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現代の童話「歳の差婚」

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  1. 1 : : 2015/03/03(火) 13:38:42
    559―ななしの子知らず 2013 2/6


    ついに私も結婚するの!

    相手は35歳初婚、イケメン、高収入。


    私のスペックは20歳。

    劣化した堀北真希、フリーターよ。


    ―――

    「マナちゃん…本当に結婚するの?」

    年上の先輩、スペックは23歳。

    進化したハリセンボン 近藤晴菜。

    「先輩は反対なんですか?」

    先輩は気まずい顔をした。

    「だって彼は35歳よ。15歳も離れてるから、心配よ」

    「それに、付き合って半年は急すぎないかな?」

    女はその言葉にこう返した。

    【運命ですもの】


    ドヤ・ドヤ・ドーヤー

    225―ななしの子知らず 2013 3/6


    ためしに、結婚したった。毎日S○X三昧


    相手はピチピチの20歳。

    堀北真希似だから、めっちゃアソコが勃起する。


    226―ななしの子知らず 2013 3/6


    毎日S○X? ズボン脱ぎました。続きはよw

  2. 2 : : 2015/03/03(火) 15:55:19

    「カッキーン」と鈍い気の音がした。


    夢を追う男20歳。女の元同級生だ。


    (まだやってるんだ。野球。もう20歳だし、諦めるべきなのに・・・哀れだわ)


    女はフェンス越しから、彼を眺めた。


    「カッキーン」

    「カッキーン」


    「タタタ」とグランドを蹴る音は女に近づいた。


    「マナちゃんだよね?」

    フェンス越しに顔を押し付ける。

    「・・・久しぶりね、斉藤くん」

    汗臭いと思い、臭いを扇ぐ。

    「マナちゃんて、結婚したんだね・・・」

    残念そうな顔をする彼・・・

    「うん、したよ」

    「・・・・・斉藤くんは、まだやってるんだ?」

    夢を追う、斉藤を哀れなんて言えない。

    「うん・・・俺、夢を諦めれないだ・・・」

    「だって、マナちゃんと約束したし・・」

    男は顔を沸騰させ、逃げた。


    (約束?)


    約束・・・?


  3. 3 : : 2015/03/06(金) 15:50:45

    彼との約束はなにもない。


    斉藤くんは高校生時代に同級生だった。

    しかし、特に仲が良かったわけじゃない。

    なのに・・・約束?



    プールーループルルーと携帯電話が鳴った。


    「警察?なんで・・・」


    警察からの連絡。


    その連絡は・・・・



    「先輩が死ぬなんて・・・」

    プールールプルール


    携帯電話がなった。


    その相手は・・・

    死んだ先輩だった。


    「・・・・」


    「無言電話?」







  4. 4 : : 2015/03/06(金) 16:12:57

    あれから5年。

    夫の浮気をきっかけに離婚した。

    あんな男と付き合った自分は馬鹿だった。

    そんなことは100も承知だけど、親や友人に馬鹿にされるのは嫌だった。

    「マナ、仕事は見つかったの?」

    母が心配した。

    「仕事、仕事、うるさい。いい加減にして、離婚したばかりなの。少しぐらい休ませて!」

    部屋のドアを閉める。ガチャ


    ふと、思い出す。 斉藤はどうしているか?

    夢しか見れない斉藤が現在どうなっているか?

    こんな惨めな私でも、あの馬鹿よりはましな生活を送っているかも・・・・


    女はネットで斉藤のフルネームを検索した。

    そこには「斉藤自殺」「電車脱線」の文字が・・


    それをみて女はニヤケタ。ニヤケタ。


    (あいつも、ついに現実を見て死んだんだ)

    (しかも、電車に飛び込むとか最低なヤツww)






  5. 5 : : 2015/03/06(金) 16:23:48

    次の日、メールが着た。

    しかも、相手は斉藤。


    【電車に飛び込んでいない】


    これを見た女は震えた。

    死んだ斉藤からの電話・・・


    女は冷や汗をかきながら、部屋を出た。


    ピーポンパーポン。またメールだ。


    【ごめんね、マナちゃん。約束護れなくて・・】


    メールを見た女は「キャー」と悲鳴を上げた。


    女は怖くなって、母に会いたくなった。


    母のいる寝室のドアを開ける、開ける・。

    「お母さん・・・」


    母は真っ青な顔で息を止めていた。

    「斉藤の呪いだ」

    女は膝をつき、謝りだした。

    「馬鹿にしてごめんなさい。馬鹿にしてごめんなさい」


    スーと女の首に冷たい手が回った。


    女は死んだ。・・・








    ピポパーン・・・メール


    【ごめんね。護れなくて】





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ヤンデル男

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