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エレン『アニの髪留め』 (エレアニです)
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- 1 : 2015/03/07(土) 12:58:51 :
- 初投稿です。
進撃の巨人ー
エレアニです。
その他にミカサ、アルミン、ミーナ、クリスタ、ユミルが出てきます!
エレンはアニのことを意識してるけど……
アニもエレンのこと意識してるけど……
みたいな感じです。
設定ー1週間に1回は休みの日がエレンたち訓練兵にはあります。
誤字脱字、すみません。
遅い更新……かもしれません。
中傷・荒らしなどはやめてください。
どうぞ寛大にお願い致します。
感想などはこちらにお願い致します↓
https://www.ssnote.net/groups/1300
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- 2 : 2015/03/07(土) 13:04:44 :
- 食堂へ行く途中〜
ミーナ 「そ、それでどこにもないの?」
アニ 「あぁ。ないね。」
ユミル 「もう、捨てられちまったんじゃねーの?ハッハ」
クリスタ 「ユミル!!そんな言い方ないでしょ、アニの大切なものなんだから……」
アニ 「別に…大切なものってわけではない」
ミーナ 「そ、そう、じゃまた、同じの買えば」
アニ 「それは無理だね。父からもらったもの、だから…」
ユミル クリスタ ミーナ
(やっぱり大切なものじゃん!!)
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- 3 : 2015/03/07(土) 13:07:18 :
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ミカサ「どうしたの?そろそろ食事が始まる…早く行かないと教官に怒られる……」
アニ 「そんなことは分かってるさ。さ、もう私のことはいいからみんな行こう……」
ミーナ ユミル クリスタ
(はぁ…………)
食堂にてーー
【Side アルミン】
アルミン 「エレン、それ何?」
エレン 「…ん?これか?なんか医務室に行ったら落ちててよ。踏んじゃってココ。
ココんとこかけちまったんだ……。
なんかヤバイだろ?だから俺が持ってるんだけど、なんだと思うアルミン?」
アルミン 「何処かで見たような……。」
エレン 「本当か!?アルミン!」
アルミン 「う、、うん。思い出せないなぁ〜〜」
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- 4 : 2015/03/07(土) 13:11:24 :
- 「まーどっかにあるだろー」
「もう。ユミル、そんな言い方は……
見つかるといいね、アニ」
「ありがと……クリスタ」
「なんの話?」
「あんたには関係な……」
「まぁまぁ、話してあげなよ。アニ」
と遠くからミサカ達の声が聞こえる。
ん?何か探しものか……な?
あっ!アニが今日髪の毛下ろ……してる!??
……!!
も、、もしかして、、何処かでみたと、、思ったら、、!
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- 5 : 2015/03/07(土) 13:13:53 :
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ミカサ「あっ、エレンがいる。じゃね。」
と言うのが聞こえた。
やばい!ミカサは勘がいいから……
エレンのものがアニのそれだって分かってしまう!!
来る!!
ミサカが来る!!!
アルミン 「エレン!!!」
エレン「んっ?なんだよ。今スープ食って……」
アルミン 「それ!しまって!!それはアニの……!」
エレン 「アニ??のなんだよ、アルミン」
と言ったところで、僕はエレンが机に置いてあったモノを自分のポケットに押し込んだ。
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- 6 : 2015/03/07(土) 13:21:04 :
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ミカサ 「アルミン、さっき聞いたんだけどアニの…」
ミカサ 「髪留め知らない?」
アルミン「髪留めだ!!!」
ミカサ「……アルミン?」
エレン 「はっ??髪留めってなんだよ。ア……」
アルミン「イヤァーー!し、知らないなぁ、アニの髪留めなんて。ごめんミカサ。」
ミカサ 「いや、知らないのが普通。大丈夫。聞いてみただけ。エレンが私のそばにいれば他に何も支障はない。しかもあんな凶暴女の……」
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- 7 : 2015/03/07(土) 13:25:41 :
- エレン 「おい。アルミンなんなんだよ」
アルミン 「エレン、君は外の世界を見たいんだよね?」
エレン 「お、ぉう、なんだよ、いきなり」
アルミン 「だったら、今は僕の言うとおりにして。外の世界に行く前にここで半殺しにされる」
エレン「はっ、ハンゴロし?誰にだよ?」
ここはひとまずご飯をサッサと食べてミカサから離れる。
いや、もう離れよう。
アニにもしエレンが髪留めを壊したなんて知れたら……。
たとえ、わざとじゃなくても……。
ここは……僕が……!
アルミン「…エレン、もう行こうか。」
エレン
(『僕の言うとおりにしてね』って目をしてやがる。)
「……あぁ。眠いしもう行くわ、じゃな、ミカサ」
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- 8 : 2015/03/07(土) 13:31:06 :
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ミカサ 「…気をつけて、エレン。ここには恐い女がいるから」
エレン「……?こわ、、ってミカ……」
アルミン「しっ!エレン、さっさと行くよ!」
エレン 「お、おう、、」
ーーーー
ーーー
ーー
ー
エレン 「で?なんだよ。いきなり。」
アルミン「僕が推測するにエレンが拾ったものはアニの髪留め。いつもつけてるでしょ?アニ。」
エレン 「……そうなのか?つけてるのか…」
アルミン「うん、つけてるんだよ。で、エレンが持ってるそれがアニのもの、だとするとさっき向こうでクリスタ達が話してた探しものって多分エレンの持ってる、ソレ。」
エレン「…これか……!じゃ!アニに返せば一件落……」
アルミン 「………壊したの誰?」
エレン「……お、おれだ!!」
アルミン「……初めから壊れてたなんて言ってもいいけど、エレンはそんなウソつかないよね?……つけないよね?」
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- 9 : 2015/03/07(土) 13:36:30 :
- エレン「…つくわけねーだろ!ウソは男にとって恥だぜ!」
アルミン「…」
エレン「あ、謝れば許し……いや、殺されるな……アルミンはどう思う?」
アルミン「僕も殺されると思う。」
エレン「…ここで、終わりか……俺の…」
アルミン「いや、手はないわけじゃないよ……」
エレン 「ほ、本当か!?アルミン!」
アルミン「うん、エレンが僕の言うとおりにしてくれれば……だけどね。」
エレン「する!なんだ?どんな考えだよ?!」
アルミン「まず……」
?? 「ふふっ。私も参加させて〜〜ソレ♪」
??「なんか。おもしろそーじゃん」
??「ある意味、チャンスですね♪」
えっ、だ、れ??
と振り返ると
そこにはユミル、クリスタ、ミーナがいつの間にか立っていた。
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- 10 : 2015/03/07(土) 13:44:44 :
- エレン「お、お前ら、、!」
ミーナ「ふふっ。聞きましたよ〜エレンが持ってるんですねぇ。アニの か・み・ど・め❤︎」
アルミン「いや!!!ちが……」
クリスタ「大丈夫だよ♪アルミン、このことミカサにもアニにも言わないから……チャンスだもん。」
エレン「チャンス?なんのチャンスだよ?」
ユミル「……エレン……お前はちょっと向こう行ってろ。」
エレン「はっ?なんでだよ!?俺が一番関係あるだ……」
アルミン「うん、エレンは一旦向こう行ってて。僕たちこれから考えるから」
エレン「はっ?アルミン、おまっ。」
アルミン「考えるから」
エレン「……わ、分かったよ。あとで、、聞かせろよな!」
というとエレンは帰っていった。
ユミル「よし」
クリスタ「じゃー。作戦会議ね。アニの髪留めをエレンが持ってるんだよね?今ちょっと聞いてたんだけど…アルミンそうだよね?」
アルミン「うん、持ってるけど…エレンが壊したって言ってた……っていうかアニは?」
ミーナ「アニは先に帰っちゃった。眠いって笑」
ユミル「そーいうこった。時間の許す限り作戦会議よ。んでその髪留めを返す時に……ただで返すんじゃない。アニとエレンとで……」
クリスタ アルミン ミーナ
「「「デート」」」
アルミン「アニはエレンに異性として気があると僕は思う。エレンもアニのことが多分好き…いつも格闘術の相手として組んでるからね。本人が気づいてないだけで。」
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- 11 : 2015/03/07(土) 13:50:33 :
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クリスタ「流石、アルミンよく見てるね〜私もそう思うの。この頃アニはエレンに対して、恋愛感情を持ってると思う。」
ミーナ「エレンとアニが…恋人なんて〜キュンキュンしちゃう」
ユミル「クック、面白いじゃんかよ。
エレンには『アニ、少し散歩したいんだけど』とか『アニ、ミーナから美味しい店があるって聞いたからお前と行きたいんだけど』みたいなことをいわせてさぁ〜あの女が照れるとことか見てみたいぜ」
アルミン「いや、、まずは髪留めを返すことからだよ。アニの好きそうな髪留めをエレンがあらかじめ買っておく。それからアニを食事に誘う。……そのあと」
クリスタ「そのあと!!いい雰囲気になって」
ミーナ「恋人成立ダァ〜」
アルミン「……そんな単純にいけばいいんだねどね。2人ともプライド変に高いし……。まずエレンが髪留めを買うまではいいでしょ。そのあと上手く食事に誘えるか……」
クリスタ「それなら、私にいい考えがあるよ♪みんな聞いて……」
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- 12 : 2015/03/07(土) 13:54:52 :
- ユミル「……いける!いけるよ!クリスタ!!さすが私の天使っ!」
ミーナ「これならスムーズに行きそうね。やるじゃんクリスタ!」
アルミン「僕も、こんなの持ってなかったから……これならいけるかも……よし!早速エレンにいってくる」
ユミル「……ちょっと待て。私ら肝心なこと忘れている。。ミカサどーするよ?」
ミーナ「……。気付くかな…?」
アルミン「……なんとかして気づかせないようにする!」
クリスタ「…ふふっ。アルミンらしくない考えね」
ユミル「…。まぁ、エレンとアニの成り行きを見て考えるか……」
ミーナ「うん。そーしよ♪」
アルミン「よしっ!じゃー、僕エレンにいってくる。」
クリスタ「よろしくね☆アルミン!」
アルミン「う、うん、(か、可愛い)」
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- 13 : 2015/03/07(土) 14:03:57 :
エレン「アルミン!随分遅かったじゃねーか。どんなさく……」
アルミン「し、静かに!!エレン、今見つかったら教官に怒られるから!!」
エレン「お、おう。で……どんなこと俺はすればいい?」
アルミン「まず、その前に約束だよ。エレン。
どんな理解できない作戦であっても僕の指示することに全て従うこと。
心臓捧げられる?
エレン・イェーガー?」
エレン「……!お、男としてひけない状況ってもんがある!!お前の言うことは素直に聞くぜ!アルミン・アルレルト!」
アルミン「よし、まず…アニへ髪留めを買うよ。明日は休みの日だから。エレン、1人で行くんだ。ミカサとか絶対誘っちゃダメ。」
エレン「…?おれ、1人で行くのかよ!アルミンお前は……」
アルミン「僕は行けない。そもそも壊したのエレンでしょ?エレンがアニに似合いそうだと思う髪留めを買うべきだと僕は思う」
エレン「……わ、わかんねーよ。。アニの好きそうな髪留めなんてよ……」
アルミン「……アニはどんなイメージ?エレンの中で」
エレン「……い、イメージ?いつも格闘術の相手ってだけだからなぁ〜〜……
あっ、でも、前さ、俺が髪の毛下ろしてるの可愛いなって言ったら『余計なお世話だよ』っていったんだぜ?あいつ笑 そんな風に少し照れたりして……
ミカサとはまた違った感じだったな……なんつーか……女っぽい……」
アルミン「(エレン、それは多分アニのことが好きなんだと思うけど)……それからイメージするアニの髪留めは?どんな感じ?」
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- 14 : 2015/03/07(土) 14:09:08 :
- エレン「……ピンク。。だけどドギツイピンクじゃなくて淡いっつーのかな。優しいピンク色をした髪留めのイメージだな」
アルミン「ほら!ちゃんとイメージできるでしょ?エレン。それを買えばいいんだよ。
絶対しちゃいけないことはミカサを誘わないこと。ミカサから何か言われてもなんかうまく取り繕って」
エレン「……分かった。明日俺が買いに行けばいいんだな。」
アルミン「そういうこと。もし買えたら次の作戦にうつるから」
エレン「…アルミン。ありがとな……!俺はこんな優しい幼馴染をもって今猛烈に感動してるぜ!」
アルミン「…成功を祈ってるよ。エレン。」
ふぅ、これで……
ミカサは……僕たちの方でなんとかしなくっちゃ……。
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- 15 : 2015/03/07(土) 14:17:57 :
- 翌日ーー
Side アルミン
ミカサ「エレン、おはよう。今日は暇?だったら一緒に……」
アルミン(い、いきなりだ……どうする!?エレン!)
エレン「悪りぃ。今日は立体起動装置の練習をしたいんだ。だから遊びにはいけねー。」
アルミン(ナイス!エレン!!)
ミカサ「そう。じゃ、私もエレンと一緒に練習してあげる」
アルミン(ええーー!ミカサ!?エ、エレンどーする?)
エレン「…!?はっ?お前も?」
ミーナ「そんな暇ないでしょ〜ミカサ」
とミーナがミカサの隣に座った。
ミカサ「…えっ?どうして。」
クリスタ「さっき、教官が立体起動装置の練習器具がミカサのだけ壊れたからって、それを直しに来い!って言ってたよ」
とクリスタがニコニコで言っている。
ユミル「そーいうこった。ミカサ、ご飯食べたら教官のとこに行くんだな」とユミルがクリスタの席の前に座り言った。
ミカサ「そう…分かった……クリスタ教えてくれてありがとう……。というわけでエレン寂しいだろうけど私は行けなくなってしまった。」
エレン「…いや!大丈夫だぜ?…
じゃーまた今度な(た、助かった)」
ユミル「(クリスタナイスフォローだー!)」
アルミン(よ、よかった。。クリスタのフォローのおかげだ。。天使……)
アルミン「アニは?一緒に来てないの?」
ミカサ 「アニはまだ寝ている……起きたくないらしい。」
エレン「なんだ?体調でも悪いのか?」
ミカサ「さぁ……?エレンは心配しなくて大丈夫なこと。」
アルミン(多分……大方理由は想像つくけど)
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- 16 : 2015/03/07(土) 14:19:39 :
- 期待です♪
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- 17 : 2015/03/07(土) 14:23:21 :
- >16
コメントありがとうございます♪
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- 18 : 2015/03/07(土) 14:26:54 :
- 朝方ーー
ミーナ「起きないの〜〜アニー?」
クリスタ「アニ!私たち行っちゃうよ〜?」
ユミル「ほーっておけって!起きたくないんだろ?」
アニ「…………。
(《アニ、髪下ろしてるの可愛いな》
なんであいつの顔ばっかり!!
髪ゴムが切れちゃって、結べないから…起きれない!
下ろしたまんまでエレンのとこに……。ムリ……
あいつに見られたら……。
《可愛いな》……!!ッ!なんでまたあいつのことを考えて…!)」
クリスタ「先いってるよ〜♪アニ、起きてね!」
アニ「ん……。先行ってていーよ。」
ユミル「ほら、クリスタ、ミーナ先行くぞ!ミカサも行っちまったぜ?」
アニ (「…ミカサ……。あいつは……ミカサのことをどう……うわーー!
考えるのやめやめ!!寝よう……」)
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- 19 : 2015/03/07(土) 14:33:40 :
- 市場ー
Side エレン
やべぇー。全くわかんねーよ。。
こんな小洒落た店。かーさんともあまり行かなかったのに。
店員「……何かお探しですか?」
エレン「あっ!えっと。。ちょっとした……あー…髪留めを」
店員「!髪留めですね。どんな感じのをお探しでしょうか?」
エレン「…えーー。なんかこう、ピンク系であまりドギツイ感じじゃなくて……淡い系というか……」
店員「ちょっと待ってくださいね……。もしかして、彼女さんにあげるものですか?」
エレン「…?!あっ、いや、、そーいうわけじゃ……」
店員「ふふっ。じゃ、いくつか持ってきますのでここでお待ちください。」
か、彼女……って。いや、アルミンの作戦だから……!お、俺は……アニのこと。アニのことが……。
店員「お待たせしました。お客様の希望に添えますとこの4つのなかからがいいかと……もし気に入らなければまたお持ちしますが…」
うわー。綺麗だ……。
特にこの右から2番目の……。
アニみたいな……。
ピンクも淡い感じで…花ビラが……
これにしようかな……?
エレン「あっ、じゃぁ、この右から2番目のをく、ください!」
店員「はい。これですね。これ1番人気なんですよ。お目が高いですね〜」
エレン「い、いや。イメージとぴったりだったので」
店員「ふふっ。そうですか。じゃぁ、包みますね♪ 彼女さんへのプレゼントということで、どのラッピングにいたしますか?」
エレン「へっ?あっ、、じゃーこのラッピングでお願いします。」
店員「かしこまりました。少々お待ちください。」
……すっげー。緊張した……。
ラッピングでいいんだよな……?
あと、結構高い。。
仕方がない…アニへのだし……アニ…アニへの……
店員「ハイ、ぴったり頂きました。こちらですね。ご来店ありがとうございました。」
……エレン・イェーガー……
任務を全うしたぞ……
アルミン……こ、これでアニは……。
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- 20 : 2015/03/07(土) 14:39:45 :
- 食堂にてーー夜
ミカサ「クリスタ。教官に会って聞いてみたらそんなことないっていわれた。」
クリスタ「あっれ?じゃー違う人だったのかな……。ごめんミカサ。」
ミカサ「いや、大丈夫だけど……エレン、練習どうだった?」
エレン「……!?あー。なんかお腹痛くなっちまって、部屋で寝てたわ」
ミカサ「大丈夫!?エレン!」
エレン「おわっ。スープこぼれちゃうだろ!
大丈夫だよ。もう治ったから」
ミカサ「そう、よかった……」
アルミン「…エレン(小声」
エレン「ん?」
アルミン「どうだったの?」
エレン「ばっちりだぜ」
アルミン「よし……。じゃー、この後また来て」
エレン「分かった」
食後ーー
エレン「今は持ってねーけど、結構イメージ通りの買えたぜ!アルミン。」
アルミン「よし!ファーストミッションは完遂された。。で……」
エレン「か、かっけー……ファースト…」
アルミン「エレン?それで次の作戦にうつるよ。よく聞いてね。」
エレン「おう。なんかいける気がしてきたぜ!」
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- 21 : 2015/03/07(土) 14:44:29 :
- アルミン「…作戦2……
アニを次の休みの日に遊びに誘うこと……それから」
エレン「はっっ?!まて!まて!!アニと2人きりでかよ?」
アルミン「そう、アニと2人で。」
エレン「…無理だろそれは。
あいつがウンというわけねーし……。
俺…理由なく誘えねーよ。…どんな理由で休みの日にアニと行動を共に…ムリだ……」
アルミン「僕と約束したよね?エレン」
エレン「…………。し、、た。。けどよ、アニと行くのはいいとしてどう誘うんだよ!」
アルミン「それに関してはいい案があるんだよ。コレ…」
エレン「…なんだコレ? むりょーペアーーち、ちけっと??×⚪︎レストラン……コレがなんだ?」
アルミン「これを理由にエレン、アニを食事に誘うんだ!」
エレン「…おいおい。こんな高そうなのいいのかよ?」
アルミン「それに関しては心配はいらないよ。
(クリスタが手配してくれたものだもの)
作戦会議のメンバーの1人がくれたものだから」
エレン「……コレを。。理由に……アニを食事に……で、出来るか。この俺に……」
アルミン「…エレン。髪留めを買うときだって、初めはムリって言ってたでしょ。でも買うことができた。初めから諦めてちゃだめなんじゃないの?」
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- 22 : 2015/03/07(土) 14:49:30 :
- エレン「アルミン……分かった。こんな感じでいいか……一緒に行こうぜ〜アニ!みたい…」
アルミン「…!!バカ!」
エレン「……!?!?」
アルミン「そんな単純に言っちゃダメだろ!そもそもこれも、ミカサに知られちゃダメなんだからね!」
エレン「そ、そうか。じゃー。どこかに呼び出して……!格闘術!!格闘術の訓練中だったら……いけるぜ!」
アルミン「……うん。そこはエレンに任せるけど……くれぐれもミカサにバレないように……僕たちもなるべくフォローするけど……」
エレン「分かった……。」
アルミン「それで、、なんて言うのアニには。」
エレン「……アニ、無料チケットがあるんだけどよ……一緒に行かねーか?でどうだ?」
アルミン「(さっきと変わらないな…)……うん、まぁありきたりだけどいいんじゃないかな……。」
エレン「あ、ありきたりか……じゃー。これで任務完了だな!」
アルミン「まだだよ……もう時間がないから後でメモしたもの渡すから……それでなんとか」
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- 23 : 2015/03/07(土) 14:53:58 :
- エレン「……そのメモの通りにやればいいんだな」
アルミン「そういうこと。今までが1番複雑だったから。あとは僕のアドバイスなくてもいけるでしょ?エレン。」
エレン「わ、分かった。エレン・イェーガー任務を全うするぜ!!ほんとありがとな。アルミン」
アルミン「……うん、僕も君たちが上手くいくように祈っとくよ……」
エレン「よし!!これでアニに怒られずにすむぜ!じゃ、俺は先に帰ってるな。サンキューなアルミン!!」
アルミン(ふぅ。。食事のデート誘いさえうまくいけば。。エレンとアニは……)
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- 24 : 2015/03/07(土) 14:59:52 :
- 翌日ーー格闘術
教官「では2組つくり始めよ!」
組もうぜ!
はっーー。
痛いんだよなー。
格闘術苦手だわーー。
ワイワイ ガヤガヤ
エレン(よし、、アニと組んで……)
ミカサ「エレン!私と組もう。」
エレン「はっ?いや、今日はもう組むやつ……」
ミカサ「…アニと組むつもり?」
エレン「…いや、ま、そ、うだけどよ」
ミカサ「…なんで?あんな女より私と組んだ方がエレンはいいと思う。」
クリスタ「……。ちょっとまってて。ユミル」
ユミル「ん…?」
クリスタ「ミカサ!」
ミカサ「…!クリスタどうしたの?」
クリスタ「…エレンは多分、ミカサと戦いたくないんだよね?でしょ?エレン」
エレン「あ、ああ。そうだ。俺は」
ミカサ「…なんで?」
クリスタ「それは……ミカサ分かりきってるじゃない。幼なじみで仲のいいミカサを男として傷つけることができないんだよね?エレン」
エレン「ん……?あ、ま、そ、そうだな。アニの方がお前より格闘術強いしよ……」
ミカサ「そう……エレンは私を思って……分かった。あの女をよろしく……」
エレン「…おう!じゃーアニのとこいってくるわ」
クリスタ(ふぅ…なんとか切り抜けられた)
ユミル「フッ……おーーい!ライナーがミカサとやりたいってさー。格闘術」
ライナー「!!?お、おい、お前」
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- 25 : 2015/03/07(土) 15:03:33 :
- エレン「アニ!!」
アニ「…なんだい。ミカサと組んだんじゃなかったの。」
エレン「いや、お前と組みたくてよ。断ってきてたんだよ」
アニ「……そんなに私と組みたいの」
エレン「当たり前だろ!あと今日は話があって……」
アニ「話?」
エレン「…あぁ。話ってのはな……おわっ!何すんだよ!いきなり蹴んなよ」
アニ「格闘術……の練習でしょ。」
エレン「……じゃーやりながらでも聞いてくれ」
アニ「……あんたと話すことなんて……フッ!」
エレン「おわっ!!」
アニ「……ないよ!!」
エレン「クッ……!!お前と……」
アニ「………?」
エレン「…一緒に食事にいきてーんだけど。ハァハァ……イッテー。。」
アニ「……はっ?食事?」
エレン「……ペア無料券がある。俺と一緒に来週食事に行かねーか。」
アニ「……なにいってん……フッ!」
エレン「わっ!!!アニ行くか行かな……」
アニ「…ミカサとっ!行けば…ハッ!!いいだろう!!」
エレン「…お前じゃ、ないと……イテェ……ダメなんだよ。」
アニ「…………そ、、そう、、な、の。(エ、エレン…)」
エレン「(ん?蹴ってこなくなったな。)いいのか!?行くか!俺と!」
アニ「…私は何も出さないよ……。」
エレン「あぁ。俺のおごりって言っても本当に無料なんだけどな笑」
アニ「……時間は?」
エレン「あ、あぁ。12時に時計台の前……で分かるか?」
アニ「……分かった。でも……本当にミカサとじゃなくていいの?」
エレン「…なんでミカサがでてくんだよ?お前と行きたいっていってんのに」
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- 26 : 2015/03/07(土) 15:06:13 :
- アニ「そ、そう…分かった。じゃ1分でも遅れんじゃないよ。遅れたら帰るから」
エレン「遅れるわけねーだろ。お前こそ遅れんなよな。」
アニ「……話は終わった。じゃ、続きを始めよう。…………フッ!!」
エレン「…!?おい、まて!アニ!!」
クリスタ「ふふっ。結構男前なとこあるんだね。エレンって。」
ユミル「はっ、どーだか。必死さが伝わってきたけどな笑」
クリスタ「なにはともあれ作戦2成功ね♪」
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- 27 : 2015/03/07(土) 15:10:04 :
- 夜ーー
エレン「アルミン!2人で行けることになったぞ!!」
アルミン「さすが、エレン!」
エレン「いや〜断られるかと思ってたけど良かったわ」
アルミン「(いや断りはしないとおもってはいた)
……じゃ、次の作戦だよ。エレン言ってみて」
エレン「バッチリだぜ!
まず絶対遅刻はしないこと。
食事の時に髪留めをプレゼント……
そして素直に謝る……だよな?」
アルミン「……うん、だいたいオッケー。とにかく、あとはエレン自身にかかってるんだからね」
エレン「大丈夫……というか俺思ったんだけど別に食事とか誘わなくても……」
アルミン「エレン……2人で……の方が話しやすいでしょ?」
エレン「?ま、そうだな。でもこれで殺されずにすむな……!本当ありがとな。アルミン」
アルミン「うん、本当に心から君たちの幸せを願うよ……」
エレン「??んー。じゃ、俺寝るわ。おやすみ」
アルミン「おやすみ」
アルミン(エレン……ここまでしたんだから本当はそれで終わってほしくないんだよね。付き合う……なんて単語も知らないようなエレンだけど……本当頑張って欲しい。)はぁ……胃が痛い。
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- 28 : 2015/03/07(土) 15:15:04 :
- 当日ーー
ミカサ「アルミン、昨日エレンに明日遊ぼうって言ったら、明日は用事がある!って言ってエレンがまた相手にしてくれなかった」
アルミン「エレンにも用事はあるよ……ミカサ」
ミカサ「そうじゃない。エレンは嘘をついている。私に」
アルミン「そ…そんなことないと思うけど。なんのために嘘をミカサにつくの」
ミカサ「この頃なんかソワソワしている。あんなエレン見たことがない」
ユミル「気のせいだろ〜」
ミカサ「ユミル…あなたには関係ない。私はエレンのそばにずっといた。だから分かる」
アニ「フッ…そばにいても分からないことあると思うけど…あんたはエレンじゃないんだから」
ミカサ「……アニ。何を言いたいの?」
クリスタ「まぁまぁ、エレンだって用事くらいはあるよ。」
ミーナ「当の本人、エレンはどーしたんですかね」
ユミル「 おい、バカ!今日は……(小声」
ミーナ「あっ、そか……!!(小声
あ〜もしかしてエレンはまた立体起動とかやってるんですかね〜」
ユミル「あいつは巨人駆逐以外キョーミゼロってか笑」
アルミン「……(もしかしてエレン、もう待ち合わせ場所にいたり……いやまさか、今9時だからいるわけないか……そこまで馬鹿じゃないよね…エレンは)」
クリスタ「…(アニ……やっぱり機嫌いいね♪エレンとデートだからかな笑)」
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- 29 : 2015/03/07(土) 15:17:34 :
- 昨日夜ーー
アニ「…何を着ていけばいいんだ?」
クリスタ「…どーしたの♪アニ!」
アニ「クリスタ!いや、これは」
クリスタ「かわいい〜この服。明日出かけるの?(じゃーやっぱりエレンとデートだ!)」
アニ「別に……。もう寝るね。」
クリスタ「…えっ?」
アニ「お、おやすみ!!」
クリスタ「…(アニ、かわいい〜笑)」
またー食堂にて
アニ「(エレン遅いなー。朝ごはんもう片付ける時間になってんだけど……寝てる?)」
ミカサ「エレンが来ない。まだ寝てるの?アルミン。」
アルミン「えっ?あー、なんかもう、ジョギングするって出て行ったかな」
ユミル「はっ!?あさごはんも食べずにか?本当筋肉バカ笑」
ミカサ「エレンをバカにしないで、ユミル」
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- 30 : 2015/03/07(土) 15:19:38 :
アルミン「(アニ……気づいてくれ。
僕が起きた時いなかったから……
エレンはそんな馬鹿じゃないと思ったけど……多分もう待ち合わせ場所にいる……。)」
アニ「……。私、少し気分が悪いから先帰る」
アルミン「(アニッ!!気づいてくれた?)」
アニ「(まさか……もう待ち合わせ場所にいるとかないよね……一応…念のため行くだけだから………)」
時計台の前ーー
7時
エレン「(はぁーー。こんだけ前からくれば遅刻はぜってーねぇーよな。朝ごはん食べてねーけど。アニくるかな〜)」
-
- 31 : 2015/03/07(土) 15:20:54 :
- 8時
エレン「(……早く来すぎたかな……まぁいいや。アニを待とう。約束は12時だっけな……)」
9時
アニ「…行くか(なんかエレンが待ってる気がしてしょうがない)」
-
- 32 : 2015/03/07(土) 15:24:15 :
- ミカサ「アニ……どこ行くの…買い物?」
アニ「あんたには関係ないね。買い物だろうがなんだろうが関係ないでしょ」
ミカサ「関係は……ある。この頃アニ。エレンといる時間が多い。私はそう思う」
アニ「ハッ。それは思い過ごしって言うんだよ。エレンはあんたのもんなんでしょ?なんでも知ってるんだよね。」
ミカサ「……さっきといい。私に対してアニは喧嘩を売るような行為をしている。それはわざと…?それとも」
アニ「……どっちだと思う?さっ、私は時間がないからいかしてもらうよ。またね。ミカサ」
ミカサ「…………エレンに…手を出したら私が……。」
アニ「なんだい。随分、余裕がないんだね。あんた。」
ミカサ「…あなたとは分かり合えない。」
アニ「分かりあおうともしないけどね。」
ミカサ「……。」
アニ「……。どいて」
ミカサ「……ここはどかない。ここをどいたらエレンが私から離れてしまう気がするから」
アニ「……買い物なんだけど……。」
?「そこまでっ!」
-
- 33 : 2015/03/07(土) 15:26:57 :
- アニ ミカサ「???」
クリスタ「そこまでだよ。2人とも。アニを行かせてあげなよ。ミカサ、」
ミカサ「でも!」
クリスタ「……不毛」
ミカサ「…えっ?」
クリスタ「不毛……!これ以上話してもしょうがないよ!!
買い物って言ってるアニを通さない理由がミカサ!あなたにあるの?」
アニ「く、クリスタ(普通に怖い……)」
ミカサ「……クリスタ。分かった。。でも。アニ、まだ私は納得していない。」
クリスタ「ふふっ。ミカサ、じゃーこっち行きましょー」
アニ「なんか…助けられた?」
-
- 34 : 2015/03/07(土) 15:28:34 :
- 10時
エレン「フワァァ〜。あと2時間か〜〜」
アニ「おい!」
エレン「!?…あ、アニ!なんでお前こんな早く……」
アニ「……それはあんたもだろう。待ち合わせ12時じゃなかった?」
エレン「……いや、、遅刻したら悪いと思ってさ……」
アニ「…そ、そうなの」
エレン「お前はなんでこんな早く?」
アニ「……あんたが待ってる気がしたんだよ、、。……バカだから早く来てんじゃないかと思ってね」
エレン「……バカってことはねーだろ!お前との待ち合わせ遅刻出来るわけねーだろが」
アニ「……。」
エレン「……。」
-
- 35 : 2015/03/07(土) 15:29:52 :
- ガサゴソ……
ミーナ「…なんかまどろっこしいね」
クリスタ「もう、アニも素直に嬉しいって言えばいいのに……」
アルミン「あれ?クリスタ。ミカサの方はいいの?」
クリスタ「…大丈夫。ジャンに預けたの」
ユミル「おぉ!さすが私の天使」
ミーナ「あっ、みんな2人とも行くみたい」
アルミン「よし……気づかれないように行こう」
クリスタ「何だか楽しくなってきた♪」
-
- 36 : 2015/03/07(土) 15:31:25 :
- ちまちまと遅い投稿ですみません。
-
- 37 : 2015/03/07(土) 15:37:50 :
- エレン(なんか……アニの私服がか、かわいい)
アニ(……エレン。てっきりいつもの服で来ると思ったのに……なんかかっこいい……)
エレン 「なぁ!」
アニ 「ねぇ」
エレン「悪りぃ、先に……」
アニ「いや、あんたこそ、何?」
エレン「……いや…早めに来ちまったから、どっかブラブラするか?昼ごはんまだ早いし……なーんて」
アニ「……別にいいよ。どこ行くの?」
エレン「!?ん、じゃー、市場歩いてみねーか?」
アニ「…………。」
エレン「いやか!?ごめん!」
アニ「……そういうわけじゃないよ。あんたらしいと思ってね」
エレン「そうか……。じゃー行こうぜ!アニ」
アニ(……食事だけのつもりが…なんか色々考えてくれてるんだね。エレン。エレンは私のこと……バカらしい…ミカサ……ミカサがエレンにはいるのに…何考えてんだか)
-
- 38 : 2015/03/07(土) 15:39:52 :
- クリスタ「うわーー、デートだ!!これは♪」
ユミル「エレンもやるじゃねーか」
ミーナ「アニも嬉しそうだよね。エレンは気づいてないけど」
アルミン「2人とも素直になれば早いのに……」
クリスタ「でも、どーも、アニはミカサが気になってるみたいだよね」
ユミル「エレンとミカサはいつも一緒にいるからな…まっ、エレンはミカサを恋愛相手だと考えてなさそうだけどな」
アルミン「……はぁ。もし上手くいっても僕は損だな。ミカサがアニを消してしまいそう…」
ミーナ「まぁまぁ、それは後で。今は2人がくっつくとこを見届けなくっちゃね♪」
クリスタ「あっ!!2人が行くよ!!」
アルミン「よし、行こう」
-
- 39 : 2015/03/07(土) 15:43:10 :
- エレン「…なんかさ。格闘術の相手してる時はアニってこえーけど。」
アニ「……。けど何?」
エレン「!?いや、、け、ど。。」
店の人「そこの2人さん!」
エレン「俺たちのことか?」
アニ「……そうだと思う」
エレン「なんですか?」
店の人「2人でデートかい?この品モノね。安くしてるんだよ。買ってかないかい?」
エレン(で、デート?!)
アニ(デート!?)
エレン「あっ、大丈夫です。俺たちい、急いでるんで!」
アニ「!」
エレン「アニ!行くぞ!!」
アニ「えっっ?!」
アニ「ハァハァ……」
エレン「ハァハァ……」
エレン(はぁ、やべー恥ずかしかったわ。デートって。)
アニ「……あんた、手」
エレン「ん……?手??」
アニ「手を……離して」
エレン「悪い!つい手握っちまった、!」
アニ(………なんだい。は、、恥ずかしい)
エレン(怒ってっかな……?)
「アニ……すまん。その……いきなり走って。なんかあーいうの。苦手なんだよなー。押し売りってヤツ?」
アニ「…別に。そんな気を使わなくていいよ」
エレン「そうか……」
-
- 40 : 2015/03/07(土) 15:48:41 :
- アニ「…そういえばさっきなんて言おうとしてたの?」
エレン「…さっき?こぇーけど。の後か」
アニ「…どうせ、凶暴女だとかあんたたちいってんでしょ。確かに冷たいとは私も思うけどね」
エレン「いや!そんなことじゃなくて……
こぇーけど、今日のアニは私服が、か、かわいいし、その、なんだ、、俺は冷たいとか凶暴とかは思わねーぜ。なんかミカサも言ってたけど。アニは、、優しい、女だと俺は……思うな」
アニ「…(……ちょ。ウソ……エレン)そんなこというとミカサに怒られるよ」
エレン「はっ?なんでまた、ミカサ?
あいつとはただの幼なじみだし、そんなおこんねーだろ。
俺はただ、、アニの、いいとこを言っただけだ」
アニ「……ありがとう(小声
じゃ、もう昼ごはん食べに行くよ。
エレン……朝ごはん食べてないだろ?」
エレン「(え、エレン!?って初めて言われた。やべーなんか照れる)……い、行くか」
-
- 41 : 2015/03/07(土) 15:50:47 :
- ガサゴソ……
クリスタ「名前で!名前で呼びましたよ!アニ〜〜」
ミーナ「…なんか見てるこっちが恥ずかしい」
ユミル「ラブラブじゃねーか」
アルミン「僕の想像以上にエレン,やるね」
クリスタ「ね〜エレン結構アニをリードしてるよ〜」
ユミル「筋肉バカじゃなかったってこった」
ミーナ「楽しみですね〜♪この後食事デート〜」
ユミル「よし!!後を追いかけるぞ」
-
- 42 : 2015/03/07(土) 15:52:22 :
- エレン「ここなんだけどよ。」
アニ「…(結構高そうだけどエレン大丈夫……なのか…)
結構オシャレなところだね」
エレン「…な、新しくオープンしたらしいぜ、じゃ、先にどーぞ」
アニ「……!?」
エレン「ん?」
アニ「いや……別に」
エレン「……???」
店員「お2人ですね。今席ご案内させていただきます」
アニ「…エレン、本当に大丈夫なの?」
エレン「(え、エレン……)もちろん!大丈夫!!だと思う」
アニ「はぁ……。」
店員「お待たせしました。こちらです」
-
- 43 : 2015/03/07(土) 15:53:06 :
- アルミン「…うーん。会話は聞こえないね」
ユミル「仕方ねーな、2人を見るだけに」
クリスタ「かわいい〜〜2人とも♪すっごい照れてる」
ミーナ「乙女心くすぐりますね♪」
-
- 44 : 2015/03/07(土) 15:53:40 :
- 期待☆ 続き楽しみですー(*^◯^*)
-
- 45 : 2015/03/07(土) 15:55:23 :
- エレン「(まず、、髪留めのことを言う。まず髪留めのことを言う……)」
アニ「……ねぇ、エレン」
エレン「はっ?」
アニ「本当の目的は何?」
エレン「目的?本当の??」
アニ「わざわざこんな高い店に連れてきて。なにかあるとしか思えないんだけど」
エレン「……」
アニ「…なんかあるでしょ」
エレン「……アニに謝らなくちゃいけないことがあんだ……」
アニ「……」
エレン「こ、これなんだけどよ。これってお前のだろ?」
-
- 46 : 2015/03/07(土) 15:58:17 :
- アニ「…違うけど」
エレン「だよな……それでさ…えっ??違う!!!?マジかよ!」
アニ「なんだい、それ」
エレン「あっ、いや髪留めだけどよ」
アニ「……あんたそれどこで拾ったの」
エレン「医務室だけど……」
アニ「…それ私のじゃないよ。」
エレン「はっ?マジか!てっきりアニの髪留めだと」
アニ「…貸して。」
エレン「……あっ、」
アニ「……こんなキラキラしてるもん、私がつけるはずないだろう」
エレン「いや〜てっきりアニの髪留め壊しちまったのかと焦ったわ……」
アニ「なるほど……それで謝るためにわざわざ私をこんなところに誘ったんだね」
エレン「……!いや、ちがっ。こ、、これを」
店員「お客様、メニューお決まりになりましたでしょうか?」
-
- 47 : 2015/03/07(土) 16:01:30 :
- アニ「……」
エレン「あっ、すみません。んじゃー、これをください、このセットってやつ。アニもそれでいいよな?!」
アニ「……勝手にすれば」
エレン「……」
店員「……」
エレン「同じのお願いします……」
店員「……かしこまりました」
エレン「…怒ってるよな。当たり前だよな……いやぁ…なんかなかなか謝れなくてよこれ、アニの大切なもんなんだろうなーって……なおさら…」
アニ「…私の髪留めはあった…。
誰から聞いた知らないけど……」
エレン「……じゃ、これいらねーかも知んねーけど」
アニ「……?」
-
- 48 : 2015/03/07(土) 16:05:18 :
- エレン「こ、これ、アニに似合いそうだと思って買った髪留め……」
アニ「……これが私に似合いそう…?
こんなピンクの……」
エレン「あぁ。アニのイメージは俺にとってそんな感じだから」
アニ「そう……(……エレン)ありがと」
エレン「いや!俺の勘違いでなんかせっかくの休日潰してごめんな」
アニ「……あんたはさ…仮に今の私の立場がミカサだったら……こういうのあげる?」
エレン「いや、あげねーだろ。ミカサはそんな髪留め付けないと思うし。ソッコー謝るかな」
アニ「私にはすぐに謝れなかったんだ」
エレン「…そりゃ。こぇーてのもあったけど…
嫌われたくなかったから」
アニ「………嫌うわけないでしょ」
エレン「………あ、アニ」
店員「お待たせしました。ご注文のパスタです。ごゆっくりお過ごしください」
アニ「これ、つけてもいい?」
エレン「うめ〜……ん?あぁ、つけてくれ!」
アニ「………どう」
エレン「うん、かわいい…」
アニ「……」
エレン「あっ!に、似合ってる!!つい可愛くてな……」
アニ「エレン……(か、可愛いってもうダメ恥ずかしい……死にそう)」
-
- 49 : 2015/03/07(土) 16:07:12 :
クリスタ「上手くいってるのかな〜〜?」
ユミル「上手くいってなかったり」
アルミン「……素直になれば本当早いのに」
ミーナ「…ズバリ付き合うと見ましたね、私は」
クリスタ「ふふっ。私もそう思う♪」
アルミン「……はぁ胃が痛い」
-
- 50 : 2015/03/07(土) 16:09:43 :
アニ「美味しかった……本当に無料チケット持ってたんだね」
エレン「まぁな…あっ!あれさ。」
アニ「ん?」
エレン「…あの飴、美味しーんだよな〜食う?」
アニ「…美味しいの?」
エレン「あぁ前ミカサとアルミンできた時食ったんだ。美味かったぜ!」
アニ「……いらない」
エレン「…えっ?マジ美味いのに」
アニ「……あんたはさ。私のことどう思って見てる?」
エレン「……普通に女の子……」
アニ「……ミカサと私の違いは」
エレン「ミカサとのちがい?ありまくりだろ。まず容姿が……」
-
- 51 : 2015/03/07(土) 16:11:33 :
- アニ「…バカ。そうじゃない。私とはただの友達?」
エレン「…(友達……)俺の中でかわいい女の子」
アニ「…!?クリスタとかの方が私よりもかわいいと思うけど」
エレン「…いや!俺はアニの…容姿…とか以外に性格が好きだ…と思う。なんか他の子とは違うんだよな〜」
アニ「それってさ……私と…」
-
- 52 : 2015/03/07(土) 16:12:40 :
- クリスタ「…ねぇ!告白じゃ……!!告白だ!」
ユミル「はっ、サラッとクリスタのこと否定したよな。アニより可愛いって言いやがったぞあいつ。」
アルミン「…もしこれで恋人成立したら僕の胃がもたない……」
ミーナ「ふふっ。大丈夫よアルミン♪大丈夫」
クリスタ「頑張れ!アニ!!」
-
- 53 : 2015/03/07(土) 16:13:11 :
- 期待!!すっごく羨ましいよあの二人!!
-
- 54 : 2015/03/07(土) 16:15:06 :
- さらばアルミンの胃
期待です//∀//
-
- 55 : 2015/03/07(土) 16:15:13 :
- アニ「…なんでもない。今日は色々ありがとう」
エレン「……あぁ…。
(これで終わりか……アニ……
俺はアニとどうしたい…
この感情はなんだ……
胸が締め付けられるような…)」
アニ「帰るか」
エレン「……」
アニ「エレン?」
エレン「…アニ。俺今日アニと食事したり話したり、手を握ったりした時……なんか」
アニ「……(え、エレン?!)」
エレン「なんか…お前と…一緒に住みたいって思うようになったんだ」
アニ「す、住みたい?!一緒に住むってこと?」
エレン「……そ、そういうことに」
-
- 56 : 2015/03/07(土) 16:18:24 :
- アニ「……い、意味分かってるの!?そういうことって結婚するってことなんだよ」
エレン「あっ!結婚するってことか!そ、そういえばいいんだな」
アニ「はっ!?え、エレン」
エレン「お、俺と結婚してください!」
アニ「(ファァァーー!?エレンとけっ、こん?けんこう?けっこん??)」
エレン「…だ、だめか(なんか…よく分かんねーけど……アニと一緒にいたい……この気持ちは…!)」
-
- 57 : 2015/03/07(土) 16:19:45 :
- クリスタ「え、エレン…!
プロボーズしちゃったよ!!
アニどーするの??」
ユミル「ハッハ!アハハ!!ウケる、まじ、あいつおもしれーわ」
ミーナ「予測不可能ですね。まさか結婚までいくとは!!」
アルミン「もう……何が何だか。エレンは本当にバカなの…?僕の胃がァ…」
ユミル「段取りってモンを……クックハッハ!あーうけるわ。マジで。アニはどー答えんだよ?」
クリスタ「あ、アニがなんか言うよ!!」
-
- 58 : 2015/03/07(土) 16:28:13 :
- アニ「私と結婚したら……ミカサとはどうするの?」
エレン「……?ミカサはカンケーねーだろ。俺はお前と……」
アニ「もう一度考えたほうがいいよ…生涯のパートナーになるってことだよ」
エレン「そうだ!俺はお前のパートナーでありたい」
アニ「でもね……エレン、結婚は無理だよ」
エレン「……お、俺とはダメってことか……?」
アニ「そ、そうじゃなくって…。まずは付き合うってところからじゃないと」
エレン「……付き合う…?つまり俺とアニが結婚できる前段階ってことか!?」
アニ「……そう、そうともいう」
エレン「じゃぁ、アニは俺のこと…!」
アニ「(……恥ずかしすぎてもう……ダメ…エレン結婚とか…言ってる意味分かってるの?)……じゃーなんか……私にその誓いをみ、見せてよ……す、好きだっていう……ホラ」
エレン「…はっ?誓い?」
-
- 59 : 2015/03/07(土) 16:29:42 :
- アニ「………。」
エレン「(ばっ……!お……ちょ…これってあれだよな……誓いのキ……ス?ってヤツか)えっ?おまっ!」
-
- 60 : 2015/03/07(土) 16:31:35 :
- クリスタ「キャーーー!見て!!
2人であれ、チューする体制だよ!!」
ユミル「見てるこっちが本当恥ずかしいな」
ミーナ「ね、本当恥ずかしい……アニ…頑張った……鈍感エレンに……」
アルミン「もう胃に穴が空く……僕はどうすれば……」
-
- 61 : 2015/03/07(土) 16:35:52 :
- アニ「度胸のない……男はキライだよ」
エレン「……目。つむってくれ……お、俺はアニ・レオンハートと……」
アニ「ンッ☆」
エレン「ファ!?」
アニ「バーカ……遅いんだよ」
エレン「……す、好きだアニ……」
アニ「……初めから…そういえばいいのに…」
エレン「…ンッ☆」
アニ「…えっ!!(ほっほっぺにチューされた…)」
エレン「……さっきのお返しだ……あー飴買って帰ろうぜ?」
アニ「……まずかったら承知しないよ?」
クリスタ「こ、こいびとっていうか、結婚まで約束しちゃったよ!!」
ユミル「はぁーあほらし2人でいちゃつきやがって」
ミーナ「素敵☆素敵ね〜♪」
アルミン「アワワ…ミカサに知れたら……」
ミーナ「だ、大丈夫だと思う……」
アルミン「ううん。大丈夫じゃないと思う」
クリスタ「でも心配して損しちゃったな〜ラブラブだね〜〜♪」
ユミル「はぁぁーーー。ま、何はともあれ一件落着ってか」
アルミン「僕は……もう、逃げよう。胃がなくなる」
-
- 62 : 2015/03/07(土) 16:37:13 :
- アニ「……手繋いでもいいよ」
エレン「…!?さっきは…」
アニ「さっきと今とじゃ違うでしょ……エレン」
エレン「…あっ、あぁ!(可愛い……)」
アニ「(照れる)」
エレン「(照れる)」
-
- 63 : 2015/03/07(土) 16:43:20 :
- 0%から一気に100%って感じで凄くいい!エレンが壊したあの髪留めの持ち主!落としてくれてありがとう!
-
- 64 : 2015/03/07(土) 16:45:04 :
- エレン「……あのさアニ。
よく考えたら…本当にアレってアニのやつじゃなかったのか?あんなの医務室に落ちてたなんて偶然だよな〜笑」
アニ「……」
エレン「なっ?キラキラして綺麗だから本当アニのだと思ってたぜ」
アニ「本当あんた、、鈍いね……、
私のだよこの髪留め。なんか裏があると思ってたけど…
もしあそこで私のだよ。なんて言ったら私に土下座する勢いだったから…そんな、エレンは……見たくない」
エレン「、!?そ、そうだったのか……いや、なんか、ごめん。。やっぱりアニのそーいうとこ好きだな……サンキュー」
アニ「ほんと……バカ」
後日ーー
Side アニ
エレン「…アニ?髪留めつけないのか?」
アニ「……また無くしたり、、壊したくないの」
エレン「そ、そうか……」
……あの髪留めがなかったら…
私達…付き合ってなかったかもしれない。
だから…エレンからもらったあの髪留めは……私にとって大切なもの。
私達ー2人を結んだー
大切な大切な『髪留め』なんだから。
-
- 65 : 2015/03/07(土) 16:47:33 :
タイトル……エレン『アニの髪留め』
でした!
これで終わりです!
読んでくださった方ありがとうございます!!
感想など……宜しくお願いします(^ ^)
-
- 66 : 2015/03/07(土) 17:07:26 :
- これの作品凄くいいです!!後個人的には
アニ「私が賭けたのはここからだから!」
が欲しかったですね
-
- 67 : 2015/03/07(土) 17:38:46 :
- え!やっぱりアニのだったの!?あの髪留め(°△°;)
凄くよかったです!!
-
- 68 : 2015/03/07(土) 18:28:41 :
- >66
ありがとうございます!
なるほど…!そのセリフを入れようとは思いつきませんでした(⌒-⌒; )
>67
ありがとうございます!
( ´ ▽ ` )ノアニのでした……笑
アニの気遣い……?ですかね笑
-
- 69 : 2015/03/07(土) 18:39:00 :
- >>68初投稿とは思えないほど素晴らしい作品でした!
-
- 70 : 2015/03/07(土) 18:49:52 :
- お気に入り登録させていただきました。
初恋(?)っていいなって気にさせてくれる作品でした。
今後の作品も楽しみにしています。
-
- 71 : 2015/03/07(土) 21:55:30 :
- >70
お気に入り登録ありがとうございます!
更新が遅いですが……宜しくです!
-
- 72 : 2015/03/07(土) 22:26:41 :
- 上手かったです。
次回に期待(`・ω・´)ゝ
-
- 73 : 2015/03/08(日) 08:46:25 :
- なんだ…この神作品…最高!
-
- 74 : 2015/03/08(日) 16:14:34 :
- >72
感想ありがとうございます!
更新遅い……ですがよろしくです、!
>73
コメありがとうございます☆
神作品……なんて言ってくださって嬉しいです!更新遅いかもですが…よろしくです!
-
- 75 : 2015/03/09(月) 17:28:59 :
- お疲れ様でした!お気に入りにしたいのですが、ユーザー登録できないので、ここに!!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
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