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エレン「歌で世界が変わるのか?」マルコ「マズイよ、エレンが!」

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  1. 1 : : 2015/01/08(木) 00:25:03
    おはこんばんにちは!サンバードです!


    いよいよ第二部に入ります!もし第一部を見ていないという人は下のURLからどうぞ!


    エレン「歌で世界が変わるのか?」アルミン「サシャ?どうしたの?」
    http://www.ssnote.net/archives/28280


    エレン「歌で世界が変わるのか?」アニ「あれは特別なんだ」
    http://www.ssnote.net/archives/28609


    エレン「歌で世界が変わるのか?」キース「あやつもそうだった」
    http://www.ssnote.net/archives/28895


    第二部は2スレで構成しようと考えています。


    この物語もまだまだ序盤です!どういう展開を見せるのか!?


    それでは続きをどうぞ!
  2. 2 : : 2015/01/08(木) 00:31:00
    約束されし時……再び人類は巨人の恐怖を思い出す。



    知らないものも知る者もすべて恐怖に堕とされる。



    そう…人類は今再び『絶望』を味わう時がやってくる。



    暗き未来が目の前に……誰もがそう感じる中で『希望』は



    絶望の中で鈍く光る……。
  3. 3 : : 2015/01/08(木) 00:47:42
    ―――――――解散式直後 食堂



    ジャン「はぁぁ、これで地獄のような訓練ともおさらばだな!」



    『いいよなぁ、お前は憲兵団に行くんだろ?』



    ジャン「は?当たり前だろ?何のために10位以内を目指したと思ってんだ?」



    マルコ「僕も憲兵団に行くよ!王のもとで働けるなんて……まるで夢のようだよ!」



    ジャン「おいおい……お前だって内地に行きたかったからなんだろ?」



    マルコ「べ、別にそんなこと―――」



    ジャン「あ~あ~悪かった、何もお前の口から言わせたかったわけじゃねえよ……でもお前らはどうだ!?」



    一同「っ!!?」



    ジャン「巨人の恐怖に震えることのない場所に行って働くことがどれほど安全かつ自由なのかをよ!」



    一同「………………」



    アニ「あたしも憲兵団志望だけど……あんたと同じとは思われたくないね」



    ジャン「なに…これは俺の個人的理由の一つだ。気にすんな、でもお前らのほとんどは俺と同じ考え方を持っているとは思うけどな」



    エレン「……………」スクッ…



    アルミン「え、エレン…?」



    ミカサ「エレン、ケンカはダメ…」



    エレン「別に……そんなんじゃねえよ」スタスタ…



    エレン「なぁ、ジャン……」



    ジャン「………なんだよ、エレン」



    エレン「そういやおまえは内地に行きたくて憲兵団を目指していたんだったな?」



    ジャン「ふつうはそういう判断するだろ?まぁ…巨人を駆逐したくて優秀な成績を残したにもかかわらず調査兵団に入りたいなんて言う駆逐バカもいるけどな」
  4. 4 : : 2015/01/08(木) 01:21:56
    マルコ「ジャン!」



    エレン「………………」



    アルミン「ジャン…いくらなんでもそれは―――――」



    エレン「アルミン……少し黙っていてくれ…」



    ジャン「は!いつもことあるごとに突っかかってくるお子ちゃまが随分と大人になったもんじゃねぇか?」



    エレン「………………」



    ジャン「どうした……言いたいことがあるならはっきり――――――「おまえは間違ってない」」



    ジャン「っ!!?」



    エレン「俺はお前のその考え方を否定するつもりはねぇ……むしろお前が語っているのは至極当然のことだ。誰だって『命の保証』は欲しいだろうしな……でもな―――」



    エレン「―――――俺はそんなのゴメンだ。憲兵団に入って一生壁の中で暮らす人生なんてつまらねぇし、送りたくもねぇ」



    ジャン「はっ!つまらない人生!?寝ぼけてんじゃねえのか?人生につまらないとか面白いなんてどうでもいいんだよ!駆逐バカには難しいことかもしれねぇけどな」



    エレン「俺は『巨人を駆逐したいから調査兵団に入る』んじゃない……『夢をかなえるために調査兵団に入る』んだ」



    ジャン「………それこそ面白くねぇ冗談だぞ?確かお前の夢は『外の世界を探検する』…だったか?だがなエレン、俺たちは人類と巨人の長い歴史の中で学んだはずだぞ?」



    ジャン「――――――人類は巨人に勝てない……ってな…」



    一同「………………」



    ジャン「はぁ……どうすんだよこの空気……卒団っつう喜ばしい日のはずがこんな葬式みたいな雰囲気になっちまって……」



    エレン「………で?話はそれだけか?」



    ジャン「は?お前俺の話聞いてたか?」



    エレン「人類は巨人に勝てない………だったか?あいにく俺はその程度であきらめるほど落ちぶれちゃいねぇからな」



    ジャン「……そりゃあ、俺が落ちぶれてるっていいてぇのか?」



    エレン「お前がそう感じたんならそうなんじゃないか?」



    ジャン「っ!!ふっざけんなよ!てめぇぇ!!」ガシッ!



    マルコ「ジャン!落ち着くんだ!」



    エレン「ジャン……放せ」



    ジャン「くっ!お前のその余裕そうな顔がクソ気に入らねぇ!じゃあてめぇは夢をかなえられるっつうのかよ!現実はそんな甘いもんじゃねぇんだよ!」



    エレン「そんなの当たり前だろ!そんな簡単に夢がかなうんなら苦労しねぇ!でも………簡単にかなわねぇから夢なんだろ!?そんなこともわかんねえのか!!」



    ジャン「夢を語ることなんざ誰でもできんだよ!大体てめぇはシガンシナ区で巨人を見ているはずだろ!巨人の恐怖を知ってなお戦うだと!?なんでてめぇはそんなに自分の夢に固執すんだよ!」



    エレン「なんでかって……んなの決まってんだろ」ガシッ!



    ジャン「んなっ!!?」



    ブン! ドスン!



    エレン「『俺が………この世に生まれてきたから』だ!!」
  5. 5 : : 2015/01/08(木) 13:11:01
    ミカサ「エレン!」



    サシャ「あわわわ……」オロオロ



    コニー「盛大に投げ飛ばしたな!」



    ライナー(もし……あいつがその夢を叶えられたら……)



    ベルトルト(そのとき僕たちはこの世にはいないだろうね……)



    アニ(………………)



    クリスタ「この世に生まれてきたから……かぁ。やっぱりエレンはすごいなぁ…」



    ユミル「叶えられずに食われるだろうけどな」



    クリスタ「もうユミル!そんなこと言っちゃダメでしょ!?」



    マルコ「ふ、二人とも!」



    ジャン「いつつ……思いっきりやりやがって…!」



    エレン「手加減できない性格だからな」



    ギィィ……



    キース「今しがた大きな音がしたが……イェーガー、キルシュタイン……何をしている…」ゴゴゴゴ……



    一同(これって……最悪のパターンじゃ…)アセダラダラ



    ジャン(この状況は…クソッ!言い逃れできねぇ!)



    エレン「ジャンが対人格闘でわからないところがあるから実践して欲しいと頼まれたので、相手をした所存であります!」ケイレイ



    キース「ほほう……つまりまだ体力は残っているということだな?それなら食事が終わり次第走ってこい……無論死ぬ寸前までな…」ゴゴゴゴ…



    エレン「はっ!」ケイレイ



    ジャン(マジかよ……)



    キース「どうしたキルシュタイン……なにか不満でも?不満であれば開拓地行きのチケットを手配するが?」



    ジャン「ぜ、全力でやらせていただきます!」ケイレイ



    キース「手を抜くことは許されんからな…」



    ギィィ……バタン!
  6. 6 : : 2015/01/08(木) 13:30:41
    エレン「ふぅ……何とか開拓地行きは免れたか……」ヘタッ…



    ジャン「その代わり地獄の訓練に付き合うことになったけどな!」



    アルミン「ははは……あの日のサシャの体現だね…」



    ライナー「これはこれでいいんじゃないか?最後に104期らしくなったしな」



    ベルトルト「言われてみればそうだね」フフフ



    コニー「派手にやったな!」



    サシャ「二人とも頑張って下さい!ご飯は私がもらっておきますので安心してください!」



    エレン「おい……まぁ、もう食う気も失せたし、やってくるか…」



    ジャン「なんで走らなきゃならないんだか…」



    マルコ「まあまあ……開拓地送りにされなかっただけ良かったんじゃない?」



    ミカサ「ありのまま今起こったことを話したら、それこそ危なかった…」



    アニ「ほら、走ってくんならさっさと行ってきな……また教官が来たらどうしようもないよ…?」



    ジャン「ちょっと待てって…うp主は居ねぇのか?」



    《久々の俺参上!!お呼びかな?》



    ジャン「なんで俺はこんな役回りなんだよ…」



    《そうなってしまった自分の運命を呪いなさい…!》



    ジャン「チクショォォォ!!やってやろうじゃねえかぁぁぁ!」ダダダダ…!



    エレン「なんなんだ?あいつ」トコトコ
  7. 7 : : 2015/01/08(木) 16:40:12
    ジャンバカジャン↑!
  8. 8 : : 2015/01/10(土) 01:22:21
    ――――――――次の日 ウォールローゼ壁上



    エレン「調査兵団に入る?お前憲兵団に入りたかったんじゃなかったかコニー?」



    ミーナ「きっとエレンの演説が効いたのよ!」



    トーマス「あんだけ熱く語られたらね…」



    サムエル「『夢をかなえるために』……その言葉に惹かれたんだろ?」



    コニー「ち、ちげぇよ!俺は……あれだ!あいつと同じ兵団に入りたくないだけだ!」



    トーマス「ははは!理由になってないよコニー」



    サシャ「みなさーーーん!!上官の食糧庫からお肉とってきました!」



    一同「っ!!?声がでけぇよバカ!!」



    サムエル「しかも肉とか……上官に知られたら、ただじゃすまないぞ……」



    コニー「本当のバカだ……本当のバカがここにおる……」



    エレン「気づかれないうちに戻しとけって!」



    ミーナ「そうだよ!土地が減ってから肉なんてすごく貴重になったんだから……」



    サシャ「………大丈夫ですよ、土地を奪還すれば……また牛も羊も増えますから」



    コニー「はっ?」



    トーマス「なるほどな……ウォールマリア奪還する前祝いにいただこうってわけか」



    エレン「ウォールマリア奪還……いずれ俺たちの手で叶えることだしな!腹を括るか…」



    サムエル「っ!!俺もその肉食う!」



    ミーナ「私の分も残しといてよ!?」



    コニー「だったら俺のも頼むぞ!」



    サシャ「大丈夫ですよ、ちゃんととっときますから♪」



    サムエル「ほらっ!作業に戻るぞ」



    エレン(もし……それが達成された時、俺はどうしてるかな?わからねぇけどこれだけは言える……その時は俺が――――)



    エレン(――――――夢を叶える瞬間だってことだ!)



    ビシャァァン!!



    超大型巨人「……………」ドドドド…!
  9. 9 : : 2015/01/11(日) 01:40:14
    ブシュゥゥゥゥ!



    エレン「っ!?い、一体何が!?」



    一同「うわぁぁぁぁ!!」



    エレン「おまえら!立体起動に移れ!」



    ビシュッ! バシュッ! シュゥゥゥ……



    エレン「みんな大丈夫か!?」



    ミーナ「待って!サムエルが!」



    サムエル「」ヒュゥゥゥ…



    サシャ「っ!!」バシュッ! ザクッ!



    サムエル「うっ……」



    サシャ「サムエル!動かないで下さいよ!」



    ドゴォォォォン!!



    トーマス「か、壁が……やぶられた…」



    コニー「くそっ!やっぱり人類は巨人に――――!」



    エレン「サシャ!サムエルを回収しだい近くの建物へ移動しろ!コニーはサシャの護衛、ミーナとトーマスは住民を避難をさせろ!一人でも多く助けるんだ!」



    サシャ「了解です!」



    コニー「!!わ、わかった!」



    トーマス「とりあえず頑張ってみるよ!」



    ミーナ「エレンは!?」



    エレン「俺は……奴に用がある!」シュゥゥゥ…!



    スタッ!



    エレン「5年ぶりだな……あの時の借り、返させてもらうぜ!」
  10. 10 : : 2015/01/11(日) 02:13:25
    ―――――――ウォールローゼ内



    『準備をいそげ!壁は破られた!住民の避難を――――!』



    エレン「アルミン!大丈夫か!?」



    アルミン「だだだ大丈夫だ!こここんなのすぐに治まる!でもまずいぞ……今人類は巨人の進行を防ぐための手段が存在しない!討伐したとしても次から次へと巨人が押し寄せる!」



    エレン「おい!落ち着けって!」



    アルミン「人類は進行を遅らせることくらいしかできない!このローゼが制圧されるのも時間の問題なんだ!奴らは人類をいつでも――――!」



    エレン「アルミン!!」



    アルミン「っ!!……ごめん…」



    エレン「立てアルミン!なんにしても巨人と戦わねぇことには状況はよくならねぇんだ!」



    アルミン「……わかってる…」スクッ…



    『もうだめだ……おしまいだぁ…』



    『勝てるわけがない……』



    『まだ死にたくねぇよぉ……』



    マルコ「ダメだ……みんな気力を失いかけてる…」



    ライナー「あんなことがあった後だ……無理もない」



    クリスタ「みんな……あきらめないで…」



    ユミル「ずいぶんと精神をやられたもんだな、これじゃあ巨人と相対したところで何もできずに終わるのが関の山だ」



    エレン「………おまえら!!いつまでも頭抱えてんじゃねぇぞ!」



    一同「っ!!?」



    ミカサ「エレン…?」



    エレン「何のために三年間地獄のような日々を耐え抜いてきたと思ってんだ!このくらいの恐怖……あの時に比べればどうってことねぇ!どのみち生き残るためには一つしか道はねぇ……」



    エレン「『人類が勝つ!』それしかねぇ!それができなきゃ死ぬだけだ!だからお前ら!」



    エレン「俺は絶対死なねぇ!だからお前たちも死ぬな!戦って……勝つんだ!もし負けたら俺は――――」



    エレン「―――――もう歌を聴かせられなくなっちまう……」



    一同「………!」



    エレン「だから俺の歌を聴いてくれ!ここじゃあ俺は歌わねえぞ!?生き抜いたその先で聴かせてやる!だから戦え……!生きろ!」



    『生きるために戦う……』



    『人類が勝つために……俺たちが生き残るために!』



    『もう一度……エレンに歌ってもらいたい…エレンの歌を聴きたい!』



    エレン「行くぞ104期!!俺たちの力をあの巨人どもに見せつけてやれ!!」



    『うおおおぉぉぉぉ!!』
  11. 11 : : 2015/01/11(日) 02:31:21
    マルコ「すごい……エレンの一声でみんな目に光を取り戻した!」



    コニー「さすがだぜエレン!」



    アルミン「僕だって負けないよ!君と同じ夢を持っているからね!」



    ミカサ「エレン……本当に強くなった…」ウルウル



    ライナー「俺たちも生き残らなくちゃな、ベルトルト?」



    ベルトルト「………そうだね」



    アニ「あいつだからこそ言えることだね……」



    クリスタ「私だってもう一度エレンの歌を聴く!死ねない……ここじゃまだ死にたくない!」



    ユミル「はっ!よき言葉でございますねぇ……」



    エレン「ふぅ……とりあえず奮起させることはできたか…」



    ミカサ「エレン、アルミン………私たちも行こう…」



    アルミン「うん……そうだね」スタスタ…



    エレン「あぁ」スタスタ…



    ジャン「……………」スタスタ…



    アルミン(あっ!向こうからジャンが歩いてきた、昨日あんなことがあった後だからケンカにならないといいんだけど……)



    エレジャン「」スッ…



    エレン「―――――――――」



    ジャン「―――――――――」



    アルミン(え?ただすれ違っただけ……?)



    ミカサ(いや…今たしかに二人は周りに聞き取れないくらい小さな声で話していた……でもあのジャンの目……昨日とはまるで違う…)



    ミカサ(………光が宿ったような眼をしてる…)

  12. 12 : : 2015/01/11(日) 18:33:03
    ――――――――エレン班



    エレン「…………」ヒュゥゥゥ…



    エレン「よしっ!エレン班準備はいいか!?」



    アルミン「……………」



    ミーナ「いよいよ始まるんだ…」



    トーマス「命を懸けた戦いが……」



    ミリウス「この感じ……たまんねぇな…」



    ナック「ミリウス……足が震えてるぞ…」



    エレン「俺が班長として贈る言葉は一つだ」



    一同「………?」



    エレン「全力で戦え!そして乗り越えるぞ!」



    一同「おおっ!!」



    エレン「いくぞ!」バシュッ!



    シュゥゥ… バシュッ! シュゥゥ…



    エレン「これは……」



    アルミン「僕たち中衛まで前衛に駆り出されてる!?」



    ミリウス「何やってんだ…普段威張り散らしてる前衛の先輩たちは……!」



    トーマス「前衛が総崩れだ……まだそんなに時間もたってないのに…」



    ミーナ「これじゃあとても……」



    エレン「悲観にくれてる場合じゃねぇぞ?もうここは戦場なんだ、注意力をおろそかにするな!」



    アルミン「そうだね……いつこっちに巨人が来るかわからないから…」



    エレン「俺たちは基本建物をつたって移動する!ガスの消費を最小限に抑えるんだ!それで近づいてきた巨人に対処する!」



    一同「了解!」



    エレン「基本俺とアルミンは前方を、ミーナとトーマスは右側を、ナックとミリウスは左側を主に注視する!巨人を見つけたら知らせるんだ!それでこの班の全滅率は格段に下がるはずだ!」



    アルミン「わかった!」



    ミーマス「了解!」



    ナクミリ「任せろ!」
  13. 13 : : 2015/01/11(日) 18:54:39
    エレン「そう言ってたら……前方に奇行種発見!俺が囮になるから、ミーナとナックで両方から攻めろ!」



    奇行種「」ピョン!



    エレン「(かかった!)やれ!二人とも!」



    ミーナック「おおお!」ザシュッ! ザクッ!



    ズゥゥゥン!



    ミーナ「やった!討伐数1!」



    ナック「この場合ってどうなるんだ?」



    トーマス「終わってから考えよう、あっちから来る!」



    ミリウス「こっちからもだ!どうするエレン!?」



    エレン「2人とも状況説明を頼む!巨人の数、やってくる方向、密集かバラバラか!」



    トーマス「右側は2時、3時の方向からそれぞれ2体ずつ!3時の方はバラバラだ!」



    ミリウス「左側は8時、10時の方向から1、2体ずつ!」



    エレン「…………」



    アルミン「どうする…?いったん下がるかい?」



    エレン「いや……俺たちは3時の方向に進む!2体の巨人を別れさせて3、3でさっきの方法で対処する!右は俺、ミーナ、トーマス……左はそれ以外でやる!」



    一同「了解!」



    エレン「左側の囮役はナック頼む!」



    ナック「へっ!任せとけ!」



    エレン「頼りにしてるぞ!いけぇぇぇぇ!」



    一同「絶対に勝つ!!」
  14. 14 : : 2015/01/12(月) 09:48:36
    いい話だなぁ
  15. 15 : : 2015/01/13(火) 00:51:09
    >>14
    いつもコメントありがとうございます!!



    ――――――――――――――――――
    コニー「おい!一体どうすんだよ!?」



    ジャン「どうもこうもねぇよ……撤退命令が出たってのにガス切れで俺たちは壁をのぼれねぇ…ガスの補給ができない以上、どうすることも出来ねぇ」



    コニー「だったら一か八か突っ込むしかねぇだろ!ここでうだうだしてても残り少ないガスを使うだけだ!機動力を失ったら本当におしまいだぞ!?」



    ジャン「珍しく頭を使ったなコニー……だがそんな決死作戦の指揮は誰がとればいい?前衛の先輩たちだってほぼ全滅しちまったんだぞ…?」



    コニー「………やっぱりダメなのか…」



    ジャン「……くそっ!」ダンッ!



    ジャン(考えろ!どうすりゃいい!?この絶望的状況を打破するためにはどうすれば…!)



    アニ「ライナー………どうする?」



    ライナー「まだだ……やるなら集まってからだ」



    マルコ「ダメだよ……僕らはこの町から出られず全滅だ、死を覚悟してなかったわけでもない……でも、何のために死ぬんだ…?」



    シュゥゥ…タン! タッタッタッタ…!



    『ミカサ!?お前後衛のはずじゃ…!?』



    ミカサ「アニ!なんとなく状況はわかってる、そのうえで私情を挟んで申し訳ないんだけど……エレンの班を見なかった?」



    アニ「私にはわからないけど……まだ来てないんじゃない?」



    ライナー「ああ……34班のやつら6人全員この場に来ていないぞ?」



    ミカサ「誰も来てないって…まさか!?」



    ベルトルト「こう言ってはなんだけど……全滅したのかもしれない…」



    ミカサ「っ!!?」



    アニ「………可能性としては否定できないね…(どうか……生きていて!)」



    クリスタ「エレンが…?そ、そんな……嘘だよ…私はエレンたちが生きてるって信じてる!」



    ユミル「だがよクリスタ、あいつらの位置は特に巨人が密集しているところだったはずだ……全滅している可能性の方が高いんだぞ?(ま、私としてはそっちの方が好都合なんだがな)」



    ミカサ「黙れ……顔面偏差値30のそばかす女…」ギロッ!



    ユミル「あ゛?」ギロッ!



    ミカユミ「」ゴゴゴゴ…!



    アニ「こんな時に何やってんだか…」



    『お、おい!あっちから誰か来るぞ!?』



    マルコ「今誰か来たところで――――」



    『あ…あれって……エレン班のやつらじゃねぇか!?』
  16. 16 : : 2015/01/13(火) 01:22:41
    ミカサ「っ!!エレン!?」タッタッタ…



    シュゥゥ…タ! タ! タ! タ! タ! タ!



    エレン「おまえら!無事だったのか!」



    ライナー「そりゃこっちのセリフだぞエレン?さっきからお前のことでミカサとユミルが……って全員無事なのか!?」



    アルミン「何度か死にそうになったけどね…」



    ミーナ「私だってそうだよ……生きた心地がしなかった」



    ミリウス「仕留めそこなった時があったしな、生きてるのが奇跡だぜ」



    ナック「囮役も楽じゃなかったけどな」



    ミカサ「エレン!よかった、生きてる!」



    エレン「勝手に殺すんじゃねぇよ……それよりみんなどうしたんだ?撤退命令が出たはずだろ?」



    ライナー「あれを見ればわかるんじゃないか?」ユビサシ



    エレン「なるほど……アルミン!ちょっと来てくれないか?」



    アルミン「え…?う、うん」



    ジャン(……ダメだ!形勢逆転の手なんて考えつかねぇ!もう強行突破しか……!)



    エレン「おいジャン!」タッタッタ…



    コニー「おっ!エレンじゃねぇか!生きてたのか!」



    エレン「だからなんで俺が死んだことになってんだよ」



    クリスタ「よかったエレン!生きてた!」パァァ!



    エレン「クリスタ……お前もか……」



    アルミン「ずいぶんとくるのが遅かったからね……しょうがないよ」



    ユミル(ちっ生きてやがったか……悪運の強ぇ奴だ)



    ジャン「おまえ……なんとか生きているようだな」



    エレン「おまえこそな、それよりもこの状況……」



    ジャン「見てわかんだろ……絶体絶命、万事休す、どう表現したらいいかわからねぇが、『絶望的』って言葉がこれ以上ないほど似合う…」



    アルミン「巨人たちが城の周りに密集しているのか……もしかしてなかにいるみんなは…」



    ジャン「任務放棄……だとさ」



    アルミン「そんな…」



    エレン「………………」



    ジャン「とりあえず今は気を窺うしかない、それまでは―――――「ジャン…」」



    アルミン「え、エレン…?」



    ジャン「………なんだ?」



    エレン「………一つだけ……策がある」
  17. 17 : : 2015/01/13(火) 18:27:54
    作 戦 会 議 中 …



    コニー「なんか話し合ってるみてぇだな」



    マルコ「たぶんこれからどうするかとか考えてるんじゃないかな?」



    ライナー「俺達はここであいつらがなにか思い付くのをただ黙って待つことしかできないからな(ここで巨人の力を使うことは出来ないしな)」



    ベルトルト「あの三人に期待するしかないね…」



    アニ「恐らく案はでるだろうさ、問題はそのあと……」



    ミカサ「それが実行できるか否か、それにともなうリスクは、etc.etc…」



    クリスタ「私は……みんなで帰りたい!誰一人欠けることなく…!」



    ユミル「さっすが天使様!結婚してくれ!」



    ミカサ「大丈夫……きっとみんなを導いてくれるはず」



    サシャ「でもなかなか終わりまs―――――「テメェ、正気かよ!?」」
  18. 18 : : 2015/01/13(火) 18:38:14
    一同「………!!?」



    アルミン「お、落ち着いて!ジャン!」



    エレン「……わかっているはずだろ、ジャン?現実的思考の持ち主であるお前なら……この策は最初に思い浮かんだはずだ」



    ジャン「っ!ま、まだわかんねぇだろ!?まだ考えてない策も―――――「アルミン…」」



    アルミン「……!」



    エレン「お前の意見が聞きたい……お前の意見が最終的な答えだ…」



    アルミン「ぼ、僕は……―――――」



    アルミン「―――――エレンに賭けてみたい…!」



    ジャン「アルミン!?お前まで!」



    エレン「いいか?今優先すべきことは『犠牲を最小限に抑えて壁を登りきる』ことだ、意味は……わかるな?」



    ジャン「ちっ!わかったよ!やりゃあいいんだろ!?」バッ!



    ジャン「俺は……俺のベストを尽くす、だからよエレン……」



    ジャン「本当に頼むぞ…?」



    エレン「……ああ」バシュ!
  19. 19 : : 2015/01/14(水) 09:49:41
    期待だよー
  20. 20 : : 2015/01/15(木) 02:18:08
    >>19
    ありがとうございます!



    コニー「おい、エレンが行っちまったぞ!?」



    マルコ「まさかあの群れの中に一人で突っ込んでいく気じゃ…」



    ミーナ「そんな!いくらエレンでも無茶だよ!ガスの消費を抑えたっていっても、たくさん入ってるわけじゃないのに!」



    ミカサ「っ!!エレン…!」ダッ!



    アルミン「ミカサ!待って!」バッ!



    ミカサ「アルミン!?そこをどいて、エレンを追いかけないと……!」



    アルミン「みんなよく聞いて……これからだけど……」



    ―――――――――――――――――
    アルミン「―――――――――」



    一同「……………」



    アルミン「………これが作戦だよ」



    ライナー「つまりエレンがやつら(巨人)の注意をひいて、おびき寄せている間に…」



    ベルトルト「それでがら空きになるスペースを通って一気に補給塔に侵入する……と」



    ジャン「ああ、俺はその指揮を執るのをあいつに任された」



    クリスタ「え?でも……それって…」



    サシャ「もしその間にガス欠なんて起こしたら……」



    アニ「……間違いなく『死』だね」



    ミカサ「だったら私も行く……一人よりも二人の方が確実のはず」



    アルミン「それはダメだよ……あの補給塔の中にも巨人は入り込んでいる……ミカサの腕が必要だ」



    ユミル「だがミカサの言うことにも一理あるぞ、ミカサじゃなくとも他の奴がいきゃあいいじゃねぇか」



    アルミン「僕もそれは言ったんだ………だけど…」



    アルミン「――――――『俺一人で十分だ』って…」



    ライナー「まさかお前らはそんな言葉で許したわけじゃあるまいな?この状況の囮役がどれほど危険なのかわかっているはずだろう?」



    ジャンアル「……………」



    クリスタ「何かいってよ!二人とm――――「許すわけねぇだろ!」」



    一同「………!!」
  21. 21 : : 2015/01/15(木) 02:47:34
    ジャン「いくらあいつが死に急ぎ野郎でも限度がある!確実に死ぬぞと警告だってした!だがあいつは………」



    エレン『一人の兵士の命で多くのやつを救えるんだったらそっちの方がいいだろ?それにもし俺がここで死んだら、俺はそこまでの男だったってことさ……だから…頼んだ』



    ジャン「あいつは決めたんだ……自分が助かるよりもお前らを助けることを選んだ、その決意を曲げさせることは誰にも出来ねぇ」



    アルミン「僕だってやだよ……一人の親友の命がかかっているんだ………でも僕はエレンと一緒にここから脱出することができるって信じてる…!」



    一同「………………」



    ジャン「それよりも準備だ……いつその瞬間が訪れてもいいようにな」スクッ



    ライナー「あいつに……一生分の借りができてしまうかもしれんな…」



    ベルトルト「………そうだね」



    アニ「……あいつはこんなところで死ぬ奴じゃないよ」



    エレン「(よし!ここからこっちにおびき寄せれば……)はぁぁぁぁ!!」ザクッ!



    グルン… ドシン…ドシン…



    エレン「おら!こっちに来いよ!こののろま!」シュゥゥ…



    ジャン「(っ!!道が開けた!)いまだ!全員突っ込むぞ!」バシュ!



    一同「うおおおおぉぉぉぉ!!」バシュシュシュシュ!



    ジャン「とにかく短期決戦だ!ただひたすら塔を目指せ!」



    バリィィィン!



    ジャン「(たどり着いた!)他の奴らは!?」



    バリン! バリン!



    ジャン「………これで全員か…?」



    アルミン「うん……ほとんどみんなたどり着いた…」



    ジャン「ほとんど……っつうことは…」



    アルミン「うん……何人かは…」



    ジャン「くそっ!(ダンッ!)だが悲観している場合じゃねぇ……補給班のやつらはどこだ!?」



    補給班「」ガクガク…



    コニー「ダメだこいつら……すっかり縮こまっちまってる…」



    マルコ「みんな補給室はどこに!?」



    『う……あ……』



    ジャン「おいてめぇら!本当だったらぶん殴ってやりてぇとこだが時間がねぇ!早く補給室の場所を教えろ!」
  22. 22 : : 2015/01/16(金) 02:25:57
    ――――――――――――――――
    シュゥゥ……スタッ!



    エレン「そんなんじゃ俺を捕まえられないぜ?(やばい……ガスの残りが!あと5分……いや3分でいい!)」



    ―――――――――作戦終了後
    『よっしゃ!これで壁を登ることができる!』



    『いそげ!早く脱出するぞ!』



    『待て!ここはエレンのやつを助けに行った方が…』



    ジャン「俺も早くガスを補給しねぇとな……」カコッ!



    マルコ「ジャンありがとう……おかげで僕も生き残ることができたよ」



    ジャン「俺は何もしてねぇよ……何も…な」



    マルコ「でも僕はジャンだからこそ被害が少なくて済んだと思うよ?ジャンは指導者に向いてると思うし…」



    ジャン「おいおい、冗談だろ?人を従えるような器じゃねぇよ、俺は」



    ミカサ「早く……エレンを助けに…!」シュゥゥ!



    クリスタ「私も行くよ!エレンが一人で頑張っているのに、自分だけ助かろうだなんて思えない!」



    アニ「私も行くよ、人手は多いに越したことはないしね」



    ライナー「借りの作りっぱなしは主義に反するんでな、俺も行くぞ」



    ベルトルト「僕も行くよ」



    サシャ「私も付き合いますよ!エレンを見殺しになんてできません!」



    コニー「こりゃあ俺も行くしかないな!」



    ユミル「まぁ……あいつの最期を看取ってやるぐらいしてやるか」



    ジャン「………………」



    アルミン「エレン………」



    ~~~~~~~~~~~
    エレン「―――――それで壁を登るんだ」



    アルミン「でもエレンはどうするの?それじゃあ仮に生き残ってもエレンは……」



    エレン「一人でもなんとかするさ、でも――――――」



    エレン「来ちまうかもな……あいつらは…」フッ



    ジャン「なんでそう思うんだ…?」



    エレン「あいつらは全員仲間思いだからな……俺としては早くここから脱出してほしいけどな」



    ~~~~~~~~~~~~
    ジャン「たしかに……バカばっかだな…」



    マルコ「ジャン……僕たちも」



    ジャン「ああ……あの野郎、生きてりゃいいがな」



    アルミン(みんなエレンが生きてるって信じてる……だからどうか無事でいてくれ、エレン!)
  23. 23 : : 2015/01/17(土) 02:25:33
    シュゥゥ… シュゥゥ…

    イソイデダッシュツダアア! モタモタスルナ!

    コレデタスカルンダァァ!



    エレン(よしっ!俺も塔に向かわねぇと…)



    シュゥ……シュコ…



    エレン(っ!!ここまで来て!)



    ドンッ! ゴロゴロゴロ…



    エレン「はぁ……もう少しだったんだけどなぁ…」



    ドスン……ドスン……



    エレン「どうせ死ぬんだったら……せめて歌いながら死ぬか…」



    エレン「(スゥゥ…)っ!!?」ズキッ!ズキン!



    エレン(なんだ?急に頭痛が…!?)ズキン!



    ~~~~~~~~~~~~
    カルラ「――――――♪―――♪」



    エレン「あっまた母さん歌ってる!また俺にも聞かせてよ!」



    カルラ「ふふふっ……あなたは本当にこの歌が好きなのね♪」



    エレン「俺は母さんが歌う曲だったら何でも好きだよ!」



    カルラ「じゃあエレンも一緒に歌う?」



    エレン「えっ?俺も?」



    カルラ「ええ、あなたは母さんの子なんだからきっと綺麗な声で歌うことができるわよ!」



    エレン「自信ないけど……歌ってみるよ!」



    カルラ「じゃあ教えてあげるわね、私が知っている歌を――――」



    ~~~~~~~~~~~~~
    グリシャ「この薬で今からお前に記憶障害がおこる…だから今説明してもダメなんだ………いいか、エレン…母さんの歌を……母さんの意思を忘れるな、そしていつか思い出せ……その力が役に立つ時が来るだろう…」



    エレン「母さんの歌を……忘れるってこと?」



    グリシャ「もしお前の中で強く根付いているのであれば……一つぐらいは覚えてるかもしれないが……」



    エレン「だったら心配ないよ、俺は母さんの歌を忘れるつもりなんてない、これは………俺の宝だから」



    グリシャ「……………すまない、エレン……」
  24. 24 : : 2015/01/17(土) 18:42:07
    ~~~~~~~~~~~~
    マルコ「早くエレンを探さないと!」



    ジャン「おそらくここらにはいねぇだろ……自分の命よりも仲間の命を優先する奴だ、ここに被害が及ばないところにいるはず」



    クリスタ「手分けして探す?」



    アルミン「うん、その方がいい……たぶんすぐに見つかると思う」



    ユミル「どんな形で会うかはわからねぇけどな」



    コニー「とりあえず理解したぞ!」



    ライナー「急がないとヤバイぞ……あれから結構時間もたって――――――っ!」ビリビリ!



    ベルアニユミ「っ!!?」ビリビリ!



    サシャ「?どうしたんですか?ライナー」



    ライナー「い、いや……何でもない(今の感覚は……まさか『座標』!?)」



    ベルトルト(いや……『座標』にしては指示がない……でもそれに似たものであるのは確かだ)



    アニ(『座標』じゃないとしたら……とりあえず真意を確かめることが先!)
  25. 25 : : 2015/01/17(土) 20:58:36
    期待です!
  26. 26 : : 2015/01/19(月) 12:50:48
    >>25

    ありがとうございます!



    ―――――――――――――――――
    ジャン「なんだ……ありゃあ…」



    マルコ「巨人が集まってる……しかもあんなにたくさん」



    アルミン「なにかに引き付けられてるのかもしれないね」



    サシャ「もしかしたらエレンもあそこにいるかもしれませんよ?」



    ライナー「確信はないが……可能性はあるだろうな」



    ベルトルト「僕もそう思う…」



    アニ「……行く価値はあるかもしれないね…」



    クリスタ「とりあえず行ってみよう?何かわかるかもしれないし」



    ユミル「でも気づかれたらどうする?あんなたくさんの巨人……見つかったらただじゃすまねぇぞ?」



    ミカサ「その時はその時……私は先に向かう」バシュ!



    コニー「行くっきゃねぇか!」



    ジャン「よしっ、行くぞ!」



    一同「おおっ!!」



    ライナー「おいベルトルト、気づいたか?」



    ベルトルト「うん……たぶんあそこに答えがあるはずだよ」



    アニ「大方予想はついてるけど…」



    ミカサ「待って!なにか聞こえてくる……」



    マルコ「本当だ……これは…歌?」



    サシャ「この声はエレンの声です!早く助けに行きましょう!」



    アルミン「でもいつも歌っているやつとは違うみたいだね」



    ジャン「あの歌に引き付けられてるってことか?巨人が歌を理解できるなんて話聞いたことねぇぞ」



    ライナー(エレンであることはいいとして……この歌は…)



    ベルトルト(……間違いない……聞いたことがある歌だ…)



    アニ(……でもなんで知ってるの?一般には知られていないはず……それに巨人が反応しているということは……)



    『―――hamaf te seha he ―――♪――♪』



    クリスタ「だんだん聞こえるようになってきたけど……」



    ユミル「言葉が全然わかんねえな…(でも感じるぞ……私の中にあるものがあの歌に反応していることが!)」



    ミカサ「……!見えた!」



    エレン「―――――noque na ne o wo ejou ――」フラ……バタッ!



    アルミン「エレン!」



    コニー「まずいぞ、巨人が動き出しちまうんじゃ!」



    シーン……



    サシャ「動く気配はありませんけど、油断はできな――――」



    『……あ………い…』



    『…あ……い……ああ…』



    マルコ「何か言ってるよ?」



    ジャン「なんだ?なんか様子がおかしいぞ?」



    『ああ……ううああああ……あああああああ……』シュゥゥ……

  27. 27 : : 2015/01/19(月) 13:08:35
    クリスタ「っ!!?巨人から蒸気が!?」



    ユミル「なんだ……?一体何が起こってやがる……」



    『…………………』シュゥゥ…



    アルミン「蒸発した……?一体……何が……」



    ミカサ「わからない……でもこれでもう大丈夫」スタッ!



    ジャン「エレンを回収したらさっさとずらかるぞ!ったく……なんて説明すりゃあいいんだよ」



    マルコ「今起こったことを話したところで信じてもらえないだろうし……」



    アルミン「いや……この出来事はおそらく駐屯兵団が壁の上から確認しているはずだ、だから信じてもらえるだろうけど…」



    サシャ「まだ何か問題が…?」



    アルミン「この状況を作ったエレンは無事に……とはいかないかもね…」



    ミカサ「その時は私が全員削げばいいだけの簡単なお仕事…」



    クリスタ「ミカサ……目が怖いよう…」



    ジャン「とりあえず込み入った話は後だ、行くぞ」



    一同「………………」



    ライナー(あの歌は故郷にいた大人たちがよく歌っていた歌だ)



    ベルトルト(その歌にはたしか伝説があったはずだ……後で確認する必要があるかな)



    アニ(なんにしてもエレンが能力を持っているのは驚いた……『座標』だと思っていたけど、それに似たもう一つの能力…それは―――――)



    ライベルアニ(―――――――『協和』!!)



    to be continued ……
  28. 28 : : 2015/01/19(月) 13:14:14
    26,27は私です。またやっちゃいました。

    第二部全編は以上となります。

    ここまでお付き合いいただきありがとうございます!

    ここでアンケートを取りたいのですが、今回シリアス風にSSを書かせてもらいましたが、前回までの書いていたネタ要素を入れるか否かで迷っています。

    なのでどちらがいいかをレビューしていただければ幸いです!

    次回は第二部後編です!エレンに対する処遇は……そしてトロスト区奪還は……こうご期待!!
  29. 29 : : 2015/01/21(水) 19:17:29
    期待!
  30. 30 : : 2015/01/21(水) 21:58:02
    私はネタ要素欲しいです~
  31. 31 : : 2015/01/30(金) 07:58:07
    面白かったぁー
    もっと伸びてー!
  32. 32 : : 2015/02/04(水) 23:50:29
    次スレです!


    エレン「歌で世界が変わるのか?」ピクシス「まるでおとぎ話じゃな」
    http://www.ssnote.net/archives/30812
  33. 33 : : 2020/10/28(水) 14:15:12
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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