この作品は執筆を終了しています。
104期は変態が多いようです。
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- 1 : 2015/03/15(日) 11:04:17 :
- どうも。暇潰しに書いてみました。
暇潰しにどうぞ。
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- 2 : 2015/03/15(日) 11:05:45 :
一話『幼馴染みの家族が変態すぎて困る』
「さあエレン。私とエッチをしましょう」
いきなり危ない発言をしてくる女の子がいる。普通の男子なら嬉しいだろう。しかし……
「帰れ」
こいつ(ミカサ)はお断りだ!さて、余りにも急な展開で付いてこれない人も多いだろうが、とりあえずこんなことになった経緯を語るとしよう。
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- 3 : 2015/03/15(日) 11:06:57 :
まずは自己紹介といこうか。
俺の名前はエレン・イェーガー。104期訓練兵の一人だ。
趣味といえば身体を鍛える事と外の世界の話をする事だろう。
巨人をブッ殺すことに無我夢中な俺は、周りから死に急ぎ野郎なんて不名誉なあだ名で呼ばれている。
死に急いでいるつもりなんてこれっぽっちもないのだが。
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- 4 : 2015/03/15(日) 11:07:44 :
- 俺には夢がある。とても大きな夢が。
それは『巨人を駆逐して外の世界を冒険する事』だ。
そのためになら俺はどんな苦痛でも耐えてみせるし、乗り越えてみせる!
……と、まぁそれはさておき、そろそろ俺の幼馴染みについて話をしたいところなのだが、少し待ってくれ……
「エレン。何故ドアを閉めるの?早くここを開けて?」
「絶っっっっっ対に嫌だぁぁぁぁぁ!!!!」
俺は今悪魔(ミカサ)との死闘を繰り広げているのだ。自分の『貞操』を賭けて。
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- 5 : 2015/03/15(日) 11:08:26 :
「何故。早く部屋に入れて」
「じゃあ聞く。ミカサ、お前は俺の部屋に入って何をするんだ?」
「とっても楽しくて気持ちの良いこと。だから……」
「とにかくどんな理由だろうとここを開けないからな!」
全力でドアを閉める。ドアノブがギチギチいっているが構っていられない。
とりあえず簡単に説明しよう。彼女の名前はミカサ・アッカーマン。訳あって俺の家族になった黒髪の女の子だ。
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- 6 : 2015/03/15(日) 11:09:30 :
「そんな……エレンは私の事が嫌いになったの……?」
「嫌いというより苦手だな」
「どうして。私はただエレンとお話したいだけなのに……(グスッ)」
「ミカサ……」
泣きそうな彼女の姿を想像し思わずチクリと心が痛む。
……そうだな、今のは俺が悪い。謝ろう。
「……ミカサ、俺が悪か…………」
「別にエレンの童貞を美味しく頂こうとか全く思っていないのに」
ガチャッ
ギチッギチッ
二重ロックをかけ、その上ドアノブが回らないよう鎖でグルグル巻きにする。
え?何で部屋に鎖なんかがあるかって?
HAHAHA!んなもん決まってんだろ?
前にミカサに縛られたことがあんだよ……。
その時に『記念に取っておいて』って渡されたものがコレだ。
で、捨てようと思ったら『捨てたら呪われるから(私に)』と言われて捨てるに捨てられなかったのだ。
「まさかこんな風に使うとは思わなかったがな……」
「そう。でも大切にして貰えたみたいで嬉しいわ」
「そうか。そりゃよかっ…………て、ミカサ!??」
お前どうやって入ってきやがった!??
いや、今更だがこんな時間に女子が男子寮を彷徨いている時点でoutなのだが!?
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- 7 : 2015/03/15(日) 11:10:22 :
俺の部屋は男子寮の2階にある。つまり窓からの侵入は不可能な訳だ。
当然部屋の出入りする手段は、俺の目の前にあるドアしか無いはず。
だがそのドアは鎖でグルグル巻き状態、つまり開くはずもない。
「ふふふ、エレンは甘い。ドアが駄目なら窓があるじゃない」
窓からだったぁぁぁぁ!!!!
「お、おおお、お前、一体どうやって……」
「立体機動装置を使った」
「……装備点検のとき、無断使用がバレるぞ?」
「大丈夫。心配はいらない」
「は?」
「ジャンの装置を使ったから。罰せられるのもジャンになる」
「ジャァァァァァンッッッッ!!!!」
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- 8 : 2015/03/15(日) 11:11:04 :
可哀想すぎるッ。ジャンに安寧は無いのかッッ。
せめて骨くらいは拾ってやろう。
……いや、待てよ?アイツならきっとーー
『何!?ミカサが俺の立体機動装置を使っただって!?それはつまりミカサの身体を包んだ装置って事だよな!?と、という事は……この装置のベルトを着ければ間接的にだが俺とミカサは抱き合ったって事になるんじゃね!?』
とかワケわからん事をほざいて喜びそうだな。
「……なんだ、心配しなくていいジャン」
「?急にどうしたのエレン」
「いや、何でもない……というかお前、本当に何しに来たんだよ」
「何って……ナニ?」
「……上手いこと言ったつもりかもしれんが、俺は突っ込まんぞ」
「エレンの肉棒を?」
「違っっっっっげぇぇぇよ!!!!お前のボケに対してだ!!!!」
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- 9 : 2015/03/15(日) 11:11:53 :
こいつはどうしていつも下ネタに走ろうとするのだろうか。
頭の中身がエロだけで構成されているのだろうか。
昔はあんなに可愛かったのに……。
『私、おっきくなったらエレンのお嫁さんになる~!』
ってあの頃はとても純粋でいい娘だったのに。
「それが今では……」
『私、大きなエレンのそれ欲しい』
とても危ない発言をする子になったのである。何があったミカサよ。
俺はお前の将来と自分の貞操が本気で心配だ。
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- 10 : 2015/03/15(日) 11:12:31 :
ガチャリ
俺が過去に浸っていると窓の鍵がかかる音がした。
「ふふふ、これでエレンは逃げられない」
「あ……」
ちょっと待て……。これかなりヤバイ情況なんじゃ……
「さぁエレン。私と1つになりましょう(じゅるり)」
「ひぃっ!!」
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。
こんな時どうすればいいッ!?
考えろ……考えるんだエレン・イェーガー!!
己の貞操がかかっているんだぞ!!
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- 11 : 2015/03/15(日) 11:13:17 :
- ッッ!そうだ!!
「誰か助けてくれぇぇぇぇ!!!!!!」
俺は大声で助けを呼んだ。
こうすればさすがのミカサだって逃げるしかないだろう。
何だ、始めからこうすれば良かったじゃないか。
「無駄よエレン。今日の夕食の当番は誰だった?」
「は?確かクリスタとミーナとアニと……ミカサ……まて、お前まさかッッ」
寒気がした。ミカサは不適に笑っている。
「そう、私は皆のご飯に睡眠薬を入れた。私とエレンのには解毒薬も一緒に。だから今頃皆は寝ているわ。当然、助けも来ない」
目の前が真っ暗になった。
畜生、この世界に希望なんてなかったんだ。
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- 12 : 2015/03/15(日) 11:13:57 :
- 一歩、また一歩とゆっくりミカサが近づいてくる。
後退りする俺。
まさに兎と肉食獣の図。
勿論俺が兎のほうだ。……情けないが。
命乞いをするがごとく、俺は声をあげる。
「ま、まてミカサ!そういうのは好きな人とだな!」
「?私はエレンの事が好きだから問題ない」
ミカサから返事がストレートに返ってくる。こういうところは昔から純粋だよな。
いや、変態な時点で純粋じゃなかった。
「さあエレン。大人しく私に美味しく頂かれて」
「い、嫌だ。く、来るな!う、うわぁぁぁぁああああ!!!!!」
結局、パンツ(脱ぎたて)を献上することで勘弁してもらいました。
こんな毎日が、俺ーーエレン・イェーガーの日常である。
終。
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- 13 : 2015/03/15(日) 11:14:40 :
気が向けば続きを書くかもしれない。
可能性は低いけどね。
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- 14 : 2015/03/15(日) 12:24:25 :
- すごいww笑いが止まらないwww
面白かったです♪ww
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- 15 : 2015/03/15(日) 16:37:39 :
- 面白い!
続き書いてください!
お願いします!
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- 16 : 2015/03/15(日) 17:19:24 :
- ミカサがwww
続きお願いします
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- 17 : 2015/03/20(金) 16:44:06 :
- めっちゃ面白いです!
続き書いてください!
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- 18 : 2015/03/21(土) 10:17:17 :
- 続きお願いします
すげー面白かったです
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