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ミカサ「今日は何の日?」エレン「ふっふ~♪」
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- 1 : 2015/02/10(火) 23:39:15 :
- クリスタのお誕生日のが今日までに終わらなかった…( ̄▽ ̄;)
ので、たぶん終わってから始めるか、のんびり平行して進めます。
暫くシリアスが続いて疲れたので、軽い感じで行こうと思います。←ミカサのお誕生日だというのに(;´_ゝ`)
気長にお待ちいただけますと幸いです。
執筆中のコメントは制限させて頂きます。
応援やご感想は研究室までいただけますと、大変喜びます。
参加申請なくとも書き込んでいただいて大丈夫ですのでお気軽にどうぞ。
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- 2 : 2015/02/11(水) 00:17:55 :
- 2月10日
訓練兵団の宿舎から続く食堂で、トレイを持ちながら朝食の順番を待つエレンの背後に音もなく近づいたミカサ。
そのまままだ眠そうなエレンの耳元に唇を寄せると、そっと囁いた。
ミカサ「エレン、今日は…何の日…?」
囁かれたエレンは、その場で飛び上がった。
比喩でもなんでもなく、垂直跳び60センチ程は飛び上がった。
エレン「うわっ!急に何すんだよ、ミカサ! 何か背中がぞくぞくしちゃっただろ!?」
ミカサ「トレイにまだなにも載せていないのは確認してからやった」
エレン「そういう問題かよ?」
ミカサ「実害がなければ大勢に影響はない。…違わない?」
エレン「…まあ…そうかもしれないけどよ…。心底ビックリしたぞ?」
ミカサ(驚くエレンの反応が可愛かった…と言うのは黙っておこう」
エレン「いや、お前…。途中から声出てるし」
ミカサ「あ…」
エレン「で、何だよ?」
ミカサ「何が?」
エレン「質問に質問で答えるなよ。なんか最初にいってただろ?」
ミカサ「ああ、それ…」
エレン「もういいのかよ」
ミカサ「良くはない。けど、エレンが覚えていないなら、別にいい」
エレン「んだよ…気になる言い方するじゃねぇか」
ミカサ「…気にして…欲しいから…」
エレン「あ゛!?」
ミカサ「もう一度聞こう。エレン、今日は何の日?」
エレン「ふっふ~♪」
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- 3 : 2015/02/11(水) 00:26:35 :
- ミカサ「…これはエレンではない…エレンの皮を被った…小堺…」
エレン「何が出るかな♪何が出るかな♪それはサイコロ任せよ♪」コロコロ
ミカサ「…どこからサイコロが…?」
エレン「ハイきた!『初めて○○した話』略して?」
エレン「はじまるぅ~!」
ミカサ「…はじまる…」
エレン「じゃあ、ミカサ、『初めて○○した話』してくれ」
ミカサ「…とりあえず、朝食をもらって席につこう」
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- 4 : 2015/02/12(木) 01:12:50 :
- トレイに食事を配膳してもらったエレンとミカサ隣り合わせになるように食堂の一角に座った。
エレン「今日のおやつは、ほとんど具なしのうすーいスープに、顎の強化を狙った堅パンをご用意しました!」
ミカサ「…エレン、これはおやつではなく、朝食」
エレン「では、早速ですが先ほどのお題『初めて○○した話』に入りましょう!」
ミカサ(…朝なのにあくまで「ごきげんよう」で押してくるエレン…。いつもと何かが、違う…)
エレン「ミカサ?」
ミカサ(でも、このお題は今日が何の日かエレンに思い出してもらうチャンス!…違わない?)
ミカサ「…『初めて○○した話』…今はもういない両親から聞いた話だけれど」
エレン「あー、ミカサは小さい頃に残酷な事件に巻き込まれて両親を亡くしてるんだよな…」
ミカサ「そう…その時にエレンと初めて出会った。だから、その話でも良いのだけど」
エレン「俺は知ってるし、視聴者のかたが食事時に聞いて嬉しい話じゃないから、それはいいや」
ミカサ「…視聴者のかた…?」
エレン「で、ご両親から聞いた話と言うのは?」
ミカサ(エレンが食事時にする会話に気を使うなんて…!
あの天然記念物級に鈍感なエレンが…!!
エレンは…本気で小堺になろうとしている…いや、口調の端々が微妙にエレンのままだったりするから、なりきろうとしているわけでもない…)
ミカサ(ので、ここはエレンのペースに乗ってみて様子を見よう)
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- 5 : 2015/02/14(土) 20:44:17 :
- ミカサ「私は覚えていないのだけど、両親がいうには小さい頃の私は母体にいた頃の記憶があったらしい」
エレン「母体にいた頃の…ってのは、え~と…。あ、母さんの腹のなかにいた間の事を覚えてるってことか?」
ミカサ「そう。胎生記憶とか言うらしい。母のお腹の中がうっすら明るくて暖かかったとか、母がお腹の中の私に話しかけてたことを、3才頃になって語ったりしていた…らしい」
エレン「へー。そんなこともあるんだな」
ミカサ「それだけでなく、どうやら生まれる前の記憶もあったときいている」
エレン「生まれる前の?」
ミカサ「あくまで両親から聞いただけで、今の私に記憶はないから定かではないけれど、そうらしい」
エレン「それって…例えばどんな?」
ミカサ「生まれる前、どこか上から眺めてて母と父を気に入ったから、母のお腹に入った…と話したとか…」
エレン「マジで!? なんか…すげぇな!」
ミカサ「エレンは何か、小さい頃の自分について聞いた話とかはある?」
エレン「俺か?…俺は…やたら夜泣きする赤ん坊だったらしい。
診療で疲れてる父さんを起こさないように、俺が泣く度に母さんが起きて俺を他の部屋に連れてってあやして、寝不足で大変だったとか聞いたな…」
ミカサ「…エレンらしい…。赤子のエレンはさぞ可愛らしかっただろう。
…エレンの子もきっと可愛いに違いない」
エレン「まあ、自分の子は誰でも可愛いと思うんじゃねぇの? 俺にはまだわかんないけど」
ミカサ「…エレンの気持ちの準備さえできているなら私はいつでmエレン「おおっと!残念!ここで席替えで~す!」
ミカサ「…二人で話してるのにどうして席替えが必要なの…?」
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- 6 : 2015/02/18(水) 01:28:35 :
- エレン「ルールだからな。間にCMもはさむから意外と時間ねぇんだぞ」
ミカサ「…CM…?」
エレン「良いから!席替え~!」スタタタタッ
ミカサ「…エレンがテーブルを大回りして反対側にやって来た…」
エレン「さあ!振れよ、ミカサ!次のサイコロを!」サッ
ミカサ「その大きなサイコロ、どこから出てくるの…?」
エレン「…い、今はまだ明かせない…主人公の秘密ってヤツだ」
ミカサ「…秘密の…エレン…?…手鏡でも持っているの?」
エレン「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、サイコロを振れるようになぁれ♪
…って、往年の魔法少女のハシリじゃねぇぞ!」
ミカサ「…私たちは、アッコと言えば芸能界のゴッドねーちゃんを思い出すのが精一杯のはずの年代…なのに、ヒミツのアッコちゃんを持ち出すとは…。
エレン…もしかして、年齢詐称?」じっ
エレン「…い…いいから黙って、俺のサイコロに投資しろおぉぉぉ!!!」
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- 7 : 2015/02/18(水) 08:02:01 :
- ミカサ「…」←サイコロを両手で持ってじっと見ている。
エレン「…何だよ?早く振るぞ!さん、ハイ♪何が出るかな♪何が出rミカサ「エレン、一つだけ聞いておきたいことがある」
エレン「んだよ?」
ミカサ「『今日の当たり目』はあるの?」
エレン「は?」
ミカサ「『今日の当たり目』…サイコロが当たり目で止まれば、協賛企業のライ○ン製品の詰め合わせやマスコットのライ○ンちゃんグッズがもらえるという、『当たり目』は、あるの?」
エレン「…ミカサ…お前…もしかして…」
ミカサ「…べ、別にライ○ンちゃんグッズが欲しいわけじゃ、ない …そ、そう!洗剤! 洗剤がもうすぐ無くなるから当たると良いなって…お、思って…」カアァァァ///
エレン「…ミカサ、お前…キャラ好きだったのか…」
ミカサ「いや、あの…その……で?当たり目は?あるの!? 」
エレン「ああ、あるぜ!」
ミカサ「!!!///.」ぱあああああ(///∇///)
エレン「…だが…協賛企業はライ○ンじゃねえ。当たり目が出たら、アルミンお手製の謎の試作品をプレゼントするぜ!」
ミカサは深いため息をついた
ミカサ「アルミンの謎のグッズ詰め合わせ…それは当たり目ではない…外れ目…」
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- 8 : 2015/02/20(金) 02:30:45 :
- エレン「と、とにかくサイコロ振るぞ!さん、はい!何が出るかな、何が出るかな♪」
ミカサ「…えい」ポイ
エレン「投げやりだな、おい」
ミカサ「槍は投げてない。投げたのは、サイコロ」
エレン「…またそんな屁理屈を…。まあ、いいか。よし、サイコロ止まったぞ!」
ミカサ「何が出た?」
エレン「え~と、『情けない話』。せーの!」
エレ・ミカ「「ナサバナ~(´д`|||)」」
エレン「…ミカサ…顔芸まで入れ込んでくるとは…やるな!!」
ミカサ「…私は、上手い。すごく上手い。ので、どんな状況でもエレンに付いて行こう」
エレン「顔芸上手くて俺について来る意味とか全然わかんねぇ…。
けど、時間がねぇからとにかく聞こう。
ミカサのナサバナを!」
ミカサ「情けない話…」ウーン…
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- 9 : 2015/02/22(日) 10:39:38 :
- ミカサ「私は幼いときに私を目覚めさせ、命を救ってくれたエレンを守ると決めている…」
ミカサ「だから、エレンをや家族を守り切れなかった時は、とても情けなくて不甲斐ない気持ちになる…」
ミカサ「それだけ」
エレン「おい、いきなりシリアスでディープな話で来たな…。守ってくれなんて俺は頼んでねぇぞ?」
ミカサ「それでも、エレンは私といないと早死にする」
エレン「…お前は俺の何なんだよ!? 保護者気取りかよ!? てか、もっと軽めのナサバナないのかよ!?」
ミカサ「私…私はエレンの…か、家族…///」
エレン「何でそこで赤面するのかなっ?」
ミカサ「…エレンがどんなに鈍チンでも、私は見捨てない…」 シュン(´・ω・`)
エレン「え?俺鈍いのか!? そりゃお前に比べたらすばしっこくはないかもしれねぇが、アルミンよりは機敏だぞ?」
ミカサ「…そういう話じゃ、ない…」
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- 10 : 2015/02/23(月) 02:09:08 :
- エレン「良くわかんねえけど、とにかくナサバナだ。軽めのヤツな」
ミカサ「情けない…そう言えば…」
エレン「お!?そう言えば?」
ミカサ「炎天下で訓練を指導しているキース教官の頭皮が直射日光に照らされていて…」
エレン「うん、」
ミカサ「ジリジリと毛根が焼かれて気の毒だと、クリスタがスカーフを持ってきた」
エレン「ぶっ…そ、それで…?」
ミカサ「クリスタがスカーフを差し出したことに、教官は一瞬躊躇した」
エレン「教官だけじゃなくて、その場の全員が凍りつくよな…」
ミカサ「教官の逡巡を、どういうわけか遠慮と捉えたクリスタは、『結んでさしあげますから』と言って教官をしゃがませた」
エレン「教官は何も言わなかったのか?」
ミカサ「クリスタが大きな瞳をキラキラさせながら、心の底からの善意を示してたから、断れなかったよう…」
エレン「そ、それで?」
ミカサ「クリスタが差し出した花柄のスカーフをほっかむりに被せられた教官の姿は、どう見ても農作業中のおばちゃんだった…」
エレン「ぶっ…」
ミカサ「教官はそのまま何事もなかったかのように訓練続行を指示するし、けど、花柄のおばちゃんだし」
ミカサ「クリスタはいいことをした満足感で満面の笑顔だし…全部が全部、滑稽すぎて皆笑いをこらえるのに精一杯だった…」
エレン「おい、ミカサ…それのどこら辺が情けない話なんだ?」
ミカサ「花柄が異様に似合う教官が、普段のコワモテの姿と比べて情けない話がひとつ」
エレン「ひとつだけじゃないのか」
ミカサ「本人はいいことをしたつもりのクリスタの所業は教官に対しても、私たち訓練兵に対しても、容赦のない苦行をもたらした…クリスタの善意が転じた情け容赦のない話というのが、もうひとつ」
エレン「なるほど…二重の意味のナサバナか。やるな、ミカサ」
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- 11 : 2015/02/23(月) 23:03:59 :
- エレン「じゃあ、ナサバナ終わったところで!席替え~!!」
バタバタバタバタ…
ミカサ「…またエレンが立ち上がってテーブルを回って反対側の隣に来た」
エレン「さぁ、ミカサ! 次のお題のサイコロを振るんだ!!」
ミカサ「また?一体何回やればいい?」
エレン「一回の放送で3人のゲストだから…一応次で最後だな」
ミカサ「…さっきから私一人が振ってるけれど…?」
エレン「…他にゲストがいた方がいいか?俺はゲストの話を聞くんだぞ?」
ミカサ「!…ごめんなさい、エレン。私は冷静じゃなかった。エレンに話を聞いてもらうのは、私」スクッ
エレン「よし!ミカサ!いっけえぇぇぇ!」
ミカサ「ふん!」ブン
エレン「何が出るかな♪何が出るかな♪それはサイコロ任せよ♪」
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- 12 : 2015/02/23(月) 23:31:21 :
- コロコロコロ…フルフルッ
ミカサ「…あっ」
エレン「お!はい出た!『当たり目~!』おめでとう♪おめでとう♪」ちゃんらちゃんらちゃんらちゃんら♪
ミカサ「………『ハズレ目』………」ズーン
エレン「当たり目を引いたミカサさんには、アルミンの試作品詰め合わせが贈られます!」ハイッ
ミカサ「…どこから出てきたの、その箱…」
エレン「当たり目の景品だ、受けとれよ」
ミカサ「いらない…ろくなものが入っていないに決まってる…」
エレン「それは違うぞ、ミカサ。ろくなものじゃなくて、ハッキリとアブないものに決まってるだろ?」
ミカサ「尚更いらない」
???「…随分な言われようなんだけど?」
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- 13 : 2015/02/24(火) 00:53:21 :
- エレン「お。ゲストか!? 」
ミカサ「エレンのゲストは私一人で間に合っている…それでもゲストに志願するなら…私の特技をお見せしてもいい」
???「ミカサの特技って、アレでしょ?肉を削ぐことでしょ?僕は遠慮してプロデューサー辺りにしとくよ」フウ、ヤレヤレ
ミカサ「プロデューサー…なら、仕方ない」
エレン「当たり目の景品はプロデューサーが用意するんだな、アルミン」
アルミン「そうだよ。僕の自信作詰め合わせ、どこにも売ってないんだからプレミア付くよ?ラッキーだね、ミカサ」
ミカサ「どこにも売ってない…」
エレン「な?良かったじゃないか、ミカサ」
ミカサ「ものは言いよう…」
アルミン「とことん信用ないのは何故なのかな?」
ミカサ「…例えば…これは?」ゴソゴソ
エレン「ん?なんだ?紙切れ?」
アルミン「僕が立体機動装置の整備を一回引き受ける券」
ミカサ「…これはマトモそうだった。貰っておこう」
アルミン「これはってなんだよ?いいもの詰め合わせ てるってば!」
ミカサ「……………胡散臭い………」
アルミン「ミカサにとっての僕ってなんなんだろう…」
エレン「…聞いてみてもいいが、結果は保証しないぞ?」
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- 14 : 2015/02/24(火) 02:23:41 :
- ミカサ「アルミン、この小瓶は何?」ゴソゴソ
アルミン「ああ!それは新しく開発した元気ドリンクだよ!今回の目玉と言ってもいい!」
エレン「元気ドリンク!?何が入ってるんだ?」
アルミン「ノニ、ウコン、マムシエキス、スッポンの生き血、熊笹、マカ…後は言えない。企業秘密」
エレン「………」
ミカサ「……………」
アルミン「え?どうしたの」
ミカサ「…ジャン」テマネキ
ジャン「お、おう。おはよう、ミカサ///」
ミカサ「これ、あげる」ズイッ
ジャン「あ…ああ、ありがとうな…///」
ミカサ「礼には及ばない。ほんの気持ち」
ジャン「ぶっ…(ミ…ミカサが俺にプレゼントを…これが…この小瓶が…ミカサの気持ち…。
こ、これはあれだよな?
あの…伝説の…こ、告白…!!?)」
ジャン「ミカサ…お前の気持ち…俺が受け止めてやるぜ!」キラーン!
ごきゅごきゅ
エレン「おおっと!腰に手を当てて、一気に煽った!ジャン・キルシュタイン!」
ごきゅごきゅごk…
ジャン「!?」
エレン「どうしたのでしょう、キルシュタイン選手!?急に動きが止まりました!」
アルミン「ジャンはいつからなんの選手になったんだよ。何実況、これ?」
ミカサ「しっ、アルミン。黙って」
ジャン「くっ…ミ…ミカ…サ…。お前の気持ち…パンチが利いてる…ぜ…」バタッ
エレン「おい!ジャン!しっかりしろ!…白目むいてんぞ?こ…コードブルー!コードブルー!!至急救命処置を…!!」
ミカサ「やはり…危険ドリンクだった…」
アルミン「ちょっとちょっと!違法薬物みたいな扱い止めてくれない?」
ミカサ「ジャン…貴方の尊い犠牲は忘れない…」
アルミン「犠牲って…大袈裟だなあ…ちょっと味のインパクトが強いだけだよ~。体にいいものしか入れてないんだから」
エレン「体にいいものだけで毒薬作れるって才能だよな、アルミン…」
アルミン「とことん失礼だね、君たち」
ジャン(俺の…出番…ひょっとしてこれだけか…?)
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- 15 : 2015/05/05(火) 03:34:35 :
- ミカサ「ジャン、あなたの尊い犠牲を私は忘れない」
ジャン「いや、まて。このパンチの効いた飲み物のせいで瀕死だけど俺はまだ死んでねぇよ!?」
ミカサ「…屍体がどうやって喋るの?」
ジャン「…は?」
ミカサ「同期の屍も乗り越えて、私たちは進んで行く。それだけ」ぎゅむ
ジャン「ぐはっ…」
エレン「あ…おい、ジャン!?しっかりしろ!?」
ミカサ「ジャン、あなたの犠牲を忘れない」踏み踏み
アルミン「…ミカサ、屍を乗り越えるって…別に物理的に乗らなくても良いんだよ…?ましてやトドメを刺さんばかりに踏みつけなくても良いんだよ…?」
エレン「ミカサは筋肉量が多いから見かけより重いからな…弱ってる時に踏まれたらひとたまりもないな…」
ミカサ「…でも白眼をむいていても心なしか幸せそうな顔をしている…」
アルミン「あー。そっちの趣味もあったのか…。まぁ、彼マザコンだしね、あり得るよね」
エレン「マザコンだとどっちの趣味になるんだ?パソコンだとどうなんだ?」
ミカサ「…エレン、親父ギャグ…?それとも天然?」
アルミン「エレンはこう見えて結構あざといからなぁ」
ジャン「てか、おい!!放置してないで助けろよ!!」
ミカサ「あ、生き返った」
エレン「さてはアンデッドだな、ジャン」
ミカサ「巨人とアンデッドとどちらがよりタチが悪いのだろうか…」
ジャン「お前ら…俺の目の前でイチャイチャしてんじゃねぇよ!羨ましいんだよ!!」
アルミン「うん、これがいちゃついてるように見えるあたりで相当鬱屈した何かを抱えているから、君には僕が特別に発散できるドリンクを処方しようね、ジャン」ニッコリ
ミカサ「…元はと言えばアルミンの得体の知れないドリンクのせい…」
エレン「ミカサが『当たり目』引いちゃったんだからしょうがないだろ?」
ミカサ「…やっぱり、『ハズレ目』だった…」
アルミン「じゃあ、僕は早速調合作業に入るから、あとはよろしくね!!」バイバイ
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- 16 : 2015/06/07(日) 02:18:25 :
- ミカサ「さて、エレン。このあとは?」
エレン「は?」
ミカサ「私がハズレ目を引いて、ジャンが尊い犠牲となった…」
ジャン「や、だから死んでねぇし⁉︎」
ミカサ「ハズレの元凶のアルミンも去ったことだし。エレンと私は、花も嵐も同期の屍も踏み越えて、共に進まねばならない。違わない?」フミフミゲシゲシ
ジャン「!ム…グッ…!」
エレン「…おい、ジャンが本気で白眼むいたぞ…?」
ミカサ「エレン、今は馬のコトよりも先に考えるコトがあるはず」
エレン「お…おう…」
ミカサ「さあ、ハズレ目では何を話せばいい?3人目のゲストトークのテーマは?」
エレン「3人目のゲストって…1人目も2人目もお前だけどな?」
ミカサ「エレンは私だけ見ていればいい。だからゲストは私が何人分でも答えよう」ゴゴゴ
エレン「…お前なぁ…」
ミカサ「さぁ、エレン!なんでも聞きたいコトを言えばいい!!」ドーン!
エレン(…なんか1人盛り上がってんな…)
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- 17 : 2015/08/26(水) 16:47:50 :
- エレン「なんでも聞いて良いんだな?」
ミカサ「いつになく真剣なエレン。その瞳のなかに写るのは私だけ。ああっ!たまんない!ゾクゾクするぅッ!」ゾクゾク
エレン「お前…キャラ変わってねぇか?」
ミカサ「私の瞳のなかはいつだってエレンしか映っていない!」キッパリ
エレン「いや、答えになってんのか、それ。まあ良いや、俺が聞きたいのはそんな話じゃねぇ」
ミカサ「じゃあ何」
エレン「今日は何月何日だ?」
ミカサ「…え?」
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- 18 : 2015/08/26(水) 16:57:45 :
- ミカサ「エレン、タイトルコールをするなら間違っている。
タイトルは私が『今日は何の日?』と聞いたらエレンが『ふっふー♪』というヤツで、それは既にオープニングでやっている」
エレン「俺が聞きたいのはそんな話じゃねぇ!!!」ガァッ
ミカサ「!」
エレン「なあ、今日が何の日か、それを知るには今日が何月何日かはっきりさせなきゃいけねぇだろうが?」
ミカサ「…」
エレン「なあ、ミカサ。言ってみろよ。今日は何月何日かって」
ミカサ「…月…日…」
エレン「あ?聞こえねー!」
ミカサ「…2月10日!」
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- 19 : 2015/08/26(水) 17:10:17 :
- エレン「いやいやいや!ミカサ、お前の目は何処についちゃってんだよ!?この!俺の言葉の!一行上をよっく見てみろよ!」
ミカサ「こ、言葉の一行上とか、言ってる意味がわからない…」キョドキョド(゜゜;)(;゜゜)
エレン「はぁ!?とぼけるのもいい加減にしろよ。8月だろ、は・ち・が・つ!
季節が変わるどころか、半年も過ぎちゃってんじゃねぇか!?」
ミカサ「エレン、それは言ってはいけない」
エレン「はぁ!?」
ミカサ「そういうことを言うと、メタ発言だと言われて嫌われる」
エレン「メタ発言云々以前に、放置しすぎて呆れられてんだろうが!」
ミカサ「そう…エレン、気持ちはわかった。けれど、今日はまだ2月10日。違わない?」ゴゴゴゴゴ
エレン「チッ…仕方ねぇな…」ミカサガコワイ…
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- 20 : 2015/08/26(水) 17:40:59 :
- ミカサ「今日が何月何日かはっきりしたところで、私は再びエレンに問おう」
エレン「あ?」
ミカサ「エレン、聞きたいことがある。今日は、何の日?」
エレン「う…」タジッ
ミカサ「ん?」ジッ
エレン「あー…」キョロ
ミカサ「うん?」ジイッ
エレン「その…」ポリポリ
ミカサ「うん、」ニコッ
エレン「伝説の名作、ドラゴンクエストⅢ〜そして伝説へ〜が発売された日!!!!」ドヤッ
ミカサ「…それが最後の言葉 ?」チャキッ
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- 21 : 2015/08/26(水) 18:07:21 :
- エレン「わーっ!お、落ち着けミカサ!話せばわかるッ」ジタバタ
ミカサ「エレンにとっての2月10日の意味が古いゲームソフトの発売日でしかないなど、記憶障害としか考えられない。
大丈夫、安心して、エレン。
記憶なら少し体に刺激を加えればすぐに戻るはず」ゴゴゴゴゴ
エレン「いやいや、俺ちゃんとWikiで調べたんだぞ?」
ミカサ「Wikiでは『ちゃんと』調べたことにはならない。
『ちゃんとした』エビデンスのある文献検索の方法も忘れているとは…ますます深刻な記憶障害」ギラッ
エレン「わわわわわわわ!ちょいまち、ミカサ…おいって!」
ミカサ「すぐ終わるから、動かないで」ブン
エレン「動かないと斬られちゃうだろ!?」ヒョイ
ミカサ「私は、上手い。凄く上手い。だから安心して」ブン
エレン「安心、できるかーッ!」スルッ
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- 22 : 2015/08/26(水) 19:31:55 :
- ミカサ「ハァハァ…エレン、もう逃げ道はない。ちょっと我慢すれば記憶を取り戻してあげるから」ジリッ
エレン「わー!あっという間に追い詰められた!俺大ピンチ!」ドン
ミカサ「エレン、ピンチに追い込まれるのは主人公の常」
エレン「み、ミカサ。目が笑ってねぇ!」
ミカサ「私は本気」
エレン「あかん。シャレにならん!た、たすけて~!アルミーン!!!」
ぱらららっららー
アルミン「はぁい。呼んだ?ぼーく、アルえもん」ガチャ
エレン「アルミン!救世主 !」
ミカサ「…死体がどうやって救ってくれるの?」シャキーン
アルミン「え?」サーッ(((((゜゜;)
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- 23 : 2015/08/26(水) 20:11:19 :
- アルミン「ちょ、エレン!これはいったいどういう状況だッ!?」ウワーン!
エレン「それちょっと兵長の台詞っぽい!」
ミカサ「エレンと私の幸せのために必要な犠牲なら仕方ない。アルミン、幼馴染みのあなたならわかってくれるだろう」ツカツカ
アルミン「いや、全然!わかりたくないんですけど!?」
エレン「四次元ポケット的なものから出てくる試作品の危険グッズはないのか、アルミン!」
アルミン「今さりげなく僕の試作品をdisったろ!?」
ミカサ「アルミンが整備してくれる券を使う機会がなかったのは残念」シュッ
アルミン「わー!ミカサ、タイムタイム!
エレン!あっちの用意は出来たよ!!!これどうにかなんない!?」
エレン「お、そうか!それを早く言えよ!
ミカサ、ストーップ!」ドウドウ
ミカサ「何?遺言?」ピタッ
アルミン「うん、知ってたけど確実に僕のこと殺ろうとしてるね」←動きが止まったのでどうにか白羽どり出来ました
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- 24 : 2015/08/26(水) 20:31:50 :
- エレン「ミカサ、伝えてぇことがある」
ミカサ「エレン…真剣な表情。何?」
エレン「それは…」チラッ
アルミン「…」コクリ
エレン「せーの!」
エレン、アルミン「「お誕生日おめでとう!ミカサ!!!」」パンパーン!
ガチャッ
その他104期の皆さん「おめでとー!おめでとー!!!」パンパンパーン!!!
ミカサ「!!!」
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- 25 : 2015/08/26(水) 20:50:43 :
- ライナー「おー。見事にクラッカーのヒラヒラまみれだな、ミカサ…っておい!」
クリスタ「あの、どうしてブレード抜いてるの?」
サシャ「わかった!ケーキを切り分けてくれるんですね!?ミカサは上手いですからね!
(コソッ)…私のところは大きく切ってください」
コニー「やっぱアタマの良いやつは違うな。まだケーキみてねぇのに準備してるとは!」
ミカサ「…」キョトン
エレン「だってよ!ケーキ切る意欲は買うけどな、ちゃんとお約束の儀式が終わってからにしろよ?」
アルミン「ケーキやパーティー会場の準備を気づかれないようにするの、けっこう大変だったんだよ?エレンは隠し事下手だからさ」
マルコ「挙動不審になってバレるくらいなら、最初からぶっ飛んだ挙動に出たら良いんじゃない?って作戦だったんだよね」
ベルトルト「皆がつまみ食いしないように、ケーキの運搬は僕が担当だよ!さあ、ミカサ!」
『Happy birthday,to you〜♪
Happy birthday, to you〜♪
Happy birthday,to ミカサ~!
Happy birthday, to you〜♪』
アニ「ほら、早くフーッてするんだよ、ミカサ」
ミカサ「う、うん…フーッ」
104期一同「おめでとー!!!」パチパチパチ
ミカサ「あ…あの…皆、ありがとう」モジモジ
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- 26 : 2015/08/26(水) 21:03:16 :
- ジャン「さあ!パーティーだ!」
一同「おー!!!」
ガヤガヤガヤ
ミカサ(本当はエレンだけが祝ってくれれば良かったんだけど…)チラッ
エレン「ん?何か言ったか?」
ミカサ(私を驚かせるために、苦手な隠し事を頑張ってくれたエレンが可愛いから、許す!)ルン♪
エレン「なんだよ、嬉しそうににやけやがって!」
ミカサ「なんでもない…ありがとう、エレン」
エレン「…おう」
コニー「ほら、ミカサ!早く来てケーキ切ってくれよ!」
サシャ「もう待ちきれません!」
ベルトルト「ちょ、サシャ!バランス崩れる!危ない!」
アハハハハ
ミカサ「私の特技は肉を削ぐことです!…が、ケーキの切り分けも得意です!見たい方はどうぞ前へ」
キャー!ミカサカッコイイ!
アルミン「僕の功績は、特にたたえられないままだけどね」
【おしまい】
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- 27 : 2015/08/26(水) 21:08:28 :
- 足かけ半年超…ってどんな大作やねん!(汗)
っていう今日は何の日、ようやく終わらせられました。
もし待っていてくださった方がいらっしゃいましたら…あ、あなたが神ですか!?そうなんですね!?神いぃぃぃ!!!とサシャばりに拝み倒します。
大変長らくお待たせいたしました。
執筆終了に伴い、コメント解禁させていただきます。
よかったらお願いします。
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- 28 : 2015/08/27(木) 21:40:37 :
- お久しぶりです。まだまだ暑いですね(…あ、まだ2月だっけ(笑))
執筆お疲れさまでした。半年超なんてまだ可愛いもんですよ。ふふふ…ふorz
アルえもんがガチャって出て来た扉って、例のどこへでもワープできるピンク色のドアでしょうか…。
あと、もじもじしながら、ありがとうって言ってるミカサ可愛かったです。
R50のほうも、続き待ってます。
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- 29 : 2015/08/29(土) 12:56:41 :
- >>28
数珠繋ぎさん!(*≧∀≦*)
か、神!神イター!!!!!!!
うへへ、実は半年どころか年単位で停滞中の作品が埋もれてるのですが。ふふふorz
アルえもん、ピンクの扉くらい作りそうです。馬乗らなくても塩の湖や砂の雪原に…ってロマンの欠片もなくなっちゃうわ(^^;
R50、いったいいつ始まるのかしら…原作でもじいちゃんずがどんどん良い感じになってるっていうのに…。
気長にぼちぼちやります~!
ありがとうございます!
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- 30 : 2020/10/27(火) 14:00:32 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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