ペトラ「生まれ変わってあなたの傍にいたい」
-
- 1 : 2013/11/20(水) 21:30:24 :
- リヴァペトです!
初SSなんで優しい目で見てやってください。(私を)
テスト週間なんでノロノロ運転です。すみません。
-
- 2 : 2013/11/20(水) 21:31:59 :
- 期待!
-
- 3 : 2013/11/20(水) 21:33:02 :
- ―――――暗かった
私の目には真っ黒な部屋の中に
白い扉がぽつん、とあるだけで。
ペトラ「…ここは……どこ?」
-
- 4 : 2013/11/20(水) 21:36:15 :
- 期待
-
- 5 : 2013/11/20(水) 21:38:00 :
- 突如私に激しい頭痛が襲ってきた
何かがフラッシュバックしているような。
見える風景は
血を流している人間達だった
―――ズキンズキン
-
- 7 : 2013/11/20(水) 21:41:19 :
- その人達を私は見たことが
ある、と思った。
懐かしい、と思った。
その時
どこからか声が聞こえた気がした。
――――生まれ変わりとおも思いますか?
-
- 8 : 2013/11/20(水) 21:42:11 :
- みすです!
↑
――――生まれ変わりたいと思いますか?
ですすみません汗
-
- 9 : 2013/11/20(水) 21:47:46 :
- 私はそこで気付いた
もう死んだ、って。
私には、やり残していた事が、あった。
たくさんたくさん、あった。
声の主はこう話続けた。
―――あなたを助けましょうか?
私は一呼吸置いてから
「はい」
と答えた。
――――分かりました。いいでしょう
-
- 10 : 2013/11/20(水) 21:53:16 :
- ―――これからあなたが成し遂げたいことをさせてあげましょう
私は声の聴こえる方を見渡したが誰もいなかった。
――それを成し遂げたら、ちゃんと成仏してください
私、成仏してなかったんだ
――――この扉を開けてください
そうしたらあなたの行きたい時間へ行けます
-
- 11 : 2013/11/20(水) 21:58:45 :
- ゆっくりと、白い扉が開き始めた。
――――成し遂げられなかったら…これは言わない方がいいですよね
開ける開けないはあなたの自由です
元の時間に行っても未来は変わりませんのでご注意を。
私は迷わず、ドアノブを手にした。
明るい光に包まれ…
私はその場から消えた。
-
- 12 : 2013/11/20(水) 22:02:09 :
- 最後に声の主はこう言った気がした
――――人間の形で戻れるか、分かりませんので
そうしたら行った時間で永遠に生きている、かもしれませんね……
-
- 13 : 2013/11/20(水) 22:06:22 :
ぐるんぐるんと頭を掻き乱されるような感覚だった。
視界はまだ真っ暗。目は開けれてないようだった。
「兵長!」
聞こえたのは
私の声だった。もちろん私は発していない。
目が段々と開いていく。
目の前には
リヴァイ兵長がいた
-
- 14 : 2013/11/20(水) 22:11:20 :
- 期待期待
-
- 15 : 2013/11/20(水) 22:15:51 :
- ――リヴァイ兵長―
喉の奥がツンと苦しくなった。
私は…私は…
リヴァイ「…なんだ…ペトラ?今、俺は馬の世話をしているんだが」
ペトラ(生前)「エルヴィン団長が今度の壁外
調査についての話をしたいそうです」
あれ、やっぱり生きている時の私がリヴァイ兵長の横で話している。
なら、私は何なの?
-
- 16 : 2013/11/20(水) 22:16:30 :
- >>14ありがとうございますううう涙
-
- 17 : 2013/11/20(水) 22:17:48 :
- 期待
-
- 18 : 2013/11/20(水) 22:18:06 :
- オルオ?
-
- 19 : 2013/11/20(水) 22:24:28 :
- リヴァイ「……分かった。なら、早急にエルヴィンの所へ向かおう」
ペトラ(生前)「それなら、私が馬の世話の続きをしておきますね」
リヴァイ「…助かる」
そのまま、兵長は、颯爽と歩いていった。
そして、生きている時の私が
私を、撫でた。
ペトラ(生前)「兵長の馬って…名前とか、つけてるのかな?」
そう、私は馬になっていた。
-
- 20 : 2013/11/20(水) 22:27:54 :
- 期待
兵長の手をペロペロしてたあの馬か・・・w
-
- 21 : 2013/11/20(水) 22:28:13 :
- 私は期待していた。甘く考えていた。
生まれ変わって
兵長と会話したり、エレンとお互いに訓練しあったり、オルオやエルドやグンタと一緒に笑いあったりできると
思い込んでいた。
人間じゃなかった。
私が成し遂げたかったことは
できないじゃないか。
-
- 23 : 2013/11/20(水) 22:34:28 :
私は
兵長を
憧れていた
尊敬していた
時折、そういう羨望の思いを越したことが何度かあった
-
- 24 : 2013/11/20(水) 22:41:47 :
- 宿題やってくるので一旦落ちますー
内容はペトラが馬に生まれ変わった話です。
甘々を期待してた人には申し訳ないですw
-
- 25 : 2013/11/22(金) 22:05:59 :
- でも、私はそんな想いを
胸の奥へ閉まった。
リヴァイ班に選ばれてから。
こんな想いは
私のただの負担になり、
仕事上での邪魔でもあり、
何より、
兵長に迷惑がかかる、
と目に見えていたからだ。
-
- 26 : 2013/11/22(金) 22:13:00 :
- 調査兵は
好き、
というだけで報われるような簡単な世界ではないと知っていたから、
ただその言葉が
兵長の重荷になるのだけは嫌だったから、
こんな想いは閉まった。
閉まわなければならなかった。
あの頃の私は、だ。
今なら伝えれる…と思っていたのに
-
- 27 : 2013/11/22(金) 22:17:02 :
- 生まれ変わるといっても
馬になるなんて。
悲しくなったので少し頭を振った。
ペトラ(生前)「う…わ!ビックリした…急に頭振るんだから…」
私は私と気付いてる訳ないもんな…
ハア……
-
- 28 : 2013/11/22(金) 22:22:19 :
それから私(生前)は他の馬の世話を2時間程していた。
私は案外馬が好きだったから世話も楽しかった記憶がある。
やはり、私は
‘兵長の馬’だけにあって
ほんの少しだけ他の馬よりも
よくされた…気がした。
想いを閉まってたはずなのに、
少し、変な風に気を回しちゃうんだから。
と私は私に視線を送った。
-
- 29 : 2013/11/22(金) 22:27:23 :
- ペトラ(生前)「…さあーて!そろそろ、終わらせるぞー!」
それから、
私が他の馬の世話も全て終わったら
片付けもサクサクとやり、
足早にどこかへ行ってしまった。
兵長の馬の世話も頼まれた日、
…………エレンが来てから
17日目……くらいかな?
つまり、
壁外調査まで…二週間くらい…
-
- 30 : 2013/11/22(金) 22:33:28 :
………馬って暇だな……
する事が無いんだな……
他の馬達とコミュニケーションが取れるわけでも無さそうだし…
誰かきてくれたらなあ……
その時、懐かしい鼻歌が聞こえた。
あの、変にリズムに乗れてない鼻歌は…
オルオだ!!
-
- 31 : 2013/11/23(土) 10:21:13 :
オルオが私達、馬の方へ近づいてきた。
あぁ…オルオだ…
ごめんね、グンタもエルドも私も死んじゃって…
きっと、オルオは強かったから、
エレンと生き延びたんだろうな…
そう言えば、私が死ぬ前に
オルオが私に叫んでいた気がする。
ちゃんと、聞いてあげれなくて、ごめ…
オルオ「さっきペトラが馬の世話をしたと言ってたな…まだ汚えな…」
……前言撤回。
-
- 32 : 2013/11/23(土) 10:31:38 :
- せっかく、泣けそうになっていたのに…
オルオ、本当に、舌噛んで死んじゃ……だめだけど、喋れなくなれ!!
私は、キッとオルオを睨んだ。
オルオ「…ん?なんだ?この馬、睨んできや……これはこれは!!兵長の馬ではないですか!!」
オルオは、私の頭を撫で回した。
オルオ「あの…………兵長の代わりに聞いていただけますか?俺の話を…」
急に真剣になったオルオの顔を見つめて、
私はゆっくりと首を縦に振った。
でも、兵長が忙しいからって
兵長の馬に話しかけるオルオって……
他のみんなには言えない事かな?
-
- 33 : 2013/11/23(土) 10:37:36 :
- オルオ「おお!!素晴らしい!!返事を答えてくれるなんて!!」
オルオ「………今度、第57回壁外調査があります。もちろん、俺はリヴァイ班、特別作戦班として参加します」
オルオ「一回一回の壁外調査で
俺は戻ってきました、が、毎回ちゃんと命が保証はされてません」
-
- 34 : 2013/11/23(土) 10:44:30 :
- そうだよ…私だって
死んじゃった。
皆でエレンを守る、って約束も
できなくなったから…
オルオ「俺は次で、死ぬ、かもしれないし…いや、もちろん、生きて帰ってきますよ!」
オルオ「……しかし、死んでしまった時には、沢山の後悔が俺の中に残ると思うんです」
オルオ「どんな死に様とか考えたことも無いですけど、俺は」
オルオ「あなたのパートナーのように、強くないから………だめですね。こんな弱気な俺じゃ!」
オルオは苦笑した
-
- 35 : 2013/11/23(土) 10:53:34 :
オルオ「でも、俺は今度の壁外調査までに、やろうと決意してる事が2つあるんですよ」
オルオは明るい笑顔で話始めた。
オルオ「1つ目は、リヴァイ兵長に感謝を伝える会をしたいと思っています!」
あぁ……みんなで計画して
壁外調査の前々日にやったなあ……
なけなしのお金を全員で集めて、
肉を買ったり、プレゼントを買ったり…したなあ…
オルオ「あともう1つは、俺の人生がかかっています」
-
- 36 : 2013/11/23(土) 10:56:33 :
- え…何々?
何か、すんごい形相だけど…
オルオ「ペトラにプロポーズを申し込もうと思っています」
風がビュッと強く吹いた
…………え?
-
- 37 : 2013/11/23(土) 11:10:42 :
- いやいや、そんな話知らないよ。
え?嘘、いや、え?
えええ?
オルオ「俺は訓練兵の時から、ずっとペトラの事を慕っていました」
え…!?そんな前から…
オルオ「あいつが、兵長の事を好きでいるのは、分かっています」
オルオ「それでも、俺が壁外調査で、絶対帰ってやると、思えるのは」
オルオ「弟達が待って…あ、俺ん家弟達が沢山いるんですよ……」
オルオ「後、ペトラがいるから、というのが大きいと思います」
-
- 38 : 2013/11/23(土) 11:23:19 :
- 誰も読んでなくても書き終えることを誓います!!
オルオ「ペトラは、そんな事、気づいてないだろうけど……」
オルオ「………すいません。こんなこと、馬に話すなんておかしいですよね」
オルオは私の顔にそっと触れた。
申し訳無さでいっぱいになった。
ごめんね、オルオ…本当にごめん。
オルオ「あと、壁外調査までに二週間近くあるので、俺なりに頑張ります!」
おーい!オルオー!
オルオ「あ、グンタが呼んでるんで、行きますね!」
グンタの方へ向かう足が、ピタッと止まった
オルオ「……お前は兵長を見守っててくれ」
ハッキリとした言葉で私に伝えた。
-
- 39 : 2013/11/23(土) 11:29:51 :
- それから、空が暗くなるまで、オルオの事を考えていた。
オルオが、私の事を…
なんて考えると、顔が赤くなった気がした。
応えれなくてごめん…
なんて考えると、涙が溢れた気がした。
私の記憶の中には、オルオにプロポーズをされたことは無かった。
……意気地無し…
そう、思った。
-
- 40 : 2013/11/23(土) 11:35:06 :
ドドドドドドドドド…
地面が揺れるような音がした。
その方を見ると、納得した。
旧調査兵団本部に走って入っていく
ハンジさんだった。
ハンジ「エレェェェェェェン!!」
きっと、ご飯を食べに来たついでにエレンと話をしに来たのだろう。
後ろから
リヴァイ兵長が見えた
-
- 41 : 2013/11/23(土) 11:48:14 :
- (旧調査兵団本部とリヴァイ班の馬小屋が近くにあるという設定でお願いします)
リヴァイ「…チッ…うるせえな…」
舌打ち混じりの兵長が馬小屋へと歩いてくる。
夕焼けに照らされてる兵長はとても綺麗だった。
リヴァイ「ペトラ…ちゃんと片付けまでやってくれたようだな…」
兵長は
私を隅々まで見た。何だか恥ずかしい。
リヴァイ「…よかったな、ちゃんと世話してもらえて」
顔の辺りをクシャクシャと撫でた。
無意識に、私はその手を恋しくなって、舐めていた。
リヴァイ「…………」
兵長はそのまま、思い耽るようにずっと、その行為をしていた。
10分位したら、ハンジさんに続いて私達がいる古城へ入っていった。
-
- 42 : 2013/11/26(火) 21:49:12 :
- オルオ…
-
- 43 : 2013/11/26(火) 23:42:42 :
- 投下します
あ…また、一人、いや一匹の時間になっちゃった…
ただ、思い出に浸る事しか今は出来ないんだよな…
昔、私がいた古城から、笑い声がかすかに聞こえた
みんな……今は、生きてる
明日とかでも、エルドやグンタも私の世話に来てくれたら嬉しいな…
私はただみんながいる方を見つめて夜を明かした
-
- 44 : 2013/11/26(火) 23:47:37 :
翌朝、太陽の陽射しで目が覚めた。
私は上手く寝付けれなかった。
あんまり、馬での睡眠の取り方が分からなかったからだ。
慣れない。
でも、慣れなきゃ。
兵長をこの足で、あの女型を振り切らなくちゃ。
-
- 45 : 2013/11/27(水) 18:54:00 :
それから、一週間とちょっとが経った。
今日はみんながウキウキソワソワしてるのが目に見えた。
………あ、そうか。明日は
兵長への感謝を伝えるパーティーやるんだったっけ。
みんなで一つの物をプレゼントする、んだったよな…。
みんなの意見が別れたよなあ……
エルド「やっぱり、服とかはどうだ?」
グンタ「スカーフとかは、いいかもな」
オルオ「兵長には、愛が詰まっt…」ガリッ
エレン「掃除道具はどうでしょうか」
ペトラ「私は………」
最終的には私の意見になったけど、
結局、みんな個々でも買って渡したんだよな…
兵長、使ってくれるのかな、
-
- 46 : 2013/11/27(水) 18:59:44 :
兵長に怪しまれないように、注意しながら、馬で内地にみんな各々行く事になっていた。
当然、私の出番は無くて、
エレンが行って帰ってくるのを眺めてたり、
グンタがソワソワしているのを兵長に指摘されて、焦っているのを眺めてたり、
生きていた時の、私が、いつもより、笑顔でいるを眺めてたり、
やっぱり、みんなと一緒じゃなかったら、
寂しいよ。
-
- 47 : 2013/11/27(水) 20:03:25 :
もう一度、私もあのパーティーに行きたかったなあ…
そういえば、みんなで買ったプレゼントは――
ペトラ「私は……便箋がいいな…」
エルド「便箋??」
エレン「便箋…って、俺たちが、手紙でもリヴァイ兵長に書くんですか?」
ペトラ「違うの。便箋…兵長に使ってもらいたいなー…って」
グンタ「リヴァイ兵長、誰かと文通でもしていたか?」
ペトラ「それは知らな…」オルオ「俺は分かるぞ。何故なら、お前達は、その領域に達してないかr…ガリッ
エレン「オルオさん!大丈夫ですか!?」
-
- 48 : 2013/11/27(水) 22:37:04 :
エルド「文通相手はいるかどうかは知らないが、手紙を誰かに送るってのはいい事だよな」
グンタ「そうだな。送る相手がいるって事に意味があるからな」
ペトラ「兵長は、きっと色んなもの一人で抱え込んでるだろうから、そういうので、気が楽になればな…って思うんだけど……どう?」
オルオ「そんなに俺への嫁さんアピールはしなくt…ペトラ「オルオ、黙って」
エレン「便箋…俺、いいと思います!!」
グンタ「まあ、もらって困るものでもないしな…」
エルド「便箋だと、思ったより値段が安くすみそうだな。値段が高いやつにしようか」
オルオ「悪くない…」
ペトラ「ありがとう!なら、私が、柄、考えていいのかな?」
エルド「そりゃあ、言い出しっぺで、かつ、こういうのには詳しい女のペトラに頼むしかないだろ」ワハハ
-
- 49 : 2013/11/30(土) 01:13:19 :
――ウォール・シーナの雑貨屋にて―
ペトラ(私が選ぶことになったけど…、便箋って言ったら…花柄、とかになっちゃうよね)
ペトラ(兵長が…花柄…フフッ変なの)
ペトラ(………花言葉、で、なんかいいのないかな…)キョロキョロ
ペトラ(エルド、こういうのよく彼女から聞かされるから、ある程度分かるって言ってたなあ…連れてくればよかった)
店員「何をお求めでしょうか」
ペトラ「あ…便箋を。…その…この便箋に描かれてる花の花言葉を教えてくれませんか?」
店員「勿論です!…こちらは、花菖蒲。あなたを信じています・やさしい心、です」
ペトラ「これとそれは、どうですか?」
店員「この白い花は鈴蘭。幸福が訪れる・純愛で、そちらの紅い花はフクシアで、意味は、信頼・暖かい心ですね」
ペトラ「それとその花は…」
店員「それは、アンスリウム。炎のような輝き・情熱的。その花は、ミヤコワスレで、しばしの別れ・また会う日まで、です」
ペトラ(こんなに、沢山の意味があるのか……悩む…)
-
- 50 : 2013/11/30(土) 01:32:12 :
ペトラ「あ、この藍色、兵長に合ってるかも」
店員「そちらは、朝顔ですね。意味は、情の絆・固い約束です。白や紫、藍、紅など、様々な色が揃ってますよ」
ペトラ(…固い約束……か)
ペトラ「この朝顔の全部の色を下さい。あと、一番高い紙で出来た便箋でお願いします」
店員「分かりました。和紙で出来てて、なお、全色なので多少、お値段がかかりますが…よろしいでしょうか?」
ペトラ「はい!お願いします!」
私が選んだのは、
朝顔が、文の最後に数個描かれている、和紙で出来た全8色の40枚入りの便箋だった。
シンプルだけど、力強く見える朝顔は、私の目を惹き付けた。
-
- 51 : 2013/11/30(土) 01:36:18 :
- 余談
花、何にしようか、とにかく悩みましたw
スターチス(永遠に変わらない心・変わらない誓い)かゼラニウム(尊敬と信頼・真実の愛情)かミセバヤ(憧れ・大切なあなた)とか…
兵長のイメージは藍色だったので朝顔にしました!
-
- 52 : 2013/11/30(土) 01:48:09 :
私は、旧本部に着いてから、真っ先にエルドの元へ行った。
ペトラ「エルド!」
エルド「ん?なんだ?」
ペトラ「便箋買ってきたよ!」
エルド「…なぜ、俺に報告するんだ」
ペトラ「……柄、朝顔なんだけど、どうかな?花言葉聞いて、選んでみたけど…」
エルド「………いいんじゃないの?」ニヤニヤ
ペトラ「何!その間は!!」
エルド「俺はいいと思うぞ。色も綺麗だろうしな、朝顔……ていうか、花言葉なんて聞いたんだ?」ニヤニヤ
ペトラ「?確か、情の絆と固い約束って聞いたよ」
エルド「なるほど。固い約束で選んだわけか」
私は、うんうん、と頷く。
エルド「…ま!これで買ったから、後は準備だ準備!!」
そのまま、エルドは口元を緩めながら、食堂の方へ向かう。
ペトラ「…え!結局、何なのよ!エルド!」
私も足早でエルドの後を追った。
-
- 53 : 2013/11/30(土) 01:58:35 :
- (≧∇≦)♪───O(≧∇≦)O────♪)
-
- 54 : 2013/11/30(土) 02:01:29 :
―便箋。誰かにもう書いてくれたかな……
そうだったら、嬉しいな。
あー…それにしても、今日の訓練で馬を使う時があって、たくさん走ったなあ…お腹減ったよ…
兵長は、やっぱり馬の扱いも上手だったなあ…こんな私を自在に動かせれるんだから…
私が物思いにふけてると、エルドとグンタがこちらへやってきた。
エルドが、大きなバケツとブラシを片手に、グンタは、藁を抱えて歩いてきた。
今日はその二人が、私達の世話だ。
話でも聞いていよう。
私は、二人の会話に耳を傾けた。
-
- 56 : 2013/11/30(土) 02:19:00 :
エルド「昨日、ペトラ、便箋買いに行ってきてくれたぞ」
エルドが、馬小屋の床を磨き始めた。
グンタ「それはそれは。任務ご苦労様と言っとかなくちゃな」
グンタは、馬達に餌を与え始めた。
エルド「便箋の柄、朝顔にしたんだと。」
グンタ「なかなかいいセンス…でも、兵長が、花って考えると笑けちゃうよな」ハハハ
エルド「確かに、あの人は、花というより、刃だよな」ハハハ
二人で、口元を手で押さえながら笑っていた。
エルド「ペトラは、花言葉で選んだんだとさー」
グンタ「ほー、で意味は?」
エルド「情の絆・固い約束だ」
グンタ「お!いいじゃないか」
私は、誉められて悪い気はしなかった。
エルド「でも、まだ他の意味あるのを知らないらしくてな」ニヤニヤ
ええ!?
-
- 57 : 2013/12/03(火) 15:49:14 :
- テスト後一日で終了します!投下↓↓
エルド「愛情とはかない恋って意味もあるんだよな」ニヤニヤ
…………ええええ!?///
グンタ「ククッ…オルオ、残念だな。ペトラのお相手は越えられん壁だろ」ハハハ
エルド「多分、ペトラはこの意味を知らなそうだったぞ」
ええ、勿論ですとも。店員さんは、そんな事を教えてくれませんでしたから…
グンタ「…なら、オルオにはまだ、望みはあるって事か?」
エルド「ん……でも、やっぱり、ペトラは兵長の事を慕ってるんじゃないか?本人は隠してるようだけど……」
……エルド、あんた、洞察力すごすぎ。
グンタ「……まあ、そうだよな。でも、ペトラと兵長はお互いにあれだからなあ…」
…あれって何よ、あれって…
エルド「ペトラみたいな、ちゃんと出来てる女に好かれてたらなぁ…んまあ、あれ…だな」
だから、あれって!!
エルド「……あ、オルオといえば、結構前に、馬小屋の近くで見かけたんだが」
エルド「あいつ、兵長の馬に話しかけてたぞ」
グンタ「もう、残念すぎるだろ」ハァ…
-
- 58 : 2013/12/03(火) 16:10:50 :
エルド「なんか、‘兵長~’とか‘プロポーズする~’とか‘弟たちが待ってる~’とか言ってたな…」
グンタ「どういうことだ、兵長の馬にプロポーズして弟の前で挨拶でもすんのか?」ケラケラ
エルド「あいつが、頭変なのは知ってるだろ?…みまもってやろうじゃないか」
グンタ「…ま、オルオとペトラは、俺達の弟と妹みたいなもんだしな。見守るk…っても、馬にプロポーズって」ケラケラ
エルド「二人とも世話のかかる弟と妹だがなあ…」ハハハ
グンタ…エルド…ありがとう
グンタは、エルドに、いつ結婚はするんだ?と聞いていたが
エルドは曖昧に答えてた。
エルド「んまぁ…いつ死ぬか分からないからな…」
グンタは、なるほど、と頷いていた。
-
- 59 : 2013/12/14(土) 16:57:25 :
- 支援&期待!
-
- 60 : 2015/08/29(土) 18:02:39 :
- 期待
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