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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

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エレン「神に復讐する」

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  1. 1 : : 2015/02/24(火) 19:02:12
    はい。早くも5作目です。

    今度は戦闘シーンに挑戦してみたいなと思いました。

    面白いかはわかりませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです
  2. 2 : : 2015/02/24(火) 19:16:10

    ?「エレン!まだわからないのか!!」

    声を荒らげているのは俺の父である。

    名前はグリシャ・イェーガー。

    神々の王ゼウスの力を受け持った人だ。

    エレン「何が悪いんだよ!!俺はあの生意気な人間共に罰を与えただけだ!」

    そう、ただそれだけのことだ。

    グリシャ「我々神の力を持ったものは人間に関わることはしてはいけないんだ!!」

    エレン「なんでダメなんだよ!!最近の人間は神への信仰心が全然ないじゃないか!そんな奴らに罰を与えて何が悪いんだよ!」

    グリシャ「エレンお前は何もわかってない!!神の力で人間を脅してしまってはダメなんだ!」

    エレン「もういい!俺は好き勝手やらしてもらう!」

    グリシャ「まだするというのならこっちにだって考えがある」

    エレン「なんだよ!」

    グリシャ「エレンお前を神界から追放する」

    エレン「なっ!?」

    グリシャ「わかったか?次からはするなよ?」

    エレン「わかったよ…」

    本当はしないくせに。俺はそう思っていた。

    けど違ったんだ。
  3. 3 : : 2015/02/24(火) 19:57:30

    それからまたたったある日。

    また俺は同じことをした。

    グリシャ「エレン言ったはずだ!もうするなと!」

    エレン「うるさい!!」

    グリシャ「…私はお前を神界から追放する。」

    エレン「なっ!?嘘だろ!俺は息子だぞ!」

    グリシャ「息子だからなんだ!今のお前は私の息子なんかじゃない!」

    エレン「!!」

    グリシャ「連れていけ!」

    エレン「いやだ!やめろ!ふざけんな!」

    キース「余計なことはしないことだな。」

    エレン「俺は次に神の王になるはずだったんだ!あんたなんかに抑えられるわけがない!」

    グリシャ「力を使えば容赦はせん」

    エレン「」ゾクッ

    キース「反省するまでお前は人間界に居てもらう」

    エレン「ふざけんじゃねぇ!俺はあんな下等な奴らと一緒に居るなら死んだ方がいい!」

    グリシャ「お前は一度人間とは何かしっかり見て学んでこい」

    どんどん意識が遠くなっていく。

    くっそ…ふざけんな…

    復讐してやる!俺をあんなところに送ったお前らに!絶対にだ!!

    殺してやるからな!!

    それから意識を失った。
  4. 4 : : 2015/02/24(火) 21:01:03

    ?「エレン。エレン起きなさい」

    エレン「んぅ…あ、れ?」

    ?「寝ぼけてないで早く起きなさい。転校初日から遅刻なんてやめてよ?」

    見慣れない場所。見たことのない人。

    そうだ。俺は神界を追い出されたんだ。

    エレン「えっと…誰?」

    ?「寝ぼけてるの?あなたの母さんよ。カルラ。カルラ・イェーガー」

    俺に母さんなんていないはずって言いたいところだけど俺は今人間界にいるんだな。

    本当に人間界に落とされたんだな…」

    カルラ「ほら、早く準備して行ってきなさい」

    エレン「わかったよ…」

    なんで俺がこんな下等な奴らと一緒に居なきゃいけねぇんだ。

    カルラ「朝ご飯用意してくるから顔洗ってらっしゃい」

    エレン「うん」

    部屋から出て洗面所に来た。

    どうせあいつらは俺のことを見張ってるはずだ。

    だが、少し試したいことがある。

    能力が使えるかどうかだ。

    さて、なにが使えるかな。まずは火。

    大丈夫。使える。次水。

    よし、これも大丈夫。

    風、も大丈夫だな。

    アレも…使えるな。

    確認もできた。でもなぜ能力を封印しないんだ?

    カルラ「ご飯できたわよー」

    まぁ今は学校に行こうか。

    復讐はそれからだな。
  5. 5 : : 2015/02/24(火) 22:01:40

    エレン「じゃあ行ってくるよ。か、母さん」

    カルラ「ふふ、変なエレン。いってらっしゃい」

    なぜかこの人には逆らおうと思えない。

    それになんか不思議と心が落ち着く。

    って俺はなんで人間なんかにこんな感情持ってんだよ!

    とりあえず学校に行こう。

    ーーー

    ーー

    ここが学校か。

    シガンシナ高校ね。

    まぁすぐに退学にでもなってやろう

    ?「ね、ねぇ!」

    エレン「あ?誰だよ」

    ?「あ、ご、ごめんね。僕の名前はアルミン。アルミン・アルレルト」

    エレン「それでなに?」

    アルミン「君って…エレン・イェーガー?」

    エレン「そうだけどなんで知ってんだ?」

    アルミン「その…僕の親友に似てたし、まさか同姓同名とは思わなかったけど」

    エレン「ふーん」

    アルミン「転校生だよね?」

    エレン「そうだ」

    アルミン「校長室まで案内するよ」

    エレン「…いいよ。自分で探すから」

    アルミン「で、でも場所わかる?」

    エレン「うるさいんだよ。わかってるから」

    アルミン「そ、そっかごめん」

    エレン「じゃあな」

    アルミン「…似てるだけで性格は全然似てないなぁ…」

    ?「どうしたアルミン」

    アルミン「あっジャンか。僕の親友に似てた人がいたんだ」

    ジャン「へぇー。まぁ早く行かないと遅刻だしさっさと行こうぜ」
  6. 6 : : 2015/02/24(火) 23:12:27

    とは言ったものの…。

    校長室ってどこだよ。

    探すのめんどくさいしこのままサボろうかな…

    ん?あ、あった校長室って書いてある

    入るか

    ガララッ

    エレン「失礼しまーす。」

    ?「ノックぐらいして欲しいな。」

    エレン「めんどかったのでしませんでしたー」

    ?「はぁ…私の名前はエルヴィン・スミス。この学校の校長だ。まぁわかるか」

    エレン「わかるよ」

    エルヴィン「いくら神の力を持ってるからってタメ口は良くないと思うがな」

    エレン「!?てめぇ!」

    エルヴィン「よせよせ。もう私は神と何の関係もないよ。」

    エレン「誰の力を持ってたんだよ」

    エルヴィン「君から教えてくれ」

    エレン「は?教えるわけねぇだろ」

    エルヴィン「それでは私も教えるつもりはない」

    なんなんだよ。こいつ。めんどくさい。

    エレン「わかったよ…俺は大天使ルシファーの力を持つ者だよ」

    エルヴィン「ほう…。あのルシファーの力か。」

    エルヴィン「今は堕天使ルシファーと言ったところか」

    エレン「さっきからダメって聞いてりゃ…調子に乗ってんじゃねぇぞ!」

    手に火の力を加えエルヴィンに殴りかかった。

    ガンッ!!

    エルヴィン「まだ私の持っている力を教えてなかったな。戦争の知恵、知略の女神アテナ。」

    エレン「頭しか使えねぇやつがでしゃばってんじゃねぇよ!」

    再び火の力を加えエルヴィンに殴りかかった。

    さっきは攻撃はエルヴィンには当たらず何か見えない壁に遮られた。

    そしてまた。見えない壁に止められた。

    エルヴィン「最後まで話しを聞け。」

    エルヴィン「アテナは戦うことが苦手だった。だから考えたんだ。守る戦いってやつを」

    エレン「はぁ?」

    守る戦い?意味わからん。戦いに守るなんてものはない。

    あったとしても自分の命だけだ。

    エルヴィン「アテナは自分だけじゃない。たくさんの人を守るためにあるものを作った。それが"盾"だ」
  7. 7 : : 2015/02/25(水) 00:09:42

    エレン「はっ!盾なんかすぐに壊れるガラクタだろ!」

    エルヴィン「あぁ。そうかもしれん。だがアテナのは違う」

    エルヴィン「全ての攻撃を無にする盾だ。」

    エレン「ほんと意味わかんねぇ」

    エルヴィン「簡単に言えばお前の攻撃は全て当たらないってことだ」

    ほんとめんどくさい。

    エレン「はぁ…それで俺のクラスは?」

    エルヴィン「2-Aだ。行ってこい」

    エレン「はいはい。」

    エルヴィン「それと敬語な?」

    エレン「わかりましたよ!!」

    ガララッ

    なんか一気に疲れた…。

    まだ朝だよな?長い1日だな。

    さてと2-Aに行くとするか。
  8. 8 : : 2015/02/25(水) 10:31:55
    期待
  9. 9 : : 2015/02/25(水) 13:16:46

    校長はめんどくさい人だな。

    けど神とは関係ないってどういうことだ?

    もうあいつらとは関わってないって?

    神は追放されても戻ることはできるはず。

    てことはあいつは戻ろうとしてないってことか?

    なんでだ?こんなところで居るとか頭でもおかしくなったのか?

    あーもー!わかんねぇー!

    ん?あっここか

    2-A。これから俺が通うところ。

    退学にでもなってやろうと思っていたが。

    校長のことが気になる。しばらくいるか。

    さてと。

    ガララッ

    エレン「失礼しまーす」

    リヴァイ「やっと来たかクソガキ。」

    エレン「は?」

    リヴァイ「あ?」ギロッ

    こいつすごい殺気だな。

    エレン「すいません。送れてしまって」

    リヴァイ「まぁいい。自己紹介しろ」

    エレン「エレン・イェーガー。よろしくな」

    リヴァイ「席はアルミンの隣だ」

    あいついるのかよめんどくせぇ。

    エレン「わかりました」

    アルミン「エレン!同じクラスだね!」

    エレン「あぁ。そうだな」

    アルミン「これからよろしくね!」

    エレン「は?やだよ」

    アルミン「え?」

    エレン「お前なんかどうでもいい」

    ジャン「そんな言い方はないだろ?」

    エレン「あ?誰だよ馬みたいな顔しやがって」

    ジャン「はぁ!?それ俺に言ってんのかよ!!」

    リヴァイ「お前ら黙れ。」

    ジャン「ちっ…」

    リヴァイ「じゃあ授業始めるからな」
  10. 10 : : 2015/02/25(水) 14:23:03

    ーーー

    ーー

    リヴァイ「では授業を終わる」

    やっと終わった。

    何を言ってるかまったくわからなかったな

    ジャン「おい。エレンもどき」

    エレン「は?」

    ジャン「お前のことだよ。エレンもどき」

    エレン「なんだよ、エレンもどきって」

    ジャン「俺の親友だったやつに似てるからエレンもどき」

    エレン「へぇー。お前みたいな馬でも友達できるんだな」

    ジャン「てめぇ…」

    アルミン「ジャン!エレン!やめなよ!」

    ジャン「こんなやつ庇わなくていいんだぞ。アルミン」

    アルミン「それは僕が決めることだし。ジャン君はこれ以上もめたら停学になるんだよ?」

    ジャン「ちっ…」

    エレン「さすが馬だ。学習能力もないんだな」

    アルミン「エレン!君も君だよ!喧嘩を売っちゃいけない!」

    エレン「お前なんなの?そんなの俺の勝手だろ?関わってくんじゃねぇよ」

    ?「また喧嘩か?アルミン」

    アルミン「あっライナー!この二人止めてくれよ!」

    ライナー「そんなに大変なのか?」

    ジャン「ほっとけ!大丈夫だから!」

    エレン「…俺に関わんなよ。めんどくせぇからじゃあな」

    エレンは立ち去っていった。

    僕はどうしてももう一人のエレンと合わせてしまう。

    ねぇ、エレン。どうして君と似ている人が来たの?

    ライナー「なんだあいつ。態度悪いな」

    ライナー「それにしてもあいつに瓜二つだな」

    ジャン「まったくだ。あいつに似すぎて気持ち悪いぐらいだよ」

    アルミン「でも性格はまったく違う」

    ライナー「どういうことなんだ?」

    アルミン「わからない。けどきっと何かあるはずだ」

    エレン。僕のもう一人の親友。
  11. 11 : : 2015/02/25(水) 14:41:59

    ーーー

    ーー

    〜屋上〜

    なんだよ。みんなしてエレンエレンって

    確かにエレンだけどお前らが知ってるエレンじゃねぇよ

    俺は俺。エレンはエレンだ。

    似てるからなんだって話だ。

    ?「…エレン?」

    エレン「あ?」

    ?「顔は同じだけど別人だね」

    エレン「うざいんだよ。その別人だのなんだの言いやがって」

    ?「そりゃ言うさ。あのバカはいい奴だったからね。」

    エレン「ふーん。てか誰だよお前」

    ?「アニ。アニ・レオンハート」

    エレン「それで、アニは俺に何の用?」

    アニ「別に。授業サボリにきたらあんたがいたんだよ」

    エレン「おいおい、サボリかよ。」

    アニ「どうせあんたもだろ?話しに付き合いなよ」

    エレン「はぁ…わかったよ」

    アニ「そうだね…エレンの話しをしようか」

    エレン「俺の?」

    アニ「あんたじゃなくてもう一人の」

    エレン「だろうな」

    アニ「私達が中学3年の時の話しさ」

    エレン「私達?」

    アニ「アルミンとジャンそれとライナーとか言う奴のことだよ。まぁ他にもいたけどね」

    エレン「それで?」

    アニ「私達は放課後みんなで遊んでいたんだ」

    ーーー

    ーー

  12. 12 : : 2015/02/25(水) 15:04:06
    期待
  13. 13 : : 2015/02/25(水) 15:20:44

    〜回想シーン〜

    アルミン「エレンこの後なにする?」

    エレン「そうだなー。みんなで遊ぶか!」

    アルミン「みんな遊べるのかな?」

    エレン「大丈夫だろ?」

    ジャン「よう、エレンにアルミン」

    エレン「お、ジャンか。この後遊べるか?」

    ジャン「なんだ?遊んで欲しいのか?」

    エレン「やっぱ馬はいらない」

    ジャン「嘘だよ!!俺が悪かった!」

    アルミン「他のみんなも誘ってみよっか!」

    エレン「なー。アニ遊べるか?」

    アニ「はぁ…いいよ、暇だし」

    エレン「よっしゃ!」

    その後他の子も誘って遊んだんだ。

    そして、起きてはいけないことが起こった。

    エレン「いやぁ、やっぱり楽しいな」

    アルミン「そうだね。大人数で遊ぶのは楽しい」

    ジャン「意外とユミルが速かった。」

    ユミル「クリスタを追いかける時だけな」

    クリスタ「怖いよ!!」

    ライナー「今日も天使だった」

    ベルトルト「また言ってるよ…」

    アニ「ねぇ。あそこなんか騒がしくない?」

    エレン「ん?なんだ?」

    男の人「そこの君達!!逃げるんだ!!」

    アルミン「え?」

    一人の黒い格好をした男が走ってきていた。

    手にはナイフを持ってね

    ユミル「!?ナイフ持ってやがる!!」

    みんなパニックになって動けなかったんだ。

    けどそこでエレンがバカなことをしたんだよ

    エレン「おい!逃げろ!」

    そいつを思いっきり殴ったんだ。

    不審者「てめぇ…許さねぇ」

    ナイフを使って刺そうとしてた。

    エレンはよけてたよ。

    けどバランスを崩してこけたんだ

    エレン「やっべ…」

    そして…刺された。
  14. 14 : : 2015/02/25(水) 15:26:51

    エレン「がはっ…」

    お腹にはナイフが刺さって制服が血で染まってた。

    口からも血を出してね。

    ジャン「エレン!!!」

    そこでやっと動けるようになった。

    ジャンとライナーによって犯人は捕まったよ。

    エレンはすぐに病院に運ばれた。

    思った以上に深刻だったんだ。

    手術でなんとか一命を取り留めた。はずだった。

    なぜかエレンは死んでしまったんだ。

    医者もなぜかわからないと言ってね。

    ーーー

    ーー

    エレン「……」

    アニ「そしてあんたが来たんだ」

    アニ「みんな驚いているんだよ。死んだはずのやつがいるんだからね。」

    エレン「つまらない話だ。」

    アニ「は?」

    エレン「人が一人死んだだけだろ?何がそんなに悲しいんだか…」

    アニ「…あんたは何もわかってないな」
  15. 15 : : 2015/02/25(水) 16:00:12

    アニ「私達にとってあいつは恩人だったんだ。」

    アニ「私達はみんな仲が悪かったんだ。びっくりするほどね」

    アニ「それをあいつは無くしてくれたんだ。繋がりを持たしてくれたんだ。あのバカのおかげでね」

    エレン「俺には一生わからないことだな。」

    アニ「だろうね。あんたは一生独りでいることになるさ。この気持ちがわかるまではね。」

    アニ「まぁ私はサボるの飽きたし戻るよ」

    そう言って戻って行った。

    なんだよ。恩人って。意味わかんねぇ。

    人間なんてクズばっかりだ。自分のことしか考えない。

    けどエレンってやつは違ったのか?

    いや。エレンってやつもどうせ自分のためにやったんだ。

    …俺は間違ってなんかない。

    俺は神界のために尽くしてきた。

    なのに追い出された。

    何がダメだったんだ?

    神のことをバカにするやつに罰を与えていただけだ。

    それがダメだったのか?

    はぁ…わからん。まったくわからん。

    ここじゃ人は来ないだろうし寝るか。

    ーーー

    ーー
  16. 16 : : 2015/02/25(水) 16:36:55

    「エレン!エレンってば!!」

    ん?誰か呼んでる?

    「いい加減起きなよ!いつまで寝てるの!」

    エレン「ふぁぁ…誰だ?」

    ?「え、えっとく、クリスタ!」

    エレン「で、なに?」

    クリスタ「いや、その…起きなかったから起こしたの…」

    エレン「ほっとけよ。鬱陶しい」

    ?「そんな言い方ないだろ?起こしてあげたんだぞ?」

    エレン「誰もそんなこと頼んでないやだろ。」

    ?「はぁ?ふざけてんのか?」

    クリスタ「もう!ユミルダメでしょ!」

    ユミル「こいつがあいつに似てるから少し気にはしてやったが、こんなクソ野郎だとは思わなかったよ?」

    エレン「は?殺されたいのか?」

    ユミル「やってみろよ。クソ野郎」

    クリスタ「やめてってば!!」

    ユミル「…もういい。行くぞクリスタ」

    クリスタ「え…で、でも!」

    ユミル「こいつはあいつと違うんだ。わかっただろ」

    クリスタ「……」

    ユミル「ほら。行くぞ」

    クリスタ「…うん」

    クリスタ「えっと、エレン。もう放課後だから帰っても大丈夫だよ」

    エレン「はいはい。」

    クリスタ「じゃ、じゃあね!」

    エレン。エレン。ってほんとうぜぇな。

    俺はお前らの知ってるエレンじゃねぇんだよ。

    イライラしながら俺は校庭に来た。

    ジャン「よう。エレンもどき」

    エレン「今度は何のようだ?馬面」

    アルミン「ジャン!もういいから!」

    ジャン「アルミン。いいから見てろ」

    ジャン「おい。エレン。俺はお前をあいつとは全く思わない。けどな、俺の友達に対する態度が気に食わねぇ。」

    エレン「だから?」

    ジャン「お前みたいなクズがいたら迷惑なんだよ」

    エレン「今なんつった?」

    ジャン「お前みたいなクズが…「殺す」

    エレン「お前らみたいな下等な奴らが俺をクズ呼ばわり?ふざけんじゃねぇ。」

    エレン「ぶっ殺してやるよ」ニタァ

    ジャン「!?」ゾクッ

    ジャン「いいぜ!かかってこいよ!」

    エレン「言われなくてもな!」

    土を蹴って一瞬で距離を詰めた。

    最初は腹に一発入れてやろう。

    思い切り踏み込んで殴りにかかった。

    当たった。と思ったその時。

    バキッ ドサッ

    エレン「いてぇ…」

    なんでだ?なんで俺が殴られてんだ?

    ジャン「なんだ口だけかよ」

    俺が殴られた?人間に?こんな奴らに?

    殺してやる…殺してやる…

    手加減なんかするもんか。

    跡形もなく消してやる…

    エレン「ククク…ハハハハハハハハハハハハ!」

    ジャン「どうした?気でも狂ったか?」

    エレン「」ニコッ

    一瞬だった。

    僕は何も見えなかった。

    エレンが笑った瞬間ジャンが吹っ飛んだ。

    ありえない。フェンスまで100mはあった。

    あんなところまで飛ばしたのか?

    エレン「ぶっ殺してやるよ!!!」

    まずい!!

    アルミン「ジャン!!!」
  17. 17 : : 2015/02/25(水) 18:19:51
    期待!
  18. 18 : : 2015/02/25(水) 18:26:38

    ガンッ

    エレン「ちっ…邪魔してんじゃねぇよ!!クソ校長!!」

    エルヴィン「だから敬語使えと言ったはずだ。」

    エレン「うるせぇ!邪魔する奴に敬語なんて使うわけ無いだろ!」

    エルヴィン「ジャンまた君か。」

    エルヴィン「アルミンジャンを病院に連れていきなさい」

    アルミン「は、はい!」

    エレン「行かせるわけねぇだろ!」

    まただ。一瞬で目の前に来た。

    あの距離からどうやって?

    そんなこと考えてる場合じゃなかった

    死ぬ…

    ガンッ

    あ、あれ?

    エレン「このクソ野郎!!」

    エルヴィン「敬語を使え。」

    エルヴィン「エレンいくらお前でもやりすぎじゃないか?まぁどうせジャンからお前に喧嘩をふっかけたんだろう。けど次殴れば確実にジャンは死ぬ」

    エレン「こんな奴の命安いもんだよ!!」

    エルヴィン「命に安いものなんてない。だからお前は追放されたんだよ。」

    エレン「なんだと!」

    エルヴィン「今日はもう帰れ。」

    エレン「ふざけてんのか?俺がそんな簡単に帰るとでも?」

    エルヴィン「あの二人はもういない。帰れ」

    エレン「あぁ。そうだな。けどお前がいる。」

    エルヴィン「私と戦うと?」

    エレン「そうだよ」ニヤッ

    エルヴィン「お前の攻撃はすべて効かないさ」

    エレン「それはどうだろな」

    アレ使うか。

    エレン「神を殺せ。ダークスフィア」

    エルヴィン「!?」

    エレン「これの前では神の能力は無意味なんだよ」

    エルヴィン「厄介なものを持ってるな」

    エレン「後悔しても知らないからな!」

    俺は拳にダークスフィアを宿して殴りに行った

    まず、右ストレート。

    エルヴィンはこれを受け流した。

    そしてそのままボディーブロー。

    エレン「がはっ…!」

    エルヴィン「神の能力が使えないから弱いと思ったのか?」

    エレン「調子に乗ってんじゃねぇ!」

    また右ストレート。

    また受け流す。

    そしてボディーブロー。が決まるはずだった。

    エレンは体を回転させ、裏拳。

    エルヴィン「くっ…」

    エレン「痛いだろ?そりゃそうだ今のお前は生身の人間同様だからな」

  19. 19 : : 2015/02/25(水) 18:28:38
    期待してます期待してます期待してます!
  20. 20 : : 2015/02/25(水) 18:31:35
    期待
  21. 21 : : 2015/02/25(水) 18:45:28
    期待
  22. 22 : : 2015/02/25(水) 18:54:49

    エルヴィン「……」

    エレン「どうした?怖気づいたか?」

    エルヴィン「久々に本気出すとしよう」

    そう言うと目の前に大きな盾が出てきた。

    エレン「盾じゃ攻撃なんか出来ねぇよ」

    エルヴィン「それはどうかな?」

    エルヴィンは盾を投げた

    エレンはそれを難なくかわす。

    そしてエルヴィンにパンチを当たりかけた。

    その時後ろから盾が返ってきた。

    エレン「なっ!?」

    エレンはそれを体を低くしてかわした。

    エルヴィン「この盾の目標は私だ。離れると自動的に返ってくる」

    エルヴィン「まぁ私が意識しても戻ってくる」

    エレン「ちっ…」

    めんどくせぇやり方しやがって。

    仕方ない変えるか。使い方を。

    手に宿っていたダークスフィアが槍に変化した

    エルヴィン「……」

    エレン「お前の盾を貫いててめぇを殺す」

    エレン「はぁっ!!」

    槍に思いっ切り力を込め向かった。

    エルヴィンはそれに動じず動こうともしない。

    なんだ。やっぱり怖かったのか。

    怖くて動けないのかよ。

    ドォォォォォン

    エレン「!?」

    ?「おい。エルヴィン何をしている。」

    エルヴィン「生徒の教育だ。リヴァイ」

    リヴァイ「それは俺の役目のはずだが?」

    エルヴィン「忙しそうだったからな。」

    リヴァイ「そうか」

    こいつ確か俺のとこの担任?

    いや、今はそんなこといい!!

    なんでダークスフィアを片手で止めてるんだ!

    神の能力を無力かするこれを片手で止める?

    なんなんだよこいつ。

    エレン「呑気に話しやがって!」

    エレンはダークスフィアを形態を拳に変えリヴァイに殴りかかる。

    バキッゴキッドォォォン

    エレン「ぐはっ…」

    リヴァイ「ギャーギャーギャーギャーやかましい。黙ってろ」
  23. 23 : : 2015/02/25(水) 19:21:35
    期待
  24. 24 : : 2015/02/25(水) 19:39:12

    今なにされたんだ?

    殴られたのか?何も見えなかったぞ?

    エレン「この野郎…」

    リヴァイ「ほう。まだ立てるのか」

    エレン「はぁ…いってぇ…なにした?」

    リヴァイ「なんだ?あんなに偉そうなこと言ってたのに見えなかったのか?」

    エレン「うるせぇ!とっとと教えやがれ!」

    リヴァイ「俺に勝ったら教えてやるよ」

    エレン「調子にのんな!!」

    エレンはダークスフィアを宿して向かっていった。

    エレンは右ストレートをしようとした。

    その前にリヴァイの拳が来ていた。

    今度はちゃんと見えた。

    速すぎる。見るのがやっとだ。

    右ジャブと左ジャブを同時にしてるみたいだ。

    それに一発一発が重い。

    なんとか両手で塞いだ。

    エレン「ちっ…」

    リヴァイ「見えてるのか。」

    エレン「はぁ…はぁ…」

    強すぎる。勝てねぇ。

    リヴァイ「どうしたもう終わりか?」

    なら、次の一撃で終わらせる

    ダークスフィアに火、水、風を宿した。

    リヴァイ「ほう。」

    エレン「さっきみたいに片手で止めてみろ。腕が吹っ飛ぶぞ?」

    思いっ切り踏み込み。

    顔に向かって思いっ切り拳をはしらせた。

    だが、それも無意味だった。

    エレン「な、なんでだよ!!」

    エレン「なんで片手で止めてるんだよ!!」

    リヴァイ「簡単なことだ。お前が弱いからだ。」

    そして腹にパンチをくらわされた。

    エレン「く…そ…」

    意識が遠のく。

    くそ…なんでこんなやつらに…
  25. 25 : : 2015/02/25(水) 20:24:26

    ーーー

    ーー

    「…せ………こせ………よこせ…」

    エレン「なんだ?」

    「…こせ……よこせ……よこせ!!!」

    エレン「な、なんだよお前!来るな!」

    「その体…よこせ…よこせ…よこせぇぇぇぇぇ!!」


    エレン「うわぁぁぁっ!!」バッ

    エレン「はぁ…はぁ…夢だったのか?」

    黒い手があって。仮面?みたいなのしてたな。

    体をよこせ?俺の体をか?

    取られたらどうなるんだ?

    エルヴィン「起きたか。」

    エレン「!?てめえ!」

    エルヴィン「まぁ待て。話しを聞け。」

    エルヴィン「何か見たのだろう?」

    エレン「なんで知ってんだ?」

    エルヴィン「ダークスフィアは人の憎しみで作られた物だ。お前のルシファーの力は人の憎しみを武器に変えたんだ。」

    エレン「憎しみ…」

    エルヴィン「それを使えば力は増大する。だか一つ難点があった。その憎しみが使おうとする本人を乗っ取ろうとするんだ。」

    エレン「でも今までそんなことはなかった」

    エルヴィン「それはルシファーが今まで抑えて来たからだ。だが今は違う。君が使うようになってからその封印が弱まってきたんだろう」

    エレン「…てことはこのまま使えば俺は乗っ取られるわけか」

    エルヴィン「そう言う事だ。」

    エレン「めんどくせぇ…」

    リヴァイ「それとちゃんと授業受けろよ?」

    エレン「!?何時からいたんだよ!」

    リヴァイ「今来たところだ。それと…」

    ゴンッ

    エレン「いってぇぇぇ!何すんだ!」

    リヴァイ「敬語使え。」

    エレン「誰がお前らなんかに…ゴンッ!」

    エレン「いってぇぇぇぇぇぇ!さっきより痛いわ!」

    リヴァイ「敬語。」

    エレン「…わかりました!使います!」

    リヴァイ「それでいい。」

    エルヴィン「エレン私にもだぞ?」

    エレン「わかってます!」

    エルヴィン「そうか。ならいい。家に帰っていい」

    エレン「はいはい。わかりました。」

    リヴァイ「明日も来いよ」

    エレン「わかりました。さようなら」

    ーーー

    ーー

    〜コンビニ前〜

    体を乗っ取られる…か。

    ルシファーはどうやって封印したんだ?

    今は神界に行けないから調べることはできないし。

    使うのを制限しろってか…

    めんどくせぇ…

    …何か聞こえる?

    「おいお前!謝れよ!」

    「……」

    なんか争ってるし。ほっとこう。
  26. 26 : : 2015/02/25(水) 21:33:43

    ってあれ、確かアニだっけ?

    不良に絡まれてるな。

    不良1「お前ぶつかっておいて謝らないのか?」

    アニ「…ぶつかってきたのそっちだろ?目ついてんの?」

    不良2「お前が小さすぎるから見えなかったんだよ」

    アニ「」イラッ

    あっやばい。あいつキレてる。

    不良1「どうせ小さいんだからペコペコしてたらいいんだよ」

    あー。もう知らね。なんも知らんぞ。

    アニ「殺す…」

    不良2「は?」

    シュッ バキッ

    おいおい。頭蹴ったぞ。

    不良2「」

    不良1「てめぇ!」

    シュッ ドゴッ

    脛蹴るとかあいつ鬼かよ。てか一回転したぞ。

    不良1「いてぇぇぇぇ!!」

    アニ「次やったら殺すからね」

    不良1「ひぃぃぃぃぃ!」

    おっかないおっかない。

    アニ「!あんたいたのかい」

    エレン「結構前からな」

    アニ「なら、助けてくれてもよかったんじゃない?か弱い乙女だよ?」

    エレン「よく言うな。男一人一回転させたくせに」

    ガンッ

    エレン「いった!!何で蹴るんだよ!」

    アニ「助けに来ないのと女の扱いの悪さのせい」

    エレン「ったく…じゃあな俺は帰る」

    ガンッ

    エレン「いったぁぁぁ!!なんでまた蹴るんだよ!」

    アニ「か弱い乙女を一人で家まで帰らせる気かい?」

    これ反抗したらまた蹴られるんだろうな…

    エレン「わかったよ。送って帰ればいいんだろ?」

    アニ「今更わかったのかい?ほんとバカだね。」

    ほんと人間ってめんどくさい…

    特に女は無理だ…
  27. 27 : : 2015/02/25(水) 23:03:35

    エレン「あのアニ」

    アニ「なんだい?」

    エレン「俺の家の逆方向です」

    アニ「だから?」

    エレン「…なんでもない」

    アニ「よろしい」

    ほんとやだ。帰りたい。疲れた。

    アニ「なんであんたはあいつと同じなんだろね」

    エレン「は?」

    アニ「何か意味があるんじゃない?」

    エレン「知らねぇよ」

    アニ「あんた今日ジャン病院送りにしたんでしょ?」

    エレン「あれはあいつが喧嘩売ってきたからな」

    アニ「でもやりすぎだよ。私の友達なんだ。手加減ぐらいしてくれ」

    エレン「知るかよ。俺はお前の友達になったつもりはない」

    アニ「…それは心外だよ。」

    アニ「家ここだから。」

    エレン「そうか。じゃあな」

    アニ「あんた優しいんだね」

    エレン「は?」

    アニ「じゃあね。また明日」

    俺が優しい?ふざけんな。

    無理矢理付き合わせたくせに何言ってんだよ。

    エレン「…意味わかんねぇ。」

    あぁ…もういい。帰ろ。

    ーーー

    ーー

    〜エレンの家〜

    エレン「ただいま」

    なんか慣れないな。

    カルラ「遅い!!」

    エレン「うっわ!びっくりした!」

    カルラ「何で遅いの!」

    エレン「いや、その色々あって…」

    カルラ「説明して」

    エレン「…女の子を送ってました…」

    カルラ「え、彼女?」

    エレン「はぁ!?違う!あんな怪力女やだよ」

    カルラ「ふふ、とりあえずご飯にしましょ」

    エレン「はいはい…」

    この人にはやっぱ逆らえない。

    心が暖かくなる。

    どうしてなんだろ?

    本当の親じゃないのにな…
  28. 28 : : 2015/02/25(水) 23:06:34
    期待
  29. 29 : : 2015/02/26(木) 00:08:37

    カルラ「どう?おいしい?」

    エレン「まぁ…うん、美味しい」

    カルラ「ふふ、よかった」ニコッ

    あぁ。なんだろう。落ち着く

    カルラ「どうしたの?私の顔になんかついてる?」

    エレン「ち、ちがうよ!なんでもない」

    エレン「た、食べたから部屋戻る!」

    カルラ「どうしたのかしら?」

    はぁ…。何考えてんだよ。

    母さんだったらよかったのになんて…

    相手はただの人間なんだぞ?

    こっちは神の能力を持った者。

    人間に私情を挟んではいけない。

    私情?

    あぁ。そうか。俺は私情を挟んでたんだ。

    罰を与えると言って人間を見てたんだ。

    だから父さんは追放したんだ…

    けど俺は復讐する。

    これは誰にも変えられない気持ちだ。

    戻り方はただ一つ。

    神の能力を持った者を殺すこと。

    そしたら道ができる。

    それで戻ることができる。

    リヴァイは無理だとしてもエルヴィンなら殺せるはずだ。

    明日だ。明日戻ってやる。

    待ってろよ父さん。
  30. 30 : : 2015/02/26(木) 07:39:32

    〜次の日〜

    「よこせぇぇぇぇ!!」

    エレン「ちっ!またかよ!」

    「お前だけは…お前だけは…許さない…!」

    エレン「は?」

    「乗っ取って殺してやる…殺してやる…殺してやる…殺してやる!!」

    エレン「嫌に決まってんだろ。」

    「殺してやる…今すぐその体よこせぇぇぇぇ!!」

    エレン「はっ!?」バサッ

    またかよ…

    お前だけは許さない?

    ルシファーと勘違いしてるのか?

    それとも俺の事か?

    頭使うの苦手だからな。

    はぁ…下に行こう。

    カルラ「あら、今日はちゃんと起きたのね」

    エレン「う、うんおはよう」

    カルラ「おはよう。エレン」ニコッ

    エレン「あ、あの母さん」

    カルラ「なーに?」

    エレン「いや、やっぱいい。帰ってから話す」

    カルラ「…そう、わかったわ。ご飯にしましょうか」

    エレン「うん」

    ありがとう。母さん。

    あなたにとって俺は息子かもしれない。

    けどほんとは違うんだ。

    ごめんな。

    俺は母さんを騙してるんだ。

    最悪だよな。

    今日ちゃんと話すから。

    エレン「ご飯食べたし、行ってくるよ」

    カルラ「えぇ。いってらっしゃい。」

    カルラ「エレン。あなたがどんな子でも私はあなたを愛してるからね」

    エレン「!?」

    もうやめてくれよ…

    余計言えなくなるだろ…

    エレン「そ、そう言う事言わなくていいんだよ!じゃ、じゃあな!」

    カルラ「ふふ、いってらっしゃい」

    なんで一つの事言うのにこんな嫌になるんだよ…

    昔はこんなことなかったのに…

    学校めんどくさくなってきたな。

    まぁちゃんと行こうか
  31. 31 : : 2015/02/26(木) 16:25:20

    〜シガンシナ高校〜

    なんかみんなに避けられてる。

    あーそう言えばジャンとか言う奴病院送りにしたからだっけ?

    あっちが悪いのになんで俺が…。

    まぁでも一人でいる方が楽だしな。

    アルミン「エレーン!」

    エレン「あ?」

    アルミン「おはよう!」

    エレン「…なに?」

    アルミン「え?挨拶しにきたんだけど」

    エレン「なんで?俺お前の友達病院送りにしたんだぞ?」

    アルミン「あれはジャン自身悪いとこがあると思ってるから。エレンもやりすぎだけどね?」

    エレン「はぁ…せっかく一人でいれると思ったのに…」

    アルミン「僕はエレンとも友達になりたいから!」

    エレン「違うだろ?お前は親友のエレンと俺を重ねてるんだろ?」

    アルミン「そ、それは…」

    エレン「そんなやつと友達になんかなれるかよ。それに俺はお前らが大嫌いだからな」

    アルミン「……」

    エレン「じゃあな。」

    黙ったってことは図星だったんだろうな。

    これだから人間は嫌なんだ。

    人が死んだらそいつのことをずっと引きずるんだ。

    そんなのおかしい。

    俺にはわからない。

    人なんてすぐに死ぬんだ。

    死んで欲しくない人ほどすぐに死ぬんだ。

    だから俺はもう引きずらないようにした。

    人間なんて大嫌いだ。

    すぐに裏切る。

    でも、最近ほんとに嫌いなのか分からなくなった。

    母さん…。

    あの人だけは信用できる気がする。

    アルミン…はまだわからないな。

    あっ教室に着いた。
  32. 32 : : 2015/02/26(木) 19:02:29

    ?「お前か?ジャンを病院送りにしたのは」

    エレン「そうだけど…なに?」

    ?「そのすまなかったな。ジャンのせいでお前の印象を下げちまって。けど病院送りはさすがにやりすぎだからな?ちゃんとジャンに謝ってくれよ」

    エレン「確かライナーだったよな?お節介だな」

    ライナー「ははは。良く言われるよ」

    エレン「俺は謝らないよ。あいつから来たんだ」

    ライナー「でもやってしまったんだ。謝るのが筋ってもんだろ?」

    これは多分謝るって言うまで言われるな…

    エレン「気が向いたらな。」

    ライナー「そうか。ありがとうな」

    エレン「は?なんでお礼言ってんの?」

    ライナー「当たり前だろ?」

    何言ってんだこいつ。

    エレン「はぁ…わかったから」

    ライナー「お前優しいんだな」

    エレン「はぁ!?意味わかんねぇよ!あーもう話しかけんな!!」

    優しい?俺が人間に?

    そんなわけないだろ。

    優しくなんてしてるつもり無い。

  33. 33 : : 2015/02/26(木) 20:25:38

    リヴァイ「おいお前ら座れ。」

    リヴァイ「今日も転校生が来た」

    また転校生かよ。誰なんだ?

    リヴァイ「入れ」

    げっ!?あ、あれって…

    ?「ミカサ・アッカーマンです。よろしくお願いします」

    や、やっぱりか…

    アルミン「(ジャンが好きそうだな…)」

    リヴァイ「お前はエレンの横だ」

    ミカサ「はい。」

    なんでこいつが来てんだよ…

    まさか神界からの監視?

    ミカサ「よろしく。エレン」

    エレン「偉く他人行儀だな」

    ミカサ「なんのこと?」

    エレン「…なんで来たか知らないがほっといてくれ」

    ミカサ「それはできない。私にはやることがある」

    エレン「なんだ?」

    ミカサ「あなたに尽くす」

    エレン「まだそんなこと言ってんのか」

    ミカサ「えぇ。あなたは私の恩人だから」

    恩人。あいつと一緒か…。

    リヴァイ「エレン。ミカサ。黙れ」

    エレン「はいはい」

    ミカサ「すいません」

    はぁ…。めんどくさい。
  34. 34 : : 2015/02/26(木) 21:44:27

    リヴァイ「では授業を終わる」

    やっと終わった。

    いつ聞いても何を言ってるかわからない。

    ?「ライナー!!!」

    ライナー「どうした?ベルトルト」

    ベルトルト「トーマスが、トーマスが戻ってきた」

    ライナー「!?どこだ!」

    ベルトルト「クリスタ達の教室だ!」

    なんだ?トーマス?誰だ?

    アルミン「問題児なんだよ…」

    エレン「問題児?」

    アルミン「暴力、恐喝、傷害、いろいろやってる人でね。よくエレンに殴られてたよ。」

    エレン「もう一人のエレンか」

    アルミン「うん。」

    ミカサ「エレン。行ってみよう」

    エレン「やだ。めんどくさい」

    ミカサ「行ってみよう」

    これはまたあれか…

    エレン「わかったよ…」

    ミカサ「アルミンも」

    アルミン「あ、う、うん!」

    ーーー

    ーー

    トーマス「なぁクリスター!俺と付き合ってくれよ!」

    クリスタ「いや…その…」

    トーマス「いいだろ?どうせ彼氏いないんだからさ!」

    ユミル「クリスタが嫌がってるだろ?やめろ」

    トーマス「ブスは黙ってろよ!」

    ユミル「は?」

    トーマス「クリスタ俺なら幸せにできるからさ!」

    ガララッ

    ライナー「トーマス!!」

    トーマス「お。ゴリラじゃねぇか」

    ライナー「何してんだ?」

    トーマス「クリスタに告ってる!」

    ライナー「はぁ…無理に決まってるだろ?」

    トーマス「それはどうだろな?」

    アニ「何騒いでんの?」

    トーマス「ちびのサボり魔!懐かしいな」

    アニ「」イラッ

    アニ「殺されたいの?」

    トーマス「やってみろよ、チビ」

    シュッ ガシッ

    アニ「!?」

    ベルトルト「アニの蹴りを…」

    ライナー「受け止めやがった…」

    トーマス「前と同じと思うなよ?」

    エレン「なんで俺がこんなとこに…」

    トーマス「なっ!?エレン?」

    エレン「は?」

    トーマス「なんでだよ!てめぇ死んだはずだろ!」

    エレン「あー…別人だから」

    トーマス「別人?」

    エレン「そうそう。別人」

    トーマス「ビビって損したな。けど丁度いいや」

    エレン「?」

    トーマス「あいつと顔同じだし超イラつく。俺にボコられろ」

    エレン「おいおい冗談だろ?」

    トーマス「冗談だと思うか?」

    トーマスは拳を握り締めエレンに殴りかかった。

    パシッ

    エレン「お前ごときが俺に歯向かってんじゃねぇよ」

    エレンはトーマスにボディーブローを食らわせた。

    トーマスは吹っ飛び天井に当たった。

    トーマス「がはぁっ…」

    一瞬にして静まり返った。

    エレン「あっ…」

    やっちまった…

    ミカサ「エレンやりすぎ」

    うるさい。分かってるよ。

    ライナー「お前…」

    エレン「なんだよ…」

    ライナー「すごいな!!」

    エレン「え?」
  35. 35 : : 2015/02/26(木) 22:33:40

    あー。くっそやっちまった。

    すごい?どこが?

    人間1人殴っただけだろ…

    ライナー「お前ボクシングでもしてるのか?」

    そんなわけないだろ。

    ボクシングやっててあんなにとんだら最強だろ

    エレン「違う。もう俺戻るから」

    ベルトルト「ねぇ、ライナー」

    ライナー「あぁ。わかってる。」

    アニ「あいつ変わってきたね」

    ユミル「バカっぽいけどな」

    クリスタ「そんなこと言っちゃダメだよ!」

    ミカサ「私も戻る」

    アルミン「うん!」

    ねぇ、エレン。気づいてるかな?

    エレン自体変わってきてるんだよ。

    あんなに嫌がってたのにエレンはここに来た。

    エレンは助けたつもりはないかもしれない。

    けどみんなにしたら助けられたんだ。

    エレン。君はやっぱりエレンなんだね。
  36. 36 : : 2015/02/26(木) 22:47:34

    また今日もサボろう。

    ミカサ「エレン教室すぎた。」

    エレン「うるさい。サボるんだよお前は授業受けとけ」

    ミカサ「…わかった」

    屋上行くとしよう。

    ーーー

    ーー

    〜屋上〜

    あれ、誰かいる?誰だあれ

    ?「誰だ?」

    エレン「それはこっちが聞きたいんだけど」

    ?「あっ俺か?俺はコニー。コニー・スプリンガー」

    エレン「それで何してんの?」

    コニー「教室どこかわかんなくなったから屋上きたらわかると思ってさ。」

    すげぇバカがいたもんだな。

    エレン「3年なんだから3階に行ったらあるだろ?」

    コニー「あっそれもそうだな!」

    ほんとにバカだったのか。

    コニー「ありがとな。エ・レ・ン」

    エレン「!?」

    エレン「待て!!」

    あれ?いない?どこ行きやがった?

    ちっ…なんであいつ俺の名前知ってんだよ。

    神界関係か。それとももう一人のエレン関係かだな。

    まぁいいや、寝よう。

    ーーー

    ーー
  37. 37 : : 2015/02/27(金) 00:41:53

    ユミル「こいつまた寝てるよ」

    クリスタ「よく寝るね」

    ユミル「ほんとだな。」

    ユミル「おい!起きろ学校終わったぞ」

    エレン「起こしに来てくれたのか?」

    クリスタ「うん!」

    エレン「だから来なくていいって言っただろ?」

    ユミル「なんだよ。来てやったのに」

    エレン「誰も頼んでない」

    ユミル「あー。ムカつくほんとムカつく」

    エレン「勝手に言ってろ。俺は帰る」

    クリスタ「ば、バイバイ!エレン」

    エレン「はいはい。」

    ユミル「あんなやつに言わなくていいんだぞ?」

    クリスタ「でも前みたいに怖くない」

    ユミル「…印象は変わったけどな。」
  38. 38 : : 2015/02/27(金) 12:30:29
    面白いです!頑張って下さい。
  39. 39 : : 2015/02/27(金) 17:43:34

    さて。どうしようか。

    エルヴィンを倒すには…

    ミカサ「どこに行ってるの?」

    まずこいつをどうにかしなきゃな…

    エレン「先に帰ってくれ」

    ミカサ「どうして?」

    エレン「いいから。」

    ミカサ「エルヴィン校長を殺そうとするなら納得はできない」

    エレン「…なんで知ってんだよ」

    ミカサ「顔を見ればわかる」

    エレン「はぁ…俺は神界に戻って父さんに復讐するんだ」

    ミカサ「尚更行かすことはできない」

    エレン「お前が決めることじゃないだろ?」

    ミカサ「えぇ。でもダメ」

    エレン「なら俺はお前を殺す」

    ミカサ「…あなたにできるの?」

    エレン「出来るに決まってんだろ?父さんを庇うやつはみんな敵だ」

    ミカサ「あなたは何も分かってない。」

    エレン「は?」

    ミカサ「どうしてグリシャさんが追放したのか。もうわかってると思ったんだけど。」

    エレン「なんだよ」

    ミカサ「昔のエレンならここの人間を全員殺してた。なのに殺していないのはなぜ?」

    エレン「!?」

    ミカサ「どうしてなの?」

    エレン「…お前には関係ない。俺は今父さんに復讐したいから殺してないだけだ」

    ミカサ「エレンは素直じゃない」

    エレン「何のことだよ」

    ミカサ「ふふ、そのうちわかる」
  40. 40 : : 2015/02/27(金) 20:19:49

    エレン「要するに戻るなってことか?」

    ミカサ「戻るなとは言ってない。人を殺してはいけないと言ってる」

    エレン「普通の人じゃないだろ」

    ミカサ「ダメ。絶対に」

    エレン「…もういい。今日は帰る」

    ミカサ「やっぱり変わった」

    エレン「は?」

    ミカサ「いや、なんでもない。私こっちだからまた明日」

    エレン「わかったよ。じゃあな」

    …変わった?なにがだ?

    俺は…変わってないはずだ…

    まだ2日だけだ…来て2日で変わった?

    どうしてだ?

    考えるのはやめよう。

    早く家に帰って…

    誰か走ってくる?

    ?「…どけ!!」

    エレン「はいはい。どうぞ」

    なんだ?まぁいいか。

    ーーー

    ーー
  41. 41 : : 2015/02/27(金) 20:41:11

    〜エレンの家〜

    エレン「ただいま」

    ……。

    あれ?母さんいないのか?

    鍵かかってなかったんだけど…

    寝てるのかな?

    リビングに行ってみるか。

    ガチャッ

    エレン「母さん。寝てる…!?」

    エレン「母さん!!」

    床に血が飛び散っていた。

    腹部に刺された跡がある。

    カルラ「…エレン……?」

    エレン「母さん!今すぐ病院に…」

    カルラ「エレン…もう…手遅れよ…」

    エレン「そんなことない!まだ…」

    カルラ「エレン…いいの…あなたにそばにいて欲しいから…」

    エレン「ち、違うんだ…母さん…俺は…「本当は母さんの子じゃない…でしょ…?」

    エレン「え?」

    カルラ「知ってるわよ…自分の…子供じゃないって…」

    エレン「な、ならどうして!」

    カルラ「この世には…同じ顔した人が…3人いるって言われてるの…だからその中の…一人かなって…」

    エレン「い、意味わかんないよ…俺は本当の子供じゃないんだよ!」

    カルラ「だからなに…?」

    カルラ「血が繋がってないだけ…でしょ…?そんなの関係ない…。私が産んでなかったとしても…私の愛は変わらない…。」

    なに…言ってんだよ…

    カルラ「今まで育ててきた…エレンじゃなくても…いいの…。今まで過ごしてきたエレンも…今のあなたも…平等に愛してるつもりよ…」

    ふざけんなよ…

    カルラ「…変な親でしょ…?けどそれが私なの…。あなたがここに来たのも意味がある…。今まで育ててきたエレンが居なくなったのも意味がある…。確かに居なくなったのは辛かったわ…。けどあなたがいたから…」ニコッ

    死ぬんじゃねぇよ…

    カルラ「ごめんね…。ごめんなさい…。もっと一緒に…居たかっ…た…」

    ふざけんなよ…なんで死んでんだよ…

    なんで声が出ねぇんだよ…なんで泣いてんだよ…

    人間が一人死んだだけだろ…

    なんで涙が止まらないんだよ…

    また失うのかよ…大事な人を…

    なんで…なんで…なんでなんでなんで!!

    なんで母さんが死ななきゃいけねぇんだよ!!

    エレン「…うわぁぁぁぁぁぁ!!!なんで!なんで!」ポロポロ

    「憎いか?殺したやつが憎いか?」

    エレン「憎い…憎い…」

    「殺したいか?」

    エレン「殺したい!」

    「なら体を譲れ。私によこせ!!」

    エレン「……」

    「殺したいんだろ!憎いんだろ!」

    エレン「そうだ…」

    「なら私を受け入れろ。その体をよこせ…」

    エレン「…わかった」

    エレンの体に黒い霧が集まった。

    エレンの頭から角が生え、背中には黒い翼が生えていた。

    エレン「ウグァァァァァ!!!」

    ドォォォォォォンンン

    ーーー

    ーー
  42. 42 : : 2015/02/27(金) 23:07:22

    エレンは変わっていた。

    あんなに変わってるとは思わなかったけど。

    私としてはとても嬉しいことだ。

    前より優しくなってるなんて。

    あとは素直になれば…。

    ドォォォォォォンンンンン

    !?

    あれはエレンが行った方向!!

    ーーー

    ーー

    〜エレンの家〜

    ミカサ「エレン!!」

    エレン「ウガァァァァ!」

    いきなりエレンは飛びかかってきた。

    ミカサは難なくかわした。

    ミカサ「!?」

    そこにエレンの面影はなかった。

    エレンの気配はする。けど面影は違う。

    目は赤色。角は生えていて、黒い翼に、尻尾。

    腕は人間の腕ではなくなっていた。

    悪魔だ。私の前でいるのはエレンの皮を被った悪魔。

    エレン「コノカラダ。サイコウダ。」

    ミカサ「エレン…なの?」

    エレン「チガウナ。ワタシハカミヲノロウモノ堕天使ルシファー」

    ミカサ「…エレンは?エレンはどこ!!」

    エレン「サァナ?今頃、憎しみニカラダヲ食われたカモナ」

    ミカサ「許さない!!お前だけは許さない!エレンを返せぇぇ!!」

    ミカサは腕を伸ばした。

    するとそこにある武器が現れた。

    ミカサ「三叉の矛。全ての水は私の味方」

    エレン「ハハハハハハハハハハ!!」

    エレン「ポセイドンの一族か!ナツカシイ!」

    ミカサは三叉の矛をエレンに向けた。

    三叉の矛の先から大量の水が出てきた。

    エレン「コンナもの…」

    エレンはそれを火で蒸発させようとした。

    ミカサ「私の水は普通の水ではない。」

    エレン「!?」

    水からは蒸気が出てきた。

    ミカサ「もがいて苦しめ。」

    エレンは水に飲まれた。
  43. 43 : : 2015/02/28(土) 00:06:26

    あっけない。

    でももうエレンは…。

    「なんだこの程度か」

    ミカサ「!?」

    水が蒸発した!?

    どうして!

    エレン「カンタンなコトだ。お前のミズより熱いモノをブツけただけだ。」

    ミカサ「くっ…」

    エレン「さてと終わりにしよう」

    ミカサ「なめるn…ゴキゴキゴキッ ドォォンン」

    エレン「何を思い上がっているんだ?」

    ミカサ「がはっ…」

    エレン「神と互角の私に勝てるとでも?」

    「それは少し気になるな」

    エレン「誰d…バキッ!! ドォォォンン」

    リヴァイ「通りすがりの担任だ。」
  44. 44 : : 2015/02/28(土) 01:08:01

    リヴァイ「大丈夫か?」

    ミカサ「えぇ…なんとか」

    この担任普通の人間じゃないの?

    エルヴィン「リヴァイ。エレンは?」

    リヴァイ「遅かった。」

    エルヴィン「そうか。」

    校長先生も違う…?

    エルヴィン「ミカサ。君はそこで休んでいてくれ」

    ミカサ「それは…」

    リヴァイ「その体じゃ動けないだろ。」

    ミカサ「…わかりました」

    何もできないのか…。

    エレン「なかなか効いたぞ。」

    エルヴィン「…どういうつもりだ。ルシファー」

    エレン「エレンでいい。こいつの体なかなか使いやすい」

    リヴァイ「なぜお前がいる?」

    エレン「ダークスフィアに入れたのは人間の憎しみだけじゃない。私自身を潜ませたんだ」

    エルヴィン「あの時居たのはルシファーじゃなかったのか…」

    エレン「そう言う事だな。そしてこいつに私の力を持たせた。」

    リヴァイ「乗っ取るためにか」

    エレン「あぁ。いい器だ」

    エルヴィン「エレンの体を返さないのなら容赦はしないぞ」

    エレン「私はこの世で一番神に近い存在だぞ?」

    エレン「お前らみたいな少し神の力を使えるやつが私に勝てるわけがない」

    リヴァイ「…それは聞き捨てならないな。」

    リヴァイ「見せてやるよ。神の力を持った人間の力をな。」
  45. 45 : : 2015/02/28(土) 18:29:03

    ーーー

    ーー

    〜真っ暗な場所〜

    エレン「あ…れ?」

    ここどこだ?

    何も見えねぇ…

    「お前のせいだ…お前のせいだ…」

    またあいつらかよ…

    「殺す…死ね…死んでしまえ…」

    エレン「なんのようだよ」

    「お前のせいでやつが生き返った。お前のせいで!」

    エレン「は?」

    「この世は終わってしまう…終わってしまう…」

    エレン「何言ってるんだ?」

    「ルシファーはこの世で一番強い存在。」

    エレン「そんなわけ無いだろ?神がいる」

    「そう。神がいる。神と同じ力を持ったもの。」

    「ルシファーは強かった。だから神を越えようとした。それを知った神はルシファーを追放した。」

    「そしてルシファーは堕天した。」

    エレン「俺と同じか…」

    「お前のせいでこの世が終わってしまう。許さない。殺す…」

    エレン「近づくな!」

    大量の手がエレンを捕まえた。

    エレン「な、なんだこれ。熱い、熱い!」

    手が溶けそうだ…。

    はは…。ほんと死ぬかもな…。
  46. 46 : : 2015/02/28(土) 18:57:39
    期待しすぎてこのss食べちゃいたい笑
  47. 47 : : 2015/02/28(土) 21:30:38

    「おいおい。俺と同じ顔しといて諦めんのか?」

    誰だよ…。

    「そうだなぁ…アルミン達と親友のエレンだな」

    お前の友達達に酷いことしたから笑いにきたってか…?

    エレン「あはは。それも悪くないな」

    なにしにきたんだよ…

    エレン「別に何もしにきてないぜ?ただ…」

    なんだ…?

    バキッ

    いってぇ…

    エレン「てめぇのその根性にムカついたから殴りに来た!!」

    ーーー

    ーー

    リヴァイ「ふっ!」

    エレン「甘いっ!」

    リヴァイとエレン。いやルシファーは互角の勝負をしていた。

    エレン「人間のくせになかなかやるな」

    リヴァイ「神のくせに大したことないな」

    エレン「…ハハハハハハハハハ!お前面白いな!」
  48. 48 : : 2015/02/28(土) 22:51:42

    ーーー

    ーー

    エレン「それでどうするんだ?」

    何が…

    エレン「それから出ないの?」

    お前には関係ない…

    エレン「ある」

    …なんだよ

    エレン「まだジャンにまだ謝ってないだろ?」

    俺が人間なんかに謝るわけないだろ

    エレン「なぁ。なんで人間嫌いなんだ?」

    …お前には関係ないって言ってるだろ。

    エレン「あるって言ってるだろ」

    人間なんてクソだ。自分がよければいいと思ってる。

    エレン「……」

    自分より下だと思うやつには偉そうにする。

    自分より上だと思うやつには媚びを売るんだ。

    くだらなかった。バカしかいないと思ったよ。

    けどある日。それに当てはまらないやつがいたんだ。

    エレン「誰だそれ?」

    昔の人だよ。

    名前は忘れたけどな。

    相手が自分より下だろうと上だろうと関係なく平等にしてたやつがいたんだ。

    俺はそいつに興味がわいた。

    今までの人間と全く違う。

    こいつはもしかしたらこのくだらない奴らを変えられるんじゃないかって思ったんだ。

    でも違った。

    そいつはすぐに死んだよ。

    なんで死んだかもわからなかった。

    俺は落ち込んだよ。

    せっかく面白いやつがきたと思ったのに。

    そしてまたたったある日。

    同じ事を考える人間がいた。

    そいつもまたすぐに死んだ。

    俺は思った。

    『自分が興味をもつやつはすぐに死ぬって』
  49. 49 : : 2015/02/28(土) 23:13:17
    期待!
  50. 50 : : 2015/03/01(日) 15:39:09

    要するに俺は死神だったんだ。

    人間はすぐに死ぬ。

    だから大嫌いだ。

    エレン「…お前こそ人間と同じだな」

    は?どこがだよ…

    エレン「そうやって嫌いって言葉を使って逃げる。自分の都合が悪いとまた逃げる。人間と同じじゃねぇか」

    うるせぇ…

    エレン「人間はすぐ死ぬ?自分が興味をもつやつは死ぬ?ふざけんな」

    エレン「それはそいつの運命なんだよ」

    運命…?

    エレン「運命ってものは必然なんだ。偶然じゃない。お前が興味を持ったやつが死ぬんじゃない。必然的に死んだんだ」

    じゃあ…母さんも…必然なのか…?

    エレン「あぁそうだ。お前が来ても来なくてもあの人は死んでいた…」

    運命なんて…なければいい…

    エレン「は?何言ってんだよ。運命がなきゃあの人に会えなかったんだぞ?」

    ……。

    エレン「それにアルミン達にもな。」

    あいつらなんか嫌いだ…。

    エレン「そうだな。俺も大ッ嫌いだったよ」

    …は?

    エレン「自己中なやつばっかりで話が通じなかった。」

    エレン「けど違ったんだ。あいつらは不器用だから素直になれなかっただけだった」

    …それで…?

    エレン「アルミンは人のことを見下していた。自分より頭がいいやつがいないから」

    エレン「ジャンは何でも正直に言うから喧嘩ばっかりしていた」

    エレン「ライナーはお節介過ぎて周りから避けられた」

    エレン「ベルトルトはいつも一人でいた。誰のそばにも寄ろうとしなかった」

    エレン「アニはよく授業をサボっていた。笑わないし泣かないから氷の女とか言われてたな」

    エレン「クリスタは愛想笑い。作り笑いばっかりだった」

    エレン「ユミルは口が悪いから誰も話しかけようとしなかった」

    …悪いところばっかだな。

    エレン「そうだよなー!ほんと大変だったよ。友達になるの」

    なんでなろうと思うんだ?

    エレン「え?そりゃみんないいところあるからだよ」

    …いいところ?
  51. 51 : : 2015/03/01(日) 19:19:31

    エレン「最初は俺もあんな奴ら関わりたくなかったよ。けど気になってどんなやつか見てみた。そしたらさあいつら面白かったんだよ」

    エレン「アルミンは人のことを見下してるくせに、困ってたらすぐに助ける」

    エレン「ジャンは誰かを助けるためならなんでもする奴だ」

    エレン「ライナーはお節介だけど人のことをよく見てた。変わったと思ったら話聞きに行くんだよ」

    エレン「ベルトルトはいつも一人だった。けど頼まれた事はなんでもしてたよ」

    エレン「アニはサボってるくせに頭良くてさ勉強に困ってるやつに教えてたよ。めんどくさいとか言いながらちゃんと最後までな」

    エレン「クリスタは作り笑いばっかだった。けど誰よりも優しかった。」

    エレン「ユミルは口が悪い。ほんとに悪い。けど根は優しいやつだった。」

    …何が言いたいんだ?

    エレン「人間には長所があり短所があるんだ。完璧な人間なんてどこにもいないんだ。」

    エレン「生まれたら死ぬ。それの繰り返し」

    エレン「辛いよな。誰かが死ぬって。それが自分の知り合いだったりしたらな。」

    エレン「けどそれは必然。仕方のないこと悔やんでも何にもならない。」

    エレン「ほんとはお前もわかってんだろ。神の能力を持ったエレン」

    …何のことだか。

    エレン「アルミン達はバカだ。けどお前の望んでいる人間だ。お前は探していたんだろ?昔の人を」

    うるさい。

    エレン「いい加減出てこい。そこに引きこもってもてめぇは死ぬだけだ」

    俺に関わるな。

    エレン「……」

    もう死んでもいいさ。

    今までいろんな人間に罰を与えた。

    殺したこともある。

    そんなやつ生きてる価値なんてないんだよ。

    エレン「ふざけんなよ!!」

    ………。

    エレン「その殺したやつのために生きてみろよ!!苦しんでみろよ!その罪を受け入れろよ!」

    エレン「そうやってまた逃げんのか!!人間みたいに!」

    お前と俺じゃ違うんだよ。

    バキッ

    エレン「そんな弱音を吐くなら何度でも殴ってやる」

    ーーー

    ーー
  52. 52 : : 2015/03/01(日) 19:30:08

    リヴァイ「はぁっ!!」

    エレン「ぐっ…!!」

    ドォォォォンン

    リヴァイ「なんだ?ほんとに大したことないな。

    エルヴィン「リヴァイどうする?殺すのか?」

    リヴァイ「被害を出さないためにもそれが一番だろうな」

    エレン「誰を殺すって?」

    リヴァイ「弱い神を殺すんだよ」

    エレン「調子に乗りすぎじゃないか?こっちはまだ本気を全然だしてないのに」

    リヴァイ「!」

    エレン「仕方ない。来いダークスフィア」

    リヴァイ「そんなのあたr…プシュゥゥゥゥ←血が出た音」

    リヴァイ「くっ…ど、どういうことだ…」

    エレン「あーすまないすまない。手加減が難しくて斬ってしまった。」

    リヴァイ「クソ野郎が…」

    エレン「さぁ。トドm…ガキンッ」

    エレン「盾を飛ばしてくるとは無茶苦茶な。」

    エルヴィン「悪いなリヴァイ邪魔するぞ」

    リヴァイ「…勝手にしろ…」
  53. 53 : : 2015/03/01(日) 19:38:00
    期待
  54. 54 : : 2015/03/01(日) 21:31:12
    期待です!
  55. 55 : : 2015/03/02(月) 01:09:51

    エレン「今度はお前か」

    エルヴィン「あぁ。」

    エレン「だがもう飽きた。」

    エレン「お前らまとめて殺してやるよ」

    エレンは自分の前に手を伸ばした

    エルヴィン「!?まずい!」

    エルヴィンは盾を構える。

    エレンの前に大きなエネルギーの弾が現れた

    エレン「死ね」

    ドォォォォンンンンン

    パラパラパラパラ←砂ぼこり

    エレン「ふんっ…つまらん」

    エルヴィン「なにが…はぁ…つまらないんだ…」

    エレン「!?」

    エルヴィンの盾は半分なくなっており右腕が無くなっていた。

    エレン「盾と自分の右腕を犠牲にしたのか」

    エルヴィン「まぁな…この後ろには守らなければならないものがいるからな…」

    エレン「瀕死のやつ二人か?見殺しにすればいいものを」

    エルヴィン「そんなことを…考えるやつに負ける気はしないな…」

    エレン「その体でよく言う」シュンッ

    バキバキバキッ ドォォォォンン

    エレンはエルヴィンの顔を殴った。

    リヴァイ「ばかが…」

    エルヴィン「助かったよ…リヴァイ…」

    リヴァイがエルヴィンを受け止めたがそのまま壁に当たった。

    エレン「もう限界みたいだな。」

    ーーー

    ーー
  56. 56 : : 2015/03/02(月) 15:13:45

    エレン「どうするんだ。エレン」

    俺はこのまま死ぬさ。

    エレン「ミカサって子ほっとくの?」

    !?…あいつは関係ない。

    エレン「今ミカサはルシファーの戦って怪我をした」

    なっ!?

    エレン「それでいいんだな?」

    ……。

    エレン「お前の復讐とかいう馬鹿なこともできなくなるぞ」

    なんでそこまで出そうとするんだ?

    エレン「…あいつらのためだ」

    アルミン達か…

    エレン「あいつらはまだ俺のことを引きずってる…」

    エレン「だから少しでも楽にしたいんだ…」

    ーーー

    ーー

    エルヴィン「(流石にまずいな)」

    エルヴィン「(リヴァイもかなりダメージを受けている。ミカサもか…)」

    エレン「さぁ。終わりにしよう」

    エレンはまた大きなエネルギーの弾を作った。

    エルヴィン「…もう…だめか…」

    ドォォォォンンンンン

    エレン「!?」

    そこには大量の水があった。

    ミカサ「はぁ…はぁ…はぁ…」

    エレン「お前の最後の力か」

    エルヴィン「(あれほどの水を出せるのか…この先が恐ろしいな…)」

    エレン「だが次で…ぐっ…がはっ…」ビチャッ←口から血が出た音

    エレン「な、なんでだ…あのガキならもう憎しみに飲まれているはず…」

    悪魔の体をしていた体の半分が普通の人間に戻っていた。

  57. 57 : : 2015/03/02(月) 15:14:20
    ここからはルシファーとします。
  58. 58 : : 2015/03/02(月) 15:24:13

    エレン「よう。堕天使ルシファー。」

    ルシファー「ど、どういうことだ…」

    エレン「どこかのばかが説得しにきたんだよ」

    ルシファー「ふ、ふざけるな!!私はこの世を壊すんだ!!」

    エレン「悪いが…それはできないな…」

    ルシファー「なんだt…「俺がやる」

    リヴァイ「は?」

    エルヴィン「おい。」

    ミカサ「え…?」

    エレン「だから俺がやる。」

    ルシファー「な、何を言ってる」

    エレン「俺がこの世界ぶっ壊してやるよ」

    ルシファー「ば、馬鹿なのか?」

    エレン「…違うやり方で壊すんだよ」

    ルシファー「なんだそれは…」

    エレン「あんたが恨んでいるのはわかってる。けど俺に任せてくれないか?」

    ルシファー「嫌に決まっている」

    エレン「だろうな。けどそれを許可してくれないなら俺はお前を憎しみに飲ませなきゃいけない」

    ルシファー「……」

    エレン「俺と手を組まないか?」

    ルシファー「…いいだろう。今回は見逃してやる。次に乗っ取られたら終わりだと思えよ。」

    エレン「あぁ。ありがとな」

    ルシファー「!…じゃあな…」

    エレンの体が普通の体に戻っていった。

    リヴァイ「…どういうつもりだ。この世を壊すって」

    エレン「そのうちわかります。傷治しますね」

    その後エレンの治療によりリヴァイとミカサはすぐに完治した。

    だが、エルヴィンは右腕を無くしてしまい入院することになった。

    そして次の日。

    ーーー

    ーー
  59. 59 : : 2015/03/02(月) 16:41:42

    エレン「今日も学校かぁ…」

    めんどくさい。

    あいつらに会うのもいやだ。

    なんであいつとあんな約束したんだろ…。

    ーーー

    ーー

    〜回想シーン〜

    エレン「だからあいつらのこと守ってくれないか?」

    は…?なんで俺が…

    エレン「そしたら復讐の仕方教えるからさ」

    どんな復讐なんだ?

    エレン「殺す復讐じゃなくて、後悔させる復讐だ」

    はぁ…?

    エレン「神界を追い出すんじゃなかったって思わせたらいいんだよ。そしたらあっちは後悔するだろうさ。これもまた復讐だろ?」

    はは。つまんねぇ

    けど…まぁいいよ、受けてやる。

    エレン「ほんとか!ありがとな!」

    あぁ。じゃあここから出るとするよ。

    ピカッ

    ーーー

    ーー

    エレン「……」

    今考えたら後悔させる復讐って意味わかんねぇよな…

    くっそ…これはやられたな…

    ルシファーになんて言ったらいいのか…

    少しずつルシファーとも話してみるか…

    そしたらあいつみたいになれるかもな。

    …母さん。ごめん。

    母さんを助けられなくて。

    何もできなくて。

    ほんとごめん。

    俺頑張るよ。

    だから見ててくれるかな。
  60. 60 : : 2015/03/02(月) 20:09:57

    これで終わります。

    続くかも…?
  61. 61 : : 2015/03/08(日) 21:21:46
    お疲れさんです。神ss好きだから★投げちゃいましたw
  62. 62 : : 2016/09/02(金) 02:12:51
    続き書いてー
  63. 63 : : 2017/08/31(木) 15:43:07
    長かったwお疲れ様
  64. 64 : : 2017/09/17(日) 17:14:39
    続きに期待です(*^_^*)エレン様可哀想に(´;ω;`)グリシャお前の言う事は確かだ正論だでもエレン様を侮辱するのは許さん

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maco

進人

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