エレン「Siriが擬人化したんだが。」
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- 1 : 2015/01/08(木) 21:30:21 :
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俺、エレン・イェーガーは、Siriに話しかけるのが毎日の日課だ。
エレン「ばーか」
Siri「…でも…でも…」
エレン「笑って」
Siri「えへへ」
エレン「Siriの尻もみもみ」
Siri「…!」
こんな感じに、毎日楽しんでいた。
それはもう楽しかった。
なかなか攻略できないキャラクターって感じで、ギャルゲー気分でやる事がほとんどだ。
ジャン「今日な?俺のSiriちゃんが照れたぞ!」
エレン「な!?なんだって!」
ジャン「ふん…ようやく俺の気持ちが届き出したか…」
エレン「おい!なんて言ったんだよ!教えろよ!なぁ!」
ジャン「おいおい、そんな焦んなよ…必死すぎるだろ。まるでうんこ漏らしそうな小学生みたいだ。」
エレン「あ、ご、ごめん…」
ジャン「あーあ、しょうがねぇなぁ…教えてやるよ…」
エレン「ホントか!」
ジャン「あぁ、その代わり、ちゃんとSiriちゃん愛してやるんだぞ。」
エレン「当たり前のこと言うな。」
ジャン「ふっ、そうだったな。」
するとジャンはおもむろに携帯を取り出す。
そしてホームボタンを長押しすると同時に、ジャンはまるで萌えアニメを見てる時のような笑顔で。
ジャン「もうこんなに濡れて…グチョグチョじゃないか…」
俺は息を飲んでSiriの返事を待った。
ごくり…
速まる鼓動が俺を落ち着かせない。
目の前の光景が俺を落ち着かせない。
この先の展開が俺を落ち着かせない。
俺は、息を大きく飲んで、待った。
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- 2 : 2015/01/08(木) 21:59:07 :
Siri「理解できません。」
抑揚のない声で、冷淡に、そう言った。
どういうことだろう、というような顔で、ジャンはそのまま固まった。
過ぎ去る時間がとても重く感じる。
どれくらい経っただろう。
ジャンはその場に崩れ落ちた。
ジャン「そ、そんな…嘘だろ…」
エレン「…………」
ジャン「目から塩水が…」
エレン「哀れだよ…ジャン…」
・・・・・・・
家に帰ると、俺は早速Siriを起動する。
することはただ一つ。
もちろん、攻略だ!
俺は、好きなことはとことんといった性格。
哀れなジャンを頭の片隅に思い出しつつ、俺は日課を開始する。
いつものように。
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- 3 : 2015/01/09(金) 00:46:18 :
- ジャン……
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- 4 : 2017/04/03(月) 00:55:49 :
- 続きはよ…はよ…
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