悲しみの巨人
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- 1 : 2015/03/03(火) 22:05:35 :
- どうもこんにちは
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- 2 : 2015/03/03(火) 22:07:22 :
- ん…?何か上の文章が切れてる…何故だ?
不定期投稿亀更新です(泣)
それでもおKだぉという方はぜひご覧くださーい❗
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- 3 : 2015/03/03(火) 22:21:02 :
- 俺たちはこのままでいいのか…………?
俺たちはいつ道を踏み間違えた………………?
──────────────
─────────
────
ベルトルト「ライナー…どうした?」
ライナー「っ。ど、どうした?」
ベルトルト「どうしたって……それはこっちの台詞だよ…。ライナー、君はまだ悩んでいるの?」
ライナー「………………」
ベルトルト「仕方ないだろ?それが僕たちに課された使命なんだから」
使命……………………………………
使命か……………………………………
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- 4 : 2015/03/03(火) 22:23:09 :
- 明日朝練あるんでそろそろ寝たいと思います。
また明日投稿していこうと思いますp(^^)q
読まれた方はぜひコメント宜しくお願い致しますm(__)m
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- 5 : 2015/03/04(水) 15:59:56 :
- 更新していきます!
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- 6 : 2015/03/04(水) 16:11:18 :
- ライナー「…なぁ、ベルトルト」
ベルトルト「どうした?」
ライナー「俺たちはその使命とやらでどれだけの人を殺した?」
ベルトルト「…………は?」
ライナー「話聞いてたのか?俺たちはその使命でどれだけの人の人生奪ったかって聞いてんだよ!」
ベルトルト「だ、だけど」
ライナー「だけどじゃねぇよ。なぁ、俺たちに人を殺す権利なんてあるのか?」
ライナー「俺たちに兵士を殺して壁内の奴らを見殺しにできる権利なんてあるのか?」
ライナー「なぁ、俺たちはなにやってるんだ?その使命を果たしたらこの世界が平和になるのか?」
ベルトルト「なに言ってるんだよ?ライナー」
ライナー「俺たちはこんなんじゃなかったはずだ。いや、こんなんじゃなかった。俺たちは道を踏み間違えた」
ライナー「そうだろ?ベルトルト。お前は昔から人類を滅亡させたかったのか?違うだろ」
ベルトルト「ライナー、僕たちは兵士じゃない、戦士だ」
ライナー「んなこたぁわかってる。どうせ兵士に戻りたくたって戻れねぇんだからよ」
ライナー「……あの頃はよかったさ。人類の平和のために命をなげうつ奴らと一緒に生活してたあの頃は」
ライナー「………………もう、あいつらには会いたくても会えないんだよな」
ベルトルト「……………………………ライナー……………………」
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- 7 : 2015/03/04(水) 20:46:25 :
- ─────ウォール・ローゼ上─────
コニー「………いまだに信じられねぇよな。あいつらが巨人だったなんてよ」
ジャン「……まぁな」
エレン「……………」
ジャン「一緒に巨人をぶっ殺す同士だと思ってたんだが、そいつらが巨人だったって思うとな…………」
コニー「ただでさえエレンが巨人になれるってこと自体まだ信じれてねぇんだけどな」
ジャン「……なぁエレン」
エレン「…なんだ?」
ジャン「…………お前さ、何やってんだよ」
エレン「っ!」
ジャン「なぁ、巨人を駆逐してやんだろ?」
ジャン「あれだけ俺に偉そうなこと言っといて」
エレン「あぁ、だけど」
ジャン「だけどなんだ?俺はお前の口からは言い訳しか出てこねぇと思うがな」
エレン「…………」
ジャン「エレン…………俺あん時言ったよな。“頼む”って」
エレン「あぁ言われたさ」
ジャン「だがなんだよ。この結果はよ」
コニー「おい、よせよジャン」
ジャン「なぁエレン!この落とし前つけれんのかよ?なぁ!」
エレン「…………………っ」
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- 8 : 2015/03/04(水) 21:11:00 :
- エレン「……………すまねぇ」
ジャン「…別に俺はお前に説教垂れてる訳じゃねぇんだよ」
ジャン「俺がお前に言いてぇのはなぁ、エレン。お前のために死んでった人達の命に見合うようなことをしろってことだ」
エレン「……………わかった…………」
ジャン「………行こうぜ、コニー」
コニー「……おう」
エレン「………………」
エレン(ジャンのいう通りだ。何やってんだ、俺は!)
アルミン「………エレン。大丈夫?」
エレン「あぁ、大丈夫だ」
アルミン「ならいいけど。僕たちも向こうに行こう。ミカサが待ってる」
エレン「あぁ」
─────────壁外─────────
ベルトルト「…………?なぁ、ライナー。あの巨人、何か変じゃないか?」
ライナー「確かにな、だけど俺たちを無視しただけだ、奇行種か何かだろ」
ベルトルト「だと思うけど…………………」
ベルトルト「……ん?な、なぁ、おい!見ろよ、あの巨人の足!」
ライナー「………!巨人の足に巨人が食い付いてる………だと?」
ベルトルト「普通巨人は巨人にたからないはずだ。なのに……。まさか、まだ巨人になれる人がいるのか!?」
ライナー「嘘だろ………?まだ、他に!?」
ライナー(それに、巨人が向かう方向って……)
巨人「ウオォォォォオオオ!!!!」
ライナー「っく!」
ベルトルト「な、何だ!?」
ライナー「…やっぱり、あいつ壁に向かってる……。やべぇぞ!」
ベルトルト「ラ、ライナー?なにいってるんだ!」
ライナー「早く行かねぇと、あいつらが!!」パシュッ
ベルトルト「お、おい!ライナー、戻れ!どうなるのかわからないぞ!」
ライナー「……そんなことより、あいつらだ!」
ベルトルト(…………ライナー。やっぱり君は…………)
??(ハァ…ハァ…)
??(皆……どこ?)
??(会いたい……。巨人になるなんて嫌だ……)
謎の巨人(皆…………どこ?…………どこ!?)
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- 9 : 2015/03/04(水) 21:13:26 :
- 今日はこの辺までにしておきます(もしかしたら今日まだ投稿するかも)。
コメント宜しくお願いします❗
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- 10 : 2015/03/05(木) 15:27:25 :
コンコン
ピクシス「入れ」
部下「失礼します」ガチャ
部下「エレン・イェーガーが誘拐された件ですが」
ピクシス「……ふむ」
部下「無事、奪還に成功しました」
ピクシス「…!!おぉ、成功したか!」
ピクシス「それはよかった!あの若兵士がいなくなれば大損失じゃからのう」
部下「しかし…」
ピクシス「…どうした?」
部下「エレンの奪還には成功しましたが、損害があまりにも大きいです。何せ、壁を破壊した鎧の巨人相手ですから……。いくら調査兵団だといっても一筋縄ではいかなかったようです」
ピクシス「…………やはりのう…………」
ピクシス「………人類の勝利には未だ近づけない………ということか…………」
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- 11 : 2015/03/05(木) 15:37:26 :
- ミカサ(………エレン、どこにいるの?エレン……………)
エレン「………ミカサ」
ミカサ「エレン!大丈夫だった!?どこか怪我はしてない!?」
エレン「るっせぇなぁ……。大丈夫だって」
ミカサ「よかった………。エレンに何かあったら私…………グスッ」
エレン「だぁ~もう!いちいち泣くんじゃねぇよ!」
ミカサ「………ごめんなさい………」
エレン「………いちいち謝んなくていいって……」
エレン(……………あいつら、どうしてんかな…………。ライナー、ベルトルト。お前ら、なんで……………)
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- 12 : 2015/03/05(木) 15:48:01 :
リヴァイ「………………………………………」
エルヴィン「どうした、リヴァイ。黙りこんで。お前らしくないな」
リヴァイ「へらへらしてんじゃねぇよ糞が。いつもマヌケなのに片腕無くしたらさらにマヌケみたくなったな」
エルヴィン「それが怪我をした上司に対する態度か?リヴァイ」
リヴァイ「今さらお前にそんな態度とる方が気持ち悪ぃだろうが」
エルヴィン「ハハ……まぁな………」
リヴァイ「………………………」
リヴァイ(無理して笑顔作りやがって糞野郎…………)
──────壁外──────
巨人「ウゥ………ウゥ…………」ドスンドスン
ライナー(馬がまだ大丈夫でよかった…………。しかしあの巨人早い………。まだ巨人にはなれないしな………。無事でいてくれ、お前ら!!)
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- 13 : 2015/03/06(金) 19:55:43 :
──────ウォール・ローゼ上─────
兵士1「……しかしまぁ………、大変なことになっちまったな」
兵士2「まぁな……。俺ら駐屯兵にとっては巨人なんてそんな近くない存在だったからな」
兵士2「……………また変な巨人がきて壁をぶっ壊したりしてな」
兵士1「そんなこと言って。本当になったらどうする?」
兵士2「そんときゃ俺たちでぶっ殺せばいいんだよ」ヘラヘラ
兵士1「……ハァ、やれるもんならやってみろって」
ハンネス「おいお前ら!ペラペラ駄弁っとんなよ!」
ハンネス「お前らの言う通り、いつ新たな巨人が来るかわからないんだ!!気を引き締めろ!」
兵士「ハッ!!!」
ハンネス(本当にいつ奴らが来てもおかしくない状況だ………。そしたらこの世は…………、
壊滅…………か)
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