
    言わずと知れた有名なお菓子のお店に通じる秘密の通路が、ライナーの指先に示されていた。




    「お前にこれをやるのは惜しいけどな、俺たちは確信したんだ」



    「今こそ君に必要だ、ってね」





    大きく目を見開いて二人を見る。これ以上ないほどのドヤ顔を浮かべて、ベルトルトが付け加えた。





    「忘れないでね。使い終わったら一言」



    「いたずら、完了」





    ____________あ。

    消えていく。ホグワーツの校舎も。生徒や先生の名前も。次第にインクが薄くなって、終いには元の紙クズに戻ってしまった。どこからどう見てもただの紙クズだった。





    「それじゃな、楽しんで来いよ」



    「あとでね、エレン」






    俺がありがとうも言わないうちに、二人はさっさと言ってしまった。サンキューライナー、ベルトルト。行ってくるぜ。





  74. 74 : : 2015/06/06(土) 14:41:24
    パスです………いつもすみません。
  75. 75 : : 2015/06/06(土) 14:45:43
    >>74 いえいえお忙しいなか合作してくれるだけでもありがたいですよ!感謝です!
  76. 76 : : 2015/06/07(日) 14:32:05
    エレン「狭い道だな…」




    ライナーとベルトルトが教えてくれた抜け道は狭く暗かった


    エレン「うん?階段があるな…」



    そして、階段を上ると動く床があった


    エレン「これをはずして…」ガタッ



    床をはずすと甘い香りがした…お菓子の香りだ!てことは着いたんだ!ホグズミードに!



    エレン(ミカサとアルミンはいないな…)


    ハニーデュークスの店内は多くの生徒がいた。そしてどのお菓子も旨そうだ、百味ビーンズ,蛙チョコレート,浮上炭酸キャンディー等だ


    エレン(取りあえず出るか…)




    ハニーデュークスを後にしてホグズミードを歩き回った…すると声が聞こえてきた


    ミカサ「あれが叫びの屋敷、イギリス一の幽霊屋敷だ…」


    アルミン「あれが、そうなんだ!」


    ミカサ「もう少し近付こう…」


    アルミン「いや、いいよ…」



    エレン(いたいた!)



    「ほう…奇遇だな!こんなところで会うとはな!」


    何度も聞いている声がした。そしていつも通りジャン,マルコ,サシャの3人がやって来た…サシャはハニーデュークスで買ったお菓子の袋を持っていた


    ジャン「よ、よう…ミカサ!そんな奴とじゃなくて俺とホグズミードを回ろうぜ!」


    ミカサ「結構…私はアルミンと行く。」


    ジャン「アルミンとか?おい!アルミンどうしたんだ?叫びの屋敷に住むのか?お前の家は寝室が1つなんだろ?」


    アルミン「うるさい!ジャン!」


    エレン(嫌なやつだ!雪でも投げるか!)


    エレン(マルコをどかして)ドン


    マルコ「うわ!」


    ジャン「どうした?マルコ!」


    マルコ「誰かに押されたんだ!」


    ジャン「嘘だろ?誰もいないぞ!」


    サシャ「まさか!幽霊?」


    エレン(雪を丸めて)ヒュン!ヒュン!


    ジャン「いてぇ!誰だ!」


    サシャ「ジャン!まずいですよ!」


    マルコ「どうする?」


    エレン(サシャのお菓子を少し貰うか!)


    ミカサ「どうなってるの?」


    アルミン「分かったよ!ハハハ!」



    エレン(よっと!)パシッ


    サシャ「あ!袋から百味ビーンズが出ていきます!」


    ジャン「何なんだよ!うおっ!」


    エレン(引きずってやる!)


    ジャン「おいおい!どうなってんだ?うわああああ!」ズルズル


    エレン「おらっ!」グルッ!


    ジャン「投げられたのか?」ドサッ


    マルコ「ジャン大丈夫?」


    ジャン「あ、ああ…行くぞ!気味がわりぃ…」ダダダダダダ


    マルコ「うん!」ダダダダダダ


    サシャ「待ってください!」ダダダダダダ



    ミカサ「私も分かった…」


    アルミン「よかったよ!」


    ミカサ「エレン!そうでしょ?」


    アルミン「いるんだろ?」




    やっと気付いたな!姿を見せるか



    エレン「よう!お前ら!」







  77. 77 : : 2015/06/07(日) 14:59:04
    PV1000突破だ!読者の皆さん!ありがとうございます!
  78. 78 : : 2015/06/07(日) 15:21:48
    おめでとうございます!

    相変わらずの期待です!
  79. 79 : : 2015/06/07(日) 15:24:25
    >>78 ありがとうございます!
  80. 80 : : 2015/06/10(水) 07:07:46
    ―――――――――――
    ――――――――――
    ―――――――――

    エレン「まあ、そんな感じだ…」


    俺はホグズミードにどうやって来たかを二人に話した


    アルミン「そんな地図が!?ライナーもベルトルトも…僕には教えてくれなかったのに!」


    ミカサ「エレンは地図をどうするの?先生に渡すよね?」


    エレン「渡すわけがないだろ?これからもホグズミードに行くんだ!」


    ミカサ「エレン!それで地図がケニー・アッカーマンの手に渡ったらどうするの?」


    エレン「そんなこと大丈夫だ!」


    アルミン「エレン!透明マントを着て!」


    エレン「何でだ?」


    アルミン「いいから!」


    エレン「分かった…」スー



    すると危機一髪だった…馬車が止まり、馬車からリヴァイ先生,ハンネスさん,そして魔法大臣のロッド・レイスが降りてきた…そして、三本の箒から知らない女の人が出てきた


    マリー「大臣…」


    ロッド「おー!マリーじゃないか!今も儲かってるか?」


    マリー「吸魂鬼のせいで商売上がったりですよ!」


    ロッド「それは…ケニー・アッカーマンのせいだ…」


    マリー「そうですか…ケニー・アッカーマンについてどれぐらい分かったんですか?」


    リヴァイ「それはここでは話すのもあれだろ…」


    ハンネス「中に入ろう…」


    リヴァイ「ああ…」


    ロッド「行こうか…」



    ミカサ「いなくなった…」


    アルミン「エレン!大丈夫だよ!」


    エレン「ミカサ,アルミン!俺はケニー・アッカーマンについて知りたい…リヴァイ先生達の後を追う!」


    ミカサ「エレン…気を付けて…」


    エレン「うん…」


    そして、俺は三本の箒の店内に入った、店内でリヴァイ先生達はすぐに見つけれた


    マリー「それでケニー・アッカーマンについて教えて!」


    リヴァイ「ケニー・アッカーマンはホグワーツの生徒だった…才能のある魔法使いだった…」


    ロッド「私もそう思う!」


    リヴァイ「そして学生時代のケニー・アッカーマンの一番の親友がグリシャ・イェーガーだ…」


    ハンネス「本当に仲が良かった!」


    マリー「確かに二人はここにも来たわ…」



    嘘だろ…?俺の父さんが殺人鬼と仲が良かったって!?


    リヴァイ「問題は卒業後だ…」


    ロッド「奴は例のあの人を支持した…そして、あの日…イェーガー一家のすんでる場所をする人の内の一人のケニーは例のあの人にイェーガー一家の居場所を言った…そして、グリシャとカルラは殺された…」


    ハンネス「奴に最後にあったのは俺だ!空飛ぶバイクを俺に渡し逃げていった、その時はまさか裏切ったとは思わなかった…」


    リヴァイ「それに皮肉な事にケニーはエレンの名付け親だ…」


    マリー「そうだったの…」


    エレン「!!」


    俺の父さんと母さんを殺した奴が名付け親!?ふざけんなよ!


    リヴァイ「そして、その後ケニーを追い詰めたのはピーター・ペティグリューだった…」


    マリー「あの二人の友達のいつもくっついてた…」


    ロッド「そうだ、そしてケニーはピーターを粉々にした…その際にマグルも犠牲になった…ピーターに残ったのは指一本だった…」


    マリー「そんな…」


    ロッド「その後、ケニー・アッカーマンは投獄された…」


    ケニー・アッカーマンの奴め!よくも父さんと母さんを…それに友達のピーターって奴まで!


    エレン「……」ダッダッダッ



    アルミン「ミカサ!足跡が…」


    ミカサ「エレン?どこなの?ここ?」バサッ


    エレン「ケニー・アッカーマン…駆逐してやる!いや、殺す!」
  81. 81 : : 2015/06/14(日) 08:08:22
    ―――――――――――
    ――――――――――
    ―――――――――

    夜になり…俺は寮を抜け出した…ケニー・アッカーマンがホグワーツにいる可能性があるからだ


    エレン「どこかにいるのか?」


    だが、地図にケニー・アッカーマンの点は現れない…キースさんもいないな…遠くにいる。そんな時エレンに近づいてくる点があった


    その点には




    ピーター・ペティグリューと書かれていた


    エレン「ピーターだって!?嘘だろ?何で?」


    エレン「近づいてくるな…」


    ピーターの点はどんどん近づいてくる…そして…


    エレン「俺の隣に来た!?どこだ?誰もいない…おかしいな…」


    そして、ピーターの点は去っていった…だが、続いてエレンに迫る点があった、ナイル・ドークと書いてある


    エレン「ナイル先生だ…いたずら完了、ノックス…」


    よし、後は戻るだけ…その時不意に光が指した


    ナイル「夜遅くに何をしている?」


    エレン「い、いえ何も…」


    ナイル「では、なぜグリフィンドール寮におらずここにいるのだ?」


    エレン「それは…うーんと…」


    やばい、どうすればいいんだ?


    ナイル「何を持っているんだ?渡せ!」


    エレン「嫌だ!無理だ!」


    ナイル「渡せ!」ガシッ


    ナイル先生がエレンから地図を奪った


    ナイル「一体何だね?」


    エレン「紙くずです…」


    ナイル「そうか…では、捨てても構わんな?」


    エレン「ダメだ!」


    ナイル「やはり…何かあるな…汝の秘密を現せ!」


    すると、紙に徐々に文字が浮かび上がってきた

    何だよ!?信じられねぇ…


    ナイル「読むんだ!」


    エレン「ムーニー,ワームテール,パッドフット,プロングズよりナイル・ドークに伝える。他人事に対する異常なお節介はやめていただきたい。」


    その通りだな!多分怒られてなかったら笑っていただろうな…


    ナイル「……」


    ミケ「何をしているんだ?」


    ミケ先生!上手くいけば助かるかもしれない!


    ナイル「イェーガーがうろついていたから注意をしたらこれを…」地図をミケに渡す


    ミケ「……」


    ナイル「闇の魔術に関わっていそうだろ?専門分野だろ?どう思う?」


    ミケ「ただのいたずら道具じゃないのか?」


    ナイル「そうか?では…」


    ミケ「いや、一応検査しよう…専門分野なのでね…エレン来なさい!」


    エレン「はい!」


    こうしてナイル先生から離れた俺はミケ先生の教室に入った


    ミケ「エレン…君がなぜ地図を持っていたのかは知らないけどなぜ渡さなかったんだ?」


    エレン「え…先生地図だと知っているんですか?」


    ミケ「そうだ…当たり前だ…地図を作った内の一人だからな…」


    エレン「そうなんですか…」


    ミケ「だが、地図がもしケニー・アッカーマンに手に渡ったら君の居場所がすぐにわかる。これではご両親にあんまりじゃないか。次は庇えないよ…」


    エレン「すいません…でも、その地図おかしいです…死人の名前が歩いてました…」


    ミケ「誰だね?」


    エレン「ピーター・ペティグリュー」


    ミケ「!!」


    ミケ「分かった…では寮に戻って。」


    エレン「はい。」
  82. 82 : : 2015/06/14(日) 20:41:59
    パスです!
  83. 83 : : 2015/06/23(火) 00:31:43






    事態が急変したのはその翌日だった。俺とアルミンが着替えて談話室に降りて行った、その時。





    ミカサ「エレン………アルミン! 」





    彼女らしくもなく青ざめた表情で談話室に転がり込んできたミカサは、一枚のクシャクシャになった羊皮紙を差し出して言った。



    ミカサ「ハンネスさんは敗訴した………バックビークの処刑が決定したらしい」





    アルミン「そんな………………」


    エレン「まさか、嘘だろ⁈」

    ミカサ「嘘ではない。これが証拠」





    ミカサの手から紙を奪い取る。
    すかさず広げて読んだ。









    ーエレン、ミカサ、アルミン

    俺たちは敗訴した。
    バックビークの処刑が決定しちまった。
    お前ら三人が協力してくれたことは忘れねぇ


    ハンネスー







    そこまで読んで俺は紙をかなぐり捨て、力の限り走っていった。いざ、ハンネスさんの小屋へ。ミカサとアルミンもその後を追う。




    エレン「あ、やべ」





    急に立ち止まった俺にミカサ、アルミンがぶつかる。





    アルミン「痛てて……急に止まらないでよね」


    ミカサ「エレン、どうしたの」





    エレン「占い学の教室に忘れ物してきちまった。待っててくれ、すぐ戻る!」














  84. 84 : : 2015/07/06(月) 01:12:54




    占い学の教室はシンとしていた。
    どうやらハンジ先生はいないみたいだ。


    エレン「失礼します」



    ガサゴソと自分の座っていた机の中を探り、古びた羽ペンケースをその手に掴み、俺はまた元来た道を戻って行った。否、行こうとした。


    ハンジ「ぁ………あ」


    エレン「ハンジ先生⁈」



    白目を向いたハンジ先生がペンケースを持っていない方の手をガッチリ掴んでいた。怖い。


    エレン「先生⁈離してください」

    ハンジ「今宵………」


    ハンジ「闇の帝王は友もなく孤独に朋輩に打ち棄てられて横たわっている。その召使いは十二年間鎖に繋がれていた。今夜、真夜中になる前、その召使いは自由の身となり、ご主人様の元へと馳せ参ずるであろぅ〜〜〜〜!」



    全身の鳥肌が立つ。
    ハンジ先生は変人を通り越してもはや狂人だ。

    エレン「な、何言って…………」


    ハンジ「ゲホゲホ………あぁエレン、どうしたの?」



    何事もなかったかのように彼女は話しかけてきた。気付けば、白目を向いていた目は普通の黒目に戻っている。


    エレン「ぃ今せんせ…………いえ、何でもないです」




    今はとにかく急がなくちゃ。
    先生の戯言に付き合っている暇はないんだ。


    この時、俺は思いもしなかった。
    この先生の狂気じみた一言が、まさか究極の予言になるなんて、思えるはずもなかった。





  85. 85 : : 2015/07/06(月) 01:13:07
    長らくお待たせしました、パスです!
  86. 86 : : 2015/07/06(月) 18:57:52
    >>85 了解です!
  87. 87 : : 2015/07/11(土) 20:09:15
    俺は走ってグリフィンドール寮に行くと、忘れ物を置きすぐにミカサとアルミンの元へと向かった


    エレン「ハアハア…疲れるな…ミカサとアルミンはどこだ?」


    ミカサ アルミン「エレン!」


    エレン「そこにいたのか!」ダッダッダッ


    ミカサ「急ごう…ハンネスさんの所へ…」


    アルミン「時間もあまりないよ!」


    エレン「そうだな!行こう!」


    ミカサ「うん…」


    アルミン「そうだね!」


    ダッダッダッ



    俺達はホグワーツ城を出てハンネスさんの小屋を目指した


    エレン「おい!誰かいるぞ!」


    アルミン「隠れよう!」


    エレン ミカサ「分かった…」


    隠れているとそこにいた誰かが3人だと分かった、よく見慣れた3人だ


    サシャ「お腹減りましたー…ジャン!もう帰りませんか?」


    マルコ「そうだよ、ジャン…もう遅いよ。」


    ジャン「いや待て! もう少しだ…もう少しでヒッポグリフが殺される!」


    マルコ「でも、まだだよ…」


    ジャン「おいおい…わざわざ怪我が長引くふりしてヒッポグリフを処刑に持ち込んだんだぜ?」



    エレン「あいつ!やっぱり…演技だったのか!もう我慢できねぇ!」ダッダッダッ


    ミカサ「エレン!」


    アルミン「落ち着いて!」


    エレン「おい!ジャン!」


    ジャン「うん?またお前かよ…何のようだ?」


    エレン「何のようだだとふざけんな!この、クズ野郎が!痛いふりしやがって!」


    ジャン「問題ないだろ?俺は怪我を有効に使っただけだろ?」


    エレン「お前…いい加減にしろ!」


    ジャン「うるせーんだよ!死に急ぎ野郎が!」


    俺は…ついに怒りジャンを殴ろうとした…


    エレン「馬面が!」ヒュ


    だが…エレンが殴るより先にジャンは殴られていた


    ミカサ「ふっ!」ヒュ


    バキ!


    ジャン「いってぇ!」バタ


    マルコ「ジャン!」


    サシャ「大丈夫ですか?」


    ジャン「うっ!」ズキ


    マルコ「ジャン!もう行こうよ!」


    ジャン「ああ…行くぞ!」ダッダッダッ


    マルコ「うん!」ダッダッダッ


    サシャ「待ってください!」ダッダッダッ



    エレン「いなくなったか…」


    アルミン「ミカサ、ナイス!」


    ミカサ「どうも…」
  88. 88 : : 2015/07/14(火) 23:23:06
    進撃・ハリポタ好きの私からしたらまさに神!!!

    ジャンはミカサにビンタされて嬉しいかったのかな…?w

    これって後々エレクリとアルミカになるの?

    何にせよ期待です!!!
  89. 89 : : 2015/07/15(水) 14:39:16
    >>88 神なんて!ありがとうございます!
  90. 90 : : 2015/07/15(水) 15:30:40
    いよいよ物語も佳境ですね。

    期待です!
  91. 91 : : 2015/07/15(水) 22:02:44
    >>90 そうですね!引き続きよろしくお願いします!
  92. 92 : : 2015/07/17(金) 22:22:07
    ―――――――――――――
    ――――――――――――
    ―――――――――――

    ハンネスさんの小屋に着くとかぼちゃ畑に処刑されるとは思っていないであろうバックビークが繋がれていた…


    バックビーク「……」


    エレン「ハンネスさん!」コンコン


    ミカサ「多分いるはず…」


    ガチャ


    ハンネス「お前ら!?来たら行けねぇだろ?」


    そう言いながらもハンネスは1歩下がり3人を小屋の中に入れる


    ハンネス「おいおい…ケニー・アッカーマンうろついてるのに…大丈夫なのか?」


    エレン「いや…ハンネスさんが大丈夫かなって?」


    アルミン「そうだよ!悪いのはジャンだよ!」


    ミカサ「ハンネスさんは悪くない…」


    ハンネス「確かにそうだが…委員会はジャンの父さんのルシウス・キルシュタインの言いなりだ…」


    エレン「そんなの…間違ってる!」ゴン


    エレン「いってぇ!」


    ミカサ「エレン!大丈夫?」


    アルミン「石が…誰かが投げたんだ。」


    ミカサ「私がしかるべき報いを…」


    バリン!!


    ハンネス「何だ!?花瓶が割れた…」


    エレン「どうなってんだ?」


    ミカサ「本当に何かおかしい……!!」


    ミカサ「スキャバーズ!」


    エレン「うん?」


    スキャバーズ「ちゅーちゅー」


    アルミン「スキャバーズ!ここにいたのか!」パシッ


    ハンネス「よかったな!アルミン!」


    アルミン「うん!」


    すると…外で足音がした


    ハンネス「お!来たみたいだ…もう行け…」


    エレン ミカサ アルミン「うん!」


    ガチャ


    俺達は裏口から外に出るとエルヴィン校長,ロッド・レイス大臣,そして処刑人が小屋に入っていった


    俺達は走りに走り丘についた…するとハンネスさん達が出てきた


    エレン「遂にか……」


    すると処刑人が斧を振り上げた…そしてヒュ ドサッ!と音がして辺りに静寂が訪れた


    ミカサ「やってしまった…」


    エレン「嘘だろ?」


    アルミン「そんな…」










  93. 93 : : 2015/07/18(土) 22:31:03
    アルミン「こんなことって…」


    ミカサ「この世界は残酷だ…」


    エレン「本当にそうだな…」


    何とも言えない絶望が3人を襲った

    すると…ゴソゴソ

    アルミン「どうしたの?スキャバーズ?」


    スキャバーズ「キィーキィー!」ダッダッダッ


    アルミン「スキャバーズ!どこに行くの!?」ダッダッダッ


    スキャバーズは狂ったように走り出した…そしてスキャバーズを追ってアルミンも走り出した


    エレン「アルミン!ミカサ追いかけるぞ!」ダッダッダッ


    ミカサ「うん…」ダッダッダッ


    アルミンはどんどん走っていきホグワーツ城から離れていった


    アルミン「スキャバーズ!やっと捕まえた…」パシッ



    エレン「ハアハア…アルミン!」


    ミカサ「エレン…あれを見て!」


    エレン「うん?…!!」


    なんとアルミンの後ろには暴れ柳があった…柳には命があり動き枝で攻撃してくる


    エレン「アルミン!逃げろ!」


    アルミン「エレン!ミカサ!後ろ!逃げて!」


    エレン「後ろ…?」クルッ


    ミカサ「…」クルッ


    黒い犬「グルルル…」


    エレン「!!」


    あの犬だ!ナイトバスに乗った日に見た!大きな黒い犬だ!


    ミカサ「エレン!来る…」


    エレン「ああ…」


    黒い犬「……」ダッダッダッ ピョン


    エレン「あぶねぇ!」サッ


    ギリギリで犬をかわしたが鋭い犬歯が肌を掠めた

    すると犬は俺とミカサを狙わずにアルミンの方へ向かっていく


    エレン「アルミン!よけろ!」


    アルミン「どうしたの?」


    黒い犬「……」ダッダッダッ ガブッ!


    アルミン「うわああああ!」


    ミカサ「アルミン!あの犬…」ダッダッダッ


    エレン「ミカサ!」ダッダッダッ


    いける!俺とミカサなら犬を倒せる!と思った時だった…なんと犬はアルミンを引きずり暴れ柳の穴へ入っていった


    ミカサ「返せ!」


    エレン「待ちやがれ!」

    ブン!


    エレン「うおっ!」サッ


    ミカサ「…」サッ

    暴れ柳が枝を振り回し俺達を狙っていた


    ミカサ「エレン!私に任せて!」ガシッ


    エレン「おい!何で掴むんだよ?」


    ミカサ「大丈夫…私は強い…」

    エレン「だからって!」


    ミカサ「後から追いかける…」ビュン!


    エレン「うおぉぉぉ!ミカサ!俺を投げるのかよー!」ヒュウウウ


    だが、ミカサは凄い俺は柳の攻撃に一度も当たらずに飛んでいった…そして

    ズサアアア


    エレン「いってぇ!でも、穴へ入ったんだな…」


    すると…ミカサも降りてきた


    ミカサ「エレン!大丈夫だった?」


    エレン「まあな…」
    ―――――――――――――
    ――――――――――――
    ―――――――――――


    俺達はだいぶ歩いて建物に入った…そして、ここが叫びの屋敷だと分かった


    エレン「ひどく荒れてるな…」


    ミカサ「人がいないからだろう…」


    エレン「ドアがあるな…」ガチャ


    ドアを開くとそこにはアルミンがいた


    エレン「アルミン大丈夫か!」


    ミカサ「怪我はない?」


    エレン「犬はどこに行ったんだ?」


    アルミン「犬じゃない…変身してたんだ…」


    エレン「どういうことだ?」


    アルミン「あいつは犬になれるんだ!ケニー・アッカーマンは!」


    ギィィィィ

    ドアが動きそこには手配書で見た通りの顔が見えた帽子を被り髭の生えた痩せた顔



    ケニー「エレン…お前なら友達を助けに来ると
    思った…」


    ケニー・アッカーマンその人だった














  94. 94 : : 2015/07/20(月) 20:52:13
    エレン「ケニー・アッカーマン…!」


    ケニー「大きくなったな…エレン!グリシャにそっくりだな!だが目はカルラの目だ…」


    俺の父さんと母さんを裏切った奴がよく父さんと母さんについて語れるな


    エレン「黙れ!裏切り者が!」


    ケニー「それは違う!誤解だ!」


    エレン「俺を殺す気なんだろ?」


    ミカサ「エレンを殺すなら私とアルミンの3人を殺す必要がある…」


    ケニー「いや…今夜はただ一人殺す!」


    エレン「そうかよ…やってみろ!」ダッダッダッ


    ケニー「エレン!違うんだ!」


    エレン「おらっ!」ヒュ バキ!


    ケニー「ぐっ!」バタ


    ケニー「エレン…俺を殺すのか?」


    エレン「お前は父さんと母さんを殺したも同然だ!」


    ケニー「俺では無い…だが俺がやったも同然だ!」


    エレン「そうか…それなら!」スッ


    杖を突きつけた…俺が仇を…!


    ギィィィィ


    ミケ「エクスペリアームス!」


    ミケ先生が現れ俺の杖が宙を舞っていた


    ミケ「大丈夫か?ケニー?」手を差し出す


    ケニー「ありがとう!ミケ!」


    俺は驚いた!ミケ先生とケニー・アッカーマンが仲がいいからだ


    アルミン「どうなっているの?」


    ミカサ「そんな…ミケ先生…」


    ミカサ「裏切っていたんだ…ケニー・アッカーマンとグルだった…そしてホグワーツに招いたんだ…そして先生は巨人化が出来る!」


    アルミン「そんな…先生が…」


    エレン「グルで巨人!?」


    ミケ「ミカサ、珍しいな…私はケニーとグルでは無いしホグワーツに招いていない…だが私は巨人化が出来る…それは本当だ。」


    エレン「知らなかった…ミケ先生が…」


    ミケ「だが…エレン!ケニーの話を聞くべきだ!」


    エレン「先生の友達だからですか?」


    アルミン「先生…そうなんですか?」


    ミケ「違う!」


    ケニー「エレン!頼む!」


    「エクスペリアームス!」


    声がしたと思ったらミケ先生の杖が宙を舞っていた


    ミカサ「誰?」


    ナイル「まさか…願いが叶うとはな!」


    ナイル先生!?


    ナイル「ケニー…お前を捕らえるのが俺であったらと思っていたが願ったり叶ったりだ!すぐにアズカバンに送ってやる!」


    ケニー「流石だ!ナイル、昔と変わらないな鋭い観察力で間違った答えを導き出したな!」


    ナイル「黙れ!俺は間違っていない!」


    エレン「一体どうなっているんだ?」

  95. 95 : : 2015/07/21(火) 21:25:32
    ナイル「復讐は蜜より甘い…」


    ケニー「正しくない復讐だ!」


    二人が睨み合い因縁があるような視線をぶつける


    ナイル「ケニー!手をあげてこっちに来い!ミケ!お前もだ!」


    ケニー「なぜ!ミケもなんだ!」


    ナイル「共犯かも知れん…」


    ミケ「ナイル、それは誤解だ…」


    ナイル「信じると思うか?少し前にお前がケニーを助けたのを見たんだぞ!」


    ミケ「だからって!」


    ミカサ「あの…ナイル先生?」


    エレン「ミカサ?」


    その場の全員がミカサを驚いたように見た


    ナイル「どうした?アッカーマン…」


    ミカサ「ケニー・アッカーマンの話を聞いてあげてもいいのでは?」


    ナイル「何を言っているんだ!逃げる可能性がある!第1貴様ら3人は俺が来なければ死んでいたかも知れんのだぞ!」


    エレン「先生!俺も聞くべきだと思います!」


    ナイル「そうか…それなら、アズカバンで聞け!」


    ナイル先生はどうやってもケニーを投獄するつもりだ…もしかしたらミケ先生も…


    エレン(やるしかない…)


    俺は杖を拾ったそして…ナイル先生に杖を向けた

    エレン「エクスペリアームス!!!」


    ナイル「うおっ!」ヒュウウウ ボゴォン!


    ナイル「」


    ナイル先生は壁に叩きつけられ気絶した


    ミカサ「エレン…」


    アルミン「君…先生を…」


    ケニー「ありがとう!エレン!」


    エレン「勘違いするな!お前を許した訳じゃない!」


    エレン「それでは…話してください!誤解があると言うなら!」


    ミケ「ケニー…話してあげろ!」


    ケニー「そうだな…俺はお前の父さんと母さん…そしてミケ,ピーターと仲が良かった!」


    エレン「それは知ってる…」


    ケニー「そして…ヴォルデモートの力が強くなり魔法使いやマグルが多数殺された時期だ…」


    ミカサとアルミンはヴォルデモートと聞いたとき驚いた顔をしていた


    ケニー「その時…エレンの家族も狙われた…だから家をヴォルデモートに分からない用にして秘密の守り人を俺にしようとした…だが俺は奴と戦うつもりだったから…守り人に違う人を推薦した。」


    エレン「誰を…?」


    ケニー「ピーター・ペティグリューだ!」


    エレン「!!」


    ミカサ「…!」


    アルミン「!?」


    ケニー「そして…奴は裏切った!」


    エレン「でも…ピーターは死んだ!死人に口無しだ!証拠がない!」


    ケニー「奴は生きてる!」


    エレン「何を言ってる!お前が殺したんだろ!」


    ケニー「殺そうとした!だが…ピーターに出し抜かれた!」


    ケニー「そして、奴はここにいる!」


    エレン「何言ってるんだ?いないだろ!」


    ミケ「エレン…それは違ういるんだ!」


    エレン「ミケ先生?」


    ミカサ「ミケ先生本当ですか?」


    ミケ「本当だ!」


    エレン「どこにいるんだ?」


    ケニー「そこだ!」アルミンを指差す


    アルミン「僕!?僕はピーターではありません!アルミン・アルレルトです!」


    ケニー「違う!お前の持ってる鼠だ!」


    ミケ「やはりそうか…」




    何を言っているんだ?スキャバーズがピーター?それにミケ先生も同感している!?


    エレン「本当ですか!」


    ケニー「そうだ…ミケ!一緒にやろう!」


    ミケ「そうだな!」


    そして…鼠を掴み二人は呪文を唱えた…スキャバーズが宙に浮き形が変わり出した


    体が伸び手足の形が変わり頭が出てきた


    そして…スキャバーズが人になった


    ケニー「久しぶりだな!ピーター!」


    ミケ「どうだった?」


    ピーター「ケニー!?ミケ!?」


    エレン「嘘だろ?」


    アルミン「スキャバーズ!?」


    ミカサ「どうなっているの?」


    俺は驚いた…だって死んだと思っていた人が鼠から姿が変わり現れたからだ…信じられない
  96. 96 : : 2015/07/21(火) 21:25:45
    パスです!
  97. 97 : : 2015/08/14(金) 22:38:12
    戯言遣いさんは大学受験のための勉強で忙しいので俺が続きを書くことになりました!更新が遅れて申し訳ありませんが見てくれたりコメントをくれると嬉しいです!
  98. 98 : : 2015/08/15(土) 21:22:52
    ピーター「ケニー!ミケ!懐かしの友よ!そして…また、会おう!」ダッダッダッ


    ピーターは鼠のようなキーキー声で言うと一つのみのドアに走り出した

    ケニー「そうは行くか!」ガシッ!ブン!


    ピーター「うっ…!」


    小柄なピーターはケニーに投げ飛ばされ脱出は出来なかった



    エレン「……」


    こいつが俺の母さんと父さんを…裏切りやがったのか…!


    ミケ「そう慌てるな…ピーター、色々とケニーから聞いたぞ!…真実をね。」


    ピーター「ケニーから?ミケ!そんな話信じてはいけない!あいつはあの方のスパイだ!」


    ケニー「何だと!?よくもそんなことを!」


    ケニー「お前がスパイだったんだ!お前はヴォルデモートのスパイだった!」


    ミケ「そうなんだろ!エレンの両親を売った…違うか?」


    ピーター「…仕方ないだろ…あの方は世界を征服していた…」


    ケニー「それがどうした?ヴォルデモートは残酷な魔法使いだ!」



    ピーター「イェーガー家の場所を言わなければ私が死んだかも知れないんだぞ!」



    ケニー「だったら、死ぬべきだった!友人を裏切るぐらいなら!」


    ミケ「我々もそうしてきただろ!」


    ピーター「それは…」


    ケニー「お前は気づくのが遅すぎた!ヴォルデモートがお前を殺さなければ…俺達がお前を殺すということに!」


    ミケ「その通りだ…」


    ピーター「ひっ!」


    ピーターは必死に逃げようとするがそれも叶わず…もはやケニーとミケには確実に殺される


    ピーター「アルミン!私はいいペットだっただろ?君は情け深かった!ご主人様!」


    遂にピーターは命乞いに出たのだ


    アルミン「お前をエレンを辛い目に合わせた奴を大切にしてたなんて!」


    ピーター「…君なら分かるよね?賢くそして強いミカサさんなら!」


    ミカサ「近寄らないで…来ないで…私に触れないで!」


    最初はアルミン…そしてミカサ…と言うことは


    ピーター「エレン!君の父さんのグリシャは私と親友だったんだよ…」


    ケニー「貴様!エレンに話し掛けるとはどういう神経をしてるんだ!」


    ピーター「グリシャなら私が殺されることを望まないだろう…」


    エレン「……」


    こいつは父さんと母さんを裏切った…駆逐してやる!いや殺す!だが…ピーターが言ったように父さんはそれを望むだろうか…ピーターの死よりも二人の親友が殺人者になることを…


    ケニー「もう…分かっただろ?ピーター?」


    ケニーが杖を上げる


    ミケ「これで終わりだ…」

    ミケ先生もだ


    ピーター「やめてくれ!やめてくれ!」


    ケニー「先に地獄で待ってろ!後で行く!」


    二人が杖を振り下ろそうとした…その時!


    エレン「やめてください!!!こいつを殺しては行けない!」


    エレン「こいつはアズカバンに行けばいい!!」


    ケニー「!!」


    ミケ「!!」


    ミカサ「!!」


    アルミン「!!」
  99. 99 : : 2015/08/16(日) 12:29:56
    続きキターーーーーー!!\(°∀°)/
    期待です!
  100. 100 : : 2015/08/16(日) 19:48:36
    >>99 期待ありがとうございます!頑張ります!
  101. 101 : : 2015/08/16(日) 22:32:04
    ミケ「決定権はエレンにある…それなら、俺はピーターを殺さない…」


    ケニー「おいおいおいおいおい…でもよ、エレン!よく、考えろ!このクズはお前の両親を…」


    エレン「もちろん…それは分かる…だけど、こいつが言うように父さんだったらそのクズの為に親友二人が人殺しになってほしくないと思うんだ…」


    ケニー「そうか…」


    ピーター「ありがたい!慈悲深い!」エレンの服を触る



    何て調子のいい奴なんだ…


    エレン「離せよ!服が破けちゃうだろうが!」


    ミカサ「エレン…でも、ピーターをどうやって連れていくの?」


    ミケ「任せてくれ…大丈夫だ…縛るだけだ。」


    シュルルル

    ミケがピーターを縄で縛る



    ケニー「それでは、外に出ようぜ!」


    アルミン「そういえば…ナイル先生は?」


    ケニー「起こしたら…お前らに罰則を与えるだろ…放っておけ!」


    エレン「そうだな!」


    ミカサ「本当にいいの…?」


    ミケ「その内起きる…」


    アルミン「それなら行こう…」


    ミカサ「そうする…」
    ――――――――――――――
    ―――――――――――――
    ――――――――――――

    そして俺達は叫びの屋敷を後にして暴れ柳の穴から出てきた



    エレン「そろそろ戻らないと…」


    ケニー「エレン!少しいいか?」


    エレン「はい!」


    アルミン「エレン!行くよ!」


    ミカサ「アルミン!今はそっとしてあげよう…」


    アルミン「うん…」



    ケニー「エレン…俺はなお前の名付け親なんだぜ!知ってたか?」


    エレン「もちろん!」


    ケニー「そうか…つまり、それは俺をエレンの後見人にしたってことだ…」


    エレン「そうですね!」


    ケニー「だからな…もしもよ、俺の汚名が晴れてよ…もし、今のように暮らすのもいいとおもうだが…」


    俺は次の言葉を待ちわびた…だって俺の家族が出来るかもしれないんだ!


    ケニー「分かってる、俺は人の親にはなれない…だが一緒に暮らしたいならそれもいいなってな…」


    エレン「俺は…ケニーと暮らしたいです!」


    ケニー「本当か!いいのか?」


    エレン「はい!」


    そして、その刹那だった


    ミカサ「エレン!ケニー!」


    エレン「どうした!?」


    ミカサ「ミケ先生が…」


    アルミン「様子が変なんだ!」


    ミケ「……」ガタガタガタガタ


    ケニー「今日の月は?」


    ミカサ「満月です…」


    ケニー「それは… ヤバイな…」


    エレン「何が?どうなってんだ?」


    ケニー「ミケが巨人になる!逃げろ!!」


    ミケ「うわあああ!」


    ピカァァァァ!ドーン!


    ケニー「遅かったか…」


    シュウウウウ


    ミカサ「あれは…」


    エレン「巨人だよな!?でもよ!」


    アルミン「あの外見は…」


    人狼の巨人「アアアアアア!」


    エレン「人狼だ…」
  102. 102 : : 2015/08/20(木) 19:58:54
    ミカサ「どうすればいいの?」


    アルミン「でも、このままじゃ殺される…全員だ…」


    エレン「それじゃ、ヤバイだろ!!」



    人狼の巨人「アオオオオン!!!」


    ミケ先生、いや人狼の巨人は本物の狼と同じように遠吠えをしている


    人狼の巨人「アアアア!!」ダッダッダッ

    そして、鋭い眼光で俺達を睨むとこっちに走ってきた


    アルミン「来たよ!!」


    ケニー「このままじゃ、まずいな…俺に任せろ!」


    エレン「ケニー!でも、それじゃ危険です!」


    ケニー「いいか!俺もそう思う…だが魔法でミケを殺すことは出来ない…だから、俺が注意を引く!お前らは先にホグワーツに逃げろ!」


    エレン「俺も戦いたい!」


    ケニー「ダメだ!お前を殺させはしない!」


    ミカサ「エレン!ケニーの言う通りに…」


    アルミン「一旦引こう!」


    エレン「…分かった!…ケニー!生き残ってくれ!」


    ケニー「当たり前だ!」


    すると、ケニーは熊ほど大きさがある犬に変身し人狼の巨人に向かっていった


    黒い犬「ワンワン!」ダッダッダッ


    人狼の巨人「…!!」ヒュ


    黒い犬「ガルルル!」ピョン



    ミカサ「エレン、行こう…」


    エレン「ああ!」
  103. 103 : : 2015/08/21(金) 01:56:36
    続き気になるうううう!!期待です!頑張ってください!!
  104. 104 : : 2015/08/23(日) 13:31:15
    >>103 期待ありがとうございます!
  105. 105 : : 2015/08/27(木) 15:32:07
    神作品だこれ( ; ゜Д゜)
  106. 106 : : 2015/08/27(木) 22:09:35
    >>105 神作品だなんて恐縮です!楽しんでくれると嬉しいです!
  107. 107 : : 2015/08/28(金) 00:09:26
    ハリーポッターは全く見てないからわからないけど、面白いです!
  108. 108 : : 2015/08/28(金) 10:49:20
    >>107 本当ですか!これをきっかけにハリポタを知ってくれると嬉しいです!
  109. 109 : : 2015/08/30(日) 22:15:55
    アルミン「ここまで来たら…大丈夫かな?ハアハア…」


    ミカサ「多分…」


    エレン「ケニー…本当に大丈夫か?」


    アルミン「ケニーなら大丈夫だよ!」


    エレン「だと、いいんだけど…」


    キャンキャン!


    エレン「今、声が!」


    ミカサ「多分…犬の声!」


    エレン「ってことは…ケニーが危ない!」ダッダッダッ


    ミカサ「エレン!」


    アルミン「エレン!」





    エレン「ケニーなら大丈夫だよな…?」ダッダッダッ


    エレン「ケニー!」


    するとそこには驚きの光景が広がっていた。ケニーは体から出血し犬の姿では無く人に戻っていた…そしてすぐ近くには人狼の巨人がいた


    ケニー「ゼエゼエ…くそ!」


    人狼の巨人「アアアア!!」


    エレン「ケニー!!」


    ケニー「エレン!どうして戻ってきたんだ?危険だ!」


    エレン「俺は…家族を失った…だから、名付け親という家族は守る!」


    ケニー「エレン…」


    エレン「ミケ先生…あなたと戦わなければいけないのは残念です…」


    ケニー「何をするんだ…?」


    エレン「力を使うんです!」ガチッ


    ピカァァァ!ドーン!


    黒髪の巨人「アアアアアア!!」


    人狼の巨人「アオオオオン!」


    ケニー「おいおいおいおい、エレン…お前巨人化が出来たのか…?」


  110. 110 : : 2015/08/31(月) 16:41:47
    期待であります!
  111. 111 : : 2015/09/06(日) 09:07:35
    >>110 いつもありがとうございます!
  112. 112 : : 2015/09/06(日) 22:10:57
    ケニー「エレンがまさか…ミケと同じ巨人能力者とは…知らなかったぜ…」


    ケニーの前では2体の巨人が壮絶な戦いを繰り広げていた…黒髪の巨人が人狼の巨人を拳で殴り、人狼の巨人は爪で黒髪の巨人を引き裂き牙で噛みついていた


    黒髪の巨人「アアアアアア!!」ブオッ! バキッ!


    人狼の巨人「アオオオン!!」ガブッ!


    ケニー「まずいな…離れねぇと!」ダッダッダッ


    ケニー「湖の方に逃げるか…」ダッダッダッ



    黒髪の巨人の中のエレン(ケニーは逃げれたみたいだな…よかったぜ!)



    黒髪の巨人「アアアアア!!!」ヒュ


    バキッ!


    人狼の巨人「……」ダッダッダッ ヒュ


    ザシュ!!


    黒髪の巨人「アアアア!」


    ブチッ!



    うっ!しまった!腕を引き裂かれた…腕が1本無いだけですぐに劣勢になっちまうな…


    どうすればいいんだよ!?


    エレンがそう思っていた時だった


    「アオオオン!!」


    人狼の巨人「…!!」


    人狼の巨人「アオオオン!!」ダッダッダッ


    その遠吠えを聞くと人狼の巨人は去っていった



    シュウウウ


    エレン「今の遠吠えは…?何だったんだ?」


    人狼がもう一匹いたのか?でも、人が言ったようにも聞こえた…まあ、助かったからどっちでもいいか!


    エレン「確か…ケニーは湖の方に行ったよな…」ダッダッダッ


    俺はケニーを助けに向かった
  113. 113 : : 2015/09/07(月) 22:13:31
    エレン「ケニー!どこにいるんだ?」


    ここにはいるはずなんだけどな…っと俺が考えていると見つけた!ケニーは怪我をおい湖の岸辺に横たわっていた


    エレン「ケニー!大丈夫か!大丈夫


    ケニー「エ、エレン!俺は…大丈夫だ…」


    エレン「違うだろ!怪我をしてるぞ!」


    ケニー「問題ない!」


    エレン「ケニー!ここを離れるぞ!森は危険だ!人狼の巨人もいるし…」


    ケニー「エレン…もう遅いみたいだぜ…」


    エレン「…!?」


    せっかく名付け親と暮らせると思っていたときに奴らが来た…全てが冷たくなっていくような感覚が襲ってくる。そして湖が凍てついていく


    エレン「ディメンター…」


    ディメンター…吸魂鬼が100体ほども集まって俺とケニーに向かってくる


    吸魂鬼「……」ガラガラ


    奴らはガラガラと音をたてながら俺達から幸福な気持ちを吸い込む


    ケニー「やめろ!やめてくれ!」


    エレン「くそ!ケニーが…」


    そうだ、俺は…戦えるじゃねぇか!守護霊が出せる…ただ生物の形にはなってないが…


    エレン「ケニーを殺すな!俺は…ケニーと暮らすんだ!!」


    俺はケニーの前に立った…すると吸魂鬼は俺から幸福な気持ちを吸い込む


    エレン「そんなの…効くかよ!」


    エレン「エクスペクトパトローナム!!」


    俺がそう唱えると生物の形にはならない俺の守護霊が出てきた…弱々しいながらも吸魂鬼は守護霊を通り抜けることが出来ない…しかし吸魂鬼を追い払うことは出来ない


    エレン「俺はお前らには負けない!負けるわけにはいかねぇ!」


    吸魂鬼「…!!!」


    だが、徐々に俺の守護霊は吸魂鬼をいつまでもは防げない…吸魂鬼は俺の守護霊を突破してきた


    吸魂鬼「……」ガラガラ


    エレン「どうすればいいんだよ!」


    ケニー「……」


    ケニーは気絶したようだ


    吸魂鬼「…」ガラガラ


    エレン「やめろおぉぉぉぉ!!」


    その時だった…対岸から眩しい光が見えた…何かの動物のようだ。それは吸魂鬼を攻撃し追い払っていく


    エレン「何だ…?あれは?」


    全ての吸魂鬼がいなくなりその動物が何かがはっきりした


    エレン「馬か?違うな、あれは牡鹿だ!」


    牡鹿「……」


    エレン「あの、守護霊は誰が出したんだ…?うっ!ダメだ……」


    牡鹿の守護霊を誰が出したのかそれを考えながら俺は意識を失った…




  114. 114 : : 2015/09/20(日) 20:52:13
    ――――――――――――――
    ―――――――――――――
    ――――――――――――


    エレン「う、うん…?ここはどこだ…?」


    周りを見回すとベッドがあり、医務室だと分かった


    ミカサ「エレン!起きたの?大丈夫…?」


    エレン「ミカサ!お前も無事でよかったぜ!」


    ミカサ「エレンも無事でよかった…」


    エレン「ミカサ、アルミンはどこだ?」


    ミカサ「アルミンもここにいる…ただ、怪我を負いそこで寝ている。」


    エレン「本当だ…アルミンも無事でよかった!」


    エレン「そういえば、ケニーはどこだ?」


    ミカサ「実は…ケニーは…」


    エレン「どうなったんだ!?」


    そう言っていると医務室のドアの外から声が聞こえて来た


    ロッド「それにしても、ナイル…よく3人を助けれたな…」


    ナイル「はい!しかし、イェーガーにケニーは錯乱の呪文をかけたのでしょう。そのせいで負傷しましたが…」


    ロッド「だが、ケニー・アッカーマンを捕らえたのは君だ…後日魔法省からマーリン勲章が送られるだろう…」


    ナイル「本当ですか!光栄です!」


    ナイル「それで、ケニーはどうなるのですか…?」


    ロッド「当然、吸魂鬼に魂を抜かれるだろう…」


    ナイル「なるほど…」


    ロッド「それでは、行こうかな…失礼。」


    ナイル「では、後ほど…」




    エレン「おい!ミカサ!ケニーが危ない!何とかしねぇと!!」


    ミカサ「でも、どうすればいいの?」


    エレン「捕まえた、ピーターを引き渡せばいいだろ!」


    ミカサ「それが…ピーターは逃げた…ミケ先生が巨人になったときの混乱に紛れて逃げたみたい…」


    エレン「くそ!あの野郎!!」


    ミカサ「だから…もう…」


    ただただ絶望した…今日会ったばかりの名付け親が生気を失った亡霊のようになってしまうから…


    そう思っているとドアが開いた


    エルヴィン「どうやら、無事みたいだね…よかった!」


    エレン ミカサ「エルヴィン先生!」


    エレン「先生!ケニーは悪くないんです!ピーターが悪いんです!ヴォルデモートの部下だったんです!」


    ミカサ「その通りです!アルミンもこのことを知っています!」


    エルヴィン「だが、ピーターがいないのでは…学生3人がピーターが犯人と言ったところで大勢の意見は変えられない…」


    エレン「でも!!」


    エルヴィン「時間とは素晴らしいものだ…過去を変えられば未来は変えることも出来る…」


    ミカサ「!!」


    エルヴィン「ケニーなら、エルド先生の事務室にいる…今は0時だ三回引っくり返せばいいだろう。それでは幸運を祈る…」


    エルヴィン「では、鍵をかけておこう。」


    ミカサ「そうか…それなら、ケニーを救える。」


    エレン「どうしたんだ…?」


    ミカサ「エレン!来て!」


    エレン「何をするんだ…?」
  115. 115 : : 2015/09/26(土) 19:20:08
    すごく期待です!!
  116. 116 : : 2015/09/27(日) 07:11:51
    >>115 ありがとうございます!
  117. 117 : : 2015/10/07(水) 20:37:06
    ミカサ「エレン、これを私と首にかけてほしい…」


    エレン「分かった…」


    ミカサはネックレスをエレンの首にかけるとその先についている砂時計の様なものを3回ひっくり返した


    エレン「何をしたんだ…?」


    ミカサ「その内分かる…」


    すると、エルヴィン先生が医務室にいる。それにナイル先生とロッド大臣がさっき話したことを話している,それにアルミンがベッドで寝ていない


    エレン「どうなってるんだ!?さっきのことだろ?」


    そして、真っ暗だった外の風景も夕暮れに変わる


    エレン「時間が戻ってるのか…?」


    ミカサ「よし…終わった…エレン、その逆転時計を外して。」


    エレン「お、おう!」


    ミカサ「そういえば…さっきのエレンが言う通り…今、私は時間を戻した。今まで私はこの時計を使って多くの授業に出ていたの…この時計はリヴァイ先生がくれた…」


    エレン「そういうことだったのか!それで、何時に戻ってきたのか?」


    ミカサ「7時ぐらい…でも、この時間の何を変えれば、ケニーを助けれるのだろう?」


    エレン「俺達、この時間何をやっていたんだっけ?」


    ミカサ「ハンネスさんの所にいっていた…」


    エレン「………」


    ハンネスさんを救う?いや、ハンネスさんは問題ない…だったら…そうか!バックビークだ!


    エレン「バックビークだ!!」


    ミカサ「バックビーク…?どうして、バックビークなの?」


    エレン「バックビークを助けて、背中に乗ってエルド先生の部屋に飛んでケニーを助ける!そして…ケニーは飛んで逃げる!」


    ミカサ「なるほど…それなら納得…」


    エレン「よし!そうと決まれば、ハンネスさんの所に行くぞ!


    ミカサ「うん…!」
  118. 118 : : 2015/10/17(土) 11:44:52
    エレン「急げ!ミカサ!もう少しだ!」ダッダッダッ

    ミカサ「エレン!待って!」ガシッ


    エレン「どうしたんだよ?急がねぇと!処刑されるぞ!!」


    ミカサ「エレン!よく見て!」


    エレン「うん?」



    ミカサ「ふっ!」ヒュ


    バキ!


    ジャン「いってぇ!」バタ




    エレン「お前がジャンを殴ったところだろ?ナイスパンチだ!それじゃ、行くぞ!」


    ミカサ「エレン!それは行けない!あそこにいるのは過去の私達とジャン達…」


    エレン「それは分かってるよ!」


    ミカサ「そして、ここからが問題…実際にこの時計を使って過去の自分と会って混乱して、過去の自分を殺したり逆に過去の自分に殺された魔法使いもいる…」


    エレン「マジかよ!?」


    ミカサ「うん…本当の話…」


    エレン「それじゃ、ここを移動するぞ!」


    ミカサ「今は待った方が…」


    エレン「いや、ここにはジャン達が来る!」


    ミカサ「そうだった…移動しないと…」




    ジャン「行くぞ!」ダッダッダッ


    マルコ「うん!」ダッダッダッ


    サシャ「待ってください!」ダッダッダッ




    エレン「急げ!」


    ミカサ「うん…」


    エレンとミカサが木の裏に隠れる



    ジャン「チッ…エレンの奴!覚えてろ!」



    エレン「行ったな…」


    ミカサ「そうみたい…行こう…」


    エレン「そうだな!」
    ―――――――――――――――
    ――――――――――――――
    ―――――――――――――

    エレン「やっと…着いたな!ハンネスさんの小屋に!」


    ミカサ「見て!私達が小屋の中にいる…」


    エレン「本当だな!自分が二人って変な感じだな…それじゃ、バックビークを助けるか!」


    ミカサ「エレン!待って!大臣や処刑人に見せないとハンネスさんが逃がしたと思われる…」


    エレン「それじゃ、待つのか?ここで!」


    ミカサ「かぼちゃの裏に隠れていよう…」


    その少し先にバックビークが見える



    バックビーク「……」


    とても冷静で落ち着いている。自分が殺されるなんて少しも思っていないだろうな…取りあえず、ここで待つか…
  119. 119 : : 2015/10/27(火) 19:51:15
    ――――――――――――――
    ―――――――――――――
    ――――――――――――

    エレン「そういえば、そろそろ俺たち出てこないとダメだよな?」


    ミカサ「確かに…」


    エレン「それにスキャバーズもいないし…花瓶も割れてない…どうする?大臣とかが来たら!」


    ミカサ「それなら、私が花瓶を割る…」


    エレン「どうやって…?」


    俺の質問に対してミカサは拾った石を見せてきた


    ミカサ「これを投げる…」


    エレン「なるほどな!!」


    ミカサ「ふっ!」ヒュ!




    ゴン!っと小屋の中から鈍い音がした続いて
    「いってぇ!」と声がする。過去の俺に当たったんだ!


    エレン「あれは、痛いな…」


    ミカサ「ごめん…でも、次は…」ヒュ


    バリン!花瓶に当たったようだ!そして小屋の中から俺,ミカサ,アルミン,ハンネスさんがスキャバーズを見つけて驚いている


    そして、やっと過去の俺達はハンネスさんの小屋を出ていった


    エレン「ふぅ…間に合ったな…」


    ミカサ「あとは、大臣達を待つだけ…」




    ロッド「さて、着いたな…」


    エルヴィン「ロッド⚫レイス大臣、お久し振りです…それから、そちらの人は?処理委員会の人ですか?」


    ロッド「エルヴィン、久し振りだな…こちらはワルデン⚫マクネア処刑人だ…」


    マクネア「……」


    エルヴィン「それでは、行きましょう…」


    ロッド「そうだな…」


    ハンネス「エルヴィン校長!ロッド魔法大臣!それに…マクネア…まあ、小屋で紅茶でも…」


    エルヴィン「それでは、頂こうか…」


    ロッド「ふむ…そうだな…」





    エレン「よし!小屋に入ったぞ!」


    ミカサ「それでは、始めよう…」







  120. 120 : : 2015/11/07(土) 21:21:39
    俺とミカサはバックビークの元へ向かう


    ミカサ「それでは、柱から鎖をとろう…」


    エレン「待て!ミカサ!」


    ミカサ「どうしたの…?エレン?急がないと…」


    エレン「まずは、お辞儀だ…」


    バックビーク「……」


    俺はバックビークに向かい頭を下げお辞儀をした


    バックビーク「…」ギロッ


    バックビークは俺を鋭い眼光で見ていた


    バックビーク「…」お辞儀をする


    エレン「よし!これで鎖を外せる!」


    ミカサ「それでは、急ごう…」


    そう言うとミカサは鎖を簡単に外し始めた


    エレン「どうだ…?外れそうか?」


    ミカサ「うん。」

    すると小屋から声が聞こえてきた


    ロッド「被告、バックビークはジャン⚫キルシュタインに重傷を負わせた罪として処刑される事となった…それでは、エルヴィン,マクネアサインをしてくれ…」


    エルヴィン「分かりました…すまない、ハンネス…」


    ハンネス「エルヴィン校長…あなたはよくやってくださいました…」




    エレン「よし!鎖が外れた!行くぞ!」


    バックビーク「!!」動かない


    エレン「バックビーク!急がねぇと!」


    ミカサ「多分、ハンネスさんの小屋を離れたくないんだと思う…」


    エレン「どうするんだよ!?」




    マクネア「よし!エルヴィン校長がサインしたんだし…処刑を始めないか?」ギィィィ


    エルヴィン「待て!マクネア!」


    マクネア「…?」


    エルヴィン「君もサインしなくてはならないはずでは…?」


    ロッド「そうだぞ!マクネア!」


    マクネア「そうだったな…」



    エレン「危なかった…でも、どうすれば?」


    ミカサ「バックビーク!」


    そう言ったミカサは小動物の死体を持っていた


    エレン「それは何だ?ミカサ?」


    ミカサ「バックビークの餌…」


    バックビーク「!!!」


    ミカサ「どうぞ…」ヒュ


    バックビーク「!」バクバク


    ミカサ「それでは、ついてきて!」


    バックビーク「…!!」ダッダッダッ


    エレン「よし!このまま行くぞ!」




    マクネア「それでは、サインしたし…処刑だな…」


    ロッド「うむ…」


    エルヴィン「そうだな…」


    ハンネス「もう…覚悟は出来た…」ギィィィィ


    すると、かぼちゃ畑にバックビークはいなかった


    ロッド「どこに行ったんだ?」


    ハンネス「バックビーク!賢い!流石だ!」


    マクネア「どこに行ったんだ!俺は見たんだぞ!」


    エルヴィン「盗まれたのかもな…盗賊に…」


    マクネア「ホグワーツにいるのか?」


    エルヴィン「いや、普通なら飛んで逃げるだろうな…空を探したらどうだ?ハンネス、お茶を頂こう…」


    ハンネス「分かりました!」


    マクネア「チッ…どうなってるんだ!!」

    そして、その後ヒュと斧が降り下ろされる音がした

    ベチャ!!


    だが、次の音はかぼちゃが真っ二つに裂け中身が飛び出した音だった
  121. 121 : : 2015/11/21(土) 22:20:30
    ――――――――――――――
    ―――――――――――――
    ――――――――――――

    時刻は夕方から夜になった暴れ柳の近くには二人と一頭が待機していた


    エレン「なあ、まだか?ミカサ?もう大分待ってるぞ!」


    ミカサ「まだ、待って…」


    エレン「過去の俺達が暴れ柳の中に入ってミケ先生も入っていった…それにナイル先生も…」


    ミカサ「そう…だから、後は出てくるのを待つだけ…」


    エレン「バックビークも待ちくたびれるんじゃねぇか?」


    バックビーク「……」


    ミカサ「いえ、ちゃんと待っている…」


    エレン「にしても、いつ出てくるんだ…?」


    ミカサ「エレン!出てきた!」


    エレン「うん…?」


    ミカサの言う通りだった…俺,ミカサ,アルミン,ケニー,ミケ先生,それにピーターが縛られて出てきた


    ミカサ「それで、この後はミケ先生が巨人になる。その後に湖であなたとケニーがディメンターにやられたところを見てからバックビークで飛んで助ける…」


    エレン「そうだな!あと少しだ!」


    そう言っているとミケ先生が人狼の巨人になった…それに続いてケニーが犬に変身する


    そして、もう一人変身を行う者がいた


    ピーター「ふふふ…」


    ピーターは杖を構えると呪文を唱えた



    エレン「おい!ミカサ!ピーターが!」


    ミカサ「エレン!落ち着いて…」


    エレン「これはチャンスだ!絶対に逃がさねぇ!!」


    ミカサ「待って、今エレンが行っては過去の私達に会ってしまう…そうすると未来が変わる可能性がある…」


    エレン「何だよ!?見逃すのか!!」


    ミカサ「でも…」


    そう言っている内にピーターはネズミになり逃げていった


    エレン「くそ!」


    ミカサ「それに、ピーターが持っていた注射器の様なものも気になる…」


    エレン「そんなもの、持ってたか?」


    ミカサ「うん…そうだった、エレンここを離れよう…エレンの巨人と人狼の巨人が戦いを始める…」


    エレン「そうだな!バックビーク移動するぞ!」


    バックビーク「…!」コクン
  122. 122 : : 2015/11/21(土) 22:43:37
    いよいよクライマックスですね。
    期待です!
  123. 123 : : 2015/11/24(火) 23:03:07
    うゎーぉ!!期待ですよ!!!
  124. 124 : : 2015/12/04(金) 22:33:26
    >>122 >>123 いつもありがとうございます!
  125. 125 : : 2015/12/14(月) 21:56:22
    黒髪の巨人「アアアアアア!!」ヒュ


    人狼の巨人「…!」サッ


    人狼の巨人「ガルルル…!」ガブッ


    黒髪の巨人「…!!」ポタポタ


    人狼の巨人「アオオオオン!!」ヒュ


    バキ!!




    黒髪の巨人「アアアア…」バタ




    人狼の巨人が黒髪の巨人に近寄り口を開ける



    エレン「おいおい!過去は途中で人狼の巨人は逃げたのに!何でだ?」


    ミカサ「分からない…でも、これはまずい…」


    エレン「どうすんだよ!?」


    ミカサ「私に考えがある…」


    エレン「何だよ?」



    そう言うとミカサは木の隙間に顔を出した



    エレン「……?」



    ミカサ「アオオオン!!」


    エレン「何やってんだ!?ミカサ!」



    人狼の巨人「……」クル


    人狼の巨人「アオオオン!!」ダッダッダッ




    エレン「おい!ミカサ!こっちに来るぞ!」


    ミカサ「走って!エレン!」


    エレン「どこに行けばいいんだよ!!」ダッダッダッ


    ミカサ「森に行こう…」ダッダッダッ


    エレン「分かった!」ダッダッダッ


    人狼の巨人「アアアア!!!」ダッダッダッ




    エレン「よし!森に入ったぞ!」ダッダッダッ


    エレン「人狼の巨人は…?」クル


    ミカサ「エレン!止まらないで!」ダッダッダッ


    人狼の巨人「アオオオン!!」ダッダッダッ


    エレン「まだ、来るのかよ!」ダッダッダッ


    ミカサ「そうみたい…」ダッダッダッ


    バックビーク「……」ダッダッダッ


    エレン「おい!ミカサ!前、行き止まりだ!」


    ミカサ「本当…?」


    エレン「どうすんだよ?」


    バックビーク「!!!」ジタバタ


    ミカサ「戦う!」スッ 杖を構える


    人狼の巨人「アオオオン!!!」ダッダッダッ



    ミカサ「……」



    人狼の巨人「!!」ダッダッダッ



    ミカサ「……」




    人狼の巨人「アオオオン!」ダッダッダッ




    ミカサ「デフィンド!!」ヒュ



    ザシュ!!



    そう聞こえると人狼の巨人の脚が切られていた


    人狼の巨人「……」バタ



    ミカサ「ミケ先生、すいません…」


    エレン「ミカサ!すげー!」


    ミカサ「ありがとう!エレン!」


    エレン「なあ、ミカサ…湖に行かないか?」


    ミカサ「どうして?あとは待つだけでしょ?」


    エレン「いや、誰が俺とケニーを吸魂鬼から助けてくれたのかこの目でみたいんだ!」


    ミカサ「それなら、行こう…」


    エレン「おう!」


  126. 126 : : 2015/12/18(金) 07:15:52


    エレン「着いた!あ!ケニーがいる!」


    ミカサ「エレン、静かにして。気づかれてしまう…それに、あなたは助けてくれた人を知るためだけに来た違わない?」


    エレン「それは、そうだけど…」


    エレン「でも、本当に誰が?」


    ミカサ「気絶していたナイル先生が助けたんじゃ?エレンを医務室に運んだのはナイル先生だし…」


    エレン「ナイル先生が!?有り得ないな…エルヴィン先生も校長室にいたはずだし…」


    ミカサ「それでは、リヴァイ先生は?」


    エレン「リヴァイ先生か、強いから有り得るかもな…」


    ミカサ「うん…」


    エレン「でも、俺はリヴァイ先生じゃなくて父さんを見たように思うんだ!」


    ミカサ「エレン!エレンのお父さんは……その…」


    エレン「殺された…そう言いたいんだろ?でも、ピーターは生きてた!死んだと思われてたのに!だったら父さんも!」


    ミカサ「例のあの人から生き残ったのはあなただけ…」


    エレン「……まあ、見てればわかる!」


    そう言ってると過去の俺がケニーを助けに来ていた


    エレン「あ!俺が来た!」


    ミカサ「ということは…」


    エレン「奴等が来るな…」




    すると、寒さが俺達を襲った湖は凍てついていく


    全身黒色でフードを被っている吸魂鬼達が次々と過去の俺とケニーの元へ向かっていく…



    エレン「エクスペクトパトローナム!!」



    過去の俺がそう唱えると弱々しい守護霊が現れる…でも……吸魂鬼が過去の俺の守護霊を突破した



    エレン「誰が来たんだ?リヴァイ先生?父さん?」キョロキョロ


    ミカサ「どこに…」キョロキョロ



    しかし…いない誰も


    エレン「どこにいるんだ!?」キョロキョロ


    エレン「やっぱり、誰もいねぇじゃねぇか!」


    ミカサ「それじゃ…でも、このままでは過去のエレンが!」



    エレン「……!!」


    そうか!俺とケニーを助けたのはリヴァイ先生でも父さんでも無い!




    俺を助けたのは!





    俺なんだ!!



    エレン「いや、違うぞ…ミカサ!俺だったんだ!」


    ミカサ「…?」


    エレン「俺が過去の俺とケニーを助けたんだよ!」


    ミカサ「そういうことだったんだ…」





    エレン「駆逐してやる!!吸魂鬼を!この場から一匹残らず!!」







    エレン「エクスペクトパトローナム!!!」ヒュ



    俺がそう唱えると杖から守護霊が飛び出した、しかも今までと違い動物の形があり四本の足で湖を疾走していく



    エレン「あれが…俺の守護霊!何の動物なんだ?」



    エレンの守護霊「…」ダッダッダッ



    吸魂鬼達「!!」逃げていく



    吸魂鬼はエレンの守護霊が接近すると逃げていく、そして全ての吸魂鬼がいなくなった



    エレン「俺の守護霊は?角があるのか?」





    角がある!あれは…そうだ!牡鹿だ!俺の守護霊は牡鹿だ!


    その時、俺の守護霊が消えた…


    ミカサ「エレン!凄い!」


    エレン「ありがとな!ミカサ!」ニコッ


    エレン「でも…やっぱり…」





    エレン「俺だったんだ!」



    そして、俺達は湖を後にした













  127. 127 : : 2015/12/23(水) 13:41:22
    守護霊を出すことに成功した俺の心は喜びで満ち溢れていた


    ミカサ「エレン!ナイル先生が過去のあなたとケニーを連れて行った…私達も行動を開始しないと…」


    エレン「ああ、そうだよな!」


    俺はバックビークを連れて森を歩いていく


    ミカサ「私が様子を見てくる、ここでバックビークと待っていて…」


    エレン「分かった!」



    数分するとミカサは戻ってきた


    ミカサ「エレン!もう、ケニーはエルド先生の事務室にいる!早く向かおう…」


    エレン「よし!そうだな!バックビークに乗るぞ!」


    そう言うと、俺はバックビークに跨がる…久し振りだな、ヒッポグリフに乗るのは初めて乗ったときは慣れなかったけどミカサは大丈夫か?


    ミカサ「分かった…」


    ミカサもバックビークに跨がる


    エレン「バックビーク!飛んでくれ!」


    刹那バックビークは鳴き声をあげると翼を広げ地を蹴り飛び上がる


    そして、翼を羽ばたかせると俺達は空中にいた




    エレン「やっぱ、まだ慣れないな…」


    ミカサ「そう?箒と変わらない…」


    エレン「お前、すごいな……」


    そう言っている内にもバックビークは高度を上げていく…すごい綺麗な景色だ!!


    ミカサ「あそこが、エルド先生の事務室…」


    エレン「分かった!バックビーク!あの部屋に行ってくれ!」


    バックビーク「…」コクンバサバサ





    事務室に近寄っていくと項垂れているケニーを
    見つけた



    エレン「ケニー!!」


    ケニー「エレン!どうやって?」


    エレン「話せば長くなる!窓を開けて!」


    ケニー「いや、鍵が掛かっている!」


    ミカサ「エレン、私に任せて!アロホモラ!!」



    ガチャ



    エレン「開いた!!」


    ケニー「ヒッポグリフもいるのか?一体どこで?」


    エレン「ケニー!乗って!!」


    ミカサ「乗ってください…」


    ケニー「ああ、分かった…」


    ケニーもバックビークに跨がる


    エレン「バックビーク!屋上まで飛んでくれ!」



    バックビークはまた鳴くと羽ばたいた



    ケニー「こりゃいい!!最高だ!!!」


    エレン「嬉しそうだな!ケニー!」


    ケニー「当然だろ!!」


    ミカサ「屋上に着いた…」


    バックビークは高度を落としていく



    そして、俺達3人は屋上に着地した




    ケニー「本当にありがとな!エレン!それと……」



    ミカサ「ミカサです…」


    ケニー「ミカサ!それから、ヒッポグリフも!」


    エレン「バックビークって言うんだ!本当だったら処刑されてた…」


    ケニー「お前らはすごい!死んでたはずの俺とバックビークを救ったんだ!何と礼を言ったらいいのか…」



    エレン「時間もないし!いいよ、そんなの!」


    ケニー「もう一人の金髪の男の子はどうした?」


    エレン「アルミンなら医務室にいます…」


    ケニー「そうか、あの子にはすまないことをした…俺が謝っていたと伝えてくれないか?」


    エレン「もちろんだ!」


    ミカサ「はい、分かりました!」






    ケニー「でも、グリシャでも俺を救いに来ただろうな…」


    ケニー「やっぱ、エレン!お前は父さんにそっくりだな!だが、目だけは…」


    エレン「母さんにそっくり…」


    ケニー「その通りだ!とにかく、エレン,ミカサ,アルミンには感謝だな!」


    エレン「ケニー!そろそろ行って!追っ手が来るかもしれない!」


    ケニー「それもそうだな!」


    ミカサ「バックビークに乗ってください!」


    ケニー「分かった!」


    ケニーはバックビークに跨がるとバックビークは翼を広げる








    ケニー「じゃあな!3人とも本当にありがとう!また、手紙も書くし会えると思う!それまで一旦お別れだ!」


    エレン「ケニー!元気でな!また会おうぜ!!」


    ミカサ「次会える日を楽しみにしています…」


    そして、バックビークは飛び立ち…俺達とケニーの距離はどんどん開いていく




    ケニーが豆粒の大きさになり,蟻の大きさになりそして見えなくなった…やっぱり寂しい…



    ミカサ「エレン、行こう!医務室に戻らないと!」


    エレン「そうだったな!」ダッダッダッ


    時間はあまりない!俺とミカサは一心不乱にとにかく走る



    あの角を曲がれば!医務室が!間に合ってくれ!




    エルヴィン校長先生が鍵を閉めようとしている


    エレン ミカサ「エルヴィン先生!!」


    エルヴィン「間に合ったか…」

























  128. 128 : : 2015/12/23(水) 14:10:01
    安堵感からかエルヴィン先生の言葉に答えるのに間が空いていた


    エレン「ハアハア…はい!ギリギリでしたが…」


    エレン「ケニーとバックビークを助けることが出来ました!」


    エルヴィン「そうか…エレン,ミカサ君達は罪のないものの命を救った、これは素晴らしいことだ…」


    エルヴィン「君達に敬意を!」


    エレン「いえ、そ、そんなこと!」


    ミカサ「敬意を払うほどでは…」


    エルヴィン「まあ、君達はとても疲れているはずだ、ゆっくり休むといい…」


    エレン ミカサ「はい!!」


    エルヴィン「今度こそ、本当に鍵をかけよう…おやすみ!」


    エレン ミカサ「おやすみなさい!」


    鍵がかかり医務室が暗くなった





    アルミン「ええええええ!?」


    突然、アルミンが叫び出したとても驚いた顔をしながらだ



    エレン「どうしたんだ?アルミン?」


    アルミン「どうした?じゃないよ!さ、さっき消えたのに!どうやって!?」


    冷静なアルミンがここまで取り乱すとは思わなかったな…


    エレン「ミカサ、俺は疲れたからお前が説明してくれないか?」


    ミカサ「分かった…」


    エレン「ありがとな!」





    そう言って俺は目を閉じるとすぐに眠れた


  129. 129 : : 2015/12/24(木) 12:41:52
    神作品!!期待です!(#^∀^#)♭
  130. 130 : : 2015/12/25(金) 10:57:42
    翌朝、俺はミカサとアルミンの声で目覚めた


    エレン「…ん?朝か…?」


    ミカサ「おはよう、エレン…」


    アルミン「調子はどう?昨日は大変だったみたいだし…」


    そうか、ミカサがアルミンに話してくれたんだったな


    エレン「ああ、今は元気だぜ!あんだけ寝たからな!」



    ミカサ「なら、よかった…」


    エレン「そういえば、ケニーについてはエルヴィン先生は話したのか?」


    ミカサ「いえ、話していない…」


    アルミン「だから、この学校でその事を知ってるのは僕とエレンとミカサとエルヴィン校長先生だけだよ…」


    エレン「そうか、それじゃ…バックビークの方は?」


    アルミン「それはエルヴィン先生とハンネスさんが話してたよ!そのおかげで…」


    エレン「何かあったのか?」


    アルミン「エレンは寝てたから、知らないと思うけど…」








    1時間前


    ジャン「は?ヒッポグリフが逃げただと!?ふざけんな!どうなってんだ!!」


    マルコ「ジャン!落ち着いて!」


    サシャ「そうですよ!そうだ!3人でご飯食べに行きましょう!」


    ジャン「サシャ!お前は黙ってろ!」


    ジャン「どうせ、あの飲んだくれの森番が酔っぱらって逃がしたんじゃねぇのか!?」


    リヴァイ「おい…ジャン!それは、ハンネスのことを言っているのか?」


    ジャン「!!リ、リヴァイ先生……」


    リヴァイ「これは、教師の対する暴言だな…スリザリン10点減点だ!」


    ジャン「くそ!」ボソッ


    リヴァイ「何か言ったか?」


    ジャン「いえ…何も!」


    リヴァイ「そうか……」
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



    アルミン「って、感じでジャンが怒ってたけど…リヴァイ先生に叱られてたんだ!」


    エレン「ハハハハ!面白いな!」


    ミカサ「どうする?取りあえず、医務室を出よう…」


    エレン「そうだな!」


    医務室を出た俺達はぶらぶらと校内を歩き回っていた…すると、ハンネスさんがやって来た


    ハンネス「エレン!凄い話があるんだが!バックビークが!」


    エレン「逃げたんだろ?」


    ハンネス「もう、知ってるのか?ミカサとアルミンが教えたな?二人の方が一枚上手だな!」


    そう言うと、ハンネスさんは微笑む


    ハンネス「どうやったかは分からんが…殺されなくてよかった!また、会えるといいんだがな…」


    エレン「信じてれば、いつか絶対に会えるって!」


    ハンネス「そうだよな!でもよ、エレン…」


    そう言うとハンネスさんの表情が曇った


    エレン「どうしたんだよ?ハンネスさん?」


    ハンネス「実はな…ミケ先生が退職する…」


    エレン「え……?そんな…」


    どうして、教えてくれなかったんだとミカサとアルミンを見るが二人とも驚いている


    エレン「何で…?ハンネスさん,ミカサ,アルミン…俺、ミケ先生の所に行ってくる!」



    ミカサ「エレン!待って…!」


    アルミン「エレン!」


    ハンネス「二人とも、行かせてやれ…あいつは追いかけたところで止まりはしない…」


    ミカサ「まさか、ミケ先生が…」


    アルミン「いい先生だったのに…」













    エレン「何でだ!どうして…ミケ先生が!」ダッダッダッ


    頼む!間に合ってくれ!ホグワーツを出る前に


    俺は走りに走りミケ先生の教室に向かっていった





    エレン「着いた!ミケ先生!」ガチャ


    ミケ「エレン、君が来るのが分かった…」


    そう言いながら、振り返ったミケ先生の手には地図があった


    エレン「ミケ先生!」


    ミケ「どうしたんだ?エレン?」








  131. 131 : : 2015/12/25(金) 19:38:29
    エレン「ミケ先生…何でやめるんですか?」


    ミケ「その事か…それはな、今朝ナイル先生がスリザリン生に俺が巨人になれると言ってしまったからだ…」


    エレン「それだけですか?そんなこと!俺は気にしません!」


    ミケ「いや、保護者から退職させるのを願う、ふくろう便が来るだろう…それに昨日の夜君達やケニーに襲いかかった。こんなことあってはならない…」


    エレン「でも、俺が守ったし…」


    ミケ「ああ、まさか…エレンも巨人だとは思わなかった。いつから巨人化出来るようになったんだ?」


    エレン「1年前からです…」


    ミケ「そうか…」


    そう言いながら、ミケ先生はバッグを閉め始める



    ガチャ


    エレン「…?」クル


    エルヴィン「エレンも来ていたか…」


    エレン「エルヴィン先生!」


    ミケ「エルヴィン校長…今から学校を出ます。」


    エルヴィン「いや、構わない…まだエレンに聞きたいこともあるだろ?」


    ミケ「確かに…」


    ミケ「エレン、聞きたかったことがある…」


    エレン「何ですか…?」


    ミケ「君の守護霊はどんな形だった?」


    エレン「どうして、俺が守護霊を造り出せることを?」


    ミケ「吸魂鬼を追い払えるのは守護霊だけだ…」


    エレン「そうでしたね…形は、牡鹿でした!」


    ミケ「そうか、牡鹿か…」


    ミケ「そういえば、エレンの父さんのグリシャは動物に変身すると牡鹿になっていた…」


    エレン「父さんが……」


    ミケ「さて、これで聞けたいことも聞けた…守護霊を造り出せるようになってよかった…」


    エレン「ミケ先生の教えがよかったからです!先生はとても良い先生でした!!」


    ミケ「本当にホグワーツで、そしてエレン!君の先生になれてよかった!」


    ミケ「エレン、また会おう…」


    エレン「はい!ミケ先生!」


    ミケ「エルヴィン校長、話も済みましたので…そろそろ…」


    エルヴィン「そうか、門まで送ろう…」


    ミケ「いや、ここでいいです…送らなくても…」


    エルヴィン「そうか…それでは、気を付けてくれ…」


    ミケ「はい!気遣いありがとうございます…」


    エルヴィン「また、会うだろう…その時はよろしく頼む!」


    ミケ「そうですね、またお会いできるのを楽しみにしております…では、これで…」


    エレン「さようなら、ミケ先生!」


    エルヴィン「またな、ミケ…」


    その言葉を聞くとミケ先生は教室を出ていき、教室に残ったのは俺とエルヴィン先生だけになった
  132. 132 : : 2015/12/28(月) 20:45:09
    エレン「それじゃ、俺は…これで!」


    エルヴィン「待て、エレン…」


    エレン「何ですか?エルヴィン先生?」


    エルヴィン「昨日のことについて、教えてくれないか?」


    エレン「昨日は、ケニーとバックビークを助けることには成功しましたし、俺も守護霊も造り出せるようになりました…」


    エレン「でも、ケニーは…まだ指名手配をされてる…やっぱり、あの時殺しておけばよかった!!ピーターを!」


    エルヴィン「なるほど…」


    エルヴィン先生も同感なのだろうか?無言で俺の主張を聞いた




    エルヴィン「私は、そうは思わない…君の選択は正しくないとは言い切れない…」


    エレン「どうしてですか?殺しておけば!今頃ケニーは!」


    エルヴィン「君はピーターを生かしたことにより、ピーターに恩を与え、絆を得たはずだ!」


    エレン「俺は、ピーターとの絆なんていらない!!あいつは裏切り者だ!」


    俺は本心をエルヴィン校長先生に言ってやった


    エルヴィン「君が怒るのは理解できる。だが、この世界にいらない絆は1つとしてない…」


    エレン「そうですか…?」


    エルヴィン「ああ、いつか殺さなくてよかったと思える日が来る。それにピーターはともかくもっと大きな陰謀が起こるだろう。」


    陰謀?エルヴィン先生は何を言いたいんだ?


    エルヴィン「君には、何が見える?敵は何だと思う?」


    エレン「敵ですか…?それは…」


    えっと……待てよ!何か思い出せそうだ!何だっけ?


    エルヴィン「すまない、変なことを聞いたな…」




    思い出した!ハンジ先生だったんだ!




    エレン「エルヴィン先生!敵はヴォルデモートを復活させると思います!」



    エルヴィン「私もその考えだ。エレン、何故そう思った?」



    エレン「ハンジ先生が言っていたんです!それもいつもと違う様子で!」



    エルヴィン「ハンジは何と言っていた?」



    エレン「確か…闇の帝王は孤独に打ち棄てられている。その召し使いは十二年間鎖に繋がれていた…召し使いは自由の身となりご主人様の元へと馳せ参ずるであろう…と…」



    エルヴィン「そうか…ハンジがか…やはり、予言者の血を引いているようだ。これで真の予言は二つか…」


    エレン「二つ?」


    エルヴィン「また、教えるときが来たら言おう…だが、ヴォルデモートがいつ復活するかは分からない。復活しない可能性もある…」



    エルヴィン「しかし、エレン注意をしてほしい…」


    エレン「分かりました!」


    エルヴィン「さて、もう行こう…最後に学期末まではあと少しだ。しっかり学んでくれ!」


    エレン「はい!」


    でも、本当にヴォルデモートは復活するのか?ピーターはそんなことするか?でも無いとは言い切れないか…


    疑問を持ちながらも俺はエルヴィン先生に続いて教室を後にした


  133. 133 : : 2016/01/02(土) 10:22:35
    ―――――――――――――――――
    ――――――――――――――――
    ―――――――――――――――

    時というのは過ぎるのが早く、ホグワーツでは学期末の宴が開かれていた。ちなみに今年もグリフィンドールは寮杯を獲得した


    エレン「今年も寮杯貰ったな!!」


    ミカサ「ええ、私も貰えて嬉しい…」


    アルミン「これで僕達は入学から連続で寮杯を貰えたね!」


    ミカサとアルミンは笑顔で話す


    ライナー「お前ら、どうだった今年は?ホグズミードにも行けるしな!」



    エレン達の近くにやって来たライナーはそう言う。それも俺に向かって笑いかけながら


    ベルトルト「特に、エレンはどうだった?」


    ライナーと一緒に来たベルトルトも笑みを浮かべながらそう尋ねる


    エレン「楽しかったぜ!ライナーとベルトルトのお陰だな!」


    俺も笑いながらライナーとベルトルトに返答する


    ライナー「大事に使えよ!」


    エレン「ああ、当然だ!」


    ミカサ「…?」


    アルミン「ライナー!エレンに何かあげたの?」


    ミカサは首をかしげ,アルミンは兄に問いかける


    ライナー「さあな…それはアルミンの想像に任せる。」


    アルミン「教えてよ!僕は弟だよ!クリスタには教えるのに!」


    ライナー「クリスタは可愛い妹だからな!」


    エレン「ライナー…クリスタをそういう目で見てたのか…?」


    ベルトルト「これは引くね…」


    ライナー「ち、違うぞ!誤解だ!!」


    クリスタ「私がどうかしたの?」


    噂をすればご本人だ


    クリスタ「あ!エ、エレン!こんにちは…」


    クリスタが頬を少し赤くしながら俺に挨拶する


    エレン「よっ!クリスタ!」


    ユミル「私もいるんだがな…」


    エレン「おお!ユミルも!」


    ユミル「それで、クリスタどうやらお前の兄のライナーがシスコンらしいぞ!」


    ライナー「そんなわけないだろ!デマを流すな!レズ!俺はお前より先輩だぞ?」


    ユミル「今更、先輩後輩出すのか?」


    クリスタ「お兄ちゃんもユミルも宴なんだし喧嘩はダメ!」


    ユミル「注意するクリスタも可愛いな!結婚してくれ!」


    クリスタ「それは…無理かな…」


    ユミル「」


    コニー「また、振られてるのか?ユミル?」


    やって来たコニーは空気を読まずそう言う


    ユミル「うるせー!バカは黙ってろ!」


    コニー「お、俺がバカだと!?俺は天才だ!エレンもそう思うよな?」


    エレン「頭脳以外はな!」


    ミカサ「それ、誉めてない…エレン…」





    一方 スリザリンテーブル


    ここでは一人の寮生が寮杯を獲得できなかったことに納得がいっていなかった。その一人は言うまでもなく


    ジャン「何で!グリフィンドールなんだよ!普通に考えてスリザリンだろうが!」


    マルコ「ジャ、ジャン!落ち着いて!」


    ジャン「落ち着けるわけねぇだろ!マルコ!」


    サシャ「ジャン!今は宴です!美味しい食べ物が沢山ありますよ!」モグモグ


    ジャン「お前みたいに、俺は食べ物では落ち着かねぇ!」


    サシャ「いいから、食べてください!ほら、あーん!」


    ジャン「バ、バカ!何やってんだよ!つーか、サシャそんなに食ったら太るぞ!」


    サシャ「太りません!私も女子ですから、スタイルとかは気にしますよ!」


    ジャン「よく、スタイルを保てるな…」


    マルコ(あ、あれ?ジャンの怒りが収まってる…)


    アニ「あんたも大変だね…マルコ…」


    マルコ「え?僕?」


    アニ「だって、一番振り回されてるのはマルコだからね…」


    マルコ「ははは…そうかもね。でも、僕は楽しくていいよ!」


    アニ「そうかい…」



    何だかんだでどこの寮でも賑やかだ









  134. 134 : : 2016/01/03(日) 13:27:50
    ―――――――――――――――――
    ――――――――――――――――
    ―――――――――――――――


    宴も終わりに近づきデザートを残すのみになったときにリヴァイ先生が俺のところへやって来た

    リヴァイ「おい、エレン!」


    エレン「どうしたんですか?先生?」


    リヴァイ「この箒はお前に返す…呪いもかけられていなかった…」


    そう言うとリヴァイ先生はファイアボルトを俺に返してくれた


    エレン「よかった…ありがとうございます!」


    リヴァイ「それと…お前宛に手紙が来ている。差出人は不明だがこんなのがついていた…」


    リヴァイ先生が手紙と共に渡したのは一枚の大きな羽だった…この羽には見覚えがある!バックビークのものだ!と言うことは差出人は…!


    リヴァイ「用は以上だ…戻っていい…」


    エレン「はい!」


    ミカサ「何かあったの?」


    アルミン「ファイアボルト返して貰えてよかったね!」


    心配するミカサとファイアボルトを見て興奮するアルミンが俺のもとへ駆け寄る


    エレン「ファイアボルトは返して貰えた。それから手紙が来てた!差出人のヒントはこれだ!」


    俺がバックビークの羽を見せるとミカサとアルミンは誰が送ったのか理解したようだ


    エレン「ケニーからだ…」


    俺は小さな声で呟くと中を見る


    ーエレン

    エレン元気か?

    手紙が別の人が読むことも考えて名前は伏せてあるが羽で誰が送ったのか分かるよな?

    俺もバックビークも無事隠れている。吸魂鬼が俺を探しているがここなら見つからないから心配すんな!

    短い間しか会ってないから、言ってないがファイアボルトを送ったのは俺だ!


    ミカサ「やっぱり…そうだった…」


    アルミン「でも、呪いなんかかけられてなかったよ!」


    エレン「続き読んでいいか?」


    ミカサ アルミン「うん!」



    エレンの名前で注文したが俺の金庫から金は払ってある…お前はグリシャに似て飛ぶのが上手いと聞いてのプレゼントだ。

    今までの誕生日をまとめてのな!

    それと犬の姿の時は驚かしてすまなかった、成長したお前を見たくてな。


    それと、来年のホグワーツでの生活が楽しくなるようにあるものを同封しといた。これでミカサやアルミンともっと楽しい生活を送れるぞ


    俺が必要になったら、いつでも手紙をくれ!

    また近いうちに手紙を書く


    エレン「手紙はこれで終わりだ…」


    ミカサ「同封されてるものは何?」


    封筒の中をよく探すと一枚の羊皮紙が出てきた


    わたくし、ケニー・アッカーマンはエレン・イェーガーの名付け親として、ここに週末のホグズミード行きの許可を与える。


    エレン「よっしゃ~!!」


    ミカサ「エルヴィン先生ならいいと言うはず…」


    アルミン「そうだよ!エレン!」


    エレン「ああ!!よし!テーブルに戻るか!」


    ミカサ アルミン「うん!」


    テーブルに戻ると、俺がファイアボルトを持っていることに気づきグリフィンドール寮生が集まってきた


    ライナー「エレン…!!そ、それってファイアボルトだよな?」


    ベルトルト「買ったの?それとも貰ったの?」


    エレン「ほら、クリスマスの時に貰ったやつだよ!」


    コニー「あの時のか!返ってきてよかったな!」


    ユミル「結局、誰が送ったんだ?」


    エレン「分からねぇ…」


    俺は送り主については嘘をつく


    クリスタ「エレン!飛んでみたらどうかな?ファイアボルトで!」


    アルミン「そうだよ!エレン!」


    ミカサ「外へいこう…」


    言われるままに俺を外へと皆は連れ出す


    エレン「飛んでほしいか?」


    エレン以外「もちろん!!」



    エレン「それじゃ、行くぞ!」


    俺はファイアボルトに跨がると地を蹴る、するとファイアボルトは空中へ飛び立つ

    そうだ!この感覚!俺は飛んでいる!

    皆の歓声が下から聞こえる


    エレン「加速するか!」


    俺はファイアボルトを操作するとすぐに加速する…空を切るこの感覚が久しぶりだ


    そして、飛んでるときの爽快感!ケニー、本当にありがとう!





    今のエレンには飛んでるときに吹き付ける風も暖かく感じた













  135. 135 : : 2016/01/03(日) 16:40:35
    ――――――――――――――――――
    ―――――――――――――――――
    ――――――――――――――――

    とある墓地


    荒れ放題の墓場を一人の小柄な男が歩き回っていた。彼の名はピーター・ペティグリューまたの名をワームテールと言った ワームテールの手には包みが抱えられていた


    そして、ワームテールの向かう先には人が入れるほど巨大な鍋があった…既に沸騰している


    ワームテール「ご主人様、準備が出来ました。」


    「急げ!」


    包みの中には何かいるようで冷たい声がする


    ワームテール「分かりました…」


    そう言うとワームテールは包みを開く


    すると中のものが顕になった。小さな人の赤ん坊のように見えるが人ではないように見える。それには髪の毛がなく、鱗に覆われているような黒いものだ。

    顔はのっぺりとしていて、どこか蛇のように見える…その中でもギラギラしている赤い目が怪しさを際立たせる


    ワームテール「では、失礼します…」


    ワームテールはそのものを持ち上げると煮えたぎる鍋に入れた、その後ワームテールは杖を取り出す


    ワームテール「父親の骨、知らぬ間に与えられん。父親は息子を蘇らせん!」


    骨が1本宙を移動して、鍋の中に入った。その瞬間に鍋の中は毒々しい青色に変わった


    ワームテール「し、しもべの…肉、よ、喜んで差し出されん。……しもべはご主人様を…蘇らせん!」

    震える声でワームテールはそう言うとナイフを握り、それを降り下ろした


    ザシュ!ボチャッ!


    ワームテール「ああああああああ!!!」


    ワームテールが絶叫する間に鍋の液体は燃え盛る炎のような色になる


    ワームテール「敵の血、…力ずくで奪われん。汝は、敵を……蘇らせん!」


    ワームテールは注射器とも小瓶とも見える物を取り出す


    ワームテール「ミケが巨人になったときに…逃げる前にエレンから奪った…この血で!」


    エレンの血は鍋の中に注がれる。すると、目も眩むような白色に液体の色は変わった


    ワームテール「ハアハア…」


    ワームテールは切り落として無くなった片手の手首を押さえている

    鍋はグツグツと煮たち、蒸気が立ち込める。全てが見えなくなる中鍋から立ち上がる男がいた


    その男は背が高く、骸骨より白い顔や、細長い真っ赤な目,蛇のような鼻を長い指で触る。体には黒いローブを着ていた


    「ようやく、元に戻れたか…」


    ワームテール「ご主人様、お戻りになられて…よかった!」


    ヴォルデモート「その通りだ、ワームテールよ…」



    最凶の魔法使いヴォルデモート卿は復活した




  136. 136 : : 2016/01/03(日) 21:44:05
    ヴォルデモート「腕を出せ!ワームテール!」


    ワームテール「ご主人様、ありがたい!慈悲深い!」


    ワームテールは手首から先の無い腕を出す


    ヴォルデモート「逆だ、ワームテール…」


    刹那、ワームテールの顔は凍りつく


    ワームテール「それだけは、どうかお止めください!」


    ヴォルデモート「俺様を助けるのが遅れた罰だ…」


    ヴォルデモートはワームテールのローブをまくる。彼の腕には口から蛇が出ているドクロの入れ墨が入っていた


    ヴォルデモート「フッ…」

    ヴォルデモートは杖をワームテールの入れ墨に当てた、ワームテールが絶叫する


    そして、空中に口から蛇が出ているドクロが浮かび上がる…闇の印が


    ヴォルデモート「これを見たものの内戻るものが何人いるか、逃げる愚か者が何人いるか…」


    ワームテール「は、はい!」


    ヴォルデモート「ワームテール、任務は終わりだ…腕を出せ…」


    ワームテール「ありがたい!ありがたい!」


    ヴォルデモートは杖を振ると液体の銀のような物がワームテールの手にくっつき手の形になる


    ワームテール「素晴らしい!ご主人様、ありがとうございます!」


    ヴォルデモート「どうやら、来たようだな…」


    暗闇から次々と死喰い人が姿現しをすると、ヴォルデモートとワームテールを囲み輪になる…だが一部輪は欠けていた


    ヴォルデモート「よう戻った、死喰い人達よ!」


    死喰い人「……」


    仮面をつけた死喰い人はヴォルデモートに近寄る



    ヴォルデモート「だが…何故13年も誰も来なかった?そして、俺様は自答する。皆俺様が死んだと思ったのだと…」


    ヴォルデモート「そして、俺様がすべて悪いと言い、元の生活へと戻ったのだとな…」


    ヴォルデモート「ここにいない者は俺様の任務により死んだもの、ヤックスリー,ドロホフ,ルックウッド,レストレンジ夫妻のように投獄されたもの…」


    ヴォルデモート「そして、俺様の元から永遠に去ったもの…こいつらには報いを与える!」


    ヴォルデモート「だが、残ったお前達は何故来なかった?」


    ワームテール「私は馳せ参じました!」


    ヴォルデモート「恐怖ゆえにな!忠誠心ではない!」


    ワームテール「ヒッ!!」


    ヴォルデモート「さて、お前は置いといて…何故来なかった?」


    ヴォルデモート「ボット!」


    マルコの父「…」ガタッ


    ヴォルデモート「ブラウス!」


    サシャの父「…」ガタッ


    次々とヴォルデモートは死喰い人の仮面を外し膝まずかせる


    そして、ヴォルデモートは一人の死喰い人の前にやって来る、この死喰いが最後のようだ


    ヴォルデモート「お前もだ…ルシウス…」


    ルシウス「…」


    ヴォルデモート「抜け目の無い友よ…失望した…」


    ルシウス「我が君!でも私は…」


    ヴォルデモート「俺様の思想に忠実だったと?」


    ルシウス「その通りです…」


    ヴォルデモート「確かに、名家キルシュタイン家の地位を得ながらもマグル差別は徹底するか
    だが、そんなことより俺様を探す方が先ではないのか?ルシウス…」


    ルシウス「我が君の言う通りです…」


    ヴォルデモート「分かればよい…」


    ヴォルデモート「死喰い人達よ、今まで以上に俺様に忠誠を誓うか?」


    死喰い人達「誓います!」


    ヴォルデモート「よし!では…始めるか、アズカバンに捕まっておる死喰い人を助けだし、吸魂鬼も味方につける!」


    ヴォルデモート「巨人達も呼び戻そう、闇の生物達もだ…それが終わったら、エルヴィン・スミスを殺すぞ!俺様に勝てるものはないと示すのだ!」


    ヴォルデモート「最後には…あいつを殺すぞ…」


    ヴォルデモート「エレン・イェーガーをな!!」









    ヴォルデモートの復活により、平和の歯車は狂い出す…だが、狂おうと一度動いた歯車は止まらない



  137. 137 : : 2016/01/03(日) 21:55:03
    これで進撃の巨人×ハリー・ポッター第二作は終了となります!紅蓮さん、お忙しいなか合作ありがとうございました!本当に感謝です!
    途中から一人で書くときは少し不安でしたが読者の方々が応援してくださったので書き終えることが出来ました。前作よりも多くの読者の方々に見てくださり嬉しく思います!お気に入りをしてくださったり、読んでくれた皆様!本当にありがとうございました!神作品とコメントが来たときはとても嬉しかったです!第三作でも多くの人が見てくださることを祈っています!それでは次回もよろしくお願いします!


    これにてあとがきを終わります!


    皆さん!コメントを是非よろしくお願いします!
  138. 138 : : 2016/01/03(日) 22:22:55
    お疲れ様でした!

    大好きなハリー・ポッターシリーズを、進撃のキャラで楽しく読まさせていただきました!
    映画とのコラボって難しいですよねwww
  139. 139 : : 2016/01/03(日) 22:48:19
    >>138 第一作に引き続いてありがとうございます!本当に難しいです!MGSさんも進撃とスター・ウォーズのコラボ頑張ってください!
  140. 140 : : 2016/01/05(火) 22:18:26
    そういえば、皆さんにお知らせがあります!ストーリーを見て察した人もいるかもしれませんが本来であれば、このSSはアズカバンの囚人に当たるSSですから続編のSSは炎のゴブレットに当たるSSを書かなければいけないのですが、こちらの諸事情によりカットさせて頂きます。
    ご了承ください!

    よって続編は不死鳥の騎士団に当たるSSを書きます!その時に見てくださると嬉しいです!

    以上がお知らせでしたー!
  141. 141 : : 2016/01/07(木) 21:01:02
    乙です‼
    どっちも好きなので面白かったです!
  142. 142 : : 2016/01/07(木) 22:39:59
    >>141 コメントありがとうございます!楽しめてくれたなら幸いです!
  143. 143 : : 2016/02/14(日) 18:42:55
    続編期待!!([ ∂ ]∇ [ ∂])
  144. 144 : : 2016/02/15(月) 21:03:22
    >>143 ありがとうございます!
  145. 145 : : 2016/10/08(土) 19:52:04
    ちょ~~期待!!!

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09262014

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