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爆撃の最中に

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  1. 1 : : 2015/02/26(木) 05:08:25
    ここはとある南方の鎮守府だ、本来ならば提督は安全な本国にいるべきだが此度の戦いは敵最新鋭主力部隊と我が第一航戦、第二航戦を金剛を除く金剛型三隻と重巡二隻、軽巡三隻、駆逐艦十数隻が哨戒、護衛し命を賭して戦う大海戦だ、ので今回は提督が直々に指揮を執られる、私も参戦したかったが私は秘書艦提督の傍に常にいなければその役は務まらない、そうだ自己紹介を忘れたな私は秘書艦長門だ大和が就役するまで連合艦隊旗艦も務めていたさ、世界のビック7とも云われていたな。
  2. 2 : : 2015/02/26(木) 05:20:08
    遅れてすいませんがP18な事も含みますご了承ください
  3. 3 : : 2015/02/26(木) 06:22:31
                                 「提督、映像がきました」        

    「主モニターに回せ」



              ジリッジッ

    そこに写し出されたのは見渡す限りの鉄くずまみれの海だった一瞬私は敵を撃破したのかと思った、だが次にいかにも痛ましい姿をみて絶句したあれは旗艦扶桑じゃないか!他の艦娘は!?

       だっ第一第二航空戦隊及び特設護衛艦隊、敵主力部隊により奇襲旗艦赤城大破、加賀、赤城を守り轟沈、蒼竜、飛竜、敵新型爆撃機により轟沈、翔鶴大破、瑞鶴轟沈、比叡轟沈、榛名中破、霧島大破、駆逐艦四隻轟沈、六隻中破、三隻大破、我中破なれど機関室故障により移動不可能。特設艦隊旗艦扶桑より。
                                            ブツッ 



             なんだって!!

     私は動揺したあの精鋭達がいとも簡単にやられたなんて!そして同時に責任を感じていた陣形や編成などの作成はすべて私に任されていたそれは提督が私を信頼していたからだそれなのに私は…


    「提督今回の作戦の責任は全て私にあります私に何なりと処罰を…」

     言い終らない内にまた別の映像が流れてきた

    「てーとくぅ!敵精鋭編隊接近中ナノデースこっちには五人位いるから何とか持ちこたえるよ!」

     こんな非常事態でも金剛は変わらないな、と思いつつもう一度謝罪の言葉を言おうと口を開けかけると提督の優しい声がした。 


    「今回の作戦の失敗はお前のせいじゃない彼らは全力をつくして戦ったそしてお前もな」

     思わぬ提督の言葉に顔を赤らめてしまっていると上空で爆音が鳴り響いた。


     「もう敵は来たか長門、お前も窓から迎撃してやれ」 
      
     その言葉が終わらない内に私は一番大きい窓まで歩みより主砲を放った、弾丸は見事敵編隊の中央二機に当たりたちまち炎上し敵は密集陣形を組んでいたので隣、また隣へと火は燃え移り敵の戦闘機、爆撃機は殆ど墜落した、やったと思ったのもつかの間
  4. 4 : : 2015/02/26(木) 20:41:40
    炎上する航空機が三機程こちらへ墜落し、物凄い爆音が鳴り響き辺りは一面火の海となった、もし陸奥だったら泣き叫んでいるなと思っていると私も人の事は言えないのに気付いた私は喘息じゃないか!咳き込んでいると煙の向こうから声が聞こえてきた。 
  5. 5 : : 2015/02/27(金) 22:16:11
    「長門!こっちの方に来い!こっちはまだスペースがあるし煙もきていないお前喘息だっただろ!」  

    なんと!提督は私の持病まで憶えていてくださったのだ!私は即座に提督の声が聞こえた方向にだだ闇雲に走ると、其処には満身創痍の提督がいた、だが見る間に此方へも火が燃え移ってくる、提督は今動けない今度は私が提督を救う番だ、私は再び主砲を放ち今度は四階、三階をやむなく崩落させ落ちてきた瓦礫は炎の上に降りかかり炎を消した辺りには濛々たる煙が充満していたがそれも十分程経てば煙も全て消えた。

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