このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
ぺトラ「調査兵団に入った理由」リヴァイ「大切な部下たちへ」
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- 1 : 2015/02/22(日) 15:26:45 :
- はい。3作目です。
暗いお話しをしたいと思います。
ものすごく暗い話しですかそれでもよければ見てください。
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- 2 : 2015/02/22(日) 15:27:41 :
- あとこれはあるものを見てそれをお話しにしてみた感じです。
作者が考えたわけではありません。
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- 3 : 2015/02/22(日) 15:37:58 :
最初は憧れだった。
「英雄の凱旋」
カーンカーンと鐘の音が鳴り響く
「調査兵団が帰ってきたぞ!!」
そんな言葉があちこちで聞こえる。何故か私は気になってしまった。
足が進む。人がたくさんいて全く見えない
無理矢理中には入りなんとか最前列に来れた
その時だった。ものすごく小柄な人がいた
いや、馬には乗っているのだけれど小さいことはわかった。私とあまり身長は変わらないだろう
「リヴァイ兵長だ!!」
周りはリヴァイ兵長と呼んでいた。人類最強と呼ばれている人。
私はこの時思った。あの人のそばで一緒に戦いたい。
なぜこう思ったのかわからない。憧れだったのかもしれない。けどそう思ったのだ
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- 4 : 2015/02/22(日) 15:51:15 :
家に帰り私は親に言った
ぺトラ「私調査兵団に入る」
その時親はこの世の終わりとも言っていい顔をした。
ぺトラ父「ダメだ!絶対にダメだ!」
こんなに怒る父さんは初めて見た。確かに怒られることはあった。けどここまで声を荒らげたことはない」
ぺトラ「どうして!?これは私が決めること!」
ぺトラ父「一体何人の人が死んだと思ってる!」
ぺトラ「その死んだ人達のためにも私は調査兵団入る!でないと今まで死んだ人の頑張りが無駄になる!」
ぺトラ父「お前じゃなくていい!!」
ぺトラ「!?」
泣いていた。いつもにこやかな父が。弱音を吐いたことのない父が。
ぺトラ父「親より先に死ぬなんて許さない!お前は私の命なんだ!」
ぺトラ「なんと言われても私は入る!!」
バタンッ
部屋に閉じこもった。涙が止まらなかった。声を殺すのでやっとだった。
扉の前で大きな声が聞こえた。何を言ってるかわからない。
ぺトラ父「うわぁぁぁぁぁぁ!」
ぺトラ「(と、父さん?)」
大声で泣いていた。もうどうしたらいいのか分からなかった。ほんとにこれでいいのか。自分は間違っているのだろうか。頭で色んなことがよぎった
ぺトラ父「ぺトラ…聞こえるか?」
ぺトラ父「すまない。怒鳴ったりして」
ぺトラ父「少し話しを聞いてくれ、答えなくていい」
声が震えている。堪えているんだ。
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- 5 : 2015/02/22(日) 16:06:22 :
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ぺトラ父「ぺトラお前はまだ若い。これから先何があるかもわからない。もし、調査兵団に入って死んでしまったらそこで終わるんだ」
ぺトラ父「お前には長く生きて欲しい。幸せに生きて欲しい。これは父としての望みだ」
ぺトラ父「ぺトラ。それでもまだ調査兵団に入りたいなら入っていい。けど一つだけ約束してくれ。必ず死なずにこの家に帰ってきてくれ」
私は父の優しさに号泣した。必死に殺していた声を思いっきりだした。きっと父も聞こえているだろう。それでもよかった。
朝まで泣いていた私は自分の部屋に出ると
そこにはいつもの父がいた。
いやいつもと違う。
目が充血している。
きっと父もずっと泣いていたのだろう。
ぺトラ父「ご飯何にする?」
無理な笑顔を作って聞いてくる。胸が締め付けられる思いだった。
ぺトラ「なんでもいいよ」
素っ気なく返す。正直これが限界だった。
ぺトラ父「やっぱり入るのか?」
ぺトラ「うん…」
ぺトラ父「そうか。頑張れよ。それと絶対に死ぬんじゃない」
父の悲しくて暖かい目がこちらを見ている。
ぺトラ「うん。あり…が…とう…」
泣いてしまった。どうして?なんで泣くの。
わからなかった。ただただ泣いていた。
そんな私を父は優しく抱いてくれた。
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- 6 : 2015/02/22(日) 16:20:43 :
あれから数年後やっと入れる年になった。
ぺトラ「やっと入れる」
ぺトラ父「ほんとに行くんだな」
ぺトラ「うん、人類のために頑張りたいから」
ぺトラ父「そうか、絶対死ぬんじゃないぞ」
ぺトラ「当たり前!」
明るく出ていった。父も笑っていた。
少しずつ家が遠のいて行く。
どうして、振り返るのが怖くなった。
振り返るとこの足が止まって家に戻ってしまいそうだった。
私は振り返らずそのまま歩いて行った
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- 7 : 2015/02/22(日) 16:35:57 :
訓練兵団に入り過酷な訓練をたくさんこなしてきた。
そして卒業することになった。
10位以内に入ることは出来なかった。
まぁ。私にとってはどうでもいいことだ。
10位に入っていたとしても調査兵団に入る気持ちは変わらない。
私と同じように調査兵団に入るって人がいたな。
確かオルオだったかな?
悪い人ではないんだけどめんどくさい人
オルオ「おいペトラ」
ぺトラ「なに?」
オルオ「調査兵団に入るのか?」
ぺトラ「そうだけど?」
オルオ「なら同じだな」
ぺトラ「はぁ…」
オルオ「なんだよ!そのため息!」
前にも言ったでしょと心の中で返す。
そして兵団を選ぶ時が来た。
団長のエルヴィン・スミス
そして兵士長のリヴァイ
やっとこの時が来た。
リヴァイ班に選ばれたのは
ぺトラ・ラル
オルオ・ボザド
エルド・ジン
グンタ・シュルツ
この四人だった。
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- 8 : 2015/02/22(日) 17:12:12 :
- いい話ですね…
期待‼︎
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- 9 : 2015/02/22(日) 19:19:34 :
私を選んでくれたのはとても嬉しかった。
話しに行こうとしたのだけれど兵長はどこかに行ってしまった。
ぺトラ「はぁ…」
ため息が出る。せっかく話せると思ったのに…
オルオ「おいペトラ!」
ぺトラ「なによ」
オルオ「エルドとグンタが呼んでるぞ!」
どっちかどっちなのよ…
確か…金髪の人がエルドさんだったかな?
クリ頭みたいなのが…グンタさんのはず…
エルド「お前ら二人は新兵か」
ぺトラ「そうです!」
オルオ「おうよ!エルドはいつからいるんだ?」
少しは敬語を使え。バカオルオ。
エルド「俺とグンタはお前らより少し早く入っただけだ。敬語なんて使わず気楽にいこう。
まぁオルオはこんな感じだがな」
グンタ「まぁ同じ班なんだ。よろしく頼むよ」
ぺトラ「うん!」
オルオ「おう!」
とても優しい人二人だった。その後四人で話したあと宿舎に戻って寝た。
明日から調査兵団本部での宿舎になる。
楽しみ。ただそれだけだった。
そして待ちにまった調査兵団本部。
なんだろう。落ち着かない。
リヴァイ「おい。お前ら」
エルオルグンペト「は、はい!!」
リヴァイ「今からここを掃除する。早急にかかれ」
エルオルグンペト「わ、わかりました!」
掃除?どうして掃除?なにか意味があるのかな?
こんなに綺麗なのに
エルド「兵長は極度の潔癖症なんだよ」
ぺトラ「あっそうなんだ」
意外なところもあるんだな。
いや、意外と予想通り?
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- 10 : 2015/02/22(日) 20:19:12 :
いつまで掃除をしたんだろう…。
もう動けないぐらいした気がする。
あれ、どこかから話し声が聞こえる。
調査兵1「なぁ、知ってるか?前の壁外調査でまたリヴァイ兵長の班の部下が死んだらしいぜ」
調査兵2「まじかよ!リヴァイ兵長は部下が死んでも何も感じないんじゃないの?」
調査兵1「リヴァイ兵長の班にはなりたくないよな」
調査兵2「ほんとだな」
リヴァイ兵長の班の人はそんなに死んでるんだ。
リヴァイ兵長はどんな気持ちでいるんだろう。
何も思わずにいるのかな?
ねぇ。教えてください兵長。
どうしてあなたは普通でいられるの?
リヴァイ「おい。何をしている」
ぺトラ「は、はい!!掃除終わりました!」
リヴァイ「そうか。じゃあ自分の部屋で休んでいいぞ」
ぺトラ「あ、あの兵長!」
リヴァイ「なんだ?」
ぺトラ「や、やっぱりなんでもないです!」
リヴァイ「…じゃあ早く戻れ」
ぺトラ「はい!」
兵長のあの目はなんであんなに悲しいんだろう。
優しくてとても悲しい目をしてた。
もしかして一人で背負ってる?
今まで死んできた仲間たちを?
兵長。あなたはどうしてそんな無理をしてるの?
それではあなたが壊れてしまう。
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- 11 : 2015/02/22(日) 20:39:03 :
部屋に戻り私はすぐベッドに向かった。
掃除だけでこんなに疲れるとは…。
兵長。どうしたらあなたの背負ってるものを私が背負えますか?
私一人では背負えませんかね?
そんなことを考えているといつの間にか眠っていた。
あれ?ここはどこだろう。
壁がない。壁外?
あれ、あそこに何かいる?
!?
巨人だ。戦わないと!
誰か食べてる?誰を食べてるの?
え、そんな、ありえない。
リヴァイ兵長!?
目が覚めた。どうやら夢らしい。
よかった…
安心した私はまた眠りについてしまった。
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- 12 : 2015/02/22(日) 20:55:53 :
次の朝。三日後早くも壁外調査に行くらしい。
早すぎる気がする。長距離策敵陣形を今日はずっと練習するらしい。
なにを焦っているんだろう…。
グンタ「そんなに考え込んでいるとヘマするぞ」
ぺトラ「大丈夫だし!」
グンタは何と言うか心配性だ。いや嬉しいんだけどたまにね。イラッとしちゃう。
ぺトラ「ねぇ。グンタ」
グンタ「どうした?」
ぺトラ「早いよね。壁外調査」
グンタ「確かにそうだな。」
ぺトラ「大丈夫なのかな?」
グンタ「さぁな?」
エルド「おい。お前らどうやら壁外調査ではないらしい」
ぺトラ「どういうこと?」
オルオ「トロスト区の近くの村に行くらしいんだ」
グンタ「何かあるのか?」
エルド「わからない。長距離策敵陣形はしないらしいから今日は休んでいいんだそうだ」
どういうこと?全くわからない。
まぁでものんびりできるのはいいことだね。
巨人…。もしかしたら私は三日後死んでしまうかも知れない。
親に手紙書いておこうかな。
遺書とか書いたら怒られるだろうし、合ったことを書こう。
そんなこんなで三日後。
ついに巨人がいる外の世界に行くことになった。
私は恐怖より楽しみだった。
トロスト区から出たことがない私は嬉しかった。
エルヴィン「では、全軍行くぞ!進めぇぇぇぇぇ!」
門が開く。これから私は死ぬかも知れない。
いや、死なない!きっと大丈夫。
そんな事を考えながら門をくぐった。
なんだろう。すごい解放感。
こんなに広かったんだ。
この時私は浮かれていたんだ。
知らなかったんだ。巨人の恐怖を。
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- 13 : 2015/02/22(日) 21:52:48 :
トロスト区近くの村に?と言うか町に近いかな
着いたけどここに何の用なんだろう?
調査兵「遠くに巨人の影が見えます!数およそ30!!」
え?巨人?どうして、さっきまでいなかったのに
エルヴィン「全員攻撃態勢!」
ミケ「屋根の上に行け!」
ハンジ「巨人だぁぁぁぁ!!」
リヴァイ「黙ってろクソメガネ」
あの人ら地味に冷静だよなぁ…
ズシン…ズシン…
音が少しずつ近づいてきてる
影が大きくなってきてる
なに…あれ…
多すぎる。30?いや、増えたんだ40ぐらいいる
手が震えてる。これが怖いってこと?
こんなに怖いなんて。
ミケ「走ってくるぞ!!」
一気に走ってきた。
みんな戦いに行ってる。私の体は動かなかった。
目の前で起こっていることを見ることしかできなかった。
調査兵1「や、やめて!食べないで!」
ぺトラ「!?」
捕まってる!助けなきゃ!
動け!私の体!お願いだから動いて!
こんなの…こんなの…怖くない…怖くない!
調査兵1「やめ…グチャ」
ぺトラ「あっ…あぁっ…」
喰われた…こんな簡単に命がなくなるなんて…
ズシン…ズシン…
こっちに来てる…だめだ動けないや…
ごめんね、お父さん約束守れそうにないよ。
さよなら。
ザシュッ ズシーン
え?あれ?巨人が倒れた?
リヴァイ「何をしている?死にたいのか?」
ぺトラ「その…腰が抜けちゃって…」
助けてくれた…のかな?
リヴァイ「はぁ…まぁいい撤退するそうだ馬に乗ってこい。立てないなら手を貸してやる」
手を差し延べてくれた。嬉しい。
ぺトラ「兵長…私は目の前で仲間が食われているのを見ることしかできませんでした…」
リヴァイ「……」
ぺトラ「私はこの兵団に入らない方が良かったんですかね…?間違っていたんですかね?」
ぺトラ「なにもできなかった…」
リヴァイ「お前はそれでいいのか?お前は全てを捨てる覚悟でここに入ったんだろう?」
ぺトラ「!?」
父の泣いた顔があの苦しそうな声が頭をよぎった…。
そうだ。私はあの優しい父の言いつけを破ってまでここに入ったんだ。
こんな簡単に死んじゃいけないんだ。
リヴァイ「俺はお前を間違っているとは思わない。死にたくないと思うのは当たり前だ。」
ぺトラ「兵長…」
リヴァイ「だが、仲間を見捨てるようなやつはいらない」
ぺトラ「!?」
リヴァイ「だから次からこんなヘマをするんじゃない」
ぺトラ「は、はい!」
やっぱり兵長は優しい。こんなに暖かい人なんだ。
ありがとうございます。兵長。私はあなたの言葉で救われました。
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- 14 : 2015/02/22(日) 22:21:04 :
その後直ぐに壁内に戻った。
批判の声がたくさんあった。
みんな気にもしてない感じがする。
調査兵団の本部に戻りまた自分の部屋に戻る
巨人の怖さ。人が食べられた時の記憶が頭から離れない。
ぺトラ「(だめだ…寝よう)」
少しずつ眠くなり眠りについた。
あれここは?
前もこんなのを…
!?巨人!
また誰か食べてる?
!?リヴァイ兵長!!!
ぺトラ「はっ!?」
また同じ夢…どうしてなんだろう。
何かを伝えようとしている?
なんだろう…。
!リヴァイ兵長は私を守ってくれた。
きっといろんな人も守りながら
でも…でも!
バタンッ
部屋から飛び出した。
兵長!兵長!
どこにいるんですか!
いた!
ぺトラ「兵長!!」
リヴァイ「どうした?」
ぺトラ「はぁ…はぁ…」
ぺトラ「兵長はみんなのことを守っています…」
ぺトラ「けど誰が兵長のことを守るんですか!」
リヴァイ「……」
ぺトラ「どうしたらあなたを守れるんですか?
どうしたらあなたのその悲しい目を暖かくできるんですか?」
ぺトラ「どうして兵長は一人で抱え込むんですか?」
リヴァイ「…俺は人類最強と呼ばれていて、兵士長だ。」
リヴァイ「そんな俺が誰かに弱音を吐いてみろ。調査兵団の連中はどう思う?」
リヴァイ「今まで以上に巨人の恐怖に屈服するだろう。そんなことになれば調査兵団は壊滅する。だから俺は弱音を吐かない」
ぺトラ「それで仲間が死んだとしてもですか?」
リヴァイ「そうだ。」
ぺトラ「あなたは今まで死んできた仲間達はどうでもいいんですか!」
リヴァイ「…」
ぺトラ「どうなんですか!」
リヴァイ「俺の部屋に来い」
あっ…やってしまった…。怒られる…。どうしよう…。
ぺトラ「は、はい…」
ガチャッ
リヴァイ「入れ」
ぺトラ「はい…」
何をされるんだろうか…
スー
机の引き出しを開いた?
リヴァイ「これが今まで死んできたやつの生きた証だ」
ぺトラ「!?」
リヴァイ「全員の分はないがな。」
これはエンブレム?と言うものなのだろうか。
リヴァイ「俺は壁外に行く時はこいつらと一緒に行っているつもりだ」
やっぱり兵長…あなたは優しい。優しすぎます。
自分が壊れてしまうのをものともしないんですね。
ぺトラ「…すみません。何も知らないのにあんな偉そうなことを…」
リヴァイ「いや、いい。みんなに思われていることだ」
リヴァイ「部屋に戻って休め。今日の疲れもあるんだろう」
ぺトラ「はい…」
ぺトラ「あの、兵長」
リヴァイ「なんだ?」
ぺトラ「あなたの背負ってるものを私に少し譲ってくれませんか?」
リヴァイ「…無理だ」
ぺトラ「そうですよね…」
リヴァイ「俺はリヴァイ班に譲っているつもりだからな」
ぺトラ「!?」パァァァッ
リヴァイ「だからさっさと戻れ」
ぺトラ「はい!!」
兵長がわたし達を頼ってくれてる?
なんだろう。ものすごい達成感。
兵長。私はあなたに感謝してばかりです。
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- 15 : 2015/02/22(日) 22:32:58 :
- 感動します…
ぺトラ頑張れ!!
期待!!
-
- 16 : 2015/02/22(日) 23:25:02 :
それから私達は何度も壁外調査をこなしてきた。
世に言うベテランと言う奴だ。
そして、ついに私達の最期の日々がやってきた。
女型の巨人捕獲作戦。
成功したと思っていた。
けどそれは間違いだった。
グンタがうなじを削がれた
また私は仲間を守れなかった。
そして女型の巨人がまた現れた。
エルドとオルオと私で女型の巨人をあと一歩というところまで追い詰めた。
その時だった。
エルドが噛みちぎられた。
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- 17 : 2015/02/23(月) 00:48:02 :
エルド…そんなあの楽しかった日々が…消えていく…。
オルオがなにか叫んでる。
聞こえないよ。なにも聞こえない。
女型の巨人がこっちに来てる。
あぁ。もう終わりなんだ。
リヴァイ兵長に言わなくてよかった…
グチャッ
~作戦前日~
ぺトラ「リヴァイ兵長!」
リヴァイ「なんだ?」
ぺトラ「いえ!なんでもないです」
言っちゃだめだ。この気持ちを言えばまたリヴァイ兵長は背負ってしまう。
ゴンッ
ぺトラ「痛っ!なにするんですか!」
リヴァイ「…お前の言うことなんてどうせつまらないことだ。だから背負ってやるよ。」
ーーー
ーー
ごめんなさい。リヴァイ兵長。
またあなたに背負わせることになってしまって。
ごめんなさい。リヴァイ兵長。
私はあなたに憧れてなんかなかったんです。
初めて見た時から私はあなたのことしか考えれなくなっていました。
大好きです。兵長。
誰よりも大好きです。
今までありがとうございました。
さようなら。
-
- 18 : 2015/02/23(月) 07:11:41 :
- 悲しい
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- 19 : 2015/02/23(月) 12:10:12 :
-
それから数日後女型の巨人を捕らえることができた。
俺はあいつらの墓参りをしにいった。
リヴァイ「なぁ。エルド俺はなにかできたか?」
リヴァイ「グンタ俺はどんなやつだった?」
リヴァイ「オルオお前らは俺の部下で後悔したか?」
リヴァイ「ぺトラ俺を恨んでいるか?」
こんなことを聞いても返事が返って来ないのはわかってる。
リヴァイ「本当にすまなかった」
その時だった。ありえないことが起きた。
あいつらがいたんだ。
エルド「兵長あなたは俺たちを何度も助けてくれました。」
グンタ「兵長はとても優しくて強くて俺たちの誇りでした」
オルオ「後悔なんてするわけありません!俺は兵長と一緒に戦うことが出来て光栄でした!」
ぺトラ「恨むわけないじゃないですか!私はあなたに何度も救われました。」
リヴァイ「ふっ…そうか」
エルド「だから兵長」
グンタ「俺達は」
オルオ「あなたと戦えて」
ぺトラ「あなたの班でいることができて」
エルグンオルペト「とても幸せでした!!」
オルオ「もう俺達はあなたと戦うことができないけど」
エルド「俺達はあなたのいつもそばにいます」
グンタ「本当に」
ぺトラ「ありがとうございました!!」
他の部下たちもこんな風に思っているのだろうか。
いや、今はそんなこといい。
この言葉のおかげで俺はまた頑張ることが出来る
リヴァイ「おいお前ら」
リヴァイ「俺はお前達リヴァイ班に頼ったことなどない」
エルグンオルペト「!?」
リヴァイ「お前ら一人一人を頼っていた」
リヴァイ「だから一つだけ言わせてくれ」
リヴァイ「お前らは死んでも一生俺の大切な部下だ」
顔を見合わせて笑いやがった。
今度別の世界であったら掃除させてやるからな。
ぺトラ「では兵長時間です。」
エルド「またいつか会えることを願っています」
オルオ「その時はまた何か馬鹿なことしましょう!」
グンタ「今までありがとうございました!」
消えた。夢ではないのか?
いや、どっちでもいい。
お前らの言葉が聞けてよかった。
本当にありがとう。
お前らは俺の翼だ。
~end~
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- 20 : 2015/02/24(火) 17:55:04 :
- 悲しくていい話…
お疲れ様でした!
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- 21 : 2015/02/25(水) 19:46:07 :
- エレン「俺はモブとしても登場しなかった」チーン
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- 22 : 2015/02/28(土) 10:50:54 :
- とても感動しました!!!
>>2私が前見て号泣した動画ととてもよく似てました
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