女「そうだ、旅に出よう。」
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- 1 : 2015/02/03(火) 00:29:26 :
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女「ねえ男」
男「何?」
女「私さ、旅に出たい」
男「どうしたよいきなり」
女「いやなんかさ。色々な事から逃走しつつ旅したいなって」
男「あー分かる」
女「…話し相手くらいになら使ってもいいわよ」
男「ツンデレかよ。ま、いいけど」
そんなこんなで始まった現実から逃走する旅のお話。
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- 2 : 2015/02/03(火) 00:44:49 :
*初めてのSSです
*恐らくネタ被りあると思います
*表現力が乏しいです
*語彙力もあまりありません
*温かい目で見ていただけると幸いです
―これは、終わりかけの世界から目を逸らした少年少女の逃避行。
→次から御話の始まり始まり。
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- 3 : 2015/02/03(火) 00:58:55 :
男「…で?何処行くの」
女「うーん、北へ行こうか」
男「北か…何があったっけ」
女「多分人と物があるよ」
男「何それ適当」
女「あのさぁ男」
男「何ー」
女「なんか凄い適当に進んでるけどさ、あそこから本当に逃げ出したんだね」
男「逃げたとは人聞きの悪い。どのみちあの場所はほとんど機能してなかったんだし気にしたら負けでしょ」
女「…私、あんたがいたことに安心したけどあんたの楽観的な考えにはちょっと怖くなるわ」
男「そりゃどーも」
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- 4 : 2015/02/03(火) 01:10:16 :
男「ところで北ってどんくらい北なのさ」
女「そういえば決めてなかった」
男「えっ」
女「まあまあ、逃避行みたいな旅がモットーだしいいんじゃない?」
男「あんまり良くない気もするがまあいいや」
女「今日は…泊めてくれそうなところがあったらそこまで、なかったら日没まで行こうか」
男「おk」
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- 5 : 2015/02/03(火) 22:31:50 :
男「ねえ女、あそこに見えるの家じゃない?泊まれないかな」
女「え、どこどこ…本当だ光が見える。とりあえずあっち行こうか」
女「…すみませーん」
男「泊めていただきたいんですけど…」
女「…」
男「…」
女「人…いない?」
男「…開けてみるか?」
女「男やりなさいよ。私何か出てきたら倒すために戦闘態勢取っとくから」
男「逆じゃないのか普通」
女「いーいーかーら。せーのっ」
ガラッ
男「えーと…誰もいない、な。電気は普通に通ってそうだし、水は…おお、通ってる」
女「何冷静に分析してるのよ…どうせ使わないんだから気にしなくても…。人の気配はないし今日はここに泊まっちゃっていいんじゃない?」
男「まあ…寝てるところを突然襲われて殺されるとかは流石にないだろうし、いいか。じゃあお休み」
女「うん、お休み」
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- 6 : 2015/02/03(火) 22:44:23 :
男「朝だ」
女「朝だね」
男「結局昨日は何事もなかったみたいだね」
女「物も盗られてないしね。ここの人も逃げ出したんじゃない?」
男「有り得る。もしそうならこの家にある非常食みたいなの貰っちゃいたいけどいいのかな」
女「バレなきゃ大丈夫じゃない?何せこんなご時世だし」
男「じゃあありがたく貰っていこう」
男「準備万端だ」
女「よし、行こうか」
男「今日も北へ?」
女「行き止まりになるまで北へ」
男「へえ、面白そうじゃん。じゃ、出発だな」
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