この作品は執筆を終了しています。
エレン「逆チョコだ!」 アルミン「えっ!?」 *転生パロ
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- 1 : 2015/02/13(金) 19:30:39 :
- 前々々作「アルミン「近寄らないでよ!」 エレン「何でだよ!!!」 *転生パロ」
http://www.ssnote.net/archives/31150
前々作「アルミン「分かってよ!」 エレン「何をだよ!!!」 *転生パロ」
http://www.ssnote.net/archives/31328
前作「アルミン「夏休みだよ!」 エレミカ「旅行だよ!!!」 *転生パロ」
http://www.ssnote.net/archives/31356
エレンとアルミンがチョコ作りに四苦八苦する話です。
ごめんなさい、構想がまとまらなくなったので、書き直します。
よろしくお願いします。
*注意
アルミンは女の子に転生しています。
エレンとアルミンは付き合っています。
エレンとアルミンとミカサには前世の記憶があります。
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- 2 : 2015/02/13(金) 19:43:46 :
2月になると、街の雰囲気が甘酸っぱく染まることになる。
お店に出される品物はチョコレートが多くなり、
愛しい人への贈り物で街の看板は埋め尽くされる。
アルミン「もうすぐバレンタインだね。」
エレン「あ、ああ・・・そうだな//////」
アルミン「私、エレンにチョコレートを作ってるから//////」
エレン「!!! ホントか!?」
アルミン「勿論だよ。バレンタインは年に一度しかやってこないんだよ!?」
エレン「・・・・楽しみにしていいんだな?/////」
アルミン「期待しててほしいなぁ//////」
彼らもまた、街の雰囲気にのまれてか、こんな会話を交わしていた。
ところで、エレンはこう思うのである。
エレン(一回くらいはアルミンを驚かしてやりたい!!!)
そう、エレンは逆チョコによるサプライズを計画していた。
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- 3 : 2015/02/13(金) 19:54:27 :
- 問題は、相手がアルミン・アルレルトだということである。
エレンは一度、アルミンへのプレゼントとして、稀覯本を買った時がある。
ギリギリまで秘密にして、驚かしたかった。
ところが、それはあっけなく見破られてしまった!!!
それゆえ、今度という今度は慎重を期して、サプライズを組んでやろうという魂胆なのである。
エレン「・・・・てなわけなんだ。頼む、チョコの作り方を教えてくれ!!!」
ミカサ「エレンがそういうなら、協力しよう。」シカタナイ
エレン「ホントか!?」オンニキルゼ
ミカサ「ただし、アルミンには絶対に知られてはいけない。」
エレンは肝に銘じた。アルミンを怒らせるとどんなことになるか・・・・。
エレン「」ブルブル
ちょっとしたトラウマが蘇った。
エレン「頼んだぜ・・・・俺も慎重に行動するからよぉ。」
ミカサ(エレンは一体どんな目にあったんだろう?)
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- 4 : 2015/02/13(金) 20:09:25 :
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~アルミンside~
アルミン「さてと、エレンには期待してほしいって言っちゃったんだけど、私チョコを手作りしたことはないんだよね・・・・。」
困ったことに、私はバレンタインをいつも義理チョコで済ましていた。
そういえば、前世でも私はホワイトデーは買ったものを渡していたと思う。
本命チョコを渡すのなんてはじめてのことだ。しかも手作りならなおさらで、ましてや渡す相手は前世から縁のあるあのエレンだ。
・・・・・・・・絶対に失敗したくない!
アルミン「・・・・というわけなんだ。助けてよ、ミカサ。」
ミカサ「どうして、私なの?」
アルミン「だって前世ではエレンにチョコを作ってたじゃないか? だから、エレンのためのチョコレート作りを教えてほしいんだ!!!」
ミカサ「・・・・・・分かった。」
アルミン「ホントに!? ありがとうミカサ!!!」ニコッ
ミカサ(どうしよう・・・・エレンとアルミンに、チョコづくりを教える約束をしてしまった!!!)
・・・・胃が痛くなってきた。
前世ではアルミンが良く胃が痛いって言ってたけど、現世では私のほうが痛むらしい。
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- 5 : 2015/02/13(金) 20:29:05 :
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ミカサ「・・・・というわけで、アルミンにチョコ作りを教えることになった。」
エレン「はぁ!? どうすんだよ!?」
ミカサ「ごめん、エレンにチョコづくりを教えられない・・・。」
アルミンのことだ・・・・他の女の子にチョコの作り方を教わったって知ったら烈火のごとく怒るに違いない。
クリスタのことは、半分ドッキリだったけど、半分は本気で怒ってた・・・・。
くそ、他に選択肢はねえのかよ!!!
ピコ~ン!!! エレン「ひらめいたぞ、ミカサ。」
ミカサ「? 何がひらめいたの?」
エレン「アルミンにばれないよう、俺が女装すりゃいいんだよ!!!」
ミカサ「エレン!!??」
エレン「そうすりゃアルミンのことも近くで見れるし、一石二鳥じゃえねか!!!」
そういうと私が拒否する間もなく、エレンはノリノリで帰っていった。
ミカサ(きっととんでもないことが起こる・・・・私の胃が・・・。)キリキリ
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- 6 : 2015/02/13(金) 20:44:04 :
- 期待‼
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- 7 : 2015/02/13(金) 20:44:47 :
- ミカサの胃が痛くなるだと!?期待‼
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- 8 : 2015/02/13(金) 21:15:45 :
- 期待ありがとうございます!!!
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~バレンタイン前日、ミカサの家~
アルミン「ありがとう、ミカサ。」
ミカサ「気にしなくていい。」
ミカサ母「そうよアルミンちゃん。好きな男の子がいるんでしょ? しっかり教えてあげるのよ、ミカサ。」
ミカサ「うん。」
ミカサ母「ところで、この子はどちら様かしら?」
エレン「え、私ですか?」
ミカサ(かつらをかぶって変装だなんて、やり方が古典的すぎる。)
ミカサ「エレンの親戚のエレナ。エレナも好きな人がいる。ので、チョコづくりを教えることになった。」
アルミン「そうなんだ。」
エレン「う、うん。」(やべ、ばれてるか?)
ミカサ母「カルラさんにそっくりなのね。」
エレン「はい、よく言われます。」(ナイスアシスト!!!)
アルミン「よろしくね、エレナ!」ニコッ
エレン「う、うん。よろしくね。」ニコッ(ばれてない・・・大丈夫だ!!!)
ミカサ(見ててハラハラする・・・・・)キリキリ
ミカサ母「じゃあ私は出かけてくるから、女の子3人で楽しんでね。」
ミカサ「う、うん。いってらっしゃい。」
それにしても・・・・・
エレン「? どうしたの、ミカサ?」←男
アルミン「早く始めよう?」←前世は男
この状況をおかしいと思うのは私だけなのだろうか?
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- 9 : 2015/02/13(金) 21:46:16 :
- ミカサ「最初にチョコを細かくする。」
エレン「よし、駆逐s・・・するわね。」
アルミン「?」
開始早々ぼろ出さないで!!!
ハラハラしながらも、チョコレートを取り出し、エレンとアルミンの前においた。
ミカサ「包丁を使って細かく刻む。溶けやすいように出来るだけ小さくするといい。」
自分でも驚くほど冷静に言えていると思う。心の中はこんなだが。
アルミン「上手く切れないよ、ミカサ。」グググググ・・・・
ミカサ「縦にいれたらうまくいかない。斜めに包丁を入れて・・・
パキンッ! アルミン「あっ!」
ペシッ! エレン「いてぇ!」
弾かれたチョコが・・・・・エレンの顔に!?
アルミン「あわわわ・・・・ごめんなさい!!!」アタフタ
エレン「大丈夫だから・・・ね///////」(アタフタするアルミン可愛いな畜生!)
分かったこと・・・・アルミンに刃物を持たせると危険。
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- 10 : 2015/02/13(金) 22:02:18 :
- アルミン「ごめんなさい・・・・・私の分までやってもらって。」ウルウル
エレン「気にしなくていいよ、アルミン///////」(くっ、そんな上目づかいで見るなよ・・・・惚れちゃうぞ!)
エレンは意外とうまくこなしている・・・・・チョコレートがみるみるばらばらになっていく。
アルミンがここまで不器用とは意外だけど。
アルミン「私・・・・・生クリーム温めるね。」
ミカサ「!!! アルミン、それ牛乳!!!」
アルミン「え? あ、ごめん・・・こっちが生クリームだったね。」アセアセ
エレン(アルミン、料理のセンスは壊滅的だな。)ボソッ
ミカサ「中火で沸騰直前までかけるといい。」
チッチッチッ ボオオオオウ!!!
アルミン「きゃっ!!!」
エレン「今中火にするね。」
アルミン「あ、ありがとう、エレナ。君って優しいんだね?」
エレン「そ、そんなことないよ?」
アルミン「ふふ、まるでエレンみたい。」
エレン「へっ!?」ギクッ!
アルミン「? どうしたの?」
エレン「いや、何でもないよ。」(これは・・・・気づかれたのか!?)
アルミン「そう、エレンとはどんな関係なの?」
エレン「う~ん、お兄さんって感じかな?」(大丈夫、まだばれてない!)
アルミン「そうだったんだ。羨ましいな、私よりエレンの近くにいて。」
エレン「でも、お兄さんったらアルミンの話ばっかりするのよ。」
ミカサ(私にね。)
アルミン「ほ、ほんとに!?」
エレン「うん。」
アルミン「ありがとう、エレナ。さぁて、私も頑張らなくちゃ!!!」
エレミカ((危険だ!!!))
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- 11 : 2015/02/13(金) 22:23:41 :
- 中火にかけていた生クリームが温まってきた。
沸騰する直前に火を止め、細かく砕いたチョコに注いで、生クリーム状になるまでかき混ぜる。
いわゆるガナッシュを作っているのだけれど、大丈夫なのだろうか?
エレン「そろそろだね。」
アルミン「うん。」
・・・・・今だ!!!
エレン「ゆっくりね、アルミン。」
アルミン「うん。」
いつの間にかエレンがアルミンの後ろから手を添えている・・・・。
居ても立っても居られない。そういった感じ。
エレンはやっぱりアルミンが好きなんだ・・・。
エレン「うん、後はかき混ぜるだけだね。」
アルミン「何とかできそうだよ、エレナ。」
エレン「慎重にね。」
・・・・・・少し、妬いてしまう。
アルミン「ミカサ、見て見て!!!」キラキラ
ミカサ「アルミンにしては上手く混ざってる。後は冷やすだけ、たまにざっくり混ぜるといい。」
アルミン「ありがとう、二人とも。」ニコッ
エレン「べ、別に普通だよ///////」
純粋な笑顔が眩しい・・・・・好きな人の為なら、こんな笑顔にもなれる。
・・・・・羨ましいな。
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- 12 : 2015/02/13(金) 22:42:35 :
- ガナッシュが冷えるまで、私たち3人は椅子に座って話すことにした。
いつしか話題はエレンのことに触れた。
アルミン「ふふふ、それでね、あんまりにも鈍感だったから私、激怒したんだよ。」
ミカサ「何をしたの?」
アルミン「私の下着をエレンの服と一緒に洗おうとしてた。信じられなくって何考えてんだ~~~!!!!!って思いっきり怒鳴ったんだよ。」
エレン「そうだったんだ。」(メッチャ怖かったな~泣)
ミカサ(何で私の胃が)キリキリ
アルミン「そしたらお詫びにってレストランに連れていってくれた。高いレストランだったけど、全額出すって言ってね。」
エレン「素敵な彼氏さんだね。」(高かったなぁ泣)
ミカサ(怒らせたらこうでもしないと機嫌が直らないってこと?)ボソッ
エレン(そうだ)ボソッ
ミカサ(エレンも苦労してる。)ボソッ
アルミン「またあのレストランに行きたいなぁ。」
エレン(やべえな、怒らせないよう慎重に行動するか。)
今のアルミンが胃痛に悩まされていない理由が分かった気がする。
それに、私の胃が痛い理由も・・・・。
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- 13 : 2015/02/14(土) 00:21:15 :
- 期待!!!!!
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- 14 : 2015/02/14(土) 06:56:18 :
- 続き無ぇのかよガンガンガン
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- 15 : 2015/02/14(土) 09:57:15 :
- 期待×1万!!
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- 16 : 2015/02/14(土) 11:01:40 :
- 期待ありがとうございます!!!
遅くなってごめんなさい。始めます。
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ガナッシュが冷えてきたので、まな板の上にオーブンシートを敷いて、ティースプーンで一口大の大きさにガナッシュを並べていく。
そのはずなのだが・・・・
アルミン「う~ん、どうにも同じ大きさにならないんだよね。」
お前ここまで壊滅的か!!!
エレン「まぁいいと思うよ。私も同じ大きさになってないし。」
エレンよ、お前もか!!!
ミカサ「初めてなら、仕方のないこと。上手くやろうとか、考えなくていい。大切なのは、心。」
我ながら上手いフォローだと思う。
アルミン「そうだよね、大切なのは大好きだって気持ちを伝えることだよね?」
エレン「///////」カァァァァッ
アルミンは居直ったようだ。そしてエレンはそれを勘違いしている。
・・・・・・気が付けばこの2人に振り回されっぱなしだ。
前世ではアルミンを振り回していたというのに、現世では振り回される側らしい。
だからだ・・・・・料理を教えている間中、ずっと胃が痛むのは。
二人が帰ったら私もチョコを作るつもりだったが、気力が持つのだろうか?
アルミン「ミカサ、終わったよ!!!」
ミカサ「冷蔵庫で15分ほど冷やす。その後、丸く形を整える。」
エレン「じゃあ、冷蔵庫に入れるよ。」
アルミン「大好きって気持ち・・・・伝わるといいな。」ニコッ
エレン「」ドキンッ
くっ、不覚にもクラっときてしまった。
笑顔のアルミンの破壊力は計り知れない!
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- 17 : 2015/02/14(土) 11:54:29 :
- アルミン「いよいよ最後の仕上げだね!!!」
エレン「大変だったなあ・・・。」
ミカサ「ホントに・・・・疲れた。」
不揃いではあるものの、丸い形に丸めたガナッシュを、湯煎したチョコレートでコーティングしていく。
気が付くと、エレンとアルミンのどっちにも、顔にチョコレートがくっついている。
2人とも、好きな人のために夢中なんだ・・・。
最後に、ココアパウダーで周りをコーティングし、遂に待望の瞬間が訪れた!
アルミン「やった!!!! トリュフチョコが出来た!!!!」
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- 18 : 2015/02/14(土) 12:01:04 :
- アルミンはこれ以上ないってくらい眩しい笑顔を見せている。
エレン「///////」
そんなアルミンをエレンは直視できないらしい。
アルミン「ありがとう!!! ミカサ!!! エレナ!!! 私、頑張るからね!!!」
エレナ「うん、私も頑張る!!!」
ミカサ「2人とも、頑張って! 私はこれからチョコを作る。」
アルミン「ふ~ん、ひょっとして、ジャンに?」ニヤッ
ミカサ「!?」
ゲスミン「そうだよね、最近積極的にジャンから話しかけられていたもんね。」ニヤニヤ
エレン「」ガクガクブルブル
しまった! 私はアルミンのもう一つの側面を忘れていた!!!
アルミン「頑張ってね! ミカサ!!!」ニコッ
・・・・・一瞬見せるアルミンの腹黒さ、エレンはこれを恐れているに違いない。
明日は大変なことになりそうだ。
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- 19 : 2015/02/14(土) 12:02:04 :
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- 20 : 2015/02/14(土) 12:12:36 :
~翌日、バレンタインデー~
夕方4時半
エレン「さみいなぁ・・・・。」
お約束といえばいいのか、集合時間の30分前に来てしまった!!!
デートの場所として、今日はシーナ水族館を選んだ。
アルミンといえば、やっぱり海だろ?
アルミン「お待たせ、エレン!!!」
今日のアルミンは、茶色のダッフルコートに白のマフラー、黒のズボンにムートンブーツを履いている・・・・・・くそ、可愛い・・・。
エレン「そんなに待ってねえよ///////」
わざと顔をそむける・・・・・また赤くなっちまってるからな。
アルミン「エレン?」スッ
エレン「!!??」
下から顔を覗き込むなよ!!! 余計照れるじゃねえか!!!
アルミン「ふふ、顔が真っ赤だね。」
エレン「う、うるせえなぁ・・・・////////」
アルミン「行こっか、エレン?」スッ
私が差し出した手を握ってくれる・・・・・冷たい。早い時間から来てくれたんだね。
・・・・・チョコ、渡せるかな?
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- 21 : 2015/02/14(土) 12:29:31 :
~シーナ水族館~
アルミン「わああ、綺麗だね!!!」
今はバレンタインキャンペーンと称して、クラゲの水槽のライトアップを行っている。
幻想的な青い光や、燃え上がるような赤の光がアクセントになって、漂うクラゲに様々な表情をもたらしていた。
・・・・綺麗なのは綺麗なんだけど。
エレン「」カタカタ
クラゲに刺されたトラウマが、絶賛フラッシュバック中だ!!!
しかも、刺された跡が白い点々となって残ってしまったからなおさらだ。
アルミン「大丈夫、エレン?」
エレン「お、おう!」カタカタ
アルミン「見て見て、サメがいるよ!!!」
エレン「サメ!?」
アルミン「イワシ玉を動かすためだよ、見て!!!」
イワシの群れが確かに、サメから逃げるために一斉に動いている。
まるで一匹の生物のような迫力に、俺も思わず息をのんだ。
アルミン「すごい・・・すごいよ!!! エレン!!!」
アルミンもはしゃいでいる
・・・・連れてきてよかった。
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- 22 : 2015/02/14(土) 12:40:58 :
- 最後に俺たちは、イルカのレイトショーを見ることにした。
内地で唯一イルカのショーが見れるということで、大変人気のあるショーである。
エレン「やっぱスゲー人だな!?」
アルミン「ホントだね!」
人ごみをかき分けて、俺たちはようやく席に着いた。ふと隣を見ると・・・・あれ???
エレン「ベルトルト!?」
ベルトルト「あ!? エレン!?」
アニ「あんたたちも来てたんだね?」
アルミン「アニ!?」
エレン「アニとデートしてたのか?」ニヤッ
ベルトルト「そ、そうだけど///////」
アニ「そうだよ、ベルトルトと一緒に水族館に来たいと私が言ったんだ。」
顔色一つ変えずにそんなことが言えるアニを私はすごいと思う。
ベルトルト「アニ///////」
アニ「始まるよ。レイトショー。」
「皆様、ようこそお越しくださいました!!! ただいまより、イルカのレイトショーを開演いたします!!!」
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- 23 : 2015/02/14(土) 12:54:21 :
アルミン「わあああ、すっごぉい!!!」キラキラ
飼育員が意のままに動かすイルカは、華麗にジャンプし、息を合わせて輪をくぐり、高い位置にあるボールを動かす!
鼻先に人を乗せて泳ぎ回ると、観客から拍手喝さいを浴びた!
俺はアルミンを抱き寄せた。
アルミン「エレン?」
エレン「来年も、またこうやって過ごそうな・・・。」
調査兵団に居た頃は、来年なんてことを考える余裕はなかった。今こうやって時を超えて、再び巡り会えたことを感謝しなければ。
アルミン「うん!」
こうして、幸せな時間はあっという間に過ぎていく。
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- 24 : 2015/02/14(土) 13:00:20 :
- エレン「すごかったなぁ!!!」
アルミン「人気のショーだけあったね。」
ベルトルト「僕もすごいと思ったよ。」
アニ「また、見に来たい。ベルトルトと。」
ベルトルト「アニ!?///////」アタフタ
また顔色を変えずに・・・・どうやらアニは、ベルトルトを焦らすのが面白いらしい。
エレン「じゃあ、俺たちは用事があるからよ。」
アルミン「デート楽しんでね!」
アニ「そっちこそ。」
ベルトルト「////////」ホウシンジョウタイ
アルミン「行っちゃったね。」
エレン「・・・・・アルミン。」
アルミン「・・・なぁに?」
エレン「・・・・・・・これ、やるよ!!!///////」
アルミン「!!! これは!?」
エレン「ぎ、逆チョコだ!///////」
アルミン「えっ!?」
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- 25 : 2015/02/14(土) 13:08:44 :
- エレンの手には、雪の結晶をあしらったラッピングが施された、小さな箱が握られていた。
アルミン「か、可愛い・・・・。///////」
エレン「受け取って、くれるかよ?//////」
アルミン「う、うん! 私のチョコも受け取って!///////」
そういって私は、自由の翼の紋章がプリントされた包装紙でラッピングされた、小さな箱を渡した!
エレン「この紋章は!!!」
アルミン「エレンに合わせてだよ?」
エレン「へへ、ありがとな。アルミン。///////」
アルミン「うん、どういたしまして。////////」
ありがとうエレン・・・・・あなたの勇気のおかげで、私もチョコを、渡せたよ・・・・
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- 26 : 2015/02/14(土) 13:13:09 :
グゥゥゥゥゥゥ~~~~~~・・・・・
エレン「////////」
アルミン「じゃあ、夕食を食べに行こっか?」
エレン「おう!!!」
アルミン「じゃあ、ここで食べよっか?」ニコッ
あれ、おかしいな・・・・・・・・・・この店は???
ゲスミン「全部おごってくれるんだよね、エレナさん?」ニコニコ
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- 27 : 2015/02/14(土) 13:19:00 :
- エレン「え、は、はあああ!!!???」
ゲスミン「気が付いていないとでも思ったの?」ニコニコ
アルミンさん・・・・・その天使のような笑顔の裏に、般若面が見えるんだけど!!??
ゲスミン「駄目だよエレン・・・・・・もっと乙女心を勉強しなくちゃ・・・・・ね?」ニコニコ
エレン「・・・・・はい。」ガクガクブルブル
その日、俺は思い出した・・・・・
激怒したアルミンの恐怖を・・・・・
腹黒いゲスミンの狡猾さを・・・・・
その後、アルミンは容赦なく好きな料理を注文し、過去最高額を更新した・・・・
でも、あの時くれた雪の結晶のラッピングは、今でも私の、宝物。
おしまい
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- 28 : 2015/02/14(土) 13:24:14 :
- 以上で終了になります。
今回は前回とは打って変わってギャグっぽくしようとしました。
ただ、一回構想がまとまらず、コメントを貰ったのに削除してしまったことをここでお詫びします。申し訳ありませんでした。
感想を頂けると幸いです。
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- 29 : 2015/02/14(土) 19:05:30 :
- お疲れさまでした!面白かったです!
続編期待してます!
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- 30 : 2015/02/14(土) 19:23:25 :
- 続編期待ありがとうございます。
今はちょっとネタがすっからかんですが、構想がまとまりましたらまた書きたいと思います。
よろしくお願いします。
-
- 31 : 2015/02/15(日) 14:37:54 :
- いつかベルアニ書いてください!お願いしやす!
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- 32 : 2015/02/15(日) 20:45:00 :
- エレンドンマイだなw
面白かったです
-
- 33 : 2015/02/15(日) 22:51:09 :
- ゲスミンwww
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- 34 : 2015/08/26(水) 11:33:25 :
- どーでもいいんだけどこの2人って中学生設定なのよね??
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- 35 : 2015/08/26(水) 21:47:18 :
- 一応中学生設定ですw
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