この作品は執筆を終了しています。
リヴァイ「牛乳に相談だ」
-
- 1 : 2013/11/21(木) 19:03:59 :
- エレン「中途兵団!?」
http://www.ssnote.net/archives/2294
アニ「女型の巨人ってなんやねん!知らんがな!!」
http://www.ssnote.net/archives/2939
も、まだまだ感想等受け付けているのでよろしくお願いします。
今作は、先の展開が容易に読めてしまう可能性がありますが、
コメント等での考察、予測などはお控えくださいますようお願いいたします。
-
- 2 : 2013/11/21(木) 19:11:12 :
~調査兵団本部周辺の森~
リヴァイ「はぁ、はぁ……」
リヴァイ(…クソッ!なんでこんなことになった…!?)
リヴァイ(…あの時俺が、俺が判断を間違えなければ…)
ガサッ!!
リヴァイ「!?」ビクッ!
リヴァイ「誰だっ!?」
クリスタ「私です、クリスタです!コニーも一緒です!」
リヴァイ「…お前らか…」ホッ…
クリスタ「驚かせてしまってすみません…」
-
- 4 : 2013/11/21(木) 19:16:25 :
-
リヴァイ「いや、いい。それより、お前ら…」
コニー「うぅ…」
クリスタ「コニーは私をかばって、怪我を…」
リヴァイ「その体格で、自分よりでかい男を担いでくるとは、大した根性だな」
クリスタ「仲間は置いて行けませんので…」
リヴァイ「…今はいいが、後々その甘さは命取りになる。考えて行動しろ」
クリスタ「…」
???「…ちょっと…」
リヴァ&クリ「!?」
-
- 6 : 2013/11/21(木) 19:21:12 :
-
アニ「クリスタと…、兵長でしたか…」
クリスタ「アニ…」
リヴァイ「さっきから脅かしやがって…。趣味悪いぞ、お前ら」
アニ「こんな事態になっては、神経質になってしまうのも無理はありませんね…」
コニー「…お?ここは…?」
クリスタ「気が付いた!?」
コニー「クリスタ、すまねぇな…。俺のせいで迷惑かけた…」
クリスタ「気にしないで。それより、私のほうこそごめんね、コニーにケガさせちゃって…」
コニー「気にすんな、この程度、なんでもねぇよ」
アニ「なら、ひとまず良しとしようか」
-
- 7 : 2013/11/21(木) 19:26:53 :
リヴァイ「それで、結局『こっち側』は全部で何人になったんだ?」
クリスタ「リヴァイ兵長と私、コニー、アニ、アルミン、そしてペトラさんの6人です」
リヴァイ「『向こう側』は?」
クリスタ「エレン、ミカサ、サシャ、ユミル、ライナー、ベルトルト、オルオさんの7人です」
リヴァイ「お互いにだいぶ減っちまったな。『持たざる者』の俺達には、少々不利だったか…?」
アニ「1人差なら、まだ勝機はあります。まぁ、戦力差で考えると、厳しいかも知れませんが…」
-
- 10 : 2013/11/21(木) 19:32:17 :
-
クリスタ「兵長とアニ、コニーはともかく、私とアルミンは足手まといになっちゃうよね…」
リヴァイ「おい」
クリスタ「!!」
リヴァイ「お前も、10番以内で卒業したのなら、それ相応のプライドを持て。
戦場では、『弱いから』じゃ、何の言い訳にもならねぇぞ」
クリスタ「…はい…」
コニー「俺も!万全じゃねぇけど、だからってあいつらに負ける気はしねぇ!!兵長、いっちょ、かましてやりましょう!」
リヴァイ「こういう時、馬鹿がいると助かるというのは本当らしいな…」
コニー「…冷静に言われると、スゲー傷つくな…」
-
- 11 : 2013/11/21(木) 19:40:36 :
ウワァァァァァァァァァァァァァァッ!!
一同「!!」
リヴァイ「この声は、ペトラか…?」
クリスタ「アルミンの声もしました!!」
アニ「『あっち側』の連中に見つかったのか!?」
コニー「助けに行かねぇと!!」
-
- 12 : 2013/11/21(木) 19:46:36 :
~森・ペトラ、アルミン組~
アルミン「うぅ…」
ペトラ「アルミン、しっかりして!」
ライナー「さぁ、ここまでですよ。いい加減、観念してください」
ベルトルト「おとなしく投降してください。僕らも、痛めつけたりはしたくありません」
ペトラ「じゃあ、見逃してよ…」
ライナー「それはできませんね。俺達にも、譲れないものがあるので」
-
- 14 : 2013/11/21(木) 19:55:38 :
ペトラ「あんたたちに、『持たざる者』の何が分かるって言うのよ!?」
ベルトルト「あなたたち『持たざる者』には、いささか同情を覚えます。しかし、
僕達だって好きでこれを手に入れたわけではありません。自分の意思では、どうにもならないんです」
アルミン「…確かに、自分の意思ではどうにもならないというのは分かってる。でも、
いくら何でも君たちは、それを持て余し過ぎているんじゃないのか…?」
ベルトルト「…っ!」
アルミン「…十数年の人生、それを持ったことに対して、後悔したことは一度や二度じゃないはずだ。
もちろん、『持たざる者』の僕達は、自分たちが『持たない』に対して何度も後悔したさ」
アルミン「でも、必ずしも『持っている』ことが全てにおいて有利に働くわけじゃないことを
本当は君達だって理解しているんだろう?」
ライナー「負け惜しみは聞き苦しいな、アルミン。お前は、ほんのわずかな差で『持つこと』ができなかったからな。
お前も『こちら側』の人間になっていれば、今と同じ発言はできなかったはずだ」
アルミン「…僕は…」グッ…!
-
- 15 : 2013/11/21(木) 20:04:24 :
リヴァイ「そこまでだ!」
ライ&ベル「!?」
リヴァイ「」タタタッ…
ライナー「速いっ!」
ベルトルト「うわっ!!」
リヴァイ「」ドゴッ!!
ライ&ベル「うあっ!!」ドサッ!
ペトラ「兵長っ!!」
-
- 16 : 2013/11/21(木) 20:17:58 :
アルミン「…助かりました、ありがとうございます…」
クリスタ「アルミンっ!」
アニ「大丈夫かい…?」
コニー「よかった、二人とも無事だぞ!」
リヴァイ「これ以上、無駄に人数を減らされたくねぇからな」
ライナー「」
ベルトルト「」
アニ「これで、『向こう側』の…。つまり『持つ者』の連中は残り5人か…」
アルミン「もう、そんなに相手が減っているんですね…」
コニー「こっちももう、俺達6人だけだ。最後まで気が抜けないぜ」
アルミン「『持つ者』と『持たざる者』の抗争、最後まで誰か一人でも生き残ったほうが勝つ…!」
リヴァイ「そういうことだ。俺達は、この戦いに負けるわけにはいかない」
-
- 17 : 2013/11/21(木) 20:23:28 :
アニ「…『持つ者』の連中には、私ら『持たざる者』の気持ちなんてわかりゃしない。
ライナーとベルトルトの言動を見ていれば、嫌でもそれが伝わってくる」
クリスタ「ユミルも、結局は私のことを『持たざる者』としか見てないかったんだね…」
コニー「サシャの奴とは、分かり合えると信じていたのに…!」
アルミン「エレン、ミカサ…」
ペトラ「オルオめ…!」
リヴァイ「今は感傷的になっている場合じゃねぇ。残りの5人を倒せば、もうそんな思いをする必要もなくなる」
クリスタ「…そうですね…」
リヴァイ「ヘタにばらけると危険だ。向こうの一人一人の戦力は強大だ」
リヴァイ「理想は、戦力を均等に分散して2組に分ける、もしくはこのまま6人で行動、どちらかだ」
ペトラ「今日中に決着をつけられなければ、私達の負けが確定してしまいます。
ここは、少々のリスクを冒してでも、分散して敵を探すべきかと」
アニ「…私も賛成です。こちらが不利なことは最初から決まっています。少しでも、悔いのない行動を…」
コニー「…よし、俺もそれでいいぞ」
-
- 18 : 2013/11/21(木) 20:31:02 :
アルミン「どう分けましょうか…?」
リヴァイ「一組目は俺、残りは5人でもう一組だ」
クリスタ「そんな、兵長一人で!?」
リヴァイ「最初に言ったはずだ、戦力を均等に分散するとな。それともお前ら、一人でも勝てるつもりか?
たとえば、ミカサあたりに…」
クリスタ「それは…」
リヴァイ「オルオはともかく、新兵上がりの青二才ごとき、何人来ようと敵じゃない。
それよりもお前らは、自分の身を案じることだな」
クリスタ「分かりました…」
リヴァイ「それじゃ、分散する。お前ら、必ず生き残れ。俺達の、未来のために」
一同「はいっ!!」
-
- 19 : 2013/11/21(木) 20:36:59 :
~森・『持つ者』組~
ユミル「おい、ライナーとベルトルさんがやられたらしいぞ」
エレン「あの二人が!?」
オルオ「…きっと兵長だな。ペトラとアルミンを追いつめていたらしいが、あと一歩のところでやられたか…」
ミカサ「これでこちらは5人。向こうは6人」
サシャ「人数でも不利になってしまいましたね。しかも、リヴァイ兵長まで残っていては…」
ユミル「こうなったら、最終手段しかねぇだろう」
ミカサ「最終手段とは…?」
-
- 20 : 2013/11/21(木) 20:42:08 :
ユミル「まず、リヴァイ兵長は後回しだ。残りの5人を、一人ずつ私らが相手して片づける」
ユミル「そして最後に、5人がかりで兵長を仕留めるんだ。人類最強と言えど、5対1じゃ
楽には戦えねぇだろう」
ミカサ「それはあくまで、5人全員が勝った上での話。誰か一人でも負けてしまえば…」
ユミル「負けねぇさ。私らは『持つ者』だぜ?『持たざる者』に負けるわけがない」
オルオ「おい、油断は禁物だぜ。だが、確かに俺も、ペトラに負ける気はしねぇな」
エレン「俺はアルミンと戦うのは正直気が引けるけど、これも仕方ないよな。
最悪、ミカサと誰かもう一人くらい残れば、イケるんじゃないか?」
-
- 21 : 2013/11/21(木) 20:49:01 :
サシャ「なら私はコニーと。ここで、引導を渡してきます!!」
ユミル「私は当然クリスタだ。あいつに『持たざる者』がふさわしいってことを、教えてやらないとな」
ミカサ「必然的に、私はアニと。『持たざる者』に対して同情はあるけど、情けはない」
ユミル「おー、怖いねぇ」
オルオ「連中は全員で行動している可能性が高い。兵長も一緒かどうかは知らんが、
俺達も5人で一気に襲い掛かるべきだ」
エレン「賛成です。最悪、今日をしのげば俺達の勝ち、あいつらの好きにはさせませんよ!」
サシャ「そうと決まれば、行動開始ですね!!」
ミカサ「…行こう…」
-
- 23 : 2013/11/21(木) 20:57:19 :
-
~調査兵団本部~
ハンジ「ふふん、戦いもいよいよ大詰めだねぇ」
ハンジ「『持つ者』と『持たざる者』、私が仕向けた戦いが、ここまで面白くなるとは…」
ハンジ「私の掌で踊らされていると知っていても、戦いを避けるわけにはいかないもんね」
ダリス「何やら、面白そうなことになっているな」
ハンジ「総統。こんなところまでおいでになるとは」
ダリス「私も、『持たざる者』の一員として、この戦いを見届けに来たのだよ」
ハンジ「そうでしたか。両者の戦いは、現在佳境に入ってきています」
ダリス「しかし、悲しいな。ほんのわずかな差によって分けられた二つの軍勢、
これまでの歴史の中における、人間同士の醜い争いを体現しているかのようだ」
ハンジ「もっともですね」
ダリス「せめて、死者が出なければよいがな」
ハンジ「こんなところで命を落とすようでは、どの道壁外では生き残れませんからね」
ダリス「…」
ハンジ「さぁ、『持たざる者』たちの反撃の嚆矢、見せてもらうよ…」
-
- 30 : 2013/11/22(金) 18:54:55 :
~森・『持たざる者』組~
クリスタ「いよいよ、最終決戦って感じだね…」
アニ「私らの信念のために、あいつらに負けるわけにはいかない」
コニー「俺達が勝って、教えてやるんだ。あいつらが間違っていたってな!」
アルミン「もう少し、もう少しなんだ…。エレンとミカサに追いつける…!」
ペトラ「そうと決まれば、なおさら負けられないわね!」
???「そう簡単にはいきませんよ」
一同「!?」
-
- 31 : 2013/11/22(金) 19:09:26 :
サシャ「私達が、そんな簡単にやられるとでも?」
コニー「サシャ!」
ユミル「リヴァイ兵長はやっぱり別行動みたいだな」
クリスタ「ユミル…」
オルオ「ペトラ、残念だが、お前の理想は、ここで潰えるぜ?」
ペトラ「オルオ、あんた…!」
ミカサ「アニ、こういう形であなたと拳を交えなければならないことを、大変残念に思う…」
アニ「そうかい。それじゃ、少々手加減してくれるかい…?」
エレン「アルミン、俺達も負けるわけにはいかないんだ。悪いが、ここで消えてくれ」
アルミン「その言葉、そっくりそのまま、エレンに返すよ…」
ユミル「いっちょ、おっ始めましょうかい…」
一同「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!!!!」
-
- 32 : 2013/11/22(金) 19:16:15 :
~森・リヴァイ単独班~
ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!!!!!
リヴァイ「…あいつら、とうとう始めやがったな…」
ハンジ「リヴァイっ」ガサッ
リヴァイ「…ハンジてめぇ、どっから湧いて出やがった?」
ハンジ「ヤダなぁ、そんな言い方しなくてもいいじゃない」
リヴァイ「俺達がこんな無意味な争いをする羽目になったのも、元はと言えばてめぇのせいだろ」
ハンジ「でも、最終的に争いを望んだのは他でもない、リヴァイ自身だよ?」
リヴァイ「ああ、その通りだ。俺が、争うことを選択した」
ハンジ「こうなった以上、戦いはどちらかが潰れるまで止まらない。全員、無事だといいね…」
リヴァイ「…っ!」
-
- 33 : 2013/11/22(金) 19:21:39 :
ハンジ「それじゃ、私はこれで。がんばってね」スタスタ
リヴァイ「ハンジ!」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「俺達が勝ったときは、分かってるんだろうな…?」
ハンジ「もちろん、約束は守るよ。まぁ、勝てたらの話だけどね~」バーイ
リヴァイ「…」
リヴァイ(…何が何でも、俺はこの戦いに勝つ!!)
-
- 34 : 2013/11/22(金) 19:30:12 :
~森・ユミルVSクリスタ~
ユミル「クリスタ、最後にもう一度確認しよう。お前は、どうあってもこの私と戦うんだな?」
クリスタ「当たり前でしょ!もう、『持たざる者』として生きるのはイヤ!戦って、あなたに勝つ!!」
ユミル「後悔するなよ?私を敵に回すことを…」
クリスタ「後悔するくらいなら、最初からこんなことはしない!」
ユミル「いい心がけだ。じゃあ、悪いが、ここでお前に消えてもらうぞ!!」ダッ!
クリスタ(速いっ!!)
ユミル「喰らえっ!ユミルぱーんちっ!!!」バッ!!
クリスタ「うわっ!!」ガバッ!!
クリスタ「…」
クリスタ「…あれ?」
-
- 35 : 2013/11/22(金) 19:40:59 :
シーン…
クリスタ「いない!?どこに行ったの!?」
ユミル「…上からユミル…」スタッ…
クリスタ「後ろ!?」ガシッ!!
ユミル「捕まえたぞー?」グググ…
クリスタ(樹の上から背後に回られた!!…すごい力!!抜け出せないっ!!)
ユミル「…なぁクリスタ、やっぱり私は、お前にこんなことを
したくない。
他の連中はどうなっても構わねぇが、お前だけは痛い目に合わせたくないんだよ」
ユミル「おとなしく降参してくれ、な?黙ってここで身を引いて、今までのお前と同じように生きるんだ。
私だって、今の『持たざる者』のお前が大好きなんだよ。変わってほしくない」
クリスタ(…イヤ!!私は変わりたい!!ユミル、あなたを倒してでも、私はっ!!!)
-
- 36 : 2013/11/22(金) 19:48:26 :
クリスタ「」グググッ…!
ユミル「お!?すごい力だな、いつの間にこんな…?」
クリスタ「…やぁぁぁぁっ!!!」バッ!!
ユミル「うわっ!!振りほどきやがった!!」ドサッ!
クリスタ「はあぁぁぁぁぁぁっ!!!」ブンッ!!
ユミル(しまった、やられる!!!)
クリスタ「えいえいえいえいえいえいっ!!!!」ポカポカポカポカポカ!
ユミル「…」ポカポカポカポカポカ!
クリスタ「ていていていていてい!!!!」ポカポカポカポカポカ!
ユミル「…あー…」ポカポカポカポカポカ!
ユミル「効くか!こんな攻撃!!!」バッ!!
クリスタ「きゃあっ!!!」ドサッ!
-
- 37 : 2013/11/22(金) 19:58:32 :
- ユミル「もういい!お前は一生、私の『持たざる』クリスタとして生きるがいい!!」バッ!
クリスタ(マズい!!こうなったら…)
ユミル「はぁぁぁっ!!」ブンッ!!
クリスタ(今だ!)
クリスタ「えいっ!」ブンッ!
ユミル「!?」パサッ!!
ユミル「ぐあっ!お前、砂を!?あぁぁっ!!目が痛いっ!!!!」
クリスタ「ここから、こうだっ!!」カクンッ!!
ユミル「まさかのヒザカックンだと!?」カクンッ!!
ユミル「」バキッ!
ユミル(ぐあぁぁぁぁっ!!ヒザの皿がぁぁぁぁっ!!!)
-
- 38 : 2013/11/22(金) 20:06:17 :
ユミル「…もう駄目だ…」バタッ…!
クリスタ「やった、ユミルに勝てた…」
クリスタ「やったあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」ピョンピョンッ
ユミル(…クリスタの奴め、あんなにはしゃぎやがって…。
この私を出し抜いて、ここまでのダメージを負わせたことは褒めてやろう…)
ユミル(…だが、後で覚えてろよ…!!)メラメラ…
クリスタ「早くみんなと合流しないと!ユミル、ごめんね…」タタタッ…
ユミル(…倒した敵にまであの気遣いができるとは、まさに天使っ!!!!)
-
- 39 : 2013/11/22(金) 20:13:12 :
~森・サシャVSコニー~
コニー「おらぁぁぁぁっ!!!」
サシャ「甘いっ!!ほあちゃあぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」ブンッ!
コニー「ぐあっ!!」ドサッ!!
サシャ「どうしました、コニー?訓練兵時代に比べて、動きが鈍ってますね?そんなんでは、私に勝つのは到底不可能ですよ?」
コニー「…ふんっ!どうだかな…?」
コニー(クソッ!怪我のせいでうまく動けねぇ…。このままじゃ…)
-
- 40 : 2013/11/22(金) 20:19:32 :
サシャ「本当はこんなことをしたくはありませんが、あなたが『持たざるもの』で、私達と戦うというのなら
全力でつぶさなければなりません」
サシャ「同じ釜の飯、もとい窯のパンを食べた仲として、こうなってしまったのは非常に残念ですよ、コニー…」
コニー「それはこっちのセリフだ!!お前だって、あと少しの差で『持たざる者』だったじゃねぇか!!」
サシャ「あと少しもへったくれもないんですよ!私は『持つ者』、私達こそが勝者なのです!!」
コニー「サシャ…」
コニー(どうして、そんなんになっちまったんだ…。どうして、俺たちが戦わなきゃならない…)
コニー(俺は、前と同じようにお前とバカ騒ぎできればそれでよかった…。
俺とお前を『持たざる者』と『持つ者』に分けたのは、ほんのわずかな差だって言うのに…!)
-
- 41 : 2013/11/22(金) 20:26:26 :
サシャ「隙アリですっ!!はぁっ!!!」バッ!
コニー「うわっ!!」バッ!!
コニー(クソッ!傷が…)ズキッ…
サシャ「やはり動きが鈍いですねぇ、コニー。できるだけ早く、楽にしてあげますね…」チラッ…
コニー「お前っ!木刀なんか仕込んでたのか!?卑怯だぞ!?」
サシャ「コニーが降参してくれないのなら、やむなしです。さぁ、どうしますか…?」
コニー(…こいつの、勝利への執念は本物だ!俺にすら、武器を向けてくるなんて…)
コニー(…だが、あいつが木刀を取り出すとき、懐から一瞬だけチラついたアレを、俺は見逃さなかったぜ!!)
コニー(チャンスは一瞬。アレを奪い取れれば、まだ勝機はある!!)
-
- 42 : 2013/11/22(金) 20:32:58 :
サシャ「さぁ、早く決めてください…」
コニー「分かった、俺の負けだ。この通りだ」バンザイ
サシャ「そんな『抵抗する気はありません』アピールされても、コニーのことですからねぇ…。
私と同じように、武器を隠し持っているんじゃないですか…?」
コニー「そんなことはない!この通りだ!!なんなら、こっち来て俺の体を調べて見ろ」
サシャ「…そうですか…」ザッ…
コニー(…あいつが近付いてきた瞬間に…)
サシャ「どれどれ…?」
コニー(…今だっ!)バッ!
サシャ「!?」
-
- 43 : 2013/11/22(金) 20:38:47 :
コニー「うらぁぁっ!!」ゴソゴソ!!
サシャ「ちょっ!コニー!どこに手を!?コニーの変態っ!!!」バキッ!!
コニー「へぶしっ!!!」ズザザザッ!!
サシャ「まさか、勝てないと踏んでセクハラに走るとは…!!見損ないましたよっ!!」
コニー「お前の貧相な体には興味はねぇよ…。真の目的は、これだっ!!」
サシャ「誰が貧相ですかっ!!!…って、それは…」
コニー「」⊃パァン
サシャ「な…な……!!」ワタワタ…
コニー「お前が木刀を取り出すときに、一瞬だけ見えたんだ。さぁ、返してほしいか?」
サシャ「わわわわわたしのぱぱぱぱぱぱぱんをををを………!!!かかkかえしてくだsっささsっさいよ!!!!」ブルブル…
コニー「ヤク中かよ!?怖ぇなお前!!」
-
- 44 : 2013/11/22(金) 20:44:52 :
コニー「返してやってもいい。お前が、負けを認めてくれるならな…」
サシャ「私が!?パンひとつで、そんな誘いに乗るとでも!?」ダバダバダバ…
コニー「うん、その溢れんばかりの涙とヨダレを止めてから、そういうこと言おうな…」
サシャ「パンひとつでは、私は動きません。せめて、最低でも一週間分はないとねぇ…」
コニー「明日から一週間、朝食のパン」
サシャ「ぐ…!い、いや、さすがに朝食だけではねぇ…」
コニー「朝晩」
サシャ「なっ!!…むぅ……」
コニー「朝昼晩、スープ付」
サシャ「ぐあぁぁぁっ!!!やられたぁっ!!!コニー、強いですっ!!!」バタッ!
コニー「…俺から煽っといてなんだけど、サシャ、それはねぇわ…」
-
- 45 : 2013/11/22(金) 20:49:32 :
サシャ「さぁ、私の屍を乗り越えて、仲間たちの元へ…!あ、パンは返してくださいね」
コニー「ほらよ…」⊃パァン
サシャ「うまうま…」モグモグ
コニー「…まぁいいや、勝ったから。じゃあな、サシャ」タッタッ…
サシャ「あ、さっきの約束、ちゃんと守ってくださいよ!!」
-
- 46 : 2013/11/22(金) 20:55:24 :
~森・オルオVSペトラ~
オルオ「ペトラ、何度言っても分かってくれないようだな。俺のような『持つ者』には、
お前のような『持たざる者』が嫁としてふさわしいという事に」
ペトラ「ふっざけんなオルオ!!あんたに私の何が分かるのよっ!!」
オルオ「ふっ。イキがっていても意味はないぜ。お前は一生、俺の域にはたどり着けん」
ペトラ「あんたさぁ、それって、遠回しに兵長も詰ってることになるよ…?」
オルオ「…あ…」
ペトラ「…」
オルオ「…兵長に謝ってくる…」トボトボ…
ペトラ「隙アリっ!!!」ドゴッ!!
オルオ「ぎゃっ!!!」ドサッ!!
オルオ「」チーン…
ペトラ「まったく、あんたみたいな奴に負けてられますかっての!!」
-
- 47 : 2013/11/22(金) 21:03:45 :
~森・エレンVSアルミン~
エレン「」ジリ…
アルミン「」ジリ…
エレン「考えてみると、こうやってお前と直接拳を交えるの初めてかもな、アルミン!」
アルミン「…そうだね。喧嘩と言っても、せいぜい口喧嘩程度だったからね」
エレン「言っとくが、相手がお前だろうと、俺は全力潰しにかかるぜ?」
アルミン「…っ!」
エレン「俺だって、負けるわけにはいかない。手加減はしないっ!!」ダッ!
アルミン(…来たっ!)グッ!!
-
- 49 : 2013/11/22(金) 21:10:34 :
-
エレン「おらぁっ!!」ブンッ!!
アルミン「ぐっ!」ドゴッ!!
エレン「おりゃあぁぁぁっ!!!ガードしてるだけじゃ勝てないぜっ!!」ドゴドゴドゴッ!!
アルミン(…マズい!ガードが上げられ…)ドゴドゴドゴッ!!
アルミン「…あっ!」バッ!
エレン「もらったぁぁぁぁっ!!!」ブンッ!!
ドゴォッ!!
アルミン「うあっ…!!」ドサッ!!
エレン「おっと、顔面にモロに入ったな。お前じゃ、もう立てねぇだろう?」
-
- 50 : 2013/11/22(金) 21:15:31 :
アルミン(…さすがエレン、一発がものすごく重いなぁ。だけど…!)
アルミン「」ムクッ…
エレン「へぇ、立てたか…」
アルミン「僕をなめるな!これでも、あの辛い訓練を乗り越えてここにいるんだ!!」
エレン「舐めてたわけじゃないけど、悪かったよ。次は、痛くねぇように一撃で決めてやるからさ」
-
- 51 : 2013/11/22(金) 21:21:42 :
アルミン「…どうして…」
エレン「ん?」
アルミン「どうして、君はそんな風になってしまったんだい?昔の君は、僕と変わらなかったはずなのに…」
エレン「さぁな。こればっかりは、俺にもわかんねぇよ。しいて言うなら、時間の流れってやつじゃねぇのか?」
アルミン「そうか…。時間の流れが、僕と君を隔ててしまったんだね…」
エレン「別に、ここで俺と戦わなくたって、時期が来ればお前だってこっち側に来られるかもしれないぜ?」
アルミン「いや、待つだけなんてもう嫌だ!今を変えるのは、戦う覚悟だ!!!」ダッ!
エレン「…面白れぇ…!!」ダッ!!
-
- 52 : 2013/11/22(金) 21:28:01 :
アルミン(エレンはきっと、真正面から殴りかかってくる…。細かいことを考えない人だから…)
アルミン(ならば、エレンの拳をかわして、僕の渾身の一撃をエレンの頬に…!!)
エレン「おらぁぁぁぁっ!!!」ブンッ!!
アルミン(来たっ!!)
アルミン「やあぁぁぁぁっ!!!」ブオンッ!!
エレン「何っ!?」
アルミン(しまった!避け切れないっ!!)
ドゴォッ!!!!
-
- 53 : 2013/11/22(金) 21:33:13 :
エレン「うわっ…」ドサッ…
アルミン「あぁっ…」ドサッ…
シーン…
エレン「…ぶっ!」
アルミン「…ふふっ!」
エレ&アル「ははははははははははははっ!!」
エレン「クロスカウンターとは、アルミンやるなぁ…」
アルミン「本当はエレンの拳をかわして殴るつもりだったんだけど、避け切れなかったよ…」
エレン「お前、いつの間にかこんなに強くなってたんだな…。ってか、めちゃくちゃ痛ぇぞ…」
アルミン「ごめんね……なんて、言うと思ったかい?僕のほうこそ、口の中が血だらけだよ…」
エレン「悪い悪い。だが、これでお前たちの勝ちだなんて思うなよ?こっちには、ミカサがいるんだぜ?」
アルミン「それを言ったら、こっちだって人類最強がいるんだ。絶対に負けないよ!」
エレン「まぁ、せいぜいがんばれよ。俺はもう動けん」
アルミン「僕も。引き分けってことにしておこうか」
エレン「次はコテンパンにしてやるからな」
アルミン「エレンが本気でかかってきたら、僕はひとたまりまないな、こりゃ…」ハハハ…
-
- 59 : 2013/11/23(土) 19:32:41 :
-
~森・ミカサVSアニ~
アニ「ふっ!!」ブンッ!
ミカサ「はっ!」ヒョイッ
ドゴォッ!!
樹「」ボキッ!
ミカサ「…ふんっ!!」ブンッ!
アニ「おっと!」ヒョイッ
ボゴォッ!!
岩「」バコォォンッ!
ミカサ「…チッ…」
アニ「…素手で岩を破壊するとか、どんなバケモノだい、あんた…」
ミカサ「蹴りで樹をなぎ倒すというのも、十分人間離れしている」
-
- 60 : 2013/11/23(土) 19:40:41 :
アニ「少しは手を抜いてくれてもいいんじゃないの?」
ミカサ「残念ながら、それはできない。アニのような強い相手には、手加減がうまくできない」
アニ「それは褒めてるのかい?」
ミカサ「好きに捉えるといい」
アニ「だいたい、あんたらは贅沢すぎるんだよ。すでに私らにないものを持っているくせに、
さらに勝利まで欲するのかい?」
ミカサ「戦いである以上、勝利に徹するのは当然。アニには気の毒だけど、一生『持たざる者』として過ごしてもらおう」
アニ「…分かったよ。どうやら、ここであんたをつぶす以外、私ら『持たざる者』に未来はないみたいだね」
ミカサ「アニもその年齢なら、まだ望みはあるんじゃないの?」
アニ「残念ながら、何年も前から変わってないよ」
アニ「あんたには到底分からないだろうさ。『持たざる者』の気持ちなんて…」
-
- 61 : 2013/11/23(土) 19:47:04 :
ミカサ「分からない。けど、だからと言って、あなたを勝たせる理由にもならない…」ダッ!
アニ(速いっ!)
ミカサ「ふんっ!」ドゴッ!
樹「」ボキィッ!
アニ(樹を…!?)
ミカサ「はっ!」ドゴッ!
樹「」ボキィッ!
アニ(周りの樹を次々と!?いったい何を…!?)
樹々「」ゴゴゴゴゴ…
アニ(しまった!!そういうことか!!)
樹々「」ドォォォンッ!!
-
- 62 : 2013/11/23(土) 19:53:02 :
ミカサ「どう?倒れた樹に囲まれて、あなたはまともに行動できない」
アニ「だから何だって言うんだい?あんただって、こちら側に来れないだろう?」
ミカサ「行く必要はない。時間が過ぎれば、自動的に私達の勝ちになるだけ」
アニ「…やっぱり、狙いはそれかい…」
ミカサ「本当ならあなたと戦っても負ける気はしない。けど、まだリヴァイ兵長が残っている以上、
ここで体力を浪費するわけにはいかない。あなたとは、また今度決着をつけよう」スタスタ…
アニ「待てっ!逃げるのかい!?」
ミカサ「逃げるが勝ち。必ずしも、勝利とは、戦いに勝つことだけではない」
アニ「…っ!」
???「なら、少々姑息な真似をしても許してもらえるな…」
ミカサ「!?」
-
- 63 : 2013/11/23(土) 20:01:15 :
パシュッ!!
ギュルッ!!
アニ「ワイヤーがミカサに巻き付いた!?」
ミカサ「これは、立体機動装置の!?誰!?」
リヴァイ「…じゃあな…」ドゴッ!!
ミカサ「あっ…」ドサッ!
-
- 64 : 2013/11/23(土) 20:08:56 :
アニ「兵長…」
リヴァイ「無事か。待ってろ、今、樹をぶった斬ってやる…」ザシュッ!
アニ「立体機動装置を持ち出すとは、なりふり構わないんですね…」
リヴァイ「最初から禁止されてねぇからな。それに、俺達がこの戦いに負けるという事は、
ある意味死活問題だ。違うか?」
アニ「いえ、その通りだと思います…」
リヴァイ「…」
アニ「…何ですか?」
リヴァイ「お前はイケ好かねぇ奴だと思っていたが、見直した」
アニ「別に…。それに、あなたと私の共闘も、今回限りでしょう」
リヴァイ「まったくだ。何故お前は、憲兵団に入った…?」
アニ「大した理由はありません」
-
- 65 : 2013/11/23(土) 20:14:42 :
リヴァイ「正直、お前のような『持たざる者』が近くにいてくれればありがたいんだがな。ペトラのような…」
アニ「所詮、私はペトラさんの二番煎じという事ですか」
リヴァイ「そうだ」
アニ「少しは否定してもらえませんか?」
リヴァイ「断る」
アニ「…」
リヴァイ「どうした?」
アニ「兵長、ずいぶんと喋るんですね」
リヴァイ「馬鹿言え、俺は元々よく喋る。それに、お前にだけは言われたくない」
アニ「…もっともですね」
???「おーい!」
リヴァ&アニ「!?」
-
- 66 : 2013/11/23(土) 20:21:38 :
コニー「あ、兵長、無事でしたか!」
ペトラ「アニちゃんも残ってた!よかったぁ」
アニ「」ジー…
ペトラ「え?どうしたの…?」
アニ「別に…」
アルミン「?」
クリスタ(…なんだろう)
-
- 67 : 2013/11/23(土) 20:28:17 :
リヴァイ「これで、奴らは全員倒したのか?」
アルミン「そのようですね。晴れて、僕達の勝利です」
ハンジ「おめでとう!」ガサッ
ペトラ「ハンジ分隊長!!」
ハンジ「まさか『持たざる者』組が勝つとはね。ミカサがもう少し頑張るかと思ったんだけど…」
-
- 68 : 2013/11/23(土) 20:35:41 :
リヴァイ「…おい、目ぇ覚めてんだろ?いい加減起きろ」
ミカサ「…」ムクッ…
リヴァイ「お前くらいの奴なら、俺の攻撃をかわせたはずだが?」
ミカサ「…それは…」
リヴァイ「…手ぇ抜きやがったのか…?」
ハンジ「まぁまぁ、ミカサも鬼じゃないからね。君たちのことがかわいそうだったんだよ」
アニ「あんたに情けをかけられるなんて、私も堕ちたもんだね」
ミカサ「…なんのことやらさっぱり」
アニ「…まったく…」
リヴァイ「さて、そろそろ約束を果たしてもらおうか」
ハンジ「そうだったね。君たち、『持たざる者』が勝った暁には…」
持たざる者一同「…身長を伸ばしてもらうっ!!!」
-
- 69 : 2013/11/23(土) 20:45:09 :
~回想・一週間前、調査兵団本部内~
リヴァイ「…ふぅ」ドサッ!
大量の牛乳「」ドーン!
リヴァイ(奴らに怪しまれず、これだけの数を用意するのは骨だった。あとは、こいつを毎日大量に飲み、
睡眠時間を多くとれば、嫌でも俺の身長は伸びるだろう…)
リヴァイ(身長を伸ばしたい、などと、他の奴らには口が裂けても言えん。ましてや、あの奇行種にでも知られたりしたら…)
ハンジ「」[壁]∀・)チラッ
リヴァイ「…」
ハンジ「」ニヤニヤ
リヴァイ「…」
ハンジ「…プッ!」
リヴァイ「…いつからそこに居やがった…?」
ハンジ「…身長、伸ばしたいのかい?」ニヤニヤ
リヴァイ「…」
ハンジ「望み、叶えてあげようか?」
リヴァイ「可能なのか!?」ガタッ!
ハンジ「すごい喰いつき!うん、できないことはないよ」
-
- 70 : 2013/11/23(土) 20:52:27 :
リヴァイ「…今すぐやれ…」
ハンジ「まぁまぁ。そんな簡単に身長伸ばしても面白くないでしょ?ここは、ちょっとした遊びを取り入れて、さ?」
リヴァイ「遊びだと?」
ハンジ「リヴァイのほかにも、身長伸ばしたい人はいると思うんだよ。そういう人を集めて、
ゲームをしよう。リヴァイ達が勝ったら、望み通り身長を伸ばしてあげるよ」
リヴァイ「…ほう、悪くない…」
ハンジ「じゃあ、決まりね。一週間後、ゲームをするから、希望者を集めといてね。
人数は多いほうが面白いから、ヨロシク~」スタスタ…
リヴァイ「…他の兵団の連中も集めるか…」
-
- 71 : 2013/11/23(土) 20:58:48 :
~一週間後~
リヴァイ「集まったな」←160cm
コニー「ほんとに俺達の身長が伸ばせるんですか!?」←158cm
クリスタ「…もう、ロリっ娘扱いされずに済むのかな…?」←145cm
アルミン「エレンたちと、肩を並べて歩けるっ…!」←163cm
ペトラ「アルミン、あなたはそれでいいの…?」←158cm
アニ「…」←153cm
ハンジ「もちろんさ。そちら側の参加資格は、165cm以下の人に限らせてもらうよ」
-
- 73 : 2013/11/23(土) 21:04:59 :
-
ハンジ「そんでもって、こちら側の主なメンバーは…」
エレン「まずは俺だな」←170cm
ミカサ「私も出よう」←170cm
サシャ「ふふん♪わずかの差ですが、私もこっち側ですね」←168cm
ユミル「クリスタの身長を伸ばすわけにはいかん。あいつは、あのままが一番なんだ!」←172cm
オルオ「それについては同感だぜ、新兵よ。俺も、ペトラにはあのままでいてもらわないとな」←173cm
ライナー「…俺も出なきゃないのか、ベルトルト…?」←185cm
ベルトルト「何を言っているんだい、ライナー!アニは、あの身長だから萌えるんじゃないか!!
アニがもし180cmもあったら僕は嫌だよ!!」←192cm
ライナー(…実質14メートルだという事は、言わないほうがいいな…)
-
- 74 : 2013/11/23(土) 21:09:30 :
ハンジ「他にも数名参加者がいるけど、とりあえずこんなところかな。
ルールは簡単。この近くの森の中で、両陣営には今日いっぱい戦ってもらう」
ハンジ「最後の一人になりまで戦い続けて、残っていた人がいるチームが勝ち。
そちら側が勝ったら、身長を伸ばす手解きをしてあげる」
ハンジ「ただし、今日中に決着が着かなければ、自動的にこちら側の勝ちってことで」
エレン「でも、それじゃ、あっち側が不利になるんじゃ…?」
リヴァイ「いいだろう。目的のためなら、負ける気はしない。そっちの条件を飲んでやる」
サシャ「こちらが勝ったら、どうなるんですか?」
ハンジ「そうだねぇ。じゃあ、そっち側のメンバー一人を、一日好きなようにできるって言うのは!?」
リヴァイ「!?」
-
- 75 : 2013/11/23(土) 21:14:30 :
ミカサ「エレンがそちら側にいないのであまり私には利益はないが、戦いである以上、負けるわけにはいかない」
エレン「じゃあ、俺はアルミンに何かしてもらおうかな?」
ユミル(…クリスタ…)フフフ…
クリスタ「」ゾクッ…
ライナー(結婚というのもアリなんだろうか…?)
ベルトルト(そして翌日離婚するのかい、君は?一日限定なんだよ?)
オルオ(きしむベッドの上でやさしさを持ち寄り、きつく躰抱きしめ合えば…)ウフフ…
-
- 76 : 2013/11/23(土) 21:21:17 :
ハンジ「それじゃ、始めようか?」
ハンジ「こちら側を『持つ者』、そちら側を『持たざる者』とするね?」
リヴァイ「なんだ、その『持たざる者』って言うのは?」
ハンジ「高・身・長☆」キランッ
リヴァイ「…」イラッ…
-
- 77 : 2013/11/23(土) 21:28:50 :
~現在に至る~
ハンジ「じゃあ『持たざる者』の諸君、こちらへ…」
リヴァイ「もう『持たざる者』の名は今日限りで卒業だ」
ペトラ「ようやく、この低い目線から解放されるんですね…」
クリスタ「もうユミルにからかわれずに済むんだ…」
コニー「サシャより身長がデカくなれば、もうあいつに苦戦することもねぇな!!」
アルミン「サシャじゃなくて巨人と戦いなよ…」
アニ「ライナーとベルトルトを見下してやる…」
ダリス「…ほう、諸君らが勝ったのか。さすが、人類最強が率いているだけあるな」
一同「!?」
-
- 79 : 2013/11/23(土) 21:37:37 :
-
ハンジ「はははっ、驚いた?今回は、総統も身長を伸ばしてほしいとのことだったんだ」
ダリス「恥ずかしい話、審議所の机が少々高くてな。長時間座っていると疲れてしまうので、身長を伸ばしてもらうことにしたのだよ」←165cm
アルミン(まさかの国家プロジェクトだよ、これ…)
ハンジ「日々の睡眠と栄養のバランスで身長は伸びますけど、やはり個人差がありますからね。
本日は特別に、高身長分野の権威の方を招いていますので」
ダリス「ほほう、それは楽しみだ」
ハンジ「ご紹介しましょう。どうぞ…」
???「どうも。お初にお目にかかります」
アルミン「…あの人は、まさか…!!」
-
- 80 : 2013/11/23(土) 21:47:52 :
グリシャ「グリシャ・イェーガーと申します。アルミン、久しぶりだね」
アルミン「グリシャおじさん、どうしてここに!?」
リヴァイ「イェーガーだと?まさか、エレンの親父か…!?」
ハンジ「まぁまぁ、細かいことは後にして。誰だって、詮索されたくない事情はあるだろうからね」
アルミン「…」
グリシャ「そう言うわけだ。済まないが、この任を終えたら、私はまた行かなければならないのでね。
エレンたちには黙っていてもらえるかい?」
アルミン「…分かりました…」
リヴァイ「そっちの事情はどうでもいい。さっさと、俺達の身長を伸ばしてもらおうか」
ハンジ「リヴァイ、がっつきすぎ。ではグリシャさん、さっそくお願いできますか?」
グリシャ「分かりました。では皆さん、まずは腕を出してください。特殊な注射をしますので」
一同「」ザッ!
-
- 84 : 2013/11/23(土) 21:55:31 :
-
グリシャ「では失礼…」⊃注射器
リヴァイ「…」チクッ…
アルミン「うっ…」チクッ…
コニー「いっ…!!」チクッ…
アニ「…っ」チクッ…
ペトラ「ぁ…」チクッ…
クリスタ「うぅ…」チクッ…
ダリス「ふむ…」チクッ…
グリシャ「薬を打ち終えました。次は、強く念じてください。『身長を伸ばしたい』と…」
一同「…」ナムナム…
-
- 85 : 2013/11/23(土) 22:03:55 :
グリシャ「最後に、念じたまま、自分の手を思いっきり噛み切ってください」
リヴァイ「手を噛み切るだと…?」
アルミン「その行動、どこかで見たような…」
グリシャ「さぁ早く!念が弱まってしまわないうちに!!」
一同「…」
一同「はっ!!!」ガリッ!!!!!
アニ(…あれ?これって…)
カッッッッッッッッッッッッッ!!!!!
-
- 89 : 2013/11/23(土) 22:07:24 :
巨人×7「」ドォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!!!!
巨人一同「…う…」
巨人一同「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
リヴァイ(…やはり、牛乳に相談するべきだったか…)
リヴァイ「牛乳に相談だ」・完
-
- 91 : 2013/11/23(土) 22:13:49 :
- 先走りました
さーせんm(__)m
-
- 92 : 2013/11/23(土) 22:14:10 :
- あ、作品自体は面白かったです!
-
- 94 : 2013/11/23(土) 22:17:43 :
- これより短い俺の作品は短編じゃないのか…
-
- 96 : 2013/11/23(土) 23:41:36 :
- すごく面白かった!
-
- 97 : 2013/11/24(日) 00:20:10 :
- 面白かったです!
-
- 98 : 2013/11/24(日) 00:25:02 :
- 面白かった
-
- 99 : 2013/11/24(日) 10:07:32 :
- すごく面白かったです!
-
- 100 : 2013/11/24(日) 10:22:33 :
- 面白かったです。乙
お、俺も持たざるものだ…←164・8cm
-
- 101 : 2013/11/24(日) 10:30:05 :
- ゲスミンゲスレルト「でもアルミン勝ったぜw」
-
- 102 : 2013/11/24(日) 10:32:36 :
- >>93
・・・・・←先走った奴
-
- 104 : 2013/11/24(日) 12:02:09 :
- >>103
あれでしょ、実力ってやつ?
-
- 105 : 2013/11/30(土) 18:42:54 :
- ・・・持たざる者・・・148cm・・・
-
- 107 : 2014/07/28(月) 18:33:53 :
- まぁ確かに..........身長のびるね☆
-
- 108 : 2014/08/14(木) 14:40:33 :
- 大丈夫です。皆さん、伸びますよきっと
自分←171cm
-
- 109 : 2016/01/08(金) 03:36:05 :
- たまにはこういうのもいいなw
-
- 110 : 2020/10/06(火) 09:18:11 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=12
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場