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ハンネス「プールに熱心だった少年に」

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  1. 1 : : 2015/02/22(日) 11:03:06
    ついに初投稿

    アテンション☆

    ・ハンネスさんキャラ崩壊してるかもしれないです

    ・プ―ルがでるということで、現パロになります

    ・少ーーーし怖い?少し悲しい?

    ・幽霊は出ますが呪い系ではありません

    ・短編予定

    (一日一回更新目指してました)
  2. 2 : : 2015/02/22(日) 11:26:58
    ハンネス「頑張れ!あと少しだ!」


    プールサイドから、ハンネス先生の励ましの声がきこえてくる。


    エレンは苦しかったが、歯をくいしばって、最後の力をふりしぼった。そして…



    大きく手を伸ばして、プールの端にタッチする。


    ハンネス「すごいぞ!自己ベスト更新だ!」


    ストップウォッチを見ながら、ハンネス先生がはしゃいだ声をあげた。


    エレン「よっしゃあ!やったぞ!」


    エレンもプールの中でとびあがって、両手をつきあげる。
  3. 3 : : 2015/02/22(日) 11:29:37
    あ、誤字脱字があったら教えてくださるとうれしいです
  4. 4 : : 2015/02/22(日) 17:26:49
    期待
  5. 5 : : 2015/02/22(日) 17:43:39
    >>4様ありがとうございます!
  6. 6 : : 2015/02/22(日) 17:52:01
    期待!!
  7. 8 : : 2015/02/22(日) 18:38:58
    >>6様コメント、ん、気に入り登録!?ありがとうございます!
  8. 10 : : 2015/02/22(日) 19:40:50
    あ、エレンは小学6年生設定です

    ------------------------

    七月のある日の放課後。エレンは、来週行われる校内の水泳大会に、クラス代表として出場するため、担任のハンネス先生と特訓を行っていた。



    プールからあがって、肩で息をしているエレンに、


    ハンネス「しかし、まさかエレンがクラス代表になるとはなあ‥‥‥」


    先生がおどけた表情でいった。エレンも照れ笑いを浮かべて頭をかいている。


    …実は、エレンは去年まで、泳ぐのは苦手だったのだ。平泳ぎはなんとかできるのだが、クロールになると、息継ぎのたびに水を飲んで、おぼれそうになる。


    だから、小学生を卒業するまでに、せめてクロールで二十五メートルを泳ぎたいと思って、熱心に練習をしているうちに、みるみる上達して、いつのまにかクラスで一番速くなっていたのだ。


    エレンのがんばりをみんなも知っているので、クラスのだれもがエレンのことを応援していた。
  9. 11 : : 2015/02/22(日) 21:24:38
    そして、ついに大会当日の朝。


    ハンネス先生は、学校の正門前で、時計を見ながら足踏みをしていた。


    ハンネス「遅いなあ‥‥‥どうしたんだ?エレン…」


    集合時刻はとっくに過ぎているのに、エレンがまだ到着していないのだ。


    何度家に電話しても、だれもでようとしない。


    陽はだんだんと高くなり、六年生のスタート時刻が迫ってくる。そして、スタートの号砲が、パン、と鳴ったとき、ハンネス先生の携帯に連絡が入った。
  10. 12 : : 2015/02/23(月) 06:45:13
    え…期待
  11. 13 : : 2015/02/23(月) 19:16:53
    >>2キース先生になってる
  12. 14 : : 2015/02/23(月) 20:45:30
    >>12
    まさか…(笑)期待ありがとうございます!

    >>13
    あ本当ですね!すいませんありがとうございます(^o^;)

    おかげさまで観覧数が100越えました!薄い内容ですが(汗)ありがとうございますm(__)m
  13. 15 : : 2015/02/23(月) 22:50:40
    連絡はエレンのお母さんカルラからのもので、エレンが車にはねられて、いま病院で手術中だというのだ。


    先生が急いで病院にかけつきたときには、エレンはもうすでに息を引き取っていた。


    カルラの話によると、エレンは大会をとても楽しみにしていて、きょうも朝早くから、
    エレン「ウォーミングアップにいってくる」
    といってランニングに出かけ、事故にあったらしい。


    カルラ「あの子は最後まで、大会に参加しようとしていたんです」ポロポロ


    カルラは涙を流しながらいった。


    「息をひきとる直前まで、ベッドの上で『もうすぐスタートだ。早く行かなきゃ・・・・・・』って、うわごとのようにつぶやいていましたから・・・・・・」


    カルラの話をきいて、ハンネス先生も涙が止まらなかった。
  14. 16 : : 2015/02/25(水) 21:35:09
    エレンのお葬式が終わってから数日後。


    ハンネス先生がプールで体育の授業をしていると、プールの真ん中あたりから悲鳴があがった。


    ハンネス「!?」チラッ


    見ると、エレンのライバルであったジャンが手足をばたつかせておぼれている。


    先生はすぐにとびこんで、ジャンをプールから引きあげた。


    ハンネス「いったい、どうしたんだ」サスサス


    先生がジャンの背中をさすりながら聞くと、ジャンは水を吐き出して、げほげほとせきこみながら、真剣な顔でいった。


    ジャン「エレンの幽霊がでたんです」ハアハアゴホゴホ


    ジャンがいうには、普通に泳いでいたら、目の前に、まるで大会のように一心に前を向いて泳ぐエレンの姿が、突然現れたというのだ。


    エレンは、ジャンのそばを通りぬける瞬間、ふっと姿を消した。


    それを見て、びっくりして足がつってしまったらしい。


    ハンネス先生は、ジャンがおぼれかけた場所をに目をやった。


    そこは、エレンが大会に出場していたら泳ぐ予定だった、第四コースの真ん中だった。

  15. 17 : : 2015/02/26(木) 22:13:53
    エレンはそこまで大会に出たかったんだ…
  16. 18 : : 2015/02/27(金) 21:42:30
    >>17
    そうですね。自分の中のイメージでは一つのことに熱心になれる人って思ってますから((
  17. 19 : : 2015/02/27(金) 22:03:23
    その後も先生は学校のあちこちでエレンの噂を耳にした。


    体育の授業中に泳いでいたら、エレンに追い抜かされたとか、プールの底にエレンの顔がうつったとか、夜中に学校の前をとおりかかったら水音がきこえたとか、そんな噂をきくたびに、


    ハンネス「大会にでられなかったことが、心残りだったんだな」


    と、先生は胸が痛んだ。だけど、どうしてやることもできなかった。


    そのうちに、噂はどんどんひろまって、下級生の中にはプールをこわがって休む子まででてくる始末だった。


    先生の中には、おはらいをした方がいいのではないかという人もいたけど、ハンネス先生は頑固として反対した。


    おはらいをするということは、エレンの想いまで消してしまうということだ。


    だけど、このままではみんなが安心してプールを使えない。
  18. 20 : : 2015/02/28(土) 20:56:14
    悩んだ末に、先生はエレンのご両親をたずねた。


    カルラ「まあ、あの子が・・・・・・」


    ハンネス先生の話をきいたカルラは、口に手をあてて、絶句した。その目には涙が浮かんでいる。


    グリシャ「わたしたちに、何かできることはないでしょうか」


    グリシャも、真剣な顔で先生の目を見つめた。先生は、正座したままで身をのりだすと、ふたりの目を交互に見ながら口を開いた。


    ハンネス「じつは、わたしにひとつ、考えがあるのですが・・・・・・」


    先生の話に、はじめはおどろいていたご両親も、先生の熱心さに心をうごかされ、最後には協力を約束してくれた。

  19. 21 : : 2015/02/28(土) 21:02:33
    もうすぐこのssも終わりますよ(*^^)v
  20. 22 : : 2015/02/28(土) 21:34:45
    そして、次の日曜日。


    先生とエレンの両親、それからたくさんの同級生たちがプールサイドに集まった。


    六年生男子のクラス代表たちが、スタート地点に並んでいる。


    ただし、第四コースだけは、だれもいなかった。


    ハンネス「位置について」


    ハンネス先生が、スタート用のピストルを構えた。みんながひざを曲げて、スタートの準備をする。


    パンッ!


    ぬけるような青空に号砲が鳴り響いて、選手たちはいっせいにスタートした。


    はじめのうち、五人の選手たちは横一線に並んでいたが、やがて第三コースと第五コースのふたりが、頭ひとつだけぬけだした。


    ところが、途中からもうひとり、第四コースの選手がトップ争いに加わった。


    エレンだ。エレンが第四コースに姿を現したのだ。


    エレンは、トップのふたりに少しだけ遅れてターンすると一気に加速して、あっという間に先頭におどりでた。


    ハンネス「エレン、いいぞ!がんばれ!」


    ハンネス先生はプールサイドを走った。エレンの両親も、一緒になって追いかける。


    マルコ「エレン、がんばれ!」


    ジャン「もう少しだ!」


    応援にきていたマルコ、ジャンに続き、他の同級生たちもエレンに声援を送っていた。

  21. 23 : : 2015/02/28(土) 21:57:16
    そして、ついにエレンはトップでゴールした。


    右手を高くあげてガッツポーズをするエレンに、


    ハンネス「やったぞ、エレン!」


    先生は両手をあげてガッツポーズを返した。


    カルラ「エレン、おめでとう!」ポロポロ


    グリシャ「すごいじゃないか、エレン!」ポロポロ


    エレンのお母さんとお父さんも、涙を流しながら手を叩いてる。


    プールサイドを囲むみんなからも、大きな拍手がおこった。えれんは、それにこたえるように手をふっていたけど、その姿はやがて少しずつうすれていき、ついには完全に消えてしまった。


    カルラ「エレン・・・」ポロポロ


    泣きくずれるカルラの肩を、グリシャがそっと抱きしめる。


    ハンネス先生は、手元のストップウォッチを見て、嗚咽をもらした。


    そこに刻まれたタイムは、エレンにとっての新記録だったのだ。


    それ以来、プールにエレンの幽霊がでることはなくなり、この学校の悲しくて美しい歴史となったのだった。


    ハンネス「プールに熱心だった少年に」


    end
  22. 24 : : 2015/02/28(土) 22:09:02

    この話はフィクションです
    原作の話とは一切関係ないので勘違いしないようお願いします

    あとがき
    うーむオチがなあ・・・w

    内容が薄く、読みにくいものを観覧して下さりありがとうございました。
  23. 25 : : 2015/02/28(土) 22:16:58
    なんかスゲェ作品だった(泣)
  24. 26 : : 2015/03/05(木) 00:05:40
    >>25
    文章力がない私の作品を・・・!嬉しい限りです><ありがとうございます!


    わわわ見てくださった方が200人超えました!
    ありがとうございます!

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