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ミカサ「最近、ユミルがクリスタに対して過保護過ぎると思う」
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- 1 : 2015/03/10(火) 23:46:04 :
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ミカサとアニが話してるだけです
ユミルとクリスタは
話にしか出てきません
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- 2 : 2015/03/10(火) 23:47:46 :
ミカサ「最近…」
アニ「?」
ミカサ「ユミルがクリスタに対して過保護過ぎるのではないかと不安になってきた」
アニ「は?」
ミカサ「どう思う?」
アニ「どうでもいい」
ミカサ「前にも増して、エスカレートしていってる気がする」
アニ「本人達がいいなら、他人が口出しするようなことじゃないよ」
ミカサ「しかし、このままではクリスタが駄目な大人になってしまう」
アニ「そこまで心配するようなことじゃないと思うけど…」
ミカサ「そう思ってるのは、アニだけ」
アニ「そんなことないでしょ」
ミカサ「もっと危機感を持たないと」
アニ「自分のことは自分で考えられる年齢なんだから、放っておきなよ」
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- 3 : 2015/03/10(火) 23:56:46 :
ミカサ「この間…ユミルがクリスタの髪を洗ってあげていた」
アニ「いつもやってるでしょ」
ミカサ「私がこの間見た時は背中も洗ってあげていた」
アニ「まぁ…たまには、そんな日もあるんじゃない?」
ミカサ「その後、服を着せてあげていた」
アニ「…」
ミカサ「この間の対人格闘の時…」
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- 4 : 2015/03/10(火) 23:57:40 :
今日は、このくらいで寝ます
そんなに続かないです
短めです
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- 5 : 2015/03/11(水) 08:25:49 :
ミカサ「いつもなら、エレンが喧嘩をしていると止めに入ってくれたりするところを…その日は止めに入ることをユミルに止められていた」
アニ「それも対して珍しくないんじゃないかい?」
ミカサ「おかげで、その時エレンが教官に叱られてしまった」
アニ「じゃあ、自分で止めれば良かっただろう」
ミカサ「それどころじゃなかったのは、アニも知っているはず
アニ「?」
ミカサ「その時はアニと組んでいた」
アニ「そうかい」
ミカサ「気を抜くのは危ない」
アニ「十分、よそ見してたけどね」
ミカサ「体だけ…いや、首から下は対人格闘に集中していた」
アニ「意識はそっちにいってたって言ってるようなものじゃないか」
ミカサ「?えぇ、そう言っている」
アニ「はぁ…で?」
ミカサ「で、とは?」
アニ「その時に止めに入ってもらえてれば、叱られなかったのに…とか言いたいのかい?」
ミカサ「それは少ししか思ってない」
アニ「…」
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- 6 : 2015/03/11(水) 08:30:18 :
ミカサ「止めに入ろうとしたクリスタを見て、一人じゃ止められないと判断したユミル」
アニ「うん」
ミカサ「このまま、二人を止めに入ると関わっていたということで罰則を受ける可能性があると思ったのだろう…いろいろな人の動きを見て、それを回避させたのは驚いた…」
アニ「…?」
ミカサ「あと、止め方にも驚いた」
アニ「クリスタに普通に話しかけてなかったかい?」
ミカサ「それは、少し後の話…その時のユミルの相手は珍しくサシャ」
アニ「そう」
ミカサ「止めようとしたユミルはサシャを突き飛ばした」
アニ「…そうだっけ?」
ミカサ「そう」
ミカサ「その後に、クリスタに声をかけていた」
アニ「…」
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- 7 : 2015/03/11(水) 18:00:56 :
風強いですねー、あぁ寒い( ノω-、)
ミカサ「…その時のサシャの顔と言ったら」
アニ「…」
ミカサ「ふっ…」ププッ
アニ「え」
ミカサ「状況が分からなくて困惑していた」
アニ「…かわいそうだろ」
ミカサ「その時点で、もうエレンは叱られていた」
アニ「あぁ、そう」
ミカサ「ちなみに私たちも格闘を終えて、一回休憩していた」
アニ「」
ミカサ「…サシャは放置されていた」
ミカサ「というか、忘れ去られていた」
アニ「」
ミカサ「っ…かわいそうに…」
アニ「」
アニ「一連の流れを全部見てたってこと?」
ミカサ「見ていた」
ミカサ「ほとんど今と同じだが、説明しておこう」
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- 8 : 2015/03/11(水) 19:55:09 :
ミカサ「いつも通り、エレンは真面目に対人格闘していた」
アニ「相手は?」
ミカサ「ベルトルト」
アニ「…珍しいね」
ミカサ「そうすると、ライナーとやっていたはずの…ジャ、ジャ…?」
アニ「…ジャン?」
ミカサ「その、ジャン…?とやらが、エレンに近づいてきた」
アニ「なんで…」
ミカサ「分からない…砂埃という単語が聞こえたので、いつも通りただ、いちゃもんをつけに行ったのだろう…」
アニ「いちゃもんて…」
ミカサ「それに対して、エレンは「動いたら砂埃は舞うだろ!」と言っていた」
アニ「(そこは、はっきり聞こえてるんだ)」
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- 9 : 2015/03/12(木) 23:46:21 :
ミカサ「ジャンは場所を変えろと、文句を言っていた」
ミカサ「それを見ていたベルトルトは困っていて、ライナーは呆れていた」
ミカサ「その時にクリスタが気付いたらしい、四人の所に向かい始めて」
ミカサ「同じくらいに、教官も気付いた」
アニ「あぁ…」
ミカサ「ユミルは、クリスタの方にサシャを突き飛ばすと、それに気付いたクリスタがサシャを気遣い」
ミカサ「ユミルがクリスタに話かける「そいつらは放っておけ、教官がなんとかしてくれる」とかなんとか、それらしいことを言っていた」
ミカサ「教官が四人のもとに行くのを目視したクリスタは、安心したように元の場所に戻っていった」
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- 10 : 2015/03/13(金) 13:47:30 :
アニ「」
ミカサ「このように、クリスタが叱られることは回避されたがエレンは犠牲になった」
アニ「…」
ミカサ「どう思う?」
アニ「…普通」
ミカサ「アニ、感性はどうしたの?」
アニ「あるよ」
ミカサ「どこかに…」
アニ「落としてきてないよ」
ミカサ「…」
アニ「そんな目で見ないで」
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- 11 : 2015/03/13(金) 21:38:04 :
アニ「というか、あんたも同じようなことしてなかったかい?」
ミカサ「何のことか分からない」
アニ「さっきの話の二日後に…」
アニ「その日も同じ組み合わせで格闘してただろう」
アニ「同じように喧嘩を始めて…」
アニ「同じように叱られそうになった時に、死に急ぎを」
ミカサ「エ、レ、ン」
アニ「…エレンを移動させただろ」
ミカサ「少し場所を変えただけ」
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- 12 : 2015/03/13(金) 21:46:53 :
アニ「体格の良いライナーとエレンの場所を入れ替えるなんて、普通はしないよ」
ミカサ「アニはライナーがかわいそうだと言っているの?」
アニ「いや、それに関しては別にそうは思ってないけど」
ミカサ「エレンが居た場所に誰も居なかったら、おかしいかと思って代理として置いておいた」
アニ「それで、エレンが混乱してたら「大丈夫、エレンは悪くない」とか言い出すし」
アニ「やってる内容的には、ユミルとあんまり変わらないし、むしろ被害者出てるし」
アニ「そこんところ、どうなのさ」
ミカサ「ライナーの犠牲は仕方ない、エレンの役に立ててきっと本望」
アニ「ライナーはまだ生きてるよ」
ミカサ「それは何より」
アニ「あんたも十分過保護だと思うけどね」
ミカサ「何を言ってるの、アニ」
ミカサ「家族を守るのは当たり前のこと」
アニ「やりすぎだって言ってるんだよ」
ミカサ「…」
アニ「…言い過ぎた?」
ミカサ「…エレンは私が見ていないと理不尽に叱られることが多い」
アニ「その考えが過保護だって言ってるんだよ」
ミカサ「そうなのだろうか…?」
アニ「そうだよ」
ミカサ「そうか…」
アニ「あんたは人のこと言ってる場合じゃないんだよ」
ミカサ「では、クリスタを手伝いすぎるユミルと同じと言うこと?」
アニ「そうなるね」
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- 13 : 2015/03/14(土) 22:27:52 :
ミカサ「今まで髪と背中だけだったが、最近は全身洗ってあげるようになってきたユミルと同じ…ということか」
アニ「…え?」
ミカサ「ご飯もあーんしてあげているユミルと同じ、ということ…」
アニ「…」
ミカサ「添い寝して、眠りにつくまで頭を撫で続けるユミルと同じ…」
アニ「」
アニ「…訂正する」
ミカサ「?」
アニ「あんたはまだマシだよ、やりすぎは良くないから少し抑えな」
ミカサ「…分かった」
アニ「それで、ユミル呼んできてくれるかい?」
ミカサ「…それは難しい」
アニ「何で?」
ミカサ「今、クリスタの歯を磨いt」
アニ「ユミルーーーーー!!!」
-end-
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